文部委員会 第3号
- 発言数
- 3 件
- 登壇者
- 2 名
- 会派数
- 1
- 開催日
- 1952/11/29
会議録
○伊藤委員長 それでは開会いたします。 昭和二十七年度文部省関係予算補正に関する説明聴取の件を議題といたします。文部省関係の予算補正の説明は、一応休会中に承りましたが、その後の経過並びにさらに詳細を要する点について承ります。小林会計課長。
○小林政府委員 本年度の文部省関係の補正予算につきましては、すでに一応の御説明を申し上げたのでございますが、その後の折衝によりまして決定いたしましたものもございますので、それらの点について補足的な説明を申し上げます。 まず第一に、産業教育の振興に必要な経費でございます。これは前回御説明申し上げましたときには、査定額がまだゼロであつたのでございますが、その後折衝の結果、一億二千六百万円が認められることになりまして、補正として要求されております。この内容は高等学校の産業教育の設備費の補助金といたしまして一億百九十万円、それから高等学校の産業教育の実習船の建造費の補助金といたしまして二千二百万円、それから産業教育の共同実習場をつくりますための設備費の補助金といたしまして百十万円、合計一億二千六百万円ということに相なつております。 それから公立中学校の屋内運動場整備費補助金でございますが、これを前回御説明申し上げましたときには、査定額がゼロでございましたのですが、その後の折衝によりまして、三億六百六十万円が認められることになりました。これは積雪寒冷地帯並びに湿潤地帯の中学校の屋内体操場を年度内に急速に整備するための補助金でございまして、今年度の三億六百万の補助金によりまして、大体二万四千九百坪を整備する予定にいたしております。これは地方公共団体に対して二分の一の補助ということに相なつております。 それから次に、領土復帰に伴う義務教育施設の整備費補助でございますが、これは金額は二千百七十四万二千円でございます。これは前にも御説明申し上げました通りに、占領行政下でわが国の行政権下を離れておりました鹿児島県の十島村が、このたびわが国の行政下に復帰して参りました。ところが戦争中並びに戦後の事情から、この十島村にあります小学校、中学校の建物が非常に荒廃いたしております。これをこのたびの復帰を機会にぜひとも修理をしたい、これに対する修理の援助費でございまして、〇・七坪までの分を急速に整備するということでございます。大体の建物の坪数は四千七百坪で、これは鹿児島県の十島村の財政状況がきわめて貧弱でございますので、これに対しては従来とかわりまして、全額を国庫で負担するということに相なつております。 それから次に文化財保護委員会の関係でございますが、中尊寺の国宝及び文化財の収蔵庫を建設する経費でございます。これは御承知の通り、平泉の中尊寺にはたくさんの宝物がございます。すでに重要文化財に指定されておりますものを含めまして、藤原時代の宝物が約三千点あるのでございますが、これが現在では中尊寺山内の十数箇所の木造のお堂に分散されて保管されておるような状況でございます。これでは将来盗難にあつたり、あるいは火災等の危険も予想されますので、何とかこれを安全な収蔵庫に保管いたしまして、災害の危険を防ぎたいというので、収蔵庫の建設補助費を要求いたしまして、本年度はその経費の「部を補助することが認められました。百四十二万七千円が補正予算として要求されておるわけでございます。 なお、以上申し上げましたもののほかに、このたびの公務員の給与改善に必要な経費といたしまして、十七億一千二百二万一千円、これは本俸のべース・アップ、それから超過勤務手当の増加、それから勤務地手当の増加等と、勤務手当の予算要求でございます。 なおこれに伴いまして、日本育英会職員の給与改善費といたしまして、五百六十五万四千円、これは学生生徒に育英資金を貸付けております財団法人日本育英会の職員の給与改善費を補助するためのものでございます。 それから日本芸術院会員の年金の改善のための経費といたしまして、二百四十二万円が計上されております。従来この年金は、公務員の給与改善に伴いまして、同様に逐次増加されておつたのでございまして、今までの年金額十六万四千八百円が、このたびのべース改訂によりまして、一人年額二十二万六千八百円ということになるわけでございます。 すでに前回の委員会で御説明申し上げましたものを含めまして、総計いたしますと、今年度の補正要求といたしましては、二十一億六千百三十七万五千円、こういうことに相なつておるわけでございます。
○伊藤委員長 本件に関して質疑はございませんか。——質疑がなければ本日はこれにて散会いたします。次会は公報をもつてお知らせいたします。 午前十一時五分散会