P政策ポータルPOLICY PORTALウォッチ
15回国会衆議院1952/12/24

議院運営委員会 第20号

発言数
80
登壇者
10
会派数
4
開催日
1952/12/24

会議録

福永健司自由党

○福永委員長 ただいまから議院運営委員会を開会いたします。  最初に、決議案の取扱いについて御協議をいただきます。奄美大島に関する決議案。

椎熊三郎改進党

○椎熊委員 これは各党共同提案ですから、本日劈頭にやつていただきたい。

大池眞衆議院事務総長

○大池事務総長 これは迫水久常君外四十三名でしたが、ふえまして外四十五名の提出になつております。

井手以誠日本社会党(左)

○井手委員 もちろんこれは賛成ですが、この内容に「旧日本領土全部の復帰について、必要なるあらゆる措置を講ずるとともに、」という字句があります。この辺にちよつと疑義があるようですが……。

福永健司自由党

○福永委員長 ちよつと懇談にいたします。     〔速記中止〕

福永健司自由党

○福永委員長 懇談をとじます。  ただいま懇談中にお話が出たのでありますが、本決議案の案文中「よつて、本院は、政府に対しこの際、旧日本領土全部の復帰について、」というところの「全部」という二字を削除いたしまし、この案文によりまして本日劈頭に上程することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

渡辺惣蔵日本社会党(左)

○渡辺(惣)委員 この決議案の「旧日本領土の復帰について」ということに含まれる内容は、千島、歯舞等をも含めたことに該当するわけですか。本日この決議案が採択されても、千島、歯舞につきましては別個の内容をもつて提出しますから、一応了解事項として、あとで、それは含まれておるからいらぬということにされては困りますので……。

椎熊三郎改進党

○椎熊委員 国際司法裁判所に提訴するのだから違う。

福永健司自由党

○福永委員長 この文面をずつと読んで参りますと、今渡邊君が言われるような決議案を、さらに出すことが非常に妙なことになるような言葉じやないと思います。――それでは御異議がないようでございますから、本日これを劈頭に上程することにいたします。趣旨弁明者は、ついででございますから申し上げますが、星島二郎君という申出があります。

椎熊三郎改進党

○椎熊委員 決議案というと、しよつちゆう星島さんが出るが、どういう関係でそういうふうになつておるか。これはわれわれには因縁づきの決議案でありまして、第十三国会では、あれほどこの問題に苦労した床次徳二君が、二箇月も決議案をたなざらしにされ、最後には趣旨弁明を自由党にとられた。ほんとうに命がけでやつて、数が足りないためにそうなつたのであります。しかしながら当時、この次の機会には必らず床次さんの努力に報いることがあるだろうということで、私ども出先としては非常に気の毒であつたが、床次さんにそれでがまんしてもらつた。今度またこれほどやつておる床次さんを除外して、全然関係のない星島さんがおやりになる。この間の中小企業の決議案も星島さんがおやりになつた。それではまるで決議案屋みたいになる。やはり与党ばかりやつていいものじやない。三つに一つくらいは野党にやらすという申合せを、いつかもしたことがある。

福永健司自由党

○福永委員長 椎熊君から御発言があつた点でありますが、案はその点について、先刻ちよつと聞き及びましたところを申し上げますと、もちろん床次君は非常に熱心にやつておられるということを私ども認識しております。奄美大島の人なども私どものところにも見えまして、床次さんの御努力に対して非常に敬意を表するのですが、今まで鹿児島県の人がこの種の決議案の趣旨弁明等を多くやつた。この際全然ほかの人にやつていただくことの方が、全国的な大きな問題だという取扱いを受けるような印象を受けるので、その際は云々という話合いをしましたのを耳にはさみましたので、決して床次さんを無視したのではない、こう思います。その点は御了承をいただきたい。

椎熊三郎改進党

○椎熊委員 床次さんにしてもらえるなら、これ以上言いませんが、いろいろな意味で床次さんでないというなら、今の院外の圧力等に対する問題では、もつと発言しなければいけません。床次さんだから問題が小さくなる、星島さんだから問題が大きくなる、そんなことはない。どうですか、床次さんにあつさり譲つていただけませんか。

福永健司自由党

○福永委員長 この趣旨弁明、その他につきましては、なお後刻御協議をいただくことにいたします。  次に、原子兵器の使用禁止に関する決議案。

松井政吉日本社会党(右)

○松井委員 これは昨日の議運にもかかりまして、各党共同提案になるように各会派の御協力を極力お願いをして、次回の議運で相談をする、こういうことになつております。できれば自然休会になる日時が近くなつておりますから、ひとつ急いで上程の運びにお願いしたいと思います。

福永健司自由党

○福永委員長 自由党いかがですか。

菅家喜六自由党

○菅家委員 この原子兵器の使用禁止に関する決議案は、事重大と考えられますが、わが党の方では、実はまだ協議がととのわないので、もう少し待つていただきたい。

松井政吉日本社会党(右)

○松井委員 きのうも各派の御賛成をお願いし、木下さんからも、他会派からの文字等の修正についての弁明もあつたのであります。そこで、もう少し待つてもらいたいということだが明日の本会議、きようの参議院とのにらみ合せ等については、当然あとで御協議になろうと思います。それはけつこうですけれども、ぜひ自然休会になる前に決議案として取上げるように御協力が願いたい。

椎熊三郎改進党

○椎熊委員 重大な決議案は全会一致でやりたい、数で争いたくない。自由党の態度がきまらないとなれば、きよう、あすを争う問題でもないから、自由党の態度の決定するのを待つて、でき得べくんば全会一致の決議案にしたいので、本日のところは留保されたい。

松井政吉日本社会党(右)

○松井委員 椎熊さんの趣旨はけつこうです。全会一致でぜひやつていただきたいと思う。きよう、あすを急がないといつても、自然休会の関係がありますから、できれば至急に全会一致の方法をおとりになるように、各会派の御協力が願いたいことを重ねて要望しておきます。

福永健司自由党

○福永委員長 それでは本日のところ、これは留保いたします。決議案はそれだけでございます。     ―――――――――――――

福永健司自由党

○福永委員長 次に、緊急質問の取扱いについて御協議を願います。ちよつと懇談にいたします。     〔速記中止〕

福永健司自由党

○福永委員長 それでは懇談をとじます。  緊急質問の取扱いにつきまして懇談中御協議をいただいたのでございますが、八つ出ておりますうちで改進党、社会党右及び社会党左、この三党において、それぞれ最も緊急を要する問題につきまして一つずつ緊急質問をするという見地において、第六番目の東北電力融資に関する緊急質問、栗田英男君、第五番目の名古屋東亜合成化学工業所爆発惨事に関する緊急質問、前田種男君、及び第八番目の中国抑留同胞引揚げ促進に関する緊急質問、古屋貞雄君、この三つを本日行うことにし、松井君のたつての御要望もございますので、中小企業の年末融資並びに賃金遅欠配に関する緊急質問、山下榮二君提出のものにつきましては、特に本日これを留保する。一応の決定は、各派一つということできまつたのでありますが、これだけは留保するということにいたしまして、さきに申し上げた三つの緊急質問を本日行わせることに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

福永健司自由党

○福永委員長 では、さよう決定いたします。

椎熊三郎改進党

○椎熊委員 撤回してしまうのですね。

福永健司自由党

○福永委員長 留保の分以外は撤回。ついででございますから時間を…。

井手以誠日本社会党(左)

○井手委員 十五分。

菅家喜六自由党

○菅家委員 十分。

福永健司自由党

○福永委員長 十分程度でいかがですか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

福永健司自由党

○福永委員長 それではそれぞれ十分程度で御質問をいただきます。     ―――――――――――――

福永健司自由党

○福永委員長 それから委員派遣承認の件についてお諮りいたします。年末も迫りまして、いかなる形にもせよ、休会になることになりますが、この休会の間において、それぞれの委員会から委員派遣の承認を求めて来ることになると思います。すでに求めて来ておるところもあります。よつて本委員会において、これが承認につきまして今まですでに確立した方針もございますが、さらに方針等について再確認を願つたり、現実に出て来ておりますものにつきまして、いかに取扱うかを御協議をいただきたいと存じます。まず、すでに出て来ておるものについて事務総長から説明願います。

大池眞衆議院事務総長

○大池事務総長 ただいま要求のあります分を御報告申し上げます。水産委員会から、四班にわけまして、第一班は北海道地方、第二班は東北、北陸、東海地方、第三班は近畿、中国、四国地方、第四班は九州地方、これだけにわけまして各班とも二人ずつでございます。この二人ずつの方が一月十日から十九日まで十日間、調査の目的は、韓国周辺の航海制限に伴う漁業及び漁船の拿捕等についての実情調査、以西機船底びき網漁業及び遠洋かつお、まぐろ漁業の許可等についての漁業法の臨時特例に関する法律案審査のための出品大地調査、駐留軍の演習及び軍事施設による漁業被害の実地調査、日米加三国漁業協定に基く北洋出漁船団編成についての実地調査、北海道及び三陸方面における漁業災害の実地調査、これらの目的で、ただいま申し上げた通り、一班二名ずつで各地方に十日間派置いたしたい、こういう要求があります。これについて御協議を願いますとともに、また他の委員会からも同様にいろいろの申出があろうと思いますので、これらに対しても、同一の歩調でなければ不公平になると思いますから、その辺もあわせて御協議を願いたいと思います。

石田一松改進党

○石田(一)委員 これがもし許されるとすれば、この休会中に各常任委員会が調査しようと思えば、常任委員会は、全部調査をする必要に迫られておるものばかりを案件としてかかえておるわけであります。そういうことから考えますと、こういうことは必要であろうとは思いますけれども、国会の今後の運営上、これが前例になつてあとからのものが何かの理由でここで承認しないということになると、不公平のそしりを免れぬ。私は、この正月の休みにこれをやるということ自体、にわかに賛成できないと思います。

福永健司自由党

○福永委員長 各会派いかがでございますか。今石田君から、ただちにこの全部の承認はいかがかというような御意見でございましたが……。――ちよつと懇談にいたします。     〔速記中止〕

福永健司自由党

○福永委員長 それでは懇談をとじます。  今次休会中の委員派遣承認の件につきましては、真にやむを得ざるもののほかこれを認めない、これを原則とする。なお、現実に出ておりますものにつきましては、真にやむを得ざるものに該当するかどうかというようなことについて、なお考慮の余地もありますので、本日はこれを留保するということで御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

福永健司自由党

○福永委員長 では、さような取扱いにいたします。

井手以誠日本社会党(左)

○井手委員 今の決定はただいままでに予想される各委員会の視察は許さない、突発事件については研究するという意味でございますか。

福永健司自由党

○福永委員長 まだ出て来てみないとわからないが、今のところ、出て来ておるのが先ほど申し上げたものだけでございますから、これは先ほどのような趣旨によつて留保する。同じような趣旨によつて、今後出されるであろうところの承認申請については、これを検討するということであります。     ―――――――――――――

福永健司自由党

○福永委員長 官房長官に何かお聞きになることがあるというので、お呼びになつた方があるようですが、ちようどお見えになりましたから、ここでその種の発言をしていただきたい。

松井政吉日本社会党(右)

○松井委員 官房長官に二三点お伺いをいたしたいと思います。新聞等にも官房長官の談話等が出ておるので、この際お聞きしたい。第一点は、会期が大幅に延長されまして、やがて自然休会になる日が近くなつて参りました。そこで休会明けには、当然二十八年度予算の提出があつて審議をすることになろうと思いますが、二十八年度予算の提出の時期等について見通しをお聞かせ願いたい。

緒方竹虎自由党内閣総理大臣臨時代理・国務大臣・内閣官房長官

○緒方国務大臣 今年の通常国会に本予算が提案されたのは一月二十三日だつたそうでありますが、政府部内のいろいろな事情から想像いたしまして、二十三日より早いことは少し困難であろうかと思います。およそ二十三日少し過ぎくらいには、提出できるかと思つております。

松井政吉日本社会党(右)

○松井委員 そういたしますと、二十三日以前は困難だと思う。そこで二十三日以後に予算案が上程されるとともに、当然財政方針が国会で演説されると思いますが、今回の会期大幅延長によつて、特別国会と臨時国会との二つの性格が、延長された国会全体を通じてあると思います。そこで臨時国会の性格が含まれておりますので、当然総理大臣の施政方針演説、外務大臣の外交方針演説等は、予算の上程に伴う財政演説とともに行われて、各派の質疑等を国会としては考えねばならないのでありますが、施政方針演説等についての見解をひとつお伺いしたい。

緒方竹虎自由党内閣総理大臣臨時代理・国務大臣・内閣官房長官

○緒方国務大臣 まだ閣議で相談も何もしておりませんが、先般の補正予算提出の際の総理大臣の演説は、主として補正予算に関連のある演説でありまして、新しい内閣ができました後の、いわゆる新政策を作定いたしましたにつきましての政府の抱負を織り込んだ施政演説というまでには参つてないように考えますので、まだ閣議も経ず、総理に御相談もしておりませんが、できるだけ、休会明けの予算提出に伴つて総理の演説をしたいと思つております。しかし外交演説の方は、およそ外交に関する方針を尽したと思いますので、この方は必ずしも同様に考えておりません。財政演説は、もちろんやります。

松井政吉日本社会党(右)

○松井委員 総理大臣の施政方針演説はおやりになるという見解でありますので、それは妥当かと思います。外交演説は、ちよつと言葉をお濁しになつたようですが、私はやはり外交上の政策も、臨時国会の性格も含めておる国会でありますから、当然おやりになることが妥当と思います。もう一度お伺いしますが、外交方針演説はやらないということではないのでございますね。

菅家喜六自由党

○菅家委員 やらないとも言わないが、はつきりやるとも言わない。

緒方竹虎自由党内閣総理大臣臨時代理・国務大臣・内閣官房長官

○緒方国務大臣 さらによく研究します。

松井政吉日本社会党(右)

○松井委員 要望しておきますが、施政方針演説、財政方針演説とともに、外交方針演説もぜひやつていただくように御努力を願いたい。私はそれだけであります。     ―――――――――――――

福永健司自由党

○福永委員長 先刻、奄美大島に関する決議案の趣旨弁明者等につきまして留保しておきましたが、この点について、さらにもう一度御協議をいただきます。

菅家喜六自由党

○菅家委員 先ほど留保になつておりました奄美大島に関する決議案の趣旨弁明者の点ですが、これはすでに従来の慣例によつてわが党がやるという想定のもとに、星島さんがすべての準備を整えておつたのであります。また当該鹿児島県出身の諸君のうちにも適任者があるようですが、この際星島二郎君というので決定願つたので、きようこれを御承知願つて、従来この決議の趣意については、御承知の通り床次君が終始このことを主張されてやつて来られたのでありますから、床次君に賛成演説をやつてもらうということで各会派の御了解を願いたい。その他に、各会派から一人ずつ出るということになりますと、やはり納まらないことになつてしまうので、この種の決議案のことであるから、今回は星島二郎君に趣旨弁明を願い、従来長く研究し、努力しておられた床次君に賛成演説をやつてもらうということに御了解願いたい。

椎熊三郎改進党

○椎熊委員 各派共同の決議案ですから、原則的には賛成演説は必要ないはずです。けれども、せつかく星島さんが準備してやろうというのに、また鹿児島選出の代議士もたくさんあるのに、みんな遠慮しておる。床次さんだけが、功績争いみたいに思われることも本人の意思でもないようですから、旧来の熱心な努力にも報じてもらいたいと思いますので、賛成演説をただ一人床次君に許してくれるという趣旨なら、星島さんの趣旨弁明に賛成してよろしゆうございます。

池田禎治日本社会党(右)

○池田(禎)委員 私の方では星島さんが代表されておやりになるならば、賛成演説は一人でなく、各党一名ずつやらしていただきたい。

井手以誠日本社会党(左)

○井手委員 私の方も、非常に熱意のある鹿児島県出身議員がおるから、ぜひ賛成演説を希望いたします。

福永健司自由党

○福永委員長 ちよつと懇談にいたします。     〔速記中止〕

福永健司自由党

○福永委員長 懇談をとじます。

椎熊三郎改進党

○椎熊委員 奄美大島に関する決議案の問題で、今各党の者が別室で懇談をいたしました。実は、床次さん多年御苦心の問題でもありましたし、趣旨弁明をさしてもらいたいという希望を述べておきましたが、自由党におかれましても、鹿児島県出身の代議士各位が非常に多い。どなたにも譲られない問題だと思います。従つて自由党は、党内事情等を勘案して県に関係なき、しかもりつぱな政治家をもつてやるということにきめた。そこで私ども、多年苦労しておる床次君の熱心な態度を同僚として見捨てるわけに行かないので、せめて賛成演説くらいは床次さん一人にやらしてくれということを主張しましたところ、社会党両派も、それならわれわれの方の鹿児島の方の連中が承知しないから、たとい五分でも三分でもやらせろ、そういうことになりますと、決議案の将来の取扱いが非常にルールをはずれることになる。それで私は、党に帰つて立場の悪いことになるのですけれども、国会のルールを守る上において、円満に解決するために、床次さんは発言しない、星島さん一本でやる。そういうことで、野党三派とかなんとか、これほど懇意にやつて来ておりながら、これほど頭を下げても聞いてくれないということは、はなはだ仁義上私は遺憾だと思う。そういう発言をいたしましたところ、たまたま社会党左派の方の、私どもの北海道から出ておる方が、私の心中を察して、椎熊さんの立場も苦しそうだ、お気の毒だから、社会党両派は遠慮したらどうだ、こういう御同情ある発言があつて、星島さんの趣旨弁明、床次さんがごく簡単に賛成討論をするということに、社会党両派は快く同意してくれました。私は非常に感謝にたえません。これは国会のルールをやや逸脱したようなきらいもある問題でありまするが、どうか今回は、私どもの立場のつらい点を御了承願つて、ただいま別室で結論を得たように御決定願えれば仕合せでございます。

福永健司自由党

○福永委員長 ただいま椎熊君の発言のような事情でございますから、ぜひ本決議案の取扱いにつきましては、椎熊君発言のごとく取扱うことに皆さんの御賛同をいただきたい。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

福永健司自由党

○福永委員長 それではさように取扱うことに決定をいたしました。     ―――――――――――――

福永健司自由党

○福永委員長 本日の議事について御協議いたします。

大池眞衆議院事務総長

○大池事務総長 本日の議事について御協議を願いたいのでありますが、従来の取扱いから見れば、ただいま御決定の決議案並びに緊急質問三件を議事日程前にやるべきでございますけれども、本日は、できるだけ早く参議院の方に法案を送つてやれば、本日中に向うも済ませるという用意をしておるそうでありますから、でき得べくんば、法案の方を先にお願いいたします。そのあとで決議案緊急質問を取扱つていただけばけつこうだと思います。なお参議院の方から、給与法の関係が一部修正をされて返つて来る予定になつておりますので、そうなりますと、これに対する各党の態度等御決定のために、どうしても休憩をしなければならぬ場合が起ると思いますので、その前に法案の方をお願いできればお願いしたいのですが、いかがでしよう。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

大池眞衆議院事務総長

○大池事務総長 それならばまず第一に、両院協議会にかかりました案が成案を得まして、この前の本院決定通りに、十月に繰上げずに、十二月三十日の原案にもどりまして、参議院で修正されました十二月二十五日というのが、もう二日で切れますので、二日間延ばして、二十七日ということで成案が得られましたから、この成案をまたこちらで議決して参議院へ送らねばなりませんので、両院協議会の成案を一番最初に片づけていただきます。これはごく簡単でございます。両院協議会議長の報告に基きまして、成案を可決して参議院に送る。その次に日程第一、道路整備費の財源等に関する臨時措置法案でございます。これは全会一致で、建設委員会の理事田中角榮君が御報告になります。

菅家喜六自由党

○菅家委員 第一の道路整備費の財源等に関する臨時措置法案につきましては、ちよつと御猶予願いたい。

大池眞衆議院事務総長

○大池事務総長 それでは、日程第二から入つていただきます。日程第二、簡易生命保険及び郵便年金の積立金の運用に関する法律の一部を改正する法律案、これは修正をされまして、一項目加わつて参つております。二十八年度分の二分の一を、来年度に限つて積立金の方にまわすという修正案で、御承知の通りと思いますが、この法案をお願いいたします。これは郵政委員長の大上司君が御報告になりまして、反対は改進、社会党両派、労農でございます。その反対の箇所は、委員会で加わりました項目だけに対して反対で、その他の原案については賛成でございますので、それを一括して採決いたしますと、賛成の部分と反対の部分とまじつておりましてできませんので、採決の場合には、委員会の修正部分をまず第一に採決をいたします。それがきまりますれば、残つた原案について採決する。つまり二度採決をお願いいたします。討論の通告がございまして、ただいま討論通告者は椎熊三郎君、受田新吉君、木原津與志君以上三君の反対討論がございます。自由党の賛成討論は留保でございます。そこで委員長報告のあと、ただいま申し上げました討論後、採決は、委員会の修正部分、それを除きました原案場の二度に採決いたします。

椎熊三郎改進党

○椎熊委員 採決は記名投票を願います。

福永健司自由党

○福永委員長 どの部分についてですか。

椎熊三郎改進党

○椎熊委員 修正案。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

大池眞衆議院事務総長

○大池事務総長 最初の修正部分の採決は、皆さんの御要求で記名投票をもつて行います。原案については起立採決。  日程第三は、裁判官弾劾法の一部を改正する法律案で、これは先日の議運で決定いたしましたもので、弾劾裁判所と同様、訴追委員会の方の参事を三名に、一名ふやすだけの案でございますから、きわめて簡単でございます。  それから緊急上程をお願いいたしたい案が、お手元に差上げてあると思いますが、一番最初に、平和条約第十一条による刑の執行及び赦免等に関する法律の一部を改正する法律案、これは法務委員会の案でありまして、法務委員長提出と書いてありますが、田嶋好文君外二十三名提出、各派一致の案でございます。次の図書館運営委員会の案は、行政整理に伴います支部図書館の整理の法案で、問題のないところであります。これは図書館運営委員長の御報告でお願いをいたしたい。それから地方行政委員会の地方財政平衡交付金法の一部を改正する法律案、昭和二十七年度分の地方財政平衡交付金の単位費用の特例に関する法律案、これをお願いをいたしたい。それから農林委員会の飼料需給調整法案、井上良二君外七名提出、飼料需給安定法案、小笠原八十美君外十二名提出、これを併合いたしまして一つの案ができて修正でやられたのでありますが、これを上げていただく。

椎熊三郎改進党

○椎熊委員 採決は………。

大池眞衆議院事務総長

○大池事務総長 採決は一本であります。これは一緒になつた案ですから、御賛成だと思います。全会一致であります。  それ以外に、審議状況の方で本日上つております分が、大蔵委員会の、昭和二十七年米穀についての超過供出奨励金等に対する所得税の臨時特例に関する法律案これも修正をされまして、全会一致でございます。それから農林委員会にかかつておる案で、本日出て、本日可決されたのでありますが、農業改良助長法の一部を改正する法律案、野原正勝君外二十四名提出、これも全会一致で上つておりますこれで法案が済みますから、ただいまの決議案並びに緊急質問をお願いする、こういうことにお願いをしたいと思います。

福永健司自由党

○福永委員長 順序は……。

大池眞衆議院事務総長

○大池事務総長 決議案が先でしよう。

福永健司自由党

○福永委員長 あと、まだ御協議を願わなければならないこともあり得るかと思いますから、運営委員会は休憩にいたしておきます。  何時に本会議を開きますか。

椎熊三郎改進党

○椎熊委員 四時四十分。

福永健司自由党

○福永委員長 なお、大体きようで完全に見当がつくであろうということをお互い考えておりましたが、なお参議院等に相当案件もあるような状況にかんがみまして、必要がなければけつこうですが、法案等が残る場合においては、明日本会議を開くことに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

福永健司自由党

○福永委員長 御異議ありませんので、さような場合には、明日本会議を開くことにいたします。

松井政吉日本社会党(右)

○松井委員 明日本会議を開くこともけつこうですけれども、明日本会議を開けば、あといらないかどうかということを相談しておく必要があるのじやないか。各党それぞれ都合があるかと思いますから……。

福永健司自由党

○福永委員長 松井君の御発言の点は、実はきのうも、そういうことについてきよう協議しようということでございましたから、それでは今その御協議をいただきます。ちよつと懇談にいたします。     〔速記中止〕

福永健司自由党

○福永委員長 では懇談をとじます。  明日は本会議を開く。それから来年の一月に入りまして、大体二十日前後に本委員会を開く予定にいたします。それから請願は本日上程する。

大池眞衆議院事務総長

○大池事務総長 給与法の、参議院の修正でこちらに返つて来る予定のものがございますから御報告申し上げますが、先般の一般職の給与法は、暫定的な案だから、合理的な改訂をすみやかに加えろという備考が入つております。

松井政吉日本社会党(右)

○松井委員 日にちは入つておりませんか。

大池眞衆議院事務総長

○大池事務総長 入つておりません。

福永健司自由党

○福永委員長 それでは休憩にいたします。     午後四時十九分休憩      ――――◇―――――     〔休憩後は開会に至らなかつた〕

国会会議録検索システムで原文を見る ↗