図書館運営委員会 第4号
- 発言数
- 33 件
- 登壇者
- 4 名
- 会派数
- 3
- 開催日
- 1952/06/20
会議録
○理事(羽仁五郎君) 只今より図書館運営委員会を開会いたします。 本日は委員長が御病気のため欠席しておられますので、私が委員長代理をつとめます。 本日の予定案件は、お手許に配付してありますように四件でありますが、このうち第一の法律の一部改正案と第二の組織規程の一つ部改正案とは、いずれも現在内閣委員会で審議いたしております各省設置法、との関連がありますので、これはいずれも後に廻しまして第三、第四の案件について御審議を願いたいと存じますが、さように取計らうことにして御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○理事(羽仁五郎君) 御異議ないと認めさように取計らいます。 それでは第三の苦情処理規程案を議題に供します。先ず提案者の御説明を願います。
○国立国会図書館長(金森徳次郎君) 図書館の職員の苦情処理の規程をどういうふうに作るかという問題でありますが、図書館といたしましては最も公正な方法をとりたいという考えを持つております。そこで苦情処理の委員会は七人の委員を以て構成するということにいたしまして、そのうち二人は図書館の事務当局の職員のほうからの事実上の代表者と見られる者を当てまして他の三人の中立の性質を余計持つておりまする委員は、別に図書館運営委員会とがつちり連繋があるというわけではございませんけれども、大体図書館運営委員会のかた合にお願いをしたいという考えを以ちまして、そこでこの規程の中に示されておりまするように、一人は運営委員会に現われておりまする最高裁判所の裁判官を以て当てる、一人は衆議院の運営委員会の委員長又はその指名せらるる委員のかた、それから今一人は参議院の図書館運営委員長又はその指名せられる図書館運営委員のかた、こういうふうにいたしまして大体七人の組織で作ることにしてそのうち委員長となるものは裁判官の側においてこれに当てる、こんなふうにいたしまして、なお定足数を少くとも六人は必要とするというようにいたしまするから、恐らく一番公正な解決がこれからできるであろうという気持を持つております。なお苦情処理についてどういう規程を適用するかということについては、そう変つたこともございませんが、とにかくその苦情についてやるそのことは、本年の一月一日からこの規程が施行せられるまでの苦情と、それからこの規程が施行せられた後に起りまする苦情と両方をここで処理する客体にいたしたわけであります。これが元の法が今のように、成立を見ておりませんので、その成立を條件に御承認を願うというのも一つの考え方でありまするし、又今日私どもの気持だけを申上げて置きまして、そうして一応のお聞取りを願つて置くというのも一つの考え方であります。私どもの立場ではその後の場合で、今日一応お聞取りを願つて置くというふうな意味かと思つております。
○理事(羽仁五郎君) それでは何か御質疑がございますれば御発言を願いたいと思います。只今直ぐお答えを頂けますか、或いは又次の機会にお答え頂けますか、一応若し御質疑がございましたらばこの際お願いいたします。 それでは私から館長にお伺いしたいと思うのでありますが、この苦情処理は申すまでもなく国家公務員に対する争議権、団体交渉権の制限というものに代つて認められるものであると思いますが、この点についてこの苦情処理規程が国立国会図書館の職員組合ではどんなふうにお考えになつておられますか、その職員組合のほうの御意見を本日又は次の機会に一応この委員会で各委員の皆さんにお聞き取りを願うことが、今後これを円満に遂行運営せられる上に望ましくはないかと思いますが、如何でしようか。
○国立国会図書館長(金森徳次郎君) この案を作りまするときに実は職員組合の役員の人々にその審議にあずかつてもらいまして、両方よく話合いをして全く只今の役員は賛成をしておるわけであります。
○理事(羽仁五郎君) そうしますと、今後若しこれを改正せられますようなときにも、今質問の際にお答えになりましたような態度をお取りになつて職員組合と連絡をして改正して行く場合にもそれらの人の意見を参考にお聞きになる或いはその重要な意見をお聞きになるというお考えでおやりになるのですか。
○国立国会図書館長(金森徳次郎君) もとより職員組合の意見を聞くという確信を持つておるわけであります。
○理事(羽仁五郎君) 大変御立派な態度をとつて頂いて有難く思いますが、この苦情処理規程は実際運営が極めて困難でありまして御承知のように大学における公開審理、人事院における公平審理、それらの運営の実情をも館長におかれてはよく御承知のところでありますので、できるだけ円満に鋭意不当な処分を受けたというように考える人がないような方法で進めて頂きたいというふうにお願いをいたします。なおこの規程につきましては、本日の審議はこの程度にとどめておきたいと存じますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○理事(羽仁五郎君) 御異議ないと認めます。 次に第四の国立国会図書館の経過に関する報告を伺うことにいたします。先ず金森国会図書館長から御報告を願います。
○国立国会図書館長(金森徳次郎君) 過去半年分、即ち昭和二十六年の十月から本年の二月までに至りまする間六カ月間の図書館の経過を御報告申上げたいと思います。格別新らしいこともその間に起りませんので、この報告要綱に書いてありますることと、それに附属しておりまする数字の報告資料、この二つの中に大体の事柄が書かれておるのであります。中におきまして目ぼしいと思われますところを少しく摘まんで申上げますると、報告要綱の印刷してありまする初めの第一枚の紙、これは格別のこともない、少しずつの変化を示しておるだけであります。第二枚目の「国会への奉仕」という面におきましては、不十分ながらも調査立法考査局の考査件数がだんだん殖えて来て、而もその殖えて来ました中には相当むずかしい問題、手数のかかる問題が殖えて来たということを申上げておきたいと思います。あとは数字の問題であります。それから憲政資料、これは明治の初めの憲政に関する資料の多くの家に残つておりますのを散逸させないように努めたのでありますが、この期におきまして五千二百八十五点だけ購入することができましてその他伊藤公の家にあつたものという、もつと大きな影響を持つておりまするものはすでに買つてしまいまして、この期のものは井土家、陸奥家、宍戸家、こういうものでございます。なお受寄として七百四十八点残つておりまするが、これはまだ所有権を獲得しておりませんで、お預かりをしておるという形であります。それからその次の第二枚目の裏の「行政・司法各部門への奉仕」というところもだんだん件数が殖えて来たという形になつておることを御承知おき願いたいと思います。それから第三枚目のつまり五と書いてありまする「一般の図書館及び一般公衆への奉仕」というところは、このうちの目ぼしいもの、外国から寄贈されました図書をどうしておるかという点であります。ロツクフエラーの寄贈図書は大体今までに五千冊以上も入つておりますけれども、従来書物を大切にするために図書館へ来て読んで下さいという態度をとつておりましたが、何しろ多くの人が望むような書物でありますので、日本中の団体に貸出すほうがいいのではないかと、こういう計画を立てまして、この時期から団体貸出をしたのであります。個人の貸出は散逸いたしますためと、後始末が面倒でありますのでやつておりませんでした。これだけでも相当の効果を挙げたものと思つております。図書館学資料、それからアメリカ工業使節団の寄贈図書についても同じであります。なお附け加えまするが、どうも団体に貸して行くというよりも個人にも貸したほうがいいのじやなかろうか、こんな議論も起つておりまして、人の好意であるから失つては困るという懸念もございますが、成るべくなら多少の危険を冒しても個人の希望者に貸出し得るようにしたらよかろうというので、寄贈者の意思等も尋ねまして、はつきりした答えは得られませんでしたが、大体任して置く、こういう返事が参つております。あといろいろございまして、すべてが順調に一つの方向に進んでおるということを示しております。なおこれに関連いたしまして、ここには書いてございませんけれども、一つだけ御報告をし、且つは場合によつては御意見を伺い、或いは又御援助をも得たいと思つておるものがございますが、私どもの図書館が活動しておりまする上に大体普通の図書館のような仕事に今までは重点を置いておりました。併しいずれにしてももつと実用向きの図書館になつて行くという方向に本筋を進めて行かなければならないというときに、最近問題が起りましたアメリカのP・B・リポートの問題であります。これは合衆国の商務省の出版委員会でこしらえておるリポートでありまして、今次大戦の末期に旧枢軸国を占領した連合国は、いち早く技術調査団を作りましてドイツ、日本、イタリーの技術を手に入れたわけであります。かようにして手に入れましたところの技術は数におきまして十五万件に亘つておりまして、中には各種の学問技術についても相当深入りしたものがあるのであります。今まで私どもの知つておりまする項目は十二万件だけしか印刷が出ておりません。なお三方件残つておると思つておりますが、その十二万件だけを仮に計算いたしましても、五百万余ページに亘るものであります。今この十五万件というものを日本が入手いたしまして、必要なかたに全部公平に利用して頂く。若し希望があるならばそれを写真にとるとか、或いはマイクロフイルムに写して利用して頂くということになりますと、私ども技術のことになりますと素人でありますのでわかりませんけれども、大体日本の学術は三十年の進歩を一気に果すことができるであろうというふうなことも言われております。これは何とかしてそういうものを手に入れたいと思いますけれども、相当多額の経費を要しまするので、写真のほうをとりますると、大体二億五千万円、マイクロフイルムでとりますれば五千万円、それにいろいろな附属の運賃というようなものがかかる。事務費もかかりますので相当大きな問題になると思つております。ところでその中に非常に貴重なものがありまして、現に日本で関係の会社がひそかにこれを利用しておるということも聞いておりますが、外国の大きな図書館ではこれをやはり一まとめに手に入れて、一般人に利用せしめておるということも、正確ではございませんけれども、聞き及んでおります。そこでなんとかして図書館でこれを手に入れたいという気持を持つておりまして、一番心配いたしまするのは、折角手に入れて中身が学問的に価値が乏しい、こういうことでは工合が悪いというので、あちらこちらの意見を伺つておりますが、通産省の工業技術庁というようなところも非常に熱心であります。東大の工業に関する部門のかたも非常に熱心であり、特許局も熱心であります。殊に学術会議が正式に議決をせられまして、これを図書館におきまして取り揃えることを希望する旨の議決をせられまして、図書館に通告もされましたし、大蔵省にもその希望を伝えられております。かようなわけでありまするから、できるならば十五万件を全部一括して入手いたしまして、総合的に日本中の利益に供したい、ひとり官庁ばかりではない、民間一般にいたしたい、こういうような気持を持ちまして、大蔵省のほうといろいろ交渉を進めております。進めておりまするけれども、今日の段階までには確たる意見は出ておりませんので、この上とも私どもはその方向に進みたいという腹案を持つておるのでありまするが、皆様の御意見をも伺いまして、若し又何らかの形におきまして皆様がたの御支援が得られるならば、事が進行する上に非常になめらかに、これによつて国会図書館の使命が大きく実現せられて行くのではないかと思つております。
○理事(羽仁五郎君) 只今の館長の報告につきまして、先ず最初の昭和二十六年十月から同二十七年三月の国立国会図書館の経過報告要綱について御質疑がございましたらどうぞ。 では私からちよつと館長に御意見を伺いたいと思いますが、この第三、国会への奉仕の関係の第四、憲政資料収集状況、これについて先ほど旧憲法制定当時の資料収集についての御報告がございましたが、現在の日本国憲法の制定当時のものにつきましても最近さまざまの資料が一般に公刊され、又それらに対してさまざまの論議が起つておりますが、やはり歴史的な資料が後にさまざまの問題を決定する重要な資料となる場合も考えなければならないと考えまするが、新憲法制定関係の資料につきましても収集を開始しておられますか、或いはその予定をお持ちでございますか、その点伺つておきたいと思います。
○国立国会図書館長(金森徳次郎君) 新らしい憲法の資料を集めたいということは、一昨年くらいから秘かに腹案を持ちまして現在の審議のままで集めて行きたいという気持でおりました。ところが昨年ぐらいの状況でありますると、講和がまだでき上らないうちにこれをやりますると、相当困難な事情がございまして、いろいろの当り障りの出て来るものがあるというので、私は幣原さんに一つ速記をさせて下さいということを申しましたが、幣原さんは言を左右にいたしまして、これを承認せられざるうちにお亡くなりになりました。これで終つておりまして、あとまだ具体的には着手しておりません。言いろいろなものに材料が出おります。又私どももいろいろな関係でどういうところにどういう書類があるかということを知つております。これはそんなにたくさんの分量のものではございませんので、近頃の朝日新聞や毎日新聞にいろいろ出しておりますものは多少は真偽相半ばしており、誰も本当の痛い所を言わないで、痛い所の次くらいを言つておるような感じがいたしまして、これは公正を図りまするために、事実上の具体的なものを集めて行きたいということを考えておりますが、まだ実は着手しておりませんで、関係者にいろいろと希望を述べておるという段階でございます。
○理事(羽仁五郎君) 今のような御説明でございましたら、どうか早急に着手して頂きたい。その理由の第一は、館長御自身が当時非常な御苦心を以て新憲法の成立に御担当下すつたかたであるということと、それから第二には、すでに講和が成立しまして、而もまだそれらえの関係のかたがたや文書なども日本にそのまま継続して置かれておるという関係もありますので、どうか館長においては十分この問題については識見をお持ちのことと存じますので、早急に開始して頂ければ有難いと思いますが、その可能性がございましようか。如何でございましようか。
○国富国会図書館長(金森徳次郎君) まだ深く考えておりませんけれども、これは大した経費を要することではございませんので、関係した人の持つておる資料は写さしてもらう、それから資料のない場合には口で言つてもらつて速記をさせる。それを一応収集いたしますると、あとの結論は又ゆつくり考えて行つてよいのではないか。実はまだ予算も何もやつておりませんので、或る程度までは差し繰つてやろうと思つておりますが、次の年度にはその方面のことも考えたいと思つております。
○理事(羽仁五郎君) その他御質疑がございませんでしたら質疑は終了したものと認めて、国立国会図書館の経過報告には御異議ないと認めてよろしうございますか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○理事(羽仁五郎君) 御異議ないものと認めます。 次に御報告の第二にございましたP・Bリポートについてお諮りをいたします。只今館長からの御報告にもございましたように、PBリポートの内容価値につきましては、すでに日本学術会議が国立国会図書館に向つてこれを購入するということを希望しておられる決議をなされておるということからも明らかであると思いますので、そうして又そうした根拠に基いて館長としては国立国会図書館がこのリポート購入について希望を持つておられ、そうしてその努力をしておられることに対して、本委員会に向つて協力を求められましたが、この点について御意見はございませんでしようか。この点について衆議院の図書館運営委員会では、このP・Bリポート購入に関する件につきまして、所謂P・B・リポートの価値は既に世界的に認められるところであり、これを入手することによりわが国が産業技術士に受ける利益は測り知れないものがあると思料せられる。よつて、本委員会は、国立国会図書館がP・Bリポートの写を購入整備して広く一般の利用に供し得るよう速かに措置し、政府も亦これに必要な予算上の措置を早急に講ずることを強く要望する。右決議する。という決議を衆議院の図書館運営委員長の名前を以ちまして大蔵大臣と国立国会図書館長とお二かたに向つて決議をするということをお考えになつておられるようでございますが、本委員会としてどういうふうにいたしたらよろしうございましようか。お考えがございましたらお述べ頂きたいと思います。
○金子洋文君 この決議には我々も賛成でありますが、委員会で決議を上程したほうが効果的であるのではないか。各党の一致した意見で各党から連名で決議文を国会に出すというほうが強いのではないかというふうに考えます。併し決議をするということに対しては非常に賛成であります。
○理事(羽仁五郎君) 只今の御意見のほかに御意見ございませんでしようか。只今の金子委員の御発言は、同様の趣旨の決議をこの本委員会でなすよりも、参議院の決議として各党各派の一致を以てせられることのほうが有効ではないかという御意見でございましようか。
○金子洋文君 そうです。
○理事(羽仁五郎君) 如何でございましようか……。ちよつと速記をとめて下さい。 〔速記中止〕
○理事(羽仁五郎君) 速記を始めて下さい。
○徳川宗敬君 今金子委員から御発言がありまして、各党各派から決議の形にして出したらどうかというお話がこぎいましたけれども、それも結構と思いますけれども、この各党の議員のほうでもこの運営委員会の決議として出せば結果は同じではないかと思いますが、そうすればここの図書館運営委員として委員会の決議として出してもいいのではないかと思いますが、如何でしようか。
○金子洋文君 只今の徳川委員の御説に賛同します。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○理事(羽仁五郎君) それでは金子委員の最初の御発言の御趣旨を含めまして徳川委員の御発言になりましたように、内容は大体衆議院において、お考えになつております趣旨であります。 P・B・リポート購入に関する件 所謂P・B・リポートの価値は既に世界的に認められるところであり、これを入手することによりわが国が産業技術士に受ける利益は測り知れないものがあると思料せられる。 よつてり本委員会は、国立国会図書館がP・B・リポートの写を購入整備して広く一般の利用に供し得るよう速かに措置し、政府も亦これに必要な予算上の措置を早急に講ずることを強く要望する。 右決議する。 こういう趣旨の決議を本委員会としてして頂くようにしましようか、如何です。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○理事(羽仁五郎君) それでは右のように決定されました。 ―――――――――――――
○理事(羽仁五郎君) 次に継続審査についてお諮りいたします。閉会中も委員会を開会でき得るよう継続審査を要求しておきたいと思いますが、御異議がございませんか。 〔「異議なし」と、呼ぶ者あり〕
○理事(羽仁五郎君) 御異議ないと認めます。よつて継続審査を要求することに決定いたしました。ちよつと速記をとめて下さい。 〔速記中止〕
○理事(羽仁五郎君) 速記を始めて下さい。この第一の点につきましては、これは衆議院提出の法律案でございますが、只今衆議院提出者の御説明を伺う代りに、館長から一応の御説明を伺つておきたいと思います。
○国立国会図書館長(金森徳次郎君) この法律案は大変中味が込み入つたように見えますけれども、その眼目は行政機構がすでに変つておりまして、或いはこれから変ろうとしておりまするのもあり、法律の中に書いてあります支部図書館のある場所につきまして、八つ違うところが出て来るわけであります。違うと申しましても、これは行政官庁に繋がつて行くのでありまして、実質的には殆んど増減はございませんが、若しもこの法律が変りますると、基礎の法律が変りますると、やはり違つた名前の図書館の法律が残つておるというのはまずいのでありますから、そこでかような法律の御決定をお願いするという趣旨であります。今までにこの法律の中に入つておりません支部図書館を三つ加え、それは学術会議と特別調達庁と、中央気象台に置かれます図書館であります。これはもう事実既定の法律でそうなつておりまして、この法律の字句がそれに附随して、いなかつたということであります。この三つは既定の事実であつて字句の整理にすぎないような気がいたします。それから今回の改正によりまして、物価庁というものがなくなり、電気通信省がなくなつて、それぞれ物価庁は安本の中に入ることになるのでゑります。電気通信省は外へ出てしまう。この関係で、そういう特殊の名前の支部図書館がこの中から消えてしまわなければ辻棲が合いませんので……。 それから次に改正しなければならないものが三つあるのでありますが、それは人事院というものが今度役所の名前が変りまして、国家人事委員会ということになりますから、そこで実質は変らんかも知れませんが、表面的には国家人事委員会に置かれる図書館として規定をしなければならないということであります。それから安本がこれが今の中にできますと、経済審議庁ということになるので、従つて図書館の事実上の名前も経済審議庁の図書館となる必要がございまするし、観念的には切替えになるわけであります。それから法務府というものが名前が変りまして、法務省になりますので、やはりこの法律の中にあります法務府という字を法務省に直さなければなりません。これだけの八つの支部図書館のいろいろな変化があるのに応じてこの法律をお願いしたいというのでございまして、このほかには何らの意味もございませんのです。 ―――――――――――――
○理事(羽仁五郎君) 続きまして議案第二につきましての御説明を伺いたいと思います。
○国立国会図書館長(金森徳次郎君) 議案第二は、図書館の規定はこれ又主たる部分は今のいろいろな官庁の名が変りまして、又或る医書館はなくなつてしまうということになりまするから、それに応じてこの規定の中でも必要な名前が変るような或いは取除くような、そういう変化を加える、これが本体であります。これも実質的には行政庁が変るのに応ずるというのが主眼であります。なおそのほかの極く細かい文字、字句の変化がございまするけれども、これは全く同じものを名を変えたとか、本当の内部の甲の部局であつたものを乙の部局に移した、それだけで意味はございません。
○理事(羽仁五郎君) それでは只今委員会を休憩いたしまして、そうして万一会期が延長せられました場合にはそのまま散会いたすということにいたしまして御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○理事(羽仁五郎君) さよう決定いたします。 牛後二時十一分休憩 〔休憩後開会に至らず〕