議院運営委員会 第26号
- 発言数
- 43 件
- 登壇者
- 10 名
- 会派数
- 6
- 開催日
- 1953/07/25
会議録
○菅家委員長 それではこれより運営委員会を開きます。 農業災害補償法の一部を改正する法律案は、両院協議会においてその成案を得たそうであります。両院協議会議長よりその内容を御説明願います。
○坪川委員 ただいま議題となりました両院協議会の件について御報告いたします。 不肖議長となりまして、昨日、一昨日の両日にわたりまして、参議院側といろいろ協議いたしました結果、衆議院においては、参議院回付案をのむということに各党一致して決定いたしましたので、昨日の協議会において、全会一致同調することに相なつた次第であります。従いまして、本日の本会議に、参議院回付案、すなわち両院協議会の成案を上程していただきたいと思います。
○菅家委員長 ただいまお聞きの通りでありますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○菅家委員長 御異議なければ、さよう決定いたします。 ―――――――――――――
○菅家委員長 次に、離島振興対策審議会委員指名の件。離島振興法が七月二十二日公布になりました結果、法律第七十二号で、衆議院より七名の審議会委員を出すことになります。なお、一応この割当等について、事務総長より御説明申し上げます。
○大池事務総長 七名を割当てるというと、自由党三、改進、社会両派並びに自由党分党一ずつという比率になります。
○菅家委員長 これは急ぐらしいので、各党において、月曜日までに議長までその委員名を、割当数によつてお申出願いたいと思います。 ―――――――――――――
○菅家委員長 次に、中央青少年問題協議会委員指名の件。これは、青少年問題協議会設置法が七月二十五日公布になりましたので、衆議院より三名の委員を出すことになります。その割当は、自由党一、改進党一、社会党左派一、これは三名ですから、いたし方がないと思います。これも月曜日までに、割当になりました各党においてはその氏名を議長までお申出願いたいと思います。 ―――――――――――――
○菅家委員長 次に、この前留保になつておりました旧軍港市国有財産処理審議会委員任命につき同意を求めるの件、本件について各党の態度がおきまりになつておりましたら、御発表願います。
○坪川委員 異議ありません。
○園田委員 改進党も異議ありません。
○島上委員 まだ未定です。
○松井(政)委員 次会まで保留していただきたい。
○菅家委員長 大分御異議がないようなお話でしたが、それではこれもひとつ月曜日までに願います。 それから、ずつと留保になつておりました運輸審議会の委員も、月曜日には協議いたしまして、おそくも全部火曜日までには決定いたしたいと思いますので、それまでに各党の態度を御決定願いたいと思います。
○菅家委員長 それでは本日の議事日程について、事務総長より御説明申し上げます。
○大池事務総長 本日の議事は、日程前にやることはございませんので、まず日程第一の農業災害補償法の一部を改正する法律案の両院協議会成案については、ただいま御報告の通り、参議院で議決された通りの成案ができたわけでありますから、その成案を一番最初に議題にいたしまして、坪川信三君が議長として御報告になりまして、御決定願います。日程第二は、例の私的独占の法案でありますが、これは修正をされまして、討論等もございます。反対は左右両派社会党でございます。討論者の氏名はお手元に差上げてありますが、反対討論として、左派の飛鳥田一雄君、右派の中村時雄君、賛成討論といたしましては、自由党の方は小笠公韶君、改進党は栗田英男君、分自党は山本勝市君、こういうことであります。そこで、採決は起立でよろしゆうございますか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○大池事務総長 さようにお願いいたしまして、起立採決にいたします。討論の時間等もあとで御決定願います。その次の日程第三から九までは一括上程で、一括して大蔵委員長千葉三郎君が報告されます。三、四、五の三案に対しては、左右両派社会党が反対でありまして、反対討論として、右派の平岡忠次郎君の通告があります。従いまして、三、四、五については起立採決、六、七、八、九の四案は全会一致でございますから、異議を問うて決定を願います。日程十、十一は、農林委員長井出一太郎君の報告で、全会一致でございます。日程第十二は、水産委員長田口長治郎君の報告で、これも全会一致であります。日程第十三、十四は、運輸委員長關内正一君が報告されまして、全会一致であります。ただいま申し上げましたうちで修正されております部分は、日程第二、第六、第十、第十三で、あとはみな全会一致であります。
○菅家委員長 そうしますと、私的独占禁止法案の論討時間は、例によつて十分内外……。
○松井(政)委員 独禁法の討論時間について、ちよつとお願いがある。これは前国会でも、通俗的に五大法案といわれたものであつて、内容はなかなか複雑です。そこで討論時間も、従来の普通の法律案と同様十分ということは無理で、十五分程度にしていただきたい。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○菅家委員長 それでは十五分程度ということに決定いたします。 なお、各委員会から緊急上程の申出場がありますので、一応事務総長より御説明申し上げます。これらの委員会から法案が上つて来た場合には、緊急上程をいたしたいと思います。
○大池事務総長 お手先に緊急上程予定法案としてございますそのうちで、まず第一に、法務委員会の刑事訴訟浜の一部改正法律案が、本日議決を見る予定になつております。これに対しては、ただいまのところ討論の申出が一人あります。それは小会派クラブの岡田春夫君で、反対討論の通告があることだけ申し上げておきます。小会派クラブの問題については、前から御議論がありましたので、いずれ御決定はあらためてお願いします。それから、これは本日ぜひ緊急上程を委員長の方では願つておりますが、社会党の方で話合いがつかぬと、きよう上げるのは無理であるということを聞いておりましたが……。
○松井(政)委員 各党の態度等は、事務局でわかつておりますか。
○菅家委員長 これは、労農党をのぞくほかは全会一致です。異なつた場合には、また場内においてやりますが、そういう成案が出、各党に報告になつておる。自由党改進党、社会党左右両派、分自党、各派共同提案の修正案も出ております。
○池田(禎)委員 場内交渉にしましよう。
○菅家委員長 もしこの通りだとすれば、上程することを御承知願いたい。 ただいまの討論ですが、小会派をこの際認めることについての件をおきめ願います。
○山中(貞)委員 この間小会派に、小会派の性格上、内容の問題は一応不問に付した形で反対討論を許しましたところ、久保田豊君が立つて、労働者農民党を代表してという前置きをされて、非常紛に争したが、そのまま質問を続行したことは御承知の通りであります。こういう問題は、小会派の性格にも基因することでありましようけれども、今後の方針をはつきりと打立てていただきたいと思います。
○菅家委員長 ただいま山中君から御発言がありましたが、このたびのこの法案は、すでに印刷もされておるから、各党に配付になるものと思いますけれども、そういう場合においては、労農党を代表しての発言は許すことはできないと思います。労農党だけ反対で、あとの小会派は賛成ですから……。
○池田(禎)委員 小会派がまとまつた場合においてのみ許すということにして……。
○園田委員 それでいい。
○中村(英)委員 小会派がまとまつた場合許すということに原則を立てられると、今までの前例と大分違うと思う。御承知のように、小会派は全部まとまるということはあり得ない。そこで、小会派の中で賛否両論あつて、賛成者なり反対者なり、多い方の人が討論なり、質問をすること、そういう程度で御了解を願つてやつておつたわけです。
○菅家委員長 質問はそれでいいと思いますが、討論となると、その会派を代表する討論ですから、……。
○中村(英)委員 そこで本来から言うと、全部一致しなければならぬはずで、問題によつては、同じ党で反対討論して、賛成投票をされたという経験もあるが、そういうことは別としても、私のところはああいう性格ですから、賛成意見を述べて、反対の態度をとつた人が、かりに二人、三人ある、そういう場合があり得ると思う。非常に問題がこまかな場合は、腹痛を起すというようなこともあり得る。大きな問題になると、そういうわけに行かないが、かりに賛成者が多い、反対者が多い、そういう程度で反対討論、賛成討論をやらしてもらう、その程度で今まではやらしてもらつておつた。この前代表してと言つて問題になつたが、久保田君は初めて出た議員であつて、久保田君にも注意したが、そういう事情がわからなかつたということでございましたから、了解したわけです。
○菅家委員長 原則をくずすというわけに行かぬ。この前許したのは、そういう、原則のもとに許したわけではありません。いろいろ事情を述べられたので、例外としてこの際は発言を許そうということになつたのです。これをはつきり確認しておきます。討論の場合許すという原則は今まで立つておらない。各党においても、そういうことはあり得ません。各党を代表することは、その党の一致した意見であつて、それに反した投票があつたというお話があつたけれども、そういう例はございません。(「あつた」と呼ぶ者あり)あつたときは、その党が処分したので、これとは問題が違います。
○中村(英)委員 そういうふうにきつちりここで割切つて……。
○菅家委員長 せつかく中村君のお話だが、すでに幾たびもそういうことはこの委員会で取扱つておることで、今急に御発言があつたからといつて、そういう原則を確立することはできません。それで今回の場合も、後ほどこれが緊急上程されて、場内交渉によつて各党が一致して、ただ単に労農党だけが反対だということになると、討論は許すわけに参りません。どうぞそういうことに御了承願いたいと思います。
○大池事務総長 その次は外務委員会の二案でございます。これは本日上る予定になつておりましたが、ちよつと無理じやないかと思つております。もし上りまして、満場一致のような案でございましたら、お願いいたしたい。それから、文部委員会の青年学級振興法案が上りました。これは左右両派並びに小会派から出席された方は御反対のようであります。従いまして、討論もただいまは左右両派から出ておりまして、反対討論が左派の野原覺君、右派の松平忠久君の通告があります。次の厚生委員会の二案は上つておりまして、全会一致であります。通産委員会の三案は、今のところ上つておりませんが、上る予定になつております。
○加藤(常)委員 これは内容はどうなつておりますか。
○大池事務総長 各党の状態はまだ聞いておりません。 それから運輸委員会の分は、修正があるということを聞いております。修正があれば、修正案文配付の関係もあつて、きよう無理じやないかと思います。それから公職選挙法の方は、簡単なようなことを聞いておりますが、まだ上つておりません。
○菅家委員長 そうすると、ただいま事務総長より緊急上程予定法案につき申し上げたうち、確実に上つて来るのは、文部委員会の青年学級振興法案、これは反対討論が野原君と松平君、これはきよう緊急上程いたしたいと思います。それから厚生委員会の二つは、全会一般でありますから上げたい。その他まだ未確定のものに対しては、討論のあるような場合には次会にまわしたい。本日は、場内交渉によつてできるだけやつて、討論のある場合には、次回の本会議で取扱うということに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○菅家委員長 ではそういう取扱いをいたしたいと思います。法務委員会の方は、先ほど申し上げた通り、刑事訴訟法の一部を改正する法律案は、ほとんど全会一致の共同修正案になつておりますから、労農党が反対する場合においては、その討論は許さないという取扱いによつて緊急上程をいたしたいと思いますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○菅家委員長 さよう決定いたします。 なお、本日の本会議は一時半にいたします。次回の本会議は、会期も切迫いたしておりますし、各常任委員会からこまかな法律案がたくさん上つて来るようでありますから、一応月曜日定刻より本会議を開くことに決定しておきます。
○池田(禎)委員 本日の本会議においては、独禁法というような重大法案がありますし、さらにまた重要法案につきましては、反対討論もありますことですから、当然定足数の問題は、与党において責任を持つて善処されたい。
○菅家委員長 しばしばそういう御注意があり、ほとんど毎回のことでありますから、定足数を保つということについては、各党とも議員の出席督励方をお願いいたしておきます。 本日はこれにて散会いたします。 午後零時三十分散会