議院運営委員会 第3号
- 発言数
- 331 件
- 登壇者
- 22 名
- 会派数
- 6
- 開催日
- 1953/05/29
会議録
○菅家委員長 これより会議を開きます。 官房長官の御出席の要求がありましたので、官房長官が見えております。まず、官房長官に対する質問を許します。椎熊君。
○椎熊委員 官房長官に御迷惑でしようが質問いたします。本予算提出の時期が各派に非常に影響がありますので伺いたいと思います。この間承りましたのは、予算委員会等で想像しておりましたのと、ここで官房長官がおつしやつたことと大分違いがあるようですが、政府側において、なるべく確実性のあるところをおつしやつていただくことがこつちの予定を立てる上に必要ですから、その点について御言明を願いたい。
○福永政府委員 予算提出の時期につきましては、この前私がこちらに参りましたときに、大体十五日を目途としております旨を申し上げました次第でございます。実は本日の閣議におきましても、総理大臣から特に発言があり、またその他の閣僚からも発言があつたのでございますが、極力編成を急ぐことに政府といたしましてはあらゆる努力をいたします。国会で審議を願う上に、できるだけ日数がよけい得られるようにいたさなければならぬということで、終始努力をいたしておるわけでございます。椎熊さんが御指摘の、予算委員会等で考えておる日時と食い違いがあるということは、私どももちよつと耳にいたしておりますが、大蔵省が印刷をする日時等を考えまして、どうも二十日ごろになるのではないかと言つたとか言わないとかいうことが伝えられておるようでございます。真偽のほどは私は知らないのでございますが、私の方にもさようなことが耳に入つたのでございます。しかし政府といたしましては、二十日ということであつてはならぬということで、極力あらゆる手段を講じまして、早くしたいということを考えておる次第でございます。従いまして、私どものただいまの考え方では、ぜひ十五日には出したいと考えております。この前にも申し上げました通り、もし遅れるにいたしましても、十五日からそう遅れることはあるまい、せいぜい両三日ぐらいだと思いますが、この両三日も遅れることがないように、十五日に出せるように、あとうべくんばそれよりなお一層早く出したいという考え方で努力をいたしておる次第でございます。
○椎熊委員 大体了承いたしますが、二十日になるというようなことはないと思つてよろしいですね。
○福永政府委員 二十日になるということは万々ないと政府においては考えております。
○椎熊委員 ありがとうございました。けつこうです。
○菅家委員長 御苦労さまでした。 ―――――――――――――
○菅家委員長 それでは本日の案件について御協議をいただく前に、前回の委員会で松井君より御発言があり、御要求があつたことにつきまして、先刻の理事会の結果をこの際簡単に御報告を申し上げます。 先ほど、今後における緊急質問の取扱い方について各党の国会対策委員長の御参集を願い、さらに本委員会の理事各位の御参集を得まして、議長、副議長御出席のもとに協議会を開いた次第でございます。協議の結果、今後緊急質問に関しては、国会対策委員長の会合において、国会の権威高揚と国家的見地に立つて、大局から緊急質問の問題を決定することに努めることにいたしまして、その決定した問題に慕いて、人選その他は本委員会で協議することにいたしまして、緊急質問の調整に当ることに大体申合せを行つた次第でございます。もとより対策委員長の会合で決定できない場合もありましようから、さような場合等は、本委員会において最終的に決定をしなければならないことは申し上げるまでもございません。なお、本委員会において決定いたしております緊急質問の取扱いの基準の申合せがあるのでございます。その前段の場合は、すなわち天災、地変、騒擾等に関するものというのであります。参考に申し上げておくのでありますが、「緊急質問の取扱いの基準に関する件」というのが、昭和二十四年四月十二日に決定をいたしておるのでございます。「緊急質問は緊急やむを得ざるものに限る。緊急やむを得ざるものとは、天災、地変、騒擾等に関するもので、その他議院運営委員会において緊急やむを得ざるものと認めたものを言う。」ということになつておりまして、この後段が今日まで問題になつて来たのであります。そこでこの後段に関しては、すなわち、重要な国策に関し、国家的見地に立つて緊急質問を行うというようなときにおいては、各党の国会対策委員長間において話合いを進められて、その結果に基いて緊急質問をしていただくことによつて、緊急質問の濫用といつては語弊がありますが、今日まで本委員会においてしばしば論議された問題の調整を試みたい。こういうことに決定をいたした次第であります。なお、私の言葉の足りない点がございましたならば、その協議会に臨まれた各党の理事諸君がおいでになるのでございますから、その理事諸君より補足説明をお願いしたいと思います。
○淡谷委員 ただいまのお話ですが、この凍霜害対策に関する緊急質問などは、天災に関するものとして先の方に入るのではないですか。
○菅家委員長 本日の緊急質問の問題は、今の対策委員長協議会を経ない前に出たもので、これは後ほどあらためて御協議をいたすことにいたします。
○山下(榮)委員 ちよつと伺いますが、今委員長の御報告を伺つておりますと、緊急質問は、各党の国会対策委員長の協議会で相談した結果を当議院運営委員会にかけるというふうに伺つたのですが、その通りですか。私はそう直感したのですが、国会対策委員長の会というのは、今まで行われておつたかどうか存じないのですが、従来は野党四派による国会対策委員会というものがしばしば行われたことは私も了承いたしておるのであります。もし、さようなりといたしますならば、私はそれよりも議院運営委員会の理事会で御相談をなさつて、それを当議院運営委員会にかけられることのほうがもつと筋が通るのではなかろうかということも考えられるのです。その間どうお考えになつて、そうおきめになつたのか伺いたい。
○菅家委員長 お答えいたします。それらの点に対しましても、各党の代表の理事諸君、各党の国会対策委員長の間において話合いがすでに済んでおることでございますから、お帰りになつて、それぞれの党の各委員にもお話があつたことと思うのであります。なるべく簡単に御報告を申し上げた次第でありますが、何用御連絡がなかつたとすれば一応申し上げておきます。 今まで別段国会対策委員長会議というようなものが現存したわけではございません。この委員会においてそういう話合いがあつたものですから、まず、この委員会だけできめましても、今日の状況では、緊急質問が競うて次々と現われて来る、このままで行きますと、緊急質問が非常にたくさん出て来まして、その取扱いについて本委員会が時間的に悩むわけであります。こういうことを調整して、緊急質問に名をかわることを避けて、国会の権威を高からしめる緊急質問を行い、この原則に従つて天下を震動せしむるような問題を取扱うことが、権威の上からいつてもよろしい、その観点に立つて、私は議院運営委員会の理事会だけでなく、各党の責任ある国会対策委員長の協議会においてその方針がきまれば、それはよろしいことであるということで、各党の国会対策委員長の協議会を開いたわけであります。各党の国会対策委員長ばかりでなく、各党から選ばれた理事諸君の意見等も十分参酌いたしましてきめられたことで、これには従わざるを得ない。従いまして、どの党からかこの問題について緊急質問をいたしたいという要求がありました際においては、ただちに国会対策委員長が集まられて協議をし、その協議の結果に基いて本委員会がそれを審議の対象にするということになろうかと思います。それらの点が話合いで済んだ次第であります。なお足らざる点がありましたならば、理事の諸君からひとつ補足願いたいと思います。
○土井委員 私の方では、新たに決定された問題についてまだ連絡をとつておりませんから、この点について質疑があることは当然だと思いますが、先ほど委員長の報告された中にちよつと補足しておきたい点があります。大体きよう国会対策委員長の方々をお呼び願つて協議をして、しかもその際に申合せというとおかしいが、話のとりきめをいたしました内容は、従来の四派会談は、国会の権威を高めるということと、民主主義のルールを確立するという建前において行われたが、さらにこれに自由党も交えて将来この種の会合をしばしば行い、超党派的な立場において国会の権威をできるだけ高める方針に持つて行こうではないか、そこできようとりあえずの問題としては、この緊急質問等の問題についてどう考えるかということが議論になつたのであります。緊急質問だけで国会対策委員長の方々にお集まり願つたのではなくて、将来各派の国会対策委員長の会議というものを時折開いていただいて、国会の権威を高める、あるいは民主主義のルールを確立するという建前をとつて行きたいということであります そこで緊急質問の問題については、大体議運が中心で決定すべきものであることは言うまでもない。従つて、国会対策委員長の会議できまつたからといつて、議運がそれに服従しなければならない何らの理由もないし、またそういう義務もないわけであります。ないけれども、いわゆる各党でそれぞれ党の立場において緊急質問をたくさん出され、その整理、あるいはそれを取扱うのに、議運では、従来の例から見れば非常に困難だ、従つて緊急質問の性格の上から見て、先ほど委員長が読まれました趣旨によつて、国会対策委員会を各党で開かれるのだから、その場合においてできるだけこの趣旨に従つて緊急質問の取扱い等をしていただくようにしたい。しかしながら、各党でこれは絶対にやりたいという希望があれば、非公式にでも国会対策委員長の間で御相談を願つて、とりまとめられるものがあれば、できるだけ議運といたしましてもそれを尊重して、その協議をいたす、こういうようなことだと私は記憶しておるのであります。従つて議院運営委員会の自主性とかあるいは議院運営委員会が持つております権利とかいうものを国会対策委員長会議で制圧し、あるいは干渉したりする内容のものではないと承知しております。
○菅家委員長 ただいま補足的に土井君から御説明がありました通りでございます。なお、それに対して何か御質疑があれば伺います。
○松井(政)委員 今の土井君の説明と委員長の報告とは大分食い違つております。委員長の報告からわれわれが受ける感じは、緊急質問を各派の国会対策委員長の会議ですべてきめて、その取扱いを議運に諮るというように聞える。しかし緊急質問の発議権については議員全体にある。国会対策委員長の会議できめなければ緊急質問ができないというように伺つたのですが、そうではなくて、従来われわれがきめました緊急質問の扱い方、発議に対する原則を国会対策委員長が各派の協議会で了承した。その線で進まれるという程度の申合せならよろしゆうございますが、もしそうでなくて、先ほど委員長の報告のように、今後緊急質問の取扱いについては、国会対策委員長会議で相談をして、まとまつたものを許可するということになると、大分考え方が違つて参ります。従つて扱い方も違つて来ると思いますから、はたしてそういうことであるのかどうか、もう一ぺん承りたいと思います。
○菅家委員長 ただいま松井君の御質問でありますが、私は大体食い違いはないと思います。土井君の言つたのも、私の言つたのも違いはないのでありまして、ここへ出て来るいきさつは、そういう経過をたどつて来るのであります。しかしそれにしても、絶対的の制圧を本委員会が受けるということはあり得ないことであります。これは国会法に基くものでありまして、各党の国会対策委員長がきめなければ、あるいはきめたもの以外は、当委員会でまつたく発議権がないということはあり得ないことであります。しかしながら、申合せによつて各党の責任ある対策委員長間において一致したものが出て来る場合においては、それを原則として取扱うということでなければ、協議、申合せは何ら意味を持たないわけであります。対策委員長の会議で相談しないで、かつてにどんどん出て来るということになれば、今日と同じ取扱いになつてしまいます。それではせつかく諸君の間の話合いで、国会対策委員長と本委員会の理事が参加して協議をしたことが意味をなさないことになります。その点においては、私は何ら食い違いはないと思います。
○松井(政)委員 そうすれば、こう解釈してよろしゆうございますか。国会対策委員長会議で取扱つた以外の緊急質問は、原則的に発議権は自由であるということは認めておられるわけですね。
○菅家委員長 発議権は当然あるわけです。
○松井(政)委員 ところが委員長の報告を何べん聞いても、緊急質問は国会対策委員長がきめたものでなければ取扱わないというように聞えるのであります。
○菅家委員長 そうお聞きになつたならば聞き間違いでありますから……。
○椎熊委員 各党の国会対策委員長の間で会議が成立して、それ以外に各党でかつてなものが出せますか。出て来たものはそういういきさつで出て来たので、それは国会法によつてやるのですから……。
○土井委員 これはいわゆるプリンシプルの問題と議員の緊急質問に対する発議権という問題だが、今、椎熊さんの言われておるのは、原則的に各政党が行つておるものです。但し小会派は別です。小分派はまとまらない個人個人が出す場合もあるのですが、各党の場合は各党で出す場合もあるし、そうかといつて個人が出せないということはないわけです。
○椎熊委員 それなら会派として扱わないですよ。
○岡田(春)委員 私の方のことは言わなくてもいい。私の方のことは私にまかせてください。
○土井委員 実際は今椎熊君が言うように、たとえば緊急質問は各党の国会対策委員会で研究、決定するから、国会対策委員会で決定しないものが出て来るはずはないわけです。しかしながら、議員の緊急質問に対する発議は、プリンシプルとして当然その権利がある、その面ではぼくはあり得ると思う。だからその点は実際の面と運営の面とでは多少の差があるけれども、それはやむを得ないことじやないかと思う。
○菅家委員長 今、土井君からの補足的御説明があつた通りであります。実際の問題と法理論とは別になるのでありまして、ここでそういう申合せをしたからといつて、本委員会の発議権がなくなるというようなことはあり得ないことであります。実際問題としては、そのようなことは申合せによつて生じて来ないということを申し上げたので、その点誤解がありましたら誤解のないように、お聞き間違いのないように訂正をしておきます。
○岡田(春)委員 今の委員長のいわゆるプリンシプルの問題は当然そうだろうと思う。ただここで具体的な問題として、こういう点が松井君の意見にも含んでいたのではないかと思うのです。各党の国会対策委員長が一致してまとまつた場合には当然出せるわけですが、例をあげて具体的に話をすれば、右派と左派は国会対策委員長会議において話がまとまつた、しかし改進党と自由党がこれに反対したという場合には、国会対策委員長の会議ではまとまらないわけです。こういう場合に発議権がなくなるということになれば、プリンシプルを選質的に押えるものではないか、こういうことが主たる意見だと思います。
○菅家委員長 それは報告にもつけ加えておいたのですが、その場合には、あらためて本委員会で、そのことに対してそのままの形において協議をする、それは決して牽制するわけではございません。
○岡田(春)委員 その点は了解しました。そこで先ほどちよつと話が出たけれども、われわれの方では、プリンシプルを振りまわすわけではありませんが、緊急質問を出す場合がある。ところがわれわれの方は小会派であるために、理事も出せないわけなんです。そこで、そういう問題が国会対策委員長会議で相談をされるという場合口になると、本日の会合なんかでも、私の方の会派からは出ていないわけです。その点で、緊急質問を自主的に調整する場合、その自主的に調整することはけつこうだと考えておりますが、われわれの方は入つていないので、その意味から国会対策委員長会議に対して、こういう緊急質問などのときには小会派から適当な者が参加できるように、責任を持てる者が出られるような道をぜひ開いていただきたいと思います。
○菅家委員長 そういうことは御希望として承つておきます。小会派は君自身御承知の通り、異なつた主義のものが集まつたというだけで、全体がまとまつてその代表者をきめるということは至難じやないかと思います。しかしそういう状態になり得た場合においては、その状態のもとにおいて各党の国会対策委員会なり、各理事の判断で、その会にオブザーヴアーとしてなり、正式に出ていただくなりする。その点は御希望として承つておきます。
○岡田(春)委員 自主的に調整することについては、われわれも協力しようと思います。 もう一つ、今度緊急質問を四件ばかり出しておりますが、小会派は代議士会で調整をした上で出しておるので、現実の問題としてはばらばらの形で出しておるのではないのです。従つて緊急質問の打合せの場合には、われわれもそこに参加して自主的な調整に協力するということは、別段大会派の国会対策委員長会議の間に阻害を起すような事情はないと思うので、むしろその中に積極的に参加させてもらうことによつて、自主的な調整に協力する方がいいのではないかと思います。
○菅家委員長 これはこの会できめることではないので、御意見は御意見として伺つておきます。
○岡田(春)委員 そういう趣旨であなた方が理事会でやられる場合に、われわれの方も参加し得るように理事会の中で話合いをするようにきめていただきたいと思います。
○菅家委員長 御希望の点は了承しておきます。いずれ適当の機会にお諮りいたします。 ―――――――――――――
○菅家委員長 次に、農林委員会から委員派遣承認の申請がありますので、そのことについて議長より諮問がありましたから、まず事務総長より御説明を願うことにいたします。
○大池事務総長 農林委員会から、委員派遣の承認をしてもらいたいという申請が参つております。それは、今次の凍霜害によります農業の被害の実情を調査いたしまして、農業災害対策の強化改善をはかつて、農業災害補償法の一部を改正する法律案を審査するための資にしたい、こういう目的から班を三つにわけまして、第一班は関東地区、第二班は東北地区、第三班は東海地区、この三地区にわたりまして、各班とも三日間委員が調査をいたしたい、その委員は各班とも四名ずつでございます。第一班の関東地区に行く人は、平野三郎君、吉川久衛君……。
○椎熊委員 名前はいいじやないですか。
○大池事務総長 そうですが。それでは各班とも農林委員会の委員の方が四名ずつ行く、その行かれるのは、いずれ自然休会になるでしようから、自然休会になつたら行きたいということであります。
○菅家委員長 ただいまの委員派遣の件について御協議を願います。
○椎熊委員 今回の凍霜害の問題は非常に大きな問題で、農林委員会が中心となり、各党が非常に心配しておる点であります。野党はもとよりのこと、自由党を含めた全国会がこの問題を検討の結果、一致した結論を得た。聞くところによると、政府は五億八千万円かの補償費を出すという言明をされたようであります。この厖大なる費用を支出してこの災害を補償するという段階ですから、私は農林委員会が自然休会中委員を調査のために派遣することは、これだけ大きな金を使うための実地見聞に出かけることは当然だと思います。ことに農業災害補償法の一部を改正する段階になつておるので、これらとにらみ合せて必要な委員の派遣だと思いますから、大体国会開会中は派遣しないというのが原則ですけれども、この際特に事情をしんしやくして、派遣することに賛成いたします。
○森(三)委員 私の方としても、椎熊委員の御発言の通り凍霜害の重大性を認めておりますので、自然休会中でありますから、委員の派遣に賛成をいたします。
○土井委員 農林委員会からの委員派遣の申請に対しては賛成ですが、この際ちよつとお伺いしておきたいことは、従来委員派遣の場合は、その選挙区でない人を差繰るということになつております。この原則はやはり一応確立しておかないと、えてして選挙運動のために行つたというそしりを免れないと思います。それは行く議員のためにもならないと思います。また国会の権威のためにも望ましいことではないと思います。従つて、できるだけその選挙区選出の議員は派遣しない、他の地区とそれぞれあんばいしてやつて行くという原則だけは確立しておいていただきたいと思います。そういう意味において、派遣委員においてそういうことがないかどうか、その点だけを伺つておきたい。
○菅家委員長 農林委員長がお見えでありますから、農林委員長にその点を説明していただきます。
○井出農林委員長 ただいま議題になつております委員派遣の件でありますが、ただいま土井さんから御指摘の点につきましては、その点も考慮いたしまして、選挙区に関係のある者はその地区にまわさない、こういう方針で三班とも編成をしておりますので、さよう御了承を願います。
○池田(正)委員 私の方も賛成いたします。
○岡田(春)委員 私の方も賛成いたします。
○菅家委員長 自由党はいかがですか。
○坪川委員 自由党もけつこうです。
○菅家委員長 それでは農林委員会からの委員派遣の件につきましては、議長においてこれを承認すべきものと答申するに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○菅家委員長 御異議がないものと認めて、さよう決定をいたします。 ―――――――――――――
○菅家委員長 次にお諮りいたしたいことは、前回の委員会で、各党お持ち帰りになつて決定していただくことになつておりました日本銀行政策委員会委員任命につき同意を求める件、宮島清次郎君の同意の件でありますが、各党のこれに対する態度を御表明願います。自由党はいかがですか。
○坪川委員 日本銀行政策委員会の委員に宮島君を任命する件については、わが党は賛成です。
○菅家委員長 改進党はいかがですか。
○椎熊委員 異議ありません。
○菅家委員長 社会党左派はいかがですか。
○森(三)委員 わが党もいろいろ検討した上、了承するに異議ありません。
○菅家委員長 社会党右派はいかがですか。
○土井委員 異議ありません。
○菅家委員長 池田君の方はいかがですか。
○池田(正)委員 異議ありません。
○菅家委員長 小会派はいかがですか。
○岡田(春)委員 これはまだきまつていないので、あとで議場内で申し上げす。
○菅家委員長 大体各党派の意見が小会派を除くほか全部一致でありますから、日本銀行政策委員会委員に宮島清次郎君を任命するについて同意を求める件は、同意を与うることに決定をいたします。 ―――――――――――――
○菅家委員長 次に、米価審議会委員任命につき国会法第三十九条但書の議決を求めるの件について、事務総長より御説明申し上げます。
○大池事務総長 これは米価審議会委員任命でございますが、この委員になりますには、国会法第三十九条但書によつて、国会で承認をしなければならぬことになつております。これは各党から御推薦の方々のように聞いております。履歴書等もお手元に差上げてありますが、名前はそこにございますように、足立篤郎君、植木庚子郎君、綱島正興君、今井耕君、足鹿覺君、川俣清音君、以上六君を任命いたしたいという申出でありますので、その承認方について御了承を願いたいというのであります。
○菅家委員長 各党申出の通りの委員でありますから御異議ないと思いますが、いかがですか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○菅家委員長 御異議がありませんから、さよう承認するに決定いたします。 ―――――――――――――
○菅家委員長 次に、決議案の取扱いの件を御協議願います。事務総長より説明いたします。
○大池事務総長 決議案については、すでにお手元に印刷物が参つておりますが、社会党の右派から出ております在日米軍演習場の強制使用反対決議案、これは前会からお話のものですが、さらに右派の方からの領土に関する決議案と、改進党からの同じく領土に関する決議案、ちよつと内容は違いますが、ほぼ同じように承知しております件が出ております。さらにただいま凍霜害全額国家補償に関する決議案が左派の方から出て参りました。その四件が出て参つておりますので、御報告を申し上げます。
○椎熊委員 在日米軍演習場の強制使用反対決議案につきましては、今現に問題になつておる地区等もありますし、全国的に研究を要する問題だと思いますので、本日上程せられることは困る。適当の時期があろうと思いますから、本日の上程は保留せられんことを希望いたします。 次に領土に関する決議案、社会党右派のものと私どもの方と、内容の同じものが二つ出ております。これはひとり社会党右派とわが党だけでなく、自由党もその他の会派も必ずしも反対でないはずでありますから、でき得れば各会派共同提案で出されることが望ましい。外務委員会等の委員の間では、その方針で各党にそれぞれ交渉中だということを聞いておりますから、これも共同提案になるまで保留せられんことを希望いたします。
○坪川委員 ただいま議題になりました四件につきましては、わが党といたしましては党に帰りまして協議をいたしたいと思いますから、本日は留保されたいと思います。
○森(三)委員 わが党は、在日米軍演習場の強制使用反対決議案にはもちろん賛成です。領土に関する決議案と凍霜害全額国家補償に関する決議案、これらもわれわれとしてはできるだけ早く、でき得れば本日中にでも決議をしたいと思います。しかし自由党その他改進党、各党の共同提案にしたらいいではないかという御意見もありますが……。
○島上委員 この社会党の提案した在日米軍演習場の強制使用反対決議案の問題は、期間的にも切迫しておるので、わが党は本日上程することに賛成です。
○菅家委員長 本日上程するかしないかということは調整を願わないと、趣旨には賛成だが、改進党からは、本日でなく、留保するという意見が出ておりますので……。
○森(三)委員 そこまで行かないで……。
○島上委員 この問題は緊急性があるから……。
○菅家委員長 きよう必ずやらなくちやならないというのと、きようは保留するというのと、意見がわかれております。それでは社会党の右派の方はいかがでしよう。その取扱いについて……。
○土井委員 実は先ほど自由党の坪川君の方から、わが党はこれを持ち帰つて相談するという非常に迂遠な話を聞いたのであります。御承知の通り、前回の議院運営委員会においては、それぞれ党に持ち帰り決定を見て、本日その取扱いを決定願うことになつておるのです。そういう点から言うと、本日出された凍霜害の問題は、初めてでしようから持ち帰ることは当然ですし、前のものも態度が御決定になつておらないというならばやむを得ませんが、わが党といたしましては、この問題はぜひ上程してやつていただきたいということをこの前希望しておりますので、その希望は今日もなお捨てておりません。ただ領土に関する問題は、改進党の方からも出ておりますし、この問題は前国会において床次徳二君からも出て、四十四、五日間たなざらしになつた問題でもありますので、これらの関係はできるだけすみやかに各党一致の形でやつた方がいいし、決議の権威を高からしめる意味からそうして行きたいと思います。その調整のために時日が多少かかるので、これを保留することはさしつかえありませんが、前のものはぜひ上程するような運びに取扱つていただきたい。 それから凍霜害の金額国家補償の問題につきましては、決議案の前例は、当日出して当日上程するということは従来取扱つておりません。出された場合においてそれぞれ党へ持ち帰つて、できるならば共同提案のような形に持つて行く、その調整ができなければやむを得ず議運でその取扱いを決定するということでありますから、本日出されたものをただちに上程するということでなく、党に持ち帰つて相談する期間が必要だと思います。それは一応留保していただいて、党の態度が決定してから意見を述べることにしたいと思います。
○坪川委員 ただいま土井君から御指摘になりました点でありますが、自由党といたしましては、在日米軍の演習場の問題は、諸般の情勢を十分勘案し、検討いたした上で態度を決定いたしたいという状態であります。党といたしましてもまだ結論に到達していないのであります。あとの三件は、わが党としては初めて本日提案されたことでありまして結論を得ていないので、願わくば以上四件とも本日は留保していただきたいというのでございます。
○池田(正)委員 わが党も留保に賛成。
○岡田(春)委員 私は土井君の意見に全面的に賛成です。在日米軍の問題は、大体この前、本日までにきめようということであつた。それを自由党の諸君がまだ研究していないということは私は間違いだと思う。こういうことをここで言うと悪いかもしれませんけれども、自由党はサボタージュをしておるのではないかというようにも考えられる。その点はひとつお考え願いたい。ただ土井君の意見とちよつと違うのは、左派から出しておる凍霜害の問題は、予算が通つたあとで決議をしても意味がないので、その前に上程することが望ましいと思います。
○森(三)委員 在日米軍の演習場の問題と凍霜害の問題をやることにしておいて、自由党さんの方も至急意見をとりまとめていただいて、本日上程するようにしていただきたいと思います。
○椎熊委員 本日上程に反対です。本日は留保に願いたい。
○淡谷委員 緊急質問の方にも、この演習場の問題が五件あります。これを保留しておいたのでは緊急性がなくなる。ぜひ在日米軍の演習場反対の問題はやつてもらわなければならぬ。これはあなたの方の御了解を得れば、群馬県の妙義山一帯、青森県の岩木山一帯という字句をつけ加えてもらいたい。そうして即時上程していただきたい。
○菅家委員長 いかがでしようか、これは各党の意見が一致しないようならば、やむを得ず採決ということにもなりますが、採決をせず保留して、次会に協議するということが群当じやないでしようか。もし意見が違つて、即時に処理するというならば採決よりほかないのですが……。
○土井委員 実を言えば、これは議運の方々も御存じだろうと思うが、六月の暫定予算が本日議了されて参議院にまわる。参議院で予算を明日にでも議了されれば、国会は自然休会の形になるのです。従つて本日取扱つてもらわなければ、今度開かれるときまで延期しなければならないことになる。演習地の問題は閣議で決定するつもりであつたが、それが保留になつておるそうであります。休会中にでもそれがきめられれば、国会の意思表示がされないことになる。これは非常に重要な関係になる。そういう事態の上から見て、これを本日上程することが適当じやないかと思うのです。
○菅家委員長 それは、あなたの御意見ごもつともであるが……。
○土井委員 なお、来月本会議を開いてこれを協議するという事態が出て来ると意味をなさないし、行政府に対して立法府の意見が属するわけにも行かないと思いますから……。
○菅家委員長 それではいかがいたしますか。お話がまとまらなければ採決でもいたしますか。
○土井委員 採決されてもやむを得ません。
○井手委員 採決されてもいいのですが、もう少し話をさせてください。
○菅家委員長 どうぞ。
○井手委員 今土井さんからお話があつたように、おそらく本会議が本日だけで休会になると、その間に話がきめられてもぐあいが悪い。何回も留保になつた問題でもありますので、本日ぜひ上程願いたい。
○菅家委員長 それは各党の意見が表明されて、これに対しては反対の会派もあり、意見がまとまらないので、採決によるか、話合いによるかということですが、これ以上その話を続けてみても同じ経路をたどるのじやありませんか。
○井手委員 自由党の方も、これを見ればすぐわかることだと思うのです。何回も何日も慎重に研究する必要はないと私は思うのです。
○坪川委員 もう少し検討したいと思いますから……。
○井手委員 あなたの方の政調会もあり、そんなに検討する必要はないじやないですか。自由党としてあまり見識がないようにもなりますから……。
○長谷川(四)委員 通らないものを出してもしようがないのだから……。
○椎熊委員 われわれも別の観点に立つて十分に考えておるのですから……。
○島上委員 自由党さんに伺いますが、根本的にこの趣旨に反対なのか、この提案そのものに反対するというのですか。
○坪川委員 案の内容について私ここで申し上げるのは軽卒だと思います。重大な問題ですから慎重審議して、今、党の態度を決定しつつありますから、もう少し待つてください。
○土井委員 採決の前に、お願いというよりも希望ですが、どうでしようか、この決議案の問題は非常に重要な問題でありますから、予算が通過しましてから本会議でやつてもいいと思うのですが、各党が御賛成ならば本日留保することにしても私はいいと思うのです。数日中に本会議を開いてこの問題を審議するというわけに行きませんか。
○菅家委員長 自由党はどうでしようか。
○坪川委員 本会議をもう一回開いてやるということは、ちよつとできないと思います。
○土井委員 本日は一応留保するにしても、この次に本会議を開いてやるというならばいいのですが……。
○渡邊委員 それは確答はできません。私ども慎重に党へ帰つて検討して結論を出したいと思いますから、もりちよつと研究さしていただきたいと思います。
○土井委員 それでは私の方は、成規の手続によつて決議案をやりたいと思います。それは否認できないので、とにかく正式に成規の手続によつて出せば、議長は職権をもつてやらなければならぬのですから、議運がそれを否決する何らの理由もないわけです。
○井手委員 そこまで考えてお願いを申し上げたい。
○土井委員 そこで基本的の調整をはかりたい。これはやはり御相談しなければならないことだから……。
○松井(政)委員 議事進行について……。こういう問題については、今まで懇談するなり、休憩するなりして取扱つて来たのですが、それをやらないで採決をするなら、成規の手続によつてやるようになるので、そこは一ぺん考えて、相談する余地があれば懇談にした方がいいと思います。
○菅家委員長 今松井君のお話ですが、委員長はただちに採決をするとは申し上げておりません。委員会において採決せよというお話もあるから、それなら採決をしましようかと言つたわけです。全員が採決するなというならば、委員長においては採決をいたそうとする意図はありません。話合いを要求されるならば、話合いのために懇談に移すことは、委員長はとめるわけではありません。懇談にいたしますか、それとも休憩をいたしますか。要するに諸君の意思によつて決定することで、委員長がただちにどうこうということはありません。
○椎熊委員 各党の態度は明確になつているので、私どもはきようは上程したくないというのです。土井君のは、きよう上程しないとなると、自然休会の前に本会議を開いてこれをやることれ約束するかというのですが、われわれはそれには反対です。その点懇談の余地のある問題ではないのです。
○岡田(春)委員 そう言つてしまつてはなんだか、この問題は非常に重大であり、きよう突然出したものでもない。一昨日出したもので、態度は改進党はきまつておるだろうけれども、もう一度懇談して、話し合う余地はないかと言つておるのです。
○椎熊委員 その点の話合いをする余地はないわけです。
○森(三)委員 委員長、若干休憩して、この問題について懇談したらどうですか。
○菅家委員長 それでは懇談に移しますか。
○森(三)委員 このままでは無理でしよう。
○井手委員 休憩してください。
○菅家委員長 それではこの決議案の取扱いについてはまた後刻御協議願うことにして、その他に御協議願うことがありますから、それを先に御協議願いたいと思います。 ―――――――――――――
○菅家委員長 委員派遣承認申請に関する件がただいま建設委員会から出て参りました。事務総長から説明をいたします。また建設委員長も出席しておりますから、もし質問等がおありでしたら質問を願います。
○大池事務総長 建設委員会から、委員の派遣承認を願い出て参つております。それは、暫定予算による道路河川等の公共事業の進捗状況を調査いたしたい、そのため二班にわけまして、一班は大阪府、京都府、兵庫県、第二班は静岡県、愛知県、三重県、この両班にわけましておのおの四名ずつの委員で、各班とも六月三日から一週間委員派遣をしたいという申出であります。
○椎熊委員 これは賛成できないですね。
○菅家委員長 どうでしよう、各党の態度は……。
○長谷川(四)委員 これはさつきの農林委員会の委員派遣とは別なものです。従来の慣例からは、会期中は一切出さないことになつているので、先ほどのものとは違うので、賛成できないですね。
○菅家委員長 これはいかがでしよう。先ほどの農林委員会の委員派遣と幾らか趣を異にしておる点から、ここで決定するということからもちよつと至難ではないかと思いますが、一応留保しておくということでいかがでしようか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○菅家委員長 それでは建設委員会からの申出は、留保ということに議長に答申しておきます。 ―――――――――――――
○菅家委員長 次に、緊急質問の取扱いについて御協議願います。
○大池事務総長 前回の委員会において大体の申合せは決定しておりますが、その後さらに緊急質問が追加されて本日出て参つております。配付されておる印刷物をごらん願いたいと思います。前会は内灘演習地の問題並びに凍霜害対策に関する問題、華僑送還の問題、これだけをやろうじやないかという申合せでありましたが、その後にこのような緊急質問が出て参つております。
○菅家委員長 それではあらためて全般に対する御協議をお囲いすることにいたします。
○椎熊委員 本日出たものはまだ検討しておりませんから、今まで出ておつたものの中で許すべきかどうかということを話し合えばいいと思います。理事会等でなされた問題は、社会党右派から出ている凍霜害対策に関する緊急質問と、左派から出ている在日華僑送還並びに在中ソ同胞引揚げに関する緊急質問と、わが党から出ておる内灘演習地不当接収に関する緊急質問、この三つを前から出されておるものの中からやらせようという了解のもとに話合いがついたと私は了解しておるのです。従つてこの三件は、当然本日緊急質問ができると私は信じております。 そこでわが党に関することを申し上げますが、内灘演習地不当接収に関する緊急質問は、諸般の状況を勘案して、本日やることがかえつて事態の円満解決に支障を来すのおそれがあると察知いたしまして、本日のところは留保したいと思います。そうして県民諸君の意のあるところを十分に天下に知らしめて円満なる解決をしたいという趣旨から、本日私どもはこれを留保いたします。他日適当の機会にこのことをなお皆さんにお願いをする会があろうかと思います。棄権をしたわけではありません。棄権ではありませんから誤解のないように……。本日のところは留保です。
○森(三)委員 椎熊さんに対して質問するのですが、椎熊さんもおられたけれども、どの緊急質問をどこでやるということまではさまつておらないのじやないですか。
○椎熊委員 私はそういうように了解して帰つております。
○土井委員 大体理事会では、ただいま椎熊君が言つた通りに了解しておるわけです。わが党といたしましては、凍霜害の問題を本日やらしていただきたい。
○島上委員 少し違いがあると思うのです。たとえば、こういうようにしてはどうかということで、話という程度のことで、あとは各党へ持ち帰つて相談して来るということだつたと思います。
○土井委員 それは違います。正木君が諸君の方から出ておつて、この問題についてはちやんと話をして行つたんだから、今のお話のようなことではないのです。正木君みずからが、とにかくそのことを発言して行つたわけですから、間違いではないのです。
○島上委員 正木君じやないのです。ぼくが出たのです。たとえばそういう方法もあるではないかという話だつたんです。
○土井委員 君の方では、これをやろうということを言つてたんだよ。
○長谷川(四)委員 わが党はこれをやらしてもらえば異議がないというのでしよう。
○島上委員 そういうはつきりしたものではない。
○椎熊委員 私はそういうふうに聞いております。
○島上委員 たとえばこういう方法もあるじやないか、それは党へ帰つて相談をしてということです。
○菅家委員長 ほかの諸君が、あなたがこの前出たときに、あなたからそういう発言があつたと承知しておるわけですから、それはいいじやないですか。
○淡谷委員 これを見ておりますと、凍霜害対策に関する緊急質問の緊急性は十分認めるのであります。それをどこでやるかということは議院運営委員会の理事会ではどうか知りませんが、私はその報告を受けておりません。演習地の問題は五つ出ておりますが、その内容はみんな違う。浅間山の問題もあるし、全国的な問題に触れたのもあるし、青森県の入つておるのもあります。これは非常に重大でもあるし、改進党とわれわれの方とは違つた感じから質問がありますので、もし改進党が留保されるならば、社会党左派の方にやらしてもらいたい。
○椎熊委員 そんなことを言い出されたら、何も決定できないですよ。党の信義を無視しちやだめです。この前ちやんときめたものを、またそんなことを言い出したら何もきまりません。
○淡谷委員 本委員会ではきめていないじやないですか。理事会で決定したということだけで……。
○椎熊委員 そうなると理事会を否認することになる。
○淡谷委員 理事会は否認しません。しかし理事会できまつてしまうならば、本委員会を開く必要はない。
○椎熊委員 だからここでやつておるのです。理事会ではこうなつたんだからということで、今まで了承して来ている。今までの沿革を何も知らずにここへ出て来て、かつてなことを言われるのは困る。
○淡谷委員 沿革を知るとか知らないとかの問題ではない。
○椎熊委員 お互いの信義は守つて行かなければ何もきまりません。お互いの代表が出て理事会できめたものを、またあとからかえるというのでは何もきまりません。
○淡谷委員 そこへ行つた本人が言わないというのだから……。
○椎熊委員 しかし、みんなそういうように了解しておるのだから……。
○島上委員 ぼくは、党へ帰つて相談してからということをあくまで言つたつもりです。
○椎熊委員 君らの方では、国会対策委員長が来てそういうことをきめて行つたのに、それを変更するのはあまりにひどいじやないですか。
○森(三)委員 そういうことでわれわれの方が引受けて来るわけはないと思う。うちの方でも、内灘の問題が一番重点だと思つておるので……。
○島上委員 各党が一つずつという基本方針はきめたけれども、どの問題をどの党がやるかということは、相談してみなければ、最終の返事はできぬということだつたのです。
○椎熊委員 それは違います。われわれはちやんと代議士会にも報告しておるのです。
○菅家委員長 自由党の方もそういう報告をしておりました。
○岡田(春)委員 代議士会に理事会の報告をするのはいいけれども、それは委員会で決定したものということを含めたものじやないと思います。私どもは理事会に全然出ていないので、聞いたことがないわけです。あなた方は理事会に出ていらつしやるけれども……。
○椎熊委員 だから、理事会できめたことを、これから相談して行くのじやないですか。
○岡田(春)委員 先ほどの話をまとめるようにした方がいいじやないですか。
○椎熊委員 まとめるも何もない。さつきの問題は、信義上きまつておる問題なんです。
○井手委員 この内灘等の演習場の問題は、早く取上げてやらないといけないと思います。在日華僑送還の問題も私の方から出しておりますけれども、もし改進党が演習地の問題をやらないならば、私の方では、浅間山や青森県などの軍事基地の問題も含めておるので、それをやらしていただきたい。
○椎熊委員 どの常任委員会でも、理事会で決定したことを基本にして協議を進めて行くのです。理事会で決定したことが委員会でくつがえされるようなことなら、理事会の存在はいらないことになる。予算委員会でもどの委員会でもごらんなさい。全部理事会によつてきめて、能率的に会議が進められているのです。
○森(三)委員 島上君の意見は、三派で一つずつやるという見地の上から言つているのです。
○椎熊委員 それで、どれをとるということもきめたじやないですか。
○森(三)委員 わが党の出している問題のウエイトからいつても、そういうことをきめるはずがない。また一つの問題について、二人あるいは三人の人が質問してもいい場合もあるのではないかということも皆さんに御了解願つて、今日改進党がその問題を留保なさるならば、われわれの方にそれをやらしてもらいたいというのです。
○椎熊委員 われわれは権利を確保して、それを今日は留保しているのです。この問題については県民大会も開かれておるし、わが党は外務大臣からある種の言質をとつておる。そこで、きようこの問題をやることが問題解決に支障を来すと考えているのです。われわれとしては県民の希望を達成させたい、この事態を円満に解決したいという趣旨から、国家的の見地に立つて本日やることは適当でないと認めて保留したので、それをほかの党にやられてはなんにもならぬ。
○土井委員 いろいろ議論もあるでしようが、調整のできないことはやむを得ませんけれども、調整のできたものからやらしていただくことにお運び願います。(笑声)
○椎熊委員 右派が凍霜害をやることについては反対しません。
○岡田(春)委員 理事会できめられたのであるが、われわれの方は理事会に出ていないので、われわれが出しておる緊急質問はやらしてもらいたい。われわれも四つ出しておるのですが、小会派クラブとして自主的にまとめて来ております。この四件とも重要ですが、それを全部やらしてくれとは言いません。この際自主的に調整をいたしまして、一件だけにまとめましたから、ぜひそれはこの際やらしていただきたいと思います。理事会では小会派クラブの点については触れていないようだが、ぜひお願いいたします。われわれの方としては自主的に、凍霜害対策、白龍丸事件、演習場の問題は遠慮しまして、十三番のイラン石油問題一つにいたしますから、それはぜひやらしてもらいたいと思います。
○菅家委員長 それではちよつと休憩をいたします。 午後三時四十分休憩 ――――◇――――― 午後四時三十一分開議
○菅家委員長 それでは引続いて委員会を開会いたします。 第一に、決議案の取扱いを先にきめてはいかがでしようか。
○森(三)委員 緊急質問の問題をやつておつたのじやないですか。
○菅家委員長 それでは緊急質問の取扱いについて御協議願います。
○島上委員 緊急質問につきましては、この前の議運で、本日の議運で取扱うということで、どの党がどれをやるかということについては、この前はきめなかつたことは御承知の通りです。議運の前に開いた理事会においても、さつきいろいろな見解がありましたけれども、私どもとしては、どの党がどれを取上げるということをはつきりきめなかつた。党へ帰つて最終的に相談して来るというふうに了解しておつたので、わが党は今も相談しましたし、その前にも相談しました結果、第一希望として内灘の問題をやりたい。特に改進党からも出しておられますが、改進党とは見解の違いもありまするし、わが党としてはぜひ内灘問題をやりたい。こういう希望を今なお堅持しておりますので、そういうふうにしていただきたいと思います。
○菅家委員長 ただいまお聞きの通りでありますが、これはいかがとりはからいますか。
○土井委員 ちよつと島上君にお聞きしたいのですが、ただいまの言葉の中には、何か含みのあるようなふうにも聞こえるのです。第一希望というのだけれども、第一希望がかなわない場合には、第二希望というような余裕がおありになるのか、絶対的なものか、その点を聞かしていただきたい。
○島上委員 改進党は権利は保留して、本日はやらないということですから、それならば、その問題を私の方できようやりたいというのであります。
○菅家委員長 第一も第二もないわけですね。
○島上委員 そうです。
○菅家委員長 お聞きの通りです。その他御発言はありませんか。
○加藤(常)委員 先ほどから緊急質問の取扱いについて各派が言つておられることは、わが党としては遺憾にたえないのであります。菅家委員長並びに理事の懇談までやつたが、先ほどからの委員長の扱いは、それを根底からくつがえして、小会派から要求した場合にはそれを許すということを言つておる。わが党は謙虚な気持で、円満なる運営のために差控えておつたところ、小会派には許して、鳩山自由党には何ら許さない。さような取扱いについては、わが党としては不満である。それに対して委員長の取扱いの方法を聞きたい。
○菅家委員長 本日の緊急質問の取扱いは、各党の国会対策委員長並びに理事の協議会に基くものではありません。それを除外して、今後はそういうことに話を進めて行きたいということです。なお、今の御発言でありますが、先ほど来御発言がないようであつて、決して自由党分党に発言を許さないという意味のことではございません。今後それらは協議に移ることでありますから、そういう御要求があれば、委員長の方はさように取扱うことにいたします。
○加藤(常)委員 当然委員長としては公平な取扱いをして、わが党に対してもどうかということを聞いたらどうですか。
○菅家委員長 それはあなたの解釈で、委員長としてはさように考えなかつたわけであります。
○椎熊委員 私どもは、前回の議院運賃委員会並びに理事会等の経過にかんがみて、三つだけを各党でやるということを確認しております。島上さんのおつしやるようには受取つておらないのであります。前にきまつたことがその都度かわつて来るようだと、各党の政治上の信義を信頼して協議を進めることができませんから、議院運営委員会としては、終戦以来今日まで、長年やつて来ておるそういう事実を元にしてやつておる。しかるにそういうことにふなれな人が出て来て、むちやなことを言われては正常な運営はできません。そういうことは認めません。私どもはりつぱに権利を確保したので声つて、代議士会にもそれはすでに報告済みのものでありますから、われわれの主張を撤回することはできない。前会決定の通りに願いたい。
○淡谷委員 ただいま椎熊君の御発言の、ふなれな人というのは、私をさすのですか。
○椎熊委員 あなた一人じやない。あなたの方から出ておる人はたいていふなれです。
○森(三)委員 ぼくは、個人的には椎熊君と同じ北海道だし、あまり争いたくないけれども、今の発言は常識を持つ者の発言とは思えない。
○椎熊委員 君らが信義を無視して言うからだ。
○森(三)委員 われわれも信頼を得て出て来ておるので、自分一人が議運の大家のような顔をして、島上君が言うことを全然うそだと言うのはどういうのですか。
○椎熊委員 私ばかりじやない、各党がみんなそう認識しておるのじやないですか。
○森(三)委員 そこまで言われるのは言葉が過ぎると思う。
○椎熊委員 何が過ぎるか。かつてなことを言つておる方が過ぎる。 〔発言する者多し〕
○菅家委員長 静粛に願います。――静粛に願います。――島上君に発言を許します。
○島上委員 この前の議運で、緊急質問の取扱いに対してそういうことはきめてないのです。この前の議運では、緊急質問はきようの本会議で取扱うということで……。
○椎熊委員 君だつて本会議で取扱うと言つてるじやないか、それは本会議でやることで、議運で取扱うということじやない。
○島上委員 いや、本会議に上程することについて相談しようということで、はつきりはきめておりません。
○椎熊委員 だから本会議に上程することについて、議運で今やつているじやないか。
○島上委員 きようの本会議で取扱うことを前提にして、きようの議運で相談しようということです。
○椎熊委員 そういうかつてなことを言うなら、会議にならない。
○島上委員 それがはつきりきまつておるならば、きようの議運で相談する必要はない。
○椎熊委員 きようの本会議でやろうということに話合いがしてあつたので、私の方のものは本旨の本会議でやることを遠慮しますと言つておるのです。あなたも今本会議でやることを取扱うと言つているじやないですか。
○森(三)委員 それはどの政党がどれをやるということはきまつていない。
○椎熊委員 それはみんな確認しておることなんです。
○島上委員 この前の議運では、きようの本会議で取扱うことを相談しようというので、どの問題をどの党がということにはなつていないのです。
○椎熊委員 それだからきようやるということになつて、それについて冒頭に発言しておるじやないですか。
○島上委員 それはきようの議運で正式にやろうというのです。 〔「それは違う」「きようやることになつている」と呼び、その他私語する者多し〕
○菅家委員長 不規則発言一を禁じます。静粛に願います。坪川信三君に発言を許します。
○坪川委員 椎熊君の言われた通り、前の理事会においては、各党がどれをやるかということの決定をされておるのです。それを追究することはやめて、しからばその三つをどう許すかということを協議しようじやないですか。その決定のあつたことは否定されないことで、私らもそれを追究することはやめます。今そういうことを言われるのはおかしいですね。
○島上委員 一昨日の議運では、三つの問題をどの党がやるかということはきめなかつたのです。
○坪川委員 各党の代表がそれをきめたはずです。
○島上委員 この前の議運できめないのは事実ですよ。
○椎熊委員 本会議でどれを取扱うということはきまつております。 〔そんなことはない」と呼び、その他発言する者多し〕
○菅家委員長 不規則発言を禁じます。土井君に発言を許します。
○土井委員 島上君が言われるように、この前の委員会においては、どの党が何をやるかということは決定していないのが事実です。それは明らかな事実ですが、ただ問題は、理事会においていろいろ相談したときに、その前後のいきさつは、大体において、この前は十四まで出ておりましたが、これを全部やるわけに行かないから、一体この問題の取扱いをどうするかということを相談して、そのときに各党も内灘の問題をやりたいという話だつたけれども、改進党の椎熊さんから、喜多さんが石川県第二区で内灘と直接関係があるので、第一区の岡君にやられては立場上困るから、これはひとつわが党にやらしてくれというので、それはやむを得ないからというのでわれわれは承認した。その次に、左派はどれをやるかというときに、左派の方としては、七の在日華僑の送還並びに在中ソ同胞引揚げをやらせてくれればよろしいというので、それではそれをやることにしよう、そしてわが党は凍霜害の岡垣をやろう、大体こういう申合せをして、相談が決定した形なんです。そのときの言葉としては、一応三つだけをやらせるということに決定をしておるのです。非公式ではあるけれども、理事の間の申合せというものはそうなつておるのです。その場合に、それがはつきりきまらなかつたとか、はつきりどうしたということになるとどうかと思う。お互い政治家ともしていろいろやつて、この程度でよかろうじやないかということになつて、きまつたものを、党へ持ち帰つて党で反対された。自分は実はあのときには引受けて行つたけれども、党でこうこういうわけで、それは困るというので、はなはだ申訳ないがひとつこれはかんべんしてくれという申出があるならば、これはお互い信義の問題だからおのずから別の問題です。そのときに育つたとか、言わないとか、きまつたとか、きまらないとか、尾ひれをつけて議論をしても話は進まない。お互い話し合つて相談しようじやないか、よかろうということでやつたのがきまらないことになると、相談ができない。われわれがこれでよかろうときめても、その次にまたそれが違うというのでは話が進まない。引受けて行つたけれども、こうこういうわけで党内事情でむずかしいから、こうしてくれというので事前の了解を得るとか、公用の席上でそのことについて了解を求めるとか、事理を明確にして、しかる後審議をしないと、お互いが議運で話をまとめて行くことは不可能じやないかと思う。その点島上君の方でもお考えおきを願つて、少くともあのときにはそれを承認して行つたのだから、そのことが党内事情でどう変更されるかもわからぬけれども、きまつた竜のをきまらないというような議論は、この際避けていただきたいと思います。
○菅家委員長 ただいま土井君から御発言ぶあつたように委員長も考えますが、事を荒立てて、行き違いの点を論議しておりますと、いつまでたつても時間の際限もありませんから、今までの協議に基いて円満な取扱いをして行きたいと思います。その辺のところは左派の島上君におかれても、そういう話合いがあつたことは事実であり、改進党がその問題を確保して、その次に第二党の左派が在日華僑送還の問題、右派が凍霜害の問題をやることに話合いがあつたことも事実でありますから、その理事会の決定がどうこうということに対しては多少の行き違いがあるかもしれませんが、話合いのあつたことだけは事実だとすれば、党に持ち帰つて、なお承認を得るということ。事実でありまして、さきのような事情でそのときはそうきしめてあつたが、その通りに行かない事情もあるから、あらためて協議をもとしてくれないかということに対しては、そういうこともできましようが、とにかくその点はこの程度にしていただいて、今までのお話合いで進行していただきたいと思います。 なお、御報告しようと思つておつたのですが、外務大臣は四時半から自分の主催でルーズヴエルト夫人のパーテイを開くので、緊急質問が自分に対してあれば、その時間が過ぎないと困るということを正式に外務大臣の方から言うて来ております。前にすでにあつたのですが、議論が沸騰していたのでお願いすることができなかつたわけです。また続いて総理大臣も、きようはカナダの大使と渉外関係で面会することになつており、六時半からはどうしても都合がつかないということを先刻申し入れて来ております。予算もすでに上つて来ておりまして、まず待機しておる状態であります。この問題であまりに長引くことになりますれば、本会議の開会にも支障を来しましよう。そこで本会議で予算だけを先に進めて、その間にこの決議案の取扱い並びに緊急質問の取扱いを議運で協議するということにしてはいかがですか。でき得べくんばそういうことにして、本日大切な予算案の審議を進めたい、こういうお願いをするわけであります。
○土井委員 ただいまの意見については私は反対であります。未決定のものを留保されることは異議ありません。しかしすでに決定されておる凍霜害の問題だけはこの際やらしていただきたい。それと先ほど決定したイラン石油の問題、この二つだけは一応やらしていただいて、あとの問題はこの次に調整ができたらやつていただくことにしていただきたい。
○島上委員 さつきのお話については、ぼくがふなれで多少行き違いがあつたかもしれません。しかしぼくは、あくまでも最終決定は党へ帰つて相談して来るということを言つておつたつもりでございます。
○土井委員 それは間違いない。
○島上委員 それで前回の議運でどういうふうにしたかということは、今上井君が言われた通りです。ですから、きようの議運で問題はあらためて相談するのですが、私どもはやはり内灘問題をやらしてもらいたい。今土井君から、きまつた問題だけをやらしてくれということでしたけれども、土井君の方と小会派の方だけがきまつたものと了解しておるかもしれませんが、私どもは全部を含めてきまらないということになると思うのです。そこで全部がきまらないならば、今委員長が言われたような取扱いでもけつこうです。
○菅家委員長 どうでしよう土井さん、今のあなたの御発言は一応ごもつともですが、ただ一つきまつただけといつても、全体がきまらないのですから……。
○土井委員 きまらないのは保留して、きまつたものをやらしていただこうじやないですか。椎熊さんの方からも凍雪害の問題は了解したという発言があつたし……。
○菅家委員長 部分的に切り離して、改進党は権利を確保して、それをきようは留保、左派はその点で行き違いになつておるのに、あなたの方だけ切り離しておやりになるということはいかがでしようか。取扱上、全体が緊急性のあるものであるから、全体として行つたらどうでしよう。
○土井委員 未決定のものが場内交渉ででも片づくならよろしい。あるいは他日本会議をやるときにおやりになつてもよろしい。それは当然の権利だから否定しない。しかし、現在は先ほど決定した凍霜害とイランの石油、それをやらしていただきたいというのです。
○田渕委員 予算を先に通してやつたらどうですか。凍霜害の問題も大事だが、一番大事なきようの予算を通すことが、なお大事じやないかと思いますか、
○松井(政)委員 予算が大事で、これれが大事じやないということは許されない。それは考え方による違いです。
○菅家委員長 それはごもつともであるけれども、そういう点について論じておりますと際限がないことですし、決定した緊急質問だけ今やるということにも意見がまとまらないのですから……。
○松井(政)委員 まとまらないと言われるけれども、皆さん御承知のように、新国会になつて、それまでの各派交渉会が議院運営委員会となり、従来の慣例では、決議案にしても緊急質問にしても、理事会あるいは各派交渉会の形で話をまとめて来ておるのです。その場合、まとまつたものは本会議に上程しておる。まとまつた緊急質問をやらさないという例をつくつていいかどうか、この運用上の根本問題をお伺いしたい。
○菅家委員長 やらせないというのではなくて、今までもそういうことはあり得たのです。一時、それをストツプしておくだけの話で、やらせないということじやないのです。切り離してやつたという例もないのじやないですか。
○土井委員 すでに申合せがあり、委員会でも決定しておるにかかわらず、一党の事情で全体が御破算にされるということは、将来議運の問題の場合に、それでけつこうというならわれわれもそれをやります。自分の党の関係で他党の緊急質問を封鎖するということを平気でやるなら、われわれもそのつもりでやります。そんなものじやないと思います。
○椎熊委員 私は、きまつたものをやつて行こうということは、時間の関係したいへんいい意見だと思う。この際きまらぬと言つておるのは、左派の人だけがきまらぬと言つておる。この三つを選したときの事情を考えてごらんなさい。私どもは野党の第一党だから内灘をとつたのです。第二党は左派ですから、自由に何でもとりなさいというので、あなたの方は七をおとりになつた。それできまつたんです。右派の方は、これはいやなんだけれども、余つたものの中から、第三番目の権利だからしかたなしに凍霜害を押しつけられたような形でとつたわけです。左派の方は優先的に七をとつているのです。それを今日どういう事情か知らぬけれども、そういうことを全部くつがえしてしまつて、他派にまで迷惑をかけてきまつたものじやない、やらさないという行動に出ることはおもしろくない、反省してもらいたい。
○島上委員 あなたと私と了解の仕方が違つておるのです。私としては、あくまで党に帰つて了解をしてもらうつもりであつたのです。従つて、前回の議運でははつきりとどれをどの党がやるということはきめなかつたと思つておるのです。
○椎熊委員 きまつたものを、あなたが党へ帰つてだめだということで、他会派に悪影響を及ぼすということは片対であります。旧来の慣例も尊重してもらわないと、他会派が迷惑するということになる。
○島上委員 どうして左派に内灘の問題をやらせないのですか。改進党は留保されておる。改進党とわれわれとは立場が大分違うのです。
○椎熊委員 それは論議したつてしようがない。各党の権利だから……。
○島上委員 改進党が留保されたのに、立場の違う左派にそれをやらせないという理由がわからない。
○椎熊委員 他会派にやらせるくらいなら、留保なんかしません。
○今村委員 今までの話でおわかりになつたと思うので、そうしてください。
○菅家委員長 あなたの方でそれをおやり願つて、小会派並びに分自党からも出ておりますから、それらを一つ一つやることになればスムースに済んでしまう。この論戦を闘わしておると際限がないので、この辺で何とかお話合いを願いたい。緊急質問でこういう状態にあることは、国会の権威のために思わしくないことだと思うのです。いずれにしろ、こういうことでひまどつておると本会議が開けないので、それは思わしからざることであるから、この辺で折合つていただきたいのです。自分の主張をそのままにされたのでは妥協になりません。この委員会は、結局妥協によつて今日まで進めて来たのですから、理論ばかりではいけないので、行き違いの点もあつたでしようが、その行き違いのあつた観点に立つて協調していただかないと、運営上非常にまずいと思います。
○島上委員 ですから、さつき委員長が言われたようにおやりくださいというのです。
○菅家委員長 ところが、その発言に対してはほかに意見があつて、そういう取扱いをすると、今後の悪例になるということなんです。あなたの方だけの問題で、あとは全部の会派がまとまつておるわけです。左派だけの問題で非常に紛糾しておるので、国会の運営をレールに乗せるために、あなたの方の対策委員長も傍聴されて行つたし、今回は除外例はあるけれども、そういうことをきめた直後に、緊急質問の問題で数時間論戦して一致点を見ないことは、はなはだ遺憾だと思うのです。どうぞ全体の会派が円満に行くことですから、多数の意見がそこにあれば、ひとつ左派の方でもそのようにおはからい願いたいのです。
○森(三)委員 どの緊急質問を選択するということが全体としてきまつておらなければ……。
○菅家委員長 今それを繰返してみても同じことを言うだけの話で、その点は意見が尽きたのではないかと思うのです。お互いの行き違いはありますけれども……。
○井手委員 別にほかの会派に迷惑をかけるとは考えません。委員長にお尋ねしたいのは、たとえば内灘の問題で改進党が権利を留保された。しかしそのために、この重要な問題についてほかの会派が質問できないかという点について委員長の見解を承つておきたい。
○菅家委員長 今回の問題は、今までの慣例によつてやるべきことで、今後の緊急質問に対する取扱いは、皆さんの申合せによつて行われて行くことになります。しかしながら、今日までの問題はさようなこともあり得たわけであります。すでにきまつたことでも、適当の機会まで権利を留保するということも取扱い上のことであつたわけであります。これを全然いけないというわけにも行くまいと思います。ことに棄権ではなくて留保と言つておられるその留保を棄権したということにしてしまいますと、今日までの運営上のルールの上にはなかつたことになります。そこで、そういうように今まで取扱つて来ているわけであります。明日からの問題は別になりますが、今後は国会対策委員長の申合せがあり、各党の理事もはつきりそこは確認したわけでありますから、本日だけの問題になるのですが、ひとつ左派の諸君においても御承認を願つて、他の会派が全部それで異議がないということですから、左派ひとりの問題をここで採決するとかなんとかしてもまずいし、今後に支障を来すと思うので、まげてひとつ御協力を賜わりたいと思います。
○井手委員 重ねてお伺いいたします。大体わかつたのですが、それはきようのところで、明日からはまた違うという御意見のように承つたのです。それならば、今までに行き違いがあるかもしれぬが、これは非常に重要な問題である。しかも二、三日中に本会議が開かれるという見通しもないので、私どもにひとつやらしていただきたい。これは各派から出ておるほどに重要な問題でありますのでお願いをしたい。
○菅家委員長 それはいかがでしよう。委員長の考え方が間違つておれば各会派から御発言があると思いますが、これは非常に重大であるので、改進党が権利を確保し、今この問題を取上げない方が、この問題の解決に有利だという見通しのもとにその発言を保留する、いずれそのときの情勢によつて発言をし、政府にたださなければならぬ、こういう御意見であるとすれば、今急に、休会中にでも急いでやらなければならないほど心配のある点ではないと私は考えておるのです。その間に閣議で決定してしまつたらこの問題の緊急性を失うという状態でもない。そういう予想を持つておるわけであります。そこで急にこれをやるということでなくお願いしたい。そういうことになると思います。
○井手委員 今やらない方が有利だということについては、われわれの方では異見があるわけです。われわれはやつた方がいいと何回も繰返して言つております。
○菅家委員長 それはそうでしよう。それはよくわかります。見通しの違いの問題ですから……。ただここで数時間にわたり緊急質問の問題について論戦して、国会の運営の上においてそれをただして行きたいということで、各党の対策委員長の意見、理事の意見がまとまつても、なおここで五件も六件も急に出て来る。それがおのおの違つた観点に立つてやるということになれば、国会の運営はとまつてしまう。国会の権威を高めることにもならないと思います。これは、きよう全部がきまつたことでありますから、きよう一日だけのことで考えてみなければならぬと思うのです。すでに五時にもなり、予算の審議も遅れておる。総理のいないところで予算案の審議をするということもまた不可能だと思うのです。それを待つということになると、また二時間も三時間も遅れることになる。そこで私としては、ここで採決をいたしたくない。きよう一日の緊急質問の取扱いとして、皆さんの見解が明らかになつたので、各党円満に話合いの上でやることにしたらと思うのです。
○島上委員 それを今相談しておるのです。
○淡谷委員 内灘の問題をきよう保留されることは、あしたからの休会を見越してのことだと思いますが、そうすると、改進党のこの問題は緊急性を失つたことになる。
○菅家委員長 先ほど椎熊君から御説明がありましたが、そういう意味ではありません。はつきり権利を保留すると言つておられます。
○淡谷委員 そうすると、休会に入ればその次の本会議までは質問できないでしよう。あしたから休会になれば……。
○椎熊委員 きよう保留するので、明日からの問題はまた明日からです。
○島上委員 たいへん時間をかけて御迷惑ですが、意見がまとまりそうですから、ほんの二、三分でけつこうですから、このままでちよつと休憩していただきたい。
○田渕委員 休憩になりますと、先ほどのように十分といつて五十分も待つようになりますので、休憩にしないで懇談に移して、その間にきめていただきたい。
○島上委員 それでもけつこうです。
○菅家委員長 それでは速記をとめて、懇談に移します。 〔速記中止〕
○菅家委員長 懇談をとじます。速記を始めてください。 緊急質問の取扱いについて、さらに御協議願います。
○島上委員 私どもいろいろ相談しましたが、この問題であまり長時間を要することも、大きな問題を控えておる際でありますのでどうかと思いますから、きようは私どもの方は在日華僑送還並びに在中ソ同胞引揚げに関する緊急質問をやります。但し内灘、浅間山、青森県下の軍事基地に関する緊急質問も出しておりますが、これについては今後各地に同様の問題が新たに発生することも考えられますので、再開国会においてはこの問題に対して再び新たに緊急質問を出したいと考えておるので、その際には各党の御協力を期待して、きようは第七番の緊急質問を行うことにいたしたいと思います。
○加藤(常)委員 先ほどわが党提案の問題について、委員長からもう一度お諮り願いたい。
○菅家委員長 ただいま緊急質問に関して社会党左派の御発言がありました。お聞きの通りであります。なお、分自党より通告がありました問題に対して、先ほどの御発言もありますが、これに対してはいかがでしようか。ここまで円満に進めるということになつたのでありますから、小会派の緊急質問と分自党の十六の選挙違反取締状況に関する緊急質問は、委員長の発言がなかつたということでありますが、これもお許しすることにしてはいかがでしようか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○菅家委員長 御異議がないようでありますから、それではさように決します。緊急質問は以上の通り決定をいたします。 ―――――――――――――
○菅家委員長 次に、決議案の取扱いについてお諮りいたします。先ほどあとまわしになりました決議案でありますが、これはいかがでありますか。
○土井委員 わが党から提出しております決議案の問題は、先ほど私が申し上げた通りの取扱い方をお願い申し上げたいと思います。
○菅家委員長 淺沼稻次郎君外六十四名提出の在日米軍演習場の強制使用反対決議案、これは取扱いについては論議が尽きたようでありますから、遺憾ながら採決をいたしたいと思いますが……。
○椎熊委員 採決せられる前に、旧来の慣例によつて、各党意見の一致しなかつた決議案は、常任委員会の方へ付託するということになつておりますので、そういうようにきめられた方がよいのじやないでしようか。採決で否決してしまつても、権利は消滅するわけでもないから……。
○菅家委員長 従来の取扱いにしてはいかがかということでありますが、土井さんいかがでしよう。
○土井委員 先ほどの通りやつてください。
○菅家委員長 採決ですか。
○土井委員 出先としては、これ以上の処置はできませんから……。
○森(三)委員 私の方も採決に賛成です。
○菅家委員長 それではやむを得ませんから採決いたします。 淺沼稻次郎君外六十四名提出、在日米軍演習場の強制使用反対決議案、これを本日の本会議に上程するに賛成の諸君の挙手を願います。 〔賛成者挙手〕
○菅家委員長 挙手少数。それでは本日上程しないことに決定いたしました。 次に、領土に関する決議案、これは淺沼稻次郎君外六十四名提出のものと、床次徳二君外九名提出の両件ありますが、その取扱いについて御協議願います。
○椎熊委員 この決議案は、各党共同提案になる可能性も十分にありますし、一両日を急ぐ必要もないことでありますから、各党共同提案になるまで留保してもらいたい。
○菅家委員長 これは本日留保するに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○菅家委員長 御異議がありませんから、さよう決定いたします。 次に、凍霜害全額国家補償に関する決議案、古屋貞雄君外七十名提出、これについての取扱いを御協議願います。
○椎熊委員 本件は、さきに凍霜害の補償の問題について各党の意見が一致しで、政府に強力な申入れをして、五億数千万円の金を政府が出すという言質を与えております。従つて、この決議案は本日工程することは適当でないと思いますから、本日の上程には反対いたします。
○森(三)委員 私の方は、暫定予算によつて、先ほど言われましたように五億八千万円というものを支出されることになりましたけれども、それでは足りない、やはり凍霜害に対してはもつと根本的な対策を立てなければならぬ、こういう意味合いから、本日この決議案を上程することにお願いしたいと思います。
○菅家委員長 自由党はいかがですか。
○坪川委員 この案件に対しましては、先ほど椎熊君が言われました通り、わが党といたしましては、本日上程されることに反対であります。
○菅家委員長 長社会党はいかがですか。
○土井委員 社会党は賛成であります。
○菅家委員長 分自党はいかがですか。
○池田(正)委員 委員反対です。
○菅家委員長 小会派はいかがですか。
○岡田(春)委員 きよう上程することに賛成です。
○菅家委員長 それではこれも採決いたします。 古屋貞雄君外七十名提出、凍霜害全額国家補償に関する決議案を本日上程することに賛成の諸君の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕
○菅家委員長 挙手少数。それでは本日上程しないことに決定いたしました。 ―――――――――――――
○菅家委員長 次に、本会議の議事の件をお諮りいたします。事務総長より説明いたします。
○大池事務総長 先ほど御決定になりました緊急質問を、すでに上つております暫定予算の前にやるかやらんかを御決定願いたいと思います。
○椎熊委員 私は、緊急質問は慣例もありますし、最初の方がいいと思つておりましたが、先刻の感じで、今の六時の時間から見ると、これから代議士会も開かなければならぬし、総理大臣は六時半にはカナダの大使との渉外関係でいなくなるし、総理大臣がいなくなつたときにこの重大なる予算を審議することもはなはだ遺憾でありますから、異例に属するかもしれませんが、総理大臣がたとい二十分でも席におる前で審議をしたいという点から、予算を先にやつていただきたいと思います。
○森(三)委員 われわれは、やはり緊急質問から先にやつてもらいたいと思います。
○椎熊委員 予算審議に総理大臣がいなくともいいのですか。
○島上委員 総理大臣は、よく外交官を招待するとか何とかいいますが、予算審議にはぜひ総理大臣におつてもらつて、緊急質問は今までの慣例もあることだから、そう時間もかかりませんし、緊急質問を先にやつてもらいたい。
○菅家委員長 島上さん、先ほど申しましたように、総理は渉外事務で、すでに二時間も前からそのことを申し込まれておつて、不可能だと思います。
○井手委員 慣例に従つて緊急質問を先にやるべきだと思う。それが済んでから暫定予算の審議に入るべきだと思います。
○菅家委員長 二時半に予算はすでに上つておつたものを、ほかの問題で遅れておるわけですから……。
○田嶋委員 あなた方の党内事情で、きようはもう少し早く開けるところを遅れておるので、総理大臣がやむを得ない事情でその時間には出席しかねるというのを、許さないというのでは理由が通らないと思います。君たちの事情で延びたわけなんです。それを総理大臣に一々責任をかけられては困ると思います。
○土井委員 御存じの通り、緊急質問の問題は、その案件の性格上先にやるのが当然だと思います。これは慣例もありますし、先にやらしていただきたい。予算案の問題についても重要であるが、総理大臣が渉外関係でいなければ、副総理に出ていただいてわれわれはがまんする。それ以外にないので、そういう処置をとつていただきたいと思います。
○菅家委員長 ただいま土井君御発言の通り、従来の慣例に従つて緊急質問を最初に行い、従つて予算審議の際に総理大臣が渉外関係で欠席すれば副総理でやるということですが……。
○椎熊委員 定刻がきまつておる国会を時間に開けなかつたということについては、国会自体のことである。内閣は、それなるがゆえに本日正午から、午後六時半には外に出るという申入れをしておるわけです。この重大なる予算審議に総理大臣が顔を見せずに副総理でやることは何ですから、たとい三十分でも総理はあそこに旧いているということでなければ、私ども承知できない。緊急質問もさることながら、それはあとでもやり得るのですから……。
○坪川委員 われわれといたしましては、今椎熊君御発言の通り、予算を先にやつていただいて、しかる後に緊急質問を逐次上程していただきたい。
○土井委員 そういう慣例をつくつてはいけません。
○椎熊委員 もう一つの理由は、参議院が明日中に予算を上げたいということで、衆議院の通過を待機しておるということです。衆議院の運営上の論争のために、他院にしかく迷惑をかけるということは、われわれ自粛しなければならぬことだと思う。一刻も早く予算を上げてやることが、他院に対する儀礼でもあると思う。
○土井委員 ただいまの御意見は一応ごもつともだと思うのでありますが、時間の上から見まして、参議院の諸君がこれから審議されるかどうかということについてわれわれはまだ知つておりませんし、事実の問題といたしましては、総理大臣が出席できないという事柄については、重要な予算案だからというお説でありますけれども、私は緊急質問も重要な問題だと思う。ですから、どちらにウエートをかけるかということについては、見解の相違という議論になるかと思います。慣例に従つてやつた方が私はよいのじやないかと思います。総理が不在の場合とかその他支障を来すような場合は、そのために副総理が設けられておるのでありますから、その意味から行けば、副総理が出ておればいいのじやないかと思います。
○椎熊委員 われわれもそう強くは主張いたしません。
○菅家委員長 先ほど土井君その他の諸君より御発言がありました通り、従来の慣例によつて緊急質問を行う、その後において予算の審議をする、総理欠席の場合は副総理をもつて進めるということで、ひとつ御了承を願いたいと思いますが、いかがですか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○菅家委員長 それではさよう決定いたします。
○荒舩委員 緊急質問の時間をどうしますか。長くやればきよう予算が終りませんよ。
○菅家委員長 それは今御相談いたします。従来の慣例もありますから、緊急質問の時間は十分程度ということにお願いいたしたいと思います。
○土井委員 多少の時間はやかましく言わないことにして……。
○菅家委員長 それでいかがですか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○菅家委員長 御異議ありませんから、さよう決定いたします。
○大池事務総長 それではただいま緊急質問を一番最初にやることに御決定になりましたので、それは従来の慣例によつて会派順に御願いをいたしたいと思います。左派の方の緊急質問、七番の在日華僑送還並びに在中ソ同胞の引揚げに関する緊急質問が第一、次に右派の凍霜害対策に関する緊急質問、その次が分自党の選挙違反取締状況に関する緊急質問、次に小会派の出光興産によるイラン石油輸入に関する緊急質問、この四つを逐次緊急質問願いまして日程に入る。 日程に掲げてありますのは、日本銀行の政策委員会委員の宮島清次郎さんの任命同意の件でありますが、これを議長発議でお願いをする。これは日本銀行政策委員会委員任命につき同意を求めるの件として、いろいろな審議会委員の任命については、国会法第三十九条による議決を必要といたしますので、これは一言で済みますから、それをお済まし願いたいと思います。 次に暫定予算について、動議によりまして緊急上程をお願いする。緊急上程ということになりますと、委員長の報告になります。これにつきましてはお手元にあります通り発言通告があります。まず予算委員長の尾崎末吉君が委員会の報告をいたしまして、ほぼ二十分程度と聞いております。その次に左派から出ております編成替を求めるの動議の趣旨弁明といたしまして横路さんにお願いをする。それから討論に一入りまして討論は、予算委員長の報告並びに編成替の動議とあわせて御討論をお願いいたします。従いまして編成替の動議が出ましたから、賛成の方が第一位になります。賛成の方は植木庚子郎君、その次は反対の八百板正君、それから賛成の中村梅吉君、次に反対の小平忠君、これで討論を終ります。討論が終りますれば採決でありますが、まず編成替の動議の採決をいたします。それが済みますれば委員長報告について問う。こういうことになります。 討論の時間並びに採決の方法について御協議を願いたいと思います。
○菅家委員長 採決の方法は起立採決でいかがでしようか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○菅家委員長 御異議がありませんから、採決の方法は起立採決に決定いたします。 討論時間は従来の程度でいかがですか。
○土井委員 これは十分というわけには行かぬから、十五分程度で……。 〔「賛成」「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○菅家委員長 それでは十五分内外で、議長にその辺は一任しておく、そのようにお願いいたします。 なお、次回の本会議についての御協議ですが、一応事務総長から、参議院の審議状況等も考えなければなりませんので、その辺御説明を願います。
○大池事務総長 次回の本会議をいつ開くかということでございますが、参議院の方は、予算茶が本院から参りますと、本日並びに明日中にぜひやりたいという御予定を立てておるそうであります。明日は参議院では本会議を午後三時から開く、こういう予定に相なつております。従いまして午後三時から開かれますと、その日のうちに終れば三十一日の日曜は用事がなくなります。もしそれが修正にでもなつてこちらに返つて来ることになれば、翌日の三十一日に本院でも本会議を開かなければならぬことになります。一応は明日中に参議院を通過するとの見込みが立つておりますが、その事情は明日でなければわかりません。もし特に必要があれば、議長において三十一日に本会議を招集する。もしそれがなければきようをもつて一応自然休会の形に相なる、こう御了承願つたらいかがでございますか。
○菅家委員長 ただいまの件、了承するに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○菅家委員長 それでは御了承を願つたことにいたします。
○大池事務総長 もう一つ御協議願いたいと思いますのは、自然休会明けの問題でありますが、自然休会明けに予算が出て参りまして、施政方針演説ということになります。施政方針演説の直前に開会式をあげる、こういう御決定がありました。従いまして開会式の日取りは、本日の官房長官の御言明で、予算が十五日に出て来ることになれば十四日にあげてもいいことになりますし、十五日がかりに一日二日という問題は残つておつたようでございますが、大体十五日前後に開会式を開くという予定をつけておきまして、その日取り並びに式辞等については、両院の運営委員会で前もつて協議をするということでございますので、その点は自然休会にもなることでございますから、事前にその日をきめてそれをいたしますか、あるいは議長、委員長におまかせ願つて向うと協定していたしますか、その点について御協議を願いたいと思います。
○椎熊委員 議長並びに委員長に一任しておいた方がいいのじやないですか。
○大池事務総長 もし打合せの日がきまれば、理事の皆さんにも電話等で御連絡を願つて、おいで願える方において願つた上でお願いしたらどうかと思います。 〔「賛成」と呼ぶ者あり〕
○菅家委員長 それではさように決定して御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○菅家委員長 それでは、御異議ありませんからそのように決定いたします。 本日の本会議は何時にいたしますか。 〔「六時半」と呼ぶ者あり〕
○菅家委員長 六時半でよろしゆうございますか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○菅家委員長 それでは本会議は六時半開会ということに決定いたします。 本日はこれにて散会いたします。 午後大時十分散会