本会議 第37号
- 発言数
- 15 件
- 登壇者
- 4 名
- 会派数
- 1
- 開催日
- 1953/03/07
会議録
○副議長(岩本信行君) これより会議を開きます。 ————◇—————
○副議長(岩本信行君) お諮りいたします。議員福永一臣君、同松本瀧藏君、回永野護君から、東南アジア諸国視察のため、本日から本会期中請暇の申出かあります。これを許可するに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○副議長(岩本信行君) 御異議なしと認めます。よつて許可するに決しました。 ————◇—————
○副議長(岩本信行君) なお、お諮りいたします。内閣から、国家公安委員に金正米吉君を任命するため本院の同意を得たいとの申出がありました。右申出の通り同意するに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○副議長(岩本信行君) 御異議なしと認めます。よつて同意するに決しました。 ————◇—————
○山崎岩男君 議事日程追加の緊急動議を提出いたします。すなわち、林讓治君外百四十一名提出、オリンピック大会招致決議案は、提出者の要求の通り委員会の審査を省略してこの際これを上種し、その審議を進められんことを望みます。
○副議長(岩本信行君) 山崎君の動議に御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○副議長(岩本信行君) 御異議なしと認めます。よつて日程は追加せられました。 オリンピック大会招致決議案を議題といたします。提出者の趣旨弁明を許します。福井勇君。 〔福井勇君登壇〕
○福井勇君 ただいま上程せられましたるオリンピック大会招致決議案、自由党、改進党、社会党両派共同提案によりまするこの案を朗読させていただきます。 衆議院は、来る一九六〇年の第十七回国際オリンピック大会を東京都に招致するため、その促進運動を強力に推進し、もつてその準備態勢を整備すべきものと認める。 右決議する、 昭和二十八年三月七日 わが国会におきましては、古くは帝国議会以来、新しくは民主国会が発足いたしましてから、体育、スポーツに関連のある決議案が上程せられましたのは、過ぐる二十四年の五月、スポーツ振興決議案が各派共同提案によつて上程され、各党全員賛成、可決されております。ずつと以前では、昭和十年、第六十七帝国議会において鳩山一郎氏外九名の提案にかかる第十二回オリンピック経費補助の決議案が上程され、これまた全員賛成、可決されておる記録があります。しかしながら、この第十二回オリンピックは、すでに周知の通り、戦争によつて中止となつたりはまことに遺憾なことで、ございました。その後、七十四議会においては、昭一十三年、川崎克氏が、当時早くもヘルシンキ・オリンピックに対する発言を行つております。八十八議会においしもまた同様な発言が行われており、国会が、国民体育、スポーツに、その時代時代におきまして深き認識を持つていたことが記録によつて証拠づけられておることは、慶賀にたえない次第でございます。 今回、東京都が、旬日後にメキシコに開かれまするIOC総会をよい機会といたしまして、一九六〇年のオリンピックを招致する計画を立て、積極的にこれが運動す展開するために、本院に協力方を求めて参りました。われわれは、かつて建国二千六百年の節、東京大会が確定されておりましたにかかわらず、戦争のために惜しくも流産となりましたことを想起いたしまして、平和場裡における民族の祭典を、今度こそは招致いたしたいと考えるものでございます。次回、一九五六年のメルボルン大会は、IOCのブランデージ氏等の昨今における言動を注意しておりますると、あるいはオーストラリアは開催を危ぶまれているやもしれない状況にございます。もしそうなれば、一方ヨーロツパでは、第一にローマが立候補いたしましようし、あるいはスイスのローザンヌも、あるいはまたアメリカの方面においても、そのほか希望を申し出ているところが数箇所ある実情でございます。従つて東京の招致につきましては、一九六〇年を期して誘致することが賢明な策と私たちは考えるのでございます。 なお、世間においては、オリンピツクの誘致について、これが大会を開催するには厖大なる予算を伴うものであるから、相当考慮の余地があるという発言もあるようでございますが、私たちは、従来行われたオリンピック競技場の施設をつぶさに実地に見ましても、一九三六年のベルリン・オリンピックのスタジアム、あるいは一九三二年のロスアンゼルスのスタジアムのごとき、世界に類例のない豪華壮麗な設備をする必要はさらにないのでございます。一九四八年、大戦後初めて行われたロンドンのウェンプレーのスタジアム、これらの実情を見ますると、明治神宮競技場と大して相違はないのでございます。従つて、東京都がこれを決心すれば、決して引受けられないものではございません。アジアにおきましては度も行われておりませんこのオリンピック大会を世界の大都市でありまするわが東京において一度は誘致いたしたいということ、それは、自由と平和を求めるわれわれ日本人の強い念願でなければなりません。近隣アジア諸国においても、必ずやこれに賛意を表して来るものと期待するものであります。特にオリンピックは名実ともに世界民族の祭典である証拠には、一九一二年ストックホルム大会以来四十年間不参加であつたソ連がヘルシンキ大会に出場いたしましたことでもわかるのでございます。 以上、簡単ながら決議案の趣旨弁明といたします。何とぞ各位全員の御賛成あらんことを切にお願いいたします。(拍手)
○副議長(岩本信行君) 採決いたします。本案を可決するに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○副議長(岩本信行君) 御異議なしと認めます。よつて本案は可決いたしました。 この際文部大臣から発言を求められております。これを許します。 〔国務大臣岡野清豪君登壇〕
○国務大臣(岡野清豪君) ただいま御決議になりましたオリンピック招致の件につきましては、政府といたしましても、できるだけ御趣旨を尊重いたしまして、これに善処、努効いたしたいと存じます。(拍手) —————————————
○山崎岩男君 議事日程は延期し、本日はこれにて散会せられんことを望みます。
○副議長(岩本信行君) 山崎君の動議に御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○副議長(岩本信行君) 御異議なしと認めます。よつて動議のごとく決しました。 本日はこれにて散会いたします。 午後五時三十七分散会