議院運営委員会 第15号
- 発言数
- 105 件
- 登壇者
- 15 名
- 会派数
- 6
- 開催日
- 1952/12/17
会議録
○福永委員長 ただいまから議院運営委員会を開会いたします。 最初に、本日の本会議の議事について御協議いただきます。日程第一、国有鉄道運賃法の一部を改正する法律案の取扱いは、いかがいたしますか。
○椎熊委員 これは補正予算が審議中であつたものですから、委員会は上つておりましたが、本会議上程を見合せておつたのであります。昨夜補正予算が通過したので、本日の日程に載つておるわけでありますが、今朝来、この法案の内容をなす運賃の等級等に関して、農林省と運輸省の間で折衝中でございます。また各党においてもそれぞれ主張がありますので、なかなか一致点を得るのに困難な問題であります。そこでわが党からは、農林省と運輸省の折衝が円満妥結を見るまで上程を見合せてもらいたいということを文書をもつてお願いいたしましたが、これは国会運営上相当研究の余地がある問題で、ことによると悪例ともなる場合もあり得るので、それでは困るという与党側の強い要求でありました。しかしながら、運賃の問題は国民の生活に重大なる影響を及ぼす問題でもありますし、与党側といえども、われわれの主張に同調しておる部分が非常に多い。その結果与党は、わが党並びに社会党その他と協議いたしますし、両当局者が寄つていろいろ折衝を重ねましたが、全般的に等級の打開を見ることは相当困難もありましよう。さりとてこの法案をいつまでも延ばしておくことは、参議院の審議期間等にも影響する問題だから適当であるまいということで、折衝の結果とりあえず本日は上程すべからず、明日の本会議には必ず上程するということ。もう一つは、それまでの間に両当局並びに各党の間においてそれぞれ適正な運賃等級を発見すべく協議を重ねる。その協議が明日本会議上程までに妥結すればまことにけつこうでありまするが、妥結しない場合がありとするも、この法案は明日の本会議に上程することに各派の間に折合いがつきました。そういう経過がございまするので、日程第一は、本日のところ留保に決定願いたい。
○福永委員長 日程第一は、ただいまの椎熊君の発言のごとく本日は留保いたしまして、明日必ず上程する、こういうことで御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○田中(織)委員 その点には異議ありませんが、この別表の調整の問題は、先ほどから協議が行われており、これを上程するかどうかということが問題になつておつたわけであります。この問題は、当該運輸委員会で、今、椎熊さんが言われた明日の本会議上程を目途として調整をはかつておるということですから、やはり委員会でその意見の調整をやつていただきたい。先ほど委員長室に両当局の係官等が見えておりましたが、そういう形は、国会の審議のル―ルにも適合しないと思いますので、運輸委員会を中心にして、当該運輸委員会においてその問題を処理するということにはつきりしていたたき、そういう取扱いをすることにわが党は賛成いたします。
○椎熊委員 田中君のおつしやるのももつともだと思いますが、運賃の一割、二割値上げを内容とする等級等の問題は、行政府に委任されておる問題でありますから、もとより運輸委員会を尊重しなければなりませんけれども、そういう事務的折衝の問題は、両省の行政当局において了解を遂げられる方が、実際の運びにいいと思うので、田中君のおつしやる意味も生かして、運輸委員会並びに両当局の間に妥結を見るようにしてもらいたい。それには自由党の執行部においても最善の努力を尽すという言質をいただいております。与党ですから当然のことだろうと思いますが、われわれもそれに協力して、明日の本会議までには、できるだけ円満な妥結を見たい、こういうのであります。従つて田中さんの説は、決して私しりぞけるものではありません。それを中心にしてやつて行きたいと思います。
○福永委員長 それでは、そういうふうに扱うことにいたしまして、次の日程以下について事務総長の御説明を願います。
○大池事務総長 日程第二と第三は厚生委員会付託の議案でありますから、一括して上程を願いまして、理事の野澤清人君が御報告になる予定であります。これは全会一致であります。 日程第四は、内閣委員長船田中君が御報告の予定でございます。これも全会一致でございます。 それから日程第五、これは農林委員長坂田英一君が御報告の予定になつておりまして、これは社会党の右派の方が御反対のようでありますが……。
○土井委員 賛成です。
○大池事務総長 それならば、これも全会一致になつております。 日程第六、第七は、労働委員長田中伊三次君の御報告でありまして、委員長報告は一部承認ということに相なつております。これは改進党、社会党両派、労農党が反対でございまして、ただいま討論の申出が、社会党の右派の春日一幸君、左派の山花秀雄君、それに労農党の石野久男君、この三人の申出がございます。
○椎熊委員 改進党は石田一松君です。
○菅家委員 自由党は、賛成討論山村新治郎君。
○田中(織)委員 この六、七については、野党三派からの共同修正案が出ておるわけですが……。
○大池事務総長 まだ受取つておりません。
○椎熊委員 修正じやないでしよう。反対だけでしよう。委員会では反対という……。
○田中(織)委員 委員会では修正案が出て、修正案が否決になつたのです。本会議にそれを提出の手続はまだとつてないですか。私はとつていると聞いておりますが、私の方の党の事務局では、そう言つておりますが……。
○石田(一)委員 これは、当該委員会に仲裁裁定そのものが付託され、仲裁裁定そのものが議題となつて、それを与党側が修正決定をした形になるのです。それで、われわれとしては全部承認ということになつたのであります。そういたしますと、われわれの方から出されておる案が最も近いというので、遠い方からやると、われわれの方の説明も何もなくなるという形になる。これは修正ではないのです。むしろ与党側が修正の形をとらなければならぬ。こういうところから、事務上の手続では修正といいますか、全部承認するというのだけれども、内容はこうであるという趣旨弁明が許され、また討論ができるという形でこういうものをやつたので、修正案ではなかつたのであります。私たちの方は、原案そのままです。
○田中(織)委員 そうすると、これは私もちよつと説明を聞いていないからわからないのですが、現実は、少くとも不承認を求めるというのが、議決を求めるということに変更になつて来ている。
○石田(一)委員 不承認を求めるのではないということは、しばしば言われておる。不承認か承認かは国会の意思であるということは、たびたび言つておられます。しかし提案の印刷物を読んでみて、これは承認を求めておるのではないかということを質問したのでありますが、政府としては、そういう考え方で、これに付随する補正予算の方は、全然われわれの方には関係がない。そういう審議の経過なんです。
○田中(織)委員 そういたしますと、私らの理解では、委員会できまつたのは一部承認ですが、われわれは全面的に裁定通り実施しろという建前なので、われわれは委員長報告の一部承認に反対して、全面的に承認しろという形になる。採決の結果、かりにわれわれの一部承認に反対だということが多数によつてきまれば、全面的に承認するという原案の生きる採決の方法を考えてもらわなければならぬ。これは従来、公労法に基く裁定の取扱いについての政府の提案の仕方が間違つて来ておる。そこにこういう混乱が起るわけです。一部承認にわれわれが反対して、それが多数によつてきまれば、全面的に承認ということが生きるようにして、それが無効にならないようにしたいので、われわれはこれ修正案という形で出さなければならぬと思います。
○土井委員 今議論になつておるのは、ここの議題の中心ではないと思うのです。問題は、これに対して修正案が出ておるか、出ていないかということで、要するに野党三派の問題だから、修正案を出すというならば、これはあらためてしなければならぬし、もうすでに出ているということになれば、これに対する反対討論、賛成討論の中で、与野党がそれぞれの主張を開陳すればいいということになる。議院運営の上においては、あまり論議さるべき筋合いのものではないと思うのです。
○松井委員 それはその通りですが、ちよつと事務総長に、この案件の取扱いについてお伺いしたいのです。たとえば、公労法に基き国会の議決を求めるの件として、その場合に全面的に裁定を認めるという議決をしたいという意見と、一部を議決した、という意見と二つになつて、一部議決の方が委員会では可決をされた。本会議において一部議決が否決された場合は、要するに全面的に実施しろという議決が生きて来るのであるかどうか、こういう点について聞かしてくれませんか。
○大池事務総長 それは、私は生きて来ないと思うのです。議決をして、委員長報告が、四箇條あるうちの一箇條だけを承認して、あとは承認しなしということになれま、その賛否の討論の結果、採決をしてみて否決になつたならば、何ものもないわけで、国会の議決がなかつたことになるわけであります。承認の部分が一つもなかつたということになると思います。
○松井委員 そうすれば、一部承認の形で委員会の議決が行われて来ておる。それを全面的に承認せよという方は、委員会においては一部承認に反対して来たが、今度本会議において、委員会の決定通りでなくて、委員会の決定が本会議で否決をされた場合、何もなくなるということですか。
○大池事務総長 そういうことです。衆議院の議決がなかつたということになると思います。
○田中(織)委員 それは、昨日の委員会でも問題になつておるのですが、委員長が採決するといつても、一部承認だけを採決して、一番原案に近い、原案全部のむということについての採決は不要にしたということになれば、一部承認がかりに委員会で成立したとしても、それが本会議で否決になれば、やはり全面的承認というものが生きて来るということでなければ、りくつが合わないと思うのです。
○大池事務総長 そんなことはないと思います。
○田中(織)委員 委員会で、そういう取扱いによつて採決をしなかつたということについては、当然委員長の責任になつて来るのですが、実際には、委員部の事務当局が書いたものによつて委員長がやつてるのですから……。
○大池事務総長 今おつしやられた委員会の方のやり方を私存じておりませんが、一部承認という一つの動議なり、形があり、一方において全部承認というものがあると、全部の方をとるか、一部の方をとるかということになれば、一部の方は修正の形ですから、一部の方から先に採決するのが当然だと思います。従つて、一部承認ということが否決になれば、今度は全部承認ということが残るのですが、一部承認というものが通つてしまえば、一事不再議ですから、あとは議決を要しない、当然採決の必要はなくなつて行きます。
○田中(織)委員 本会議の場合はどうですか。
○大池事務総長 本会議には、全部承認という案が出ていないで、委員長報告が議題になるわけです。
○田中(織)委員 そうなれば、私どもの方では修正案という形で本会議に全部承認の議案を出さなければならぬので、その手続をとつておるのですが……。
○菅家委員 それが来ていないというのだから……。
○大池事務総長 出ておれば……。
○田中(織)委員 それは、修正案が出ておるはずであるということについて、たまたま石田一松君から、委員会における取扱いはこうであつた、それは修正案というよりも、むしろ原案支持という立場だし、当然出ておる案件なので、与党の方がむしろ修正で、われわれが原案支持という場合は、原案が生きて来る。こういう委員会の取扱いだという議論で進んで来たわけです。その点が不明確です。今、事務総長が言われるように、一部承認が否決になれば、何ら案件がなくなるのだということになれば、私の方では、本会議での修正案というものを出さなければならぬ。
○井手委員 これは、委員会では野党四派が共同で修正案を提出したものですから、本会議でも、そういうふうにした方がいいのじやないかと思う。
○石田(一)委員 今修正案とおつしやつたが、そうではないのです。先ほど私が説明しましたように、労働委員会にかかつておるのは裁定案そのままで、その承認か不承認かということでかかつて来ておるわけです。それを与党側が採決しようとして、動議という形で一部承認というものが出て来た。野党側としては、そのまま全部実施しろということなんですから、そうすると両方動議を出すわけです。そこでどちらを採決するかということになると、今事務総長が言われたように、原案に遠いものから採決をする。そうすると一部承認の方から採決をするわけです。そこで決定されてしまえば、全部承認という原案がなくなつて来る。われわれの言う全部承認は通らないことになつてしまう。結局それは採決する必要がないことである。しかし、一応それでもわれわれの主張の分だけは、採決の処置をたしかとつてくれておると思うのです。何か動議の形で一つ一つこまかくとつて、とにかく十二対十二ですから、委員長採決でやつたわけです。
○中田委員 私は労働委員会に入つておつたが、この採決の方法は、原案に一番遠いものをとつた。それが幸いか何か決定になつてしまつた。原案に近い野党の共同提案は、従つて採決する必要がないということになつた。そういうことですから、もし何でしたら、田中委員長を呼んで、よくお聞きになつたらいいと思う。
○石田(一)委員 そうなんです。
○福永委員長 ちよつと懇談にいたします。速記をやめてくたさい。 〔速記中止〕
○福永委員長 それでは速記を始めてください。 懇談をとじます。
○椎熊委員 野党三派から修正の動議を出しますから、それによつて本会議を運営してもらいたいと思います。
○大池事務総長 全部承認の動議を出すのですね。
○椎熊委員 そうです。
○大池事務総長 そういたしますと、六と七の取扱いでありますが、一部承認の委員長報告がありまして、その次に全部承認という修正動議が出まして、趣旨弁明をしていただく。一部承認と全部承認と二つありまして、委員長報告に対して、全部承認という動議が出ておるのですから、討論は賛成の方から始めます。賛成の山村新治郎君、その次が反対の改進党の石田一松君、春日一幸君、山花秀雄君、それから石野久男君、こういう順序になるわけであります。
○椎熊委員 それは早過ぎます。討論者などはまだ論議しておりません。
○大池事務総長 この申出の通りやればということですが、そういうことになるわけであります。
○福永委員長 順序は事務総長が今申しましたようになるわけでありますが、そういたしますと、修正動議の趣旨弁明はどなたがやられますか。野党の方で……。
○土井委員 私の方で今相談しますが、急のことですから、一応議場へ入るまでに決定します。
○福永委員長 次に討論でございますが、修正動議の趣旨弁明をされると、討論も似通つたことをやられるわけなので、あとの討論もあらかじめ相談なされて……。
○椎熊委員 趣旨弁明をやる方は、討論をやりません。
○福永委員長 そうすると、討論者がたくさんあるわけですが、例によつて問題になりますのは、労農党の石野久男君からの討論の申出であります。これはいかがいたしますか。
○菅家委員 討論等の発言は毎回問題になり、昨日も問題になつたのですが、審議の形式は、絶対に従来のル―ルをくずさないということになつておりますので、石野君はやはり今回も遠慮してもらいたい。従つて、石野君の申出は削除するということにお願いいたします。
○椎熊委員 異議ありません。
○土井委員 異議なし。
○田中(織)委員 昨日の労農党の討論の問題は、私委員会に出ておりませんので経過がわからないのですが、無所属倶楽部の福田君の討論について、これは無所属倶楽部の内部の問題でありますけれども、賛否がわかれておる場合に、賛成討論を無所属倶楽部がやられた。こういうことで、従来の取扱いからいえば、予算案等の重要な問題については特別な例外をとつて来ておるわけです。それで、昨日労農党から出ておる館君の方から、従来の取扱いと別個な形においてなされるように、新たなる要求がなされた。この問題については、昨日の問題として過ぎ去つた問題ではあるが、従来の取扱いの例もありますし、従つて予算案等の場合については、少くとも会派を形成しておるものには、たとい時間を短かくしてでも発言を認め、施政方針とかなんとかいうがごとき場合におけるル―ルにもどつていただきたいという希望を申し上げます。
○福永委員長 討論の取扱いにつきましては、議決権を有する委員各位は、いずれも御反対のようでありますから、石野久男君は遺憾ながら御遠慮を願います。
○館俊三君 今、館が云々というお言葉が田中さんの方からあつたのですが、昨日の問題は、国家の予算案なので、施政方針の演説などと同じように、予算の審議については骨格をなす重大な問題ですから、どうか御理解を願つて、討論のできるように漸次なさつていただくことを、重ねて私は要望しておきます。
○椎熊委員 私は、議員の発言というものは非常に重大な問題だと思う。従つて、感情問題やいきさつで主張がかわつてはいけません。労農党は、原案に反対、修正案に賛成という野党三派に同調して発言を求められた。議院運営委員会では、小会派は一括して一人を許すということに決定して、労農党には許されなかつた。その許されなかつたことによつて、議院運営委員会のル―ルを破つて、議事進行に名をかりて発言を求めようとする。議員ですから発言は自由でありますが、しかしながら、自由だからといつて放漫であつてはならないし、放漫に流れようとする場合には、討論を打切ることも議員のまた権利なんです。しかるにそういうル―ルを無視して、議院運営委員会の決定を蹂躙している。ここは各派交渉会でなくて、国会の常任委員会なのです。そこの決定をあなたは承認して退席しながら、本会議でそれを蹂躙する、しかもその態度に至りましては、修定案に反対の表決をしておる。一体議員の信念として、そういうことが許されるだろうか。その瞬間までは修正案に賛成しておきながら、そういうことでは、一体あなたの主張がどこにあるのかわからない。原案に対して反対で、修正案に賛成してその瞬間まで来ており、発言を求めておりながら、採決の際には、政府与党に加担して修正案に反対するとは何事ですか。私は議員の信念上の立場からも、実に驚くべき暴挙をあえてしたと思う。かつて参議院におきましては、討論の趣旨と違つた投票をして除名された者さえありますぞ。あなたはそれを御記憶ないのですか。そういうことは、国会運営上非常に重要なことですから……。
○館俊三君 私は発言の権利がないが、私に質問があつたから……。
○椎熊委員 質問なんかしておりませんよ。しかりおいておるのです。
○土井委員 ただいま……。 〔館俊三君発言を求む〕
○福永委員長 土井君に発言を許しました。
○土井委員 ただいま田中君から御意見がございました点は、私は重要じやないかと思うのです。なぜかといえば、従来無所属倶楽部の場合においても、大体ごの委員会の申合せの原則から行けば、発言権はないわけです。しかしながらこれらに対しましては、一応いろいろな情勢判断の上から見て、あるいは従来の慣例から見て、無所属倶楽部が一本となつて賛否の態度を決せられるならば、これは発言をされてもさしつかえない、こういう趣旨なんです。ところが昨日の投票の結果を見ますと、賛否両論にわかれておつた。これは無所属倶楽部全体の意思ではないということになる。全体の意思ではないということになつておるのに、発言を許すことは私は悪例になると思う。むしろ労農党の方がはつきり固まつておることになる。だから、無所属倶楽部は便宜議会構成の中の団体的なものをつくつておるが、その内容は一人一党の形になつて来ておると言える。しかしながら、無所属倶楽部は、この問題についてこういう態度に決定しましたということによつて発言を認めて行つておるのであつて、昨日のような場合においては、われわれは発言を許すべきではないと思う。内容がああいうふうでは、今後その点は厳格に、従来この委員会で決定したル―ルにのつとつて決定してもらいたいと思う。 〔「賛成」と呼ぶ者あり〕
○武知委員 土井君の御発言はもつとも千万で、私も多少かようなことは心得ておるつもりでございます。無所属が賛否両論でありましたら、昨日発言は要求しないはずでした。実は十一人そろうて委員長報告に賛成しようということに決定したものですから、そこでああいうお願いをした。ところが、中へ入つて後に(笑声)川村、中村両君が急にかわりまして、まことにどうも私としては思惑が違いました。将来賛否両論のある場合には、ル―ルは守りたいと思いますので、そういうことで御了承を願います。 〔「明快」と呼ぶ者あり〕
○渡辺(惣)委員 先ほど田中織之進君から一応のお話がありましたが、私が昨日議運で、労農党の発言の問題について申し述べたことは、本日館君が言つていることと違うのです。昨日館君は、議運の旧来のル―ルをこの際改めろという意見であつたが、特に予算の討論には、この際特例として認めてくれということでしたから、私どもの話合いができた。しかしル―ルを否定する立場に対しては、私も議運の立場を尊重するためにああ言つたのです。しかるにそれが犬糞的に、左派社会党がフアツシヨ化したというような声明書まで出している。ああいうでたらめなことをやられることは、議運を侮辱したことだと思う。本日は、館君は昨日の発言と違つたことを言つておりますので、ここで私は非常に遺憾の意を表しておきたいと思います。
○館俊三君 簡単に申し上げますが、椎熊さんのお話については、私は椎熊さんに感情的に物を言うことを避けます。だから椎熊さんのお話については、私は椎熊さん個人に対してあとでよく理解していただく。椎熊さんの表現については、ここで皆さん聞かれた通りと思いますけれども、片寄つた表現の仕方であるということだけを言明しておきます。渡邊さんのお話に対しては、私の原則を認めてくれということではない。(発言する者多し)物のわからない話をする――(発言する者多し)懇談中に……。 〔発言する者多く、聴取不能〕
○福永委員長 静粛に願います。――昨日のことにつきましては、先刻武知君の御発言のごとく、武知君の、無所属倶楽部においてああいうことになつたという発言の趣旨を了とせられまして、御了承をいただきます。各位からいろいろ御発言がありましたが、大体同じ線に沿つたような発言があつた模様であります。これは十分尊重して、善処していただくことにいたします。 そうしますと、今のような場合に、採決はどういうことになりますか。
○大池事務総長 採決は、一部承認の方が原案といいますか……。
○福永委員長 そうしますと、委員長報告に対する修正案の形で、全部承認という方を先に採決をいたしますね。全部承認が通りますれば、委員長報告の方は否決をしたことになります。もし全部承認の方が否決になれば、委員長報告をあとから採決いたします。
○石田(一)委員 討論の順序はかわりはしませんか。
○大池事務総長 討論はかわりません。委員長報告があつて、修正の趣旨弁明がありますから、前の一部承認に賛成の方から入りますので、かわりません。
○椎熊委員 修正の動議が出ておるので、反対の方からじやないですか。
○大池事務総長 それですから、一部承認が委員長報告で、それに対する修正、つまり委員長報告に反対の説明がありますので、次に委員長報告に賛成のものから討論に入ることになります。
○福永委員長 採決の方法はどういたしますか。ちよつと速記をやめてください。懇談にいたします。 〔速記中止〕
○福永委員長 それでは速記を始めてください。懇談をとじます。 日程第六、第七の採決につきましては、修正動議が出ますので、この修正動議か、あるいは一部承認の方でもけつこうですが……。 〔「最初のやつだけ記名投票」と呼ぶ者あり〕
○福永委員長 それでは、最初の修正動議につきまして記名投票をもつて採決を行う、従つてそれがどうなるかによつて、かりに修正動議が否決されれば、当然一部承認の採決ということになりますが、これは起立で問う、このように決して御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○福永委員長 御異議ありませんから、採決はそういうことにいたします。
○大池事務総長 日程第八は、運輸委員長逢澤寛君の御報告の予定でございます。これは全会一致でございます。 それからお手元に差上げてありますが、本日委員会の審査を終了して参りました外務委員会の、日本国とアメリカ合衆国との間の民間航空運送協定の締結について承認を求めるの件、これは全会一致で上つて来ておりますので、委員長の報告後、御異議を問う。それから大蔵委員会の一番初めの、昭和二十八年分所得税の臨時特例等に関する法律案は、本日は上りません。その次の、食糧管理特別会計の歳入不足を補てんするための一般会計からする繰入金に関する法律案と、食糧管理特別会計法の一部を改正する法律案、この二つが上ります。あとの方は全会一致でございますが、前の方は、改進党と社会党が反対のように聞いております。これはまだ討論の御通告がございません。
○土井委員 その点は保留しておきます。
○田中(織)委員 私の方も保留しておきます。
○大池事務総長 その次に、水産委員会の中小漁業融資保証法案、これは全会一致です。その次の運輸委員会の分は上りません。
○福永委員長 それでは、ただいま事務総長から御説明のありましたように、上つた分は逐次緊急上程をすることに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○福永委員長 御異議がございませんから、さように決定をいたします。 なお、討論時間の点でございますが、いかがで、ございましようか。本日は大分時間も経過しておりますから、大体十分程度ということにお願いしたいと思いますが……。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○福永委員長 それでは討論時間は大体十分以内ということにお願いいたします。 ―――――――――――――
○福永委員長 なお、ほかにお諮りすることがあります。事務総長から御説明願います。
○大池事務総長 もう一つ御決定を願いたいのは、簡易生命保険及び郵便年金の積立金の運用に関する法律の一部を改正する法律案、これは参議院の提案で、本日まわつて参りましたが、前から懸案のものと聞いております。この法案の付託は、どの委員会に付託することが適当であるか、御決定を願いたいと思います。
○椎熊委員 参議院ではどの委員会ですか。
○大池事務総長 参議院では、郵政委員会であります。
○椎熊委員 本案は、前国会は郵政委員会でやつているわけですが、附則については大蔵委員会でやつたのです。そのために連絡がとれなかつたような場合もあつたのですが、ごく簡単なものと聞いておるし、議員提出でもありますから、今度は郵政委員会にやらしていただきたいと思います。
○菅家委員 郵政委員会に付託することにはもちろん異議はございませんが、この條項を見ると、附則の方はやはり大蔵委員会の所管の分もありますので、適当に両方で調整して、連合審査をやるというようなことにしていただきたいと思います。
○椎熊委員 連合審査はまずいと思います。
○土井委員 その点は、委員会同士でやるということにしたらどうですか。
○山本(粂)委員 法案自体が、そういう性質のものだから……。
○福永委員長 それでは菅家君の御発言の趣旨も加味いたしまして、郵政委員会に付託いたすことに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○福永委員長 御異議がありませんから、さように決定いたします。
○池田(禎)委員 今海外同胞引揚げの問題で、各党からすでに委員が出ておりますが、自由党の方が出ていないので、委員会が開けない、これは早急にお出し願いたいと思います。
○菅家委員 至急に出します。
○椎熊委員 それから両院法規委員会は、自由党の都合で委員長を出して来ないそうです。そこで、今国会は重大案件がたくさんあるのに開かれない。これは与党の責任です。今、明日中に委員長をきめてもらいたい。
○福永委員長 池田さん、あるいは椎熊君の御発言の点につきましては、与党側において責任を持つて御善処願いたいと思います。
○館俊三君 私の方では、まだ議案については党に聞いておりませんから、外務委員会の問題に関する態度は、あとでお知らせいたすことにいたします。 ―――――――――――――
○福永委員長 次に、緊急質問の取扱いについて御協議いただきます。
○菅家委員 これは延期していただきたい。
○福永委員長 それでは緊急質問は、本日は延期することにしてよろしゆうございますか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○福永委員長 御異議がありませんから、さように決定いたします。 本日の本会議は何時からにいたしますか。 〔「四時から」と呼ぶ者あり〕
○福永委員長 それでは四時に開会いたします。 議院運営委員会はこれをもつて散会いたします。 午後三時三十二分散会