議院運営委員会 第11号
- 発言数
- 68 件
- 登壇者
- 12 名
- 会派数
- 6
- 開催日
- 1952/12/09
会議録
○福永委員長 ただいまから議院運営委員会を開会いたします。 最初にお諮りいたします。坪川信三君が、理事及び議院運営小委員を辞任いたしましたので、その後任につきましては、先例によりまして委員長において指名するに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○福永委員長 委員長は、坪川君の後任に菅家喜六君を指名いたします。 ―――――――――――――
○福永委員長 次に、決議案の取扱いについてお諮りをいたします。田子一民君外五十八名から、戦争犯罪による受刑者の釈放等に関する決議案が提出されております。これの取扱いについて御協議を願います。
○椎熊委員 これは一部に反対者もあるようですが、ほとんど大部分が賛成ですから、本日これを上程して、劈頭にやつてもらいたい。
○福永委員長 本日勢頭にこれを上程することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○福永委員長 それでは本日劈頭にこれを上程いたします。趣旨弁明は田子一民君になつておると思いますが、討論は……。
○大池事務総長 反対討論が館俊三君、賛成討論が清瀬一郎君の申出がございます。
○岡田春夫君 この決議案につきましては、実は自由党からも再三お話があつたのでありますが、われわれとしては、いろいろと内容を検討いたしまして、前回の国会の動き、態度等を検討して反対することになつたわけであります。なお、反対討論につきましては、今、事務総長からお話があつたように、館君を通告いたしておりますが、ごく簡単ですから、やらしていただけばけつこうだと思います。
○田中(織)委員 私の方も決議案の提案者に入つておるわけでありますが、法務委員会を中心として各派の協議がまとめられたようであります。討論者の問題などは、主管の法務委員会の方でどういう話合いになつておるか、その間の事情を詳しく聞いておきたい。
○田嶋委員 法務委員会では、この問題を理事会にかけまして審議したのであります。各党とも歩調を一にしてやろうというので、今の積極性を持つた行き方で、こういうことにきまつております。なお、これに関連いたしまして、国内立法措置を現在立案中であります。これも各党一致でやろうということになつております。
○岡田春夫君 労農党は、法務委員会には残念ながら委員を送つておらないわけであります。
○椎熊委員 それで反対になつたのですか。
○岡田春夫君 いや、そういう意味ではない。今の田嶋君の話には、労農党は入つていないというのは、委員を送つてないのだという意味です。
○佐藤(芳)委員 なお、法務委員会以外に、先般来自由党、改進党、社会党両派が、この議長サロンで数回会合をいたしまして、そこで大体案文を作成し、さらに法務委員会の方にもお願いをいたしたわけであります。その際、各党代表の意見の一致いたしましたことは、これらの取扱いは、最後は議運で処置をしていただく、従つて提案の趣旨弁明をどの党がやるか、あるいはどの党が賛成をやるかというようなことは、一切議運に御一任申し上げるという決議もいたしたわけであります。なお、それに関連いたしまして、私から一つ希望があるわけでございます。それは、従来各派共同の提案は、おおむね第一党たる自由党の方でおやりになつておつたようでございますが、今回のはもちろん最初の決議案でございますから、自由党でなさるのはけつこうでありますが、将来は、やはり比率のこともお考えくださつて、どの提案理由の弁明も自由党で独占するというようなことのないように、おとりはからいを願いたいということを希望申し上げます。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○田中(織)委員 きよう上程することにきまつたのですから、私の方もその点異議ないわけでありますが、趣旨弁明を自由党がやられ、賛成討論は各派で一本にするということの話合いがあつたのかどうか、あるとすれば話合いに基いてやるし、そこまでの話合いがなければ、やる、やらぬは相談してみなければわかりませんけれども、賛成討論の方は、私どもは、ここでは保留しておきたいと思う。その意味でお伺いしたのです。
○椎熊委員 清瀬さんがどういう関係でやることになつたのか、深い内容を聞きません。私、出先としては、こうなつたからということを聞いて来ただけで、大体趣旨は同じだから、一本にしようということに異議ないと思う。それで今留保されておかずに、別室にでも行つて三派協議しましようか。
○福永委員長 ちよつと懇談にいたします。 〔速記中止〕
○福永委員長 懇談をとじます。 先刻の決議案の賛成討論を、社会党左派においてやるかやらないかということでございますが、これについては、後刻もう一度御協議申し上げるといたしまして、次に進みます。 ―――――――――――――
○福永委員長 地方財政審議会委員任命につき同意を求めるの件を議題といたします。
○大池事務総長 私から御説明申し上げますが、地方財政審議会委員は五人でございます。ただいま委員になつておる方は、兒玉政介君、木村清司君、上原六郎君、荻田保君及び中根貞彦君でありますが、中根君が辞任をいたしました関係から、その補欠に、ただいまお手元に差上げてあります松隈秀雄君を任命いたしたい、こういうことでございます。これは両院の同意を必要といたしますので、両院にその同意方を求めて参つておる次第であります。つきましては、各党でもし御態度がきまりますれば、本日お願いしたい。必要あれば次会までに御検討願いたいと思います。
○田中(織)委員 これは慣例によつて、次会まで延期願います。
○福永委員長 それでは、これは次会までに各党御研究いただいておくことにいたします。 ―――――――――――――
○福永委員長 次に、先般内藤君から御報告がありました院内警察等に関する小委員長の報告の件を議題といたします。委員長から報告がありました点につきまして、前会、各党でそれぞれ御研究をいただいておきまして、次回の運営委員会で結論を出すということでございましたが、各党いかがでございますか。
○菅家委員 わが党は、委員長報告の通りで異議ありません。
○椎熊委員 わが党も、小委員会決定通りでけつこうだと思います。
○吉川(兼)委員 私の方もけつこうです。
○田中(織)委員 私の方からも小委員に参加しておるわけでありますが、規則の改正案について二、三修正の意見があります。それは、用語の問題でありますけれども、第五条に「取締上」ということになつておる。取締要領というのも、みな使つておることですが、規則で取締りという言葉は、どうも適切でないと思う。秩序保持上とかいうような用語に改めてはどうか、これは六条、七条にもあります。
○福永委員長 それではただ、必要があると認めたときでもいいだろう。
○井手委員 「取締要領」を、「取扱い要領」にしていただきたい。
○椎熊委員 取締りという言葉でいいじやないですか。
○福永委員長 ちよつと懇談にいたします。 〔速記中止〕
○福永委員長 それでは懇談をとじます。 先刻からお諮りをいたしております議員面会規則改正案と集団陳情取締要領、この間小委員長から報告があつたものであります。
○井手委員 一番初めの「取締要領」とあるのは、同じ意味ですが「取扱い要領」としていただきたい。それから第五の、(ロ)の拡声機の問題であります。拡声機は、多数集まつた場合に、これを整理する上にかえつて必要ではないかと思います。
○内藤(隆)委員 なくてもわかります。
○椎熊委員 あなた方は、懇談にさせるようにばかり持つて行く。
○井手委員 整理するために申し上げておるのです。
○椎熊委員 われわれはは、多年拡声機なんかを入れられた経験を持つておるから、こういうものをつくつたのです。
○福永委員長 では、もう一度懇談にいたします。 〔速記中止〕
○福永委員長 それでは懇談をとじます。懇談中にいろいろ御協議いただいたのでありますが、議員面会規則改正案と集団陳情取締要領につきましては、かねて内藤小委員長から報告がありました通りに決するに……。
○岡田春夫君 私は、採決権がないのですけれども、いろいろ調べてみました結果、参議院の取締規則との関係から見て、衆議院が非常に強過ぎる。実際問題として、請願あるいは陳情の自由を、こういう形で極度に制限される危険性があるというので、われわれの方としては賛成いたしかねることになつたのであります。その点だけを申し上げておきます。
○福永委員長 それでは、採決権のある各派においては御賛成のようでありますから、小委員長報告の通りに決定をいたします。
○吉川(兼)委員 ちよつと申し上げておきたいのは、小委員会でもこれを主張しておきました。岡田君の今の発言と同じようなことですが、衆参両院が、同じ建物の中にありながら、取締りが違うというのはまずいと思う。小委員長から向うに連絡をして、なるべく同じようなふうに取締るように、話合いをつけてもらいたい。それをひとつつけといてください。
○福永委員長 ただいま吉川君の発言の点につきましては、小委員長において御善処いただくことにいたします。 ―――――――――――――
○福永委員長 次に、請願の紹介提出期限の点についてお諮りをいたします。
○大池事務総長 請願の紹介の提出期日限でございますが、請願をせつかく出していただきましても、文書表等の印刷、配付ができませんので、一応十二月十三日までにお願いをいたしたい。もしそれに遅れます分は、次回の国会があまり遠くございませんので、全部次の国会に持ち込むことを御了承願いたい、こう考えております。
○吉川(兼)委員 もつぱら印刷の都合ですね。
○福永委員長 従来から、大体一週間か十日前に締め切つております。大体そんなことでいかがでございますか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○福永委員長 それでは請願の紹介提出期限の件につきましては、ただいま御協議のごとくとりきめることにいたします。 ―――――――――――――
○福永委員長 次に、本日の本会議の議事の点であります。
○大池事務総長 本日の議事は、先ほど御決定を願いました戦犯の釈放の決議案、これを第一に緊急上程を願いまして、趣旨弁明は田子一民さん、反対討論が館俊三さん、賛成討論が清瀬さん、それ以外に留保の分がございますが、その御決定を願いまして……。
○吉川(兼)委員 私の方は討論者はありません。
○田中(織)委員 私の方もありません。
○大池事務総長 それでは、次は日程に入りまして、日程第一は、裁判官訴追委員押谷さんの辞任を許可いたしまして、そのあとに高木松吉君の御指名を願います。日程第二、第三は、まだ任命をしてございませんでしたから、ただちに積雪寒冷単作地帯振興対策審議会委員に根本龍太郎君を、国土総合開発審議会委員に青木正君を逐次指名を願います。日程第四は、郵政委員長大上司君が御報告になりまして、全会一致でございます。日程第五の、日本国憲法第八条の規定による議決案は、内閣委員長船田中君が御報告になりまして、これも全会一致でございます。日程第六は、衆議院予備金支出の件の承認を、国会の初めにお願いをする件でありまして、議院運営の庶務小委員長今村君に御報告願つて、御承認を願います。 ―――――――――――――
○福永委員長 次に、次回の本会議についてお諮りいたします。
○田中(織)委員 きよう緊急質問を……。私の方の猪俣君から新たに出ておる問題を、きようぜひやらしていただきたい。
○福永委員長 鹿地瓦氏失跡事件に関する緊急質問、これですね。
○椎熊委員 緊急を要するものだろうと思うが、三日も前に委員会でやつておるのを、なぜ本会議に持つて来るのですか。
○田中(織)委員 緊急性を椎熊さんも認められておるようです。
○椎熊委員 緊急性を認められたら、継続しておやりなさい。
○田中(織)委員 この問題は、影響するところきわめて大きな問題でありますから、特に本会議において取上げていただきたい。
○椎熊委員 委員会が決定して来るなら、本会議で論議するということがあるが、現に委員会が継続中ではないですか。そういうふうにルールを乱してはだめですよ。委員会でできないなら別だが、現に三日も前にやつて、天下の大問題になつておる。
○田中(織)委員 私の方の猪俣君が、昨日の委員会で取上げておることは承知しております。ところが、委員会の取扱いの段階から見て、本会議において、この問題についての政府の明確なる方針をぜひただしたいという、本人からの非常に強い希望がありますので……。
○椎熊委員 委員会だろうが、本会議だろうが、政府の所信に二つあつてはならない。どこだつて政府の発言は同じで、同一に帰着しなければ、議会政治は保てないじやないですか。
○福永委員長 懇談にいたします。 〔速記中止〕
○福永委員長 懇談をとじます。 鹿地亘氏失跡事件に関する緊急質問につきましては、懇談中にいろいろ御協議をいただいたのでございますが、本日のところは、これを本会議に上程しない、委員会の経過等によりまして、場合によりましては、あらためて御相談することもある、そういうことにお願いをいたします。 次回の本会議は、公報をもつてお知らせします。従つて、運覚委員会も公報をもつてお知せします。 ちよつとその前に、武知君から発言を求められておりますので、これを許します。
○武知委員 前会、私休みまして、荻野君がかわりに出たのですが、倶楽部に帰つて来ての報告によると、辻政信君の先日の質疑演説中に不穏当な言葉があつたということで、荻野君も運営委員会の話に同調の意を表して、善処することを約束して帰つたのだそうであります。そこで、私の方の倶楽部全員寄りまして相談いたしましたところ、あの言葉は、不穏当だと全員これを認めるのであります。辻君も、それに同意をして、そのときの倶楽部の空気を文章にでも表わしますならば、こういつたような話合いだつたのであります。去る十一月二十九日の私の国務大臣の演説に対する質疑中、「議員はお手盛りで」云々の言辞は当を欠くものと存ずるから、自発的に取消しをしたいと思う。ついては、その措置を倶楽部に一任したい、といつたような話合いで済みましたものでありますから、きようは私が出席して、皆さんの御了解を得て、過ぎたことでもあるし、穏当を欠く言葉を取消しすれば御了承願えると思つて、実は朗らかに登院しました。しかるに、さきほど辻君がここに来ておつて、話を聞いてみますと、もうこの間の申合せは全然これを認めない。自分は除名になろうが、懲罰を受けようが、何でも来い。出て来て、お問いがあるならば答えもしようというわけで、いわゆる武装をして出て来たようなわけであります。そこで私は辻君に、それはいかぬ、いやしくも、倶楽部といつても院内の団体を結成しておる、全員が一ぺん認めて、そういうことまでしておる以上は、出て来ることはいかぬ、運賞委員会は、ぼくが頼んで次会まで延期してもらいたいと思うから、去つてもらいたいというわけで、帰したのであります。すでに御承知のように、公の問題になつておりますことですから、次会に何とか報告したいと思いますから、きようおとりきめになるべき案件だとは思いますが、次までひとつ御延期願いたい。
○福永委員長 武知君のただいまの御発言を了承するに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○福永委員長 武知君の発言を了承するに決しました。 本日の本会議は、午後一時半に開会いたします。 これにて散会いたします。 午後零時五十九分散会