議院運営委員会 第23号
- 発言数
- 72 件
- 登壇者
- 10 名
- 会派数
- 6
- 開催日
- 1953/07/21
会議録
○菅家委員長 これより運営委員会を開会いたします。 まず第一に、労働委員会の公聴会開会承認要求の件について、議長より諮問があります。事務総長より御説明をいたします。
○大池事務総長 労働委員長の方から、公聴会を開きたいという申出があります。案件は、公共企業体等労働関係法の一部を改正する法律案と地方公営企業労働関係法の一部を改正する法律案、山花秀雄君外六名提出、この二法案について公聴会を開きたい、公聴会を開く予定日は、二十五日と二十七日を予定しておるそうです。
○菅家委員長 御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○菅家委員長 本件につきましては、議長においてこれを承認すべきものと答申するに御異議ないものとして、さよう決定いたします。 ――――◇―――――
○菅家委員長 次に、先般留保になつておりました運輸審議会委員任命につき同意を求めるの件は、各党のうち、まだ態度の決定しないものがありますので、次会にこれを延期いたします。 ――――◇―――――
○菅家委員長 次に、お手元に配付いたしております電波監理審議会委員任命につき同意を求めるの件は、事務総長より一応御説明申し上げます。
○大池事務総長 これは、電波監理審議会の委員は、従来小林武治君、野村秀雄君がなつていたのですが、小林武治君は三月二十三日に辞任をいたしております。野村秀雄君は六月七日に辞任をいたしておりまして、二名欠員でありますので、小林武治君、野村秀雄君にかわつて、飯野毅夫君と松方義三郎君の両君を任命いたしたいというのであります。その両君の任命の理由並びに履歴書は、お手元に配付いたしておりますから、それによつて御了承願いたいと思います。
○菅家委員長 何か御質疑があればこの際願います。もし質疑がなければ、態度を留保して次回の委員会にまわしたいと思います。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○菅家委員長 それでは次回の委員会において決定することにいたします。 ――――◇―――――
○菅家委員長 次に、国家公安委員任命につき同意を求めるの件、事務総長より御説明申し上げます。
○大池事務総長 国家公安委員の任命の件は、前に花井忠君がなつておられたのですが、これが一月十九日に辞任をいたしておりますので、その後任に高野弦雄君を任命いたしたいというのであります。これも理由並びに履歴書がお手元に配付してありますので、それによつて各党の御態度を御決定願いたいと思います。
○菅家委員長 何か御質疑がありますか。――本件も次の運営委員会において決定をいたしたいと思います。 ――――◇―――――
○菅家委員長 次は、農業災害補償法の一部を改正する法律案の参議院回付案についてお諮りいたします。事務総長より一応御説明申し上げます。
○大池事務総長 この前、農業災害補償法の一部を改正する法律案について衆議院の方で修正をいたしました点は、農業災害補償法の根本的な再検討が必要であるから、それまで一応政府案に出ておりました部分のところを延期しておいた方がよかろうということで、削除をいたされた点が数点ありますが、参議院といたしましては、それを原案にもどして参つております。こちらで除いた点が政府原案にもどりましたおもな点は、農業共済組合及び同連合会の役員の責任をはつきりさせるために、役員の組合及び第三者に対する連帯責任の規定が書いてあります。それを一応削除した。第二は、行政庁が役員を改選、解任する等の規定が八十条にありましたが、それも一応こちらでは再検討まで削除いたした。要するに衆議院の方では、根本改正をするまで、こういうものは一応除いておいた方がいいというので、削除したところを、参議院では、根本改正されるまででも、こういう規定がある方がよかろうという意味で、またつけて来た、こういう関係でございます。従いましてこの回付案については、各派の御態度がきまつたところで本会議に上程をいたしたい、こういうことでございます。
○菅家委員長 自由党はきまつたでしよう。
○渡邊(良)委員 自由党といたしましては、参議院の修正については承認しがたいので、両院協議会を開くべしということであります。
○園田委員 改進党も同じであります。
○菅家委員長 右派の方も、分党も、小会派も、御異議ないでしようね。――では農業災害補償法の一部を改正する法律案の参議院回付案については、両院協議会を求めることに決定いたしました。 ――――◇―――――
○菅家委員長 次に、和歌山県並びに奈良県の水害に対して院議をもつて調査慰問団を派遣し、各派一名ずつによつてやりたいということでありますから、一応お諮りいたします。なお、詳細のことは事務総長より御説明申し上げます。
○大池事務総長 各党の国会対策委員長会議を開いてもらいたいという申入れが昨日議長の手元までございました。その問題は、和歌山、奈良両県下の今回の水害に対して、院議をもつて調査慰問団を派遣することがいいか悪いか、もしそういうことがきまつた場合には、従来の水害地緊急対策特別委員会の方へ、和歌山、奈良両県の水害地調査を併託して研究をしてもらいたいと思うが、その点を各派の対策委員長会議等で打合せをしてもらいたい。なお、もしそうなれば、委員も多少増加をしなければならないという点、もう一点は、人事院の勧告案が一昨日参つたのでありますが、その人事院勧告案に対しての緊急質問をいたしたいが、これは当委員会ですでに御決定のように、国会対策委員長会議で、緊急質問の取扱いについては一応お諮りをした上でということになつておるので、それをきめたいということで、本日十一時から各党の国会対策委員長会議を開いていただいたのであります。その結論的な申合せといいますか、意見の一致した点は、前回にも、九州方面の大水害に対して院議をもつて調査団を出しておるのであるから、やはり調査慰問団を派遣してもらいたい、その人数等は、当委員会でいずれ御決定と思うが、一応伍宅くらいで、各派一名ずつでいいじやなかろうかというようなお話でありました。なお慰問団が行くことになれば、見舞金等も当委員会で適当に御決定を願いたい。従いまして、水害地緊急対策特別委員会では、和歌山、奈良両県下の水害地調査も、あわせて調査をしていただきたい、それについては、委員を本名程度増加をしてこれに充ててもらいたい、こういう話合いがあつたのであります。 なお、人事院の勧告に対する緊急質問につきましても、ぜひこれはやる方がよかろうということに、一応国会対策委員長会議ではなりましたので、本日の議運で正式にこれを取上げて御決定願いたい、こういうことでございます。
○井手委員 ただいま御報告の国会対策委員長会議の結果ですが、今和歌山、奈良とおつしやつたが、その二県を指定されたものか、そのほかの県はどういうふうになされたものか、その辺をもう少し詳しくお願いしたい。
○大池事務総長 その点は、最初、和歌山の今度の水害ということで話になつておりましたが、奈良の方にもある程度ある。従つて、和歌山、奈良両県の水害を視察したらどうかということで、それ以外については多小あるようでありますが、その点まで及ぼしますと切りのないことで、ほとんど全国ということになるので、その点までは行つておりません。ただいまも申し上げました和歌山、奈良両県が議題になつたのであります。
○井手委員 この前、ここで鳥取、島根の問題が出たように思うが、特に視察にも行つてない。そういうふうな被害の程度、どの程度までをどうするというふうな話合いまではなかつたのですか。
○大池事務総長 今言うのは、和歌山と奈良の両県ということで、それ以上には行つておりません。
○菅家委員長 ただいま事務総長より御説明申し上げました各党の対策委員長の協議会において、和歌山、奈良両県の水害に、前回九州地方の風水害に院議をもつて調査慰問団を派遣したと同様な取扱いによつて、各派一名ずつをもつて構成する調査慰問団を送りたい、これを本日の本会議において決定したいと思います。御異議ありませんか。
○中村(英)委員 各派といいますと、小会派クラブも入つておるのですか。九州のときは各派の中に加わつておりました。行く人はないかもしれませんが、行く行かぬは別として、できれば一応入れておいていただきたい。
○菅家委員長 いかがでしよう。この種のことであるから、やはり小会派も入れて、五名でなく、六名ということで……。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○菅家委員長 御異議なければ前言を取消しまして、各派一名ずつになりますから、六名ということにします。これは本日の本会議で決定したいと思います。
○加藤(常)委員 前回、院議で派遣した調査団と同様に、委員会との関連はないですか。
○菅家委員長 関係ありません。これは院議で行くわけであります。
○池田(禎)委員 この前の九州の場合は、九州選出の議員にあらざる者をもつて構成するというようなことでしたが、今度は、そういう問題はどうなつておりますか。
○菅家委員長 慰問ですから、各党おのおのの立場におまかせしてよろしいのじやないかと思います。
○池田(禎)委員 それには異論ありません。むしろ、この前のときにああいうことにした方が、機宜に適してなかつたと思う。
○菅家委員長 なお、次に見舞金のことですが、前回は千円ということでしたが、今回は五百円程度でいかがでしよう。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○菅家委員長 それでは見舞金は一人五百円ということに決定いたしました。 なお、水害地緊急対策特別委員会は三十名の委員をもつて構成しておるのですが、さらに和歌山、奈良両県を加えることになつて、十名だけ特別委員を増加したいという各党の一致した意見であります。これも御異議ないものと思いますが、いかがですか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○菅家委員長 それでは本名を増加することになりました。
○園田委員 その割振りはどうなりますか。
○菅家委員長 自由党三、改進党二、左派二、右派二、分自党一、そういうふうに御承知を願います。なお、奈良、和歌山両県を調査の対象に追加していただくことになります。
○井手委員 この次に災害を受けるようなものがあつた場合について、対策委員会では別に話は出なかつたのですか。
○菅家委員長 その他のものは、際限なく次々とこの委員会に付託することはどうか、とにかく特別委員会であるから、今会期中に一応は形式的に終りを告げるわけであります。継続審議となつて、継続審議中に被害が起きたときには、そのときに考慮しよう。今、次々と入れることは考えものだろうという意見に一致したのであります。
○井手委員 和歌山と奈良、それだけですね。
○菅家委員長 では、さよう決定いたします。なお、お諮りいたしますが、和歌山、奈良というのですから、日時は大体三日間でどうでしよう。――ちよつと懇談にいたします。 〔速記中止〕
○菅家委員長 懇談をとじます。それでは懇談の結果、往復五日間ということに決定いたします。 ――――◇―――――
○菅家委員長 なお次に、事務総長より御説明のありました人事院勧告に対する緊急質問、これには各党でそれぞれの意見がありましたけれども、まずこの一つは取上げる、爾余の問題は次の委員会で御協議願う、これは各党一致した意見でありますから、この委員会においても御異議なかろうかと思います。次の本会議に緊急質問を取扱うことに決定するに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○菅家委員長 それでは、次の本会議において、人事院勧告に対する緊急質問を行うことに決定いたします。 ――――◇―――――
○菅家委員長 それでは本日の議事日程について事務総長より一応御説明申し上げます。
○大池事務総長 それでは本日の議事日程について御説明申し上げます。議事日程に入る前に、ただいまおきめ願いました和歌山、奈良両県に院議で慰問団を六名派遣することを議長発議で御決定を願いたい。つきましては、この際議場で六名の派遣委員を指名した方がよければ、それに間に合うように各派で一名ずつお申出を願えば、議長がすぐ議場で行かれる方を指名できまずから、お願いをいたしたい。それが済みましたあとで、ただいま御決定になりました水害地緊急対策特別委員会に十名の委員を増員いたしまして、ただいまの和歌山、奈良両県の水害地調査を併託する動議を出していただいて御決定をお願いいたします。それが済みまして日程に入ります。 日程第一は、建設委員会の案でありまして、理事の瀬戸山三男君が報告されて、これは小会派を除くほかは全会一致でございましたが、小会派の方がおられなか、たようで、その態度がはつきりしておりません。
○中村(英)委員 当該委員が欠席しておつたようだが……。
○大池事務総長 もし御反対があれば起立採決をしなければなりませんから、あとからお申出を願います。おそらくないのじやないかと思います。日程第二から第七までは、外務委員長上塚司君が報告いたしまして、これは分自党の方がおられなか、たようで態度がわかりませんが、あとは全会一致でございます。これもひとつ始まる前にお願いします。それから日程八、九、十の三案は、一括上程で大蔵委員会の理事島村一郎君が報告されまして、全会一致であります。日程第十一、中小企業金融公庫法案は、通産委員長大西預夫君が報告されまして、修正ですが、全会一致であります、次の日程第十二は、厚生委員会理事古屋菊男君が報告されまして、全会一致であります。日程第十三と第十四は、水産委員会の田口長治郎委員長が報告されまして、全会一致であります。日程第十五は、郵政委員会の理事片島港君が報告されまして、全会一致であります。残る日程の第十六、十七、十八は、運輸委員長の關内正一君が報告されまして、日程第十六については右派が反対でありまして、反対討論として川島金次君の通告があります。十七と十八は全会一致であります。これは参議院から送付されたものでありまして、これも分自党の方がおられなか、たので、態度はわからなか、たそうであります。
○加藤(常)委員 全会一致ですよ。
○大池事務総長 それから緊急上程をお願いしたいという案があります。今、内閣委員会から恩給法の一部を改正する法律案が上るはずにな、ております。恩給法の一部を改正する法律案については、反対討論が神近市子君、堤ツルヨ君。
○土井委員 堤君は、条件付賛成討論です。条件付であるから、反対のようにも聞えるけれども、結局賛成なんです。
○大池事務総長 そうすると、反対討論として神近市子君、賛成討論は、今のお話の堤さんと、改進党の高瀬傳君、従いまして討論をやります場合には、神近君、高瀬君、堤君、こういうことになります。それが恩給法の一部を改正する法律案の上、た場合の緊急上程の際でありますが、それ以外に、電気通信委員会から、公衆電気通信法案、有線電気通信法案、有線電気通信法及び公衆電気通信法施行法案、この三案が上る予定にな、ております。
○土井委員 その案は上、て来る予定だけれども、討論の時間その他で相当時間を食うだろうと思うから、場内でやはりその点考えて、六時近くになるような場合には、考慮することにしておいたらいい。
○佐藤(芳)委員 その点は、場内交渉にしてもらいたい。
○菅家委員長 その他の法案も上、て来るらしいのですけれども、全会一致かどうか今のところわかりませんから、あまり時間が遅れるようでしたら、場内において適当に交渉をいたします。予定の時間に上、て来たら、恩給法の二つと公衆電気通信法の三つの討論をや、てしまう。時間とにらみ合せて緊急上程をすることに御了解を願つておきます。時間を勘案して場内で交渉するということで御異議ありませんか。
○井手委員 内閣委員会はたくさん出ておりますが恩給法の点だけやるのですか。
○大池事務総長 今申し上げた反対討論、賛成討論のあるのは、恩給法だけに限、てあるわけであります。それ以外の行政機関職員定員法の一部改正、行政管理庁設置法の一部改正、総理府設置法の一部改正、昭和二十七年というのは、みな一緒に上りますから……。
○井手委員 全部緊急上程の予定ですか。
○大池事務総長 そういう予定であります。
○菅家委員長 全会一致のもの、討論のあるもの、いろいろありますが、上つて来れば緊急上程することにしておいて、討論のあるものは、時間の関係もあるから場内で交渉申し上げます。
○土井委員 電気通信については、ぼくの方は松井政吉君が反対討論に立ちますから……。
○大池事務総長 それからおしまいに書いてあります学校図書館法案も上るそうであります。
○土井委員 これは上るというより、委員会の審査を省略してや、てくれということでしよう。
○大池事務総長 きようやりますか。
○菅家委員長 簡単なものはやることにしましよう。
○土井委員 それは異議ありません。全会一致ですから……。
○菅家委員長 討論の場合は、例によつて十分間ということにいたします。
○井手委員 恩給法を、もしきようやるとすれば、恩給法は重要法案の一つといわれるものだけに、十分では足らぬと思う。理由をは、きりしなくちやならぬから、五分ぐらいは延ばしてもらいたい。
○菅家委員長 一応十分にきめておいて、議長に一任しておきましよう。十五分になると、また二十分ということで困りますから、そういう含みで議長に取扱、てもらうことにいたします。
○大池事務総長 最後にお願いいたしたいと思うのは、ただいまの緊急上程の分は、議場内で正式に御交渉を願うことにして、日程の終、たあとに追加ということでよろしゆうございますが、日程の十八の次に、ただいま御決定になりました学校図書館法案、これだけはとりあえず上げる。あとの討論のある部分についての両委員会の分は、議場内で交渉をいたしまして逐次上程する。そうすると、日程第一に入る前に、先ほど御決定を願いました農業災害補償法案の回付案については、参議院案は承認をしない、従、て両院協議会を求める、こういうことをひとつおきめ願いますから、御了承願います。
○菅家委員長 本日の本会議開会は三時、次回の本会議は二十三日の定例日、定刻より開会いたします。 本日はこれにて散会いたします。 午後二時二十分散会