P政策ポータルPOLICY PORTALウォッチ
16回国会衆議院1953/07/30

水産委員会 第21号

発言数
18
登壇者
7
会派数
5
開催日
1953/07/30

会議録

田口長治郎自由党

○田口委員長 これより会議を開きます。  農林漁業金融公庫法の一部を改正する法律案起草に関する件について議事を進めます。本件について赤路委員より発言を求められております。これを許します。赤路友職君。

赤路友藏日本社会党(左)

○赤路委員 ただいま上程されておりまする農林漁業金融公庫法の一部改正の問題につきましては、会期の延長するかせぬかということが非常に関係を持ちますが、その点はなはだ不分明でございますので、明日までこれの御審議を御延期願いたい、かように思います。

田口長治郎自由党

○田口委員長 赤路委員より、本件に関する審議を明日まで延ばす、こういう動議が提出されました。この動議に御異議はございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

田口長治郎自由党

○田口委員長 御異議なしと認め、さように取扱います。  暫時休憩いたします。     午後三時三分休憩      ————◇—————     午後四時三十八分開議

田口長治郎自由党

○田口委員長 休憩前に引続き会議を開きます。  ただいまより請願及び陳情書の審査を行います。本日の請願及び陳情書日程全部を一括議題といたします。  まず請願及び陳情書審査小委員長の報告を求めます。日野吉夫君。

日野吉夫日本社会党(右)

○日野委員 ただいま議題となりました請願及び陳情書につきまして、請願及び陳情書審査小委員会の経過並びに結果について御報告いたします。  ただいままでに当委員会に付託されました請願は全部で四十三件でありまして、そのうち漁港、船だまりに関するものが最も多く二十二件であります。次に漁業免許料に関するもの五件、その他十六件となつております。  以上の各請願につきまして本日小串員会を開き、慎重に審査いたしました結果、本日の請願日程中第三、第四、第七、第一〇ないし第一六、第一八ない上第二七、第三二ないし第三八、第四〇な一いし第四二の各請願は、いずれもその趣旨は適切妥当なものと認め、採択の一上、内閣に送付すべきものと議決し、第一七、第二九ないし第三二、第三九、第四三の各請願は、すでにその目的が達成されておりますので、これらの各請願は、いずれも議院の議決を夢しないものと決しました。その他の請願につきましては、今後も慎重に検討する必要がありますので、その取扱いの決定につきましては、これを留保いたした次第であります。  次に陳情書でありますが、当委員会は送付されました陳情書は、全部で二十一件であります。各陳情書につきましても、慎重に審査いたしました結果、これらの各陳情書はいずれも委員会において了承するに決した次第であります。  なお個々の詳細なる内容につきましては、文書表において御審議願うことといたしまして、簡単でありますが、小委員会の審査の経過並びに結果について御報告申し上げた次第であります。(拍手)

田口長治郎自由党

○田口委員長 これにて小委員長の報告は終りました。  お諮りいたします。請願及び陳情書につきましては、ただいまの小委員長報告の通り決するに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

田口長治郎自由党

○田口委員長 異議なしと認めます。よつて小委員長の報告通りに決しました。  重ねてお諮りいたします。ただいま議決いたしました請願に対する委員会報告の作成につきましては、先例により委員長に御一任願いたいと存じますが、これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

田口長治郎自由党

○田口委員長 異議なしと認め、そのように決します。     —————————————

田口長治郎自由党

○田口委員長 この際白濱君より発言を求められております。これを許しま託す。白濱君。

白浜仁吉改進党

○白浜委員 この際水産庁長官にお尋ねしたいことが二、三点ありますので、お答えをお願いしたいと思います。  第一点は、漁業制度についてでございますが、終戦後、占領治下におきまして制定されました漁業法、水産業協同組合法などは幾多の改正を要する点がありますことは御承知の通りでございます。免許料、許可料の撤廃、その他局部的の改正は漸次これを行つておるのでございますが、なお根本的、抜本的の改正が業界から要望されておるのでございます。つきましては、政府においてもそれぞれ調査研究中のように伺つておるのでございますが、その進捗の程度はいかがでございましようか。また来る第十七国会にその改正案が提出の運びになりますかどうか、この点お伺いしたいと思うめでございます。  次に水産に要する研究費の問題でございます。先ほどから長官からもるる御説明があつたのでありますが、私は本問題につきまして、すでに第十五国会においても申入れをいたしておつたのでございます。私どもがこの狭い日本の国土に住みまして、期待するのはやはり水産資源の開発ということにあるのでございますが、その根本をなすものは、この水産に対するところの研究の問題であるのであります。すでにあります八箇所の海区研究所の問題にしましても、ややもすれば、この研究費その他もイージー・ゴーイングな運営にまかされておるのでございます。これらの研究所を活用する意味におきましても、私はその地方々々の独特の方法で、重点的にこの研究を進めるという態度で進んでもらいたいと思うのでございますが、この点つきまして、なお水産庁長官はいかなるお考えを持つておられるか。従来他の原始産業と比べまして、水産関係の研究に対する費用が、ともすれば比較にならないような状態でございますので、今後一層当局の御努力もお願いしたいと考えておりますので、その点特に本日御意見を承つておきたいと思うのでございます。  もう一点、私はお伺い申し上げたいのは、この前から他の委員の方々からも重ねてるるお話があつたのでございますが、東南アジア開発の面におきましての漁業の意義といいますか、こういうような面を私は特に強調したいと思うのでございます。聞くところによりますと、いろいろなことを東南アジア開発の面において政府は唱えておりますけれども、実際において日本が誇りを持つて、自信を持つて進出できるのはただ漁業だけではないかということを私は考えておるのでございます。私の手元にあります一つの件をとらえましても、インドネシアなどにおきまして、相当進んだ交渉が行われておるのでございますが、資金面におきましての政府の措置は、必ずしも額面通り受取ることができないという状態でございますし、今日沿岸の漁業とその他の調整の問題で、国内的にも非常な問題があるさ中でありますので、私どもはむしろこの広い海洋に、しかも手を差伸べて待つておるところの東南アジアにおける漁業の開発に、今後一層力を尽してもらいたいと考えておるのでございますが、その点について何か具体策でもありますれば、承つておきたいと存ずるのでございます。  以上簡単に三点につきましてお答えをお願いしたいと思います。

清井正水産庁長官

○清井政府委員 ただいま白浜委員より御質問ありました第一点の漁業法の改正の問題でございますが、お話の通り漁業法はただいまの状況におきましては、この法律制度の当時の状況と異なつておりますし、また漁業の関係自体が年とともに漸次変化をいたして参ります等の関係もありますので、同法案につきまして、相当根本的に研究改正の要あるものと私は考えておるのであります。しかしながら、この問題につきましては、漁業全般の制度の基本法であります関係上、事修正に関しましてはよほど慎重を要し、各方面の事情を十分研究いたし、また関係の方々の意見を十分拝聴いたした結果、適切な改正をはからなければならぬと思つておるのであります。目下水産庁におきましても、それぞれ該当の係官に、自己の該当する職責の部面について研究をいたさせておるのでございまして、それを逐次総合いたしまして、法律の改正の方向に進めて参りたいと思つておるのであります。しかしながら、次の国会にすぐに出されるかというところまでは、実は残念ながらまだ行つていない状況でありまして、なおしばらくこの問題につきましては、私どもの事務的研究におまかせを願いたいのであります。いずれまた研究の具体的な進捗に応じまして、御意見等も十分拝承する機会もあろうかと思います。目下ただいまのお話の方向に沿うて研究を進めておるという段階でございますから、さよう御承知を願いたいと思います。  それから第二点の試験研究の問題でございますが、これまたお話の通り、また御指摘の通り、非常に大切だと思いながらも、なかなか予算を具体的に実現するということには非常な困難を感じて参つておるのであります。特に資源の開発が必要であります関係上、その方面の調査研究、あるいは加工の研究、あるいは輸出振興を背景とする加工の研究等、先ほどいろいろお話もあつたのでありますが、私どもとしてはさらに調査研究の予算の拡充強化、特にただいまお話のありましたように、重点的に拡充強化せねばならぬものと思つておるのであります。しかしながら、財政等の関係もありますので、この予算を増額するにあたりましては、よほど努力を要するかと思うのであります。私どもとしては、全力を尽して試験研究のための拡充に努めて参りたいと思います。特にまた各試験研究機関におきまするところの実態についての御意見もあつたのでありますが、私どもとしては、各海区の研究所の研究もさらに活発化いたさせまして、当該地方の実態に即応する調査研究をさせたいと思つておるのであります。  第三点の東南アジア開発に関する問題でありますが、これまた東南アジアを開発することは、全産業を通じて言われておることでございますが、特に水産関係につきましては、その先端として具体的に施策を講ずる必要がある、こういう意見でございますが、私どももまつたく同様に考えております。現在は、護もいろいろお話のありました通り、それぞれの国の事情によりまして、おのずから漁業の実態も異にいたしますし、またわが国との外交関係もそれぞれ異なつておるという関係もございますので、大体具体的には民間の資本と提携したような形において行われる場合が相当あるのであります。私どもといたしましては、いかなる方法をとるにせよ、東南アジアにおきます漁業の開発、並びに東南アジア各関係国との漁業を通じてのいろいろの組織等を、さらに強化いたして参らなければならないと考えておるのであります。具体的にただちにこういうことと申しましても、それぞれ国によりまして方法が違いますので、抽象的な方策は申し上げられないのでございますが、明年度の予算措置につきましても、ただいま申しました通り、調査船等を建造いたしまして、何とかして新資源の開発、探索等をいたしたいということを考えておるのであります。そういつた調査研究の方策とあわせて、関係国との関係をさらに緊密にして行くというような、考えられるいろいろな方法を講じまして、東南アジアの開発について努力して行きたいと考えておる次第であります。     —————————————

鈴木善幸自由党

○鈴木(善)委員 先般の北九州の風水害、和歌山県の風水害、その他各地に起りました災害によりまして、水産関係の災害が相当甚大なるものがあるわけでありますが、特に河川の氾濫、土砂の流出等によりまして、沿岸の増殖場が相当の被害をこうむつておるのであります。ちようどこの貝類等の増殖の場所は耕地と同様でございますが、目下水害対策委員会におきましては、耕地等の復旧につきましては、手厚い国庫の助成によつてこれを復旧するという方向で対策が進められておるようでありますが、遺憾ながら水産関係の増殖場の被害につきましては、これを軽視いたしておるようなきらいがあるようであります。  つきましては、この際私は動議といたしまして、増殖場の災害復旧につきましても、耕地等の災害復旧と同様に、国の手早い助成のもとにこれを行うように本委員会において決議を行いまして、これを委員長より水害対策委員会に対して適切なる申入等の措置を講ぜられるように、ここに動議を提出する次第であります。

田口長治郎自由党

○田口委員長 ただいま鈴木委員より、増殖場復旧に関し農地と同様なる国家の手厚い方法によつてこれを助成する、かようなことを水害対策委員長に対して水産委員長から申し入れるようにとの動議が提出されました。この動議を採択し、さようとりはかろうことに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

田口長治郎自由党

○田口委員長 御異議なしと認め、さよう決しました。  文案その他につきましては委員長に御一任を願いたいと思いますが、いかがでしようか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

田口長治郎自由党

○田口委員長 それではさように取扱います。

小高熹郎自由党(分)

○小高委員 二、三日前の当委員会において委員長に要望いたしておきましたが、竹島問題が意外に進展しつつあるやに聞き及んでおりまして、現地から非常に憂慮にたえないという報告がひんぴんと来るのでございますが、これについて岡崎外務大臣及び木村保安庁長官を当委員会に呼んで、これは国家の重大問題でありますので、外務省のある首脳部等も、このままにしておくならば韓国にすらかくのごとき目にあつて、一体将来日本はどうするのだという心配の声をも漏らしているのでございますがゆえに、これは真剣に取上げて、皆さんとともこの委員会においてある程度の国の方針を明らかにさせたい、かように思うのでございますが、この点につきまして、それはあとまわしにしてくれということでありますが、会期もすでに余すところございません。委員長はいつこの問題を取上げられるか、委員長にお尋ねいたしたいのであります。

田口長治郎自由党

○田口委員長 ただいまの小高委員の御質問にお答えいたします。会期が非常に切迫しておりまして、明日になりますれば、会期延長になるかどうかということがはつきりすると思いますが、会期が延長になりましたら、御趣旨の通り善処したいと思います。  本日はこれをもつて散会いたします。     午後四時五十七分散会

国会会議録検索システムで原文を見る ↗