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15回国会衆議院1952/11/25

建設委員会 第3号

発言数
21
登壇者
8
会派数
2
開催日
1952/11/25

会議録

篠田弘作自由党

○篠田委員長 これより会議を開きます。  この際お諮りいたします。すなわち河川に関する件、道路に関する件及び住宅に関する件につきまして調査を進めますために、河川に関する小委員会、道路に関する小委員会及び住宅に関する小委員会を設置したいと存じますが、御異議ありませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり〕

篠田弘作自由党

○篠田委員長 御異議なしと認め、さよう決定いたします。  次に、小委員の数はそれぞれ十五名とし、小委員及び小委員長は、前例によりまして委員長において指名するに御異議ありませんか。   (「異議なしと」呼ぶ者あり〕

篠田弘作自由党

○篠田委員長 御異議なきものと認めます。  それでは道路に関する小委員に    淺利 三朗君  宇田  恒君    佐藤虎次郎君  高木 松吉君    田中 角榮君  仲川房次郎君    西村 英一君  松本 一郎君    小泉 純也君  武部 英治君    中島 茂喜君  甲斐 政治君    前田榮之助君  安平 鹿一君    渡辺 惣蔵君小委員長に松本一郎君。  河川に関する小委員に    淺利 三朗君  内海 安吉君    佐藤虎次郎君  高木 松吉君    田中 角榮君  仲川房次郎君    西村 英一君  明禮輝三郎君    五十嵐吉藏君  舘林三喜男君    中島 茂喜君  甲斐 政治君    前田榮之助君  佐々木更三君    安平 鹿一君小委員長に内海安吉君。  住宅に関する小委員に    淺利 三朗君  荒舩清十郎君    内海 安吉君  高木 松吉君    田中 角榮君  内藤  隆君    西村 英一君  松本 一郎君    小泉 純也君  中島 茂喜君    前田榮之助君  山下 榮二君    安平 鹿一君  渡辺 惣蔵君    荻野 豊平君小委員長に淺利三朗君を、それぞれ指名いたします。     —————————————

篠田弘作自由党

○篠田委員長 次に、建設行政一般に関しまして、稻浦次官、石破官房長より補正予算に関して政府の説明を聴取することにいたします。

石破二朗建設事務官(官房長)

○石破説明員 御説明申し上げます。建設省所管の昭和二十七年度予算に関しましては、既定の事務費その他で若干の節約を計上してありますのと、なお給与ベースの改訂によりまして若干の増額が見込んである等もありますが、ただいまは主として事業費と称せられますものの補正を要求しております分について、御説明申し上げたいと思います。  まず国土計画、地方計画の確立推進並びに特定地域総合開発事務に必要な経費といたしまして二千十五万八千円追加を要求いたしております。  次に、都市計画事業費におきまして一億六千四百万円追加を要求いたしております。これは横浜と神戸の両市におきまして、本年度に入りましてから相当広範囲な地域にわたつて接収地が解除になりましたので、この際それを他の戦災復興都市並に区画整理その他の業務をやつて復興させるために要する本年度分の経費であります。  次に、河川関係におきましては砂防事業に必要な経費といたしまして二億七千八百万円追加を要求いたしております。これはさきの国会において成立いたしました特殊土じよう地帯災害防除及び振興臨時措置法に基きまして、特殊土壌地帯の保全をはかるために堰堤工、流路工等の砂防事業を施行するに必要な経費であります。  次に、これも先般の国会において成立いたしました一般鉱害復旧に要する補助といたしまして二千万円を追加要求いたしております。  さらに河川等の災害復旧事業費におきまして十億六百五十六万七千円追加要求いたしております。これもさきの国会において災害復旧事業費国庫負担法の一部が改正になりまして、その改正の結果国庫負担が増になりますので、その一部を追加として要求している分であります。これは過年度災害の復旧に要する経費であります。  次に、道路関係におきましては、道超事業に必要な経費といたしまして二億円追加を要求いたしております。これは一号国道のうち、いわゆる三重国道と称します分の改良並びに一号国道の舗装の補修、及び四号、九号等の国道の補修に要します経費並びに一部舗装の新設に要します経費の補助、こういうものを要求いたしておるわけでございます。  これが一般の分でございますが、このほかに二十七年発生災害の復旧に要します経費といたしまして、大蔵省所管の災害復旧費に二十億追加計上されております。なおいわゆる有料道路の経費といたしまして、当初予算には十五億計上されておつたのでありますが、これに今回さらに七億追加要求いたしております。さらに住宅金融公庫の貸付に要する経費といたしまして、政府出資三十億を追加要求いたしております。  概略以上の通りでございます。

篠田弘作自由党

○篠田委員長 何か御質問ございませんか。

田中角榮自由党

○田中(角)委員 ちよつと河川局長に伺つておきたい。災害復旧三箇年計画案を補正予算に盛りたいという気持でやつたのでありますが、二十八年度の予算も、すでに編成期にありますのでこういうことになつたと思うのでありますが、今のお話ではまだ二十三年災が残つているということであります。その二十三年災、二十四年災で、二十七年度一ぱいに片づけたいと思つているものの総額は、大体どのくらいかということをお伺いいたします。

米田正文建設技官(河川局長)

○米田説明員 ただいまの御質問にお答えいたします。仰せのように今年の二十七年度実施を完了いたしましても、二十三年災から残るものがまだ相当ございます。二十三年災では、二十七年度を完成して二十八年度以降に残ります分が、事業量にして八十一億四千七百万円ございます。それの補助額といたしまして六十六億六千四百万円ございます。端数は切り捨てております。二十四年災では事業量として百十七億、補助額で八十五億六千万円、それから二十五年災では事業量の残りが二百九十七億、補助額で二百十六億、二十六年災では事業量で三百六億、補助額で二百三十二億、二十七年はまだ確定いたしておりませんが、大よそで事業量では百九十三億、補助額で百二十九億、こういうことになつておりまして、合計して二十八年度以降には災害総事業量九百九十五億、補助額にして七百三十億というものが残る予定でございます。まだ二十八年度予算の要求書が国会提出のところまで行つておりませんが、これらの補助額七百三十億について極力今建設省でも申しておりますように、三・五・二の比例で完成いたすように努力いたして参りたいと思います。従いまして二十三、二十四年災は、できるだけ二十八年度中には大部分を完成いたしたいと思つております。

田中角榮自由党

○田中(角)委員 二十七年度の予備費の残は、今あるのですか、ないのですか。

米田正文建設技官(河川局長)

○米田説明員 二十七年度の予備費残は、建設省としてはございません。大蔵省では一部まだ持つておるものがあるようですが、これを災害等に出す予定はないようであります。

田中角榮自由党

○田中(角)委員 前建設大臣の野田さんのときに、二十三、二十四年の過年度災害に対しては、再査定を行うということでありまして、当委員会としては相当これに対しては異論を持つたのであります。三箇年間でやると言つておりながら、財政的な関係でもつて残して来たものは、今まで補助を受けたもの、受けないものとの差が非常につくのではないか。ことに国庫負担率の変更による法律改正にあたりましては、こういう二十三、四災として当然すでに工事をやつてしまわなければならなかつたものに対しても、あまり施工済みのものとの差をつけないようにとの意見が付されておるようでありますが、私どもは二十八年度には、少くとも二十三、四年災は片づけなければならないものと思つております。これに対して河川局長のお考えをひとつ明確にしておいていただきたい。

米田正文建設技官(河川局長)

○米田説明員 おつしやられるように、二十三、二十四というような非常に古い災害が残つておりまして、一部はでき、一部はできないというようなちんばの状態であります。必ずしも今できておらぬのが重要でないと言えないところが、相当ございますので、地方ではすでにやり越しをやつておるところもあるような現状でございます。これは非常に地方財政を圧迫いたしておることでもありますので、二十八年度予算では、その完成に努力をいたしたいと考えております。

仲川房次郎自由党

○仲川委員 今、田中委員から質問されたことに関連があるのでありますが—私どもの奈良県のことを申してまことに恐縮ですが、奈良県の災害の事情を申し上げてみますと、二十三、四、五、六年、この間の過年度災害で一番よくできたのが四〇%、一番悪いのが二〇%しかできておりません。災害といつても、御承知のようにこれを補修しなければ仕事にならぬ。ほつておく結果、だんだん雨が降るとなお亀裂が大きくなる。非常に国家の損失も大きいし、また地方も非常に困ると思いますが、こういう過年度災害はすみやかに補修されたいと思うのであります。なおまた本年度災害も、奈良県は七億ほど御起債を願つた。しかし、これはまだ着手しておらないようですが、すみやかに着手してもらいたいと思う。ほつておくとまた非常に悪くなる。従いまして、国家の損失も大きくなるし、地方も困りますので、すみやかにやつてもらいたい。  それから、今一番問題になつている国道の一級、二級の問題ですが、これはぜひひとつよく実地を御調査の上、御勘考を願いたい。私のところへ、けさほどある人が参つて聞かれたのですが、この点はよく地方の意向も聞いてもらつて、遺憾なきを期せられたい。そのことについて一応承りたいと思います。

米田正文建設技官(河川局長)

○米田説明員 ただいま申し上げましたように二十三、二十四、特にもう三年以前の分について早急に片づけたいと努力をいたしておりますが、実は予算だけでなかなか行かない場合も予想されますので、それで災害復旧の基金法のごときものを考えて、予算の措置のできないものを、資金融通の措置でやりたいという考えも相当強く建設省は持つておりまして、今関係の省と協議をいたしております。われわれといたしましては、極力二十八年度の予算措置で片付けたい。予算措置でどうしても行かない部分ついては金融措置をいたしたいというふうに、二段構えで実は準備をいたしております。これらは、もう少し具体的になりましたら、また御報告申し上げたいと思います。

稲浦鹿藏建設事務次官

○稲浦説明員 道路の一級、二級の問題でございますが、これは現在道路審議会で審議しております。それで御意見のように厳正にやつて行くつもりで、法律の五条、六条の定義に従つて一応具体的な基準をつくりまして、そうしてその基準に従つて一級、二級を一応検討いたしまして原案をつくつたのでございます。あまり理論的にばかり言つておりましても、地方の情勢とかあるいは実情に沿わない問題がありまして、それは学識経験者その他からなる審議会によつて適当に御検討願うということにいたしまして、現在審議いたしております。そこで一級だけは大体まとまりまして、審議会の諮問としてはできたのですが、二級に至りましては、まだこれから相当時日を要するだろうと思います。せつかくですから、御意思に従つて慎重にひとつ検討いたします。

前田榮之助日本社会党(右)

○前田(榮)委員 今災害費の問題で、田中君からも御質問があつたようですが、過年度災害の二十三年、二十四年、二十五年というような古いものが相当残つておるのでありまして、前建設大臣は、再査定をしなければならぬのじやないかというようなことを本委員会でも申されたことを記憶いたしておるのであります。本年の二十七年度災害に対して、大体三十億の補正を大蔵省関係で発表されているようでありますが、今年のような災害が少い年はまれな年なのでありまして、こういう年にこそ古い傷をいち早く直して、そうして新しい災害を、従来建設省の基本的な方針ともいうべき三・五・二の軌道に乗せるというようなことをやらなければならぬと思うのであります。これを何ぼやろうと思つても、またの年またの年と言うて、今までのような災害が次から次に起りますと、なかなか実質的にはそう参らぬのであります。それで残つている二十三、二十四、二十五という古いものの再査定を実際やるのかどうか。私が最近ある建設行政に非常に権威のある人から聞いたところでは、おそらお古いものはいい加減で切り捨てない限り、もう処置はつかぬのだ、こういうことも聞かされておるのであります。もちろん、そういう再査定をやりますと、もう工事の必要のないようなところまででき上つているのもあるのではないかということも想像はされまするが、一般的にはそうは行かないと思います。すでに建設省は、査定してこれだけのものはやるということを、地方庁等にも意思発表されているのでありますから、どうしてもそういうものをやらないわけには行かぬと思うのでありますが、実際今建設省で再査定をするのか、せぬのか。またそういうようなある程度切り捨てるという底意もあるのかどうか、この点ひとつ明確にしておいていただきたいと思います。

稲浦鹿藏建設事務次官

○稲浦説明員 非常にむずかしい問題ですが、いろいろな関係がありまして、おそらく事実上は再査定できぬだろうと思います。といつて、このままだらだらやるわけにいかぬし、非常に困つておるのですが、建設省としては、事実上そうしたことは絶対できぬと思います。ただこれを実行して行く上において、自然とやめてもいいようなものも相当出て来るだろうと思います。はつきりと再査定で切り捨てるということは、建設省として過去において権威をもつて査定しまして、それをやめるのだというようなことは、おそらく事実上できぬ、かように思つております。さよう御了承願いたいと思います。

篠田弘作自由党

○篠田委員長 次に、富樫道路局長の道路に関する説明を聞く予定でありましたが、詳細なる図面をつくつて、皆様にそれを御配付してから説明したいという局長の希望でありますが、それでよろしゆうございますか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり〕

篠田弘作自由党

○篠田委員長 それではさようにいたします。  それから今三池政務次官が出席されておりますので、皆さんにちよつとごあいさつを申したいというお話でありますから……。

三池信自由党建設政務次官

○三池政府委員 ちよつとごあいさつを申し上げます。私、今般はからずも、建設政務次官を拝命いたしました三池でございます。建設行政のいかに緊急重要であるかということは、日本再建の基盤として皆さんのよく御承知の通りであります。道路問題にいたしましても、その解決に財源の確立をはからなければならぬという必要を痛感いたし、また河川におきましても、災害などは三箇年でこれを完成しなければならないとか、あるいは住宅難の解決には、立法をもつてその方針を確立するごとき、こういうような重大な建設行政の衝に当りまして、私は浅学非才でありまして、この重要なる職責を果し得るか、まことに懸念にたえない次第でありますが、何分とも皆さんの御審議、さらに進んでは予算の獲得にまでも御協力をいただきまして、私の在任中大過なからぬことをこいねがう次第であります。何分ともよろしく願います。(拍手)

篠田弘作自由党

○篠田委員長 本日はこれにて散会いたします。  次会は公報をもつてお知らせいたします。     午後十一時十五分散会

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