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15回国会衆議院1953/02/05

議院運営委員会 第28号

発言数
48
登壇者
9
会派数
3
開催日
1953/02/05

会議録

福永健司自由党

○福永委員長 それではただいまから議院運営委員会を開会いたします。  最初に、予算委員会から公聴会を開会いたしたいという申出がありましたので、これを承認いたすかどうか、御協議をいただきます。

大池真衆議院事務総長

○大池事務総長 予算については、規則の上で公聴会を開かなければならぬことになつておりますから、公聴会を一応十三日、十四日の二日間の予定でやりたい、こういう申出がありましたので御報告いたします。  なお、この前公聴会を開くことに御決定になりました内閣委員会の栄典法案についての公聴会は、十七日及び十八日にやることに決定したそうですから御報告申し上げます。

福永健司自由党

○福永委員長 それでは予算委員会の公聴会開会承認要求は、これを承認することに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

福永健司自由党

○福永委員長 御異議がありませんから、さように決定をいたします。     ―――――――――――――

福永健司自由党

○福永委員長 次に、議員請暇の件を議題にいたします。

大池真衆議院事務総長

○大池事務総長 議員の花村さんが今外国に行つておられますので、帰るまで請暇の申出がございます。大体帰られますのが三月五日で、従いまして、この間二十九日ばかりになりますが、請暇の申出がありますので御許可を願いたいと思つております。

福永健司自由党

○福永委員長 これを本日の本会議の議題にするに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

福永健司自由党

○福永委員長 御異議がありませんから、本日の本会議に上程をいたします。  なお、各派ともこれを許すに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

福永健司自由党

○福永委員長 御異議がありませんから、さように決定いたしました。     ―――――――――――――

福永健司自由党

○福永委員長 次に、本日の本会議の議事の件について御協議願います。

大池真衆議院事務総長

○大池事務総長 本会議の議事は、この前おきめ願いました愛野時一郎君に対する追悼演説を最初にお願い申し上げまして、これは保利さんがされることになつております。  それから日程の上に、人事官任命につき同意の件が載せてございますが、左派の方だけまだ保留になつておりましたので、本日態度がきまりますれば、お願い申し上げたいと思います。

正木清日本社会党(左)

○正木委員 人事官のことですが、私の方では非常に難色がございます。ということは、今度政府から出された人物に対してどうこうというのではなくて、前任者の方も技術官であつて、しかも技術官を後任人事官にしたいという意向が非常に強く、そういう要望がありますので、当委員会で政府に向つてこのことを強く要望するという条件がつくならば、というところまで実は来ておるのです。どうでしようか、与党もきようの本会議でこれをきめるところまで来ておると思うのですが、わが党の申出も十分お考えの上で、この議運で円満にまとめたいと思いますが……。

菅家喜六自由党

○菅家委員 どういうことですか。この間各党からお話があつたのですが……。

田中織之進日本社会党(左)

○田中(織)委員 私の方から、実は官房長官の出席を求めておいたのですけれども、官房長官が見えなければ、菅野官房副長官に確認を求めておきたい点があるのです。そうすればきようの本会議で、正木君から申し上げたように……。

村上勇自由党

○村上委員 本会議でやるというのではないでしよう。

田中織之進日本社会党(左)

○田中(織)委員 本会議でなくて、委員会においてちよつと記録にとどめておきたいと思うのです。

菅家喜六自由党

○菅家委員 それはけつこうです。

田中織之進日本社会党(左)

○田中(織)委員 内閣側に、人事官の問題について一、二お伺いしたい。それは、人事院が発足するときにも前から問題になつていたことですが、公務員の中で、技術関係の人と、そうでない人との待遇その他の点について開きのあることを調整しなければならぬということが、人事院発足当時から問題になつた。その意味で、人事官の選任にあたりましても、山下君のごとく技術出身の人を入れることが特に考慮されたいきさつがあるのであります。政府は、今回人事官の山下君の後任決定にあたつて、発足当時のいきさつ、及び技術関係の人とそうでない人との間の待遇その他の問題における不均衡の問題が、今なお未解決になつておるという事実の認識の上に立つて、その点を考慮されたかどうかという点を、まず伺いたいと思います。

菅野義丸内閣官房副長官

○菅野政府委員 ただいまの御質問にお答え申し上げます。人事官の選任につきましては、人事院全般に関する問題でございますので、政府といたしましても多少時日をかけまして、非常に慎重に考慮いたしたのでございまして、お話のごとく、前の人事官は山下興家さんでございますが、技術官出身の方でございます。従いまして、技術の点について十分な理解のある人が望ましいことはお話の通りでございます。政府でも、各候補者につきましていろいろ選考いたして参つたのでございますが、ただ人事官の仕事は、技術官ばかりでなく、全般についての相当の理解と識見を持たなければならぬということが法律上にもきめてございます。今回こちらに御承認をお願い申し上げました神田五雄氏は、御承知の通りジヤーナリストでございまして、技術といわず、すべての点について非常に視野の広い方でございます。従つて技術官の実態についても知識を持つておられますし、のみならず、人事全般について非常な経験と識見を持つておられる方でございますので、この方が山下さんの後任になられましても、技術官の利益を擁護するというような点については万遺憾がないということを確信いたしまして、選考いたしたような次第でございます。

田中織之進日本社会党(左)

○田中(織)委員 今回の人事官の選任にあたつて、政府の方で、技術関係の公務員の問題を、特に人事院として取上げなければならぬという重大な認識の上に人選をした、こういう御答弁でありますが、人事関係において、まだ未解決になつておる問題がある。わが党としては、神田君その人については、今菅野さんも申されたように、非常に剛直な人であることも知つておるし、また人事官として適当であると認めるには、前回も申し上げたのでありますが、やぶさかではないのであります。しかし、特に技術関係の問題については、できるだけ技術出身の人事宮の方が、技術関係の人たちとしては自分たちの生活の問題、あるいは自分たちの公務員としての立場に最も理解を持つておるという意味において、山下君の後任は、当然技術関係から出されるものだという期待を持つておつたことも無理からぬ点だと思います。その点を考慮されたという点は一応了承いたしますが、今後の人事院の運営におきまして、特に人事院発足当時から問題になつておる技術関係者とそうでない人たちとの間における不均衡問題の是正のためには、特に神田人事官も努力されるだろうと思いますけれども、政府においても、特にその点について留意せられる用意があるかどうかということを重ねてお伺いしたいと思います。

菅野義丸内閣官房副長官

○菅野政府委員 お話の点は、政府といたしましても十分留意いたしておりまして、いやしくも技術官であるがために不利益をこうむるようなことはいたしたくない、また今後もそういうことがあれば、それを是正して行くのがむしろ人事院の使命であると考えておりますので、その点は人事官ともよく打合せまして、十分留意する決意を持つております。

田中織之進日本社会党(左)

○田中(織)委員 官房副長官にもう一点伺いたい別の問題があるのですが、今の問題は、それでよろしゆうございます。

福永健司自由党

○福永委員長 それでは人事官任命につきまして、今田中君のお話もあつたのでございますが、大体終つたようでございますので、本件は本日上程をいたすことに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

福永健司自由党

○福永委員長 御異議がないようでございますから、さように決定をいたします。     ―――――――――――――

福永健司自由党

○福永委員長 なお、官房副長官にお尋ねがあるそうでございますから、田中君に発言を許します。

田中織之進日本社会党(左)

○田中(織)委員 官房副長官にお伺いしたい点は、すでに予算案の審議が始まつたのでありますが、見渡したところ、予算に関連する幾多の重要法案があるにもかかわらず、それがまだ国会の方に提出されて来ないのです。歳入関係及び歳出関係ともに、本来ならば予算案の提出と同時に出さるべき性質のものであるにかかわらず、まだこれが出て来ないということは、今後の予算案の審議にも重大な関係を持つて参りますし、予算案がかりに成立いたしましたとしても、関係の法案が出ないということになると、それだけたな上げしなければならないような重大な事態を生ずるので、特に予算に関連した重要法案の国会への提出の見通しについて官房副長官からお伺いしたい。

菅野義丸内閣官房副長官

○菅野政府委員 法律案の提案がはかばかしくないということにつきましては、まことに申訳ない次第でありまして、政府も提案を急ぐように努力いたしております。すでに予算に関連のある法律案で、閣議の決定を経て、案がきまつておりますものが十数件ございますが、ただいま印刷中でございまして、ここ二、三日のうちには提出し得る見込みを持つております。  それから、総理の施政方針演説等で申し上げました重要法案につきましては、おそくとも二月の中旬、二十日ごろまでには出すように、今せつかく案を進めております。ことに予算に関係いたしますものは、ほかの法律案をしばらく差控えても、できるだけ早くするように目下急いでおりまして、税の関係の法律案であるとか、あるいは一般会計から特別会計に繰入れるための法律案等は、逐次提案する見込みでございます。

田中織之進日本社会党(左)

○田中(織)委員 予算に関連した十数件の法案は、目下印刷中で、二、三日中には提出の見込みであるということですが、具体的にはどれどれの法案でありましようか。私らが参議院の同志から聞いたところによりますと、今官房副長官が言われた施政演説に示されたような重要法案は、大体二月の二十日ごろに提出になるのではないかというような、公式ではありませんけれども、官房長官からお話があつたということもわれわれ党内で聞いおる。そういうことでは、予算の審議ときわめて重大な関係を持つて参りますので、重ねて伺いたい。予算に関連のある十数件は目下印刷中で、二、三日中に提出される見込みだというただいまのお話でありますが、具体的にその案件をひとつ示していただきたいと思います。

福永健司自由党

○福永委員長 菅野君にお答えを願う前に、私からも申し上げておきます。ただいま田中君から御発言があつたのですが、すでに与野党双方の委員諸君から、法案提出の見込み等を一表にまとめたものを本委員会に提出されるように御希望を前に申し上げてあるのであります。田中君のお言葉もありますので、できるだけ早い機会にそれを出していただきたい。これは例によつていつも出していただいておるのですが、できるだけ早くこちらにお出しいただきたいと思います。なお、田中君の質問に対してお答えをいただきたいと思います。

菅野義丸内閣官房副長官

○菅野政府委員 具体的に、法律案としては所得税法の一部を改正する法律案、あるいは法人税法の一部を改正する法律案、相続税法の一部を改正する法律案、富裕税法を廃止する法律案、酒税法案といつたふうに、おもに税の関係のものでございます。それから一般会計から特別会計の方に繰入れをする開拓者資金融通特別会計において貸付金の財源に充てるための一般会計からする繰入金に関する法律案というような種類のものが二、三件ございます。  ただいま委員長から御注意の、今後提出予定の法律案を一表にまとめたものを早急に提出するようにということにつきましては、たいへん遅れておりまして残念に存じますが、実は各省からの予算の案件は全部とつておるのでございます。今回政府といたしましては、できるだけこの件数を整理して行きたいという気持もございますし、各省の準備も、必ずしも全部本国会に大丈夫出せるというようなものばかりではないようでございます。そこで、その点をよく固めてから提出いたしたいと考えておつたのでございまするが、今後の国会運営の上におきまして御参考になりますならば、今後多少の変更があるということを条件といたしまして、早急にまとめたものを提出いたしたいと考えております。

田中織之進日本社会党(左)

○田中(織)委員 予算に直接関連がある歳入関係の法案が準備されておるということは了承しました。特にこの予算案自体には、われわれは反対の立場をとつておるのでありますが、たとえば義務教育費国庫負担法の問題、これがいつ提案されるか、ことに予算と義務教育費国庫負担法の関係から見まして、地方税法に相当大きな改正を加えなければならぬという点は、本年最初の二十三日の議院運営委員会において、この予算案の審議に入るかどうかという重大な問題に関連して、官房長官から、それは早急に準備するということの言明があつた部分であります。そういうような関係で、義務教育費国庫負担に要する資金及びそれに伴う地方税法等の改正、こういう歳出関係の非常に重要な法案の提出は、どういうふうになりますか。

菅野義丸内閣官房副長官

○菅野政府委員 先ほどお答え申し上げました通り、総理の施政方針演説で特に取上げて申し上げました重要法案につきましては、おそくとも今月の中旬、二十日ごろまでには提出いたしたい、かような気持で準備を進めております。その中でも、義務教育費の国庫負担に関する法律案は一番早くなるだろうと思います。目下の見込みでは、多分来週には出せる、こういう見込みでございます。

田中織之進日本社会党(左)

○田中(織)委員 委員長からも要望されておるのでありますが、これらの法案が、今言明されたように早急に提出されないと、予算案の審議が非常にへんぱなものになつて来る。当然政府としては年度内成立を期待しておるだろうと思いますけれども、そういう関係から、必ずしも政府の期待通りに行かないという重大な事態が発生することも、当然政府の責任に帰属するのであります。関係法案並びに予算案の審議がすみやかにできるように、早急に提出することを重ねて要求しておきます。

福永健司自由党

○福永委員長 それでは官房副長官御苦労さまでした。     ―――――――――――――

福永健司自由党

○福永委員長 それから次に、決議案に関しまして事務総長から御報告願います。

大池真衆議院事務総長

○大池事務総長 本日、地方公務員等の昭和二十七年年末給与改善に必要な財政措置に関する決議案、これは勝間田清一君、川崎秀二君、加藤勘十君、辻原弘市君という各派からの提出でございます。それから肥料価格安定に関する決議案、これは加藤勘十君、川崎秀二君、勝間田清一君、三派からの提案になつております。これらの決議案が参つております。  地方公務員等の昭和二十七年年末給与改善に必要な財政措置に関する決議案は簡単でありまして、「政府は地方公務員等の昭和二十七年年末給与改善に必要な財政措置を即時行うべし」という趣旨でありまして、理由書がございますが、そういうことでございます。  肥料価格安定に関する決議案の方は、「政府は、一貫せる肥料政策を確立し、肥料の国内価格の安定と引下げに関し速やかに万全の措置を講ずべし」、本文の方は簡単でございますが、この二決議案が提出されておりますので、御報告申し上げます。

福永健司自由党

○福永委員長 これの取扱いでございますが、いかがですか。

田中織之進日本社会党(左)

○田中(織)委員 この点については、先ほど野党三派の幹事長と与党の山口さんの間で、特に地方公務員等の年末給与の財政的な措置の問題について話合いが進められておるようでございますから、本日のところ、これは保留いたします。

森三樹二日本社会党(左)

○森(三)委員 それでいいのですが、おそくとも土曜日までに、地方公務員の年末給与のこの決議案を上程するということを一応申し合せてもらいたい。

福永健司自由党

○福永委員長 それはまとまれば、できるだけ早くしていただくようにして……。

森三樹二日本社会党(左)

○森(三)委員 土曜日までに上程するように願いたい。

松井政吉日本社会党(右)

○松井委員 大体同じようなことですが、地方公務員等の問題と肥料の問題は、予算審議に関係のないものではないのです。従つて各派一致の形になれば一番理想的な決議案でありますから、きようでなくてもけつこうでございます。与党の方々に字句その他について御意見があろうと思いますが、趣旨には反対する理由は一つもないと思います。そこで、できるだけすみやかな機会に同調して、政府の扱いを督励する意味の決議案であるから、ひとつ御賛成を願いたいと思います。

田中織之進日本社会党(左)

○田中(織)委員 これは通産、農林両委員会で、各党一致して今論議しておる問題で、松井君の言われた点は、与党としても異議のないことと思います。なるべく急いでいただきたいと思います。

菅家喜六自由党

○菅家委員 なるべく急いでやります。

福永健司自由党

○福永委員長 それでは、次回の本会議は一応土曜日ということに予定をいたしまして、それに間に合えば……。

大池真衆議院事務総長

○大池事務総長 なお、本日委員会を上る予定のものが二つあります。これは継続審査をやつておりました農林委員会の海岸砂地地帯農業振興臨時措置法案と、昨日出て参りまして、厚生委員会にかかつております医師会、歯科医師会及び日本医療団の解散等に関する法律の一部を改正する法律案、この二つが上る予定でありますので、土曜日に本会議を開く予定でございますれば、上程願いたいと思います。

福永健司自由党

○福永委員長 それではそういうことにいたしまして、本日の本会議の開会は何時にいたしますか。     〔「一時十分に願いたい」と呼ぶ者あり〕

福永健司自由党

○福永委員長 それでは、本会議の開会は一時十分ということにいたします。  本日の議院運営委員会はこれにて散会いたします。     午後零時五十分散会

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