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16回国会衆議院1953/09/28

人事委員会 第15号

発言数
16
登壇者
3
会派数
2
開催日
1953/09/28

会議録

赤城宗徳自由党

○赤城委員長代理 これより人事委員会を開会いたします。  当委員会の委員長川島正次郎君が、去る九月八日東南アジア視察のため出発せられましたので、帰国せられるまで、川島委員長の御指名によりまして、私が委員長の職務を行うことになりましたので、御了承願います。  それではただいまから地域給に関する小委員会の補欠選任を行います。去る七月二十五日に舘林三喜男君が、同二十七日に森三樹二君が、同三十一日に長正路君が、また八月三日に池田清志君が、それぞれ委員を辞任せられたことがありまして、四人ともに地域給に関する小委員でありましたので、小委員四名が現在欠員となつております。この際小委員四名の補欠選任を行いたいと存じますが、前例によりまして選挙の手続を省略し、委員長において指名いたすことに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

赤城宗徳自由党

○赤城委員長代理 御異議なしと認めます。  それでは    舘林三喜男君  森 三樹二君    長  正路君  池田 清志君 をそれぞれ再び小委員に御指名申し上げます。     —————————————

赤城宗徳自由党

○赤城委員長代理 次に地域給に関する小委員会の中間報告を聴取いたしたいと思います。  私が地域給に関する小委員長をしておりましたので、私から御報告申し上げます。  地域給の小委員会をたびたび開いて参つたのでありますが、去る九月十一日に、決定事項ではありませんが、中間的な結論的なものができ上つたのであります。お手元に御配付してありますが、一応私から朗読いたしまして御報告にかえたいと思います。  今日地域給を廃止せよとの声はかなり強い。   この地域給に関する問題点としては、第一に、支給率及び支給地域の指定方法をも含めて、現行勤務地手当制度をそのまま是認し、存続して行くことの可否、第二に、勤務地手当に関する現行根拠法規と勤務地手当支給の現状との矛盾、第三に、多くの人々から指摘されている人事異動の困難等々があげられているのであります。  衆議院人事委員会としては、地域給の将来をいかにすべきかについて小委員会を設け、数回協議いたしましたが、去る八月十日、地域給制度の改革に関する基本的態度として、地域給の廃止を最終目途とし、「第一段階では二級地までを廃止し、これらを非支給地とし、本俸および扶養手当の平均額のほぼ一割程度を俸給に繰入れる。第二段階としては、三級地以上についても今後縮少の基本的態度のもとに考慮して行く」ことを決定いたしました。  このような根本的態度の下に協議し、具体案として次の一及び二案がほぼ妥当との結論に達したのであります。  第一案としましては、俸給に一〇%を繰入れて現行五段階制を二段階縮減し、残りの現行三、四、五級地を一、二、三、級地として支給率をそれぞれ五%、一〇%、一五%とする案、これに要する予算額は年間約百七十四億であります。これは国家公務員、公共企業体、地方公務員を含んでおります。  この案の利害得失としては、長所として、一、方法がきわめて簡単なこと。二、この改正により手取額の減少することがないので納得が行きやすい。短所としては、予算が膨大になること。なお、現行三、四、五級地の職員は、手取額を超過する結果を招くことであります。  第二案としましては、俸給に八・七%を繰入れ、残りの三、四、五級地を一、二、三級地とし、支給率をそれぞれ五%・一〇%、一五%とする案であります。これに要する予算額は年間約百十四億でありますが、これは国家公務員、公共企業体、地方公務員を含んでおります。  この案の利害得失としては、長所としては予算が比較的少くて済むことであります。短所としては、現行二、三、四級地の職員について、現行級地区分の場合に比して、手取額の減少が起ることであります。なお、以上は、地域給制度をいかにすべきかの根本的な立場からの検討でありますが、このような制度改革と並行して、現行制度のもとにおける不合理の是正、とりわけ上に述べた根本方針に基く新一級地以上となるべき地域についても十分の検討を加えるべきである。  このようにして右の根本方針が制度化された上は、当分の間支給地域区分表を改訂しないこととする。以上が中間的な結論であります。  報告等について御意見がありましたら……。

竹尾弌自由党

○竹尾委員 私は前には小委員でなかつたので、こういう質問があるいは起つたかもしれませんが、重複はひとつごかんべん願つて、一つだけお尋ねいたします。一級、二級地をやめて三段階にする場合に、この前の国会でも盛んに陳情、請願がありましたが、あの請願、陳情の地域は、大体一級地が多いようでしたが、ああいうものの現行二段階をとりやめないで、あれを大体のところ全部受入れるといたしまして、仮定ですが、その場合の予算の膨脹する額と、二段階に切つたこういう案との額の差はどのくらいになりましようか。そういうことをお調べになられたことがございますかどうか。

赤城宗徳自由党

○赤城委員長代理 資料はあつたはずですけれども、今ここに持つて来ておりませんが……。十分な調査が今ないようでありますが、調査させて次の機会に御報告いたします。

竹尾弌自由党

○竹尾委員  大体のところどうですか。そういうぐあいにして受入れるのと、一級、二級を切つて二段階にしてしまうのと、どつちが多くなるのでしようか。

赤城宗徳自由党

○赤城委員長代理  二段階切る場合は、この案で行きますと一〇%なり、あるいは八・七%なり……。

竹尾弌自由党

○竹尾委員 一〇%つけるこの案と、それと今まで来たものを一応受入れてやる場合の差でございます。

赤城宗徳自由党

○赤城委員長代理 五級地まで一〇%入れておりまして、だから二級地以下は全部入れたわけであります。入るわけであります。だから三級地以下の分たけが幾らになるかという額が出ればよいのですけれども、その額が今ちよつと申し上げるほどの数字は出ておりませんけれども、三級地以上に一〇%入つておりますから、今の請願を全部を採択して地域給をつける、あるいは上げるということの方が、この額よりは少いことはわかつておりますが、どれくらいかということは、まだちよつと調べがつきません。

竹尾弌自由党

○竹尾委員 そういたしますと、こういう場合はどうなりましようか。一級、二級を廃止して、最低二級にするということでありますが、二級から三級地にしてくれというような請願も相当多いと思います。そういうものはこの際三級地に引上げるということは考慮されるのでしようか。それは小委員会で、どういうふうに……。

赤城宗徳自由党

○赤城委員長代理 今お話のあつたことは、残るものの中には現在の三級地ばかりではなく、二級地から三級地に上るものも含むわけであります。

竹尾弌自由党

○竹尾委員 そういたしますと、二級地から三級地への運動というものが当然起るわけですね。それは認めるわけですか。

赤城宗徳自由党

○赤城委員長代理 それにつきまして科学的根拠を相当厳格なものをつくつたらどうかという話合いはあつて、そういうものを人事院の方にも調べてもらうような話合いにはなつております。なお竹尾さん、いかがでしようか、地域級の小委員会がこの会議の後でありますので、その席でひとつ詳しくお話合い願つたらと思います。

三宅正一日本社会党(右)

○三宅委員 竹尾委員と同じ質問でダブルかもしれませんが、小委員会できめられました原案というのは、大体非常に御苦心の案のように思つてけつこうだと思いますが、どちらにしてもこれがいつ実施されるかということのいかんによりましては、今請願に出ておるものを認めるという線を出さなければならんと思います。この辺の段階はどういうふうに考えておられますか。

赤城宗徳自由党

○赤城委員長代理 これは後ほどお話合いしたいと思うのですが、実は参議院の方の人事委員会でも、衆議院の方の案を参考として一つの打合せ事項というか、結論が出ておるのであります。こういうことになつておりますので、本日午後参議院の方と打合せをしたいと思うのです。参議院の案をここでごひろうするのもどうかと思いますけれども、参議院の方では三つの項目を掲げておるわけであります。その一として、地域給指定の現在のアンバランスの是正は、まず早急にこれを行う、二としては、地域給制度の改訂は給与問題の改訂と切り離して行い、両者を混淆しないこと、三といたしまして、現在の五段階を実質的に圧縮可能ならば二段階くらいにすること、こういう案もありますので、衆議院の案と参議院の案と研究して、できるならば同一歩調で行きたい、こういうことになつておるのであります。当然今三宅さんお話のような問題は、打合せの際に出て来るように思います。  他に御発言もないようでありますから、ただいまの中間報告を当委員会で了承しておくことに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

赤城宗徳自由党

○赤城委員長代理 御異議がないと認めます。それではさように決定いたします。  なお去る十一日の地域給の小委員会におきまして、先ほどちよつと触れましたように、参議院の人事委員会と合同して地域給に関する打合せを行うように申合せをいたしたのであります。参議院側と折衝いたしました結果、本日午後二時から両院人事委員会の合同打合会を、参議院の第二号委員室で開会することと相なつておりますので、御了承願います。  本日はこの程度にとどめ、次会は公報をもつて御通知いたします。本日はこれにて散会いたします。     午後零時三分散会

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