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15回国会衆議院1953/02/10

議院運営委員会 第29号

発言数
95
登壇者
12
会派数
4
開催日
1953/02/10

会議録

福永健司自由党内閣官房長官

○福永委員長 これより会議を開きます。  まずこの際、理事の補欠選任を行いたいと存じます。さきに土井直作君が、また去る六日村上勇君が理事を辞任せられたにつきまして、理事が二名欠員となつておりますが、この補欠は、先例によりまして、委員長において指名するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

福永健司自由党内閣官房長官

○福永委員長 御異議がないようでございますから、理事に有田二郎君及び土井直作君を指名いたします。     ―――――――――――――

福永健司自由党内閣官房長官

○福永委員長 次に、有田二郎君から常任委員長辞任の願いが出ております。これを許可するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

福永健司自由党内閣官房長官

○福永委員長 それでは本日院議に諮りまして、これを許可していただくことにいたします。つきましては、その後任に、先例によりまして、自由党の方から村上勇君が推薦されて来ておりますが、これを承認するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

福永健司自由党内閣官房長官

○福永委員長 それでは、これまた本日の本会議において、院議によつて御承認をいただくことにいたします。     ―――――――――――――

福永健司自由党内閣官房長官

○福永委員長 次に、大蔵委員会の公聴会開会承認要求の件を議題といたします。事務総長から説明をいたします。

大池眞衆議院事務総長

○大池事務総長 大蔵委員会から、公聴会を開きたいという申出があります。それは、所得税法の一部を改正する法律案、それと法人税法の一部を改正する法律案、富裕税法を廃止する法律案、相続税法の一部を改正する法律案、この四法案について公聴会を開きたい、こういう申出でございます。

池田禎治日本社会党(右)

○池田(禎)委員 日はいつですか。

大池眞衆議院事務総長

○大池事務総長 日はまだきまりません。ここで御承認が得られますれば、新聞広告等の都合を見て至急やりたいということでございます。

福永健司自由党内閣官房長官

○福永委員長 右承認要求を承認するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

福永健司自由党内閣官房長官

○福永委員長 御異議がないようでございますから、大蔵委員会からの公聴会開会承認要求は、これを承認することに決しました。     ―――――――――――――

福永健司自由党内閣官房長官

○福永委員長 次に、決議案の取扱いについて御協議をいただきます。決議案が二つ出ておりますが、これについて御協議を、いただきたいと思います。  まず肥料価格安定に関する決議案につきましては、農林委員会の方から、各党が話し合つて、今出ております案と少し違つた案をまとめ上げて出すからというような連絡がありまして、本日はこれを留保していただきたいというお話もあつたのでありますが……。

松井政吉日本社会党(右)

○松井委員 それは私の方の農林委員会の理事の報告とちよつと違います。農林委員会では、各派が満場一致で決定して、説明者は農林委員長が行う、そうして、できれば各派が賛成演説をやる、こうきまつたので、本日これを上程してほしい、こういう報告を受けておるのです。

椎熊三郎改進党

○椎熊委員 いや、そうではないのです。肥料の関係団体等との話合いもあつて、きようかあす、中間的な案が決定されるならば、それとにらみ合して出したい、だから、本日のところは上程しないでくれ、こういうのがわれわれの当該委員からの報告です。

松井政吉日本社会党(右)

○松井委員 当該委員からの報告が各派それぞれ違つておるようですが、私の方は、農林委員会の理事から、国会対策委員会に正式に報告になりまして、そういう方法をとりたいということでございましたから……。

椎熊三郎改進党

○椎熊委員 これは各派一致のものだから、そういう違つた報告になつておるということなら、きようのところは上げられない。

松井政吉日本社会党(右)

○松井委員 違つた報告だから、きようのところ上げられないということも、一つの理由だと思いますけれども、私はその理由が明らかにならなければならぬと思う。今言つたように、国会で各派が打合わせの結果まとまつた決議案を出す場合は、国会の意思だけ行うわけです。従つて、その他の団体ないし政府の考え方等に国会の決議案が左右されて、上程の日が異なるという理由では、決議案の取扱いの根本問題になつて来る。従つて、その点明らかにしてほしいと思います。

椎熊三郎改進党

○椎熊委員 決議の趣旨に沿うたような事態が新たに発生したということ、従つて、それとにらみ合いしてやつた方が、決議の趣旨を生かす意味においてさらに効果的だから、きようは待とう、こういうことなんです。ですから、何も外部の圧力によつてやめたとかなんとかいうことではない。決議さらに有効適切にするためには、きようやるより、一日待つた方が有効適切じやないかということです。

渡辺惣蔵日本社会党(左)

○渡辺(惣)委員 私の方も、特に農林委員会の理事から、きようはこの決議案の積極的な上程方を希望されております。今椎熊君の言われる、この趣旨を効果的ならしめる客観情勢の変化ということについては、ぼくらは一向理解できない。椎熊先輩に対してまことに恐縮ですが、そういうややこしい言葉でなく、どういうわけできようこの決議を出すのに支障がおるのか、その新たな客観情勢ができたということがわからない。

椎熊三郎改進党

○椎熊委員 ぼくの方から出ておる理事が、きようは待つてくれと言うから、出先としてわれわれはその通り言つておるだけです。

菅家喜六自由党厚生政務次官

○菅家委員 今椎熊君の言われる通り、別段圧迫を受けたというような理由でなく、各党でやるということは一致しておる。今何かその手続をしておると言つておりましたが、字句のことから、きようはちよつと間に合わないかもしれないということです。しかし、これは意見が一致しておるのだから、きようかけなくてもいいだろう、こう思います。

椎熊三郎改進党

○椎熊委員 結局かけることになるのだから……。

松井政吉日本社会党(右)

○松井委員 それは考え方はわかります。それから扱い方もわかりますけれども、要するに従来の決議案の取扱い全体についての意見を、この際私はちよつと申し上げて、扱いの点について議運としての意見を一致しておいてもらいたい。というのは、たとえば国会の方で決議案を出す、それから一つの会派だけが出す、これは自由です。それを上程することも自由です。それは否決になる場合もあるでしよう。あるいは全会一致で決議案とたる場合もある。その場合、従来もしばしばあつたのですが、たとえば、その決議案の趣旨にのつとるように政府が今考慮中だから、決議案を一日延ばそうとか、あるいは特定の問題についての審議会あるいは委員会等が特別にできておりまして、行政権を、持つておる委員会がある、行政権を持たない委員会がある、争ういう委員会で審議中で、大体趣旨にのつとるような案を出すから、決議案は待つた方がいいということも従来ありました。けれども、これはやはり国会が決議する場合、そういう場所における協議、そういう場所において意思表示されることに左右されるという決議案の扱いは、私はやはりいかぬと思います。国会の意思は国会独自の立場で決定する。否決になればこれは国会の意思になりません。けれども、決議されれば、それは国会の意思となつて、その決議を尊重して行政的な措置を講ずるのが行政府の責任ですから、今のように、各会派の字句の修正についての打合せ中だから、きようは待とこういうことなら、りくつが通るけれども、この趣旨にのつとつたような方法を今いずれかで講じているから延ばそうという理由は、国会の決議案の取扱いとしてはふさわしくない。だから、そういう趣旨において、あらゆる決議案の取扱いについて、この際明確にしてもらいたいと思う。だから、自由党さんの方で延ばそうという理由が、今菅家君の言つた、農林委員会の各会派の人たちが字句について検討中であるというのか、それとも椎熊君が言われた別の理由があるのか、これは自由党の方から明瞭にお答えが願いたい。

菅家喜六自由党厚生政務次官

○菅家委員 今松井君のお訪ねですが、私の方の当該委員に聞いたところによりますと、これを各派共同提案で出すことには一致してきまつておる。ただ、字句等についてもう一度話合わなければならぬから、きようの間に合ないかもしれないということだつたわけです。多分そのことで、今各派で話合いになつておるのじやないかと思います。

渡辺惣蔵日本社会党(左)

○渡辺(惣)委員 われわれはそういう話は聞いていないのです。政府が、肥料対策の委員会できよう中に結論を出すから、決議案を出さないでくれという、巷間そういう説があります。もしそうだとすれば、決議案を出すと、あわてて政府はその決議案を押えるがごときことをやる、決議案をやらせないで、政府が自分の方でやつているのだという結論を出して来る、実際は決議案と違つた結果を出すという、そういう誤解を生む危険が――それは誤解であればいいのですが、そういう誤解を生む危険があるといけないから、従つて、決議案は決議案として提出して、公明に取扱いをされた方が妥当であると考えるのです。

菅家喜六自由党厚生政務次官

○菅家委員 当該委員会の意見を全然考慮しないでやるというのですか。われわれは、当該委員からは、間に合うなら間に合わせたいが、間に合わないかもしれないから待つてくれと言われておる。今渡辺君の言うようなことは一切ありません。それは君の邪推です。

渡辺惣蔵日本社会党(左)

○渡辺(惣)委員 そういうふうに風聞されるところがあるから言つておるのです。

菅家喜六自由党厚生政務次官

○菅家委員 巷間伝えるところを言つてみてもしようがない。巷間は巷間ですよ。

土井直作日本社会党(右)

○土井委員 大体話はよくわかるのでありますが、先ほど松井君からも話のあつたように、決議案の取扱いというものはこの委員会で明確にしておかなければならぬ。従つて、当該委員会において、字句上の問題等についてさらに検討を要するというような事態であれば、これは延期してもよいと思います。しかし、そうでない場の、巷間伝えられるような点があつて、われわれの意思が蹂躙されるということは、これは認めるわけには行かないということになるわけであります。そこで、ただいま言われておるような、いわゆる当該委員会において、字句上の修正その仇なお協議の余地があるということであれば、われわれは、当該委員会の委員から、松井君が言つておつたようなことを承つておるのであつて、さらに審議をしなければならないというような事柄は、一言も聞いておらないわけです。従つて委員会においては、あらかじめ決定して、本日上程しようじやないか、しかも、その趣旨弁明も自由党がやることにして、各派が賛成しよう、こういうことにきまつておるということであれば、これはすでに一切の事務的な、あるいは手続的な関係が完了しておるものと考えられる。今われわれの知る範囲では、新たにその問題について、当該委員会の各委員に相談があつたことも聞いておらない、こういうことなんです。しかし、一応諸君の方でそういう事情であるということであれば、きようは延期してもよいと思うが、その事情、内容に相違があつた場合には、これはやは自由党として十分責任をとつてもらわなければならぬ。要するに当該委員の諸君が、諸君の方に報告する事項が間偉いがあつたということなら、この委員会に対するある意味における私は侮辱的な行為であると思う。そういう点は後刻また確かめまして、なお理由を明確にしたい。従つて、本日上程することは、一応われわれは留保することに異議はありません。

福永健司自由党内閣官房長官

○福永委員長 それでは確かめてみることにいたしまして……。

菅家喜六自由党厚生政務次官

○菅家委員 われわれの方もよく確かめてみますから……。

正木清日本社会党(左)

○正木委員 今土井君から御意見の開陳があつたように、当委員会としての決議案の取扱い方は、きちんと明確にしておくことが大切だと思います。当委員会といえども、当該常任委員会の意見を尊重することは当然であつて、農竹委員会において、与党も含めた各党派の委員の、諸君の間で意見の一致を見たのが、この肥料価格安定に関する決議案の主文と理由である。従つて、その理由の内容等において意見の一致は見たけれども、字句その他の点で若干修正する余地があるから、しばらく待つてもらいたい、こういうことであるならば、当運営委員会においても十分その点は考えなければならぬと思います。しかし、さようなことはないとおつしやるから、ないとは思いますが、行政府がこれらの点に関して今具体案を練りつつあつて、そのことがただちにこの決議案と結びつくような内容であるということなら、これはわれわれは考えなければならぬ。それが、決議案としての取扱い方の上において、非常に大切なことであると思います。私はこういう考え方を持つのですが、各位の御意見を承りたいと思います。なおこれは時間があることでありますから、わが党の常任委員も当然このことに参画して、そうして同意を与えておるに相違ございませんから、私の方の委員会の委員とも、この会議の中間において、私の方も調査いたしますから、自由党さんの方でも当該委員とお打合わせ願つて、もし意見がまとまり、字句その他の点で若干の修正で済むならば、本日この決議案を上程するようにとりはからうことこそが当委員会の仕事ではないか、このように考えます。

福永健司自由党内閣官房長官

○福永委員長 ただいま正木君の御発言もありました。その他各位の御発言もありました。大体一致しておる点も多いのでありますが、自由党の方で、それではなお確かめていただいて……。

菅家喜六自由党厚生政務次官

○菅家委員 今確かめにやりました。何か政調会に行つてひつかかつたらしいのですから……。

福永健司自由党内閣官房長官

○福永委員長 それでは、これにつきましては後ほど御協議いただくことにいたしまして、次に、地方公務員等の昭和二十七年末給与改善に必要な財政措置に関する決議案の取扱いについて御協議をいただきます。

森三樹二日本社会党(左)

○森(三)委員 この提案理由の説明は、わが党の辻原弘市一君がやります。

福永健司自由党内閣官房長官

○福永委員長 これは自由党も御希望があるようですが……。

菅家喜六自由党厚生政務次官

○菅家委員 私の方もこれには賛成です。ただ字句を少し修正したいと思います。

森三樹二日本社会党(左)

○森(三)委員 これは字句といつても、政調会長がきまるまでもう少し持つていてくれということだけだつたでしよう。字句の問題は大してないのでしよう。

菅家喜六自由党厚生政務次官

○菅家委員 字句の問題も大したことはないのですが……。

森三樹二日本社会党(左)

○森(三)委員 だから、これはぜひきよう提案してもらいたい。

菅家喜六自由党厚生政務次官

○菅家委員 各党一致で行くのだから、その場合には提案説明者等についても協議しなければなりません。各派でやるということだと私の方もやることになる。大体各派共同提案の場合はこつちにやらしてくれるというのが……。

渡辺惣蔵日本社会党(左)

○渡辺(惣)委員 焦点をぼかしちや困る。

菅家喜六自由党厚生政務次官

○菅家委員 いやぼかすのじやない。われわれの方で提案説明して、君の方が賛成演説をしてくれればいいのじやないか。

森三樹二日本社会党(左)

○森(三)委員 これは実際は時間が相当ずれているのです。自由党さんの顔を立てて、この前火曜日にやるというのを土曜日に延ばして、それからずるずる来ているのだから、字句の修正等について何かあるなら、それをやつていただいて、とにかくきようの本会議に上程するように願いたい。

菅家喜六自由党厚生政務次官

○菅家委員 それはいいのですが、ただ説明者は、各派共同提案だからわが党にやらしてくれということです。

福永健司自由党内閣官房長官

○福永委員長 そういうこともありますから、決議案のことはちよつとあとにいたしまして、後刻休憩でもいたしまして、早急に結論をつけていただくことにいたしまして、その他の今わかつておるとこだけ御協議をいただくことにいたしまして、決議案は両方ともちよつと留保しておきます。     ―――――――――――――

福永健司自由党内閣官房長官

○福永委員長 次に、緊急質問が一つ出ております。この取扱いについて御協議をいただきます。

椎熊三郎改進党

○椎熊委員 米国の中国沿岸封鎖等に関する緊急質問というのは、外務委員会でもやつておるし、現に予算委員会でやつておるのです。緊急質問は、そういう機会がないから、本会議でやるということでしよう。現にそういうことは、当該委員会でも予算委員会でもやつておるのですから、緊急性を認めて本会議でやらせるというのは適格性がないと思う。何でも緊急質問がやれるという考え方は緊急質問を侮辱するものであるということが、われわれはこれには反対いたします。

渡辺惣蔵日本社会党(左)

○渡辺(惣)委員 今の椎熊君の一般的な意見は、議運の従来の取扱いの上においても、われわれとしてもそういうことはよくわかるのですが、問題がきわめて国際情勢の上おいて重大な問題でありますし……。

椎熊三郎改進党

○椎熊委員 重大な問題だから、委員会でずいぶんこまかいことまでやつておるのだ。

渡辺惣蔵日本社会党(左)

○渡辺(惣)委員 しかし、非常に無責任な答弁もありますから、もう一回本会議で明確にしたいということで、この提案が出て参つたのでありますから、そういう意味で、ひとつ是非承認していただきたい。

森三樹二日本社会党(左)

○森(三)委員 これは今椎熊君の御発言がございましたが、それなら、委員会でやつておるものは本会議で一切緊急質問ができないという印象を受けるのです。

土井直作日本社会党(右)

○土井委員 それはできないのがあたりまえです。この問題ではないが、この問題を離れて、緊急質問は委員会で審議しているものはやらせないのが原則です。委員会で審議しておるものを緊急質問するというのは間違つておる。そういう考え方はなくしてもらわなくちやならぬ。

渡辺惣蔵日本社会党(左)

○渡辺(惣)委員 そういう建前はわかるのですが……。

土井直作日本社会党(右)

○土井委員 この問題をどうするかは別ですが、今森君の言うようなことなら、原則がくずれるのだから……。

渡辺惣蔵日本社会党(左)

○渡辺(惣)委員 原則はよく理解できますが、ただ問題によつては、たとえば只見川の問題などにしても、栗田君の場合なども、やはり特例として、国民の関心を持つているような問題、あるいは誤解を生むようなものについては、本会議で糾明する場合もあり得るだろうと思います。そういう重要な問題については、当該委員会のみならず、本会議で緊急質問の機会を与えるという場合もなきにしもあらずと考えますから、そういう意味でこれを提案しておるわけです。

佐藤芳男改進党

○佐藤(芳)委員 ただいまお話の中に、只見川の緊急質問の問題を例におとりにたつたのでありますが、私どもの方は、栗田君をして緊急質問をやらせたいという申出はいたしましたが、そうこうしておるうちに予算委員会で論議されましたから、私どもの方ではこの緊急質問を撤回いたしたのであります。ところがその後、栗田君は立ちましたけれども、これは融資だけの問題で、この点予算委員会には出ませんでしたから、皆さんにお願いしたわけでございます。

松井政吉日本社会党(右)

○松井委員 要するに、従来緊急質問の取扱い方については、当委員会で幾たびか原則をきめております。従つて、やはり緊急質問の場合は、当該委員会にかけられておる法律案の内容、案件の内容等については、緊急質問の原則には当てはまらない。だから、この問題を緊急質問するということは、たとえば中国沿岸の封鎖の内害は詳しくわかりませんが、やはり外交上最近起つて来た事柄だという考え方なら、緊急質問をやつてもいいというりくつが、従来の原則から行けばついて来る。ただ、当該委員会で質問最中のものを本会議でやるということはいけない。従つて、そういう考え方で処理してもらいたいと思います。最近起つて来た重大な外交上あるいはその他の問題だということになれば、緊急質問をやらせるべきだというりくつが出て来る。こういう点で協議してきめて行つた方がいいと思います。

正木清日本社会党(左)

○正木委員 私の方の緊急質問の事柄のようでございますが、一応緊急質問の趣旨について御了解を願いたいと思います。今の松井君の御発言の中にありましたように、私どもといたしましても、当該委員会にかかつております法律案件について、委員会と別個に、あらためて本会議で緊急質問をいたそうというために出したのでは決してございません。この点まずもつて皆さん方に御了承を賜わりたいと思うのでございます。これは、御承知のように、このたびの米国の新政府によつて世界に宣明された新しい外交方針の中で、この中国沿岸封鎖等に関しては、英国等においても朝野あげていろいろな議論があり、わが国においても無関心であつてはいけないので、この機会に、この国際情勢の急激な変化の中において、現政府の外交方針を本会議を通じて確かめる、そうして国民に明確にさせたいというのが、緊急質問の趣旨でございますから、この点、どうかこの趣旨についての御了承を願いたい、こういうことでございます。

福永健司自由党内閣官房長官

○福永委員長 御了承されますか。

椎熊三郎改進党

○椎熊委員 了承いたしません。

佐藤芳男改進党

○佐藤(芳)委員 当該委員会をあまり軽視しないことにいたしましよう。

福永健司自由党内閣官房長官

○福永委員長 せつかくの御奮闘ですが、どうもお聞き及びのようなことでございますから、そちらで御了承を願いたいと思います。

正木清日本社会党(左)

○正木委員 重ねて恐縮ですが、前の肥料価格の問題で中座しておりまして失礼いたしましたが、皆さんの方で許さないという理由が私どもに納得できれば、これは議運のことですから、決して納得できたものを曲げてまで、私どもどうこうという気特はごうもありません。従つて、管家さんあたりから、これはお前たちに許可するわけにいかぬという理由を、はつきりさしておいてもらいたいと思います。

菅家喜六自由党厚生政務次官

○菅家委員 今、正木君から名前をさして言われましたが、これは椎熊君からもお話になつたように、外務委員会でも予算委員会でも質問が継続されておる。そういうものをここに緊急質問だということになつてやると、どんな問題でも全部緊急質問をやるということになる。当該委員会でも質問がない、予算委員会でもないということなら一応考うべきだが、すでに外務委員会でもその観点から質問されております。予算委員会でもやつておられる。そういうものを、ここに緊急性があるといつて本会議でやるというのは少し無理です。今までそういう事態はないのです。だから、これは国民に知らせるという意味から言えば、予算委員会でおやりになつても国民に知らせることになるので、必ずしも本会議で五日や七日やつたからといつて、国民に知らせたことにはなりません。だからこれはお引込めになつた方がいいでしよう。どうか御了承を願います。

渡辺惣蔵日本社会党(左)

○渡辺(惣)委員 そうなると、きようは決議案も緊急質問も、三件ともみな……。

有田二郎自由党

○有田(二)委員 いや決議案は違いますよ。

渡辺惣蔵日本社会党(左)

○渡辺(惣)委員 地方公務員の給与改善の問題も話がついていない。あとまわしになつているでしよう。

有田二郎自由党

○有田(二)委員 これから調査して行くとうらのだから……。

渡辺惣蔵日本社会党(左)

○渡辺(惣)委員 そこで各党話合いをしなければならぬ問題があるだろうから、これも含めて各党の話合いにまわしてくれませんか。

椎熊三郎改進党

○椎熊委員 まず緊急質問をきめてしまいましよう。

福永健司自由党内閣官房長官

○福永委員長 渡辺君の意味するところも大体推測がつきます。そこで、このほかのことを議するについても、大勢のおもむくところを察知されて了承されて、またほかの問題を協議する。これでいかがですか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

福永健司自由党内閣官房長官

○福永委員長 それでは、本緊急質問は当該委員会において十分おやり願うことにいたしまして、本会議に上程することはこれをやめることにいたします。  それから決議案の取扱いは後ほど御協議いただきます。     ―――――――――――――

福永健司自由党内閣官房長官

○福永委員長 次に、本日の本会議の議事について、事務総長から説明を伺います。

大池眞衆議院事務総長

○大池事務総長 ただいまの決議案の方の取扱がきまりますれば、それを本会議のどこに差込むかということを御相談願うことにいたしまして、ただいままで御決定になられました常任委員長有田二郎君辞任、並びに後任として村上勇君、この委員長選挙についてまず議長からお諮り願いまして、それが済みますれば、議事日程第一に入ります。議事日程は厚生委員会の理事野澤清人君が報告をされます。これは全会一致でございますが、委員長報告をいたしまして御異議を問う。それで一応本日の本会議は終了いたすはずになつております。

福永健司自由党内閣官房長官

○福永委員長 それから、自由党の方から届出があつたのでありますが、従来久野忠治君が議事進行係で御苦労いただいておつたのでありますが、ちよつと御健康等の都合によりまして、山崎岩男君が今度やられるという届出があつたようでございます。この点運営委員会において御了承を願いたいと思います。  それから、国会法改正に関する小委員会を本日の本会議散会後行いたいと思いますので、委員各位は議長応接室にお集まりいただきたいと思います。今からお願い申し上げておきます。  それでは、先ほどの決議案のことがございますので、二時まで休憩いたします。     午後一時三十四分休憩      ――――◇―――――     午後二時十分開議

福永健司自由党内閣官房長官

○福永委員長 休憩前に引続き会議を開きます。先刻決議案の取扱いについての件は留保になつていたのでございますが、休憩中それぞれ御研究をいただいたようでございますので、さらに御協議をいただきます。肥料価格安定に関する決議案は、本日のところこれを留保するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

福永健司自由党内閣官房長官

○福永委員長 御異議がないようでございますから、さよう決定いたします。

松井政吉日本社会党(右)

○松井委員 異議はありませんが、理由だけはひとつ統一しておいてほしいと思います。これは農林委員会で、与党もその通りだと認めたのですが、一主文、理由書の修正は、趣旨弁明を行う委員長に一任、これが決定だと思います。これは与党の農林委員の方もおいでにたりまして、その通りだということです。ところが、本日は主文、理由を含めて、字句の修正等の理由で、原案に多少の修正を来すから延ばしてもらいたいということでございますから、この決議案をきよう上程しないという理由について、このように統一してほしいと思います。

福永健司自由党内閣官房長官

○福永委員長 ただいま松井君お話のような趣旨によつて、本日これを留保いたします。  次に、地方公務員等の昭和二十七年年末給与改善に必要な財政措置に関する決議案、この取扱いについて御協議を願います。

椎熊三郎改進党

○椎熊委員 これは各派共同提案になつているのでしよう。それならこれはきようやろうじやないですか。

菅家喜六自由党厚生政務次官

○菅家委員 ただいまの問題は各派共同提案でございますが、字句を修正したいと思います。   地方公務員等の昭和二十七年年末給与改善に必要な財政措置に関する決議案   政府は、地方公務員等の昭和二十七年年末給与改善に必要なる財政処置その他に関し至急善処すべし。  右決議する。

正木清日本社会党(左)

○正木委員 どうでしようか。会議を開く前に、委員長も御配慮くださつて、いろいろ話合いの結果、各党の共同提案にする、こう話がまとまつて、こうして会議が開かれたのですから、この主文について若干の字句の修正を加えても加えなくても、問題はさして重要なことではないのですから、ひとつこの原案の通りまとめてもらいたいと思います。

福永健司自由党内閣官房長官

○福永委員長 ちよつと懇談いたします。     〔速記中止〕

福永健司自由党内閣官房長官

○福永委員長 懇談をとじます。  それでは、地方公務員等の昭和二十七年年末給与改善に必要な財政措置に関する決議案につきましては、なお主文、理由書等に若干の正誤等も行いたいという申出もありますので、次会までに整理をしていただきまして、次会にさらに御協議をいただいて、あとうべくんばこの次の本会議に上程するということで、本日は留保することにいたします。

正木清日本社会党(左)

○正木委員 事務総長にお伺いしたいのですが、各委員会から上つて来る法律案の見通しはどうですか。

大池眞衆議院事務総長

○大池事務総長 全然わかりません。

正木清日本社会党(左)

○正木委員 そうすると次回の本会議には……。

大池眞衆議院事務総長

○大池事務総長 結局この御決定になつた決議案だけでございます。それまでに、あした中に上るものがあれば、それを御協議申し上げるということでございます。

正木清日本社会党(左)

○正木委員 そうすると、肥料問題も当然それまでには解決しましようし、この二つのために本会議をやるということですね。

福永健司自由党内閣官房長官

○福永委員長 そういう見通しでございます。

渡辺惣蔵日本社会党(左)

○渡辺(惣)委員 今の正木君の発言の問題ですが、この間の土曜日に本会議を開催するという約束になつておつて、もし開かない場合は議運を招集するということだつたのに、議運をやらないで、委員長の専断で議運を流してしまつた。こういうことから、今の正木一君の発言もあつたことと思いますから、ぜひとも明後日本会議を開会する、開会しない場合は議運を開いてやる、こういうことにしていただきたいと思います。

福永健司自由党内閣官房長官

○福永委員長 土曜日は、独断というお話がありましたが、実は独断ではないのでありまして、各党にそれぞれ連絡いたしまして、ああいうことにいたしたのであります。たまたま渡辺君御自身に御連絡申し上げなかつたことは、まことに遺憾でございますが…。  それでは本会議は何時にいたしますか。     〔「二時四十五分」と呼ぶ者あり〕

福永健司自由党内閣官房長官

○福永委員長 それでは、二時四十五分に本会議を開きます。  本日はこれにて散会いたします。     午後二時二十六分散会

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