議院運営委員会 第10号
- 発言数
- 65 件
- 登壇者
- 10 名
- 会派数
- 5
- 開催日
- 1953/06/18
会議録
○委員長(草葉隆圓君) 開会いたします。 先ず常任委員の辞任及び補欠に関する件をお諮り申上げます。
○参事(河野義克君) 自由党から、予算委員の佐藤清一郎君、決算委員の愛知揆一君、予算委員の高野一夫君、議院運営委員の上原正吉君がそれぞれ辞任せられて、予算委員に滝井治三郎君、決算委員雨森常夫君、予算委員に上原正吉君、議院運営委員に高野一夫君を後任として指名せられたいというれ申出がございます。
○委員長(草葉隆圓君) 只今、申出の通りに決するに御異議はございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(草葉隆圓君) 異議ないものと認めます。さよう決定いたします。 —————————————
○委員長(草葉隆圓君) 次に、議員派遣変更要求に関する件をお諮りいたします。
○参事(宮坂完孝君) 中共地域からの帰還者援護に関する特別委員長常岡一郎君から、議員派遣変更要求害が提出せられております。本件は、前回御決定になりました期間六月中を、第四次帰還船の興安丸が七月五日に舞鶴に入港予定と変更いたしましたので、期間を七月中四日と改めたいというお申出でございます。
○小笠原二三男君 私、承認することに異議はございませんが、毎回帰還船が舞鶴に入港するたびに議員が出かけて行くということは、その都度その都度、調査目的が別個にあつて出て行くのですか。それともただ歓迎のつもりで出て行くのでしようか。その点がどうも明確でないのですが、委員部長のほうでおわかりでございますか。
○千田正君 特別委員長が見えておられないようでありますから、理事の私から、一応それではこの間の委員会で決定して、只今お願いした件につきまして御説明申上げます。 只今、小笠原委員の御発言御尤もと思います。特別委員が中共から引揚げて参ります際に、先般は四名ほど迎えに行きまして、その報告は、一応委員会に報告されておりますが、その後休会明けと同時に、特別委員のかたがたで選挙後に委員になられたかたが相当多数ありまして殆んど非常な関心は持つておつても、そういう実情に接しておらないかたが半数おられる。その半数のかたがたが、引揚の実情を調査したいというのが皆さんの希望として容れられて、委員長から、さようなお願いが出ておると思います。若し、その点を御了解下さいまして、新しく当選されて来られて特別委員になられたかたが、その実情を把握できない現状でありますから、お願いしたいというのが、委員会からの只今の提案として出ておりますので、その点を御了解になつてお願いいたしたいと思います。
○小笠原二三男君 どの問題でも、実情は調査しなければそれの判断を的確に下すことはできないという問題は、特に引揚の問題だけでなく、多々あるわけでございますが、それにつきましても、全委員会の委員が全部同じ現地を調査に行くというようなことは、殆んどあり得ない状況であつたと思うので、只今の千田君の特殊な例は私は認めますが、今後一通り……、そういうことがあつても舞鶴へ行つて見て来ることが目的ではないのですから、特別委員会としては、実際的な趣旨を貫徹するような方向に向くようにやつて頂いて、何とかこの特別委員会が又従来の慣例によつて、いろいろなことを言われることのないように、所期の目的を達成するように御努力を願いたいことを重ねて言います。
○委員長(草葉隆圓君) それでは、只今御相談いたしております議員派遣変更要求につきましては、小笠原君の御希望の点も今後十分お含みの上に、当該委員会におきましては御処置をして頂くことにして、今回は変更を認めることに御異議はございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(草葉隆圓君) 異議ないものと決定いたします。 —————————————
○赤木正雄君 昨日、小笠原委員その他のかたから緑風会の質問演説に対して御注意がありまして、御尤もと思いますので、我々よく相談しまして、二度あることは三度と言いますが、三度のないように十分注意いたしますから御了解願います。 〔「了解」と呼ぶ者あり〕
○委員長(草葉隆圓君) 速記をとめて。 〔速記中止〕
○委員長(草葉隆圓君) 速記起して。 暫時休憩をいたします。 午前九時五十九分休憩 —————・————— 午後二時二十五分開会
○委員長(草葉隆圓君) 休憩前に引続いて再開いたします。
○事務総長(芥川治君) 昨日、正式なお届けが参りましたが、議員工藤鐵男君が、六月十六日の三時三十三分中野江古田の自邸において老衰のため逝去されました。葬儀は十九日の零時半から二時半まで雑司ヶ谷の葬祭場で行われるということの御通知がありました。 以上、御報告申上げます。
○委員長(草葉隆圓君) 只今事務総長から御報告申上げましたように、議員工藤鐵男君が御逝去になりました御通報に接しまして、誠に哀悼に堪えない次第でございます。 つきましてはこの逝去について弔詞を贈呈し、且つ哀悼の演説を本会議においてなし、なお弔慰金を参議院から差上げるという従来の慣行によりまして、これらの点について御協議を頂きたいと思います。
○事務総長(芥川治君) 先ず弔詞の件でございますが、弔詞は先ほど理事会で御相談頂きました案を朗読いたします。 参議院は、議員——現在は正五位勲三等でありますが、この点は明日の閣議で叙位叙勲することになつておりますので更に決定いたすわけであります。 参議院は議院○○位勲○等工藤鐵男君の長逝に対しまして、つつしんで哀悼の意を表し、うやうやしく弔詞をささげます。
○委員長(草葉隆圓君) 只今の案文で弔詞を贈呈することに御異議はございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(草葉隆圓君) 異議ないものと認めます。さよう決定いたします。 なお哀悼の演説をいたしまするにつきまして、御相談をいたしたいと思います。
○相馬助治君 その点については、前例もあることですから、お亡くなりになつた議員が所属しておりまする委員会の委員長を以て追悼演説をせしめることが妥当かと存じます。
○委員長(草葉隆圓君) 只今の相馬君の御意見のように、所属いたしておられました委員会は人事委員会と存じまするが、人事委員長において哀悼の演説をいたされることに御異議ございまんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(草葉隆圓君) さよう決定いたします。 —————————————
○事務総長(芥川治君) 只今お手許にお配りしておりまする予備金使用承認方についてお諮りいたします。 議員の歳費、旅費に関する法律の第十二條によつて、議員がなくなられました場合には、歳費の一ヵ年分、現在では九十三万六千円の弔慰金を差上げることに法律できめられております。国会予備金に関する法律に基づきまして、この金額を予備金から支出することを、国会予備金に関する法律の第二條に基いて、議院の御承認をお願いいたす次第であります。
○委員長(草葉隆圓君) 只今事務総長から申上げましたように、予備金の支出を承認することに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(草葉隆圓君) 御異議ないものと認めます。さよう決定いたします。 —————————————
○委員長(草葉隆圓君) 次に、常任委員の辞任及び補決に関する件をお諮りいたします。
○参事(河野義克君) 日本社会党第四控室から、農林委員の江田三郎君、建設委員の清澤俊英君がそれぞれ辞任せられて、農林委員に清澤俊英君、建設委員に江田三郎君を後任として指名せられたいという申出が出ております。
○委員長(草葉隆圓君) 只今、事務次長から申上げましたように、申出の通りに決することに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(草葉隆圓君) 御異議ないものと認めます。さよう決定いたします。 —————————————
○委員長(草葉隆圓君) 次に、昨日保留になつておりました一、国際連合食糧農業機関アジア極東地域会議日本政府代表を命ずるにつき本院の議決を求めるの件。一、漁港審議会委員任命につき本院 の同意を求めるの件。一、日本国有鉄道監理委員会委員任命 につき本院の同意を求めるの件。一、首都建設委員会委員任命につき本 院の同意を求めるの件。一、鉄道建設審議会下委員任命につき本 院の同意を求めるの件を議題とし てお諮りを申上げます。
○政府委員(福永健司君) 昨日、御質問のございました幾つかの点につきまして、更に調査の上お答を申上げる旨を申上げておきましたが、又、昨日私がお答えいたしましたうちに、なお不十分と存じまするところもございまするので、これが補足といたしまして、以下若干申上げてみたいと存じます。 先ず第一点、国連食糧農業機関アジア極東地域会議へ代表団を送るについて、その構成はどうかという点でございますが、政府を代表いたしまして石黒忠篤君一名でございます。この代表の代理といたしまして農林省の農地局長或いは農業経済局長いずれかを派遣いたす予定にいたしております。その他には代表に行かれますかたと打合せました上で秘書程度の人が随行することになるかも知れない。この点は打合せの上決定いたしたいと思いますが、そういうふうにいたしたいと思います。 次に、国鉄監理委員会の委員に村田省藏君を任命いたしたいということで議決を求めました点につきまして、村田君は、海運関係の人間であるが、この国鉄関係に、村田君を委員にするということについてはどういうことかと。こういうような点で御質問がございましたが、法律の條文に運輸業、工業、商業、或いは金融業等から選ぶというようなことがあるのでございます。従来運輸業から陸運及び海運から、それぞれ一名ずつ委員を任命いたしておるような次第でございます。村田省臓君は、朽木嘉郎君が辞任をせられたあとの委員として推薦をいたしたような形式でございまして、村田省藏君がその意味で、運輸業のうち海運の代表というような意味で選定をいたした次第であります。 次に、鉄道建設審議会委員につきましては、關桂三君は、前任者である杉道助君が辞任されたあとの商業方面からの代表者というような意味で推薦されたのであります。又佐藤博夫君につきましては、従来からも私鉄自動車関係から委員を一名出しておるのでありますが、前任者の太田垣士郎君が、電力方面に転じましたので、それを補う意味におきまして、私鉄関係の佐藤博夫君を考えておる次第でございます。又小林中君等につきましては、従来の出席状況が芳しくない。その点を考慮しなければならないという御注意を頂きましたので、従来のことにつきましては御指摘のごとく出席状況がよくないという事情でございまして、そういう点は遺憾に存じておりますが、このたび再任いたしますにつきましては、さようなことのないように、是非善処するように然るべく政府においても連絡をいたしたいと考えますし、更にこの種の委員につきまして、今後につきましては御注意の点は十分考慮いたしたいと考える次第でございます。 それから漁港審議会委員につきまして、鮫島君、和田君、早稲田君の三人を如何なる意味で選任したかという御質問がございましたが、この三君のうち、和田君は、昨日申しました通りに改進党系のかたと考えております。他の二君は、別段政党関係については伺つておりませんが、和田君は四国、紀州方面からの代表者として何年か前から相当有力に推されておつた次第であります。過去におきましてはいろいろ話題が出ましたが、委員に任命されるに至つておらなかつた事情があつた。いろいろなそういうことで、この度漁港審議会の機能の一つの漁港運営等について適当な人として考えておる次第でございます。早稻田君のほうは、九州方面からの代表者として適当な人物と考えておる次第でございます。鮫島暦は漁港設備等に関する経験の豊富な方と考えておるような次第でございます。 以上昨日の御質問に対しまして、更に調査いたしました結果、私が申上げました点で、十分正確でなかつた点等につきまして、補充として申上げた次第でございます。
○小笠原二三男君 只今御説明のありました漁港審議会の委員につきましては、昨日の御説明では、政党からの意見も徴しての上出た者もあるということでございましたが、その点について何党が提出して出たへか、どういう人であるかというようなことがはつきりいたしませんで、ただ和田さんについて改進党がどうとか、こうとか、或いは前から浮び上つておつたとかいうような話もありますが、どこでどう浮び上つたのか、政党からの意見を参考にせられるということであれば、我が会派も相当有力な会派になつて来つつある会派でありますが、これらの意見というものを徴する機会があつたのかどうか。又今からでも遅くない。推薦すれば、特段の考慮があるものか、ないものか。この点についても御説明願いたい。
○政府委員(福永健司君) 只今お話の点は、私先ほど申上げました。殊に若干の私の認識におきまして誤りもございます次第でございます。昨日正確を欠いた点につきまして補充すると申上げた点は、こういう点にも関連しますので申上げますが、これは和田君が改進党系の人でありますことは、私も承知をいたしておりますので、ちよつとそういうような錯覚を起しましたのでございますが、決して政党間で割振りにつして協議の上出されたということはないのでございまして、たまたま和田君が改進党系の人でございますが、前々からこの人が適任者であるというので、そういつた方面からも推薦されていた過去の事実がございますことは私も知つておるのでございますが、それ故にということではなくて、只今申上げました四国、紀州方面からの代表としてこの人が適任であるということにおいて、この人が委員として適当な人であるということで、昨日私が申上げましたことにつきましては、誤りがあると存じますので、訂正をいたしたいと思います。御了承願います。
○小笠原二三男君 改進党系の人であるということがわかつておつて、そういう系統の色彩のある人、そういうかたで、この漁港審議会の委員になることについては不都合ではございませんか。若しも不都合でないとすれば、我が党系というようなものでもいいわけでございますか。
○政府委員(福永健司君) 只今申上げましたごとく、改進党系であるという意味においてなされたという、私どもが委員に選任いたしたということはございません。四国、紀州地区、この地区でこの人が適任であろうということで選任した次第になつておるのでございます。 先ほど申上げましたのが、実は改進党の方面から、過去に、何年か前になると思いますが、この人が適任であるという推薦があつたことは事実でございますが、そのことの故に、今回このかたが委員に推薦されるということになつたということはございません。昨日の私が申上げたのに誤りがございます。御了承願いたいと思います。
○小笠原二三男君 どうも私、釈然としなしのですが、衆議院。議院運営委員会においては、特に改進党の某議員から、この和田君については、当院のほうでも前に問題があつて、そうして今日までのびのびになつておつたものであつて、条件の合つたものであるから、これを入れるということについては、もう承認しなければならない筋合いになつておるのであつて、特段によろしく頼むかのような意向の表明があつたというふうに、私たちの会派で通告を受けておるのですが、何かそういうふうに委員として諸条件が絡まつておつて出て来た人でございますかどうですか。そういうことは断じてないということを明言できますか。
○政府委員(福永健司君) 先刻私が申上げました通り、過去に改進党の方面から、この人が適当である、適任者であるということで発言があつた。先年そういう発言があつたことは私ども自身も記憶いたしておるのでございますが、そういうことであるから今度選任されたということではなくして、特にそういう方面からの推薦も過去においてあつたのでありますが、今回この委員に選任いたさんとする趣旨は、先ほど申上げましたように四国、紀州地区で、前々からも適任であろうという話もあつたのでございますが、現在においてこの人が最適任であろうという考え方から選任したわけでございまして、特別に身分において、前々からそういうことがあつたので、どうこうという、その事の理由によつて委員に選任したのではございません。御了承を願います。
○小笠原二三男君 その問題はそれだけにしまして、一番前に御説明のありました本院に直接関係のある石黒君の問題でございますが、日本政府代表を一人で、その一人が、参議院の或る会派のかたが政府を代表して出られるという選考の事情がさつぱり分らない。一般的に言いまして行政府の責任で国際会議に出席する筋合いのものが多数を以て代表団を構成しているという場合に、院がこれに協力するということが効果的であるという場合もございますでしようが、行政府自身に適材がないという場合において立法府の議員を以て代表に充てると、それもたつた一人であるというようなことについては、院の運営から言うと、非常に疑義のある点でございます。 それで行政府において適任者がなかつたか、あつたのか。誠に現吉田政府にそれだけの会議に出る適任者がなかつたということであつたならば、一日もそんな政府はやつておつてもらつては困るので、やめてもらわなければ……。どういう事情であつたのか御説明を願いたい。
○政府委員(福永健司君) 昨日申上げましたような趣旨において、石黒君をバンガロールで開催される国際連合食糧農業機関アジア極東地域会議に、政府代表として出席して頂きたいと存ずるのでありますが、小笠原さんの只今のお話もございましたのでありますが、もとより政府といたしまして、人材がないというわけではございませんが、石黒さんは国の代表としては最も適任者であると考えまして、現在のところ、他に人がないとまでは申しませんが、他の人よりも石黒さんのほうが、この会議に代表として出席して頂くには、最もいろいろの点において知識経験を備えた適任者あると。かように考えておる次第でございまして、この代理といたしまして、政府のほうから、先ほど申上げました農林省の局長一人を一緒に行かす。こういう考えなのでございます。
○小笠原二三男君 私は、石黒議員自身が、こういうことを承認をし、或いは参議院が、院の運営上いろいろ御心配頂いておる緑風会としての会派も、こういうことを認めておるというようなことで、若しも手続がなされておるとすれば、これは相当問題になることと考えます。少くとも、石黒議員は、議員として参議院の立法府において貢献せられようとして出て来ておる議員でございますが、それが行政府のただ一人の代表として国際会議に出なければならん。参議院もそれを承認しなければならない。こういうふうに行政府から持つて来られることについては、私としては大きな疑義を持つのであります。こういうことは行政府の責任において措置せられることが望ましいのであつて、立法府の議員が、他に多数の中に入つて、一つの効果を狙うというようなことならともかく、ただ一人を以て代表して出て行くというようなことは、本末顛倒ではないか。立法府は行政府の召使ではないのであるかつ、その議員が又行政府で使われて、代表だから名誉であるなどということで出かけて行く見識それ自体が疑われる。私は、少くとも責任とか筋を通すとか言われる政府であるならば、飽くまでも部内から人を選んで、政府の責仕においてこういう問題は処理せられることが正しいのでないかと思いますが、いやそうでない。このほうがいいのだという理由があつたら、私は浅学菲才のものですから、とんとわかりませんので、御説明願いたい。
○政府委員(福永健司君) 只今小笠原さんの御話のごとく、国会議員たるの任務は、国権の最高機関を構成するものでございますから、この任務たるや、最も重いものであることは私たちも極めて同感でございます。ただ、さような最高機関に列しておられるかたは、非常にいろいろの意味において人材を網羅されておりまする次第でございますから、たまたま今次の代表にも、このかたに行つて頂けるならば、最もいいのではないかというようなことに考えておる次第でございまして、さような次第で、本来ならば国会の審議等に専念して頂くのが第一の責務であるということは申すまでもないことでございますが、そこで本件を国会に提出いたしまして、国会でお許し頂けるかどうかということをお伺いをいたしておる次第でございますが、政府も、もとより只今申上げました国会議員として、諸般の国政の審議に当られる御多忙な且つ非常に大事な職分を果しておられるかたに、こういう代表をお願いするということは、議員としては誠に御迷惑かと思いますが、又一面におきまして、昨日も申上げておることく、本会議も非常に重要なものでありますことも御了承頂き、この国会の中から特に行つて頂くことによつて、この会議における我が国の諸般の発言その他につきまして、我が国のために利益するところも多かろうと思い、かれこれ御検討頂きまして、この人を出して頂きたいと存ずるわけでございます。
○小笠原二三男君 私は、本院における同僚議員について、少数の数であろうが、反対であるというような意思表示までして本会議場で争つて、そうしてこういうものに任命せられて、そのかたが出て行くというような運営の姿は不本意だ。 こういうことが、数を似て押切れば何ごとでもできるのだというようなことで、立法府自身の運営そのものまで行政府から撹乱されるというような結果になることについては、どうしても基本的な問題として不同意なんだ。釈然と、その点について明快な筋が通つて、全会派炉承認できるような姿になるならば、我々としては欣然これは承認をするつもりだ。少くとも、例えばあなたが、今後段に述べましたが、立法府の中からも、適任であるこういう石黒さんのようなかたが出て行かれれば、国際会議としては日本が、まあそうは申しませんけれども、成果を挙げて、協力している姿がそこに現われるので効果的だ。又権威者でもあるし、又二重三重に効果も上るものだと思惟していると。こういうような話であつたと私は推測するのですが、こういうことであるならば、サンフランシスコにおける平和会議でも、或いはこの後におけるさまざまの会議においても、参議院がこういうものを推せば、こういうものも代表に行政府として送れるようにしてほしいと。こういう話のあつたときには、行政府としては欣然としてそれを受けますか。 私は、そういう裏はらになつている点についても、了解が得られなければ、これは単に立法府が行政府の都合によつてだね、消極的な承認という形式を以て、いろいろな何と申しますか、問題を起すようなことをやられるだけ、片面的なことだけ我々が要請せられて来るのだということについては、私問題があると思う。 而も昨年国会において、承認を求めるのではなかつたのですけれども、民主クラブ、或いは自由党の一部の人々が政府から派遣せられたという形で、東南アジア地域経済調査団とか何とかというものを作つて、勝手に政府の金をもらつてすつ飛んで行つて、そつちこつち調査して来たというようなことをやつた。立法府の議員たるもの、本末顛倒している。そういうような過去の実績もある。誠にこれは立法府の権威からいつて、なげかわしいと申しますか、おかしな話だと思う。お願いごとを申上げて、そうして形と格を付けてもらつて、どつかへ出かけて行くことによつて、政府協力の実績を議員として挙げたなどというような結果になるようなことは、私はおかしいと思う。 で、私は、単にだだをこねているのではなくて、参議院の将来の運営上、筋さえ通るならばいいのだが、少くとも代表二名なら二名で、主席は政府から出る。副が両院の議員の中から選ばれるとかいうようなことでもあるなら別問題、これは私は話も通るだろうと思いますが、初めから手放しに立法府の議員が政府を代表し、そしてあとは、随行者、随員である。こういうような陣容の整え方で国際会議に臨まれるということで、さあ参議院これを承認してくれと持つて来られることは、率直に申して、これは疑念がある。私は、私たちとしては遺憾だと思つております。
○加藤武徳君 関連しまして……。私、官房長官に伺いたいのですが、食糧に関しまする国際連合機関の組織が我が国にあるかどうか。で、若しあるとするならば、政府は承認を求めて来ている石黒君が、その組織とどういう関係を持つておられるか。 この点をちよつと御説明願いたいと思います。
○政府委員(福永健司君) 私、必ずしも正確に認識しておりますかどうかあれでございますが、その面については、後ほど調査してお答えしたはうがいいかと思いますが、御質問でございますので、只今認識いたしておりますことによつてお答え申上げますならば、農林省等でそういうものは扱つておりますが、そのための独立機関というものはないと存じております。
○加藤武徳君 これは私の勘違いかも知れませんが、何か日本にこの下部組織があるのだ。そして議決を求めて来ておられる石黒君は、その理事長をなすつておられるのだということを伺つておりますが、そういう事実は、お手許にはおわかりはございませんか。
○政府委員(福永健司君) 即刻調査いたします。
○加藤武徳君 原則論として、私は小笠原君の発言は、その通りであつて、まさにそうなくちやいかん。こういう工合に考えるわけです。で、石黒君を政府が推薦されました動機が、只今のような食糧に関する国際連合機関の日本の組織の中心者であられるという立場に重点をおいて若し選考なすつたのなら、小笠原君の原則論とは又別個に、具体的な問題として検討の余地があるのじやないか。こういう工合に考えることを申述べておきます。
○小笠原二三男君 調査して即刻御返事があるそうですので、この点については触れないで、他の委員の問題について、前回も申上げておきましたが、委員専門業というような形になつて、次々と委員会が潰れれば、別な委員に今度は移つて行くというような形が、過去吉田内閣においてなかつたとは否定できない。而も又官歴偏重であつたこともこれは否定できない。従つて私はこの出て来ておられる方々全体について、終戦以来今日までどういう委員会にどれだけ、こう廻つて来ているのか。一覧表を作つて出して頂きたいと思いますし、国会の承認を要しない各省独自のそれぞれの諮問的な機関なり、或いは顧問制度なりあるようですが、それらを兼任しているものがあつたら、全部調査してこれを書き上げて出して頂きたい。そうでないとどういう選考の基準を以て真にこの委員会の慎重な審議に資するために人材を吸収しているかということが、結果として現われない。我々として了解できない。従つて官房長官にお願いしますが、そういう一切の政府関係の委員会、その他に関係した経歴を、各八名に従つて一覧表として出して頂きたい。 その点、委員長において取扱つて頂きたい。
○千田正君 今の国際食糧会議について一言伺つておきたいと思うのですが、国際連合に参加しておらない日本が、国際食糧会議において発言権があるのかどうかという点であります。それは恐らくアドバイザーとして日本政府が参加するのであるのか。それとも国際連合のこの一環としての国際食糧会議、この中において、どういう日本としては地位を以て発言なり、或いは要望なりができるのかと。その点を一言伺つておきたいと思います。
○政府委員(福永健司君) 正確を期するために、それらの点も更に調査の上お答えいたします。
○委員長(草葉隆圓君) 只今小笠原君の御希望の資料は、官房長官におきまして成るべく速かに御整備の上、御提出を頂きたいと思います。
○小笠原二三男君 私、大体これを量るに、そう時期的に、そう重大な問題はないように思います。又任命の期間の過ぎておる者もありながら、まだ出ていない者もあるくらいですから、政府としては、これだけは急いでやつてくれというような筋合いでもないと思います。それで調査することもあれば、答弁する点もあると思いますから、本日はこの程度にして、次の機会に譲つて頂きたいと思います。
○加藤武徳君 ではございましようが、政府が、こうやつて五件持ち込んでおるのですから、仮に一、二の案件につきまして、仮に問題が残るといたしましても、了承の与え得られまするもので、ここで承認を得られるものは、ここで取り運んで頂きたい。こう思うわけであります
○小笠原二三男君 これは一括して出されて来ておりますから、一括して承認する運びになるほうが、あと腐れがなくていいと思うので、そうせつかちなことは言わんで、一つ本日はこの程度にして、次の機会に譲つて頂きたい。
○赤木正雄君 私一つ、官房長官にお伺いしたいのです。一人の人が、いろいろの委員におなりになるということは、この前も私は大分論議した点があるのです。これは又少し面白くない点かも知れませんが、仮に一人の人が、いろいろの委員に関係していまして、殆んどその人が、その委員会に出ていない。その場合にも、やはり手当といいますか、目当といいますか、そういうものを、出た人と同じようにお払いになるのかということ。もう一度申しますと、その委員会に殆んど出ていないで、併し非常に勉強して委員会に出ておられる人と同じように手当を支払つておられるのかどうか。
○政府委員(福永健司君) 率直に申しますと、この種の委員会でありますとか、審議会というものは過去におきましては……、過去と申しましても大分前でございますが、多くは常置の機関等で、そういう人には、只今赤木さんのお話のようなことがなかつたとは申せないと思うのであります。ところが、この委員会とか審議会というものに対して、相当な批判、検討が加えられて、最近では、そういう委員の諸君は常置のというような考え、まあ常任というような考えでなくて、従つて今お話の一回についてどうというような計算で、いろいろのものを渡されているようでございます。 従いましてサボつても出ても同じ待遇ということは、今日においてはございません。昔もそういうことであつたとは申せないと思いますが、殆どの委員会が、そうでございます。たくさんございますので、全部が全部そうとも言えませんが、大分今日では、今御指摘のようなことが、それぞれ過去においても批判等がございまして、殆んど全部の委員会が、そういうようになつておると思います。一つ残らずとままでは申しきれないと思いますが。
○赤木正雄君 今官房長官のお話のようならば、誠に結構であります。併し私の聞いているのが多分間違いであることを希望いたしますが、出席していないでも、出席した人と同じような手当を受取つておられるということがあつたように聞いておりましたから、この点は、どうも、そういうことはあるべからずと思いますが、十分お取調べ願いたいと思います。
○政府委員(福永健司君) 只今の赤木さんの御指摘の点につきましては、政府におきましてもよく注意をいたしたいと存じます。 なお先ほどの加藤さんの御質問につきまして、調査をいたしましたのでございますが、国連食糧農業機関の下部機関は、日本に現在ございませんが、その下部機関でなくて、民間協力機関といたしましての国際食糧農業協会というものの石黒氏は顧問になつております。
○小笠原二三男君 先ほどの私の申しましたような進行方法でやつて頂きたい。 もう一つお答えがあるはずですよ、千田君からの……。
○委員長(草葉隆圓君) ちよつと速記をとめて……。 〔速記中止〕
○委員長(草葉隆圓君) 速記をつけて。 それではこの問題は保留いたします。
○小笠原二三男君 保留になりましたので、官房長官に希望いたしますが、こうして多数の委員会の承認の問題が出ておりますが、今日政府においては他に承認をこの機において求めるような委員会はございませんか。若しもございますならば、それらも、一括もう進めて行つたほうが手早いと思いますので、成るべく速かに御提出になるように希望しておきます。
○委員長(草葉隆圓君) それでは、次の議題に移ります。 次回の本会議及び本委員会の開会の日取りの御協議を頂きたいと思います。 次回の本会議は、明日午前十時とし、本委員会も明日午前十時といたしたいと存じますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(草葉隆圓君) 異議ないと認めます。さよう決定いたしました。 本日は、これを以て閉会いたします。 午後三時十二分散会