水害地緊急対策特別委員会 第37号
- 発言数
- 12 件
- 登壇者
- 4 名
- 会派数
- 3
- 開催日
- 1953/10/13
会議録
○村上委員長 これより会議を開きます。 水害地対策について議事を進めます。この際緒方国務大臣より発言を求られておりますから、これを許します。緒方国務大臣。
○緒方国務大臣 昨日、最後の段階で、私はちよつと時間が行き違いまして出席いたしませんでしたが、その際に、大蔵大臣から、きようのこの委員会に、政令に関する政府の態度を決定して、委員各位に御報告申し上げるということを確約いたしたそうであります。その確約に従いまして、政府では、本日閣議後関係大臣が集まりまして、先般来衆参両院の委員会でお示しになつた政令の基準、またそれに関しまして交換されました各委員の御意見を十分尊重いたしまして、一つの政令の骨格をきめて、きようの合同打合会にごひろう申し上げようかと思つておつたのでありますが、その間、せつかく超党派的にまとまつて参りましたこの委員会の空気を少しでも傷つけることはまずいと思いまして、委員長と内談的に相談いたしましたところが、多少食い違つておるところがあるので、いろいろ意見を交換いたしました結果、委員長におきまして、もう一度各委員との間に懇談の機会を持ちたいということでありますので、この際に早急に政府が考えておりますことを中間的に申し上げることはかえつてまずいと思いまして、それをごひろうすることは本店では控えます。そういう意味から、今日この後に持たれますであろう懇談会におきまして、十分御意見の交換の結果、政令の公布が一日も早くできるようにお示しを願いたい、かように考えておる次第でございます。ただいま参議院の方に出席いたして参つたのでありますが、参議院の方におきましても、けさ決議をいたしまして、政令公布を早急にしろという決議がありましたので、同様のことを申して参つた次第でであます。以上御報告申し上げます。
○村上委員長 質疑の通告がありますから、これを許します。中野四郎君。
○中野委員 賢明な緒方副総理ですから、重ねて多言をしまいと存じますが、ただ一点伺いたいことは、ひんぴんと起りまするこの水害によりまして、全国の水害民は、政府の施策が明らかにされないために、非常に動揺を来しております。従つて、政治的な効果から言つても、実質上のあり方から言つても、すみやかにこの水害対策のために臨時国会を召集する必要があると思うのであります。巷間にはしばしば伝えられておりまするけれども、正式な委員会において、しかも今日の時期において、政府の代弁者である緒方副総理に伺いたいのは、水害民の人心安定の上に立つても、あるいはこれが対策の上に立つても、政府としては臨時国会を、水害問題に限定してでも、しかも目にちはきわめて少数でもけつこうですから、すみやかに召集されることが私は妥当な方法であろうと思う一人であります。従つて、緒方副総理は、この臨時国会をば開く意思があるかどうか。もし意思があるとするなれば、大体いつの期間にこれを開かれる意思であるかどうか。さらに、開く意心がないとなれば、いかなる根拠に立つて開く意思がないのか。この点を今日明らかにしていただきたいと思うのであります。
○緒方国務大臣 先日来改進党また左右の社会党から、この災害対策について早急に臨時国会を召集すべきであるというお申出がたびたびありました。それに先だつて、この委員会におきましても、九月末に臨時国会を召集すべきであるという決議があつたことは、つけ加えるまでもないのでありまする川、さらに、具体的には、改進党の松村幹事長が先般私をたずねて来られまして、今中野委員から仰せられたような趣旨、すなわち、災害問題だけを限つて——救農国会と言われましたか、ごく短時日に、しかも早急に国会を開く意思はないかという御意見があつたのであります。政府といたしましても、本年の六月、七月の災害、またその後の八月の災害、あるいは十三号台風、この対策につきまして、国会の協賛を必要とするものがいろいろありまするので、準備ができれば、なるべく早く国会を開きたいという考えは十分に持つておるのでありまするが、次々に災害が重なりまするし、今日時局きわめて多事の際に、予算の財源について十分な確信を得るまでに行かなかつたために遅れておつたのでありまするが、もし災害だけに限つて国会を開くというようなことができるならば、これもけつこうなことではないか、はたしてそういうお示しのような通りに行けるかどうかということにつきましては、政府みずからにおいてさらに検討を続けておる次第であります。それがいつになりますか、今はつきり申し上げかねますけれども、そういう希望を持つておるということは申し上げてよいと存じます。
○中野委員 今申し上げたような点について大体政府側も考えておられるようでありまするが、さらに一歩進んで伺いたいですが、今明日中——今日とは言いませんか、少くともここ二、三日中に、もし、仰せのような、改進党が正式に、この点について御協力申し上げるということを前提にして、そうして災害に限つて少数の日数の臨時国会を要求した場合においては、——今の副総理の言葉からうかがうと、開く意思があるとおつしやるのですが、これも非常に通常国会と関連して技術的にもやつかいな問題があろうと思うのであります。しかし、これは国会法にも何らの日時の制限はないのでありますから、もし二、三日中に意思表示がされて、しかも政府側の受入れ態勢があるというなれば、今月中に臨時国会を召集するとか、あるいは来月の初めに国会を召集でき得るとかいうような、政府には何らかの一つの案目がなくてはかなわぬと私は思うのでありまするが、あえてこの委員会で伺いまするのは、当然そういう過程になり得ようと私は考えておりまするので、重ねて緒方副総理から伺つておきたいのですが、もしそういうような見通しの立つた場合においては、大体いつごろ開く考え方をお持ちになつていらつしやるかどうか、この点について伺つておきたいと思うのであります。
○緒方国務大臣 社会党の両派からは、臨時国会を開く場合に、災害対策どけでなしにMSAあるいは人事院の勧告等いろいろな問題を当然議すべきであるという申込れもありまするし、はたして災害対策だけを切り離して手落のない運営ができるかどうかという点につきましては、政府で十分に確信を得なければむずかしいことでありまするので、その点について今いろいろな角度から検討をいたしておりまして、それが確信が持てるようになりますれば、目は何日ということは申し上げかねまするけれども、災害復旧対策ということから考えましても、なるべく早い機会に開かねばならぬと、さように考えておる次第であります。 —————————————
○村上委員長 この際委員派遣の件についてお諮りいたします。第十三号台風による被害につきましては、現在本委員会に付託されております案件と密接な関連があり、すでに本委員会におきましてはこれを取上げることと決定いたしておりますが、今回その実地調査のため現地に委員を派遣いたしたいと存じます。これにつきましては、閉会中の委員派遣の基準等の関係もありますので、議長と協議の上、委員長において所要の手続をとりたいと存じますが、このようにとりはからうに異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○村上委員長 御異議なしと認めます。よつてそのようにとりはからうことといたします。 なお、重ねてお諮りいたしますが、派遣委員及び期間等につきましては委員長に御一任を願いたいと存じますが、これに御異議ありませんか。
○井手委員 ちよつとお尋ねいたします。おそらく政令がきまつてからということだろうと思いますけれども、いごろから御出発になるのでありますか。
○村上委員長 それは、後ほど理事会を開きまして、御協議の上決定いたしたいと思います。 これに御異議ございませんか。 〔「異議なし」呼ぶ者あり〕
○村上委員長 御異議なしと認めます。よつてそのように決します。 本日はこの程度にとどめ、次会は明十四日午後一時より開会することとし、これにて散会いたします。 午後六時五十八分散会