議院運営委員会 第36号
- 発言数
- 51 件
- 登壇者
- 8 名
- 会派数
- 5
- 開催日
- 1953/02/28
会議録
○福永委員長 ただいまから議院運営委員会を開会いたします。 最初に、まず御協議をいただきたいと存じますことは、予算の審議と関連いたしまして、各党での申合せでは、定例日ではありませんが、月曜日の二日に本会議を開いて予算をかけるという話合いができておるようでありますから、明後二日に予算をかける本会議を開くことを、この委員会でおきめいただいておきたいと思うのであります。 二日の月曜日に本会議を開きまして、予算を本会議にかけるということに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○福永委員長 それではさように決定いたします。 ―――――――――――――
○福永委員長 次に、公聴会開会承認要求の件を議題といたします。事務総長から御説明願います。
○大池事務総長 公聴会を開きたいという申出が、労働委員会と文部委員会から参つております。労働委員会の方は、スト禁止と言われておる電気事業及び石炭鉱業における争議行為の方法の規制に関する法律案について公聴会を開きたい、大体の予定日は三月七日ということに相なつております。それから文部委員会の方は、義務教育学校職員法案並びに義務教育学校職員法の施行に伴う関係法律の整理に関する法律案、この二案につきましての公聴会を、三月十一日と十二日に予定されております。右二委員会からの公聴会開会承認要求がございますので、これについての御承認が願えるかどうかについて、御協議を願いたいと思います。
○椎熊委員 労働委員会の三月七日というのは、院内における公聴会ですか。
○福永委員長 ただいまのは、いずれも本院内において行う公聴会であります。
○大池事務総長 法規上、議院内でやることになつております。
○福永委員長 これは、とりあえず本院内で行う公聴会でございます。この両方の委員会における公聴会開催につきまして、これを承認するに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○福永委員長 御異議がありませんから、承認すべきものと決定いたします。 ―――――――――――――
○福永委員長 次に、委員派遣承認申請の件を議題といたします。事務総長から御説明願います。
○大池事務総長 ただいま申し上げました労働委員会からスト禁止と称せられる電気事業及び石炭鉱業における争議行為の規制に関する法律案につきまして、委員派遣をいたしまして事情を調べたい、こういう意味の申入れがあります。派遣は、第一班、第二班、第三班とわかれまして、第一班は札幌、第二班が大阪、第三班は福岡になつております。第一班は山村新治郎君、森山欽司君、矢尾喜三郎君、山花秀雄君、館俊三君、以上五名であります。第二班は田中伊三次君、菅太郎君、前田種男君、山口丈太郎君、以上四君であります。第三班は持永義夫君、千葉三郎君、春日一幸君、青野武一君、以上四君、合計十三名でございます。以上十三君を三月四日から六日まで派遣をしたい、こういう申請が出て参つております。
○土井委員 これは開会しない前に、非公式に論議された問題でありますが、御存じの通り議院運営委員会といたしましては、従来この種の委員派遣に対しては、原則として開会中は派遣をしないことになつておるわけであります。もとより法案審議のためには、できるだけこういうような会を開いて、ことに公聴会的な内容でありますから、これをなすべきであると原則的には思うわけであります。しかし問題は、労働委員会の問題ということを離れて、要するに一般の議員諸君が、開会中その手持ちの法案を審議または調査する必要上から委員の派遣を申請された場合において、その取扱いを、議院運営委員会として野放しにやるという原則を考えて行くならば、その申請をそのまま受くべきであると思う。しかし、そうではなくて、一応規制をする、要するに、原則論をまず確立ておき、万やむを得ない場合において最小限度の人々を派遣するということであるならば、他の委員会との関連もありますし、その他の関係もあるので、これに対してはある程度考慮の必要があるのではないかと思うわけであります。ただ、先ほども議論がありましたように、要するに法案審議のために必要なる調査なり、あるいはまた公聴会というものは、できるだけ開くという原則的な議論には、あえて私は反対する理由はないと思う。しかし、かりにそうであるとするならば、将来の問題になるのでありますが、将来議会開会中に―そういう非常識な申合せは万々あり得ないとは思うけれども、かりに、二十五名の委員会なり三十名の委員会なりで、全部調査に行くという場合がないとも限らない。また二十五名のうち、二十名も出るという場合もないとも限らぬ。そういう場合に、班を幾つかにわけて出て行くということになれば、人数を限定してやることとは、理論的にも実際的にもおかしいものである。従つて私は、この問題について、当委員会としては原則的にどう取扱うかということを明確にしてもらわなければならないのではないかと思う。 それから従来、いわゆる自分の選挙区へは行かないということが原則的に確立されておるのでありまするが、わが党だからといつて私は申し上げるわけではないけれども、自分の選挙区へ行く人がおるということになればいかがなものであろうか、自分の選挙区に視察または公聴会その他のことで行くことは、従来は遠慮すべきであるということになつておつた。しかし、こういう例が全然ないとは必ずしも申し上げません。そういう異例は、過去において一、二回あつたことを承知しておりまするけれども、そのことなどもやはり考慮の中に入れて、将来委員会の申入れがあれば、たとい選挙区であろうと、広く要求に応ずるという基本的な方針をここで打立てられるならば、私はあえて反対すべきではないと思う。けれども、規制する以上は、この点について十分に考えて行かなければならない、こういう考えを持つております。
○田中(織)委員 委員派遣について、議院遡営委員会が従来とつて来た原則は、できるだけ踏襲して行くという意見には私も賛成であります。しかし今度の場合には、例外的な取扱いとして委員を派遣して、現地の実情を調査することはいいと思う。特にこの法案は、非常に重要な問題であると思うので、原則はあくまで原則として守るべきでありますけれども、今回の問題についてはこれを認めることにしたい。委員会では、各党話し合つての上で議長に申請して参つたものでありますし、しかも日数も、遠隔の地でありますけれども三日ということに限定されておるわけでありますから、これを承認することに私の方としては賛成したいと思います。
○土井委員 議事の進行の上からいつて、原則論は、ただいま田中君も、議院運営委員会でかつて決定したことを承知しておられるわけですから、その原則論をまずこの際確認してもらうかどうか、原則論を確認した上において、特に労働委員会のこれを特例として認めるというならば、これに対しては異議がない。しかし原則論が打破られて行くということになれば、際限のないことになつてしまうし、また他のものを否定するわけに行かないという実情が生れて来る。このことを十分私は考慮しなければならぬと思うのです。一応原則論をどうするか、確認するかしないかという問題について、決をとつてもらつた方がいいと思う。
○福永委員長 これは別に、決をとらなくても、従来の原則をかえようという強い意見が出ない限り、原則は御承知の通り、何回かにわたつていろいろの経験をいたして、当然かくしなければならぬという見解において打立てられておりますので、十井君の御発言では、いろいろの話が出て来るから、さらに確認が必要ではないかというような御見解だと思いますが、この点は、決をとつてというまでもないようであります。(「原則はいいですよ」と呼ぶ者あり)そこで、先ほど土井君からお話がありましたような点につきましては、別にどなたからも御意見がないようでございますので、さらに再確認されたと見てよろしいかと思います。そこでそういう原則の上に立ちまして、今回の問題をどう処理するかについて御協議を願いたいと思います。―ちよつと懇談にいたします。 〔速記中止〕
○福永委員長 懇談をとじます。速記を始めてください。 労働委員会よりの委員派遣承認申請の件につきましては、懇談中に非常に御熱心な御協議をいただいたのでございますが、遺憾ながら意見の一致を見るに至りませんので、さらにいろいろ御考慮をいただくことにしまして、ただいまの点は、暫時これを留保いたすことにいたします。 ―――――――――――――
○福永委員長 次に、警察法案と恩給法の一部を改正する法律案、私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律の一部を改正する法律案、この三案について趣旨説明はすでにあつたのでありますが、これの質疑につきまして御協議をいただきます。質疑の通告は、そこに表が出ております。
○大池事務総長 お手元に差上げてあります通り、警察法案並びに恩給法の一部を改正する法律案、私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、質疑の通告がございます。警察法案については、さらに本日館俊三君より発言通告の申出がありますので、御記入を願いたいと思います。従つて、警察法案については五君の申入れがあります。恩給法の一部を改正する法律案については野澤君、山下君、吉田君、長谷川君の四君、私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律の一部を改正する法律案については内田君、山手君、吉川君、下川君の四人になつております。
○岡田春夫君 ただいま事務総長からお話があつたように、私の方から館俊三君の通告があるわけですが、もしお許しがいただけるならば、簡単にでもお許しを願います。
○福永委員長 実は予算審議との関連もあるのでございますが、本日どの程度にいたしますか。三つ全部というても無理だろうと思いますが……。
○土井委員 大体従来の本会議における状態を見て参りますと、実際上五時過ぎくらいになると、議場内における数も少なくなるし、討論その他についても、何かだらけて来るような傾向が多分にあるわけであります。そこで私は、一昨日委員長にも申し入れておつたのでありますが、議院運営委員会は午前十一時に大体開いてもらつて、本会議は午後一時に開く、おそくも一時半までの間に開き得るように今後御配慮を願いたい。本会議における審議も、長くて四時間、普通の場合は三時間くらいで、五時あるいは四時半には終るように持つて行くことがいいと思う。これは参議院の審議との関係もありますから、参議院に対しましては従来通り十二時まで、午前中に審議を終つてもらう。こういうことをお考えおきを願いまして、そういう点から本日審議をする時間的関係を考慮しますと、警察法案と恩給法の一部を改正する法律案、この二案くらいしかやれない。この場合においても、質疑と答弁などを考えてみると、どうしても二百分くらいかかるのではないかと思います。結局三時間以上四時間にもなるのではないか、開会も二時ちよつと過ぎくらいになりますから、五時には当然なるかと思います。そこで本日は、警察法案と恩給法の一部を改正する法律案の質疑をして、あとは次会にまわしてもらつたらどうかと思います。
○田中(織)委員 そのほかに、実は私の方の質問者は、それぞれ専門的な立場で予算委員会の委員をやつておるのです。先ほど理事会でもお話があつたが、昨日と本日は、重要法案について質疑をすることに各党間の話合いが済んでおるわけであります。質問者としては、答弁に出る主管大臣の関係もあるので、私の方とすれば、できれば本会議の開会中、予算の審議をやめるかどつちかにしなければならぬような事態が、すでに質問者等の関係で出て来ておるのです。それかといつて、恩給法の一部を改正する法律案は予算と重大な関係があります。従つて時間的な関係からいつて、予算委員会との関係から恩給法一部改正の本会議における質疑に大臣が出られないという点は、できるだけ避けるべきだと思うのです。従つて多少時間が延びても、私は少くとも恩給法の一部改正まではやらなければならぬと思つております。
○菅家委員 今の御両君の言われることには賛成です。ただ田中君から、予算委員会とにらみ合せて、大臣の問題もお話になつたようであります。先ほど理事会でもお話になつたように、予算は先議でもあり、警察法案並びに恩給法の一部改正法案はまだ審議しておるわけではなく、ただ一応説明を聞いて、たださなければならないものをただすという見地から行われておるものであるから、予算の方に重点を置かなければならぬ。そういう点で、なるべく繰合せをつけて大臣が出席するようにわれわれ与党としては努めることはもちろんでありますが、予算委員会の方は先議権に基く審議でありますから、都合の悪いときには政務次官で間に合せていただきたい、こういうことをお願いをいたしておきます。もし差繰りがつくようであれば、予算委員長と協議の上で、本会議に出てもらうということに御了解を願つておきたいと思います。
○田中(織)委員 与党の努力を願わなければならぬことになるのですが、その意味で、私の方としては予算委員会と並行審議の問題についても、実情は認めざるを得ない事態にありますけれども、あらかじめ議運で正式に了解してやるというわけには、党の立場としては参りません。実際には並行審議の形になるという結果は避けがたい情勢にありますが、議運でそれを正式に了解してやるわけに参らないことを申し上げておきます。
○福永委員長 先ほど土井若御発言の議院運営委員会は十一時開会、本会議は一時に開会ということで、あまり長時間にわたることなく、五時ごろまでには本会議の議事が終るようにということは、まことに望ましいことでございますので、そういうふうに行くように鋭意努力をいたしたいと存じます。ただ現実には、本日の場合におきましても、そういかぬと思います。それは御了承いただきたいと思います。今までも御承知の通り、われわれ議院運営委員は、お互いにできるだけ御発言のようなぐあいに進めたいという強い希望を持つて善処して参りましたが、なおかつ、そう行かない事情も若干ありますので、今後はできるだけそういうことに努めたいと思います。
○椎熊委員 関連して……。会期も切迫して来ておりますし、重要法案が続々と本会議に上つて来るようなことなので、この際、本会議が非常にだらしない状態だとみつともないし、世間の非難の声も高いので、私ども野党としては、必ずしも政府に協力しなければならぬ義務もないわけですが、努めて出席を奨励しつつ定足数を満たしております。そこで私は、そのことを厳格に主張いたします。今後あらゆる場合に―これはあげて与党の責任でございますが、絶対多数を持つておる与党が、定足数を維持できないなんということは、内閣が維持できないことと同じことになる。その意味でも責任を感じて、定足数は欠かさないようにしていただきたい。
○菅家委員 了承いたしました。
○福永委員長 その点は、与党諸君において善処願いたいと思います。
○菅家委員 善処いたします。
○土井委員 今の問題は、定足数が欠けたときには、自動的に会議を進行しない、それまでに厳重に考えて行こうじやないですか。
○菅家委員 なお、警察法案について今発言通告がありましたが、舘君の発言は、この前もこの問題をやつたのでありますけれども、今度は遠慮していただきたい。
○福永委員長 それでは先ほどの定足数の問題につきましては、与党の御努力をいただきます。 なお、本日の質疑でございますが、舘君の発言は、各位の御意見がこれをお許しになりそうもありませんので、遺憾ながら御遠慮願いたいと思います。 質疑の時間はどの程度にいたしますか。
○土井委員 従来の例によつて、二十五分か三十分程度まで……。
○菅家委員 私の方は十五分です。
○福永委員長 最近の取扱い例のごとく、二十五分くらいまで認めることにしておきまして、先ほど土井君御発言の趣旨等もございますので、なるべく各質問者において短時間にやつていただくように、各党それぞれ御努力をいただきたいと思います。 そうすると、ただいま土井君御発言のごとく、本日は警察法案と恩給法の一部を改正する法律案の両方に対する質疑を行い、私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律の一部を改正する法律案は、来週火曜日に……。
○田中(織)委員 私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律の一部改正は、実際問題として火曜日にならざるを得ない事情はわかりますけれども、これは本日の日程に上つておる問題ですから、ここであらかじめ火曜日にきめるということもいかがかと思うので、次会まわしということに願いたい。
○福永委員長 本日できるだけ促進いたしまして、できない場合には、次の定例日以後ということで御了承を願います。
○菅家委員 なお、御了解を得ておきたいことは、警察法案については、わが党の質問者として鈴木直人君が出ておりますが、これは変更になるかもしれませんので、その点、場内でも御了承を得ますが、あらかじめお願いしておきます。 ―――――――――――――
○福永委員長 次に、湿田単作地域農業改良促進対策審議会委員指名の件でございますが、これを本日指名することに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○福永委員長 御異議ありませんから、さように決します。
○大池事務総長 なお、これは各党から出て参りましたので、一番最初にお願いをいたします。 ―――――――――――――
○福永委員長 それでは本日の本会議の議事について御協議願います。
○大池事務総長 本日の議事について簡単に御説明申し上げます。 一番最初に、今委員長からお話になりました湿田単作地域農業改良促進対策審議会委員五名を、議長指名でお願いをいたします。自由党は青木正君、原健三郎君、改進党は高倉定助君、社会党は井上良二君並びに小川豊明君、以上五君でございます。その議長指名が終りましたならば、ただいまのお話のように、警察法案並びに恩給法の一部を改正する法律案の質疑に順次入るわけでありますが、私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律の一部を改正する法律案は次会まわしになりますと、その間が残りますので、場合によれば日程を先にやつていただいて、そのあとでこの質疑に入つていただいたらいかがでしようか。私的独占だけ抜いて日程に入るのもおかしくはないでしようか。日程一、二、三は厚生委員長報告で、全会一致でございます。第四の方も全会一致でございます。なお、日程は次会まで待つていいということならば別でございますが……。
○土井委員 この日程は、延ばしたらいかがですか。
○大池事務総長 そういたしますと、日程に入る前に、ただいまの警察法案と恩給法の一部を改正する法律案に対する質疑をお願いすることにいたします。
○福永委員長 それでは、ただいまのお話合いのようにお願いをいたします。 なお月曜日に、先ほどの土井君の御発言のように、十一時に議院運営委員会を開いて、予算を本会議にかけることについての取扱いを御協議いただくわけですが、大体のことを御相談しておきませんと、討論する方々の準備の都合もあろうかと思いますので、いかがでございましようか。大体従来の取扱い例に準ずることに一応していただきまして、正確なことは、当日の議院運営委員会において決定をすることでどうでしようか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○福永委員長 それではさように決定をいたします。
○井手委員 先刻保留になつておりました件については、いつごろお話をお進めになるお考えですか。
○福永委員長 ちよつと懇談にいたします。 〔速記中止〕
○福永委員長 懇談をとじます。速記を始めてください。 懇談中に、理事会一任ということにお話合いがきまりましたので、その点は理事会に御一任をいただきます。 なお、本日の本会議は何時にいたしますか。―二時二十分ごろでいかがですか。 〔「賛成」と呼ぶ者あり〕
○福永委員長 それでは二時二十分に本会議を開会することにいたします。 本日はこれにて散会いたします。 午後一時五十五分散会