農林委員会 第20号
- 発言数
- 5 件
- 登壇者
- 2 名
- 会派数
- 1
- 開催日
- 1953/02/12
会議録
○委員長(山崎恒君) ではこれより委員会を開会いたします。 昨日に引続きまして肥料政策に関する問題を議題に供します。お手許にお配りいたしましたような案文によりまして、現下の肥料事情、肥料価格の情勢等からいたしまして、それぞれ主務大臣宛に肥料政策に関する申入れをいたしたいと存じますが、一応この案文に目を通して頂きたいと思います。 昭和二十八年二月十二日 参議院農林委員会 経済審議庁長官 通商産業大臣 殿 農 林 大 臣 肥料政策に関する申入 政府は速かに肥料政策を確立すると共に、差当つては国内における肥料の価格の低下安定に関して万全の措置を講じ、その結果を当委員会に報告せられたい。 右申入れする。 (理 由) 肥料は農業生産上必須の資材であつて、農産物生産費の主要部分を占め農家経済上重要な負担となつている。又一方、肥料は資源に乏しい我が国に与えられた好個の輸出物資であつて、国家経済上重大な役割を持つている。かような事情から肥料政策の当否は我が国経済上はた又国民経済上極めて切実な影響を及ぼすものである。 然るに我が国の肥料はコスト高に禍いせられその価格又高からざるを得ず、ために農業経済上且つ又輸出振興上甚だ好ましからざる状態である。更に最近肥料の輸出価格が国内価格に比して大幅に下廻つているためいわゆる「出血輸出」が論議せられ輸出による損失を国内価格において補填し、犠牲を農家に転嫁するものとして世上に疑惑を醸し農家の甚だしき不満を招いている。而も政府において、肥料生産原価の正確なる把握すらなき実情である。 特に今や春肥の実需期を目前に控えて国内における肥料価格は高騰気配を示して農業上看過することのできない情勢にあるが、その原因として最近における海外輸出による供給量の減少或いは大メーカー筋の価格維持談合等が巷間に伝えられ事態を一層複雑化せしめていた。 これらの事態は大よそ政府に確固たる肥料政策を欠いているためによるものと認められる。 かかる事情に対処して政府はよろしく事態を鮮明して世上の疑惑を払拭すると共に速かに確固たる肥料対策を明示し、且つ差当つては国内における肥料価格の低下安定に対して遺憾なく措置すべきである。 これが本申入れの理由である。 かような申入れをいたしたいと存じますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(山崎恒君) 御異議ないようでありますからさよう決定いたします。
○岡村文四郎君 これは出しますと、御臨席になつておられる経済局長や、それから柿手さんのほうでいろいろ御心配になるごとと思いますが、今読まれましたような申入れをいたしますが、ほかの農業団体からは輸出価格から響かんように、こういう懇請もありますが、併しながらこれをとやこう言つて、安心をして取引をするようになりませんと、春肥の盛期に非常に影響を及ぼしまして、場合によりますと、品物があつても需要期に円滑に品物が流れて行かん結果を最も心配いたしますから、今柿手さんのお話を懇談中に伺いますと、いろいろご心配願つて、成るほど輸出価格は高くなかつたというので、ただどういう価格にこれをしようかというので御心配されておるよりでございますから、一刻も早く解決をつけて、順調な、安心をした取引をするようにしてもらいませんと、前に申上げました盛期に肥料が届かん、こういう結果になつては方法がつかんと思いますから、北海道はそう申しましても割合に取引は順調に行つておりまして、物は行つておりますからようござ北ますが、国内でも北海道を除くほうの内地では、私は前からこういう結果になる、今年は恐らく盛期に十分に農家の手許に行くことは不可能だろうと実は考えております。ですからこんなことになるとなお更それが禍いをして、盛期に肥料が参りませんと、非常な生産に影響を及ぼしますから、一刻も早く、これは出したと同時に解決をつけて、円満に取引をするように御努力願います。ことをお願い申上げておきます。
○委員長(山崎恒君) では御異議ないようでありますので、本申入れは全会一致を以ちまして政府にそれぞれ申入れることに決定いたしました。速記をとめて下さい。 〔速記中止〕
○委員長(山崎恒君) 速記を始めて下さい。それでは今日はこれを以て散会いたします。 午後二時五十五分散会