通商産業委員会 第55号
- 発言数
- 125 件
- 登壇者
- 9 名
- 会派数
- 3
- 開催日
- 1952/06/25
会議録
○委員長(竹中七郎君) 只今より通産委員会を開会いたします。 通産委員会付託請願及び陳情を議題といたします。 専門員より請願に関しまする問題を御説明申上げます。
○専門員(山本友太郎君) 通商産業委員会で請願を取扱いましたのは、前回に一回、中小企業関係の請願、陳情を取扱いました。それに電力の値上げ関係を取扱つたかと記憶しております。従いまして今回は第二回目でございまして、大体通商産業委員会に付託されております。請願並びに陳情は、お手許に配付してございます件数がございます。これ以外に電源関係に関しまする請願、陳情がまだ相当ございますが、これだけでございます。御審議願います。順序といたしましては、政府関係者の見えておりますものから取扱つたらいいと思いますが、先ずいろいろ個別的なものが雑件の中に入れてございまして、あとは貿易関係とか、或いは中小企業関係、或いは法案関係は更にまとめて同じような趣旨のものでございますので、むしろばらばらになつております雑件のほうを先に御審議願つたほうが結構かと思います。 御手許に配付いたしました資料の順から申しますと、二、雑件其の他というところから御審議願つたら如何かと存じます。送り番号は七の請願千五百八十一号、繊維機械産業不振による労働対策の請願、椿繁夫君紹介の件でございますが、本件につきましてはすでに曽つての委員会のときにおきましても、ほぼこの内容に該当するような問題につきまして当時取上げまして、繊維機械の最近の状況から見まして不振を来たしておる、従いましてそれに関連して労働問題まで問題が敷衍して来ておるので、できるだけこれの抜本的な解決策をとられたいといつた趣旨の問題を、すでに当時委員会におきましても御審議願つた件でございますが、請願の形で同じような内容で出ておりますのが本件でございます。今担当者が政府側から来ておりませんが、請願の内容はそのようになつておりますが、如何取計らいましようか。
○委員長(竹中七郎君) 速記をとめて下さい。 〔速記中止〕
○委員長(竹中七郎君) 速記を始めて。この請願千五百八十一号の問題は労働対策を如何に政府は考えておるかという問題でございますが、これは今のそんな状態にありますので、これを採択するかどうか委員のかた……。
○中川以良君 本件はしばしば当委員会でもいろいろな本案の審議中出た問題でありまして、この請願の本来の趣旨といたしてはせいふにまあいろいろそういう点対策を立ててくれというので、別に具体的な対策を持つて来ておるのではございませんから、当然私はこれは政府が今日労働対策については種々検討を加え、善処をいたしておるものでありますから、本件は採択して然るべきものだと思います。
○委員長(竹中七郎君) 中川委員の御発言の通り決定いたしまして御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(竹中七郎君) 御異議ないものと認めまして採択することに決定いたしました。 次に請願千百四十三号。
○専門員(山本友太郎君) 次に送り番号八の請願千百四十三号鑄鍛造品工業確立に関する請願、小林英三君紹介。これは請願の要旨は、機械工業発達の基盤は、その構成部品である素型材を優秀品とするよう行政的指導誘えきの必要が大切であるにかかわらず、従来ややもすると素型材であるというので軽視せられた傾向のあつたことは遺憾であるから、今回政府の行政機構改革を機会に、複雑多元的な機構を鋳鍛造品課に一元化し業者の不利不便を除去すると共に、行政指導の一貫性を実現し、我が国機械工業の飛躍的発展に資せられたい。という要旨でありますが、問題は今回の行政機構の改革を機会に鋳鍛造品課を通産省の設置法の中で、そういう課を設けて、統一してくれという趣旨の行政機構に関係する請願でございます。
○政府委員(本間俊一君) 小林委員の御紹介であります鑄鍛造品工業確立に関する請願の只今専門員のほうからも御趣旨のお話がありましたが、私どももたびたびそういう同様の陳情が出ておりますので、その御趣旨に副うように、御趣旨を尊重いたしまして措置をいたしたいという考えで只今いろいろ準備をいたしておるわけでありますが、まだ正式にはきまつておりませんが、大体御趣旨を尊重して措置をいたしたい、こういうふうに考えております。
○結城安次君 現在の機構とどんなふうに変るのですか。
○政府委員(本間俊一君) 三課に実は品物によりまして分れておるような関係がございますので、それを行政機構の改革に当りまして、一つの課にまとめて欲しいという、そこで総合的にやつて頂くほうが便利でもあるし、それから又鑄鍛造品の行政が一つになりまして、大変いいじやないか、こういうまあ御趣旨のお話に承わつております。大体趣旨を尊重して措置をいたしたい、こうまあ考えておるわけであります。
○結城安次君 私の伺つておるのは、現在鑄鍛造品課というのはあるのですか、今度の新機構の三つに分れてから……。
○政府委員(本間俊一君) いや、その逆になつておるわけでございます。現在は二つか三つの課に分れておりまして、今度の改革に当つて一つにまあしよう、是非そういう課を存置しよう、こういうことであります。
○結城安次君 現在の、誰か役所の人がおらなければ……現在鑄鍛造品課というのはあるのですか。これは私の聞き違いですか。
○政府委員(本間俊一君) 今機械局の中にあるのでございますが、何と申しますか、品物によつてそこだけでは所管をいたしておらないのもあるわけなんです、品物によりまして……。そこで今度の行政機構の改革に当つて従来ありまする課を残して、そこへ皆一緒にして欲しい、こういう御趣旨のように承わつておりますが……。
○結城安次君 私の伺つておるのは、小林君の御趣旨はそうかも知れませんが、今役所の機構はどうなつておるか、今とどんなふうに変るか。
○説明員(重見通雄君) 現在の機構を御説明いたしますと、鉄鋼局に鑄鉄管部門と、それから雑貨局に日用品の一部、その他が鑄鉄造品課というふうに三つに分れております。今度それを一括して鑄鍛造機械に持つて行きたいという御趣旨のように思われます。
○結城安次君 そうすると、今度の新機構がそれが皆んな一つになるというように了承してよろしうございますね。請願と離れまして……。
○政府委員(本間俊一君) 大体そういうふうにいたしたいという考えで只今課の編成をいたしておりますが、まだ正式にはきめておりませんが、大体そういう趣旨で措置をいたしたい、こういうふうに考えておるわけです。
○結城安次君 では私はそういう三つを寄せるということの前提でこれに賛成いたします。
○委員長(竹中七郎君) では請願千百四十三号は採択いたしましても御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(竹中七郎君) 御異議ないものと認めましてさよう決定いたします。 次を専門員に説明させます。
○専門員(山本友太郎君) 送り番号九番は請願千五十八号、国内産モリブデン鉱保護に関する請願、小滝彬君紹介。これは島根県に産出しますモリブデン鉱が非常にたくさん出ておるわけですが、最近輸入品がかなり入つて来まして、そのために県内のモリブデンが非常に暴落して、でそのため製品が滞貨しまして、売却もできないで休山の止むなき状態にあるから、輸入に対して、厳重な監督と山元貯鉱を即時買上げられるようにしてくれ、そして他面又消費規則制の厳重な励行によつて、事業がうまく運営して行くようにやつてもらいたいという内容の請願でございます。
○説明員(小泉進君) 御説明申上げます。モリブデンの日本の国内における生産と申しますと二十六年度におきましては四十四トン、二十七年度におきましては百三十トン程度でございますが、日本の国内の需要について申上げますと、二十六年度においては二百七十トン、二十七年度におきましては三百トン程度の需要があると考えられるのでございます。どうしましても国内事情が伴いませんので、輸入に依存しなければならない現状であります。但し逐次日本の国内の増産態勢の進展に伴いまして輸入量を調整し、輸入品によりまする国内市場の圧迫を最小限度にとどめる必要性は請願の趣旨の通りでございます。モリブデン鉱石がIMCの国際割当物資でありますので、緊要、物資輸入基金特別会計等の政府機関によりまして一括政府輸入を行なつて日本の国内の需給の調整を図つて行くように運営する点を目下研究中であるわけであります。
○中川以良君 輸入の数量は幾らですか、もう一遍……。
○説明員(小泉進君) 日本の国内の生産が四十四トンで、それから二十七年度の生産の見込が百三十トンでございます。それから日本の国内の需要が二十六年度には二百七十トン、二十七年度には三百トン程度の需要見込でありますので、その差額を輸入しなければならないと考えております。
○結城安次君 そうするとこの請願の趣旨は輸入品が安くて困るから国内品を上げろというのですか、そういうふうに思えるが、これはどうですか。
○専門員(山本友太郎君) 請願の趣旨は輸入品が入つたために国内品が下落したということを指摘して、これに対する保護を要求しておるわけなんです。
○結城安次君 そうすると国内需要の大体国産は二割かそこらしがなくて約八割が輸入によつている、その八割の輸入を使う人を犠牲にして二割の国産品を保護しようということになるのですか、どうですか。
○説明員(小泉進君) いろいろモリブデンに限りませず、どうしても日本だけで賄い切れませんものが日本にございまして、タングステンにしましてもそうでございますが、ニツケルにしましてもそうでございます。
○結城安次君 いや、モリブデンです。
○説明員(小泉進君) モリブデンにつきましても、できるだけ日本の国内の生産を伸ばして行くような方法をとりたいということになつております。折角ありますものを、日本の国内のものをできるだけ掘つて、差額だけ輸入にしたいというつもりでおります。
○結城安次君 そうすると何ですか、国内モリブデン鉱業を助長してやれば輸入がなくなるという見込ですか。
○説明員(小泉進君) 今のところ見通しはなかなか全部を賄い切れる情勢ではございません。御存じの地下資源というものはなかなか容易に発見されないのでして、近い将来において需給がバランスするとは考えられませんが、そうかといつてそれで行きますと日本の国内資源が発展しませんので、できるだけ国内資源を有効に伸ばして行きたいと考えております。
○結城安次君 モリブデンの国内品の生産コストとCIFに幾らぐらい……。
○中川以良君 私は助成をしろとか何とかいう意味でなく、モリブデンを当然日本において今後できるだけ増産をいたす意味と思いますので、増産に対する政府が指導助長等について今後十分にこの趣旨に副うてやるという意味において私は採択していいと思うのです。
○委員長(竹中七郎君) 先ほどの結城委員の質問に対して小泉課長から答弁願います。
○説明員(小泉進君) 大体只今のところ輸入しております価格が五十八万から六十万程度であります。
○結城安次君 日本国内産は……。
○説明員(小泉進君) 日本のものはこれより高くつきます。今のところ七八十万かかつておることと思います。
○結城安次君 そうするとこれを採択し、若し役所がこの通りやつてくれれば、日本の二割の産業を保護すれば、八割の需要者に七十万乃至八十万のものを使わせることになると思いますが、どうでありますか。
○説明員(小泉進君) それがだんだん只今のところ山の整備ができて来まして、どうしてもこういつた国際価格と申しますか、鉱物というものは対外的に世界の金属と対抗しなければならないので、当然輸入品と対抗し得る価格まで下げるべきでありますし、下げられないままですと、我々としては別に特別な積極的な方針はとらないつもりであります。すべての鉱物としてそういう考えでおります。
○結城安次君 そうすると役所としては今国際価格のみで見ますと努力して多少効果が見えたわけですか、どうですか。
○説明員(小泉進君) 現在は見えつつあります。
○中川以良君 それでありますから私は需要者に高い物を買わせるということでなく、いわゆるモリブデンの生産ができれば自然単価が下がるのでありますから、今後は増産に対する指導助成等について十分に一つ政府が意を用いるという、こういう意味の下にこの請願を採択いたしていいだろうと思います。
○委員長(竹中七郎君) 御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○結城安次君 その前にちよつと、今輸入したものと、国内産のものとは価格において二、三十万の差があるのですが、それはどういう方法で販売しておりますか。
○説明員(小泉進君) モリブデンと申しますのは、非常に零細な山でございまして、特に中小企業者が多いのでございます。大体この鉱山と申しますのは、探鉱というのに非常に金がかかるのですが、たまたまこういつた特殊な鉱物につきましては、政府のほうでも探鉱奨励金という制度でも一部価格の面を見ますし、同時にこういつた非常な零細なる企業でありますので、地方の通産局の鉱山部を通じて技術的な指導並びにそういつた合理化の点において指導をいたしまして、只今おつしやいましたように、生産を増強することによつて単価が安定することになりますので、逐次そういつた線に進んでおります。
○結城安次君 私の伺つておるのは、そうでない。今日本で今年は三百何十トンとかいうので、その三百何十トンの国内品が二割、約七十万から八十万かかるものが二割、五十万乃至六十万のものが八割、それがどういうふうに販売されておるか。どこかでプールして単一価格でやるのですか、需要家が勝手に買つておるのですか。
○説明員(小泉進君) 現在はプールはしておりません。需要家との間で取引が行われております。ですから現在のところ鉱山では高くかかつたものを安く売つておる現状であります。
○結城安次君 わかりました。
○委員長(竹中七郎君) 只今中川君の御提案の通り採択いたしまして御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(竹中七郎君) 御異議ないものと認めます。では採択に決しました。 次の説明をいたさせます
○専門員(山本友太郎君) 次は送り番号十五、請願千七百三十八号、鉱毒対策費国庫支弁に関する請願、川村松助君紹介は、松尾鉱山の鉱毒対策についての請願でございまして、同鉱山におきましては、いろいろな方法をとりまして、水路、堤防、沈殿池の整備等による鉱毒水処理のほか、更にその完全処理を図るために、先頃より鉱毒水の地下水化方法を計画実施中であるが、この方法は非常な巨額な経費を要し、鉱山独自の力では完遂困難であるから、同経費の国庫支弁について特に考慮せられたいとの請願でございます。
○説明員(小泉進君) これは鉱山保安局でやつておりますのですが、資源庁で代つて御説明します。全く請願の趣旨の通りのことでありまして、毎年鉱山保安局から大蔵省に対して昨年も今年も出しております。その趣旨に副つて予算を組むときに保安局のほうで努力しておりますが、実際は出しておりません。
○専門員(山本友太郎君) 請願書が至つて簡単でございまして、実はその問題となつております巨額の経費というものかどのくらいに要するものやら、従つて、そのうちどの程度の国庫補助を希望しておるというような、具体的な問題につきまして、請願書に明記してございませんので、ただ抽象的に金がたくさんかかるのでとても企業だけではできないから、国庫で応援してもらいたいという意味の請願で、その点について明確を欠いておるのは大変遺憾でございます。
○中川以良君 それは現在国庫から幾らか出しておりますのですか。
○説明員(小泉進君) 現在出しておりません。
○中川以良君 いないのですか、改めて出すのですか、予算措置が要るわけだな。何かそれ以外に関連あるのですか。
○政府委員(本間俊一君) お答えを申上げたいと思いますが、今年の二十七年度の予算のときもたしか大蔵省のほうへ要求をいたしたと記憶しておりますが、大蔵省の査定で落ちたというふうに承知しております。
○中川以良君 本件は今政務次官の御説明を承わると、すでに本年度の予算に通産省としては要求をしておられたけれども、査定において落ちたという話でありまするが、将来この鉱毒の問題は、ただ松尾鉱山のみならず、国全体として私はお取上げになつて、そうして適切なる要求を大蔵省にお出しになるべきだと思います。かような意味の下に、私は本請願を採択するほうに賛成いたします。
○委員長(竹中七郎君) 只今中川君の御意見のように決定いたしましても御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(竹中七郎君) 御異議ないと認めます。採択に決定いたします。 次を説明いたします。
○専門員(山本友太郎君) 次は送り番号十七号、即ち請願二千八十九号で帝国石油株式会社の紛争解決に関する請願、島清君紹介でございまして、これは旧来の委員会におきましても、法案その他に関連いたしまして、随分問題になりましたものですが、ただ請願を審議します時期が大変ずれましたために、時間的にやはり如何かと存じますが、内容といたしましては、委員の各位の十分御承知の通りでございまして、請願者は同社内におきまする労働組合関係者並びに従業員、事務職員等も一緒に入つておりまして、この請願はいたしております。
○政府委員(本間俊一君) この問題は、当委員会でもいろいろな御論議のあつたところでございまして、只今折角帝石本来の業務に専念することのできまするように役所側といたしましても努力をいたしておる次第でございますので、何と申しますか、もう少し時間はかかるかと思いまするけれども、御承知のような方法で努力いたしておりますので、御了承願いたいと思います。
○委員長(竹中七郎君) 採択いたしまして御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(竹中七郎君) 御異議ないものと認めます。採択に決定いたします。 次を説明いたします。
○専門員(山本友太郎君) 次は送り番号十二号、請願百七十二号、送り番号十三号、請願の二百八十二号、いずれも工業技術庁に関係します問題でございます。なおそれにつきましては、資料三頁の雑件にございます陳情の送り番号十五号、十六号、十七号、十八号、すべて工業技術庁関係の工業試験所その他の関係につきまして、工業技術庁がいろいろ整理統合をやろうとする計画を持ち、又現に着手しておると思いますが、それに対しましておのおの地元関係から存続存置の趣旨の請願並びに陳情でございます。一括して一つ政府側の現状その他についての説明をお願いいたします。
○政府委員(本間俊一君) 只今議題になりました工業技術庁の機構改革に関連をいたします案件でございますが、京都を除きましては大体存置をするということにいたしたわけであります。で、京都のほうも実は京都の試験所におりまするかたがたとも、或いは当局ともいろいろ相談をいたしまして、名古屋のほうへ移ることに円満に解決をいたしまして処理をいたしておるようなわけでありまするので、京都だけは只今申上げたような事情になつておりますが、そのほかは存置ということに決定をいたしております。
○委員長(竹中七郎君) ではこの請願並びに陳情は採択いたしましても御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(竹中七郎君) ではさよう決定いたします。 次をお願いいたします。
○専門員(小田橋貞壽君) 次は元の頁へ返りまして、一頁目の請願の送り番号十四号、十五号、十六号、十七号、並びに陳情の四頁目にございます送り番号、十九、二十これはすべてアルコール工場の拂下げをやめてもらいたいと、即ち存置してもらいたいという問題でございまして、この問題につきましても曾つての委員会におきまして 栗山委員と記憶しておりますが、問題を提起されまして、当局との間にかなり内容に突つこんだ質疑応答のあつた問題でございます。請願並びに陳情の形において出ておりますので、改めて御審議願いたいと存じます。
○政府委員(本間俊一君) このアルコール工場の問題でございますが、御承知のように戰争中の必要から国のほうでアルコール工場を経営いたしておるわけでありますが、現在では御承知のように需給の関係から申しましても、国でアルコール工場を是非ともやらなければならんという理由は実はまあなくなつておるわけでございます。従いましてできるだけ民営に移したいという根本的な考え方を持つておるわけでございますが、まあ一遍に拂下げをいたしますか、民営に移しますか、或いは多少何と申しますか、いろいろな事情等も勘案をいたしまして、漸進的にやるかということになろうかと思いますが、御承知のように今年は定員法の関係がございまして、二工場はかりはどうしても国でやつておりまする経営を変更しなければならんというような事情もございまするので、地元側の意向も勘案をいたしましてできるだけ円満な処置をいたしたいと考えておる次第でございます。
○委員長(竹中七郎君) 本問題は非常にまあデリケートな問題でございますし、拂下げの個所も決定してないのでありますので、これは保留にいたしたいと思いますが、如何でございますか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(竹中七郎君) では保留にいたします。 次を説明いたします。
○専門員(小田橋貞壽君) 次は法案関係でございまして、送り番号の十八号、請願百三十八号水質汚濁防止法制定に関する請願、櫻内義雄君ほか一名の紹介でございます。これは暫らく以前の当委員会におきましても問題になつた法案でございますが、まだ立案の過程に入つておりませないこの法案を、本請願は必要であるから急いで一つ作つてくれるようにという意味でございまして、特に問題になりましたのはパルプ工場が対象になりまして、その廃液処理が不完全なために、水産資源に非常な悪影響を及ぼしておるから、そういう意味合で水質汚濁防止法を早く制定してくれという意味の請願でございます。
○政府委員(本間俊一君) これは御承知でもあろうかと思いますが、パルプ工場の汚水処理の問題はなかなか利害も対立をいたしておりまして、実は面倒な問題になつておるわけでございます。そういう関係で、立法措置のところまでは進んでおりませんが、これは只今申上げましたように非常にデリケートな問題でもございまするので、十分双方の利害をも勘案をいたしまして処置をしなければならんという考えでおります。
○委員長(竹中七郎君) これはいろいろ今の政務次官の説明のありましたように、利害関係が対立しておりますから保留にいたしたいと思いますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(竹中七郎君) 御異議ないものと認めましてさよう決定いたします。 次を説明いたします。
○専門員(小田橋貞壽君) 次は送り番号第十九号、即ち請願千七百九十六号並びに送り番号二十号請願二千五百九十号、同じく送り番号二十一号請願二千七百二十八号、いずれも目下審議中の臨時石炭鉱害復旧法に対する、特に後段の分につきましては修正意見、こういうふうに修正してもらいたいという請願でございますので、これは只今当委員会において法案を御審議中でございますので、法案審議の結果がおのずからこの請願に対しまして結論を出すということになろうかと思います。そういう関係につきましては従来の委員会の扱いといたしましては保留ということになつております。
○委員長(竹中七郎君) 保留にいたしまして御異議ございませんか……。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○専門員(小田橋貞壽君) なおちよつと申し落しましたが、同じ趣旨のが陳情の送り番号三十号、三十一号、陳情六百四十二号、同じく陳情の千二十六号が大体同じ趣旨のものでございます。
○委員長(竹中七郎君) 今のを保留にいたしまして御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(竹中七郎君) 御異議ないと認めましてさよう決定いたします。 次を説明いたします。
○専門員(小田橋貞壽君) 次は送り番号が二十二号、請願千五号でございますが、私鉄の枕木、電柱を木材防腐法案より除外するの請願でございます。これは只今政府において立案中と承わつておりますが、木材防腐法案というものが研究中でございますが、その中から問題の私鉄の枕木、電柱等はこれの対象かち除外してもらいたいという趣旨の請願で、岡田信次君紹介でございます。
○説明員(伊藤こう太郎君) 御説明申上げます。木材防腐法案は今国会に提出するように進めて参りましたけれども、議員提案にお依頼を申上げましたが、時期が遅れまして本国会に上程されないことに、提案できないことになつたのであります。それから請願の御趣旨の枕木の問題につきましては、私鉄の業界のかたかたが非常に困るという御意見がございまして、これは監督官庁でございます運輸省とお話合いをいたしました結果、枕木のうちのすべての樹種にやるということを、防腐をするということをやめて、松、ぶな、楡というような当然防腐をしなければならんものに限定をしてやる。それから非常に経営が困難な私鉄がございますので、そういうものについては例外的に、特別な例外を認めてもらいたいという二つの点がございまして、その点でお話合いをつけまして、運輸省と私のほうの局とそういうこで進もうということに話がすつかりついております。
○委員長(竹中七郎君) 採択に御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(竹中七郎君) 御異議ないと認めましてさよう決定いたします。 次を説明いたします。次は中小企業と貿易に関連したものから説明いたします。
○専門員(小田橋貞壽君) それでは貿易関係についてお説明申上げます。請願第七百三十号は輸出振興対策に関する請願でして、これは毛織物関係が主であります。輸出取引法を制定することのほかに輸出金融の措置を講ずるとか、その他の点が陳情されております。ほかの輸出振興関係とは種類が違うと思うのであります。あとのほかのほうは一括して申上げたいと思います。 それからその次を申上げます。請願の送り番号の二から六まで、並びにこれは陳情のほうでございますが、陳情のほうの二、送り番号の二、繊維機械産業の安定化に関する件、この合計六件は、大体これは中共貿易促進に関する陳情でありまして、第一の請願第七百三十号の貿易、輸出振興対策一般に関するものとはやや種類が違うと考えられます。従つて扱い方は分けたほうがいいんじやないか、こう思いまして先ず第一に請願第七百三十号だけ議題にして頂きたいと考えております。
○結城安次君 輸出振興というものはとめるわけには行きませんよ。
○委員長(竹中七郎君) 第一の請願第七百三十号は採択いたしまして御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(竹中七郎君) 御異議ないものと認めましてさよう決定いたします。 他の二から六まで、それから陳情二は如何いたしますか。
○専門員(小田橋貞壽君) これは大体全部中共貿易に関する請願並びに陳情でございまして、そういう意味におきましては実は決議案云々の問題がありますので、それと合せて考慮されたら如何かと思います。
○中川以良君 本件は只今アジア貿易促進に関する決議案等につきまして折角今検討を加えております際でありますので、それと共にこういうことが検討されるので、この際はこれは一応保留しておいたほうがいいと思います。
○委員長(竹中七郎君) 御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(竹中七郎君) さよう決定いたします。 次を説明いたします。
○専門員(小田橋貞壽君) それでは次に請願の送り番号二十三から五十一までに関するものでございます。一々読み上げると長くなりますから略しますが、中小企業資金融通法制定促進に関する請願でございまして、この二十六件は全部殆んど同文でございまして……、申し忘れましたが、陳情の第四頁にも同じものが二件ございます。即ち送り番号二十七、二十八でございますが……。失礼しました。これは違うのでございます。今の二十六件だけでございますが、これは中小企業資金融通法制定に関する請願でございまして、これは曾つてこの前の委員会で採択いたしまして、内閣に別に送付しないで、これは法律の制定でございますから、参議院自体で解決できるという意味で、内閣へは別に送付しませんでしたが、採択しております。
○委員長(竹中七郎君) 今の小田橋君の説明の通りに決定いたしまして、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(竹中七郎君) ではさよう決定いたします。 次を説明いたします。
○専門員(小田橋貞壽君) それから次は請願の送り番号四十九、五十、五十一並びに陳情の送り番号二十七、二十八、二十九の六件でございますが、これはいずれも中小企業安定法案、只今提案になつております特定中小企業の安定に関する臨時措置法案に関連するものでございまして……、失礼しました。五十一條は違います。四十九、五十の二件と、それから陳情のほうの二十七と二十八と二十九、即ち陳情千二百二十三号と千百四十九号と千二百三十二号、この三件合計五件でございます。
○委員長(竹中七郎君) これは如何取計らいましようか。
○専門員(小田橋貞壽君) 先ほどの鉱害の関係と同様の趣旨に扱つて然るべきかと考えますが……。
○委員長(竹中七郎君) 保留でしたね。保留といたしまして御異議がありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(竹中七郎君) ではさよう決定いたします。 次を説明いたします。
○専門員(小田橋貞壽君) それから請願送り番号五十一、即ち請願千六百四十号、中小企業等協同組合法改正等に関する請願、これは内容を拝見いたしますと、大体において大部分はこの前の中小企業等協同組合法の一部改正の際に実現されている要望でございます。
○委員長(竹中七郎君) 保留にいたしまして御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(竹中七郎君) さよう決定いたします。 次を説明いたします。
○専門員(小田橋貞壽君) 以上で請願が終りまして、次に陳情でございます。陳情の送り番号一番、最初の一、陳情百五十七号、在日外国人用品の外貨資金割当に関する陳情。
○結城安次君 これはよく説明しなければ返事できないな。わからんよ。
○専門員(小田橋貞壽君) この陳情の趣旨は先般S・P・S、O・S・Sの外国人専用小売店制度が改正になりまして、外国人専用が廃止されて、日本人も普通円で買えるようになつた。ところがその輸入外貨の割当が、その後もS・P・S及びO・S・Sに対してだけ今までの販売実績を基準として外貨の割当を行えるようになつているから、従いまして、他の有名な、又経験ある業者がこれに参加できないという不合理を生じているというので、機会均等の趣旨を以て実質的に資格のある業者に対しては、広くその輸入外貨の割当をしてもらいたいという趣旨の陳情でございます。
○政府委員(本間俊一君) 御説明申上げますが、これは実はできるだけ早くなくしたいという考え方を以ちましているわけでございますが、ただ急にまあやめてしまうというのもどうかと思いまして、惰性と申しますか、というような恰好で実は既存の業者に割当しておるわけでありますが、遠からずこれは廃止いたします。ただ外国人がどうしても必要な品物があるわけでございますから、これは雑輸入のような関係で処理をいたしたいという考えを持つておりまするので、陳情のような事態は今後起らないのじやないかというように考えております。
○委員長(竹中七郎君) 保留にいたしまして御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(竹中七郎君) ではさようにいたします。 次を説明いたします。
○専門員(小田橋貞壽君) 次は陳情、送り番号の三、第三百五十九号、琉球黒糖輸入制度持続等に関する陳情であります。奄美大島から参つておるのでありますが……。
○中川以良君 陳情がたくさんあるようでありますが、この中で特に政府が今この陳情の趣旨に副うて施策を実行し、又実行せんとしつつあるものがあろうと思いますから、それを説明して頂きまして、それは採択にして、あとは特別に利害関係があるわけでありますから、一応保留にしておいて頂いたら如何かと思います。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(竹中七郎君) 政府の説明を願います。
○政府委員(本間俊一君) 御承知のように、繊維機械産業の安定化に関する陳情というのがございますが、内容はよく承知しておりませんが、これは当然転業、その他の関係でいろいろ実は相談相手になまして、いろいろ苦労をいたしておるところでございます。 それからこの中でポンド地域より乗用自動車輸入に関する陳情、それからポンド地域への輸出抑制是正に関する陳情、これは大体こういう趣旨で処理をいたしておるわけであります。それから送り番号の八ですが、発電用電気機械の輸入防止に関する陳情でございますが、これも大体こういう趣旨で処理をいたす考えにいたしております。大体そんなようなところは御趣旨に、こういう趣旨で処理をいたすつもりでおります。
○委員長(竹中七郎君) 只今本間次官が説明されましたごとく、五、六、八、それから二十一ですね。
○結城安次君 それから採択するのを言つて下さい。何番……。
○委員長(竹中七郎君) 五、六、八、二十一、それだけですね。
○専門員(小田橋貞壽君) 送り番号の……。
○結城安次君 二十四も、採択して下さい。
○委員長(竹中七郎君) 二十四ですか。今のもう一遍申上げますと、送り番号の五、六、八、二十一、二十四は採択、あとは保留、それからこの中小企業関係の十一、十二、十三、十四は採択、法案関係は保留、さよう決定いたしまして御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(竹中七郎君) ではさよう決定いたします。 陳情、請願の問題は全部終りましたので、これを以ちまして休憩いたします。御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(竹中七郎君) それではこれにて休憩いたします。 午後零時三十六分休憩 〔休憩後開会に至らず〕