P政策ポータルPOLICY PORTALウォッチ
16回国会参議院1953/07/13

議院運営委員会 第19号

発言数
70
登壇者
8
会派数
4
開催日
1953/07/13

会議録

草葉隆圓自由党

○委員長(草葉隆圓君) これより開会いたします。  常任委員及び特別委員の選任並びに補欠に関する件をお諮りいたします。

河野義克事務次長

○参事(河野義克君) 緑風会から、労働委員の河井彌八君、外務員の梶原茂嘉君がそれぞれ辞任せられて、労働委員に梶原茂嘉君、外務委員に河井彌八君を後任としてそれぞれ指名せられたいとの申出が出ております。それから無所属クラブから決算委員の堀眞琴君が辞任せられて、後任として鈴木一君を指名せられたいという申出が出ております。それから自由党から、厚生委員の泉山三六君、文部委員の谷口弥三郎君がそれぞれ辞任せられれて、厚生委員に谷口弥三郎君、文部委員に泉山三六君を後任としてそれぞれ指名せられたいという申出が出ております。それから社会党第四控室より、水害地緊急対策特別委員の阿具根登君が辞任せられて、後任として永岡光治君を後任として指名せられたいという申入れが来ております。

草葉隆圓自由党

○委員長(草葉隆圓君) 今の申入れの通りに許可することに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

草葉隆圓自由党

○委員長(草葉隆圓君) 御異議ないものと認めます。許可することに決定いたします。   —————————————

草葉隆圓自由党

○委員長(草葉隆圓君) 次に地方行政委員会専門員の任用に関する件をお諮りいたします。  前会保留になつておりました伊藤清君の任用について……。

相馬助治日本社会党(第二控室・右)

○相馬助治君 これについては千田さんから事務総長に何か質問があつたという話ですので、その答弁を承わりたいと思います。態度はきまつております、我々は……。

芥川治参議院事務総長

○事務総長(芥川治君) 先般、千田委員から御質問がありました点について、調査いたしました点を御報告申上げます。  千田委員の御質問は、二重煙突事件り当時、特別調達庁の理事であつたかどうか。こういう御質問であつたと承わつております。伊藤清君は、当時特別調達庁の理事ではありました。併しながら、調査いたしました結果、二重煙突事件について特別調達庁の責任ある理事ではなかつたという点が確認されておりますことを、御報告申上げます。

相馬助治日本社会党(第二控室・右)

○相馬助治君 そのことが明らかになれば、私ども会派では賛成いたします。

小笠原二三男日本社会党(第四控室・左)

○小笠原二三男君 そのことは衆議院の決算委員会で、質疑で明らかになつた。あのかたが斡旋して、契約を取結んだ契約先の相手方ではないか。その事件というものが、あとで起つたのだけれども、当初の契約をやつたときの担当者ではないのか。問題は不払いから起つたのですが、所管は又変つているだろうが、その事の起りの契約そのものをした相手ではないか。

芥川治参議院事務総長

○事務総長(芥川治君) 伊藤清君は、特別調達庁の契約局長に就任いたしまたのは、昭和二十二年九月でありますから、時期的には、右の契約締結には直接関与していない。こういうことであります。

小笠原二三男日本社会党(第四控室・左)

○小笠原二三男君 そうですか。それで事態は明らかであります。

草葉隆圓自由党

○委員長(草葉隆圓君) それでは、地方行政委員会専門員の任用に関しまする件は申出の通りに承認することに御議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

草葉隆圓自由党

○委員長(草葉隆圓君) 御異議ないものと認めます。承認することに決定いたします。   —————————————

草葉隆圓自由党

○委員長(草葉隆圓君) ちよつと速記、とめて。    〔速記中止〕

草葉隆圓自由党

○委員長(草葉隆圓君) 速記を始めて。

相馬助治日本社会党(第二控室・右)

○相馬助治君 この際議長に一点お伺いしておきたいのですが、答弁は一つ係りの部長をして答弁さして頂いて結構です。  最近小学校、中学校及び一般の傍聴者が本院にも非常に見えておりますが、衛視のかたがこれに対して説明をそれぞれなさつていると思うのです。そのときには、やはりいろいろな質問等もあると思う。これらについて説明していることについては、その部においては何か統一を図つて教育をしているかどうか。  それからなお、私どもの会派から警務部長に対して質問している件がございますが、その具体的内容については、事務局ではおわかりになつていると思うのですが、その件については、どうも我々の調査では衛視の説明はいささか妥当でないと。かように存ずるのですが、この際、この委員会を通じてこれらの点についての調査した結果及びこれに対する見解等を議長より承わりたいと思います。警務部長をしてでも……。

草葉隆圓自由党

○委員長(草葉隆圓君) それでは、警務部長から説明をいたさせます。

丹羽寒月参事(警務部長)

○参事(丹羽寒月君) 相馬先生の御質問につきましてお答えをいたしたいと存ずる次第でございますが、御指摘の問題は、去る七月九日に参観をいたしまたときの問題ではなかろうかと考える次第であります。十時前後におきまて北多摩郡の関係者が七十二名、そから埼玉県の入間郡の小学校の生徒が約八十名参観をいたした次第でありす。参観は丁度、委員会の開会を真近に控えておりましたので、非常に急いだわけでありまして、約二十分ぐらいで終つておる次第でございますが、衛視の参観の説明におきましては、別に不都合なことを申上げたようなことはなかつたということを私の手許の調査におきましては承知いたしておる次第でありますが、参観の終りました以後、恐らく小学校のPTAか何かの付添いのかたではなかつたかと思うのでありますが、年齢三十五才ばかりの女のかたが、終つた途端に御質問に相成つたのであります。内容は自動車のこととか歳費のことについて御質問に相なつたのでありますが、衛視といたしましては、この参観の説明の範囲を逸脱した問題でありまして、自分で存じております事実をそのまま申上げたのだろうと思います。お答えにつきましては、これは参観の範囲を逸脱したことと考えた次第であります。これらの点につきましては、以後十分に監督をいたしたいと考えておるような次第であります。  それから、前段の御質問の問題につきましては、実は私こちらにお世話になりましてから、四カ年に相成る次第でありますが、参りましたときに、いろいろ事務を視察しました結果感じましたことは、どうも参観については、問題を起す虞れがないかということを非常に心配をいたしたのでありますが、いろいろ参観の問題につきまして調査いたしましたところによりますると、以前に参観につきまして非常に御熱心な部長がおられたり、非常に御熱心な課長がおられまして、衛視が自分で国会の図書館にまして、いろいろなここのところの勉強をして、自分の勉強したところを参観で申上げるという一つの風潮が衛視間でおのずとできておるような恰好になつておる次第でございます。これにつきましては、非常に結構なことでありますけれども、まま、こう言い過ぎたりなんかいたしまするというと、諸般の問題を起す慮れがありますので、前総長がお出でになりました時代に、数回に亘つてこの問題につきまして、いろいろ御意見を申上げたのでありますが、ところが、衆議院のことを申上げて誠に恐縮なんですが、衆議院と比べて本院の、参観のほうは非常にまあ比較的評判がいいのであります。それで、そんな結果で、十分、何しなかつた次第でありますけれども、今後これらの問題につきましては、こうした問題を起さないように十分注意いたしたいと存ずる次第であります。

小笠原二三男日本社会党(第四控室・左)

○小笠原二三男君 只今の御答弁を伺つていますと、我々が聞き及んでおることと、事件の事実そのものが相違しておるように思います。又、一般的な問題としても、只今の警務部長が時間がないために十分実情を報告できなかつたようでありますから、直ちに理事会を開いて調査をし、又、今後の措置についても御相談するということにして頂きたいと思います。

相馬助治日本社会党(第二控室・右)

○相馬助治君 今、小笠原君が申されたように一つやつて頂いて、明確にして頂きたいと思うのです。ただ、今の警務部長の報告の限りにおいてはお詑びする心要はないと、質問に答えたというだけであつて、併し事実はそれといささか相違しているように思うので、理事会においてよく懇談したいと思います。

草葉隆圓自由党

○委員長(草葉隆圓君) 只今、相馬君の御質問に関する問題等につきまして、理事会でいろいろと御検討して頂くことに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

草葉隆圓自由党

○委員長(草葉隆圓君) さように取計らいます。

小笠原二三男日本社会党(第四控室・左)

○小笠原二三男君 本日十三日で、いよいよ今月も会期半ばに近くなつて参りましたが、各種の法案の提出の状況等を見ますと、政府側の今後の国会に対しての各種の考え方についても、お尋ねしてみなければならん点があるように思われます。従つてこの議運、休憩後の議運が開かれます際に、官房長官の御出席を要求いたしておきたいと思います。

草葉隆圓自由党

○委員長(草葉隆圓君) 暫時、休憩をいたします。    午前十時三十一分休憩    —————・—————    午前十一時二十二分開会

草葉隆圓自由党

○委員長(草葉隆圓君) 休憩前に引続き再開いたします。  休憩前の委員会におきまして、小笠原君から議案の提出状況につきましての御質問が出ておりまするので、官房長官の御出席を求めて、そのことを承わることにいたしました。

小笠原二三男日本社会党(第四控室・左)

○小笠原二三男君 実は、官房長官の出席を求めて聞くのではなくて、官房長官は是非出て来て、その後詳細に報告すべき義務があつたはずのように私は考えております。先月配付された紙に、資料としての報告にあつたもののち、近く閣議決定するもの七十一件というような内容と同じようなものを報告されましたが、まだどうも不確定なものもあるし、他に或いはあるかも知れないというようなことで、それならば七月に入つてからでは問題が多いので、どうしても六月中に全部の法案を提出してしまうというふうに願いたいということで、官房長官も又はつきり見通しのついた段階には報告をして頂くということで、前回は終つておつた問題だと記憶しておるのであります。今月ももう十三日になりますが、今後新たに法案等を出すお見込等のものがあるのかどうか。或いは今何件出ておるのか、それでその法案、或いは予算案もそうですが、それらに絡んで、政府側としては会期が今月一ぱいだが、どういうお見込を持つておるのか。このような見通しについて政府のほうも考える必要があろうと思うので、そういう点について承わつておきたい。こういうわけです。

福永健司自由党内閣官房長官

○政府委員(福永健司君) 只今小笠原さんから、お話がございました点につきましては、私どもといたしましてはできるだけ速かに法案を提出いたしまして、国会で御審議を頂くように手配をいたさなければならないし、さような心組を前に皆様に申上げておつたのでございますが、その後若干事情が変りましたような節もあつたり、その他の事情で、全部が全部法律案等が提出になつていないことは非常に遺憾に存じております。只今国会に提出いたしましたのは百六十件でございます。このうち相当数、すでに成立いたしたものもあるわけでございますが、この百六十件のほか、只今印刷中で近く提出いたしたいと考えておりまするものが二件ございます。これは私立学校伐教職員共済組合法案、もう一つは元南西諸島官公署職員の身分恩給等の特別措置に関する法律案、この二件でございますが、前者は、実はこれは議員提出でお出しになるというふうなお話か前にあつたのでございます。その後に至りまして政府から出すようにというお話があつて、それでは政府が出しましようということになりましたので、字句整理等で若干時日を経過いたし、今印刷中でございます。なお後者につきましては、非常に関係役所等が多いわけでございまして、前に大体まとめてあつたのでございますが、その後に至り極めて細かい点で、各関係役所等から、この点は訂正してもらいたいというような意味の申入れ等がございまして、さようなことでこれ又遅れておりまして申訳ございませんが、これ又、今印刷中でございます。両三日中に提出いたしたいと考えております次第でございます。  このほかに、実は農産物価格安定法案でございますとか、肥料関係の法案等、又特別住宅協会法案というようなものもどうしようかということで、只今なお各方面とも折衝をいたしておるものがあるわけでございます。現在かような次第で、大部分は提出いたしましたし、先ほど小笠原さんも仰せのごとく、できるだけ六月中に提出してしまいたいという心組で各省へ強くそのことを申しておる次第でございます。れでも、なお且つ今申上げましたように極く少数残つて、或いは数件保留になつている次第でございまして、これは遺憾と存じますが、いずれにいたしましても、会期ももとよりそうたくさんないわけでございます。このことのためには、法案の提出を極力急がなければならないわけでございます。只今のお話の趣旨に副いまして、善処いたしたいと考えておる次第でございます。  条約案といたしましては、今国会に提出いたしましたものが十六件でございますが、一件、只今印刷いたしております。これは世界気象機関条約であります。これも速かに提出をいたしたいと思つております。  なおこの条約関係では、場合によりまして右のほか数件或いは提出されることになるのではないかと思つております。この条約も、その後の情勢等もございまして、これからなおお出しするようなこともあり得るかと思います。いずれにいたしましても、今日までに全部出ていなくて、極く少数であるとはいえ、まだ残つておりますということは、非常に遺憾に考えます。政府といたしましても、できるだけ速かに善処いたしたいと考えております。その点御了承を願いたいと思います。

小笠原二三男日本社会党(第四控室・左)

○小笠原二三男君 現在まで百六十件出ているうち、七月になつてから御提出になりましたものは何件でございますか。

福永健司自由党内閣官房長官

○政府委員(福永健司君) 大体、先ほど申上げましたように、六月中に極力出すというようにということを言つておりましたのでございますが、若干、七月になつて入つたものがあることは事実でございます。只今詳細の数字は私承知いたしておりませんが、後刻取調べまして申上げたいと存じます。

小笠原二三男日本社会党(第四控室・左)

○小笠原二三男君 私立学校教職員共済組合法案は、この立案は文部省でやつておるものでございますか。

福永健司自由党内閣官房長官

○政府委員(福永健司君) そうであると、私は考えております。

小笠原二三男日本社会党(第四控室・左)

○小笠原二三男君 それから元南西諸島官公署職員等の恩給関係の法案につきましては、これはどこで取りまとめておるのでありますか。

福永健司自由党内閣官房長官

○政府委員(福永健司君) これは非常に、関係役所が多いということでございますから、正確には後刻取調べまして申上げたいと思いますが、多くのところへ関係しておりますようなものでございますから、これは内閣官房のほうで取りまとめておるのではないかと思います。

小笠原二三男日本社会党(第四控室・左)

○小笠原二三男君 あなたは内閣官房長官ですが……。

福永健司自由党内閣官房長官

○政府委員(福永健司君) 後刻調べまして申上げたいと思いす。

小笠原二三男日本社会党(第四控室・左)

○小笠原二三男君 それからこの農産物価格安定に関する立法措置或いは特別住宅協会或いは肥料安定、それらのものはお見込としてはどういうことですか。政府としては、特に提出を希望するという意味で折衝しておるのでございますか。

福永健司自由党内閣官房長官

○政府委員(福永健司君) そのへんが、勿論希望といたしましては提出をいたしたいということで折衝しておると思いますが、諸般の情勢、いたすべきこと等がなお残つておりまするので、私といたしましては、現在まで見通しにつきましては、はつきりいたしたことはちよつと申上げにくいような事情でございます。

小笠原二三男日本社会党(第四控室・左)

○小笠原二三男君 これは政府として、考えておるのでしようか、自由党として発議したいということで他会派に折衝しておるのでございますか、又他会派から働きかけられて、政府与党として考えておるのでありますか、又その点政府のほうが重要であるということで積極的に乗り出しておる。こういうふうに考えられる法案でございますか。

福永健司自由党内閣官房長官

○政府委員(福永健司君) いろいろな場面に当つての御質問でございますが、要約いたしまして、主として政府において処理いたしております次第でございます。

小笠原二三男日本社会党(第四控室・左)

○小笠原二三男君 そうすると或いは提出するかも知れないという法案は、先ず三つぐらいのものであつて、印刷中のもの二件、その他は現在提出しようとして用意されているものは、条約案件を除いては他に法案としてはない。こういうように理解してよろしゆうございますか。

福永健司自由党内閣官房長官

○政府委員(福永健司君) 現在以後におきまして不測の事態の変更等がない限りにおきましては、大体、只今仰せのごとくにお考え頂いてよろしいと思います。

小笠原二三男日本社会党(第四控室・左)

○小笠原二三男君 それでこの法案の通過について希望しておられる法案がありますが、よく、会期はこれだけだが、この間に通過してほしいのかと質問すれば、はい、その通りでございますと、そうでない意味で聞くと、それは国会のほうで然るべく取計らうことであつて、政府としては極力通過を希望いたしますとだけ言つておいて、陰に廻るとこそこそと自由党を使つて、会期の延長等を、困つて来るとなさる。こういう状態が過去において毎回あるわけですが、今度の官房長官は、率直非常に簡明なあけすけな御答弁を頂いて、我々も相当好感を持つているわけですが、この会期中に、あなたも議運の委員長をやつた御経験があるのですが、これらの法案は全部通れると、まあ大丈夫、協力願えばやれるだろうというお見込でございますか。

福永健司自由党内閣官房長官

○政府委員(福永健司君) もとより会期の決定等につきましては、国会でおやりになることでございますが、政府といたしましては、国会でお定めになりました会期のうちに御審議願えるように、それぞれ手配をいたすべきは当然でございます。先ほど申上げましたような次第で、法案提出が遅れましたものも若干ございますので、誠に恐縮いたしている次第でございますが、いずれにいたしましても、会期のそう余裕もございませんので、これらをすべて御審議を終つて頂くということは、必ずしも容易ではないと考えておる次第でございますが、いずれにいたしましても、政府といたしましては会期中に成立して頂けますよう御審議を願いたいと存じておる次第でございます。  先ほど申上げましたごとくに案件が多いわけでございますので、なかなか、両院とも御苦労をおかけ申す次第でございますが、今後とも、何とぞよろしくお願いをいたす次第でございます。

小笠原二三男日本社会党(第四控室・左)

○小笠原二三男君 この予算案が、今月中に通過するということが一番政府として期待するところでございましようが、予算案が通過の暁におきましても、法案等の関係で、八月まで会期が延長されるということを非公式に政府として期待するというようなこともあり得ますか。それとも、もう予算さえ上つてしまえば、国会のおきめになる通りで一、二の法案がつぶれても、八月に会期延長をしてほしいという積極的な意思は持たないというわけでございますか。

福永健司自由党内閣官房長官

○政府委員(福永健司君) 政府といたしましては、予算案は、只今お話のごとく先ず今月中に速やかに御審議を頂いて成立させて頂きたいということは、もとより念願いたす次第でございます。同時に、提出いたしました法律案につきましても、やはり御審議を終了して頂きたいと、こういう次第でございますが、先ほどもお話申上げましたように、案件も非常に多いのでなかなか容易ではないと思います。併し只今のところでは、会期が余り残つていないから若干のものは残つても致し方がないとも、私たちは考えていないのでございます。御苦労さんでも十分すべての案件を御審議頂きたいとお願いをいたす次第でございます。  なお先ほど御質問になりました、七月になつてから提出いたしました案件の数は、二十五件でございます。  それから元南西諸島官公署職員の身分恩給等の特別措置に関する法律案は、総理府でやつているわけでありますが、総理府の南方連絡事務局でやつております。恩給局或いは大蔵省が関係役所になるわけでございますが、これらと只今協議いたしまして、準備をやつているような次第であります。

小笠原二三男日本社会党(第四控室・左)

○小笠原二三男君 ちよつと、これは又あとでやることにして、五分ぐらい休憩して頂けませんか。

草葉隆圓自由党

○委員長(草葉隆圓君) 暫時休憩いたします。    午前十一時四十一分休憩    —————・—————    午前十一時四十七分開会

草葉隆圓自由党

○委員長(草葉隆圓君) 再開いたします。

小笠原二三男日本社会党(第四控室・左)

○小笠原二三男君 次にお尋ねします。予算案についてですが、これは不測の事態に備えてお伺いしておきたいのですが、予算案は今月一ぱいでは通らない。併し来月三日ぐらいまでかかれば通る。こういうふうに二、三日遅れるというような状態になつた場合には、政府は法律的には、暫定予算は八月一ぱいやはり組まなければならないとお考えになつておりますか。三日なり四日なりの分を組むというふうにお考えになつておりますか。

福永健司自由党内閣官房長官

○政府委員(福永健司君) 只今御質問の点は、政府といたしましては、今次の本予算といいまするものは、非常に長い間成立が遅れておりますのに鑑みまして、是非ともこの七月に成立をして頂きたいと強く念願をいたしておる次第でございますが、従いまして政府自体が、これが若干日、八月に入らなければ成立しないだろうというようなことは、予測いたしていないわけでございます。是非今月中に成立するように強くお願いをいたす次第でございます。只今小笠原さんの御質問の点につきましては、曾つて前にも、極く若干日、この成立が遅れたため、或る種の措置がとられた前例等もあるのでございます。今度の場合、そういう事態が仮に起るという場合、どういうようにいたすかということにつきましては、まだ責任者たる大蔵大臣とも、さようなことについては話合つておりませんので、現実にこのたび、そういうことが起るとするならばどうするかということにつきましても、ちよつと直ちに私からお答え申上げ得ない状態であります。たつてというお話でありますれば、大蔵大臣と相談をいたしましてお答え申上げたいと思います。

小笠原二三男日本社会党(第四控室・左)

○小笠原二三男君 私は、話はわかりましたが、ただ事務当局に一点伺いますが、衆議院側で予算が修正になつてこちらに廻つ来ました場合には、修正部分については、修正提案者が質疑の答弁者になる。そういうことで、政府は原案のほうの質疑の答弁に当る。こう分れて来るようになるのですか。その辺のところはどうなりますか。

河野義克事務次長

○参事(河野義克君) 実質的には、予算委員会で審議の便宜のために出席せられるかは別としまして、衆議院が修正したことについて、当然にこちらでそれを説明なさるとか、それからこちらの質問に応じて出席の上答弁しなければならないという関係はないと思います。

小笠原二三男日本社会党(第四控室・左)

○小笠原二三男君 そうすると、修正案も初めから御提案になるわけですか。やはり討論の段階になつて出て来るわけですか。それはどういうふうになりますか。今政府が、原案を提出して来る、修正案が出て来る、何か修正案の説明が、殊更に行われるわけですか、別に。

河野義克事務次長

○参事(河野義克君) 多少御質問を取違えておるかも知れませんが、衆議院が修正議決して本院に送られて参りますと、本院の議決の対象になるものは衆議院の送付案でありまして、衆議院が議決されたものが、本院の審議の対象になるわけであります。それで政府原案を修正した部分についての、衆議院の修正した個所の説明というものは、さつき申しましたように、特段には行われないわけであります。ただ審議の便宜上から、実際上お聞きになるということはありましようが、特段にはないのであります。

小笠原二三男日本社会党(第四控室・左)

○小笠原二三男君 今度予想せられるような、政府原案を根本的にひつくり返してしまうというような大修正を加え、それが初めから予想されるというようなことになれば、これは修正議決についての提案説明をせよということになつたときには、これは政府側がするものですが、修正提示したほうがするのですか。

河野義克事務次長

○参事(河野義克君) 普通の委員会が権限を以て政府の人に出席してもらつて答弁してもらう、或いは説明してもらうというような権限を以て政府に説明させるとか、或いは修正した代表者が誰であるか、その代表者に説明させるとかいう、そういう権限は規定されておりませんけれども、従つて便宜というか、実際上の問題になるわけでありますが、実際上の問題としては、従来法律案等の修正においては、政府が衆議院の委員会に出席しておつて衆議院の修正の経緯をよく知つているので、便宜政府から聞いたこともあります。それから衆議院の修正になられた方に委員会において説明を求められたこともございます。  これは実際上、予算については、これほど修正されてこちらへ送付されたことは、今まではないわけであります。

小笠原二三男日本社会党(第四控室・左)

○小笠原二三男君 それでその場合には、その場合というのは、大幅修正議決になつて本院に予算案が送付せられたという場合には、それまでに行なつた政府原案に対する予備審査というものは、これは何ら本審査に係わりのない状態になるようにも考えられますが、その点どうですか。

河野義克事務次長

○参事(河野義克君) これは修正というものは、要するにそれが大規模のものであつても、全体の中の一部を修正したわけでありますから、残余の部分については予備審査をしておつたということが、無論相当の関係を持つと思いますが、それが相当の関係を持つと  か、持たないとかいうことは、いろいろ政治論になると思いますので、答弁は差控えたいと思います。

小笠原二三男日本社会党(第四控室・左)

○小笠原二三男君 私はその修正は、止むなく野党の多数によつて修正せられたということでなく、政府、与党が中心になつて大幅修正したということであれば、それは骨格的には政府も了承したという形になるわけですから、政府の財政政策が変更を見たということになつて、改めて参議院においては、財政演説をやり直して頂かなければならんじやないか。私はそう考えるのでありますが、事務当局はどうお考えですか。私の聞いておるのは、政府が飽くまでも答弁して行くということになれば、前の主張と今度持つて来るときの主張とは、もう同じ条件の下においては答弁が行い得ない。そういう事態になると思う。そういう場合には、財政演説等を以てその経過を明らかにする必要があるのではないかという趣旨でお尋ねしておるわけです。

河野義克事務次長

○参事(河野義克君) 衆議院で修正議決された場合において、参議院の審議の対象になるものは、衆議院の送付案であるということ、並びに与党が修正の中心勢力となつて修正が実現したという場合には、議院内閣制の本義から言つて、実質的には、その修正と密接な関連があるであろうというようなことについては申上げ得ると思いますが、財政演説云々というようなことについては、お答えは差控えたいと思います。

小笠原二三男日本社会党(第四控室・左)

○小笠原二三男君 本日は私この程度にしておきますが、必ず各種の意見が出ると思いますので、事務当局においても御研究願つておきたいと思います。ただでは済まさないつもりであります。

寺本廣作改進党

○寺本広作君 今小笠原君から質問がありましたのは、与党と野党と共同修正した場合、議院内閣制度の建前から言つて、内閣が財政演説をやり直すべきではないかという御質問であつたのですが、衆議院で予算組替えの動議を出して、それに応じて政府が組替えをやつた場合はどうですか。

河野義克事務次長

○参事(河野義克君) その場合は、政府が院議を尊重して、撤回して改めて提出し直す。その撤回し提出し直す場合については、実質的には衆議院の院議があつたためにそうなつたといたしましても、提出者としては、飽くまで政府が責任を持つわけて、これは政府の全責任において提出され、その後の審議に全責任を持つて答弁をせられることと思います。

相馬助治日本社会党(第二控室・右)

○相馬助治君 官房長官に一言申上げておきたいことは、予算案、法律案を出したからには、きまり文句で速かに御審議をして上げてくれ。こういうことになるわけですが、それはよくわかりますが、重要法案で遅れておるのがありますし、それから又予算案についても、私どもは今度の場合は与野党の立場を離れても、当初予算が今頃審議しているという特殊な状態ですから、勿論野党も良識をもつてこれには対応して行くことに結果的にはなると思う。特に政府においてもこの心構えに呼応されて、内閣総理大臣の出席をはじめとして、まあせいぜい勉強をして頂かなくちやならないということが一つ。もう一つは、各種委員の任命とか、或いは別な思い付きの法案というようなことが、予算審議の重要な段階になつて思い出したように遅れて後刻出て参りますと、我々としても好ましからざる状態に政府を追込めるようなことをせざるを得ないようなことも予想されますので、特段、一つこれらについては官房長官は、今より配慮されまして、会期は衆議院、参議院できめるのであるからという公式論とは別に、会期等についても、閣議等においても早く見通しを立て、議院に頼むということにすると同時に、さつき言つた首相の出席その他について、格段の御勉強をこの際お願いしておきます。

福永健司自由党内閣官房長官

○政府委員(福永健司君) 只今、御指摘の諸点につきましては、お話の御趣旨をよく玩味いたしまして、善処いたしたいと考えます。

小笠原二三男日本社会党(第四控室・左)

○小笠原二三男君 それで、最後に私お願いしておきますが、近く衆議院が予定のごとく、自由党、改進党のもとに成る大幅修正の予算が議決されて本院に送付されました場合には、予算委員会に付託する前に、議運にその取扱いについて一応諮つて頂きたい。この点お願いしておきます。何もむずかしいことを私申上げようというのではないのですが、はじめてのことですから、議院の慣例を明らかし、それから事を進めて頂きたいから申上げるのであります。   —————————————

草葉隆圓自由党

○委員長(草葉隆圓君) 次に、特別委員の辞任並びに補欠に関する件をお諮りいたします。

河野義克事務次長

○参事(河野義克君) 改進党から水害地緊急対策特別委員会の寺本広作君が辞任せられまして、武藤常介君を後任として指名せられたいというお申出がございます。

草葉隆圓自由党

○委員長(草葉隆圓君) 只今の申出通り決することに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

草葉隆圓自由党

○委員長(草葉隆圓君) 御異議ないものと認めます。さよう決定いたします。  本日は、これを以て散会いたします。    午後零時三分散会

国会会議録検索システムで原文を見る ↗