議院運営委員会 第7号
- 発言数
- 61 件
- 登壇者
- 11 名
- 会派数
- 4
- 開催日
- 1952/11/27
会議録
○福永委員長 これより本日の議院運営委員会を開会いたします。 まず最初に、裁判官弾劾裁判所の補正予算に関する件を議題といたします。事務総長から御説明を伺います。
○大池事務総長 お手元に差上げてあります本年度の補正予算の裁判官弾劾裁判所の分でございますが、これは御承知のように、裁判官弾劾法で、両院の議院運営委員会の方に裁判長が提出をする。従いまして各議院運営委員会の方は、裁判長が提出されたものにつきまして一応これを了承されるかどうか、場合によれば勧告をすることができるというような規定がございます。御承知のように裁判官弾劾裁判所の分につきましては、参議院の方で主管をすることに一応お打合せができておりますために、参議院の予算請求の方に載つて行くわけであります。衆議院の方の予算請求は、訴追委員会の分をこちらで処理しております関係で、訴追委員会の分を昨日御了承を得たのでありますが、弾劾裁判所の方は、昨日参議院の議運の方でも御了承を得まして、当委員会にまわつて来ておるのでありまして、昨日御説明申し上げましたのとまつたく内容においてはかわりがございません。職員のベース・アツプに基きます追加が四十万円ございまして、物件費等の五%が既定予算から減少いたしました分が五万円、従いまして差引補正として追加をいたす分が三十五万円に相なる、こういう関係で御了承願いたいということで参つておるわけであります。ただいまお手元にあります裏の方にこまかいのがございますが、職員給与で二十七万一千円の追加になりまして、これに基く勤勉手当、超過勤務手当等の増が十一万八千円と、一万一千円ということになります。庁費並びに会議費等において、物件費の五%をマイナスいたしましたのが四万四千円と六千円ということになりまして、差引三十五万円の追加補正を参議院の予算の方でいたしたい、こういう申出でございますから、でき得べくんば御了承をお願いいたしたいと思います。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○福永委員長 それでは本件は御了承をいただきます。 ―――――――――――――
○福永委員長 次に、法制局の人事承認の件を議題といたします。
○大池事務総長 お手元に履歴書を差上げてございますが、法制局の現在主事をやつております峰嶋誠君、蔵本人司君、石黒善一君、これはすでに参事になる資格が十分あるために、この三人を参事に昇格をいたしたい、こういう申出があるのであります。履歴にあります通り、こちらに来ておつて、今まで主事をやつておつた方でありまして、これが昇格を御承認願いたいという申出でございます。
○今村委員 これは定員はあるのですか。
○大池事務総長 定員はございます。これは欠員の補充でございまして、内部の人でございますので、すぐとるということではございませんから、もしなんでしたら次会に御決定願つてもけつこうでございますが、でき得べくんば十二月一日付で発令いたしたいと思いますので……。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○福永委員長 御異議がないようでございますから、右の人事は承認することにいたします。 ―――――――――――――
○福永委員長 次に、本日の本会議でございます。実は、本日定刻一時から開会いたしたかつたのでありますが、参議院との関連において、若干こちらの時間が参議院の方で食い込まれるというようなことになつておるのでありまして、大体午後一時半ごろに参議院の方は終る見込みだそうであります。
○土井委員 それでは、こちらは二時からやるということにして……。
○福永委員長 それでは本日の本会議は二時から始めることにしていただきます。参議院の大体の目安は、一時半に終るということでございますから、あるいはもう少し延びるというような場合におきましては、若干ずれがあるかもしれませんが、大体二時に開会することにいたします。 そこでこの間から御決定になつたことに従いまして、でき得べくんば本日残余の質疑を全部終るということでございますが、またそのときの情勢でどうしてもというときには、場内交渉でやるということで御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○福永委員長 次に、次回の本会議日でございますが、これはいかがいたしますか。
○土井委員 きよう議事の進行の様子を見まして、もし場内交渉によつて、やむを得ざる事態のために明日に多少質疑が残るようでありましたならば、明日の午前十一時に議運を開く、もし残らなければ、追つて公報をもつて通知するということでいいのじやないですか。
○福永委員長 ただいまの土井君の発言いかがでございましようか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○福永委員長 それでは土井君の発言のごとく、本日質疑が終了いたしますれば、次回の本会議日は追つて公報をもつて御通知する、明日まで質疑が残るようなことになりますれば、明日本会議を開くということにいたします。
○椎熊委員 きのうの重光さんの演説は、四十分時間をとつてありましたが、二十五分しかやらないで時間を残した。きようの川崎君のも四十分とつてありますが、ことによると四分か五分はみ出すそうでございますから、御了解を願います。
○土井委員 わが党の加藤君の質疑も多少延びるかもしれませんが、できるだけ時間的に正確を期したいと思いますから御了解を願います。 それから、ちよつと私から申し上げて議運の方々の御了解と御承認を願いたいと思います。それは、昨日同僚議員池田君から、自動車購入に関する発言がございましたか、数字的に多少の違い等がございますので、この際取消をいたしたいと思いますから、御了承を願います。
○福永委員長 石田君、いかがですか。
○石田(一)委員 よろしゆうございます。 ―――――――――――――
○田中(織)委員 これは議長さんに対してお伺いすることですが、事務総長の方からお答えになつてもけつこうです。きようなど見ましてもそうですが、最近院内の警備に、警察官が多数動員されております。きようあたりは、何か特別の情報か何かに基いてあれだけ多数の―これは常時より多いように思いますが、トラツクなどが五、六台並んでおる。おそらく議員諸君の車の出入にもじやまになるような状態が、最近非常に見受けられる。国会というものはやはり国民代表の府ですから、何か警察力で院内の秩序を守らなければならぬというような感じを与えること自体がおもしろくないことではないか、これはやはり私は広い意味における国会の権威上、われわれは慎重に考えなければならぬ問題ではないかと思います。この国会に対する一般の傍聴なり、あるいは陳情等のために多数の人が見えて来ておることは、私は、それだけ国会に国民が期待するということで、いい傾向だと思いますが、この初めて国会に来た人たちの受ける感じというものが非常に重々しい、というより、違つた意味である種の威圧を感ずるというような形のことは、できるだけ私は避けなければならぬと思います。きようあたり、特に今見ますと、いつもより非常に多いようでありますが、何か情報でも入つて議長の方から出動を要請せられたのか、向うの方で、こちらの要請がないのに通常の警備よりふやすはずはないと思いますが、その間の事情等を伺いたいと思います。今の警察は、われわれは昔の警察とは考えておりませんが、やはり国民の受ける感じというものは、警察に対するものは違いますから、国会を国民に親しみやすいものたらしめるという意味から、きようの事態に対する御説明と御方針を聞かしていただきたいと思います。
○大池事務総長 私からごく概括だけ御報告を申し上げますが、本日は、特に議長から、特別に警官の増員の要求はいたしてございません。毎会期の初めに警視庁の方と打合せをいたしまして、約五百名くらいの範囲のものを待機してもらうことにお願いしてあるわけでありますが、全然必要のないときには五百名もいりませんから、大体百二、三十名で院内の警備はできておるわけであります。昨日は、実は六時ごろから約一千名の陳情がございましたので、特に五百名の範囲におきまして、二、三百名のものが参つたはずでございます。本日は、名前は私は聞いておりませんが、約五百名程度のものが二波来ることになつておるような情報が入つておりますので、ただいま申し上げた総括的な範囲において警視庁の方で警備をいたす、こういうことに了承しております。どういう情報が入つておりますか、詳しいことは警務部長から御報告を願います。
○茨木参事 ただいま事務総長から御説明がありましたが、今朝駐留軍労務者が大体千名近く院内に陳情に来る、写るに労務管理その他いろいろの問題について各党に陳情したいというような情報がありましたので、ふだんより多少多くの警察官にお願いしたわけであります。先ほど事務総長から申し上げましたように、五百名の範囲内においてはあらかじめ要請ができることになつておりますので、事務的に、その情勢に応じて来てもらつたわけであります。
○田中(織)委員 ただいまの御説明で、五百名のわくの中で、駐留軍労務者の関係で千名ばかり集団陳情に見えるというので、いつもより多くの派遣をお願いしてあるというような御答弁でございましたが、場駐留軍労務者の関係は私どもよく存じておりますが、これが千名から陳情に来るからということで、私特別に増員をしなければならぬ事態は予想されないと思います。少くとも現在の法的に認められた労働組合の統制のもとに行われる陳情については、これはむしろそういう情報があれば、その労組の指導者というか、そういう者と警務部長なり、あるいは事務総長あたりが話されて、秩序ある陳情を行うようにすればいいことです。現に外を見ればわかりますが、鉄かぶとをかぶつて、戒厳令下のような事態が中庭に現出しておる。トラツクが六、七台並んで、自動車の出入りも不便な状態です。こういう状態を国民が見た場合、何か国会で暴力の危険が―実在はしないけれども、危険性はあるというような総理の答弁から、何かそれを裏づけする意味でやつておるのかもしれませんけれども、本日のこの事態あたりは、少くとも議院運営委員会が、議長の諮問に応じて院内の秩序等についても各党が議長を助けて協力する建前になつておるときに、私はこういう形が国民に映ずる結果というものを、もう少し考えてもらわなければいかぬと思います。本日の事態なんかで、議員の出入の自動車にも障害を来すような形でやらないで、もし警官を動員するとしても別なところにやるべきで、何か戒厳令下のような感じを与えることは、私はこの民主国会にふさわしからぬことであると思います。駐留軍労務者がきよう見えるということは初耳でありますが、かりにそういうことであれば、これらの労働組合とは両派社会党とも密接な関係があるのですから、われわれがそういう組合の幹部諸君と連絡をとつても、不測の事態、あるいはそういう警官の出動せざるを得ないような事態の起らぬようには、われわれに連絡をとつてくれれば十分やらなければならぬし、またその立場にあると私は考えます。
○石田(一)委員 まことにごもつともな発言であると思いますが、これには院内の警察及び秩序に関する小委員会というものも設置してあるはずでありますから、本会議を開かれても開かれなくても、それと並行してこの院内の警察及び秩序に関する小委員会を開いて、これについて十分各党の専門家が出て討議し、研究してもらつたらどうですか。
○福永委員長 ただいま石田君お話の、院内の警察及び秩序に関する小委員会を本委員会の中に設けることにつきましては、この前御相談を申し上げたのですが、当時、現実に問題が起つた際に考慮しようということで、そのときにはまだこの委員会を設けることになつていなかつたのであります。しかし、ただいまの田中君御指摘のような点も考慮いたしまして、いかがでございましようか、この際院内の警察及び秩序に関する小委員会を設置することにいたすかどうか、各党の御意見はいかがでございましようか。
○渡辺(惣)委員 今田中君が出しております問題は、そういう委員会をつくる、つくらないという問題とは別に、きようの処置をどうするかということをまず聞いておるのです。
○福永委員長 そういう点につきましても、国民の中から選ばれた、国民の意思を代表する立場にある議員各位の意向をよく反映して、こういう問題に善処することがよろしいのではないかと思います。が……。
○土井委員 大体従来、院内の秩序を保持するための警察、警備等についての小委員会というものが設けられておつたのでありますが、委員長お話のように、事態が起つてからということでは、今現に田中君の発言のようなこともありますので、早急にこの小委員会を設けられて、現実にきようの問題もさることながら、さらに将来の問題等についても十分議を練る必要があると思いますので、さつそくこれを設けていただきまして、二時まで本会議は開かれませんから、その間にでも御協議を願つたら、きようの問題にも問に合うのじやないかと思いますので、さようおとりはからいを願います。
○福永委員長 田中君の方はそれでいかかですか。
○田中(織)委員 小委員会を設けるということについては、私の方としては、これは各党と同じように賛成いたします。そこで、きようの事態にどう対処するかというようなことにつきましても、本会議開会前にでも話し合つたらどうかという土井君の意見もごもつともですから、賛成いたしますが、私はここでは、事務総長なり、あるいは根本的にはやはり議長さんに、私の発言の趣旨―これはおそらく私は議長から特別にお答えいただかなくても、議長としては賛成せられるだろうと思う。これは事務的にも、そういう意味で私は処理の方法があろうと思う。もちろん、われわれ小委員会で一つの意見を議長に具申する努力はいたしますけれども、私の発言の趣旨は、議長においても賛成せられるだろうと思うので、議長の権限において、やはり私の申し上げた趣旨を生かしていただくような御処置もあわせてお願いしたいと思います。
○福永委員長 この小委員会の設置については、改進党はよろしゆうございますか。
○椎熊委員 ぼくらは委員の選考までしてあるのですから、早くつくつてもらいたいと思つております。
○福永委員長 自由党は……。
○菅家委員 異議なし。
○福永委員長 それでは委員の数等につきましては、前には委員長が一名加わつて、十名の小委員会になつていたようでございますが、今回はいかがいたしますか。
○土井委員 会派、労農で一人入れて、三、一、一、一、一ということでどうでしようか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○福永委員長 それでは改進党、社会党右、左、それから数の方で無所属倶楽部になりますが、それが各一、自由党三、計七名の院内の警察及び秩序に関する小委員会を設けるごとにいたします。 小委員の氏名等につきましては……。
○土井委員 わが党は吉川兼光君です。
○椎熊委員 ぼくの方は小泉純也君。
○田中(織)委員 私の方は井手以誠君。 ―――――――――――――
○福永委員長 それでは無所属倶楽部と自由党の方はあとで……。
○椎熊委員 これは別な問題ですが、電気通信委員会の廃止がこの前問題になつたのだが、事務的に、この国会が運営されて行くころになつたら国会法の改正を出すのだ、こういうことで私は了解しておつた。ところが、現に郵政委員会、電気通信委員会の両方とも、委員長も委員もきまつたりしておるものですから委員会を開いたりしておる。しかし、担当事務は全部―郵政省が電信電話公社も監督するのですから、委員会に出る政府委員、大臣はほとんど同じです。委員だけがわかれておる。これはむだなことです。今の国会法の建前からいつたら、監督官庁にタイ・アツプしたような委員会をつくるということだつたのだから、これは廃止すべきが当然です。従つて、早く国会法の改正を出してもらいたいということが一つ。それからもう一つは、特別委員会設置のことで、われわれ当初から強く要望しておつたが、一向議題になつて来ない。きようあたり、ちようど時間もあるときですから、わが党は従来のごとく、行政監察、引揚げ、選挙法改正、この三つの特別委員会の設置を要望しておるので、ぜひこれに御賛成願いたいと思います。
○内藤(隆)委員 これは党内事情もありますから、次の機会にお願いしたいと思います。
○福永委員長 それでは、ただいま椎熊君御発言の国会法改正の点は、その他にもたくさん問題があるのですが、全部一緒にやつておりますと、おそくなりますので、この点だけを特に抽出して御考慮いただくのがいいのではないかと思います。いずれにしても、国会法改正に関する小委員会、これはすでにできておると思いますが、その委員会をお開きいただいて結論を出していただく。なおこの国会法改正に関しましては、先般参議院側も衆議院と足並を同じくする意味において、御連絡いただきたいということを向うも言つておりますから、委員におかれてはそれをお含みの上御善処いただきたいと思います。
○椎熊委員 ただ、全般の国会法改正を考えていたら、電気通信委員会の廃止はできなくなる。
○福永委員長 ですから、それだけまず抽出してお考えをいただきたい。 それから特別委員会、今具体的に問題になつておるのは三つでございますが、これを存置するかどうかということにつきましては、自由党でも早急に結論を出していただきまして、できるだけ近い機会において本委員会の結論が出るように、御協力をいただきたいと思います。
○菅家委員 了承しました。
○土井委員 ただいま椎熊君の言われておる電気通信委員会廃止に関する問題は、特別国会劈頭に、衆議院規則の改正によつて一応設けられておるので、事実上これを廃止するということは、ある意味において一事不再議のような形にもなると思いますから、国会法改正と関連して、やはりこの次の臨時国会あたりでなければ、技術的に実際はできないのじやないかと思います。電気通信委員会の所管事項というものについては、国会法で……。
○椎熊委員 それは国会法の根本をかえなければ廃止することはできない。それがある以上は、その所管事項をきめなくちやならぬから、それをきめただけで、廃止するかどうかという結論は出していないのだから……。
○土井委員 実際上の問題としては、国会法改正の問題で、電気通信委員会を存置することを従来通り認めておつて、これに付託すべきものを持つて来ておる。そうすると、今度はこれを廃止すれば、付託すべき事項を一体どうするかということです。これは一事不再議になるのじやないか。
○椎熊委員 そういう言い方はないだろう。
○土井委員 これは小委員会で一応議論しないとまずいと思いますから、そこで相談することにしましよう。
○椎熊委員 電気通信委員会というものは新たにできたものじやない。国会法にもあるわけだ。付託すべき事項の名称がかわるということだ。
○土井委員 その委員会に付託すべき事項というものを決定したのだから……。
○田中(織)委員 それは衆議院規則の改正で書いてある。
○椎熊委員 これは内容は同じです。現実にそれまであつたものの字句の修正ですから……。
○土井委員 これが廃止されると、その事項をどこに付託するかという問題は、一事不再議にはなりませんか。
○椎熊委員 所管事項の移転が、どうして一事不再議になるのだ。
○田中(織)委員 これは国会法改正の小委員会をとにかく開いて、その問題を審議して結論を持つて来る、こういうことにしましよう。
○福永委員長 それではこの問題につきましては、国会法改正に関する小委員会で御研究をいただきたいと思います。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○福永委員長 それでは本日の議院運営委員会はこれにて散会いたします。次回の運営委員会は公報をもつてお知らせいたします。 午後一時二十四分散会