図書館運営委員会 第4号
- 発言数
- 17 件
- 登壇者
- 4 名
- 会派数
- 3
- 開催日
- 1953/07/22
会議録
○伊東委員長 これより会議を開きます。 去る七月一日、理事河本敏夫君が委員を辞任されました結果、理事が一名欠員になつたのであります。この際、この補欠選挙を行いたいと存じますが、先例によりまして、委員長において指名するに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○伊東委員長 御異議なしと認めます。よつて松浦周太郎君を理事に指名いたします。 ―――――――――――――
○伊東委員長 次に、国立国会図書館より、国立国会図書館建築協議会規程案が本委員会の承認を求めるために提出されております、これを議題といたします。まず図書館長の説明を求めます。金森図書館長。
○金森国会図書館長 ただいまお手元に出ておりまするこの案件は、事柄といたしましては、図書館で両院の運営委員会の御承認を経てこさえまするところの規程の一つであります。 国立国会図書館もだんだん新建築に向つてておりまして、その予算も、今年度分からのものがおそらく通過せられ石でおろうという融通しを持つておりまするが、それにつきまして、図書館の建築は非常に各方面に関係しておりまして、図書館だけの自由な考えでやりますると、あとでいろいろ故障も起り得るのでございますので、できるだけ広く御意見を伺つて、それを組合せて、間違いのない結論を得て進みたいと思つておるます。そこで今回、その建築の実施のために必要な事項を協議いたしまするために、国立国会図書館に国立国会図書館建築協議会を設けるというのが、この規程の根本の趣旨でございます。図書館の建築の根本的計画は、これは、御非知のように、別の方法によつてつくられて行くのでありますけれども、これを実施いたしまするときには、案外あちらこちらに関係がございまして、たとえば各関係官庁の御意見も伺わなければなりませんし、あるいは日本の建築の専門家の大体の御意見を伺うことも必要である。あるいは日本の図書館事業をやつておる方面の識見のある方の御意見を飼う必要もある。ことに国会に属する図書館のことでありますがゆえに、図書館運営委員会との関係が、いわば根本的ともいうくらい重要でありまするので、それらの方面からの御意見も十分現われるようにしなければならぬし、大蔵省等も念頭に糧いておりまするし、両院の事務局も念頭に置いておりまするが、かような方々のお集まりを願つて協議を進めたいと思つております。 そこで、第二条の示しておりまするように、この協議会は会長と委員二十人以内でこれを組織するということにいたしました。 また第三条に移りまして、会長は図書館長がその任に当ることにいたしました。 第四条におきまして、その委員のおよその範囲を規定いたしまするために、その条文の第一号から第五号までの間に、その要目を列記したわけであります。ここに書いてありまする通り、両議院の図書館運営委員長及びその運営委員会の理事、それから関係国家機関の職員といたしまして今予想しておりまするのは、国会の事務局の方、建設省の方、それから大蔵省関係の力というようなところを予想しております。それから学識経験という面は、おもに図書館の建築についての識見ある有識者ということでありまするが、さきに述べましたように、図書館の運営についての識見のある方も、ごく一部分ではあるにしても、加えたいと考えております。それからあと、国立国会図書館の職員と申しまするのは、ごく限られたものでありまして、そんなにたくさん入れる趣旨ではございません。こういうふうに今後委員会を設けまして、事ごとに重要事項の御協議を願うというふうにして行きたいと思つております。 ところが、図書館の建築につきましては、一般的な問題以外に、技術的な問題が相当あろうかと思つております。たとえば暖房をどうするか、光線をとるのをどうするか、いかなる機械装置をつくるかというような面におきましては、これは一般の問題とは少しく違いまして、ごく限られた面の専門家が必要になり得るわけでありまして、一般の方て間に合うならばそれで十分でありますけれども、なかなかそうは行かないものと思つております。そこで第五条に専門委員の制度を設けまして、そういう特殊な装置については、それだけの範囲の専門委員を置くことができるということを予想しております。 以上がこの図書館建築協議会の骨子でありまするけれども、しかしそういう委員方ばかりでうまく動くものではありませんで、そのまた下ごしらえといたしまして、幹事を置きまして、その幹事がいろいろ事務的なお手伝い、また委員の間の連絡をするということも必要と思いまするので、幹事若干名を置くということが、第六条に規定してあるわけであります。 かようなふうに委員会をつくる希望を持つておりまするが、経費は格別今までは表三つては出ておりませんが、今衆議院を通過いたしまして参議院にかかつておりまする図書館建築予算の中の、事務の費用の一部分をもつてこれに充てたい考えを持つております。大体は公務員をもつて充てておりますので、さしたる経費は必要がないように考えております。 以上がこれの骨子でございます。もし御承認が得られまするならば、一日も早く人々の組立てを整えまして、図書館建築を促進したいと考えております。何とぞ慎重御審議をお願いいたします。
○伊東委員長 ただいまの御説明に対して御意見、御質疑はございませんか。
○神近委員 ちよつとお伺いしますが、この建築協議会ができましてから、設計の募集や何かはでざるわけですか、事務的のことをお話願いたいと思います。
○金森国会図書館長 これは現に設計等も事実上はやつておりますけれども、だんだん深みが出て来ると申しまするか、ごく荒い設計から具体的に審議し、実施でぎる設計へと順序を経て深まつて行くわけであります。今やつておりまするのは、ごく事務的な、こういうふうなものを希望するという程度てございますか、今度こういう協議会ができますると、それにつきましては、さらにもつと現実に触れた多くのお話が出ることと思います。それと設計とは並行してやつて行きたいと思います。だから設計の人をいろいろ委託いたしますると同時に、この協議会の御批評も受け、その御批評に従つてまた設計の方も適当にと、二つのものをもろともに並行させて、大急ぎで進行したいと思つております。
○神近委員 予算ですが、今度の予算が通れば、それにはどのくらい計上されておりますか。
○金森国会図書館長 予算の方では、当初の計画が今年度一億ということであります。それがまあ、いろいろ金額の整理のために少しく減つて行きましたが、骨子は一億を中心としておるわけであります。今度の今かかつております予算では、経費を縮減するためにある程度の率は下つておりますけれども、しかし、今年度行いまする建築の全部がすべて子、れでできておるわけであります。でありまするから、その中の土地の試験に使うものもございまするし、土地にくいを打つとか、根切り作業を行うとか、こういう経費も含んでおりまするが、その初めの計画に一億――だんだん減つて行きましたが、その中に庁費、事務費が計算されておるわけであります。それをもつてこの基礎に充てるのでございますが、また具体約の金は、前の予算が非常に政治的にできておるために、大蔵省との間にこまかくできておりませんので、結局お金がなければ、それだけこつちが倹約して、できんだけ実行して行く、こういうことになるわけであります。
○伊東委員長 他に御発言もなければお尋りをいたします。国立国会図書館建築協議会規程案につきましては、これを承認するに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○伊東委員長 御異議ないと認めます。よつてさように決しました。
○武知委員 委員長の非常なお骨折りで、文部省の科学振興費ですか、あの原子力資料購入費の一億円を図書館の方で使うようにたいへんなお骨折りをいただきまして、まことに感謝いたしますが、あのいきさつをちよつと説明してもらいたいのですが……。
○伊東委員長 速記をとめて。 〔速記中止〕
○伊東委員長 では速記を始めて。
○伊東委員長 次に、お諮りいたしたいことがございます。まもなく本国会も閉会となりまするが、本委員会といたしましては、来年度の図書館建築の予算その他の諸問題がございますし、閉会中なお国会図書館の運営に関して審査をなし得るようにしておく必要があると思うのであります。この旨を議長に申し出たいと存ずまするが、いかがでございましようか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○伊東委員長 御異議ないものと認め、さように決します。閉会中審査申出書の作成に関しましては、委員長に御一任願いたいと存じます。なお閉会中審査が付託されました場合の委員の派遣に関しましては、すべて委員長に御一任いただきたいと存じまするが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○伊東委員長 御異議ないと認め、さように決しました。 次会は公報をもつてお知らせいたすことにいたしまして、本日はこれにて散会いたします。 午前十一時五十四分散会