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15回国会参議院1953/02/06

本会議 第23号

発言数
20
登壇者
5
会派数
4
開催日
1953/02/06

会議録

佐藤尚武緑風会議長

○議長(佐藤尚武君) 諸般の報告は朗読を省略いたします。      —————・—————

佐藤尚武緑風会議長

○議長(佐藤尚武君) これより本日の会議を開きます。  この際お諮りいたします。地方行政委員長油井賢太郎君、経済安定委員長鹿野清雄君から、それぞれ常任委員長を辞任いたしたいとの申出がございました。いずれも許可することに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

佐藤尚武緑風会議長

○議長(佐藤尚武君) 御異議ないと認めます。よつていずれも許可することに決しました。      —————・—————

佐藤尚武緑風会議長

○議長(佐藤尚武君) つきましては、この際、日程に追加して、常任委員長の選挙を行いたいと存じますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

佐藤尚武緑風会議長

○議長(佐藤尚武君) 御異議ないと認めます。

安井謙自由党

○安井謙君 只今の常任委員長の選挙は、いずれも成規の手続を省略いたしまして、議長において指名せられんことの動議を提出いたします。

相馬助治日本社会党(第二控室・右)

○相馬助治君 私は只今の安井君の動議に賛成いたします。

佐藤尚武緑風会議長

○議長(佐藤尚武君) 安井謙君の動議に御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

佐藤尚武緑風会議長

○議長(佐藤尚武君) 御異議ないと認めます。よつて議長は、地方行政委員長に菊田七平君、経済安定委員長に三好始君を指名いたします。(拍手)      —————・—————

佐藤尚武緑風会議長

○議長(佐藤尚武君) 日程第一、人事官の任命に関する件を議題といたします。  一月三十一日、内閣総理大臣から、国家公務員法第五条の規定により、神田五雄君を人事官に任命することについて、本院の同意を求めて参りました。本件に同意することに賛成の諸君の起立を求めます。    〔賛成者起立〕

佐藤尚武緑風会議長

○議長(佐藤尚武君) 過半数と認めます。よつて本件は同意することに決しました。      —————・—————

佐藤尚武緑風会議長

○議長(佐藤尚武君) 参事に報告させます。    〔参事朗読〕 本日議員中田吉雄君外八名から左の議案を撤回した。  地方公務員等の昭和二十七年年末給与改善に必要な財政措置に関する決議案 本日議員中田吉雄君外十三名から委員会審査省略の要求書を附して左の議案を提出した。  地方財政の措置に関する決議案 決議案を朗読いたします。    地方財政の措置に関する決議   政府は地方財政の現状に鑑み昭和二十七年年末給与改善に必要なる財政措置その他に関し至急善処されんことを望む。  右決議する。      —————・—————

佐藤尚武緑風会議長

○議長(佐藤尚武君) この際、日程に追加して、地方財政の措置に関する決議案(中田吉雄君外十三名発議)(委員会審査省略要求事件)を議題とすることに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

佐藤尚武緑風会議長

○議長(佐藤尚武君) 御異議ないと認めます。本決議案につきましては、中田吉雄君ほか十三名より委員会審査省略の要求書が提出されております。発議者要求の通り委員会審査を省略し、直ちに本決議案の審議に入ることに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

佐藤尚武緑風会議長

○議長(佐藤尚武君) 御異議ないと認めます。よつてこれより発議者に対し趣旨説明の発言を許します。中田吉雄君。    〔中田吉雄君登壇、拍手〕

中田吉雄日本社会党(第四控室・左)

○中田吉雄君 私はこれより、只今議題になりました地方財政の措置に関する決議案の趣旨を弁明いたしたいと思います。内容につきましては只今朗読があつた通りでございますので省略いたします。  先ず第一に、本問題は、政治的に極めて重大であり、且つその政治道徳と並びにその責任に関しまする多くの問題を含んでおるわけであります。それは昭和二十七年度の追加補正予算の審議の経過を見て頂きますならば、一目明瞭でございます。即ち昭和二十七年の十二月二十四日の予算委員会におきまして、公務員等の給与改善に関する決議が万場一致可決されておるからであります。それによりますと、今回の補正予算に見る公務員等の給与改善については、政府の方針は不十分であり且つ不明瞭であるから、一、教職員を含む一般公務員については、本年において、おおむね月給与の〇・二五を目途として実質上の増額支給をなすよう措置すると共に、今後一層、公務員の給与改善につき、人事院勧告の趣旨を尊重し、これが実現を図るよう措置すること。教職員を含む地方公務員の年末給与についても、一般公務員に準ずる措置を講じ、これに関連し、予算措置を伴う短期融資の方途を講ずることを決議いたしまして、これを受けまして向井大蔵大臣より、誠意を以てこの決議を尊重される旨の答弁があつたわけであります。即ち昭和二十七年度の補正予算は、その賛否はいずれにいたしましても、政府がこの決議を尊重し実施されることが、補正予算採決の前提条件となつておるからであります。いわば政府は重大なる責任を負うておられるわけであります。  更に同じ日、即ち十二月二十四日、地方行政委員会の席上におきまして、本多大臣より、〇・二五分の問題に関連いたしまして、内閣を代表されまして次のような答弁があつたわけであります。即ち「政府は、今回年末に際し、公務員の給与改善につきましては、現行法令及び予算の許す範囲内において措置することといたしたのでありますが、これに準じて措置するため、地方に対する国の財政措置については、今後の地方財政の推移とも睨み合せまして今後考慮いたしたい所存であります」という答弁があり、なお質疑を通じまして、予算措置に伴う短期融資をされることを約束されました。更に、若し本国会におきまして更に補正予算が提出されるときは、その短期融資を平衡交付金に切替える措置をとること、若し昭和二十七年度に追加補正予算が出されない際には、昭和二十八年度の予算において善後措置をされることを誠意を以て答弁されたわけであります。地方行政委員会におきましては、本多大臣の答弁を諒といたしまして、これが条件となりまして、地方財政平衡交付金法の一部改正に関しまする二法案の採決に入つたわけであります。ここにおきましても木多大臣は、予算委員会におけるところの向井大蔵大臣と同様に、政治上の公約をなされ、重大なる政治責任を負われておるわけであります。然るに地方公務員に対しましては、その後何らの措置がなされていないわけであります。これでは、予算案や法律案の通過のための手段として、実行不可能な公約をなされたのではないかとすら思われる節もあるわけであります。又国会といたしましても、全員一致の決議が捨てて何ら顧みられないのに、昭和二十八年度予算の審議に入るというがごときは、全く自己否定と言わなくてはならないわけであります。これ本決議案をお諮りいたしまして、公約の実行を政府に求めますと共に、国会の権威を高めようという所存であるわけであります。  第二に、本決議案は、中央と地方との不均衡を是正したいという意図を持つものであります。幸い国家公務員におきましては、第四・四半期の超過勤務をおよそ四十時間と策定いたしまして、ほぼ〇・二五に該当する額が繰上げて支給されましたことは、同慶の至りであります。然るに、地方公共団体におきましては、わずかに東京、神奈川、京都、青森等、数府県がこれを支給しておるに過ぎません。現に支給済みの宮崎県のごときは、これが返還を迫られまして、多くの問題を含んでおるわけであります。これは、一つには、政府が都道府県に対する連絡が不十分であつて、わずかに鈴木次長の名を以ちまして、本多国務大臣り委員会に対する意思表示を一片の通牒で以て伝達されるにとどまり、やるがごとく、やらないがごとく、政府の意図がはつきり、つかめなかつた点が、地方公共団体が躊躇しておるところの大きな原因であろうと思われるわけであります。  更に、この通牒に伴うところの財源措置がなされていないからであります。都道府県の財源は、昭和二十七年に知事会は六百十三億の赤字と推計いたしております。政府でも二百五十三億と推計されまして、実に両者の間には三百六十億の開きがありまして、地方財政は戦後最大の危機に見舞われておるわけであります。従つて政府が、地方公務員に対しましても国家公務員に準ずる措置を指示いたされましても、財源措置なしには如何ともできないわけであります。地方公務員法、教育公務員特例法におきましては、地方公務員の給与は国家公務員に準ずるよう規定されているわけであります。従つて、若し国家公務員のみ現在のごとく〇・二五の措置をなし、地方公務員に対しまして何ら措置がされないことは、地方公務員法第二十四条第五項「国及び他の地方公共団体の職員との間に均衡を失しないように適当な考慮が払われなればならない。」との規定に違反すると言わなくてはならないわけであります。  以上二点が本決議案をお諮りするゆえんであります。申すまでもございませんが、地方自治は日本再建の基盤でございます。本決議案に参議院の総意が結集されまして、本問題が速かに解決いたしまするならば、黙々として此方自治の振興のために挺身しておるところの百三十数万の地方公務員の喜びは絶大であろうかと思うわけであります。何とぞ本決議案の趣旨を諒とされまして、各位の御賛同を煩わしたいと思うわけであります。  以上、趣旨弁明に代える次第であります。(拍手)

佐藤尚武緑風会議長

○議長(佐藤尚武君) 別に御発言もなければ、これより本決議案の採決をいたします。本決議案に賛成の諸君の起立を求めます。    〔賛成者起立〕

佐藤尚武緑風会議長

○議長(佐藤尚武君) 総員起立と認めます。よつて本決議案は全会一致を以て可決せられました。  只今の決議に対し本多国務大臣より発言を求められました。本多国務大臣。    〔国務大臣本多市郎君登壇、拍手〕

本多市郎自由党行政管理庁長官・自治省長官

○国務大臣(本多市郎君) 只今の御決議に関し所信を申述べたいと存じます。  昨年末、国家公務員の例に準じて地方団体の行なつた給与改善に対する財政措置に対しまして、本院の御決議の趣旨に従つて、地方財政状況の推移と睨み合せて、十分検討の上、速かに善処いたしたいと存じます。(「嘘をつくな」と呼ぶ者あり、拍手)

佐藤尚武緑風会議長

○議長(佐藤尚武君) 本日の議事日程はこれにて終了いたしました。次会の議事日程は決定次第公報を以て御通知いたします。  本日はこれにて散会いたします。    午前十一時四十五分散会      —————・————— ○本日の事件に付した事件  一、常任委員長辞任の件  一、常任委員長の選挙  一、日程第一 人事官の任命に関する件  一、地方財政の措置に関する決議案

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