通商産業委員会 第58号
- 発言数
- 13 件
- 登壇者
- 4 名
- 会派数
- 3
- 開催日
- 1952/06/28
会議録
○委員長(竹中七郎君) 只今より通商産業委員会を開きます。 特定中小企業の安定に関する臨時措置法案を議題といたします。御質問願います。ちよつと速記をとめて。 〔速記中止〕
○委員長(竹中七郎君) 速記を始めて下さい。 他に御発言はございませんか。 他に御発言もございませんようですから質疑は盡きたものと認めて御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(竹中七郎君) 御異議ないものと認めます。 それではこれより討論に入ります。修正意見がございましたらこの際お述べを願います。 ちよつと速記をとめて下さい。 〔速記中止〕
○委員長(竹中七郎君) 速記を始めて……。
○境野清雄君 私は只今の特定中小企業の安定に関する臨時措置法案に対しまして修正案を提出いたしたいと思うのであります。 先ず修正案の文を朗読いたします。 特定中小企業の安定に関する臨時措置法案に対する修正案 特定中小企業の安定に関する臨時措置法案の一部を次のように修正する。 別表中第八号から第十二号までを一号ずつ繰り下げ、第七号の次に次の一号を加える。 八、麻網製造業 別表に次の一号を加える。 十四、ほうろう鉄器製造業で政令で定めるもの 以上の私は修正案を提出いたしまして、修正案を除く原案に対しましては民主クラブを代表して賛成するものであります。 ただ、この法案は操短対策と並びまして、金融措置をも加味してやるということを考えておつたのでありますが、この金融措置は全く忘られておりますことと、併せてアウト・サイダーに対しまする最も業界が希望を持つておる問題は何ら解決しておらない。又本案自体の面に関しましてもまだ相当再考を要する点があるのじやないか、こういうふうに思うのでありますけれども、現在の日本経済の現況におきましてはいずれにいたしましても、中小企業は非常な危機に見舞われておりますので、この特定中小企業の安定に関する法案というものの出ることをこれは非常に要望されておるのでありまして、一日も早くこの法案を通さなくちやならんというような点で私どもが前前から考えておつたところでありまして、又来たるべき臨時議会なり、何なりに相当修正すべき点も多々あると思うのでありますが、取りあえず現在の経済情勢から見まして、中小企業のこの危機というような面から見ましてもこのくらいの程度のものは一日も早く法律を通過させまして、そうして調整組合の機能を完全に発揮させ、そうして操短対策等を講ずるということが今日の急務と存じますので、本法案に対して賛成をするものであります。 なお、同時にこの法案に関しまして、衆議院のほうから附帯決議が廻つて来ておるのでありますが、私どもも同じようにこの附帯決議に対しましては非常に希望をしておるのでありまして、こういうものの実施を是非とも提案者におきましても急速にやつて頂きたいということを附加えまして本法案に賛成するものであります。
○島清君 私は社会党第二控室を代表いたしまして、本法案に消極的に賛意を表したいと思います。 提案者もしばしば私たちの質問に答えて、法律の不備をすなおに認めておりまするし、更にその不備を将来補つて行くであろうという努力をお誓いになりましたので、私は稀に見る非常な率直なる答弁に対しまして、質疑応答の最中におきましても敬意を表して参つたのでありますが、併しそれはそうといたしまして、只今境野委員が指摘に相成りました通り、目下中小企業その他の諸君が非常に困つておりまする問題は、ただ單にお前たちを救つてやるのだというようなお題目ばかりではなくして、金融の処置がその大前提になるのでありまするが、そういう問題にはお触れにならない。そういたしますると、非常に悪い解釈であるかも知れませんが、現在の自由党内閣が中小企業の対策がないので、無為無策のために、これをカバーするという意味においてこの中小企業の安定法といつたものが現われて来たのではないかというような憾みをなしとしないのでございまするが、併したがらこれとて又私たちはその理由によつて本法律案に反対をする理由もございませんので、私は消極的に賛意を表する一つの理由にもなつておるわけであります。 然らば本法律案が実施されました暁において、私が質疑応答の中で、疑問として質問申上げた労働の問題については、私残念ながら十分納得の行くような御説明を承わることがまあできなかつたのであります。従つて本法律が実施されて調整組合等が結成をされる。そのことによりまして労働者を馘首するというような法律的な根拠になり、これが道具になつては相成らんということでございます。こういうような面に実施に当つては大いに心して行きまするならば、まあまあないよりもあつたほうがましだというような効果を現わすだろうというような意味において、私は賛意を表しまして、本法案の通過を願うものでございます。
○小林孝平君 私は社会党第四控室を代表いたしまして本法案に賛成いたします。 この法案は、主なる目的を操業短縮をすることにおいておりますけれども、操業短縮は何ら目下の経済不況や困難を根本的に解決するものではなく、一時の弥縫策に過ぎないと思うのでありますが、目下の経済不況の起つて来た理由は、特需、軍需一辺倒へ進みつつある日本経済が世界の軍拡停滞の余波を受けまして深刻なる不況に見舞われまして、而も中国貿易が全面的に禁止され、平和産業と貿易の発展がないことにあると思うのであります。而も資金、資材、労力、税金等における軍需大資本優遇の偏向は、平和産業、中小企業であるそれら産業の窮状と行詰りをますますひどくしておるのであります。これらの問題を解決しないで、ただ徒らに操短の一時の糊塗策、操短にのみ一時の糊塗策を求め、而もそれを中小企業の安定法案と称することは私は僣称のそしりを免れないと思うのであります。従つて真に中小企業の安定を図るためには、政府が真に右に述べましたような事柄について十分考慮を拂つて、根本的の対策を立てなければならないと思うのでありますけれども、現在の自由党内閣には直ちにこういう根本的の中小企業の安定に対する対策を求めることが困難であろうと思うので、先ずこの程度の法案でも、ともかく窮状にある一部の中小企業を救うのに多少の役に立つだろうと思いまして、私はこの法案に賛成する者であります。
○委員長(竹中七郎君) 他に御発言がございませんか。別に御意見もないようでございますから、討論は終結したものと認めて御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(竹中七郎君) 御異議ないものと認めます。特定中小企業の安定に関する臨時措置法案につきまして採決をいたします。先ず討論中にありました境野君の修正案を議題に供します。境野君提出の修正案に賛成のかたの御挙手をお願いいたします。 〔賛成者挙手〕
○委員長(竹中七郎君) 全会一致と認めます。よつて境野君提出の修正案は可決されました。 次に只今採決されました境野君の修正にかかる部分を除いて衆議院送付にかかる特定中小企業の安定に関する臨時措置法案全部を問題に供します。修正部分を除いた衆議院送付案に賛成のかたの御挙手を願います。 〔賛成者挙手〕
○委員長(竹中七郎君) 全会一致と認めます。よつて特定中小企業の安定に関する臨時措置法案は全会一致を以て修正議決されました、 なお、本会議における委員長の口頭報告の内容、及び事後の手続は慣例によりまして委員長に御一任願うこととして御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(竹中七郎君) 御異議ないものと認めます。 次に、本案を可とされましたかたは、例により順次御署名をお願いいたします。 多数意見者署名 松本 昇 結城 安次 中川 以良 山本 米治 小林 孝平 小松 正雄 島 清 境野 清雄 西田 隆男 石川 清一
○委員長(竹中七郎君) では暫時休憩いたします。 午後二時四十一分休憩 〔休憩後開会に至らず〕