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第16回国会衆議院1953/09/11

図書館運営委員会 第6号

発言数
22 件
登壇者
4 名
会派数
3
開催日
1953/09/11

会議録

伊東岩男改進党

○伊東委員長 これより会議を開きます。  まず、国会図平館の明年度の経費要求について図書館長より御説明を伺いたいと思います。金森国会図書館長。

金森徳次郎国立国会図書館長

○金森国会図書館長 ちようど、毎年の仕事といたしまして、ただいま予算の概算の要求を差出しました。いろいろと手順をふんだ後に、また正式に予算に関する手続をいたすことになつておりますが、ただいまは予算の概算を大蔵省に対して提出しておるという段階であります。  今回大蔵省に図書館の方から提出いたしました昭和二十九年度予算概算は、総額は十五億四千八百十九万円でございます。お手元に差出しておきました刷りものに数字が載つておりますが、一応要点を申し上げますと、国立国会図書館の管理運営に必要な経費が七億八千九十万一千円であります。営繕工事に必要な経費が七億六千七百二十八万九千円でありまして、今年度の予算に比べますると、それぞれ四億三千七百七十一万九千円及び六億八千三十一万五千円、合せまして十一億一千八百三万四千円増加する形になつております。ちよつと見ますると、非常にはげしい増加のように見えまするけれども、実際は、従前要求しておりましたものに対して、大きい意味におきまして三つばかりのことを新たに主張をしておる程度であります。  まず第一に申しまするのは、立法考査業務の拡充でございますが、これは、かねぐいろいろな機会に御説明をいたしておりましたが、調査立法考査局を中心といたしまして、調査員、秘書等九十名を増員をいたしまして、これによりまして立法考査に必要な資料を集め、調査力を角強して、立法考査業務の拡充をはかろうとするものでありまして、そのために前年度に比しまして七千二百万円余の増額を要求しておるのであります。  第二の点は、図書館の本建築に要する経費であります。これも、かねそれいろいろな機会に御配慮を仰いでおりました通り、本建築一万五千坪を計画いたしまして、そのうちまず八千坪を三箇年で完成する目途でありまして、その工事費の昭和二十九年度分を年度割六億一百八十万円として計上をしております。この計画は、二十八年度に若干の基礎的な経費が見込まれており、それをもとにして、二十九年度、三十年度、三十一年度に順次必要なる予算を得たいという趣旨であります。  第三の点は、PBリポートその他これに関係いたします文書閲覧の拡充の費用であります。これは、本年度の予算におきまして修正追加せられまして、PBリポートその他の閲覧の予算の趣旨をさらに一歩拡充して完成しようとするものであります。本年度の計画におきましては、PBリポートの面におきましては、関西地区の利用に供しまするために、さような資料を写真で複写いたしまして、ある分量を関西地区に備えつけようという計画でございましたが、それだけではまだ全部ができることになりませんので、そこで、さらに完全に全部を複写しようということが一部分であります。さらに、関西地区で利用の便に供するばかりでなく、新たに九州地区の利用に供しまするために資料を複写するという意味をもちまして、相当多量の資料の複写をいたしまして、これに伴うごくわずかの事務費を計算いたしますと、それが約一億三千万円でございまして、そのある程度の詳しさは、今日お手元に配付してありますところの説明資料に数字を表わしております。  なお、そのほか、図書館が従来の線に沿つて、かつ一歩ずつ発展して運営をして行く上に必要な事項については、いろいろの項目にわかれて増額の要求をしておりまして、そのうち特に申し上げたい一つは、図書館の資料というものは何と言つても書物でありまして、この書物が一国の中央の図書館としてふさわしい程度に完備しなければならないと私ども考えております。しかも、その書物の内容は、いろいろの考えはございますけれども、とにかく世界的に見て程度の高いものを保存したいと考えております。何となれは、ごく簡略なものは、どこかへ行つて探して利用することができましようけれども、日本の現状から言つて、全世界に高級な資料を求めて、いつでも人の読めるようにしておくということは、容易ならぬことでございまして、ホたこれが今までちつともできておらなかつた点でありますので、そういうようなことをも特に考慮をいたしまして、今回相当の額の書物購入の費用を計上しております。これが、かつてまだわれわれ日本が独立得ておりません当時におきましては、外国から書物を買うというようなことは非常に制限せられおりまして、なかなか為替の金を組むこともできない。為替を組んでも、交通の不便のために図書を得ることかできなかつたのでありまして、場合によりましては、無理に外国から寄贈を受けて、それでもつて辛うじて必要を満たしておりましたけれども、今日は交通は相当自由になりまして、われわれが買おうと思つておる書物、また買わなければならぬと思つております書物は、世界的に見ましても年々約八万部以上もあるという姿でございますか、なかなかこれを手に入れることもできませんし、また従来の惰性、と言うとおかしいのでありますが、図書館が立ち上つておりました四囲の情勢が国際的に孤立しておりましたために、思うにまかせない状況でありました。この辺のところで、はつきり立ち直つて、手を打つて、今日の新しきものを注意して周到に買い集めまして、将来何年かたつた後においては、りつぱな蓄積が現われ、日本の文化が高まるようにしたい、こういうようなことを図書の面において考えております。  以上大略を申し上げました。いろいろごまかいところにもわたつておりますので、御質問等がございましたらお答えを申し上げたいと思います。

伊東岩男改進党

○伊東委員長 ただいまの説明について、何か御質疑はありませんか。

神近市子日本社会党(左)

○神近委員 資料はやはり委員会の前にこれを手に渡していただかないと、ここに来て短時間のうちには、説明を伺うのがやつとでありまして、ちよつと研究してみるということもできないようなわけです。ほかの委員会はどうか知りませんが……。

伊東岩男改進党

○伊東委員長 これは、急に今度の予算が増額要求されておりまして、この実現はなかなか容易ならぬこと意いますので、どうか、委員各位も、これが実現するよう御推進くださるようにお願いいたします。なお、お気づきの点は、ひとつ後刻適当な時期にお申出くださいまして、御注意を願いたいと思います。

庄司一郎自由党

○庄司委員 ただいま館長さんのお話に、関西やおいおい九州方面まで実現されるという意味のお話がありましたが、それはどういう範囲のことを御計画ですか。

金森徳次郎国立国会図書館長

○金森国会図書館長 これは、約一年前から続いておる問題でありまするが、国会図書館は地方に直接に手を出すべきものでないと私ははつきり考えておりまして、容易なことでは地方のことに手を出すのではなくて、それは各地の適当な方法でおやりになるということが正しいと思つておりますが、現に昨年からの計画によりまして、世界の科学的発明、つまり第二次戦争が終りましたときに、負けた国は、ドイツ、オーストリア、ほかにもありますが、そのところヘアメリカ、イギリス、ソ連等がいろいろと学問上の結果を調べに行つたのであります。そのときに、ドイツ、オーストリア等におきまして、科学技術の発明を中心にいたしまして、たとえば特許のまだ人に公表されていないような内容とか、あるいはまた産業の上に大切な研究とか、そういうものがたくさんございまして、その文献がイギリスとアメリカとに持ち去られたのであります。おそらくソ連にも持ち去られたものと思つております。その文献というものは当時の学問の先端を行くものでありまして、今日はそれから七、八年もたつておりまするので、学問の先端を行くということは断言できないかもしれませんが、日本へ持つて来ますと、学術会議等の話を伺いますと、おそらく日本の科学の知識が三十年進歩するであろうというものであります。それだから、この材料は、大学等の学者の研究に資し得ると同時に、実際の産業界に非常に役に立つものであろう、こういう考えをもちまして、計画を立てて、そうしてただいまのところ十万五百点の発明の文献を取寄せて、国会図書館にその大よそ一割が到達しております。毎月相当の分量が参りますから、もう今年度内には全部参ることと思つております。そこで、合計十万五百点の学術、産業の上の先端的なこの発明研究の実績を表わしたものは、いろいろお金の関係で、一組だけは映画のフイルムと同じような写真で買いました。従つて、また取扱いの手続も普通と非常に違いますので現在は国会図書館の本館の中に置いて、これを必要な方に見せるという方法をとつております。ところが、これに対しまして、関西の方面におきましては、たつた一つのものを東京まで学者や会社の技術者等がみんな見に来るということは、あまり簡便な方法ではないという空気もございますし、それやこれやございまして、今年の国会におきまして、一組関西へ持つて行つて、そこで人が見得るようにするのがいい、こういう御趣旨で、新しく予算が増加計上せられたのであります。それが今までの経過でございまして、今度は、それと同じことを九州でひとつやろうという計画がこれに含まれておるわけであります。

庄司一郎自由党

○庄司委員 たいへんけつこうな御趣旨のようでございまして、いずれ関西、九州等に御計画が終られました場合は、私は東北でございますが、すべての文化関係においても遅れておる仙台とか北海道の札幌の北の方にも、どうかそういうものができるように、御配慮をあらかじめ願つておきます。

金森徳次郎国立国会図書館長

○金森国会図書館長 その点は、実は北海道に一つ持つて行こうという議論が相当内部でも起りましたし、外部でも起りましたけれども、何しろ外国語で書いてありまして、高度の学問でありますから、そこへそれだけの金を入れて設備をしましても、なかなか急に利用されないじやなかろうか、そういう懸念がございますので、漸進的にやつて行きますし、またその間にはいろいろ宣伝をいたしまして、場合によりましては、ごく安い料金で何か簡便にできる——それはフイルムを複製して、希望に応じてわけてやる、こういうようなことも考えられまして、順次研究するつもりであります。

伊東岩男改進党

○伊東委員長 次に、国立国会図書館PBリポート利用料金に関する規程案について本委員会の承認を求められておるのであります。本件を議題にいたします。国会図書館長の説明を求めます。     —————————————     —————————————

金森徳次郎国立国会図書館長

○金森国会図書館長 ただいま出ておりますこの規程の趣旨は、国立国会図書館といたしましては、従来一般人に対しては料金をとらないという原則を堅持しております。と申しますのは、道路の使用料をとるというのは、特別の道路に限られておるのであつて、公衆の通る道路に料金を課することはないという類例がそつくり当るわけでもございませんけれども、しかし、図書館というものは一般の国民に対して広て開かれておるものであると思います。従つて、図書館が料金をとるということはなるべく避けたいものであるという気持をもつて、今日までは原則として無料ということにしておりました。ところが、今回のこのPBリポートその他は、今まで十万五百点ばかりの資料を注文いたしますについても、非常に金がかかりまして、原価だけでも何千万円という金がかかつておりますし、それから、これを読みますのにも、普通の方法では読めませんで、一種の機械にかけて拡大して読むということになり、電気もいりますし、そういうものを出し入れするにも非常なめんどうな手数がいりますので、やや特別に扱う方がいいのじやないかという考えを持ちましたし、なお、これが一般的に使われるというよりも、特殊な産業に関係をいたしまして、それらの人の相当大きな経済的利益になるのであろうとも思われますので、図書館としては特別な経費がかかる、同時に一部の人には相当利益がこれから生れて来るのではなかろうか、この二点を考えますると、国家の費用をできるだけ倹約いたしまするために、ある程度の使用料をとつてもいいのじやないか。従来の図書館の方針とは少しく背馳しかけておるきらいが実はあつて、私自身としては好むところではございません。しかし、国家の経費がどこかで倹約されて行くという見地から考えて行きますと、これはやむを得ぬと思います。そこで、まず原則といたしましては、ここに掲げましたような規程によりまして、閲覧する場合には一人一回につきまして五十円の使用料をとる、それから、特にその材料を示して、つまりこの部分を写真にとつてもらいたい、こういう御希望がありますると、写真料金のほかに、いわば手数料として一件十円ずつとろう、こういう原則をとつております。但し、学問の研究のために大学の先生が研究するとか、あるいはまた特許局の人々が公務のためにこれを調べるというような特殊な場合におきましては費用はとらない、こういうような形でこの規程をこさえたわけでございます。図書館の大きな方針にも関係することでありまして、いろいろ煩悶をしたわけでありますが、やはり国の経費を倹約するために、かつまた利用者がごく限定せられておる場合に、そしてまた特別な経費を要するような場合には、ごくわずかでもこの方法に出たいという結論をつくつたわけであります。いろいろこれはむずかしく、私どもにも惑いを持つておる点でございますから、いろいろ御批評をいただきたいものと考えております。

伊東岩男改進党

○伊東委員長 何か御質疑ありませんか——。別に御発言がなければ、お諮りいたします。本規程案につきましては、これを承認することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

伊東岩男改進党

○伊東委員長 御異議なしと認めます。よつてさように決しました。     —————————————

伊東岩男改進党

○伊東委員長 昨十日国立国会図書館連絡調整委員会委員長栗山茂君より、本委員会に対して、行政、司法各部門支部図書館の予算及び人員に関する件について勧告があつたのであります。これにつきまして、まず図書館長の御意見をお聞きしたいと思います。

金森徳次郎国立国会図書館長

○金森国会図書館長 御承知のように、この連絡調整委員会は、国立国会図書館の働きぶりに対して、相当広い範囲からいろいろ御助言とか御忠告とかいうものをいただくものでありまして、大きな目で見ますれば、図書館はこの委員会によつて間接に監督せらるる、こういう立場のものであります。でありまするから、この調整委員会でおきめになつたことにつきまして、図書館側から容易にかれこれ言うわけの筋合いのものではございません。そうでございまするけれども、かりにその間の事情につきまして補充的な説明をさ許れるものといたしますると、実際、現在日本でとつておりまする、中央図書館が多くの行政官庁、裁判所等の図書館を統轄するという制度は、私ども自分のことを説明するときには少しく遠慮しなければなりませんが、大体うまく行つておるのでありまして、アメリカがこういうことをやろうとしましても、いろいろの事情でうまく行つおりません。図書館が一つ一つかつてに働いておりますが、日本では二十幾つの支部図書館と本館とがうまくはだ合いを合せておりまして、そこでおのおの持つておる資料を利用させまして、たとえば、通産省のこういうことを知りたいということを文部省でお考えになるという場合、すぐにその資料を通産省の方から文部省の方が利用することのできるような仕組みが、かなりの程度まで発達をしております。だんだん政治が過去の資料を必要とするということがふえて来ましたので、全体の系統的な働きが必要であるという勢いが増加いたしました等のためでございましよう。実際、この支部図書館は、当初の予想通りと申しまするか、あるいは予想以上に活動の範囲を強めて来ておるのが実情でございます。ところが、そこまでは非常にいいのでありまするけれども、支部図書館というのは、御承知のように実際は各官庁等の設備であります。各官庁が人を充実せられまして、また各官庁の費用でできておるのであつて、中央の図書館は、その人のものを利用しておるというような形であるとも言えるようなわけでございまして、現実の力を持つておりません。しかし、それにもかかわらず、何とかこう協調して、最大の効果をあげたいというのが、図書館の理念であるばかりでなく、支部図書館の方方もみなそういう考えを持つておつてくださるわけであります。そういう前提のもとに、それでは中央図書館がどれだけのお世話ができるかということになりますると、従来あまりそう大したものもないというところの弱点に今回この調整委員会がお触れになつておるものと思うのであります。まつたくこの委員会でおきめになつたようにとり運んで行かなければ、われわれの責任も果せないし、またわれわればかりでできることでもございませんので、あちらこちらから援助をしていただきたいと思うのであります。この委員会からお送りになりました書類を見ておりますると、二つお定めになつておりまして、その第一は、その規模と企画の重要性に応じて合理的な予算を配賦し得るように措置さるべきこと、こういうことであります。これは、中央図書館ばかりの責任ではございません。われわれも努力いたしまするし、財政当局も努力せらるべきでありましようし、またその図書館を直接に持つておらるる官庁も努力せらるべきだと思います。現在の実情は、正式に言えば、支部図書館はほとんど活動をするだけの予算を持つていないと言つてもいいような気がいたします。こういう図書館ができまするときには、初めには少くとも基本的に資料を集める経費として五十万円くらい予算を増加されませんと、その後だんだんと縮んで行きまして、何割引とかいうのが二、三べん重なりますると、今日としては、それだけの金をもつては、ほとんど資料を集めることもできないような状況になつておりまして、せつかく支部図館書の制度ができましても、連絡して活動しようと思うと、必要な資料が急には楽に出て来ない、こんなような状況もございますので、そこで、この支部図書館が動き得る程度の予算がまわるようにしたいという御希望は、私どもの方としては大賛成でありまして、これがなければ全体の統轄をする上にほとんど働けないということになるのであります。  それから、次に、第二の項目として掲げられておりましたのは、ちよつと文章が長くなつておりまするが、要するに、これは支部図書館の働きが、人間的の意味におきまして非常に不自由になつておる。だから人間的に支部図書館を補うくふうをいたしまするために、その文章を読んで行きますると、二の二行目のところに、「本館に支部図書館関係司書要員を増加し、これをもつて機動的に支部図書館の基本的業務の改善を援助せしめるよう措置されたきこと」ということがございます。今日支部図書館は大小いろいろの組織になつておりまするが、人的にあまり恵まれておりません。何と言つても大きな役所の比較的手の満ちていないような一部分というふうになつておりまするから、職員の数も少いのであります。それから、その職員がはたして図書館的な訓練を十分持つておられるかという点につきましても、まだ完全とは言われないのであります。ところが、仕事の面から申します為と、どんどん書物は集まつて来る、その書物を整理しなければならぬ、目録をうまくつくらなければ使えない、せつかくの貴重な材料が積んであるだけであつて、思うようにはならないという結果も、ある部分には相当あろうと思います。私はすべての支部図書館を拝見したわけではございませんけれども、ある部分の図書館を拝見いたしますと、こんな貴重な材料がどうして人に見捨てられてここに眠つておるのであろうかというような疑念も起るのでありますが、しかし、これは処置することがなかなか容易ではございません。そのときに考え方が二つあるわけであります。と申しますのは、その支部図書館のおのおのに二人とか三人とか人をふやしてもらうということも一つの考えであります。けれども、これはまた各図書館の実情に応じていろいろの利害得失もあろうかと思つております。ところが、いま一つの考え方としては、今日支部図書館は、中身は相当充実しておりますようにも見えますが、一時の手不足ということがございまして、いろいろたまつた仕事が集まつておるために、十分の活動ができないのであつて、このときに一息力をわきから貸して、そして筋の通るところまで持つて行きますれば、それから先は比較的容易に動くのではないかというような線も考えられるのであります。そう考えて来ますと、それはその役所で図書館の人を充実せられるのも一策でありますけれども、それよりほかに、もう一つ、熟練した図書館事務をする人のプールというと言葉が少し過ぎますが、とにかく多少の専門家がおつて、一時そこを助けまして、そこがりつぱな筋になつて行くようにするということが、経済的でもあり、実際的でもあり、好ましいことのような気がいたしますので、多分そういうような点に着想せられて、機動的に各支部図書館の基本的業務の改善を援助せしめようという御決議であろうと思つております。その点は、中央図書館といたしましても、まつたく御同感でありまして、一日も早くそういうふうにありたいものだと思つております。

伊東岩男改進党

○伊東委員長 ただいまから懇談会に移して、いろいろ御協議申し上げたいと思います。      —————・—————     〔午後零時十五分懇談会に入る〕     〔午後器時三十四分懇談会を終る〕      —————・—————

伊東岩男改進党

○伊東委員長 ただいまから再開いたします。  本件につきましては、いろいろ御協議を願つたのでありますが、委員長といたしましては、連絡調整委員会の勧告の趣旨は妥当だと考えますから、これが実現方について、まず関係各省大臣、長官及び各委員会にこの趣旨の要望書を提出したならばいかがかと思うのでありますが、この点、皆さんたちの御意見を伺つた上で適当に処理したいと思います。いかがでありましよう。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

庄司一郎自由党

○庄司委員 ただいまの委員長の御構想はまことにけつこうでございます。ついでに、なお追加されて、国会は休会中ではございますけれども、また同僚仲間のことではございますけれども、国会図書館長が要請されておる今回の十五億四千八百余万円のこの御要求額を、願わくは大蔵省より削減されることなく、完璧にこの予算総額を達成させてあげたい念願から、委員長におかれては、ただいま各省主管大臣等に適当な要請書を委員長として正式にお出しくださるということで、けつこうでございますが、同時に、院内においては、念のために、一通、連絡調整委員会よりかような要請等もあつたということを、参考資料にされて、予算委員長あるいは衆議院の議長等までお出しくださることは、決して国会法の違反ではないと私は考えるのであります。さような意味において、ついでと言つては何でございますが、大臣諸公のほかに、予算委員長、衆議院の議長等々にも、横の連絡をつける意味において、御善処願つておくことがよいのではないか、こんなふうに考えますので、ぜひ御採択を願いたいと思います。

伊東岩男改進党

○伊東委員長 庄司委員にお諮りいたしますが、予算委員長だけでなく各委員長に出すことでどうでしようか。

庄司一郎自由党

○庄司委員 けつこうでございます。なかんずく予算委員長だけは納得させておく必要があると思います。

伊東岩男改進党

○伊東委員長 ただいま庄司委員より御意見のほどもありましたので、これを要望書としてそれぞれ提出いたしたいと存じます。  文書の作成その他については委員長に御一任を願いたいと存じますが、いかがでありましようか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

伊東岩男改進党

○伊東委員長 御異議がないようでありますから、さように決しました。  次会は《報をもつてお知らせすることにいたしまして、本日はこの程度で散会いたします。    午後零時三十分散

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