水産委員会 第31号
- 発言数
- 14 件
- 登壇者
- 4 名
- 会派数
- 3
- 開催日
- 1952/05/07
会議録
○委員長(木下辰雄君) 只今から委員会を開会いたします。 かねて本委員会及び文部委員会で討議をいたしておりました水産大学、これが越中島の校舎を警察予備隊にとられまして非常に困つている。そのことについては、参議院は決議案まで出して至急学校の返還をするようにというふうに決定いたしましたが、そのときの予定は水産大学内におる予備隊を、士官学校が空くのだからそこへ移して、そのあとに水産大学は帰つて来るということにするということを天野文部大臣も、大橋国務大臣も言明されておつたのであります。ところが最近聞くところによると、士官学校は駐留軍が空けない、従つて水産大学も行く所がないというようなことを聞いたのであります。それでその間の事情を十分究明して、何とか解決するために、来週適当な日に文部委員会と水産委員会の連合委員会を開催したいと思いますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(木下辰雄君) 御異議ないと認めます。
○青山正一君 ちよつとそれについて……。実は軍港都市平和産業転換に因む議員連盟とういうものがありまして、その議員連盟の会議の席上におきまして、いろいろ報告を聞きますと、大橋国務大臣から文部省当局へ、水産大学が越中島のほうは返還できないというふうな申入れがあつたらしいように承わつているのであります。それと同時に横須賀の市長な。、外務省の伊関という局長が中心となりまして、その筋、いわゆるGHQといろいろ折衝し合つて、或いは文部当局といろいろ話合もやつて、最近横須賀のいわゆる予備隊をどこかへ移しまして、その本館を水産大学へ提供したいというような地元の熱意が非常に大きいので、そういうふうな運動が非常に強く現われておるやにも見受けられるわけなんですが、その機会でもよろしいですし、或いはその他の機会でも結構だと思いますが、横須賀の市長なり、それから或いは折衝に当つた伊関さんあたりを、いつの機会でも結構ですが、一つ呼んで頂けば、その間の事情をお聞きする方法もいいのではなかろうか、こういうふうに考えておりますが、一つお考え置きを願いたいと思います。
○委員長(木下辰雄君) 連合委員会の際に、その間の事情を十分究明いたしました十で、又次の機会にそういうことにいたしたいと思います。それでは連合委員会のことはさよう決定いたします。その日取りは文部委員会と打合せた上で、又御相談いたします。 —————————————
○委員長(木下辰雄君) それからその次に、漁港の問題でありますが、これは一昨年漁港法が成立いたしました当時、農林省の計画として、四百五十港の漁港を第一回の整備として国会に提出して国会の承認を得ております。そのとき水産当局の説明によると四百五十港の第一回の整備は、三カ年以内で約四百五十億の金で以てやる予定だということを言つておりましたが、その後年々、僅かに昨年は十二億七千万円、本年は十七億八千万円という程度で、最初の計画とは非常な差がある。このままで行けば、十五年も二十年もかかる。その間に折角出来上つた立派な漁港が壊されるというような関係で、恐らく二、三十年はかかるというような状態にならんとも限りません。それでその間の事情を十分安本長官、農林大臣、運輸当局に質して、この整備計画の達成を期したい、そうして来年度の漁港の予算に対しても相当思い切つた措置をするように要望する必要があろうかと思います。それでその際この委員会に、舞阪港から関係者を二名呼んで、舞阪港について詳細なる陳情をいたさして、それに対して又当局に質したいと思いますが、参考人として二名呼ぶことに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(木下辰雄君) 御異議ないと認めます。
○千田正君 そこで今の参考人を呼んで、まあ一応質するのですが、先般委員長は向うのほうを御視察になつたと思いますので、一応議員のほうにも詳しい資料を一つ参考に頂きたいと思うのです。そうして一つ政府当局に十分そういうような問題について質問をしたいと思いますので、その点お願いしたいと思うのです。
○委員長(木下辰雄君) 承知いたしました。前田という新居の組合長と、それからもう一人舞阪の組合長を呼びまして、最初からの経緯を十分説明いたさせまして、その際相当資料を持つて来ると思いますけれども、その以前になお資料をとりまして、皆様にお配りしたいと思います。
○秋山俊一郎君 二人の参考人というのは、今我々の審議しようとする四百五十億の予算を以て二ヵ年で整備しようという問題と関連がありますか。
○委員長(木下辰雄君) それは関連は直接ありませんけれども、こういう状態だと、何ら進捗もせずして、浜名湖の出口はそのままで、何ら手を着けずに調査々々で安閑としておるということも一つの証左になるだろうと思います。放置しておけば恐らく浜名湖はもう口はなくなるというようなことも言つておりました。沼津でもそれからその他の漁港でも、いずれも私の視察したところは殆んど港口が浅くなつて、船の出入りも非常に不自由だという漁港が非常に多いのです。そういう参考にもなると思いまして……。
○千田正君 前以て一度伺つておきたいのですが、沼津にしても、舞阪にしても、委員長の観察から見るというと、いわゆる運輸省その他の何と言いますか、従来よく言われるセクショナリズム、繩張り主義のような立場で工事その他に対して着手しないのか、或いは予算の関係でしないのか、その点については委員長の御観察はどうですか。
○委員長(木下辰雄君) 私の見ましたところは、舞阪港の内側が漁港地区として第二種漁港に指定してあります。で、それに対しては港内ですからして、相当年々予定の金を支出して相当整備ができつつあります。一番突つぽなの入口は、これは運輸省があの辺の避難港として最初手を着けて三カ年間調査をした、その調査の費用の半分は地元の組合が負担したと、そうしてやつたが、それに対して何らの決定もせずして去年からはもう等閑にして遊んでおるというのが実情だそうです。その間の事情はどうなつておるかということは、両組合長の証言及び運輸当局の説明を聞けば、およそわかるだろうと思います。で、やはり農林省の予算としては、本年の十七億八千万円しかありませんけれども、多少商港がかつた漁港に対しては数カ所を、全港数にしたら数十カ所手を着けておるようである。それはむしろ望ましいことでありますが、漁港という点について知識がないか、或いは関心がないか、舞阪港みたような漁港ができるのが数十あるようであるから、その辺も十分追及したらよかろうと思います。舞阪港ばかりではありません。もう一つ私がこの聞見ましたが、相良港、これは七、八年前までは五十トン級の船が出入りしておつたそうですが、ところが運輸省が堤防を作つた。その堤防を作つてもどんどん土砂で埋つて、もう満潮時でなくては二十トン級の船も出入りできないというような実情も聞いたのです。いわゆる運輸省でやつている漁港でありますが、それで運輸省と水産庁との間の連絡或いは協調というものは全然ないようであります。
○千田正君 そこで今度も参考人を呼んで、そういう問題についての状況を聞くわけでありますが、恐らく今委員長のおつしやる通り、全国に相当数の同じようなケースがあると思います。で、舞阪港の場合はその一つのモデル・ケースとして、政府並びに運輸省その他に対して我々はいろいろ質問をするのですが、ほかの同様な、いわゆる港湾関係で同じようなケースがあるならば、なお水産庁その他に十分の資料を提出するように、委員長から専門質の皆さんに御相談になつて、提出するようにして頂きたいということを重ねてお願いいたします。
○委員長(木下辰雄君) 承知いたしました。さようにいたします。ほかに御意見はありませんか……。以上二つの問題を決定いたしましたので、本日の委員会はこれを以て散会いたします。 午後一時五十八分散会