人事委員会 第27号
- 発言数
- 34 件
- 登壇者
- 6 名
- 会派数
- 5
- 開催日
- 1952/06/13
会議録
○委員長(カニエ邦彦君) 只今より人事委員会を開会いたします。昭和二十七年度における国家公務員に対する臨時手当の支給に関する法律案を議題に供します。前回に引続きまして御質疑のあるかたは御質疑を願います。
○木下源吾君 政府にちよつとお尋ねしますが、この臨時手当は、予算には一ヵ月分の予算が計上してあると思つておりますが、その通りですか。
○政府委員(剱木亨弘君) さようでございます。
○木下源吾君 そこでそれはですね。支給の時期は一度でも差支えないことになつておりますな。
○政府委員(剱木亨弘君) 支給の時期を指定はしておりません。
○木下源吾君 いや全額を一回にでも差支えないことになつておるのでしような。
○政府委員(剱木亨弘君) 大体まあ初めの予想は勿論夏期と年末ということを予想して計上してあると思いますけれども、内容的には制限はいたしておりません。
○木下源吾君 先般国鉄の場合、やはり予算には〇・五月分ということになつているのをですな。最近夏期手当として、それを全部支給したといろ話を聞いておりますが、政府はそれを承知しておりますか。
○政府委員(剱木亨弘君) 国鉄のその予算を具体的に、あの全部の予算を今回出してしまうかどうかというような詳細についてはまだ承わつておりません。
○木下源吾君 先般国鉄の当局者を呼んでここでいろいろお尋ねした場合に、そういう点では政府といろいろ折衝をして、支給の額をきめたいと、こういつておつたのであることに鑑みて、国鉄が今回〇・五全部を支給したということについては、政府と緊密な連絡があり、了解ができたものと我々は承知しておるのであるが、今のお答えではそういうことがないようなお答えですが、それは事実でありますか。
○政府委員(剱木亨弘君) 国鉄は〇・五を計上しておりまして、これは私はこの前も答弁申上げましたように、その出し方につきましては国鉄が考えていることでございますが、それをこの〇・五をどういう出し方をして行くかということにつきましては、一応政府としてはやはり〇・五を予算から出しまして、あと国鉄が自身の経理でやつて行くというようなことになることと存じておりますが、なお全部を一度に出してしまうかどうかということにつきまして、詳細についてはまだ国鉄との間にはつきりした了解がいたしておるわけじやございません
○委員長(カニエ邦彦君) 他に御質疑はございませんか……。他に御質疑がなければ、質疑は終了したものと認め、討論に入るごとに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(カニエ邦彦君) それでは只今より討論を行います。御意見のあるかたは賛否を明らかにして願次御発言を願います。なお修正の御意見のおありのかたは討論中にお述べを願います。
○千葉信君 私は本法律案に反対いたします。反対の理由は、現在の物価の情勢、標準生計費等の状態から考えまして、当然給与改訂が行われなければならないし、人事院も又本年一月を以て給与ベース改訂の勧告の必要のあることを認めております。そういう状態でありまする上に、今度の臨時手当の問題につきましては、同じ政府機関でありながら、国鉄当局等の組合側と妥結しました成案を見ましても、少くとも公務員諸君の現在提案されておりまする国家公務員に対する臨時手当の支給率を遥かに上廻り、平均して二倍以上になつている夏期臨時手当が支給されようとしておるという状況にもございまして、均衡を失した給与を国家公務員に行うということは、事業能率の向上という立場からいいましても、私はこの原案に賛成することができないのであります。 以上の趣旨によりまして、私は本法律案に反対すると同時に次の修正案を提案いたします。 昭和二十七年度における国家公務員に対する臨時手当の支給に関する浅律案に対する修正案 昭和二十七年度に瞬ける国家公務員に対する臨時手当の支給に関する法律案の一部を次のように修正する。 第二條第一項中「百分の五十」を「百分の七十」に、「百分の三十」を「百分の三十五」に、「百分の十五」を「百分の二十」に改め、同項に次の但書を加える。 廻し、第一号の場合において、その金額が三千五百円に満たない場合においては、三千五百円とする。 理由といたしましては、先ほど申述べました反対の理由によりまして、所要の修正を行う必要があるという理由でございます。以上でございます。
○木下源吾君 我が党も原案に反対であります。それは政府提案の理由に基いて、我々は今回の支給の率が低いという理由であります。従つて只今の千葉君の修正案には賛成するものであります。
○委員長(カニエ邦彦君) ほかに……。
○北村一男君 自由党は、公務員の給与をできる限り引上げるいう精神には異論がありませんが、一面財政事情等を睨み合わせて処置すべきものと考えますので、原案はそういう調整をとつた案であると認めまして、原案に賛成いたしまして、従いましてこの修正案には反対いたします。
○委員長(カニエ邦彦君) それでは……。
○北村一男君 今実は村上さんが、この採決の場合、自分も参加したいと言うので呼びに行つてますから、もうちよつとお待ち願えませんか。閣議か何かへ出まして……。出たいと言つておられますので。
○木下源吾君 緑風会の御意見を発表しておいて、そして休憩してお待ちしたらいいでしよう
○溝口三郎君 夏期手当が本年度初めて法律案になりまして、公式に夏期の手当で出たことは、今までお盆手当とか、年度末手当の場合にはいつもやりくりをしてやつてたのが、本年度におきましては、これが公式にできることになつたのは非常に私は結構なことだと思いまして、各官庁が一律に五割の支給を受けるという公平な給与が出ることになつたのでございまして、多ければ多いほど結構なのでございますが政府のほうの説明にもありますように、この程度が最高限度だというように言明もしていられるのでございますから、一応政府の今度出すことについての努力を了といたしまして、今後におきましては、なお年末手当等の場合においては昨年と同様、又はそれ以上にも出すように政府のほうは努力をいたして頂きたいという希望條件としまして、私は政府原案に賛成をするものでございまして、従つてこの修正案には反対をいたすものでございます。
○千葉信君 討論が終つて採決に入る場合に、私ども今北村君からの申出でを了承して待つてはいるのですが、併しこういうやり方というのは私は委員会の権威のためにも好ましくない状態だと思うのです。而も軍に今のような状態が討論若しくは採決の場合等に限られず、当委員会としては常に定足数すれすれの形の審議が接続されているという状態も、これ又我々としては反省する必要があると思います。従つて委員長からそういう状態で続けられて来た委員会ありまするが、今は特に私ども北村委員の申入れを了承して待つておるわけですが、こういう状態を出席するということを約束されている人事委員に至急曲伝え願つて、どういう御用があるか知れませんけれども、速刻お出でを願うように図られなければ、一委員の出席を待つために問題の解決がこういう状態で遷延されているという形は、委員会の権威に関する問題でありますから、委員長の善処を要望いたします。
○木下源吾君 私は北村君の今の希望は御尤もだと思つて何しているのですが、併し今日はこれを本日の本会議に緊急上程をしたいということは、皆昨日から考えておるのです。でありまするから、そう余り長ぐ又引つ張つておつたのでは、今朝早くから申合せて開いた趣旨に反するので、できるだけ早い時間に委員長の裁量で一つおやりを願いたいと思います。
○北村一男君 今迎えに行つた者が帰つて来ますから……。
○溝口三郎君 今二人実は迎えに行つたのですか……。
○千葉信君 本会議も始まるところですから、三十五分まで待ちましよう。最大帳の譲歩です。
○委員長(カニエ邦彦君) それでは申上げます。今木下君が発言があつたようにです。本日のこの只今の本会議に緊急上程するということで、実は昨日委員会の終りににわかにそういうことを政府から申入れられましたので、案はそういう事情で急いでおつたのでありますから、そこで三十五分までお待ちをすることにして、本会議も始まりましたから採決するととにいたします。
○北村一男君 それでは止むを得ません
○委員長(カニエ邦彦君) それではお諮りいたします。採決存することに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(カニエ邦彦君) それでは先ず千葉君提出の修正案を問題に供します。修正案に賛成のかたの挙手を願います。 〔賛成者挙手〕
○委員長(カニエ邦彦君) 多数でございます。よつて修正案は可決されました。 次に修正部分を除いた原案全部を問題に供します。原案に賛成のかたの挙手を願います。 〔賛成者挙手〕
○委員長(カニエ邦彦君) 全会一致でございます。よつて昭和二十七年度における国家公務員に対する臨時手当の支給に関する法律案は多数を以て修正議決されました。本案に賛成されたかたは順次御署名を願います。多数意見者署名千葉信 木下源吾小酒井義男
○委員長(カニエ邦彦君) なお本会議における口頭報告の内容は、先例により委員長に御一任願うこととして御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(カニエ邦彦君) 異議ないものと認め、それでは大体さように取計らいいたします。本日はこれにて散会いたします。 午前十時三十六分散会