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15回国会参議院1953/02/05

議院運営委員会 第26号

発言数
72
登壇者
12
会派数
7
開催日
1953/02/05

会議録

寺尾豊自由党

○委員長(寺尾豊君) 会議を開きます。  常任委員の辞任及び補欠に関する件。

河野義克参事(議事部長)

○参事(河野義克君) 自由党から、人事委員の松平勇雄君、通商産業委員の松野鶴平君がそれぞれ辞任せられて、人事委員に松野鶴平君、通商産業委員に松平勇雄君を後任として指名せられたいという申出が出ております。

寺尾豊自由党

○委員長(寺尾豊君) 以上の通り決するに御異議ございませんか。

寺尾豊自由党

○委員長(寺尾豊君) さような決定をいたします。   ━━━━━━━━━━━━━

寺尾豊自由党

○委員長(寺尾豊君) 次に、緊急質問に関する件。

近藤英明参議院事務総長

○事務総長(近藤英明君) 緊急質問が二件出ております。  その一つは、社会党第二控室の小泉秀吉君から、航空事業の自主性確保に関する緊急質問、所要時間十五分、総理、運輸大臣の両大臣を要求されております。二月六日金曜日、明日を希望せられております。いま一件は共産党の岩間正男君からでございまして、文教政策反動化に関する緊急質問、時間は十五分、文部大臣を要求されております。同じく二月六日、明日を希望されております。  この二つの緊急質問でございます。

相馬助治日本社会党(第二控室・右)

○相馬助治君 私どもの会派から、小泉君が緊急質問を要求して参つておりますが、先に御了解を頂いて緊急質問を同じ問題で小泉君が取上げた。そのときの問題は、国内の航空に関する自主性の問題について尋ねたのであります。そのときに明らかに運輸大臣は、国内の商業線については国内の会社にこれを行わしめて、日本政府の自主性を損ずることなくやるという言明があつたのであります。ところがその後の動きで、確かな情報によると、それと全く反する事態が生じつつあるので、その点に関して特にこれは刻下の重大事であり、且つ又緊急を要するので、是非発言したいと、こういうことでございます。  ちよつと速記をやめて頂きたい。

寺尾豊自由党

○委員長(寺尾豊君) 速記をやめて下さい。

寺尾豊自由党

○委員長(寺尾豊君) 速記を始めて下さい。

相馬助治日本社会党(第二控室・右)

○相馬助治君 それで、是非我が党としては、発言をお許し願いたいと存じます。

須藤五郎日本共産党

○須藤五郎君 私のほうの岩間君は、最近ほうぼうの学校などで、先生の暴行沙汰が相当されていることが私たちの耳に入つております。一般の教育方針が少し反動的な方向に向いているんじやないかという点で、文部大臣に所見を質したいというので、何とぞ御了承願いたいと思います。

小笠原二三男日本社会党(第四控室・左)

○小笠原二三男君 この二つの緊急質問でございますが、明日は時間もあることですから、これは異議がなければ十分認めて行つたらいいんじやないかと一般的には考えます。  そこで私は特に共産党のほうの岩間君から出ている緊急質問に関連しまして、法案の扱い方を、考え方如何によつてはその時まで待つてもいいのじやないかという気持もありますのでお話合いしたいのですが、いわゆる従来も寄りよりそういう話もありましたし、衆議院においても、成るべく第一読会を本会にて行うようにという希望も強いということで協議中ということを聞いておりますが、政府の施策の根幹をなすような重要法案については、本会議で提案説明がなされて質問が行われると、こういうふうにして頂くならば、義務教育関係の法案は、重要な法案ですから、本会議で提案理由を聞く。そういう場合に岩間君に質問をやつてもらう。こういうふうに、若し或いは警察法、或いはスト制限に関する法律、或いは独占禁止法の廃止なり改正なりの法律。こういう占領政策の行過ぎ是正とかいうふうに公約として政府並びに与党が掲げた重要法案については、本会議においてこれを聞く。こういう態度ができた場合には、共産党さんのほうの今回の緊急質問は、その時一般の質問として行えるのかどうか。それとは別個に切離してでも、是非今回おやりを願わなければならんようなものか。  この点、まあ須藤君に質問するのですが、どつちがいいかという点を一つ考慮して頂きたいのです。

須藤五郎日本共産党

○須藤五郎君 本人の希望としては、明日やりたいと、そういう強い要望がありますので、まあいろいろの問題もおるかもわかりませんが、本人の意思を尊重して、明日の本会議で一つやらして頂きたいと。そういうように重ねて私はお願いいたしたいと思います。

相馬助治日本社会党(第二控室・右)

○相馬助治君 小笠原君が言つている問題は、共産党のこの要求に対して、共産党は例によつて説明しておるけれども、緊急質問のこの取扱いの基本的な問題を含んでいると思うのです。そういう意味では非常に私は大事だと思うのです。  そこで、私のほうも要求してありますが、実は私としても、今朝こういう要求を受けた時に、小泉さんをわざわざ呼んで、我が党としては昨日一般質問をしておる。而もこれは党代表であるという形から、当然その一般質問の中に入れて政府の見解を質すべき筋である。然るにもかかわらずこういう緊急質問を出さなくちやならないというのには、議運の諸君を納得せしむる具体的な条件が整わないと、自分としてはこれは賛成するわけに行かないんだという話をいたしました。ところがそれはその通りであるが、昨日になつて運輸委員会の質問を通じてはつきりしたことが、即ち国内の航空路線の権利の問題について、実はいわゆる政府の自主性という問題と反したことの事態が、明らかに予期されるので、これは大変であるというのでやりたいのだ。こういうお話なので、私としては誠にそういう資料収集が遅れたというような意味の手落ちというようなものは認めざるを得ないのですけれども、緊急質問に値するかどうかということになりますと、緊急性は確かにあると存じて、あえてお願いしておるわけであります。  次に共産党の問題ですけれども、今聞いてみますと、文教政策の反動化に関する質問であるということに相成りますると、私が先ほど来言つた論法を以てすれば、一昨日の兼岩君の一般質問に、普通ならばこれは当然へ含まれて、政府の見解を質すべき筋であつたのではないかと。こう思う。従つてその辺の関連は、共産党を代表して出ておられる須藤さんの議運としての見解がどうなのであるか。念のために小笠原君の意見に附加して私は須藤さんの見解を質しておきたいと思う。

須藤五郎日本共産党

○須藤五郎君 兼岩君の質問に、そういうことを加味してやればいいということは、これは一応頷けるのです。が、何分にも小会派は時間が足りなくて、私どものほうとしては、いろいろ問題がたくさんあつて、時間が一ぱいで、最初作つた原稿の約半分にこれを圧縮したような形で文教政策に関しては、それの中に入れることができなかつた。それで岩間君が専門的の立場から、それを補足するというような意味も加味して今回質問させて頂きたい。そういうことなんです。

相馬助治日本社会党(第二控室・右)

○相馬助治君 私は須藤さんに引つかけるためにそういうことを質問したのではないのですけれども、須藤さんの御見解を以てすれば、もうこれは議運として承知するわけには参らない筋になつて来るのではないかと思う。と申しますのは、一般質問が時間的の制限を受けてできなかつた。従つて補足的にこれを説明したいのだというと、一般質問をするときに、すでにそういう条任にあつたわけなのです。  それから時間が足りないということは、それは共産党の立場からは全く御尤もだと思う。併しこれは、私どものいわゆる野党の立場からは、共産党が三十分とるということに賛成し、共産党にも協力して来ておるのですけれども、御案内のように議員一人二分というのが見当一なので、それをそのままやれば六分で、幾ら膨らましても、常識的に言えば十分とか十五分と出て来るのが計算上のことなのです。ところがそれでは一会派を代表しての質問にはならんというので、与党の諸君の発言も我々は抑え、且つ何と言いますか、小会派に協力して三十分間とつておると思う。従つて、私のほうの会派で緊急費問をお願いしておるときに、私がこういう議論をすることは誠に潔しとしない。又効果的でないことは知つておるのですけれども、これは今小笠原君の言つたように、次の然るべき機会に御発言願うということでお取下げをお願いするわけには参らんでしようか

須藤五郎日本共産党

○須藤五郎君 今、相馬君が引つかけるつもりじやないというのですが、僕もそういうふうに、あなたに引つかけられるというように悪意的に解釈いたしませんが、小会派として時間が少かつた。それを人数割をしておるからとか何とかということについては、私もいろいろ意見がありますが、併し小会派といえども、大会派から、それでは困るだろう。頭割で時間を計られたのではろくなことも述べられんだろうと言つて三十分もらつたことには、むしろ好意を持つて感謝しておるのですから、それを以て私は抗弁しようとは思わない。併し基本的に言えば一つの政党である以上、大きな人数の政党であろうが、小さい政党であろうが政党としての意見に、やはり同じ比重を持つものと思う。ですからそういうやかましいことは私は申しませんが、そういう立場から、私は小会派の時間の少かつたことを申上げたので、不満を申上げておるのではないのです。  そして緊急質問をその中に織り込むことがでできなかつたということで、早くこの本会議に続いて、その点を質問申上げたい。そういうことでやはり緊急性はあると思うのです。緊急性があるから岩間君が緊急質問をやりたいということを申出たので、若しも何でしたら、私は本人が本日来ておりますから、本人を呼んで本人の意図するところを、私より詳しく述べることができると思いますから、本人の意思を聞いて頂きたいと思います。  そういうふうに思います。

相馬助治日本社会党(第二控室・右)

○相馬助治君 私は、本人を呼んで意思を聞くことは要求しておりませんし、賛成もしておりません。というのは、緊急質問の取扱について、極めて技術的なことを今やつているのであつて、私自身は、本人の意思をお聞きしたいということは考えておりません。

鈴木清一労働者農民党

○委員外議員(鈴木清一君) たまたま、須藤君が小会派というような言葉を使いましたので、小会派の立場から申しますが、今須藤君が言われたように、結局時間の或る程度の制限で、政党としてのいろいろの見解はあつても述べられない場合もあり得る。それから又緊急質問をしてもいいという機会は幾らも持つているのですから、おのずからそのとき足りなかつたものを緊急質問を、その機会に成るべく許して頂いて、やらして頂くという点を、大会派の人たちに相当考慮して頂ければ、小会派の質問時間の短いのも補えると思うわけです。  そうして又政党としての役目を果せることもできると思うので、私は技術的に、理論的にそういうことをここできめるというのでなく、須藤君も、あえて石間君がそういう問題を出して来たから岩間君から聞くということは、これは政党としては不見識で、少くとも政党の論議の対象となつた結果が議運の要求となつているはずであるので、あえて岩間君から説明を聞く必要はない。共産党を代表する須藤さんから発表されて来れば、私はそれで以て足りると思う。  こういう見解を持ちますので、それからもう一つは、先ほど小笠原さんが言われたように、あとで八年度予算に関連した警察法の問題、いろいろな立法問題についての説明があるから、そのときに加えるということをお話になつたようでありますけれども、今まで実施されておるところの、いわゆる現在の政府がとつておりまする教育方針に対しまして、一つの政党の立場から見て反動性が十分にある。それから又、反動性という言葉を使つておるようでありますけれども、まだ、一貫してどうしても国民に知らさなければならない。聞いてもらわなければならないという点が、政党の立場からあるとするならば、私は緊急質問という機関を今まで認めてやつておるのですから、これは十分さしてもいいのじやないか。併し私は時間的にどうのとか、大会派が幾つかあるから、その時間が制限されるということなら別問題ですが、大体小泉さんの質問の時間で本会議があるとするなら、ほかにそう議案がないように見受けられますので、緊急質問を二つしても別に差支えないと思うのであります。  ただ問題は、議運でこの問題をはつきりしなければ、議運の権威から言つても、でき得ないということを言われるとするならば、それは問題は別になると思いますけれども、併し今まで、そういう工合には余り扱つて来ていないように私は思つておりまするので、改めてここで今回について、そうむずかしく解釈しないでやらして頂いても差支えないじやないかと思うのです。その点は、小会派としての労農党といたしましても、いろいろ思い当ることがありますし、緊急の問題の点について、ありまするけれども、ただ出し方、表現の仕方等が、幾分共産党と違つておる程度で、我が党としても出したいことは幾らも持つております。その意味から言いましても、たまたま小会派という言葉を使いましたので、小会派の立場である私たちの立場から申上げておきます。

相馬助治日本社会党(第二控室・右)

○相馬助治君 この種の問題を、野党である小笠原君や私から発言しているということを一つ考えて頂くことが大事だと思いますることと、小笠原君の次の機会に云々と言つたことは、そこに重点があるのじやなく、反対はしていないのです。私だつて小笠原君だつて、岩間君の緊急質問に反対だと言つていない。ただ取扱い上如何なるものであろうかということを共産党のほうへ私どもは尋ねているわけです。そこによつて共産党側の態度が、いやどうしてもこうなんだ。取扱つてもらいたいのだということが明確になつたときに、初めて意見が出て来る。従つて今までの言つた意見は、その取扱いの原則的な問題に照して共産党側に言つていたわけです。  従つて、今の鈴木君のお話の中でわかりますが、ただ一点わからない点は、そして又それは非常に重大であろうと思う点は、それはたいして議案がないじやないか。だから明日は許したつていいじやないかということは、これはいささか今後の問題として重要であつて、鈴木君はまあ一つの説明として言うためで、そこにウエートはないとは思いますけれども、やつぱり議運としては、そこは正確にして行かなければならないのだということは、私は申上げておきたいと思います。  で、先ほど来言う通り私は共産党に質問していたのであつて、反対しているのでないということをここで明確に言つておきます。まだ反対の段階に行つていない。

鈴木清一労働者農民党

○委員外議員(鈴木清一君) その点、先ほどあなたが言われたように、議運としての扱いについては、これは重要だと思いますので、そういう例として申上げた。ただ政治的な言葉を含めて、私は、その点はあなたが指摘された通り私もまずかつたと思います。それで重要性があるかないかの論議をここでするというのならば、若しその重要性を皆さんがどういうふうに解釈するのか。今までの例を私の知る範囲と言いますか、経験の範囲では、この議運に提出された場合に、それを本当に理解するための時間というものを持つてお互いに論議するというようなことが余りなかつたと思うので、むしろ政治的に扱われているほうが多かつたのじやないかと思う。例えば同じく出されているあなたのほうから、あえて共産党のほうに対してその理由を、俺のほうはこれほど説明したのだけれども、君のほうから説明を出せというような……、たまたまほかの人が言われることなら別として、相馬君が言われますから。小泉さんを出しているだけに、そういう解釈をしているわけです。例えば共産党から言わしむれば、審議するなら、もそつと小泉君なり、又あなたが、こういう点はどうかということを強調して頂きたいという立場にもなつて来るわけです。私はそこまで深くお互に論議し合うということでなくて、今まで政治的に扱われている例を解釈して、そういうふうに申上げたのであつて、その点を一つ。

小笠原二三男日本社会党(第四控室・左)

○小笠原二三男君 これはいろいろ論争しても、毎回やるような論争になつて、ぐるぐる廻つて来るので、抜本的にやつぱり改選前に、ルールを作つて、そうして否でも応でも、今後のこの参議院におけるそれらの問題はこうするのだということにならない限りは、やつぱり鈴木君が言うように、従来こうやつていたじやないか、そのときそのときの情勢で適宜取計えるような方法で来たのじやないかということを言われれば、それまでのことです。ただ鈴木君、最近出ておらない間に、緊急質問などは、私も出ておらなかつたけれども、全会派が認め合うようなもので、ほかでも不満があるようなものは、やらせないのだというような申合せをしたというような話も聞いているほどなんです。それで小会派小会派と言つて、我々として軽蔑するわけではさらさらありませんが、少くとも仮に全体を運営して行くのに、問題があれば、何でもやれるのだというわけには私は参らんと思う。やつぱりこういう集団を運営している限りは、何かの基準で時間的な計らいなり、或いは何回そういうことがやり得るのだというような常識的なやつぱり枠というものをお互い持たなければいかんと思うので、それでそういうことでなくて、緊急性ありとして要求されれば、それは何でも許されて、本会議で質問ができるのだというようなことでは、やつぱりいわゆる小会派がいう政党という立場でいう限り、大政党であるほうの立場でも、そういうことだけは、必ずしも容認できないことだろうと思うのです。少くともどこの政党だつて問題はたくさん抱えておるけれども、それを緊急質問の形で出すことについては、よくよくのことと考えて、お互にセーブしている問題だと思う。だから、結局どこかが出すというと、それについて感情的には、何か難癖でもつけたくなるというような気分になつて来ると思う。  それで私の考えでは共産党さんのほうにやるなではない。そういう必要があることを私も認めます。ただその時期的な見計らいから言つて、今後教育関係の重要法案が出て来る場合に、提案理由の説明が本会議で一般的になされる。そういうことの取極めができる際に、それらと引つからめて一般質問を行うということで、そのほうに割愛できないかと。こういうことを話しておるので、それができないということであれば、緊急質問として我々のほうの見計らいでは、少くとも三十一名ある我が党が、今国会で他党のどこの党が三回ぶつならば、我が党は四回ぶたなくちやならないというような、何とかこの際、常識的なところで要求して来なくちやならない。そういう見計らいから行きまして、私は侃々諤々とこういうことを論争し合つたつてうまく事がまとまるとも思わんし、まあ今の段階ではつまらんことだと思つております。余りものを言いたくないのです。それで若しも余りそういう、お互に譲り合わんというようなことであるならば、常套手段で採決だなんということをやられると、これは実も蓋もないことになる。  それでいろいろの条件を勘案して、御考慮願えるなら願いたい。それが願えないならば、成規の手続によつて緊急質問をやるかやらんかをきめるよりほかない。私はそう考えて一言申上げただけなんで、今ぶつてはいけないとかぶつべきだとか、そういう両者について何らの意見を持ちません。自分のほうの緊急質問についてだと、一生懸命に緊急性ありということで主張しますけれども、他会派のほうのことについては、私らには何ら他意はございませんから、ただ今後の長い国会のいろいろな運営をやつて行く上に、小会派のほうの顔の通るように、それらのことをお互い野党としてやつて行うというような場合においては、それぞれやはり考慮できるなら考慮してもらいたいという希望があるだけです。

鈴木清一労働者農民党

○委員外議員(鈴木清一君) 私は、これは共産党の諸君が言うのだからかも知れないが、同病相憐れむ小会派の考え方から、つい出たのかも知れませんですが、小笠原さんのお気持もわかるのです。それで相馬さんの言われることもわかるのですけれども「例えば小笠原さんの言葉から言うなれば、共産党に対してこういう機会があるからこうだ。併し相馬君に対しては、別に言及されておらない。そういう取分けを、僻みを持つてはいかんかも知れませんけれども……。

小笠原二三男日本社会党(第四控室・左)

○小笠原二三男君 いや、一つずつ私は片付けて行くのです。

鈴木清一労働者農民党

○委員外議員(鈴木清一君) その言葉は、あれの中で出して頂ければ、そうでもなかつたかも知れないが、そういう取り方で解釈するようになりますと、今のような話にも自然になるわけなんです。そういう点は一つ、野党の大会派としてどうか上手に扱りて頂きたい。だからおのずから、そういうことの前提をとられたような形になりますので、どうも小会派として味方せざるを得なくなつて来るわけです。

須藤五郎日本共産党

○須藤五郎君 小会派というか、いわゆる私たちのような党派では、いろいろな問題が実は多いわけなんです。いわゆる弾圧法などに対しては、皆さんが受けるよりも、我々のほうが被害が大きい。だから、従つて緊急質問と、してお願いする度数というものは、或いは大会派よりも小会派にむしろ問題は多いのじやないか。だから小会派がしよつちゆう緊急質問をやるようになつて誠に申し訳ないとは思いますが、これはやはり緊急質問をやらなければならん問題が我々に多いという点を理解して頂きたいと思うのです。

小笠原二三男日本社会党(第四控室・左)

○小笠原二三男君 実は私打割つた話をこの際、岩間君もおるようだから聞いて頂きたいので申上げますが、私のほうの高田なほ子議員が、国会対策委員会に出て来ての話ですが、最近東京都において、「ひめゆりの塔」という映画を学校で観覧させることをきめて、それを一部見せた。ところが所管警察署の刑事が学校に来て、学校がこういうものを見せることをきめたときに、これを主張した教員は何者であるかというようなことで調査された。そういうことはけしからん。それでこれは緊急質問を打たなければならん。こういうことに出たときに、我々の議員のほうの立場では、近い将来そういう事態のあることもあるし、予算委員会があることだから、先ずこの際緊急質問はこらえてもらえないかということで、実はこらえさせておつたものなんです。で、それは今共産党さんのほうから出たのも、とにかくそれらの内容も多分含むと思うのです。そういうふうになれは、これは私たちのほうも出さなければならんということで、今手続をしておるところなんです。そういうふうになると、どうもお互い困ることなんで、何とか一つ折合がつけば、私も今後肚の底では、高田君のほうに対して恰好もつくと思つて、実はさつき話をしたのですが、どうもうまく行きそうもないので、事務的に多分処理されたろうと思うのですが、どうも困るので、一応……。

寺尾豊自由党

○委員長(寺尾豊君) ちよつとお待ち下さい。総長から御報告があるそうです。

近藤英明参議院事務総長

○事務総長(近藤英明君) 只今ここに、いま一点緊急質問の御要求が出ましたので御報告申上げます。  社会党第四控室の高田なほ子君からでございます。平和教育弾圧に関する緊急質問、時間は十分、要求大臣は、文部大臣と法務総裁とございますが、法務大臣のことだと思います。

相馬助治日本社会党(第二控室・右)

○相馬助治君 私は先ほど言つたように、岩間君を呼んで来て内容の趣旨を説明するというお話のときに言つたように、その内容については、実は了解しているのです。私は重要であろうと思うのです。たた今小笠原君からの話を聞いて非常に驚いたのだが、各党はそういうことになつて来るのです。  で、私のほうもざつくばらんに言いますと、傷痍軍人の遺家族の援護の問題、国鉄の首切りの問題、食糧増産の問題、そうして航空と、この四つ、国会対策委員会を通じて成規の手続を以て事務局に要求してあるのです。併し私は議運の立場から私一人がその措置を任せられて、議事部長に私から言つてこれらをここにかけさせないで、私はこんなことをやる必要はなかつたのですけれども、こういう事態になつたから申しているのであつて、先ほどから申すように、重要性でなくて緊急性を論じてもらいたい。そうして又その上で、一つ左から出た共産党から出たのを取扱うと。そういうふうに議論を進めて行つてもらいたいと思うのです。  さつき言つたように共産党とうまく話がつくかと思つて議論していたのですが、それがつかないということになれば、委員長は整理をして議論を進めてもらいたいと思うのです。まだ私は反対意見を言つてないのです。

小笠原二三男日本社会党(第四控室・左)

○小笠原二三男君 我が党の緊急質問の通告が御報告になりましたので、先ほど申上げたことが、緊急性ありという理由であつたと御了承願つて頂きたいと思います。内容は先ほど申上げた内容でございます。

須藤五郎日本共産党

○須藤五郎君 私のほうも緊急性ありということです。

寺尾豊自由党

○委員長(寺尾豊君) 速記をとめて下さい。

寺尾豊自由党

○委員長(寺尾豊君) それでは、速記をつけて下さい。

小笠原二三男日本社会党(第四控室・左)

○小笠原二三男君 この際、この緊急質問は十六日以後の議運において再検討をすることとして、保留することを提案いたします。

相馬助治日本社会党(第二控室・右)

○相馬助治君 小笠原君からの意見がございましたが、同様趣旨のことで我が会派としては緊急性ありという信念は未だ変りませんが、いろいろな事情を勘案いたしまして、次の機会に改めてお願いする場合にはお願いするとして、小笠原君の言つた通り私のほうも保留。みずから申出てこの緊急質問を保留をいたします。

須藤五郎日本共産党

○須藤五郎君 政党の立場で、緊急性の解釈は違う点があると思いますが、先ほど小笠原君のほうから出ておる緊急質問と、私のほうの緊急質問において、内容においてやや似たものがあるだろうと思います。この際、小笠原氏がいろいろな考慮をして留保しようという立場をとられたことに関しまして、私も一応小笠原君と同じような立場で、この問題を留保しておきますから、この次の機会には、必ずきめて頂きたいと存じます。

寺尾豊自由党

○委員長(寺尾豊君) 小笠原君提案の通り取扱うことに御異議ございませんか。

寺尾豊自由党

○委員長(寺尾豊君) さように決定いたしました。   ━━━━━━━━━━━━━

小笠原二三男日本社会党(第四控室・左)

○小笠原二三男君 そこで、この際申上げたいのですが、本国会に出て来ます重要法案につきましては、成るべく本会議において政府側からの提案理由の説明を聞き、一般質疑がなされるような取扱いをして頂くことを、この際原則としてだけ抽象的に提案いたします。

寺尾豊自由党

○委員長(寺尾豊君) 只今の小笠原君の御提案を認むることに御異議ございませんか。

加藤武徳自由党

○加藤武徳君 大体の御発言の御趣旨はわかつておりまするし、慎重に一つ研究と検討を加えさして頂いて、極力御趣旨に副うような方向で結論を私どものほうで出してみたいと思つておりす。

相馬助治日本社会党(第二控室・右)

○相馬助治君 加藤さんの今の御意見は、小笠原君の意見を原則的に承認して然る上での意見ですか。小笠原君の意見にかかわらず、加藤さんの御意見ですか。どちらですか。

加藤武徳自由党

○加藤武徳君 先ほど懇談の際に、私の意見を申上げた通りの気持で今申上げたわけですから、さように御了承願いたいと思います。

小笠原二三男日本社会党(第四控室・左)

○小笠原二三男君 だから私は、加藤君の意見の通り、先ほどの意見の通り提案しましたので、具体的な案件につきましては、自由党の立場もございましようし、各一会派それぞれ意見のあることでしようから、それは十六日以後において、具体的に法案提出の時期と見計らつて、検討を加え、ただ、重要法案とこの議運で見なされたものにつきましては、本会議で成るべく趣旨弁明を聞こう。  こういう提案なのでございます。

寺尾豊自由党

○委員長(寺尾豊君) 只今の小笠原君並びに加藤君、相馬君等の御意見の通りに取扱うことに御異議ございませんか。

寺尾豊自由党

○委員長(寺尾豊君) さよう決定をいたします。   ━━━━━━━━━━━━━

寺尾豊自由党

○委員長(寺尾豊君) 次に、人事官任命につき本院の同意を求めるの一件をお諮りいたします。  ちよつと速記を止めて下さい。

寺尾豊自由党

○委員長(寺尾豊君) 速記をつけて下さい。

小笠原二三男日本社会党(第四控室・左)

○小笠原二三男君 この神田五雄氏を人事官として参議院として参議院として承認する問題につきましては、我が会派としては、他会派に同調せらるる二、三の条件を附して賛成したいと考えるわけであります。  それで特段に条件と申しますことは、第一点としましては、人事院のできました当時からのいきさつに鑑み、又その人事官の過去における選考の基準等から考えまして、今回、不幸にも技術系統から人事官が出てほしかつたことが、これが入れられない結果になつたわけであります。従つて、この技術系統の人事官を入れなければならんという趣旨、即ち一般行政官と技術官との間に、待遇その他において差別的な取扱が徹底的に排除せらるるということについては、今日の段階においても十分その目的を達成しておらんのであります。従つてその点については特段と神田氏にも、人事院そのものにも、或いは政府当局にも、十分考慮して頂いて、そういう過去の弊害を排除することの特段な努力をしてもらいたいということが一つの条件であります。  第二の条件としましては、そういういきさつでありまするから、近い次回の人事官の選考等に当つては、この技術系統から人事官を入れるということについて特段な考慮を政府にして頂きたいというのが第二の点でございます。  以上二つの点を条件として、この際神田氏に極力努力して頂くために、我が党としては賛成したい。  そこでこの条件について委員長においてお取扱い願つて頂きたいと思います。

相馬助治日本社会党(第二控室・右)

○相馬助治君 私のほうでも、今小笠原君が前段に述べた条件と同じことが国会対策委員会で強く主張されましたので、単に今の小笠原君の条件を速記にとどめるだけでなくて、先ほど来申上げておりますように、政府にその趣旨を強く要請することを前提として、我が会派は神田君に同意いたします。

赤木正雄緑風会

○赤木正雄君 緑風会といたしましては、一応この間官房長官に対しては、神田氏に特に技術官のごとを十分考慮するように官房長官からお話下さるように、万一神田氏が承認になつたといたしましたら、なお改めて今社会党のほうの意向のように、又今後の人事官全体の問題として、特に技術官のことを考えて、その点を考慮するようにということで、神田氏を任命することに異議ありません。

寺尾豊自由党

○委員長(寺尾豊君) 小笠原君の御提案になりました人事院並びに政府に対する強き要望、又相馬君、赤木君等の御意見も加えまして、それらを一つの政府に対する強き要望といたしまする前提において、神田君を人事官にいたしますることに対する同意を求めることに対して、これを認むることに御異議ございませんか。

寺尾豊自由党

○委員長(寺尾豊君) さよう決定をいたしました。   ━━━━━━━━━━━━━

寺尾豊自由党

○委員長(寺尾豊君) 次に、決議案の委員会審査省略要求に関する件をお諮りいたします。

近藤英明参議院事務総長

○事務総長(近藤英明君) 中田吉雄君ほか七名のかたから、地方公務員等の昭和二十七年末給与改善に必要な財政措置に関する決議案が発議され、なお委員会の審査省略を要求されております。よつて本件の委員会審査省略に関する件を御協議願いたいと思います。  なお発議者は、中田吉雄君ほか七名となつておりますが、社会党の第二、第四、改進党、第一議員クラブの各会派のようでございます。

加藤武徳自由党

○加藤武徳君 決議案の委員会の審査省略を認めまする基準については、若干意見はございましようが、大体根本的なものができておるように私は了解をいたしております。が併し、今ここでその問題を取上げようという考えではないのでありますが、昨日の本会議におきまする政府の答弁にもございますように、政府としても早急に措置を講じたい。こういう意思表示をいたしておるようでありまするし、又我が党でも党内におきまして、よりより協議をいたしております最中でありまして、一応は、委員会審査省略を今日は見送つて頂きたいと思います。

小笠原二三男日本社会党(第四控室・左)

○小笠原二三男君 昨日、我が党の千葉君からの質問に対する本多長官の答弁というものは、今日の段階における答弁にはなつておらんのであります。如何ようにも解釈される。黙つておれば黙つておいても済む答弁なのです。それではいかんのであります。少くともこれは草葉君等は御承知だと思いますが、昨年の予算委員会で、満場一致、全会派の御賛同を得て決議し、或いは十二月二十五日の晩における地方行政委員会において、他の法案を通過せしむる前提として、本多長官等の答弁の趣旨から申しますると、これは荏苒今日までこういう状態にあり得べきはなかつた。必ずやこれは何らかの措置を積極的に自発的に政府において行うべきものであつたはずなのです。併し私たちはこの際これを追及するとか、責任問題だとか、そういうことを言うのではなくて、地方において一部措置をし、或いは財政的な関係で措置得なかつた地方等もございますので、国家公務員との不均衡を排除することに積極的な政府の措置が望まれるわけであります。  そこで議論としてはいろいろありましても、この問題は予算委員会においても地方行政委員会においても、どの会派も、その内容には異議のないところだつたものです。聞くところによると、衆議院のほうでも、そういう措置が本日の本会議でもなされるやの動きがあるということでございますから、そこで明日が、丁度本会議がございますから、この際、これを本会議で上げて頂きたいという意味で申上げておるので、実は発議者には、我が社会党なり或いは改進党なり第一議員クラブ等がなつておりますけれども、御賛同が得られるならば、これは自由党の行政委員の方、緑風会の行政委員の方響も発議者になつて、満場一致の形で、本会議で何らの討論の要なく、実はこういうものを決議すれば、なお強力ではないだろうかと考えるわけなのです。  それで、かたくなに我が会派だけで手柄がましい気持はさらさらありません。却つて政府与党の自由党さんなどにおいて御賛同を願えれば、これが強力に実現できる問題なので、超党派的にやつて頂いて、参議院自由党として窮地に追い込まれるという問題ではないじやないかと私は考えるわけなのです。何とかこの点は折合つて頂きたいと思います。

寺尾豊自由党

○委員長(寺尾豊君) ちよつと速記をとめて下さい。

寺尾豊自由党

○委員長(寺尾豊君) それじや速記をつけて下さい。

草葉隆圓自由党

○草葉隆圓君 この問題は、只今小笠原君の御提案、よく了承いたしましたから、明日に一つ、保留という意味よりも延ばして頂きたい。保留と同じですが、延ばして頂きたい。

小笠原二三男日本社会党(第四控室・左)

○小笠原二三男君 先ほど懇談会中に、草葉君のほうから委員会審査省略には異存はないが、各派の事情から言うと、明日まで最終決定を延ばしてほしいというようなわけで了解がついておると思うから、我々もその意味で結構でございますと申上げておきます。

寺尾豊自由党

○委員長(寺尾豊君) 本決議案は、一応明朝まで留保いたすことに御異議ございませんか。

寺尾豊自由党

○委員長(寺尾豊君) さよう決定をいたします。   ━━━━━━━━━━━━━

寺尾豊自由党

○委員長(寺尾豊君) 次に、議案の付託に関する件。

近藤英明参議院事務総長

○事務総長(近藤英明君) 本件は、すでに御承知と存じますが、道路整備費の財源等に関する臨時措置法案でございまして、去る十二月二十六日、本委員会において留保せられた問題でございます。

草葉隆圓自由党

○草葉隆圓君 この問題は、昨年末来いろいろ検討して参りまして、大変日時も過ぎましたが、この際は、もうかれこれを二つやめまして、大蔵委員会か建設委員会かどちらかにするという問題は、議運では建設委員会に付託することにお進みを願いたい。

相馬助治日本社会党(第二控室・右)

○相馬助治君 草葉君の意見に賛成です。

小林政夫緑風会

○小林政夫君 緑風会は反対いたします。

松浦定義改進党

○委員外議員(松浦定義君) 我が会派は、前回から建設委員会一本に行こうというので、それぞれ私のほうから労農、共産共に御協力を願つておるということを先ずここに附言いたしまして、賛成いたします。

寺尾豊自由党

○委員長(寺尾豊君) どうも本議案の付託は建設委員会付託の御意見のほうが相当多いようでございますが、建設委員会に付託することに御異議ございませんか。

寺尾豊自由党

○委員長(寺尾豊君) さよう決定をいたします。  散会いたします。    午後二時五十二分散会

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