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13回国会参議院1952/02/27

水産委員会 第15号

発言数
11
登壇者
3
会派数
2
開催日
1952/02/27

会議録

木下辰雄緑風会

○委員長(木下辰雄君) 只今から委員会を開会いたします。  漁港法第十七条第二項の規定により、漁港整備計画の一部改正について承認を求めるの件を議題に供します。この前の委員会におきまして提案理由については御説明がありましたが、なお漁港法に関して何か御質問がありましたら願いたいと思います。

千田正第一クラブ

○千田正君 水産庁にお伺いするのですが、二十七年度の予算におきましては、当初計画した予定のコースをとつておられるかどうか、折衡の経過を簡單に御説明願いたいと思います。

林眞治水産庁生産部漁港課長

○説明員(林眞治君) 只今御質問のございました昭和二十七年度の予算の進行状況につきまして御説明を申上げたいと思います。  昭和二十七年度の公共事業費全般の問題につきましては、前回にも御説明申上げたと思うのでありますが、水産関係の公共事業費といたしましては、大分けにいたしまして、一般公共事業費の水産施設費、それから北海道開発のための公共事業費としての水産施設費、それに災害関係の公共事業費と、こういうことになつておるのであります。一般公共事業費と申しますのは、北海道を除きました、まあ俗に本土と言われております分に対する改良費の問題でありまして、これが十二億九千三百万円余りに相成つております。それから北海道につきましては、五億八千九百万円余りが北海道の改良事業に当てられる費用、これを合計いたしまして約十八億ばかりになるわけであります。それから災害復旧事業といたしましては、約十三億四千万ばかりであります。これを総計いたしまして、三十二億二千三百万円余りが全体の水産関係の公共事業費でございます、と申上げましたが、これは実は魚田開発も入つておるわけであります。いわゆる漁港だけではないのでありますが、水産関係としまして魚田開発の費用が約四千八百万円ありますが、これを除いたその他の関係が漁港関係の予算、こういうことになるわけであります。これは只今申上げました程度と申しますか、なおそのほかその少し下部になりまして、事業の、例えば漁港修築費でありますとか、或いは作業船の整備費でありますとか、調査費でありますとか、附帶事務費でありますとか、こういうところまでの決定は一応見ておりまして、これは近く予算全体としての審議に移されるのではないかと思つております。さてその内容でございますが、これは改良事業、いわゆる修築費につきまして、私どもはもともと漁港法に定められております漁港整備計画というものに準拠いたしまして、昭和二十七年度の当初計画を立てたわけでありますが、公共事業費の総枠の関係等からいたしまして、只今申上げましたように約五十億以上の要求をいたしましたにもかかわらず、十八億という枠が決定を見ましたので、これを如何に実際の事業に配分いたしますかということにつきまして、一応の我々の最終案というようなものを作りまして、目下経済安定本部等の関係方面といろいろ事務的な折衝をいたしておるわけであります。その大体の考え方といたしましては、継続事業につきましては、これは港数等では勿論問題はないのでありますが、その一港につきましての金の決定が問題になるのだと思うのであります。併しながら新規事業につきましては、つまり二十七年度から新らしく手を付けて参りたいという事業につきましては、整備計画を実現する、まあ我々の予定しておりまする計画通りに実現するということと、それから予算の総枠を縛られておるという関係でなかなか現在のところ決定を見るに至つていない次第であります。この新らしい事業につきましては、いわゆる本土におきまして七十港程度、それから北海道におきまして二十港程度というものを一応やつて参りたい。従いまして整備計画の観点から申しますれば、当初我々が考えましたものは一年、少くとも一年は整備計画の延長をしなければならないという情勢にはなつて来るのであります。他面実際の現実の予算の面から見まして、継続事業に対しまして相当の、少くとも二十六年度よりも或る程度の、同等乃至増額、多少の増額を見た割当をしたいというような観点から、新規着手事業に廻します金も余りたくさんこれを見ることができないような実情にありますので、こういつた二つの面から只今申上げました本土七十、北海道二十という程度を一応水産庁といたしましての最終的な案といたしまして、只今事務的な折衝をしておるわけでありますが、まだ決定を見ていないのであります。この今も申上げました数字的な問題は、私どもが目下事務的な折衝をする最終案というような考え方で進んでおるわけであります。決定までには多小の異動があるかも知れないというふうには考えております。併しその七十港に、或いは北海道二十というものを考えました根拠といたしましては、飽くまで整備計画に採用いたしました港数の関係等については、アンバランスの起りませんように比率的に考えて参りたいと、こういう方針で進んでおるわけであります。大体の御説明を申上げました。

木下辰雄緑風会

○委員長(木下辰雄君) ほかにございませんか。

千田正第一クラブ

○千田正君 今北海道二十、内地が七十ですね。バランスの面から言えば決して適当なバランスじやないように考えるのですが、水産庁としては、内地の面を或る程度そのバランスに副うような方向へ持つて行くという分け方をしてもらいたいと思うのですが、その点はどうですか。

林眞治水産庁生産部漁港課長

○説明員(林眞治君) 整備計画の点から申しますと、北海道につきましては、やや当初の何と申しますか、計画に近くなつておる。それから本土につきましては、七十港ということに仮になるとしますと、整備計画の点から申しますと、三割程度当初計画より落ちる、こういうことになる。そこにアンバランスが多少出て来る、大きい数字ではございませんが、多少出て来ることは事実であります。併しこれは北海道の水産業と申しますか、従つて漁港の面につきましても、比較的に未開発であり、今後開発を要する問題が比較的に多いということはいろいろな面ですでに認められていることでありますので、その点も多少は考えなければならんというような点と、それからそういつた観点から現実に、いわゆる農林省所管として計上されます今度の予算の額、それから開発庁、いわゆる総理府予算として計上されております北海道開発の漁港の金というものはきまつているわけであります。そのときにもいろいろ問題はありましたわけでありますが、そういう決定を見ましたのちにおきましては、その計画に準拠いたしまして内容を考えて参りたい、こういうことで実は我々は考えているわけであります。

千田正第一クラブ

○千田正君 今の林課長のお答えに多少私は不満を感ずるのでありますが、予算の総額のきめ方の、枠のきめ方の場合において、北海道を第一に開發庁と同時に連絡をしてきめて、その枠できまつた後の問題を、内地のほうの振当を勘案するというように、或いは私の誤解かも知れませんが、北海道を先に重点を置いてきめてから内地のことを考えるというふうにも考えられるのであつて、やはりそうじやなく、内地の問題を重点に考えて、然してのちに北海道の枠を勘案してもらいたいというのが私の希望するところでありますが、それは私の誤解であつたら御免こうむりたいけれども、北海道の枠をきめてから内地の枠をきめるのでなく、内地は内地として相当擁護する点を考えて頂きたい、北海道と同時に考えて頂きたい、この点を強くお願いする次第であります。

林眞治水産庁生産部漁港課長

○説明員(林眞治君) 私の申上げましたのも多少誤解があつたかと思うのであります。別に北海道がきまりましてから内地が附帯的にきまるというわけは決してないのであります。私どもといたしましては、勿論内地のことも十分に優先的に考えて行きたいと存じておりますが、どちらかと言えば、未開発の問題は北海道に多いという点だけは認めざるを得ないのじやないかという点だけを申上げるつもりであつたのであります。多少御説明が足りなかつたかと存じますが、内地におきましても局部的に申しますならば、北海道以上に、いわゆる未開発地域と考えられるところもあるわけであります。そういつた意味合から、例の国土総合開発におきましても特定地域の指定という問題もありまして、今後そういつた面を特に重点的に考えて参りたい、こういうように考えております。

木下辰雄緑風会

○委員長(木下辰雄君) ほかに御質問ありませんか。大体漁港の整備計画の問題については御質問がないようでありますが、如何いたしましようか。

千田正第一クラブ

○千田正君 一応終つて懇談にでも入つてもらいますか。

木下辰雄緑風会

○委員長(木下辰雄君) 長官は今日は見えません。大体漁港計画だけを議題に供したいと思つておりましたのですが、それでは本日の委員会はこれを以て散会いたします。    午後一時五十八分散会

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