議院運営委員会 第6号
- 発言数
- 149 件
- 登壇者
- 16 名
- 会派数
- 9
- 開催日
- 1952/11/24
会議録
○委員長(寺尾豊君) これより会議を開きます。 常任委員の辞任及び補欠に関する件。
○参事(河野義克君) 自由党から、議院運営委員の溝淵春次君が辞任せられて、後任に小滝彬君を指名せられたいという申出が出ております。 それから日本社会党第四控室の電通委員の河崎ナツ君、郵政委員の佐多忠隆君がそれぞれ辞任せられまして、電通委員に佐多忠隆君、郵政委員に河崎ナツ君を後任として指名せられたいという申出が出ております。
○委員長(寺尾豊君) 以上の通り決することに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(寺尾豊君) さよう決定をします。 ―――――――――――――
○委員長(寺尾豊君) 調査承認要求に関する件。
○参事(宮坂完孝君) 小泉運輸委員長から、一般運輸事情に関する調査承認要求書が出ております。 目的は、陸運、海運、航空、観光並びに気象業務の実情を調査し、組織、運営等の改善強化に資することが目的であります。 期間は今期国会開会中、費用は計上されておりません。 溝淵電気通信委員長から、電気通信事業運営状況に関する調査承認要求書が出ております。 調査の目的は、日本電信電話公社に移管後における電気通信事業の運営状況を調査するものでありまして、同じく今期国会開会中でありまして、費用は計上されておりません。 又同じく、電気通信委員長溝淵春次君から、電波行政に関する調査承認要求書が出ております。 調査の目的は、テレビジヨン放送並びに中波放送その他電波に関する行政の運営状況調査でありまして、同じく今期国会開会中でありまして、費用は計上されておりません。 以上三件でございます。
○委員長(寺尾豊君) 以上の要求を承認することに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(寺尾豊君) さよう決定いたします。 ―――――――――――――
○委員長(寺尾豊君) 次に列国議会同盟日本議員団に関する件をお諮りいたします。
○事務総長(近藤英明君) 本件につきましては、この夏に列国議会同盟に日本議員派遣のことを取急ぎました関係から、議員団の構成に関しては両院の議長に御一任せられておるわけでございます。その後旧来ありました規約を両院合体で行います関係から、それに必要な程度の改正をいたしまして規約が成立いたしました。規約によりますと、団長は両院の議長のうちのいずれかがなり、二人でございますからいずれかがなると他のいずれかは顧問になるということになりまして、第一回は衆議院の議長が取りあえず団長になられるということで、衆議院議長が団長に当られることになつたわけであります。それから従つてこれに並んで副団長は両院の副議長、それに幹事を置かなければなりませんので、幹事は元の通り両院の事務総長が幹事に当る。それからこのほかに国内議員団の評議員というものを作らなければならなくなつておりますが、この評議員は十六名ということにいたしておりますが、衆議院がうち十名、参議院が六名ということで、一応話合を付けております。 この参議院の六名の評議員をどういうふうに御選定願うかをおきめ願いたいと存ずるわけであります。 これは御承知の通り、共産党を除く各派は全部、全議員が本院におきましては、列国議会同盟国内議員団に加盟されておる。衆議院は御承知の通り現在共産党がおありになりませんので、全議員が参加されておるわけです。こういう形式になつております。そのほかに、本部と言いますか。ジユネーヴのほうにおける委員を設置することになつております。その委員は、慣例によりまして、会議に列席されたかたを委員に指名されることになつておりますので今回も、本年おいでになりましたかたがたをおのおの委員に団長が委嘱いたしまして、そのかたに直接申上げることになつております。それで国内議員団の評議員の指名をどういうふうにおきめになりますかをおきめ願いたいと思います。尤も申上げますと、評議員と申しますのは形式上、こういうものを作れという国際的な規約があります関係で作りますので、実際に評議員に特別厄介をかける用事は、余り過去にもございませんし、将来もなかろうかと存じます。
○小笠原二三男君 各会派に対して比例配分で割りつけるなどというやかましい問題でもないと思いますので、自由党、緑風会、右派社会党、左派社会党、民主クラブ、改進党、以上のところまで各一名ずつ指名いたしますならば、六名になつて好都合じやないかと思いますが、小会派においては大変気の毒だと思いますけれども、オミツトという意味合ではなくて、事務的なものですから、形式上それで成り立たせたら如何かと提案いたします。
○相馬助治君 小笠原君の御意見に賛成をいたします。
○委員長(寺尾豊君) では、小笠原君が御提案になりましたように、六名を大会派順に一名ずつ割当てることに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(寺尾豊君) さように決定いたします。
○事務総長(近藤英明君) それでは只今の、各派からは評議員になられるかたの御氏名を事務局まで御通知を至急お願いいたします。この持名は、これができますと、日本国内議員団の構成はこういうふうにできたということを本部のほうに通知いたす必要がございますので、成るべく速かに御通知を賜わりたいと存じます。 ━━━━━━━━━━━━━
○委員長(寺尾豊君) 次に国務大臣の演説に関する件を議題といたします。
○事務総長(近藤英明君) 本件に関しまして内閣総理大臣から、本日の参議院の会議において、内閣総理大臣、外務大臣、大蔵大臣より演説を行いたいという正式の通告に接しましたことを先ず御報告申上げます。
○委員長(寺尾豊君) 官房長官から発言を求められております。
○国務大臣(緒方竹虎君) 本日の本会議で、総理大臣、外務大臣、大蔵大臣から、補正予算並びに外交方針、総理大臣といたしましては一般施政につきまして演説をいたしたい。改めて私からお願いいたします。 なお明二十五日でありまするが、総理大臣が渉外関係のよんどころない用事ができましたので、若しお認めができまするならば、二十五日総理大臣の出席を必要としないようにお計らいが願いたいのであります。従来総理、外務、大蔵等の演説のあとの一日は、予算の下調べをなさる意味において、休みの場合があつたということを承わつております。その日を実は選んだ次第であります。それもお願いいたしておきます。
○小笠原二三男君 今日のことは、議長一任で日程に組まれているわけですから、これはここで議することはないだろうと思われるので、御報告を聞くにとどめるということだろうと思います。それであと、演説のことは今議題になつて、これで報告は聞いたからこれで終つたと思いますが、あと議題になるものはございませんか。
○事務総長(近藤英明君) 引続いてこれから議題にして頂きます件は、国務大臣の演説に対する質疑に関する件でございまして、質疑の問題は、質疑の日取り、質疑の時間の割当、質疑者の人員、その発言の順序、これらの問題を引続いて御協議をお願い申上げる次第でございます。
○小笠原二三男君 そこで問題になります点は、各会派の質疑の点でございますが、先ず日取りの点でございますが、先ほど官房長官は、もう前以て御説明等があつて、我々に懇請されたので明らかでありますが、要するに政府としては明日は都合が悪い。その後にしてくれという意向のようであります。その場合の官房長官のお話では、予算等についての下調べ等で中一日を置くというようなこともあつたようであるからということでございますが、今日まで最近の参議院においては、そういう例を見ない場合がある。要するに政府の演説があれば直ちに質問が翌日から開始されるという方向が却つて多かつたのではないかと思うのであります。 而も私第二の問題として申上げることは、今国会は、衆議院においては独立後初めての解散選挙が行われて、新議員が出られて、そうして新内閣ができて初めての内閣の、国会を通じ国民に対する新政策の発表の演説だ。而もこれは特別国会としては日数が限定せられておつて、必ずしも無期限に審査の都合等を言つて、荏苒国会を延期しておることはできない事態があると思うのであります。そういう場合に、国会に対しては審議を促進せられることを懇請して来ておる内閣側として、中一日といえども、これをブランクするというようなことは、我々としてはこれは賛成することができない。而も聞くところによると、二十分程度の各大臣の演説だそうでありますが、そうであれば、これに対して質問を展開する当事者の準備というものは、明日までには十分なし得るのであります。この点から言つて私は、明日即刻質問を開始して、少くとも新内閣の新政策に対して国民の希望する、聞きたいという点をいち早く聞いて、今日における国政の明確な連営を期したいと思うのであります。 それから第三の点として、官房長官がお話になりましたが、渉外事務のためによんどころないということでございますが、これは占領下においては我々は常に渉外事務ということで、内閣のそういう主張を認めざるを得なかつたし、認めて来ておつたのであります。併しながら独立した今日において、渉外の事務と国権の最高機関である、立法機関である国会に国務大臣が出て来て報告をし、それに質問を展開するという国会の要請のある場合に、こういう問題よりも渉外事項が大事だというようなことは、私は聞き取れない。少くとも今日新聞紙上で見ますというと、国連軍との協定等の問題もあるようですが、これは二、三日前に、一応の報告を岡崎外務大臣側から、日本国の意見を表明したにとどまつて、次回これがいつ開かれるということも確定しておらないようでありますし、従つて総理大臣の出席は、初めからそういうものには必要がない。従つて我々の知り得ない範囲で想像しますというと、渉外事務と言いましても、大公使等の会見というような問題があるかも知れません。併しそれらは独立国である限りにおいては、政府側において日程を組まるべきものであつて、何ら諸外国の大公使から指定ぜられた日程でなければ会談ができないというようなものではないと思う。而も本日施政演説があれば、国会としては翌日質問演説をやるという意向がきまるかも知れないことは、内閣としてはこれは素人であつても、もう想像しなければならんはずである。それらをしも十分考えた上で、明日渉外事務のために、国会に出席して国民を代表する国会の質疑に答えられない。それだけの重要な渉外事務というものは今日日本を取巻く国際的な環境のなかにあるのだろうけれども、我々は占領下であれば、渉外事務だといつて、そして隠密裡にはマツカーサー元帥に会うのだとか、或いはドツジ氏と会見しなくちやならんとかいうようなことで、ああそうでございますかと聞いたのでありますが、今日の独立した国会において、渉外事務であるという一片の抽象的な言辞を以て我々ははあそうでございますかと聞いておくことは、最高機関である国会の運営上、そういうことは承知できない。従つて我々は内閣の取ろうとするその措置が、国会の運営と絡んで考えて見て、成るほど国家的に重要である。では内閣総理大臣はそういうふうにすることも止むを得ないであろう。従つて国会は一日質問演説を延ばすだろうと、こういうことは、我々十分討議もし、理由如何によつては賛成することもあり得るわけなんであります。それをただ単に渉外事務などと言われて、それで、へえ、そうでございますかと言うことはこれはできない。これは国会並びに政府との関係においてもこういう点は明らかにしてやつておかなければ、少くとも行政府側から国会が常に屈伏させられるというような形がそこに見られることになつて、国会の自主性というものは損われる。従つて渉外事務というものは何であるかということを、今日最高機関である国会に対して政府側から表明を頂いて、それ如何によつては、我々十分考えてもいいが、それが明らかでない限りはなおそういうようなものは大した問題ではないのであつて、国会としては総理以下二大臣の出席を求めて、従来通り明日から質問を展開しなければならんと考えておるのであります。而も聞くところによると、非常に多くの質問者が予定されておるようでありまして、これが三日も四日もかかる段になれば、事態が明瞭になるのは、一日遅れれば遅れるほど遅れて来るわけです。国会の審議がそれだけ澁滞する。又会期末において、いろいろな粉乱の起る基になるのでありますから、従つて成るべく限られた特別国会において、十分な各種の国会の論議なり、或いは審議を尽すという意味から言つても、私は明日直ちに予定通りこれは質疑を展開しなければならんと考えるのであります。衆議院のほうにおいては二十六日にこれは予定されておる。従つて参議院も二十六日にやるべきであるという議論は全然成り立たんのであります。明日参議院においてなし得る事態にあつて総理等の出席がある限りにおいては、衆議院においても一日繰り上げてこれをするというようなことは、当然衆議院側としても考えられるでありましよう。併しそういうことは問題でない。ややもすると参議院は、衆議院に対して第二院である。向うが何でも先にやらなければならない。参議院は後からやるのだというような考え方は、これは非常に固定した考え方である。参議院も衆議院もいろいろな論議なり、審議なりというものにおいては、それは先後の関係はない。或いは優劣はないのです。ただ単に予算の審議がどうだとか、何とか一部の特例だけはあつても、一般の国政に対して審議する独立した機関としての参議院と衆議院においては優劣の差はない。どつちがどう先に始めようが、後に始めようが、そういうことは問題ではないので、そういう論議があればあつたで、私は一々それは論駁したいと考えております。 要するに今単に渉外事務というくらいのことでは、独立したこの今日における国会としては、そういうことだけではこの重要な質問演説を延して行くというようなことは、今の事態、それからこの特別国会の意義から言つて容認することはできない。こういうのが私の意見であります。でこの点について、官房長官において補足説明があるならば無論お聞きして、十分協力することにおいてはやぶさかでありません。併し今までのお話だけのことであつては、全然これは理由として取るに足りないということを申上げておきたいのであります。
○事務総長(近藤英明君) 只今の間に発言をしておきますが、衆議院のほうは、この間議院運営委員会を開かれまして、その際只今小笠原さんのお話のありました通り、二十五日は休みにして、二十六日、七日に質疑を二日間行いたいという御決定がありましたとの連絡を受けております。 なお衆議院は当日の議院運営委員会におきまして、いずれ参議院の会派のほうへ衆議院の会派を通じてお願を申上げるが、参議院のほうもできることならば、この二十五日を休んで、二十六日からやつて頂くように一つお願を申上げてもらいたいと、かような連絡が衆議院の議院運営委員会の御意向としてこちらのほうに御連絡のありましたことだけを申上げておきます。
○小笠原二三男君 その点を念のために私申上げておきますが、我が会派においても衆議院側からその決定の事情を聞き、参議院側の我が会派としても申入れを得ましたが、我が会派としては、衆議院側におきましてもそういう事態の明らかになることを要求したが容れられないで、どういう理由かわからんが、二十六日になつたのであります。それでこのことは決定は決定として申上げるけれども、参議院は参議院としての決定でやるという場合に、参議院が二十五日になる場合には、衆議院でも二十五日にやるべきであるという主張は、我が会派として衆議院の議院運営で主張しておるから、なんら差支えがないということで申入れがあつたのでありまして、従つてそういう意味合いで私は先ほどから発言をしておるのであります。信義は重んじておるつもりであります。
○国務大臣(緒方竹虎君) 只今小笠原委員からお話のありました参議院と衆議院の立場等につきましての御意見は、私も全然その通りに考えております。ただ私がお願をいたしたいのは、衆議院でもすでに了承を得ておりまするので、今までの慣例である……。小笠原委員のお話を承わりますと、必らずしもそうでなかつたという御説明でありましたが、その間に、演説の翌日は予算の下調べ等で一日おかれたこともあつたやに我々において伺つておりますが、政府におきましても、この渉外の事に当りますのに、比較的両院からのお認めを願い得るときでないかと考えまして、そのときを大体内定いたしまして、衆議院の議運のほうにもお諮りをいたし了承を得ておる次第でございますので、重ねてお願をいたしますが、若しできまするならば、参議院の議運においても同様の御決定をお願いいたしたい。私からただただ懇請いたすばかりであります。
○小笠原二三男君 過去の、予算の下調べ云々ということで中一日をおいた例もあるからということと、ここに、丁度そういう理由もあるのだからよかろうというので、渉外事務のために一日とつたということと一緒になつて話になるならば、これは私は非常に内閣側としては、勝手なきめかたであると申上げなければならんのであります。そうではなくて、国会は国会としていつ何をやるという取極めがなされるかも知れないが、予算の云々というようなことはともかくとして、内閣の明日総理の出席できないという理由は、渉外事務のためなんだ。従つてそのことのために出席できない結果、国会としては質疑が行われない状態になるであろう。そこで国会としては自主的に明後日から質疑を展開するときめようときめまいと、それは国会のきめかた如何にあることなんでして、我々は総理が出席できないという、その都合だけが我々としては大きな理由なんです。総理が出席できないというのを参議院としては出席しないところで質疑はできない。併し出席せしむることはできる。それで国会に出席する、しないということと、それが渉外のためであるということと、我々は国会の運営上、或いは国政の運用上秤にかけて問題を考えた場合に、その程度のものならば、そつちのほうを変更してそうして国会に出席してもらわなければならんという結論にもなろうし、或いは又それは重大であるから、国会としても自主的に明後日から質疑を行うようにして行こうということにもなろうし、それは事情の如何によつて、いろいろ決定になることだろうと思うのであります。で、国会でもそういう休みをとるような場合もあるのだから、今回国会側としてはそういう理由を以て休んでもらつて、そうして明後日からこれをやつてほしいんだというようなことは、我々としては聴取れない。 逆に私から聴きたいことは、その渉外事務というのは、占領下でない今日において、国会が出席を求めても出席できないほどの渉外事務というのは、これは何であるか、この点が明瞭にさえなれば、我々としては十分内閣の意に副える場合もあるだろうし、或いはまたどこまでも副えない場合もあるでございましようが、もつとその点は事情を明かにしてもらえば、こういう論議が克く行われる存はない。 ただ単に渉外事務のためだと言われて、独立国家である日本が最高機関である国会に総理の出席もできないというような、そういうような前例は私は作りたくはない。又そういうことにかまけて、かまけておるとは思いませんけれども、そういうことにかまけて、例によつて総理が国会に出席するようなことを、総理のほうで一方的に勝手に意思通りきめて行くというような、そういう前例は作りたくない。従つて行政府も国会も公明な立場に立つて、それぞれ事情が明かになつて、そうして止むを得ないなら得むを得ないとなつて問題が解決すればよいと思う。それがために何が何やらわからないで、明後日から質問を展開するのだというようなことは、特別国会である事情、会期が限定せられておる事情、そうした今日まで組閣等が長引き新政策の決定が遅れて、きめられた会期そのものも、国会のほうは待機の姿勢でありながら、政府の事情によつてこの日数が一日々々と切り割かれて来た事情を考える場合に、政府は積極的に国会の質疑にも応ずるし、従つて法案或いは補正予算案等の審議を促進しておるという行き方でなければならんと思う。それがこういう事態になつて来る限りは、これは内閣側としては、もつと事情を明かにしておき、これだけは止むを得ないのだというふうに、これは打ち明けた話を我々にして頂かなければ、今までのように政府が一方的なやり方によつて、国会が開会しながら開店休業の形になつておる。いざ開いたと思つたら、又中一日休んで欲しい。こういうようなことをのんべんだらりんと許しておくわけにはいかない。許容するわけにはいかない。で、率直に伺いますが、この渉外事務というのは何であるか。御答弁願いたい。
○国務大臣(緒方竹虎君) 或る外国からの代表者から総理大臣に、この頃の日を選んで会見の申込がありまして、その点、比較的二十五日を割き得ればよいじやないかということから選んだのであります。その内容につきましては、私ここで申上げかねます。
○小笠原二三男君 そのどこかの国の代表者ということは、国の代表者ということでありますから、大公使なり別途の特使なりだろうと思いますが、少くとも今日特使が派遣されておる事情は我々は知らないのであつて、新聞紙上等にも、そういうことは何ら言い伝えがないから、特使らしいものはないと思う。大公使だけだろうと思う。それを国会がこういうことで開かれておるのに、内閣のほうだけでこの日がよいだろうということで、内閣の意思としてその日取をおきめになつた。向うの代表であるかたはいつでもよかりそうなものを、日本の政府側として明日を選んだということは、これは国会軽視も甚だしい。(「その通り」と呼ぶ者あり)どういう事情なのか、私はそれを承わりたい。内容については言われないというから、私は内容は伺わない。その或る国の代表者というのは大公使を指して言うのであるか。それだけはお伺いしておきたい。
○国務大臣(緒方竹虎君) 大使であります。
○安井謙君 ちよつと関連して……。今小笠原君の言われておる原則論は、これは政府も認めておるし、我々も尤もだと思う。で問題は、中一日を置くかどうかという問題。これは我々の間でも何回か前例があつたように記憶しておる。原則論がいかんというものなら原則論としては全く賛成だ。問題は中一日を置くかどうかという問題である。これまで前例がなかつたというなら問題だが、従来の前例について、具体的にちよつと若し実例がわかつておるならば、やつてもらつておいたほうが議論も楽になるのじやないかと思うのだが……。
○小笠原二三男君 私は議論しておるのじやない。質問しておるのだ。
○安井謙君 議論じやなく質問でしようが、質問のデーターとして今までの実例を、できれば事務総長から……。
○事務総長(近藤英明君) それでは比較的近い例から申上げますと、ずつと初めから一国会からやつておりますと、必ずしもどちらかという慣例を固持しておるわけではありません。十三国会の場合は、一月の二十三日に演説があつて、一月の二十五日、これは中一日をおいております。十二国会の場合に二度ございますが、これが十九日で二十二日、次は十二日で十五日、これは二日中をおきました。その前が十回、九回国会あたりは、ずつと翌日に行なつております。それからもつと前のほうに行きますと、又中二日おいたり、中一日おいたり、そういうふうなものがあります。 こういう状況で、最近の十二、十三国会の場合は中が一日或いは二日、これが実情でございます。
○小笠原二三男君 今の御報告になつたことは、この国会のほうの事情で、審議の都合上それがよろしいという理由があつて、そういうことになつているわけなんで、政府側からこうでなければならん、ああでなければならんというのは、これは私は最近の議員ですから知らんのですが、我々は国会内の事情というものを考えた場合に、特別国会が会期がこれだけ荏苒限られているのに、食い潰された結果、政府側からの内部事情によつて出されて来ている。こういう場合においては原則としては一日といえども、これは国会としては休んではおれない、こういう気持で申上げたのです。併しその原則変更ということはあり得るわけだ。それは国会内の事情であるのみならず政府側の事情によつても、それが尤もであると考えられた場合には明後日からやろうとも、明々後日からやろうともいいのですが、正当な理由付けとして、政府側に私は答弁を求めているわけなんです。納得さえできれば、それは国会と行政府との間で円満なる運営をやつて行くということを私は頭から否定しているわけではないのです。 そこで今官房長官にお伺いしたら、それは大使であるということでありますが、駐在しておられる、日本駐在の大使がいつ幾日に政府側に会いたいという場合に、これが一日一ぱい会う場合も恐らくないと思う。又一日一ぱいだとしまして、明日にその日取りを政府側としてとつたということは、これは少し国会との連絡上不十分な点があるのではないか。そして審議の促進されなければならない今国会の事情というものを考えた場合に、それは少しおかしいことではないかという点が一つ。もう一つは同じ明日となつても、時間的には何時からというようなことで、それはいろいろ時間を選択するについても、政府側として自主的な選択が、大使との接見等であればでき得ると思う。占領下ではないのですから。向うからも会見を申込んで来たならば、こつちはこういう時間が都合がいいというようなことで、国会に差支えのないような時間のとり得るような場合も大いにこれはあり得ると思う。而も国会は、その質問というものは、これは一日一ぱい展開されるものではないはずである。朝早く或いは夕刻、それからは総理はじめ時間は空くのだ。然るに明日だけはもう一時間も、三十分も、登院もできない。答弁に立つこともできない。こういうことは、私は国会から要求された場合に、それはできません。ということはますますおかしいと思う。それは内閣としては、そういう事情を十分斟酌の上取きめないのは非常に軽卒なことじやないか。結果から言うならば、そういう考えは毛頭なかつたと言つても、国会を軽視しているものだと言わざるを得ない。 その大使との会見というのは、明日何時頃始まつて何分ぐらいの予定なのか。お伺いできれば、その間時間を差し繰つて、国会の開会ができるかも知れないのです。この点念のために重ねてお伺いしたい。
○国務大臣(緒方竹虎君) 時間の点は、私は承知いたしておりません。
○木村守江君 ちよつと小笠原君、すみませんが……。中一日休む……。
○小笠原二三男君 あなたはどういう関連ですか、そういうことを言うのは…。私は質問を続行しているのです。関連した問題なんですか。
○木村守江君 これは中一日を休むということが問題で、これが議論の焦点になると思うのですが、私はこれは常識的に、施政方針演説のあとに一日研究するということで、中一日あるということがあつても常識的だと思うのですよ。その一日を休むというように考えるから、ちよつと小笠原君のような意見が出て来るのですが、これは極めて悪いというのではない。如何にも立派な御議論ですが。それで、そういうことになつて来ると思うのですが。
○小笠原二三男君 私たちはまだ意見は言つていないのだから、政府に対して言つているのです。
○木村守江君 一日だけ研究して、そうして質問するというようなことが一番いいというように考えるのです。政府はその頃やらないと、二日も、三日も、四日も継続的に質問戦がある。予算の委員会がある。これは今度の国会は強硬に総理の出席を求められるだろう。今いろいろのことを考えると、やつぱり渉外関係もやつて、成るべく早くやつておいたほうがよかろうというような考え方から、別に小笠原君の言つたような内容に悪意、悪意と言つては悪いが、そうでなくて(「いつ政務次官になつたのだ」と呼ぶ者あり)好意に考えてやつたことであつて、これも衆議院でも大体において了承しているというようなことから、殆んどもう渉外的に決定したものだと思うので、御慮見極めて尤もなんですが、この点どうですか。
○小笠原二三男君 私はさつきから意見がましいことを附帯して質問している。その意見というのは政府に聞かせたいので、それを屈服するような意見が政府側からあれば、事情があれば、私は大賛成してやろうと思つて聞いているのですよ。而も議論になつた場合には、これは政府側の事情がこうだからと言う、それに我々の主張も出て来るだろうし、その点主張は主張として、こうきめようじやないかという議論なり研究的な意見が出て来るであろうし、いろいろな意見がデイスカツシヨンされて最終決定に入ることを反対しているのではございません。私が聞いているのは、国会と行政府との間において、渉外事務ということで、そのことのために国会内には何ら明日からやつて行くことについては不都合がないにもかかわらず、明後日にしなければならん事態がある場合には、その政府側の事情というものが、我々の会派等においても納得できるような事情であつてほしいという念願の下に聞いておる。ところがそれが大使との会見である。併しながらその時間は政府の、この内閣の大番頭である官房長官にはわかりませんと言う。こんなばかな話は私はないと思うのです。わからなかつたら、何時からの会見になるのか、これはちよつと事務官に質して連絡してもらえば、すぐわかることなんだ。それが明日のそれに差支えがあるということであれば、これは我々としても十分考えなくちやならん。この点は官房長官に御連絡頂いて時間をお知らせ願いたい。 第二の問題として、官房長官に重ねて大変失礼ですが、お伺いいたしますが、国会がこういう事情になつていて、私らのように強硬に国会が明日はやるのだ。質疑をやるのだという主張をして、総理が出て来いということになつた場合に、独立国である総理大臣の大使との会見は、国会の都合上会見の予定が変更せざるを得なくなつたということは、国際礼儀としてそれは慣行に反し失礼であるかどうか。この点を技術的にお伺いしたい。私はそういうことではないと思う。国内的な事情によつて、あとで日取りが変更せられる場合は、この主権国のほうの当事者の如何によつて、そういうことがなされる場合には、駐在しておられる大使等は、これをやはり了承せざるを得ないだろうと思う。それが国際信義に悖るとか、大問題になるとは考えない。従つてその程度のものなら、日取りの変更は国会の決定如何によつては、内閣としてできるような、そういう明日の渉外関係の会見であるのかないのか。明日でなければどうしても駄目なのか。この点を重ねてお伺いしておきたい。
○国務大臣(緒方竹虎君) 今までの国会の慣例等を勘案いたしまして、大体二十五日ならば両院で認めてもらえやせんかという前提の下に、そういう打合せをしてあると思います。従いまして国際的に非常に重大な支障を来たすとまでは思いませんが、儀礼的に多少の差支えがないとは限りません。と申しますのは、その打合せの結果、大使におきましてもそのほかの時間の差し繰り等をいたしておると思いますので、若しそれができないということになるというと、多小向うに迷惑を及ぼすことはあり得る。この程度であります。
○小笠原二三男君 今日の日本の置かれている状況下で、大使くらいと言うては語弊がありまするが、その独立国家が大使と会うということは、国会の問題が輻輳している今日、どうしてもその日でなければならんというふうな取りきめをして、それで国会のほうに時日を変更してくれと、これまでに願つて来る、こういう内閣のやり方について、私は意見を申すなら不満なんです。最も第一に国会というものを、而もこの施政方針演説の行われた国会というものを考える場合に、そういう渉外の問題、単に大使と会うというだけのことであるなら、そういう渉外の問題について、独立国の国会が予定通りの国会の運営ができなかつたというようなことになるならば、その責任は一にかかつて政府にある。私はそう言わざるを得ない。行政府が国会の運用も何ら付度することなしに、そうして取きめたことが優先され、固執せられて国会が例えばきめたことについて、政府がその方面に対して予定或いは日程等の変更をすることができないのだ。こういうようなやり方をされるならば、それは従来の占領下とどこに変りがあるかとこういうことを言わざるを得ない。なんでも、いろいろ話があるということなんですが。それならばお尋ねすることは、これは国会のそとで尋ねる段になつたら、刑事特別法にでも触れるような、そういう渉外事務ですか。この点をお伺いしておきたい。
○国務大臣(緒方竹虎君) 大臣のほうから、特に二十五日を指摘するというようなことをしたことでないことは重ねて申添えておきます。その事務の内務の内容につきましては私ここで申上げる自由を持つておりません。御了承を願います。
○小笠原二三男君 だから事務の内容については聞かぬが、その会見自体が具体的に氏名を明らかにしてここで言えないということは、国会外で言うことであるならば、刑事特別法にでも触れる問題ですかと聞いておる。何も内容を聞いておるのじやない。
○国務大臣(緒方竹虎君) それに触れる問題ではございません。
○小笠原二三男君 別に刑事特別法にも触れるような問題ではないと。そういうようなものならば、相手の当事国はどこですか。どこの大使ですか。お尋ねする。そういう国会外においても刑事特別法にも触れないような問題であるならば、国権の最高機関である国会が、それはどこと会うだと聞く場合に、それは国家の機密であるなどと言える問題でないと思う。答弁して欲しい。
○安井謙君 答弁の前に甚だ失礼ですがね。(「官房長官みたいに」と呼ぶ者あり)委員としての意見なんですが、これはこの一日置くかどうかという問題について、それは先ほどから官房長官も言われておるように、二十五日を相手が指定しているんだから、議会を犠牲にする、という態度をとるならば、これは小笠原君の言う通り。我々も承認できない。併しこれは一月置いてやるという先例もしばしばあるのだし、あとの質問もどうせ一日で終らんだろうという予想もあつたりして、それならば先例などもあるんだから、いろいろな条件を勘案して、政府は大体こういうふうにしてもらいたいという甚だ善意の申出であろうと思うのです。小笠原君の原則論については、全く賛成なんだが、それ以上突込んで行けば、議論はいろいろあると思うしするが、一日置くというだけの意味だから、これは皆さんの従来の実績から…。
○小笠原二三男君 だから、討論の段階になつたら大いにやつてもらう、私質問しているんだから……。
○安井謙君 いや討論じやない。質問日を如何にするかという成々の意見なんでね。それも一つ考えてもらえんだろうかということだがね。
○小笠原二三男君 私は念晴しで、くどくどとこう尋ねていることは、直に政府と国会とを平常な立場で、国会は何ものにも左右されることなしに、国会自体の問題として、内部事情として運営されるというような態度が望ましいと考えているから、こういう点を念晴しでお伺いしているわけで、それで事情止むを得ないという点が明瞭になればいい。ところが今までの官房長官のお話だと、これは特別に派遣せられている、今度のなんかの問題で派遣されて来た特別な任務を帯びた大使というようなものではない。単に或る国の大使というのでありますから、駐在の大使と会うというのに、いろいろな事情があるが、明日は一番国会その他においてもあきそうであるから、それで明日の日というものを政府自体が自由選択してとつた。(「それが問題なんだ」と呼ぶ者あり)そうして国会のほうには、そういうことにしてありますから、これを延ばしてくれと。こういうことでは聞きとれないことで、さつきから質問しておるのです。それが占領下のように至上命令で何日何時出頭せよと、そうしてどうしても出なくちやならんから、これは国会のほうに出ることは暫時我慢して欲しいと。こういうような問題とは問題が違うのです。政府が勝手とは申しませんが、自由意思を以てその日を最もよしとして決定して、国会には国会の審議、論議の都合上、例えば明日なら明日が最もいいというものできまつた場合に、この衝突した場合に、この問題が衝突した場合には、それなら政府のほうはそつちのほうを変更できるのかどうかというような問題になると、なかなかこれも変更できそうでもない事情を官房長官は暗黙の中に言うている。そんな変更もできそうもない外国の大使なんです。そんな恐れ入つた大使が、どこの大使なのだか、それをお伺いしておきたいというわけなんです。それによつて成るほどこれはいろいろの事情があるのだろうからということになれば、それでもいいわけなんです。私は少くとも筋道を立ててお尋ねしているだけのことで、大体の結論のところは、行きたいところにこれは多数決なりなんなりで行くだろうが、事態だけは明瞭にして置かなければならん。それで今お尋ねしているところですから、ちよつと待つて下さい。(「正論だよ」と呼ぶ者あり)どこの大使とお会いになられるのか。独立した今日における国会に政府側が表明できないということはあり得ない。鳩山派なんとかいうところでは秘密独善外交反対ということで、いろいろやつている。そうしてそれで自由党のほうも、そうやるという確約があつてどうとかこうとかで、新聞紙上を賑わしたことがある。我々も秘密独善外交というものは反対している。然るに誰と会うのかということを、唯単に何の理由なしに聞くのではない。国会の運営上、その日程をきめる関連において重要な資料となるからお聞きしたいというのに、答弁ができないというようなことになると、それは非常に我々の期待を裏切るものです。秘密外交です。秘密裡に会うことを、某大使なら某大使が政府に申入れて来たということならば、これも又由々しき問題である。
○木村守江君 先ほど来、いろいろの御意見がありますが、私は本当に、政府が国会を無視して二十五日をきめたというように解釈するところに、意見の相違が出てくるのだと思うのですが、先ほど来官房長官が言つているように、二十五日が大体一番いいだろう。我々政府でなくても、これは国会議員としても施政方針の演説の後に一日置くというようなことは、これは慣例上の常識だろうと思うのです。(「そんなことはない」と呼ぶ者あり)大体において、特別に直ぐにやることもあつたろうが、直ぐにやるということはこれは特別だと思う。そういう点から考えて、これは政府としては飽くまでも国会を無視して二十五日にきめたのではない。ということは、これは考えようかも知れませんが、私は考えられるのじやないか、了解できるのじやないか。これ以上にこの問題を追及することは、結局意見の相違です。
○小笠原二三男君 追及しているのではない。
○木村守江君 意見の相違だろうと思うので、これは渉外関係として、いつどの日かに会わなければいけないので、どの日かに会うということを考えたときに、やはり一日置くことが政府として国会に対する親切心からも考えられるのではないかと私は考える。ほかの日よりも、やつぱり施政方針演説のあとの日が一番私はいいと考えたんです。実は政府のやつたことも了承できるのじやないか。小笠原君の話を聞いていますと、小笠原君すつかりわかつていて、わかり切つていて質問しているように考えられるのだが、如何ですかその辺で……。
○小笠原二三男君 私は野党側であつて、政府与党の自由党でさえも知らないような問題を、野党として知り得るわけはないのであつて、何も知ろうとか知るまいとか、そんなことは考えない。我々は明日の日程をどうするということを取極める前提として、政府の言分が尤もであると考えれば、それに協力もやぶさかでないということで再三申上げているのに、政府のほうで事態を明らかにしなければ、国会の権威にかけても、そういうことはおかしいじやないか、こういう議論になつて来て、却つて紛糾している。紛糾させているのは政府側なんです。却つて自由党さんこそ私の質問を求めている点について答弁して頂くように協力してもらえば、そうかということになつて、すぐばたばたときまると思う。そうでなければ、ただ単なる国会軽視です。
○木村守江君 いろいろお話を……。これは小笠原君の御質問というのは、私は相当官房長官は官房長官として答えられることを答えて、答えられないという状態に立ち至つて、現在のところは小笠原君の意見が相当、いわゆる質問というものに名をかりて意見が相当混つていると思う。これ以上この問題について質問するということは、これは意見の相違というふうな恰好になるのじやないかというような考えから、この辺で各党の御意見を聞いてもらつて、議事進行を願いたいと思います。
○小笠原二三男君 私は質問をしているので、そうして答弁を求めているので、答弁ができないなら、できないと答弁してもらわなければ、何ら進行しない。委員長においてよきに計らわれんことを……。
○国務大臣(緒方竹虎君) 相当国の如何によつて、どこの大使であるから、それに対する態度は、今日の独立した場合変りようはないと思う。従いまして、只今の或る大使という以上に言明いたしかねまするので、ここで御了承願います。
○小笠原二三男君 そういうことは、誠に明快な御答弁のようです。その点だけは……。どこの大使であるから、国会の決定の仕様がそれに拘束されない。左右されない。筋は筋として決定せらるべきものであることはその通りである。従つてなおそういうものは、言う必要がないほど明白なことなんだから、ただ単に行政府に関係する問題だから、御披露には及ばんということなら私はお聞きしません。承知しました。 ただその程度の渉外の事務であるならば、これは国会の決定如何によつては、政府側としては国会の意思を尊重せらるのか。その面会の約束という問題のほうを尊重せられるのか。この点はお伺いしておきたい。
○国務大臣(緒方竹虎君) 国会の意思は、常に尊重いたします。但し、或る約束をしておりまするので、それが相手かたが外国の大使でありまするだけに、それを打消すことは困難かと思います。
○小笠原二三男君 私は外交官でもありませんし、その古い経験者でもないからわかりませんが、独立国の広汎な権力を持つた総理大臣が、最高機関である国会の意思がこうきまつたがために、あなたのほうとはかようかくかくにしなければならんというようなことは、できないということ自体が、私はわからないのだ。この点はそういう慣例があるのかないのか十分研究して見なければ、私もいろいろな質問はできませんけれども。少くとも面会に応ずるほうの総理としては、この日取りということをきめられても、国内の事情によつて会いかねる。或いは又日取りを変更するというような場合はあり得ると思う。それが不可能であつて、どんな場合でも会わなくちやならんというようなことはあり得ないと思う。総理はときどき病気にもなられますし、そういうときはどうするのか。ましてや国権の運用のために総理大臣の都合が悪くなつて、大使と会えないという場合もあり得ることは、これは幾らも将来起つて来ることだろうと思う。それをさえも約束を取消すことは困難である。困難であるということはできないということだろうと思うのですが、そういうようなことが今日あり得るとは私は考えないのです。 そういう点から言つて、これ以上私は政府に質問はしませんが、結局としては、これは国会の運用を著しく政府側としては拘束もし、そして又規制もし、そうして又結果としては、国会を軽視しているということを言わざるを得ない。こういう運用をだね。政府が国会側との関係において、今後しばしば行うというようなことであるならば、私は今後政府から持込んで来て、いろいろこうして欲しい、ああして欲しいという事情等についても、もつと厳粛に考えて、国会は国会として措置して行かなければならんと思う。 官房長官就任早々においても、法案の審議を進められたいという申入れをし、そうして又施政方針演説等の促進も我々は政府側に要望をしたにも拘らず、政府としては新政策の決定等に来週一杯、一週間かかる。施政方針演説は二十四日にしたいのだというようなことで、この国会を開いてからのブランク、何日になりますか。それをなお今後こういう状態で、政府だけの一方的な言い分を我々としては聞いていることはできない。その点だけを明確に、今日から始まる国会の当初において、官房長官に申上げておきたい。それだけ(「了承」と呼ぶ者あり)野党側が何を言おうが、言えないことは言えないし、やれないことはやれないというような態度でやるなら、それはそれでもよろしい。併しまあこれ以上とやかくのことは議論申上げませんが、この点は官房長官はよくお聞き願つておきたい。 又一言最後に自由党に言つておきたい。諸君は国会議員であるのか。政府の官房副長官か、外務政務次官かわからんが、いろいろな代理をして、ああも、こうもいろいろお話があるけれども、筋は筋だということであるならば、筋は筋らしく立てて、そうして論議が紛糾しないように、決まる点は決まるように、官房長官をして答弁せしむるようにすべきである。却つてそういうようなことは、自由党の政府に対する協力ではなくして、結果として逆効果になるだけなんである。この点だけは、この国会の始まるに当つてあなたがたに一言言つておきたい。
○委員外議員(松浦定義君) 私ちよつと、関連性があるのでお尋ねしておきたいと思いますが、今小笠原委員と官房長官の一問一答では、小笠原君も今大体において了承されたようですが、(「ちつとも了承しておらないよ」と呼ぶ者あり)私としても、どうかと思つておるのです。 と申しますのは、今私のほうに、衆議院の私のほうから連絡があつたのです。それで是非二十五日は休むようにと。こういうようなことでありますが、ところがその内容につきまして、官房長官は、或いは衆議院の議運で発表されたことと、参議院の議運で発表されたことと、私は違うのではないかと、こう思つておるのです。 と申しますのは、私前回までの衆議院の勢力であるならば、そりや今お話のような程度で切抜けるだろうと思うのですが、今回はそうではない。にもかかわらず、党から党にかけて、それはどうしても明日休んだほうがいいのだということにおいては、これは私は、もつとはつきりしておるものがあるだろう。 そしてお話のように、或る国の大使ということを、それ以上一歩も前進されないのですが、私のほうに参りました情報では、はつきり名前が出ておる。併し私はそれを申上げるのは控えたいと思うのですが、本当であるかどうかということだけを私は聞いておきたい。 若しそういうことを言つておらないのを、臆測でそういうことを言つておるのだろうというように、官房長官がお答えになるならいいのでありますが、若し向うからそう言つて来ておる。而も党から党に連絡があつたということならば、非常に重大だ。党から党に連絡して、それで了承されたいということは、私は非常に重大な問題だと思う。私は連絡ありました人の名前を以て判断いたしますならば、私はやはり重大な問題だと、こう了承しておるのです。そういう意味で、官房長官はやはり参議院で申上げておることと、衆議院で申上げておることと、何ら変りはないか、或いはあるかどうかということをお尋ねしておきたい。私の連絡に対する回答がそれでできると思いますので、官房長官にお伺いいたしておきます。
○国務大臣(緒方竹虎君) 私は衆議院の議運の開かれましたときに、閣議中で議運に私の出席いたしかねましたので、議運のほうでは、私の出席なしにお進め下さるようにお願いいたした。従いまして衆議院の議運で、どういうことを誰から話をされたかということは、ここで承知をいたしておりませんから。
○兼岩傳一君 僕は官房長官にお尋ねしたいと思います。私はですね、明日一日休むか休まないかということは、これは我が参議院独自の見解できめるべきことで、これはいいと思うのです。 併し新しい総選挙に基いた新しい内閣を代表する官房長官として、国民に対して主権在民の憲法下において、重要な施政方針の質疑の日取りについて、この渉外……某国大使の渉外上の用務のために、一日延して頂きたいというような条件を附けられるがごとき、そういう態度で新しい内閣が我が参議院に対して臨んでおるということは、我が主権在民の憲法を真向から否認しておられる態度をあなたが出しておられると思うのですが、ここでそれは取消されて、そういうことを抜きにして、いつ質疑をするかということをやるべきで、そういう誤つた、新らしい主権在民の憲法を蹂躙するがごとき、そういう内閣の態度を私は表明され、そういうことを聞いた上で、この日取りを決定して行くということは、非常に大きな汚点を、今後の国会の審議に大きな汚点を残すものだと思います。官房長官は取消す意思はありませんか。あくまでこの希望を以てやつて行きたいと希望されるのですか。取消された意思はないのですか。あなたの今の……。
○国務大臣(緒方竹虎君) 今の二十五日の申入れでございますか。
○兼岩傳一君 大使との話があるから休む。明日は一日休んで欲しいというあなたの希望ですね。
○国務大臣(緒方竹虎君) 希望としては取消すわけに参りませんが、議運のほうで御決定になることで、ただその御決定につきまして、政府としての希望を今お願ひしているところでございます。
○兼岩傳一君 私のお尋ねしているのは、こういう希望をつけるというその態度ですね。これは非常に間違つていると思う。これは取消されるほうがいいと思うから、取消される意思がないかというんです。(「そんなことはない」と呼ぶ者あり、その他発言する者多し)
○安井謙君 政府が希望を出すというのは当り前の話じやないか。それを扱うのは議運だ。
○委員長(寺尾豊君) 静粛に願います。
○兼岩傳一君 後で議論しましよう。そうすると無いんですね。無いということは明快ですね。
○委員長(寺尾豊君) ちよつとお諮りいたします。官房長官も、衆議院が一時から御承知のように国務大臣の演説がありますので、どうしても官房長官に聞かなければならないということの諸点があれば極めて簡単に。(「簡単」と呼ぶ者あり)
○矢嶋三義君 簡単に一言念のために伺つております。官房長官は終戦後発足した参議院の行き方というものを十分御存じないと思います。施政演説に対する質問にいたしましても、衆議院の行き方と参議院の行き方は、或いは時間において、或いは各会派の配当のし方において独自な伝統を持つて本日まで歩いて来たわけなんで、我々は、何故こういうことを質問するかというと、これは多く申上げませんが、今国会の最後が時期的に縛られている。審議期間その他とからんで、少しでも速く十分の審議をしたいというところから出て来ているわけなんです。これからどういうような形で、内容で、この質問戦を参議院において展開するかということは本議運で決定されると思いますが、明日或いは午前或いは午後、是非とも参議院において質問を展開したい。ついては総理以下出席して頂きたい。こういう強い要請が参議院から政府に対してされるかも知れません。明日某国の大使のかたと総理がお会になるというお話でございますが、如何なる場合にお会いになつても終日お会いになるということはないと思うのです。で午前午後、いずれかこちらが要請したならば、その要請に答えるところの用意と見通しがあるかどうかという点を伺いたいと思うのです。 先ず先ほどから与党のほうで質問するのには準備が要るからとかなんとかいう御心配を頂いているようですが、政府は、そもそも参議院を付度して一日余裕がなければ質問ができんだろうという心配をして二十五日をあけて、そうして我々に希望を申出たというこの点が、そもそも参議院を見損つておると思うので、今度はその点は十分注意をして頂かなければならんと思いますが、私がお伺いしたいのは、先ほど申上げました点を一つ御答弁願いたいと思います。
○国務大臣(緒方竹虎君) 先ほど申上げましたように、私衆議院の議運に出ておりませんでしたので、衆議院の議運で二十五日は休むという決定をみました間に、どういう話が出たか承知をいたしません。それで今ここで明快なお答えをすることができません。御了承を願いたいと思います。
○矢嶋三義君 私の質問しているポイントを外しちや困ります。私のお伺いしているポイントは、参議院はこれから協議します。その結果によつて、総理は外国大使とお会いになるのであろうが、終日は必要でないだろう。従つて参議院の審議の必要上、明日午前或いは午後、是非とも総理以下政府閣僚の本会議への出席を強く我々が要請した場合に、それに応ずるところの用意があられるか、その見通し如何、これが私のお伺いしているところです。
○国務大臣(緒方竹虎君) それは総理に、ほかに特別な故障が起らない限りは、参議院の決議で、そういう何が、意向としてお示しなれば、それはそれに従わざるを得ないと思います。
○委員外議員(千田正君) 官房長官に特にお伺いしたいのは、先ほどから重大な渉外事項のように、含まれて申されておりますが、御答弁によりまするというと、大使という言葉であつたのですが、これはどの大使でも結構ですが、この日本に駐在しておられる大使でありまするのか。それとも特命全権大使のような、一国を代表して、どうしても急に総理と会見しなければならないような任命を帯びて来られた大使であるか。その如何によつて余ほど我我の了解点が違いますので、大使と申されても駐在の大使であるか。特命のいわゆる全権大使のようなかたであるのか。その点だけ、名前は聞かなくてもよろしゆうございますが、お答え願います。
○国務大臣(緒方竹虎君) 日本に駐在しております大使であります。(「了解」と呼ぶ者あり)
○小笠原二三男君 官房長官のおられるうちに。明日になりましようが、明後日になりましようが、特に後段の明後日から質問演説が始まるとなりますと、人数が多数に亘りますので、三日なり四日演説が行われます。その場合に衆議院側のほうは予算委員会が開かれて来ることになつて、総理の出席を衆議院側のほうも求めるというようなことになります。その場合に、参議院のほうの一般質問の演説において総理の出席を求めて、ダブつて来る。こういう問題が間々過去においてあつて、総理の答弁は保留というような形でやられた場合もあるわけなんで、そういうことは本会議の一般質問である限り、我々としては許容できないということは、当時から再三申上げておつたところであります。従つて仮に政府側の要望の通り、明後日から質問演説が始まるということになると、必ずやそういう問題が起つて来ますが、その場合には、政府側の希望によつて、明日一日が、参議院の我々の意思とは違つた形で使えない状態において、なお総理の出席問題が起つて来る場合においては、官房長官は責任をもつて、参議院本会議には一般質問である限り、総理大臣の出席を優先させるように取計らつて頂くことを、この際念のためにお願い申上げておきます。
○国務大臣(緒方竹虎君) 過去の慣例を私知つておりませんが、そのときの事情に即応いたしまして、できるだけ御趣旨に副うようにいたしたいと思います。
○委員長(寺尾豊君) ほかに御発言のかたはございませんか。 では先ずこの日取りについておきめを願いたいと思いますが……。
○小笠原二三男君 先ほどの質問の過程で明らかになりましたように、渉外事務の内容は、或る国の日本に駐在しておる大使と総理以下の会見のようでございまして、これは我々国会の今の段階における諸日程をきめることは考慮に値いしないものであると考えます。 で、我々としましては、特別国会がこれほどブランクな、今日まで日を費やしてブランクになつて来ております関係から、一日といえども審議をゆるがせにすることはできない。又一日休まなければ質問演説の準備はできないというようなことでなくて、新政策の新聞発表等もありましたし、それぞれ準備は我が党においては完了しております。従つて何ら一日を殊更に割いて検討を加えなければならない必要も認め得ません。従つて明日予定通り本会議を開いて、質疑が展開せられるようにすべきであるというのが、我が党の主張であります。
○安井謙君 まあ予定通り二十五日にやるということも、一つの説でありますが、まあ前例によると、一日おいてやるというのも、たくさんある例であろうと思います。そうしてたまたまこれは政府のほうの都合も、そう言つたことで、重要な渉外事務もあることだからというお話も我々今聞いたところなんで、ここのところは、一日おいて二十六日から一つやることにお話をまとめたいと思います……。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○矢嶋三義君 施政演説があつて一日休んだ場合が多いと言われますけれども、まあ、私国会に出てから、こういうものは、とにかく日曜ででもあつた場合は別ですが、やはりそうでない場合には、翌日やつた場合が多いと思います。(「前例だよ」と呼ぶ者あり)まあ、前例はその通りですが、殊にこのたびの国会は、御承知のように十二月二十二日と終りがきまつております。その間に或いは年末とか、或いは日曜とか考えますと、この審議期間をズラすということは不可能な状態にあるわけであります。それで少しでも早く始めたいというのが基本的な立場であります。 それからもう一つ、私はこの際申上げたい点は、毎国会においてそうでありますが、参議院のほうは、従来衆議院みたいに数の算術的な按分比例というような形で質問時間を決定しないでで、第二院の参議院らしく、まあ言論を尊重されて、小会派といえども、相当の時間数を与えたわけであります。殊に参議院の緑風会の存在というものは、衆議院の政党あたりとは違いまして、いろいろ会派の事情があつて、質問戦に立たれるかたも多かつたのであります。私の経験した印象では、衆議院と参議院の質問戦が、衆議院では二日で済むが、参議院では四日で済むというような事態は、国会運営の立場からも余り好ましくない。従つて衆議院が遅く始まつて二日間でやれば、参議院は十分審議を尽すために、更に先ほど言つたような特殊な性格を持つた会派もあることなれば、一日早く始めて質問演説の終るあとを揃えるというのも、これは衆参通しての国会運営、殊に政府側に立つた場合に、非常に私は望ましい形だ。こういうふうな見解を私は持つているものでありますが、このたびの二十五日一日休むということは、衆議院では決定したそうでありますが、政府のほうでどうしても休まなくちやならないという事情があれば格別でありますが、只今の官房長官の答弁並びに最後の見通しに対する見解によりまするというと、当参議院で明日要請があれば、それに応えるところの用意がある、見通しもあるというような意味の答弁があつたわけです。明日大使と総理がお会いになるそうですが、終日お会いになるわけじやございませんから、明日午前お会いになるならば、午後質問戦を展開して、各会派の要望されるように質問時間も与え、質問者も立てられるように私は是非ともいたしたい。これは我が会派の、先ほど小笠原委員から提案した具体的な提案理由の説明です。
○木村守江君 各党代表の意見を聞いたほうがいい。
○小笠原二三男君 各党代表の話を聞くことは大いに結構です。併し、さつき官房長官がおつしやつたように、明日午前なり午後なりに時間を割くように決定し要請すれば、それに応える余地もあるのですから、何も我々参議院として内部的な事情が、明日休まなければならんという事情がない限りは、一応は明日にやろうときめる。そうして政府と交渉して、どうしても時間の繰合せがつかんということになればなつたとして、次善の策をとるより仕様がないじやないか。それを初めから参議院は政府側の言うことにそのままおんぶしてやる必要は何らないのです。(「その通り」と呼ぶ者あり)
○木村守江君 両論が出ておりまするので、各党の意見を聞いて頂きたいと思います。
○委員長(寺尾豊君) 緑風会さんの御意見など如何です。
○赤木正雄君 官房長官の答えは聞いた通りで、もうかれこれ申しません。私は、緑風会といたしましては、すべての事情を考えまして、明日一日十分研究して、明後日から質問に当ると。これでいいと思います。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○相馬助治君 これは党内のことで、ここで発言が自分自身としてはどうかわかりませんけれども、私は衆議院から、参議院の議運として何ら私の会派ではこの話を聞いておりません。従つて、是非とも一日延ばさなくちやならないのだということを、私どもの党としては別にこれは議論をしておりません。従つて、私は全く白紙な立場に立つて、先ほどの官房長官の答弁その他を聞いておりました。 従つて、どうしてもこの際常識的に考えても、政府の立場も、私は渉外関係でそういうような取決めをしたというのだから了解します。官房長官の言つていることも了解しました。従つて時間的には、どうしても一時から開け、どうしても三時から開けということは言いませんが、向う様の時間に更宜を図ることを前提として、明日質問演説が行われることを私は希望いたします。
○水橋藤作君 我が党といたしましては、明日一日を送らなければならんという理由はないのです。質問の準備はできております。それで明日直ちに質問さして頂きたい。開会すべしということと、而も先ほど官房長官の最後のお話では、時間の都合は優先的に考慮するということを言つておられるので、政府の都合は官房長官言われた通りで差支えないと思います。政府の都合を考慮する必要はないと思います。 それから特に、ややもすると質問時間を制限等をして、明日開会して質問を十分できる時間があるにもかかわらず、それをやらないで、無理に休んでややもすると小会派だとかいろいろな問題で、質問の制限をする等のごときは、これはとるべきじやない。だから明日午後からでも結構ですから、開会して十分時間を取る必要があるというふうな見解に立つて、明日休む必要なしというふうに考えます。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○委員外議員(千田正君) 我が会派としましては、先ほど私はお尋ねしたのですが、官房長官のお答えは、特命全権大使でもないと。駐在の大使であるということであれば、特に重要なる事項で国会の了解を得ての問題ならば別としまして、特命全権大使でもない駐在大使との会見であるならば、時間の割振りはできると思います。でありまするから、国会優先の立場から、明日から始めることを前提として頂きたいということだけ申上げておきます。
○委員外議員(松浦定義君) 私は先ほどの官房長官にちよつとお尋ねした中に含んでおつたと思うのでありますが、今ここの空気で見ますと、まあ緑風会さんの御意見が明日休むべしという御意見でありますと、大体大勢はまあ明日休むようになりますが、私の申上げようとするところは、官房長官が今朝来ておられて議論をやつておられたその内容と、今我々から言わんとしておることとが、私は一致していないと思う。実際先ほど申上げましたように、衆議院のほうからの通達では、もう氏名を挙げまして、まあ表面ではないのだけれども、はつきりしているので、私はもう了承せざるを得ないと。こういうふうに考えております。 併しまあその代り、やはり先ほど水橋さんの言われたように、明後日から始められる場合には、自由党さんのほうもいずれ質問演説の時間もないのでしようから、そういう面も一つお含み願つて、十分審議して頂くということに御了承願えれば、私はただ表面的な理由として明日やるべしというようなことは申上げられないのは、私の党から、人を挙げてああだこうだという通達があつたものですから、それで私は強く申上げないので、これはまあ止むを得んだろうという結論を申上げまして、私は官房長官の意見と全然これは違つておるということを了承しながら、止むを得ず明日一日休まれるほうに賛成せざるを得ないと。かように考えておるわけであります。
○兼岩傳一君 僕は明日十時から始めたらよいと考えます。
○小笠原二三男君 改進党さんのほうで、どうも奇怪な話を私は聞くので、具体的に人の名を挙げて、その者と会うことを考えた場合に、改進党として了承せざるを得ないというような人物だとあれば、これは私たち知らない野党だけが空廻りした議論をさつきからしておつたような結果になつて、そうして国会議員である我々は、事情も知らないで、ただ単に、国会内部の事情は何もないにもかかわらず、一日延ばさなければならんという決定が多数決で以て決せられるということについては、私は重大な異議がある。それならばそれで、自由党のいわゆる政府を応援しカバーして行く立場にある者は、なんでそういうようなことならそういうようなことだと、事前に我々にそういう話をして、そうしてこういう議運で公式に論議が行われないで済むように政治的に問題を解決しなかつたのか。ここまでこういうふうに来て、知つておる者は知つておつて了解する、異議がないような、理由が違つていて、そうして延ばされる。我々のように素つ裸な者は、何がなんだかわからないで一日延ばされると。こういうようなことは私は承知できないのです。 そんな祕密的に、わかる者はわかつており、わからん者はわからんでおつて議運なり参議院の運営をされることならば、我々としては不承知だ。どんなことを言われても……。
○相馬助治君 私は先ほど意見を述べた中で、官房長官と小笠原との応答のことについては、多分にこれは原則的な要素を含んだことをこの際小笠原が質しておきたいという意思からやられていたと了解していたのです。従つて、具体的な日にちをきめるということについては、もう少し端的に言つて、実は私は妥協してもよいという肚があつた。ところが私をして明日やれということを言わせたのは、松浦君の発言なんです。即ちこの際、衆議院と参議院との関連において、何かそこにあちらとこちらの取扱いに違うものがあるとするならば、我々ひがむというようなことではなくて、やはりはつきりさせる必要がある。そういう意味で取りあえず私はああいう意見を吐いた。 従つて松浦君に対して今小笠原君から発言があつたが、全く私同感であるということを附加えておきます。
○小笠原二三男君 これはこの問題を論議することはできないよ。その事態が明瞭にならなければ……。
○委員外議員(松浦定義君) 私の今申上げましたことは、あくまで私の討論の内容でありまして、そういうことは今やはり皆さんのほうで各会派が、衆議院の党から申入れがあつたということは、そういう点は各会派で十分御討議願つて、そしておきめ願つたらいいと思います。
○小笠原二三男君 それなら松浦君にお尋ねいたしますが、松浦君にその氏名を発表せよなどとは申上げません。我々は問題を問題として処理をして行く場合に、意識的なものは同じ条件になつておりたいと思つておるのです。そういう意味でお尋ねしますが、官房長官は駐在大使だと言つたが、あなたのお聞きになつておるのは、駐在大使に該当するかたでありますか。そうでありませんか。
○委員外議員(松浦定義君) まあ私は、それをお答えすることが、今の問題を解決することにどうしても必要だとすればお答え申上げますが、私はただ衆議院のほうから、衆議院もこういうふうにきめたから、参議院のほうもこういうふうに一つきめてくれよということを私の党から聞きました内容について、再三私は又質してみたのです。併しまあ議運における結果は、先ほど官房長官が言われたように、官房長官が出席されなかつたので、その内容は人も何も発表しておらないけれども、どういう形で調査されたか知らんけれども、衆議院のほうでは、こういうわけだからということで申入れがありましたので、私はその内容を聞きますと、やはりここで議論せられておることとは違うけれども、それを今申上げても私はどうにもならんから、私の党の立場としては……。
○小笠原二三男君 ここで議論しておることと、自分が受けて聞いたことと、党内の内部事情とは違うということ、違うということを言つておるのだから、その点はどこが違うのだか実は聞きたいのですよ、聞きたいけれども、それは松浦君としては党内のプライベートな問題なんだから、言うわけにはいかんという事情もあり得るだろうからなんですが、我々は違うという問題になつた場合には、党内の事情であろうがなかろうが、官房長官の我々に公式に言つた言があなたの認識と違つておるということであるならば、我々はこれは問題にすることなんです。(「その通り」と呼ぶ者あり) そのために我々としてはその官房長官の言を前提にして、かりそめにもそんな簡単な大使と会うくらいの、公使とうくらいのことなら、国会は国会できめて、その通り時間の差繰りをしてやるというようなことではなくて…。それ以上重要な何かの会見であるならば、我々はやはり日本国の国会なんであつて、政府であろうが国会であろうが、対外的には十分考えなくちやならん問題もあるわけだ。それで官房長官の言つた言にだけ引掛つて、我々は今後のことを取きめて行くということは、一委員がそれは認識的に違うものであると言つた場合に、それを取きめて行くということは、参議院は軽卒だということにならざるとも限らん。 従つて私は、これ以上こういう点を進めて行くことはできない。その事態が明確にならなければ……。そのために、私の知ることはそれは駐在大使だと官房長官が言つてるが、これは駐在大使ではないということを言つてる松浦君の言になると、どうもそうでないとなれば、官房長官をもう一度呼んで、はつきりこれは事情を聞かなくちやならん。
○委員外議員(松浦定義君) 今の小笠原さんに私はお答えしますが、私は自分の党の意見を聞くということでお答えしたわけです。 それで若しあなたがたの党のほうから、衆議院からどういうような連絡があつて二十五日を了承されたか。そういうことを十分まあ自分の村で御研究願つて、というふうにして頂いたほうが、私は的確だと思いますが、どうでしようか。(「おかしい、おかしい」「松浦君の意見は取消すべきだ」「静粛に」と呼ぶ者あり)
○木村守江君 今いろいろ御意見ありましたが、何か自由党のほうで内部事構を詳細に知つておりながら、議運を開く前に話をし合わなくて、そうしてこの議運で以て空廻りな意見を述べさせられたというようなお話がありましたが、本当のところ、我々自由党としても予備知識は、何も持つておりません。全然わかりません。わかりませんが、今官房長官の話を聞いておつて、我々が大体において予解したと。若しも皆さんと違つた党があれば、お互了解する度合が、どういうふうに了解したか。これを了解しない、ということと、了解したといういうことと、意見の相違になつて来ている。 これ以上はもう議論じやないか。殊に改進党のかたがたの言つたことも、これは議論の問題じやなくて、この点でもう決定願いたいと思います。(「自由党はどういう理由で明後日に延ばしたのか」「それを明快にして欲しい」と呼ぶ者あり)
○委員外議員(千田正君) これはどうも全権大使であるか、駐在大使であるかという問題については、駐在大使であるという明瞭な答弁になつております。 ところがいろいろ党内事情で何だかさつぱり……空廻りだが、本当のことだか伝わつて来ているようで、伝わつて来ておらない我々のような会派は、全然知りません。併しながら国会の運営を完くするために、委員長から、若しそこに不明の点があつて、了解が十分できないだめに、こういうことで紛糾するのは、甚だ面白くないと思います。一旦休憩されまして、そうして若しも誤つておる点があるならば、十分釈明して頂いて、御了解を得て、明後日に延ばすなら延ばす。明日から始めるなら始めるという点を政府から、十分に申入れる時間を得るならば、そのほうがいいと思いますが、如何でしよう。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○相馬助治君 私は千田さんの意見に全く賛成です。 この際念を入れて言つておきますが、私がさつき発言したのは、松浦さんの責任なんか。なんにも追求していない。要するに松浦さんの話を聞いて、私は衆議院側の連絡を受けていない。従つて私は軽卒にはきめることはできない。こう考えただけです。反対しようというのじやない、軽卒にはきめられない。併しながら各会派の意見をと問われたから、これはまだきまつておりませんというわけにも行かないから、この限りにおいては明日やるべきである。ただ時間のことについては妥協に応じましよう。こう言つただけです。間に合う時間ですよ。そういう意味で、全くこの段階に以外に手がおいて、千田さんの言う通り休憩するない。反対も賛成もない。休憩しましよう。
○小笠原二三男君 私も衆議院の運営状況を聞くと、何でも先に理事会みたいなものを開いておいてあれしたために、何ら議論がなかつた。そこで我々は速記録を見ても、何、何の理由で一日延したのかわからないのです。 それをただ衆議院も延したから参議院も延せ。これでは参議院の独立性はあり得ない。而も官房長官のあの言だけで、参議院が行政府の言うことを尤もでございますと聞くわけにいかんのです。そこに又ひよつと、改進党さんのような意見も出て来る段になれば、これは何らかの事情がおありになるということは、従来のいろいろな事情から我々は推側するにやぶさかでない。それなら委員長は、休憩の動議も出てるんだから、休憩して理事会なり何なり開いて、そうして事情を明らかにせられる点があつたら、食い違いがあつたら、何かやみくもに、我々だけ聾棧敷に乗せられているような、誤解ならばいいのですが、そういう空気の中で問題が決せられて行くことは、将来の参議院の運営上望ましくないので、委員長に特段に、私この点は希望します。
○木村守江君 いろいろ意見出ていますが、議運において各党のまとまつた意見をきめられるところの段階において、又休憩をして理事会を開くというようなことは、私は必要はないと思うのです。(「じや多数決でやれ」「初めからやれ」「今レールに乗つたところだ」「やるならやるでいいじやないか」と呼ぶ者あり)
○小笠原二三男君 我々は最善の策も次善の策も考えて君たちに協力するよ。ただ事態がこういうふうにわけがわからんようにやられて来て、そうして多数決でさえ、やらなくちやならないということになる理由が我々にはわからないのだ。
○安井謙君 それは今の、簡単にあれしますが、休憩をやるということも一つの御案だろうと思うが、ただ自由党がいろいろな事情を承知しておりながら、参議院では議運でだけ聾棧敷で通そうというような意味にとられると、これは甚だ困ります。その事情はこれは我々のほうの党の本部から総務会のほうで衆議院のほうではこういう意見である。たまたま一日遅れるということは例もあることだから一つ了承してくれ。その次に、今言われるように理事会なら理事会で各会派に前以て諮らなければならない、その手続が落ちておつたことは非常に遺憾ですが、それ以上の妙な含みがないことは事実で、参議院と衆議院とがそれぞれの別の事情でどういう形でやろうと、それは構わん。松浦君の言われるように、ただ内部で多少行き違いがあつた。それは松浦君が自分で問題にせられるなら別ですが、我々のほうでは、あえて問題にしないと言われるとするならば、それ以上の曝け出すものは自由党側には何もそういうものはないので、従つてここは休憩してもう一度打合わせるということも一つの手かも知れないですが、それ以上のことはないということは一つ了承して頂きたいと思います。
○赤木正雄君 大分混乱いたしましたけれども、休憩して懇談することに願いたいと思います。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(寺尾豊君) 二時まで、休憩いたします。 午後一時二十二分休憩 ―――――・――――― 午後三時三分開会
○委員長(寺尾豊君) 再開いたします。
○委員外議員(千田正君) 先ほどの私の発言中におきまして、訂正したい字句がありますからお願いいたします。それは特命全権大使というのは特派全権大使の間違いでございまして、特派に改めて頂きたいと思います。
○小笠原二三男君 休憩前の、総理大臣以下の施政方針演説に関する質疑の開始される日取りについての論議があつた点について、委員長から報告があつてきめられるのが至当がと思いまするが、私休憩前、種々の論議をしました者として、休憩中における各派交渉会の各派代表の種々な意見で統一されたことについてわが会派も異議がないという決定を見ましたので、その内容を申上げると共に、はつきりこの議運として決定を頂きたいと思うのであります。 私も種々論議はしたのでありますが、それら一切を切離して問題を絞ります場合に、独立した今日の事態における国家の、政府と国会のあり方として、行政府の渉外の事務というような理由を以てすることによつて、国会が日程を左右されるという結果になることについては、参議院としてはそういう前例は残したくない。従つて官房長官が御答弁になられたような理由によつて、参議院の質疑の日取りを明後日からとすることについては、参議院としては賛成できない。そういう取決めはできない。ただ解散、総選挙、その後の特別国会として衆議院側が各野党の委員長轡を連ねて、政府の新政策について明後日から質問をしようという決定をしたことは、参議院としてもこれは十分考慮しなければならない。そこで今回特別国会の特殊なる事情を考える場合に、参議院として衆議院の質疑開始の日取りと同一歩調で行くということについては異議がないという点であります。それで今回の、明後日から参議院の質疑を展開する理由は、一にかかつて独立後初めて行なわれた解散直後の衆議院の新構成による政府への質疑の問題に、我々参議院側としても衆議院の希望を希望として同調して行くということに異議がないということであります。但しそのことによつて一日、差迫つた特別国会の会期が又縮まつて参りますから、少くとも今国会においては、会期末において政府並びに政府与党のほうから会期の延長をしてほしいというようなことは、こういう事情になつて来ておりますので我々としては受取りにくいものがあるので、これは政府としては、そういう発議をすることについては十分自粛してもらいたい。 第二には、この一般質問が日程を組みます場合に、必ずや衆議院側の日程より一日余分になるのではないかという危惧を持ちますが、その場合に、衆議院側は予算委員会が開かれて総理がそのほうにも出席しなければならない事態が起るかと予想せられるのであります。その場合に参議院は、本会議であるにもかかわらず過去において、間々総理大臣の出席がなくて、その答弁が留保せらるるというような事態が起つたのでありまするが、今回の事情等から考えても、総理大臣の参議院における一般質問については、必ず出席せらるるように自由党としても特段な努力をしてもらわなければならない。こういう点であります。 又他の会派からも先ほど話が出ましたのですが、いろいろな事情を考慮して、理由は先ほど申上げたような理由をもつて明後日から始めることにしたのですけれども、これは自由党としても強い希望であつた点を我々としても勘案して、こういう折合いをつけたのでありますから、一般質問の各派の持時間等については、自由党のほうから積極的な極端な制限をするというような態度をとられることは、議運の運営上望ましくないのであつて、十分各会派の意向を盛られて、この持時間を決定せられるように、これ又強く自由党側へ希望するという意見が附帯されてあります。 これら以上申上げました事情について、理由と結論について、我が会派はそれも又やむを得ないという決定を見たのであつて、この際私からの発議ではないのでむずかしいのですが、私の申上げたことに、先ほどの各派交渉の意見が食い違いがなければ、これは休憩中の各派交渉の結論であつたとして、委員長において改めてお取計らいを願いたいと思います。
○委員長(寺尾豊君) 只今小笠原君からの縷々御発言のありましたようなことを御承認を賜わつて、質問は二十六日からということにすることに、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(寺尾豊君) さよう決定いたします。 次に……。
○小笠原二三男君 議事進行について申上げますが、本会議を開く定刻も十分過ぎておるようでありますので、日取の点は一応きまつたのでございますから、他の持時間、或いは質疑の順序等については、本会議終了後改めて議運によつて決定せられることを願います。
○委員長(寺尾豊君) 御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(寺尾豊君) 暫時休憩いたします。 午後三時十二分休憩 ―――――・――――― 午後四時二十二分開会
○委員長(寺尾豊君) 再開いたします。引続きまして質疑時間の割当、質疑者及び質疑者の人数等のお取極め等を願います。
○小笠原二三男君 先ず以て各会派の質疑申入れの氏名等があつたら……。なければ、もう初めから時間だけでやつて行つたらどうですか。 と申しますのは、新聞紙上等を見ますと、これは何党とは申しませんが、どこかの党において、数名に亘る質疑の方法をというようなのがあつたようでありますから、そういう特異なことが起つて来ると、又論議が沸騰すると思うので、特段にそういう希望がない限りは、慣行に従つて、全体の総時間から割りつけて行くという結果になろうかと、思いますが……。
○事務総長(近藤英明君) 従前におきましては、この時間割当等ができますまで通告に接したことはございませんが、本日ここに恐らく割当になつた場合を予測してと思いますがお二人だけ通告を受けております。二つの政党だけ、労働者農民党から木村禧八郎君の通告と、日本共産党から岩間正男君のと、この二つだけの通告が出ております。従前は、時間割当前にこういう通告に接した例はちよつとないと記憶しております。
○赤木正雄君 今小笠原君からお話がありましたが、御参考までに緑風会のことを申上げますと、緑風会の今のところは、高田君と小林君と柏木君と三人質疑したいと、こういう通告が緑風会内に出ております。
○小笠原二三男君 一般論ですが、これは他の会派でも話があつたのですが、従来の一般質問をそれぞれの要請で持ち時間をきめる。そして会派では持ち時間を如何様に使い何人質問に立つてもいいし、こういうような形で行われた結果、日数としては三日にも四日にも亘る。そして又大変失礼な申分ですが、後半になると議員の出席も常ならないような状態。或いは政府側の関係大臣の出席も、それぞれ事故が起つて来るという事態等もありましたので、私は持ち時間は、先ほどの協定通り極端なこの制限をすることはできないと思いまするが、少くとも会派でどんな大きな会派であつても、五名とか四名とか出てやるということは、効果の上から言つてどうかと思われる点もあるので、この点話合いになるならば今回一つの試しですが、試しとして集約的な質疑が行われるような人数について或る程度の、これを二人なら二人以上ではいかんぞというような話合いができるならばそれでやつてみて、それで時間は十分与えるというふうな方法にしたら如何かと思つておるので御相談願いたいと思います。(「賛成」と呼ぶ者あり)これは試案ですから、何も今後全部が全部そうするということは……。
○委員長(寺尾豊君) 速記をとめて頂きます。 〔速記中止〕
○委員長(寺尾豊君) 速記を始めて……。 それでは懇談会に入ります。 午後四時二十七分懇談会に移る ―――――・――――― 午後四時五十一分懇談会を終る
○委員長(寺尾豊君) それでは懇談会を閉じまして、これから会議に移ります。
○小笠原二三男君 各会派の持ち時間でございますが、明後日から質疑を開始するものとして、三日間に質疑を終了する予定を以て、政府与党である自由党さんの質疑はこの際御遠慮を願うこととし、緑風会、社会党右、社会党左の三会派は、持ち時間が多くはなりまするけれども、質問者は二名以上立てない、二名に限るということときめ、緑風会の持ち時間七十分、右派社会党七十分、左派社会党七十分、民主クラブ三十分、改進党三十分、第一議員クラブ三十分、労働者農民党三十分、共産党三十分としてやつて頂きたい。 それから質問の順序等の問題は、議運の問題であるか、小委員会の問題であるか、ちよつと失念いたしましたが、その順序の問題になりましたならば、野党第一陣をトツプとし、次に緑風会が位するという従来の慣行が尊重されることとなると考えまするので、野党第一党という右と左の社会党においてはジヤンケンその他でトツプをきめればいい。こう考えますから、問題はないと思います。そうして一応共産党の全会派まで順次大会派順に質疑が行われる。又繰返す場合には、大会派の順序をそのまま繰返して質疑が行われるというふうにしたらいいと考えます。 又運営上の問題として、演説者を三日間にどういうふうに区切つて行くかなどということは、小委員会の問題として決定し、或いは議場内において時間の見計らい等適宜の処置をとるようにすればいいと考えます。先ず以上附帯しましたことまで申上げましたが、持ち時間について提案いたします。 これは、今私語いたしましたが、右と左においてジヤンケンで一位がきまれば一他の社会党は第三位になります。従つて二度繰返す場合には、その一位、三位の順位をひつくり返すことを両会派で了解し合いましたので、皆さんがたも御了解願いたいと思います。
○赤木正雄君 最初の日に緑風会は社会党のどれかの次にやるということは、今まで例がありますから了承いたします。第三日目、これは緑風を先にやつたらどうですか。
○小笠原二三男君 赤木さんのほうの事情でそうやらなければならないということであれば、我が社会党としては、常々緑風会さんのほうにも御無理を申上げておりますから、私はそれに妥協することはやぶさかでありませんが、理由は何でございますか。
○赤木正雄君 今まで緑風会は先ず、無論与党ではありませんが、大臣を送つておるという意味で野党、準野党の次になつておる。併しこういうような関係は、準野党、準与党ということはありませんから、せめて三日目には、社会党のほうも御了承願つてお願いする次第であります。
○小笠原二三男君 私は赤木さんがそういうふうにおつしやるならば、あえて野党であるということを表明せられて、第一陣を三日に望まれることを期待したのですが、そこまではつきり申せないとなれば、我々野党の中に入つて真ん中のところでやつて頂くのが一番いいと思うのですがね。 重ねて赤木さんのほうから固執された意見がないようでありますから、順序は先ほどきめた通りで御決定願いたいと思います。 それからただここで私は新聞紙上において聞いた通りでありますから、これは与党であるとは私思わんし、準与党だとも思わんのですから、一応質疑を肯定しておいたのですが、その会派に私はお尋ねしておきたいことがある。それは民主クラブさんでございますが、これは緑風会と同然に準与党的な立場に、林屋国務大臣を送り込んだのですから我々としてはみなさざるを得ないと思うが、そうでないということであるならば、この際表明して頂かないと、次々と問題を決するのに困ると思う。それで若しも何かの関連があるでしようということになれば、民主クラブさんのほうは質疑をやめろとは申しませんが、ずつと下のほうへ下つて質疑して頂かなければならんのでして、この点は大変大隈さんには言いずらいのですけれども、一応この間の事情を御表明なさつて頂きたいと思います。
○大隈信幸君 それは緑風会と同じような恰好ですから……。
○小笠原二三男君 ですから緑風会と同じ恰好とすると、下つて行くわけです。あなたのほうは……。
○赤木正雄君 それと関連して、もう一度お伺いしたいのですが、今までの例は、先ほど申す通りに社会党、それから緑風会にしましたが、その次にやる場合はどういうような……。
○参事(河野義克君) 一等最初だけ野党第一位の会派がやられて、あとは大会派順に。二回目以後繰返すときは大会派順にやつております。
○矢嶋三義君 併しそれは、中間派、小会派から大臣を出した場合がなかつたから問題にならなかつたんです。ここに新たに問題が民主クラブというのから提議されたんですから、従つて改進党と民主クラブの順序は、やはり今までの緑風会を扱つたあの考え方で扱うのが至当じやないでしようか。
○赤木正雄君 私今改進党と民主党のことで、緑風会のことを言つたんですが、それに関して今までに例があるならば、三日目は緑風会と。御迷惑か存じませんが先にやらしてもらいたいと思います。
○小笠原二三男君 そういう例になつておつたことがあるならば、私はそれは尊重さるべきであろうと思いますので、三日目になつて、三日目のトツプになるかどうかかわりませんが、左右両派社会党の前にやることを、従来の慣例通りとすることに異議はありません。又この論法を以てして、民主クラブと、改進党との問題も、これはじやんけん等の問題ではなくて、当然改進党が先で、民主クラブはその次にやつて頂くということも論理の必然として認めなければならんと思うので、さよう決定を願います。
○委員長(寺尾豊君) では時間の割当、質疑者の人数及び順序等は、只今小笠原君の御提案なり、又各会派の御意見のありましたように決するに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(寺尾豊君) さように決定いたします。
○小笠原二三男君 それで、先ほど私数字的な計算を間違えて申上げましたが、二日目以降の時間というものも、相当これは多いと思うんです。その点をどうぞお考え願いたいと思います。いわゆる最初四十分ずつ使つて第一日を終りますと、二日においては二時間半、三日目には一時間半となりますので、或いは二日目もそれで全部やり得ない場合が起つて来るだろうと思われますが、それらは先ほど言つたように小委員会なり、議長なりにおける運営でやることにして、順次、事は進めて行くことになりますが、私先ほど数字的な計算を間違えておりましたから、その点だけ訂正しておきます。
○兼岩傳一君 そうすると、ちつとお伺いしますが、大体今三日にきまりましたけれども、二日でやるか三日でやるか。それから三日の場合における第二日の終り頃を第三日に入れるか入れないか等々という問題は、いつきまるんですか、その二つの問題は……。
○小笠原二三男君 一応はその当日の本会議の開かれる前の小委員会で、予定と目安は立てる。そうして議場に臨んでやるが、三日目の時間を見計らつて、ここで切つても大丈夫三日目の午前なら午前でできるというような予想が立てば、晝食等の関係で切る場合もあるだろうし、これは危いとなれば、強行して進めて行く場合もあるだろうし、そのときの事情によると思います。
○兼岩傳一君 了解。 ━━━━━━━━━━━━━
○委員長(寺尾豊君) 次回の本委員会の開催日をおきめ願います。
○小笠原二三男君 次回の本会議以後議運が開かれることを原則において、日程だけは立てておいてもらいたい。
○委員長(寺尾豊君) それでは明後日十時よりということに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(寺尾豊君) さよう決定いたします。これにて散会いたします。 午後五時五分散会