議院運営委員会 第12号
- 発言数
- 35 件
- 登壇者
- 9 名
- 会派数
- 6
- 開催日
- 1952/12/11
会議録
○福永委員長 ただいまから議院運営委員会を開会いたします。 まず最初に、中小企業年末金融促進に関する決議案の取扱いについて御協議願います。
○松井委員 これは委員会の方から来たのですか。
○大池事務総長 委員会ではありません。各党一致の決議案ですから……。
○椎熊委員 本決議案は、非常に具体的なもので、わが党も加わつた共同提案ですから、本日やつてもらいたいと思います。
○福永委員長 それでは、これを本日の本会議に上程するに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○福永委員長 御異議がありませんから、さように決定いたします。
○大池事務総長 つきましては、趣旨弁明は星島二郎君になつておりますが、各党から討論の通告がかなり出ております。先例によりますれば、全会一致のものについては討論は省略しておりますが、いかがいたしますか。
○石田(一)委員 全部賛成の討論をしたつてしようがないから、賛成討論はなしにいたしましよう。 〔「賛成」と呼ぶ者あり〕
○福永委員長 それでは、各党一致の決議案でございますから、先例によりまして、討論は省略することにいたします。 ―――――――――――――
○福永委員長 次に、社会党の御希望によつて延ばしてありました米価審議会委員任命につき国会法第三十九条但書の議決を求めるの件でございますが、これはいかがでございますか。
○池田(禎)委員 これはけつこうでございます。
○福永委員長 それでは、社会党も本日議決してけつこうだとのお話でありますし、他の各派はすでに御賛成のようでありますから、この件は本日議題にすることにいたします。 ―――――――――――――
○福永委員長 次に、地方財政審議会委員任命につき同意を求めるの件であります。これは前会にお諮りをいたしておきまして、各党において御研究を願うことになつておりましたもので、中根貞彦君が辞任いたしまして、その後任に松隈秀雄君を任命することについて同意をするかどうかということであります。
○椎熊委員 わが党は同意いたします。
○岡田春夫君 これはいつ出たのですか。
○大池事務総長 この前履歴書をお出しいたしまして、本日までに態度をおきめ願うことになつておりました。
○福永委員長 もし、きまつていないところがありますれば、議場で御連絡を願うことにいたしまして、本日本会議にかけるごとに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○福永委員長 御異議がありませんから、さように決します。 ―――――――――――――
○福永委員長 次は、本日の本会議の議事でございますが、事務総長より御説明願います。
○大池事務総長 本会議の議事につきましては、さきほどおきめ願いまし、米価審議会委員に足鹿覺君、植木庚子郎君、川俣清音君、綱島正興君、寺島隆太郎君、三浦一雄君、参議院議員片柳眞吉君、以上七人を任命する件につき、国会法第三十九条但書による御同意を願いまして、それからただいまの地方財政審議会委員に松隈秀雄君を任命することに同意の件をお諮り申し上げます。 次に、日程に入る前に、ただいまおきめを願いました中小企業年末金融促進に関する決議案を、委員会の審査を省略して、緊急上程をお願いする。これは星島さんの趣旨弁明の後、採決をを願う。そうして日程第一に入ります。 日程第一は、漁船乗組員給与保険法の一部を改正する法律案であります。これは全会一致でございます。水産委員長の福永一臣君が御報告になります。 さらに、緊急上程を一件お願いいたしたいと思いますのは、農林委員会から上つております農林水産業施設災害復旧事業費国庫補助の暫定措置に関する法律の一部を改正する法律案であります。これは中馬君外二十六名の提出になつております。これも各派全会一致の案であります。これの緊急上程をお願いし、農林委員長が御報告になりまして、御採決を願う。それだけでございます。 ただいまの各派一致の中小企業年末金融促進に関する決議案が可決されたあと、通産大臣と大蔵大臣から発言があるそうであります。
○福永委員長 それでは、ただいまの事務総長の御報告の通りにするに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○福永委員長 御異議ありませんから、さように決します。 ―――――――――――――
○福永委員長 武知勇記君から発言を求められておりますので、これを許します。武知君。
○武知委員 一昨日御了承を願つて、本日私から御回答を申し上げるお約束をいたしました辻議員の問題であります。御承知のように、新聞でも多少本人をおだてるようなことが出ておりますし、本人自身も、この間申し上げたように、やりたいという意向があつて、どうもこのままではいかぬと思つたものですから、また倶楽部に帰つて、前の約束通り履行することを勧告いたしました。一昨日は一ぺんきめておつても、かわつたような次第でございますから……。(笑声)実は辻君の署名を求めまして、「先日の私の質疑中、「お手盛り」云々の言辞は当を欠くものと存じますので、自発的に取消ししたいと思います。ついてはその処置を無所属倶楽部に一任いたします。辻政」こういうことにいたしました。私もかなり内部的には苦労もいたしたのでございますから、言外の私の苦衷をお察しくださいまして、この辺でひとつ何分の御了承を願いたいと存じます。
○椎熊委員 ただいま武知先生の御報告を伺いましたが、御苦心のほどは私もお察し申し上げます。ただ私は、この種の問題は、国会の権威、議員の品位ということに非常に影響するところが甚大で、社会に非常な誤解の種をまくことでもあると思う。新聞でも、ここに出入りしておられる新聞記者の方は、個々の人の意見を聞くと、そういうことは全部知つておられるようです。私の面接した新聞記者は皆知つておられますが、しかしながら、投書などを扱つたりする場合、どういう関係か、ともすればこういう言葉を使われて、議員がかつてに、国民の生活を無視して、自分たちの収入を増すようなことを考えておるように誤伝されておる。これは非常に残念なことであります。終戦から幾たびも賃金等のべース・アツプ等がありまして、その都度スライドされて、われわれの歳費というものも、最初から見るとかなり高額になつておることは事実だが、議員みずからが歳費の増額を要求したという前例もなし、お手盛りでそういうことを考えたためしもない。辻君は新しい人ですから、予算を提出するときの組立て方などについても御理解が不足のようである。私は、そういう点をよく辻君に御了解を願つて、ほんとうにそういうやり方でやつているものかということをのみ込んでもらいたいと思う。そこで、この席上に来ていただいてお話をすればわかると思つておりましたが、われわれが聞いた話によると、新聞なんかにああいうように出てから、辻君がさらに強硬になつている、反省の色がないということである。反省の色がないとなれば、私はさらに論争しても非をたださなければならぬと考えておつたのであります。幸い武知先生の非常な御苦心で、そういう証文まで一通入れられるに至りましては、これ以上追究する必要もないと思います。ただその手続の問題で、もうかなり時日が経過しておることですから、事務総長から、どういうふうにすればあの演説が速記録から抹殺されて行くのか、辻君のあの証文通りの意思表示がどうしたらできるのかということを、ちよつとお伺いいたします。
○大池事務総長 私から申し上げますが、ただいまの武知委員からのお話ですと、「お手盛り」云々と言つておられますが、云々というのは、どの程度までをおさしになりますか、ちよつとはつきりいたしておりません。その程度をはつきりさせていただきたいと思います。「お手盛り」云々の中身は、速記録にあります「議員はお手盛りで歳費を上げようとしておるではないか。」というところまでですか、あるいはその以下の「このような国会がどうして遺族に対して対抗できるか。」までですか、あるいは「国民の笑いを招くということを感ずるのであります。」というところまでですか、「議員はお手盛り」から最後までをお取消しになつていただければ、そのお申出が正式なものだとすれば、本人よりこういう申出があつたから、これを取消すに異議はないかということで、本議場でやるのが一番正しいのでありますが、そうでなければ、当委員会でそれをお認めくだされば、わざわざ本議場でそれをせぬで、これだけのものを次の速記録において削除の手続をいたしたいと考えます。
○椎熊委員 辻さんのこの間の発言は質問なんです。ところが、今の「お手盛り」以下最後までの段階は意見の開陳であつて、しかも批判のようなことであつて、辻さんが聞かんとした質問の内容とは何にも関連性のないことです。その以下全部抹殺しても、前の質問に影響もない。関連もちつともありませんから、できれば「議員はお手盛り」以下最後まで取消してもらえれば、完全な質問になつて行くと思います。「お手盛り」云々といつて、一行ぐらい消したつて、意味をなさない。全部お取消しになる意味でしよう。
○武知委員 そういう意味にわれわれは解して行きたいのですが……。
○椎熊委員 もしその意味だとすれば、何も本会議でわざわざする必要もないことですが……。
○武知委員 私もそういうことで折衝を続けておつたわけです。ところが、本人はそうではない。やはり「お手盛り」というところに限局しようとしているわけなんです。この点は、適当にやつていただきたい。御本人を呼んで、この席で話合いをすると、どうしても何ですから……。
○椎熊委員 この点について意見が対立すれば別ですが、そこまでする必要もないので、委員長と事務総長と本人で御相談願つて……。
○田中(織)委員 委員長と事務総長に一任します。
○福永委員長 それでは、ただいまの皆さんの御発言によりまして、先ほどの書いたものに、無所属倶楽部に処置を一任すると書いてありましたことに関して、武知さんのお立会い等をいただきまして、善処いたしたいと思います。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○福永委員長 それでは、本日の本会議は何時にいたしますか。 〔一時半開会」と呼ぶ者あり〕
○福永委員長 それでは、一時半に開会することにいたしまして、本日の議院運営委員会はこれにて散会いたします。 午後一時八分散会