水産委員会 第24号
- 発言数
- 11 件
- 登壇者
- 5 名
- 会派数
- 3
- 開催日
- 1952/03/31
会議録
○委員長(木下辰雄君) 只今から委員会を開きます。 本日は十勝沖の震災の被害状況視察に行かれました千田理事からその御報告を聞きたいと思つております。併しまだ千田理事がお見えになりませんので、暫くの間懇談会に移りたいと思います。速記をとめて。 〔速記中止〕 〔委員長退席、理事松浦清一君委員長席に着く〕
○理事(松浦清一君) 速記を始めて下さい。
○青山正一君 これは昨年来、いろいろ水産庁長官にお伺いしたいと思いますが、例の越佐海峡の問題ですね、当委員会にも陳情がありましたのですけれども、又政治的にもいろいろな問題を惹起しておる、かように聞いておるわけですが、その後何か解決したというふうに承わつておるわけなんですが、その後の経過について一つ長官からお聞きしたいと思います。
○政府委員(塩見友之助君) 越佐海峡の問題は今年の一月四日だと思いまするけれども、私の就任前に、前年に出しましたところの告示を撤回しまして、それで底曳網の越佐の間の中間の漁区での操業を認めない命令を出しまして、それで一応処置をつけたわけです。まあこの種の問題は、大体沿岸漁業者と底曳網漁業者との争いの問題で、処理の仕方は非常にむずかしいわけですけれども、大体両者の話合いがつかなければ、一応はその現状というふうなものを前提として処置をしないと、まあ漁場の紛争が烈しくなる一方で、血を見るような危険も起りかねませんから、政府としてもそういうふうな意味で、そういう方向で、まあ従来底曳の入れなかつた漁場でしたから入れないというような形で処理をするという方針をとつて、そのまま現在まで継続して来ている。こういう現状にあるわけであります。
○青山正一君 その問題について大体水産庁長官から御説明のあつた通りに、その大型漁船、いわゆる大型底曳漁業につきましては、大体そういうふうな方針で進んでいるようにもまあ聞いているわけなんですけれども、例えば越後の能生、それから出雲崎、それから柏崎、こういつた方面の沿岸漁業にある小型底曳は、例の越佐海峡の底曳問題、底曳業者と沼岸漁業者との争いがあつてから道義的に……、能生とか出雲崎、柏崎にいわゆる小型底曳が相当ありますが、そういつた関係の底曳業者は道義的に何とか整理を受けて、そして何かほかのほうへ転換しようというふうな計画もあるやに聞いているわけなんでありますが、この越佐海峡の小型底曳のほうの整理を今度の法律に適用できるかできんか、又そういうふうなことに進んでおるわけですからして、恐らくこの沿岸漁業の中にこの小型底曳業者が次第に道義的に出漁するという気運が薄れておるのではないかと思います。そういつた際に水産庁として整理の対象として考えて行くお考えがあるかどうか、その点について伺つておきたいと思います。
○政府委員(塩見友之助君) これは小型底曳網の整理の問題になりますのですけれども、現地のほうで転換その他について整理に必要ないろいろな計画ができて、それで農林省のほうと協議が行われれば、これは当然そういうふうな形で処理することが適当だろうと思いますし、むしろ恐らくそういうふうな意味で、水産庁のほうでも勿論予算の枠内に縛られるわけで、越佐海峡だけの問題でなくつて、各地にそういう問題が多いわけですから、順序その他規模等につきましては予算と睨み合せて調整して行かなければならないことでもあり、水産庁でもむしろそういう方向に進むように慫慂しておるというようにも聞いております。
○秋山俊一郎君 この機会でありますから長官にお尋ねしたいのですが、先般御出席のときお尋ねした際に、これは日韓漁業の問題ですが、まだ打開に至らないというお話でしたので、この問題は日本の水産の立場から言いますと非常に重大な問題である。これのうまく調整ができるかどうかということによつて、非常に大きな影響を受ける問題であると思いましたので、私ども非常な関心を持つておるわけです。この両国間の協定につきましては目下進行中だろうと思いますけれども、曾つての日米加三国協定の際には、始終当委員会にも情況の報告がございまして、ともどもにそれに対する意見を述べて、当事者を鞭撻し、或いは協議を重ねて参つたのでありますが、この日韓漁業に関する限り殆んどこれを聞くことができない。知ることができないということは果してどんなものであろうか、若し委員にも話せないということであれば、甚だこれは面白くないと考えるのであります。一般にこれを公開することをはばかるものであるとするならば、秘密会を開いてでも、或いは速記をとめてでも状況を我々に知らせて頂きたい。そうしてどういう方向で以て進んでおるか、それにタッチしておる人がどういう人であるか、若し一歩誤つて話が済んでからの騒ぎでは済まない。これは対内的の問題ではない、対外的の問題ですから、そういう点は一つできるだけ関係者の意向を酌んで進んで行つて頂きたいと、かように考えるのでありますが、長官のこれに対する御意見をお伺いしたいと思います。
○政府委員(塩見友之助君) この問題は前にも恐らく話したと思いますけれども、日米加協定の場合には、これは政府間のというよりは、民間の関係の人が入つて、そうして適当な案を作つて、それで両国政府に勧告すると、こういう形態をとつておつたわけでありますけれども、日韓の交渉の場合には、これは初めから両政府間の交渉で、それで初めの向うとの協定で、発表する事項、内容及び発表者等について、両国のほうで打合せを了したものだけと、それから発表責任者も両国政府で一人ずつ代表を出して限定をしておると、こういうふうな関係がありまして、それで遺憾ながらこういう公開の席上では発表の自由を持たないわけでございます。
○理事(松浦清一君) ちよつと速記をとめて下さい。 午後一時四十八分速記中止 —————・————— 午後二時四分速記開始
○理事(松浦清一君) それでは速記を始めて下さい。先ほど委員長が開会劈頭に、本日はかねて北海道の十勝沖の地震の調査に御足労を煩わした千田委員の報告を承わるということにいたしておりましたが、都合でその報告は次回に延期することにいたしたいと思います。御了承を願います。何かはかに御質疑がなければ……。 〔理事松浦清一君退席、委員長着席〕
○委員長(木下辰雄君) それでは本日の委員会はこれを以て散会いたします。 午後二時七分散会