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16回国会参議院1953/10/28

議院運営委員会 閉会後第6号

発言数
28
登壇者
6
会派数
3
開催日
1953/10/28

会議録

草葉隆圓自由党

○委員長(草葉隆圓君) 開会いたします。  前回の議運におきまして、理事会に御一任になりました国務大臣の演説についての問題をこの際御報告申上げます。理事会におきましてはいろいろ御相談の結果、参議院としてはこの臨時国会において、大蔵大臣の補正予算に対する提案説明並びに最近の国際問題についての外務大臣の報告等を本会議場においてなすべきであるということを政府に申入れるということで一致いたしまして、官房長官を通じて政府に申入れた次第でございます。政府におきましては御趣旨を十分了承して、御趣旨に副うように努力をいたしたいという御返事でございました。先ず以てこれだけ御報告申上げます。又その後においてのことは明確に相成つておりませんが、今までのところを御報告申上げます。  次に開会式に関する件をお諮りいたします。実は只今理事会を開きまして、この問題を一応御検討を頂いたのでございますから、この問題を御報告申上げ、御検討を頂くことにいたしたいと思います。開会式の日時は二十九日召集日の午後二時以降にいたす、実は召集日の議事が午前十時から開かれます場合に、議場の、式場の整備等をいたすのに相当時間が手間取りますので、午後二時程度になると準備が全部でき上るという意味におきまして、午後二時以降であると式場の都合がいいというので、二時以降にいたしたいというわけでございます。式辞案につきましては、御手許に只今お配り申上げました案ができて参つておるのでありますが、この中の最初から四行目の「わが国をめぐる諸情勢は極めて複雑困難なものがあり、民生の安定は実に容易でありません。」という点と、それから三行後の「われわれはこの際」その次の「外、友邦諸国と親交を深め、確乎たる信念を持して正義と信頼を基調とする外交にあたり、内、」というこの文句と、その次の行の、新しい行でございます。一行おきました「国民もまた、自らあらゆる困難を克服し、愛国の至情をふるい起して、一意国家の興隆に邁進されんことを望んで止みません。」というところを削除いたしました内容で式辞案としてはいいのではないか。こういうのが理事会の意見であつたのであります。そうしてこの開会式の式辞の問題につきましては、後刻衆議院と参議院との合同理事会を開きまして、そこで検討をするという方法で進みたいというので、参議院側の式辞案に対する内容は、今申上げましたような内容で臨んで行つたらどうかということが理事会の申合せでありました点を御了承頂きたいと思います。

相馬助治日本社会党(第二控室・右)

○相馬助治君 途中ですが、それをもう少し敷衍して委員長はここに報告することが、誤解を少なくすると思うんですが……。

草葉隆圓自由党

○委員長(草葉隆圓君) 誠に、余り簡単卒直に申上げまして恐縮でございましたが、実はだんだんとこの式辞案につきましては、いろいろなご意見で御検討を頂いたのでありますが、第十六国会等におきましては、民生の安定等も国民の努力によつてだんだんその緒について来たという意味のことが式辞として述べられているし、然るに間もなしに開かれる第十七臨時国会において如何にもその情勢が逆転したような意味の「民生の安定は容易でありません。」というような内容なり、又「わが国をめぐる諸情勢は極めて複雑困難」であるというような言い廻しかたは、この際余ほど慎重な態度を以て国会を代表する議長の式辞としては取扱うべきものではなかろうか。又「国民もまた、自らあらゆる困難を克服し、愛国の至情をふるい起して、一意国家の興隆に邁進されんことを望んで止みません。」という意味の内容等も、何かことの一種の国会が国民に対して何かを要望していると申しまするか、訓示をしているような誤解を招く虞れもあるようだし、又文字そのものも複雑で、古い型の復古調のような点もあるので、これらの誤解をむしろ起さないように、これらの二行は削除するほうがいいのではないか。国民の努力は大いに期待をいたしておりますことは勿論でありますが、こういうふうな文句は余り適当ではないのではないかという御意見が全体を支配しておつたのであります。今申上げたような意味におきましてと、もう一つは、我々はこの際、外に友邦関係、内、これこれ、そうして国民と、二段構えになつているから、この際、殊に緊急国会の性格から鑑みて、我々は「この際、急速に災害対策を講じてその万全を期さなければなりません」というのが、最も簡単明瞭にして意思表示としては妥当であろう、こういう意味だつたのであります。敷衍をいたしましてなお私の言葉で不十分な点は、他の理事の諸君から御敷衍を頂きたい。

小笠原二三男日本社会党(第四控室・左)

○小笠原二三男君 結局、只今委員長から御報告の通りでありまするが、只今削除という点は、内容的な意味で好ましくないとして削つたのであつて、この間に従来国会で用いて来ましたような表現によるそれら文章が、両院協議の上で加えられて式辞の体裁をなすということについては当然のことであるということも了承の上のことであつたのでありまするから、一応只今の委員長の報告を報告としてこの委員会は了承し、今後も両院の打合せに待つて最終的な式辞案を決定するということで結構ではないかと思います。こういう途中の段階として、一応了解するということで異議ございません。

高野一夫自由党

○高野一夫君 ちよつと伺いますが、式辞というのは陛下じやなくて議員に対して議長が読むのであつて、我々がこういう気持で行こうじやないかというような指示になるのですか。

草葉隆圓自由党

○委員長(草葉隆圓君) そうでございます。  それでは只今小笠原君のお話がありましたように、一応参議院の意向としての式辞案は今申上げましたような内容を含みましての式辞案として衆議院側の理事会と御相談の結果によつて字句等は御決定を頂くというので一応了承する、その上で更に皆さんにお諮りをするということで御了承願いたいと思います。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

草葉隆圓自由党

○委員長(草葉隆圓君) それでは、さよう決定いたします。   —————————————

草葉隆圓自由党

○委員長(草葉隆圓君) 次に、式の次第につきまして、従来の式の次第についてはいろいろ検討の余地があるという御議論が出まして、従つてこれも相当慎重に検討を要する点がありました。併し明日に迫つた開会式でありまするので、今回は参議院側といたしましては、従来の式次第を踏襲いたしまして、通常国会における開会式までに十分検討をして改むべき点があるならば、その際にいたしたいということで理事会は決定をいたした次第であります。この点も御報告申上げて御意見がありましたら御発表を頂きたいと思います。(「異議なし」と呼ぶ者あり)それではさように決定をいたしまして御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

草葉隆圓自由党

○委員長(草葉隆圓君) さよう決定いたします。   —————————————

草葉隆圓自由党

○委員長(草葉隆圓君) 次に、会期の問題でございます。会期の問題につきましても、衆議院の理事会と当院の理事会と合同の理事会を開きました結果に基いて、参議院は参議院としての態度を決定するほうがいいではないか。これにはいろいろ議長としてのそれぞれの手続による会期の決定をなされるはずでございまするから、その状態によつて更に御相談を頂くという方向で進むのがいいのじやないかというのが理事会の御相談の結果でございます。この点についてお諮りをいたします……それではさような方向で進みまして御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼び者あり〕

草葉隆圓自由党

○委員長(草葉隆圓君) 異議ないものと認めます。   —————————————

草葉隆圓自由党

○委員長(草葉隆圓君) 次に、特別委員会の設置につきましてお諮りを申上げます。この特別委員会の設置につきまして、理事会において御相談を頂いたのでありまするが、明日までに各会派の態度を御決定頂いて、明日それぞれ御決定を頂くことにいたしたらどうかということで、理事会は本日は決定をいたした次第でありますが、皆さんのこれに対する御意見を伺いたいと思います。

小笠原二三男日本社会党(第四控室・左)

○小笠原二三男君 この特別委員会は、第十六国会で設けられたものでありますが、この特別委員会の設けられましたときの各会派の条件としましては、次期国会に継続して置かないという前提があるわけであります。又十六国会前において、特別委員会問題がその都度論ぜられてきて、その障害と申しますか、各会派の事情等があつて、結論を得られないものがあつて、数次の国会ののち漸く十六国会において特別委員会を持つこととしても、次期国会には置かないという前提の下にこれを持つて来たのでありますが、ただ今回の国会召集の行き方等に鑑みますと、実際問題としていろいろ各会派としても論じなければならない理由があるわけでございまして、そういう意味で各会派の意見が一致しない今日においては、これを取極めることは不可能であるというところから、手続上明日最終決定をし、置くとするならば明日の召集日の本会議においてこれをきめる。置かないとするならば置かないとしてそのまま進むという建前を理事会として申合せましたことと思います。従つてそういう意味合いで明朝議運において最終決定をするということには異議ございません。

相馬助治日本社会党(第二控室・右)

○相馬助治君 今の通りのことだつたので、そのようにして取計らつて頂きたいと思います。

草葉隆圓自由党

○委員長(草葉隆圓君) それでは、特別委員会は従来二つ設けられておつたのでありますが、いわゆる引揚の問題と水害の問題、これらにつきまして明日の議運で御決定を頂くことにいたしまして、それまでに各会派の御態度を御決定頂くように願いたいと思います。只今のように決定して御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

草葉隆圓自由党

○委員長(草葉隆圓君) さよう決定いたしました。   —————————————

草葉隆圓自由党

○委員長(草葉隆圓君) 実は先ほど申上げましたように、本日時間がまだ決定いたしませんが、午後衆議院の理事会とこちらの理事会と合同打合会をいたして、会期等の問題を決定するという段取になつて来ると存じます。これらの案件につきましては、先刻来申上げましたように、その案文、式次第等の問題につきましては、理事に御一任頂いて、その取極めで取運ぶことに決定して御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

草葉隆圓自由党

○委員長(草葉隆圓君) 特別に大きな変化がありますと又議運を開いてお諮りをいたすことにしなければならんと思いますが、一応休憩といたして、連合理事会の結果のあとで開くことにいたしたいと思います。ただ、今申上げました内容で取極めがあります場合には、一つ御了承を頂きたいと思います。

江田三郎日本社会党(第四控室・左)

○江田三郎君 その前に先ほど財政と外交の演説の問題については、政府のほうも了承した。こういうお話がありましたが、何かラジオか何かで、財政演説だけ劈頭にやつて、外交演説については時期を延ばして、追つてやる。こういうような方針だというようなことが伝わつておりますが、真偽のほどはわかりませんが、若しそういつたことになりますと、おかしなもので、今度の財政の問題というものは、今更言うまでもなくMSAの交渉がどうなるかということに非常に関係が深いわけであります。外交問題を切離して財政演説だけやるということは、これはちよつと財政演説の実態を備えることにはらないのではないか、当然これは財政演説と同時に外交演説も行わるべきものと思われるのでありますが、その点ただラジオでちよつと人聞きにしただけですからはつきりわかりませんが、そういうことのないように同時にやつてもらうように政府に申入れてもらいたいと思います。

小笠原二三男日本社会党(第四控室・左)

○小笠原二三男君 このことは、江田さんの言う通りなんでございますが、参議院としては前回の議運で取極めたことがあつて、申入れた段階でございますし、本日の連合の衆参両院の理事会において会期を決定します場合には、必ずやこの問題は日程の取運び上問題になることと存じます。従つてその場合に、私たちとしては今のような意見を申上げたいと思つて、先ほど来の理事会には差控えておつたのでございます。参議院の運営の方法から言えば、ここで切離して一般質疑が行われで、時間的に却つて余計な問題が起つて来るので、政府の意図が真に新聞、ラジオで伝えられる通りであるならば、なぜそういうようなことをわざわざ国会の運営が困難になるような、そういう取運びをしようとするのか。これは十分伺いたいと思つておつたところです。従つて江田さんの申されるここは、当然の今までの参議院の議院運営として考えて来た線から言えばその通りのことです。従つてこれも合同の理事会で政府側の出席を求めて、日程上十分検討するということで、お取運び頂きたい。

草葉隆圓自由党

○委員長(草葉隆圓君) 只今の問題は、小笠原君の御意見の通りに、一つ合同理事会で十分御検討を頂いて、参議院の申入れました意見がその通りに参りますように御努力頂く。こういうことで御相談願います。   —————————————

草葉隆圓自由党

○委員長(草葉隆圓君) それでは、ちよつとこの際、召集日の明日の議事のことを申上げて、なお御検討を頂きたいと思います。

河野義克参事(事務次長)

○参事(河野義克君) 明日は召集日でございますから、午前十時に御参集を頂くわけであります。それで十時以後において三分の一の登院がありましたときには、規則三条によつて議長は振鈴をして議長席に着かれるわけであります。そこで議席の指定をいたします。それから会期も臨時国会でありますから、御決定を願うわけでございます。又先ほど問題になつておりました特別委員会を設置するというようなことになりますれば、それは成るべく早いほうがいいでありましようから、明日のうちの或る時期においてお取運びを願うということが然るべきものと存じます。それで、これは早過ぎることになりますが、合同理事会等で、或いは政府の報告とか或いは演説とかいうようなことがありますれば、それをいつの時期にやるか、或いは開会式のあとにやるかも知れませんが、そういう問題が可能性としてはあり得るわけであります。なお明日は新らしい国会で、まだ議院運営小委員会ができておりませんから、明日午前十時に議席指定のために本会議が開かれるときには、議院運営小委員会というものは行われないということになろうと思います。それから議席指定の後に引続き会期を決定するということに仮になりますれば、臨時国会の会期の決定には常任委員長の立法計画等を聞かなければなりませんので、その前のときに常任委員長の懇談会、或いは議院運営委員会というものがあり得るわけであります。逆に議席の指定だけをしてそれで休憩してしまつて、もつとあとの或る時期において会期のこととか、特別委員会の設置とかいうことをおきめになるならば、議席指定以前に今申上げましたような手続きをとる必要がなくなるわけです。そういうことは合同理事会の後に然るべく御相談を頂けば結構かと思います。

草葉隆圓自由党

○委員長(草葉隆圓君) 従つて明日の議運は九時五十分に開会することにいたしたらと存じますが如何ですか。

小笠原二三男日本社会党(第四控室・左)

○小笠原二三男君 形式上、それで結構だと思います。

草葉隆圓自由党

○委員長(草葉隆圓君) それでは暫時休憩を……

小笠原二三男日本社会党(第四控室・左)

○小笠原二三男君 ちよつと休憩の前に、やはり常任委員長懇談会も形式上は手続をとるということをやつておくほうがいいと思います。十時が過ぎようと、それは……。

草葉隆圓自由党

○委員長(草葉隆圓君) 常任委員長懇談会は議運の前に一つお開き頂くような段取りが手続上必要かと思います。  それでは、暫時休憩をいたします。    午後零時二十八分休憩    〔休憩後開会に至らなかつた〕

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