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13回国会参議院1952/01/09

厚生委員会 第3号

発言数
14
登壇者
5
会派数
4
開催日
1952/01/09

会議録

梅津錦一日本社会党(第四控室・左)

○委員長(梅津錦一君) 委員会を開会いたします。  一九五二年の新春を迎えまして一層厚生問題に対する重要な案件が当委員会に議題としてかかつておりますので、昨年来非常に委員のかたの全く身命を忘れた御研鑚によりまして非常な大きな成果を挙げられ、更に又本年度もそうしたことに対しまして期待が大きく持たれると思うのでありますが、国民挙げて当委員会に期待をしておるところが非常に多いと思いますが、国民の総意に応えられまするよう祈念してやみません。簡單ですが本日は新年の御挨拶を述べさせて頂いたわけです。  小杉委員が先般来アメリカに行かれまして御挨拶があるそうですから、どうぞ一つ小杉先生に御挨拶をお願いいたしたいと思います。

小杉繁安自由党

○小杉繁安君 皆様のお陰で結構な機会に渡米させて頂きまして心から感謝いたすものでございます。従いまして私の渡米も本当に皆さんの御厚意の関係から大過なきを守りまして来たところが、幸いにも先ず大過なく無事で三十一日に帰つて参りました。早速皆さんがたのほうに一々お礼に廻るはずでございましたが、ちよつと疲れが参りまして一週間ばかり家にこもつておりまして、国のほうにも帰らなくちやならないというような関係もありましたが、この委員会の皆様にお目にかかりまして国に帰ろうと思つております。向うに参りましたいろいろの報告は、山下、井上両先輩が具さに御視察になられたのでありますから、私から特に蛇足を述べることもありませんが、一つ皆様に御報告申上げたいことは、丁度十月の一日に私と堀川君が向うの厚生省の長官オスカー・ウイングに会いまして、そのときに長官が非常に喜ばれて、厚生問題について参つたということに対しましてはできるだけのことをいたす、気持よくアメリカを御視察するようにしてくれ。丁度一時間ばかり話がいろいろありました末に、何か望みはないかということでございましたから、私どもは英語はちつともできんと、まあ唖の旅行のつもりで来ましたが、この点だけは折角参りましても非常に困ると言いましたら、尤もだ、それでは通訳をつけるという言明がありまして、そのほか何かないかというわけでございまして、丁度再軍備の問題なんかが長官から話がありまして、その問題についてきつかけが出たものですから、再軍備についてどういう意見を持つておるかというこういうふうな質問がございましたのであります。で私と堀川君は、この問題は一番私どもも今度来た使命の大きい問題であるので、まあ確かに再軍備問題が始つている、その再軍備をするにしても、今のこの未亡人とか、遺家族などの問題を解決せんければ、なかなかこの問題は至難と私どもは思う。国家のために身命を賭して戰に出て、その結果恩給は停止され、支柱とも杖とも頼む自分の息子、夫が戰死してそのあとの遺族、遺家族並びに未亡人は今非常な悲惨な状態になつておる、世論もごうごうたるものだという話をしましたところが、それは尤もだ、それについてもこれから再軍備が始つても軍人に進んでなるような者は、この問題を解決しなければないだろうと思う。いろいろお話をしましたところが、それは尤もだ、それじやゼネラル・グレーに電話をかけるから、そこに行つて話せと電話をかけてくれた。ところが明日の十時に、どこか旅行しておられたそうですが、帰られるから十時半に行つたらいいというような指示がありまして、十時半に参りましたところが、ちようど五分ばかり前に旅行から帰つて来たというようなときに参りまして、私どもは参りましたところが非常に快よく会つてくれまして、オスカー長官からも電話で話があつたが、よく今度は来てくれたという話をしてくれたのであります。で私のほうも第一に遺家族の予算とか、それらの軍人に対する国家がどういうふうに取扱つておるか、その事情もいろいろのことを聞いたのであります。ところが五十余億の予算を以て帰還軍人、病院とか、或いは未亡人とか、後始未とかというような至れり盡せりの待遇を與えておるというような詳細なことを承わりまして、私どもも大変感銘したのでありますが、そのときに将軍に実は私ども今度来ましたのも、日本の現状は遺家族並びに帰還軍人に対しましては、まあこれは戦争に敗けて致し方ございませんが、恩給は停止され、いろいろの点において非常な悲惨な状態に今なつているのだ、世論がごうごうとして困つておる状態を具さに述べましたところが、それは尤もだ、こういうような話がありまして、そのことについてどういうことをすればいいかという将軍からの問いがありましたのです。将軍はどんな援助でも、どんな勧告でもしよう。で私のほうも忌憚ない意見を陳情をいたしましたところが、将軍と五分の会見時間をもらつたんですけれども、非常に長く会見してくれましていろいろな係官を呼んでくれたのであります。で私どももどこが一番やかましいかという問いがありましたので、まあ向うがどうもやかましい、このことについては来るときも、言うのも非常に遠慮しなければならないようなことを言われて来たが、併し何でも言えというお話だから忌憚ないことをお願いするこう申しましたところが、それはいい、どうすればいいと言いますから、とにかくG・H・Q・のほうに何とか指令を出してくれ、それから又大蔵省が金を出さないから、大蔵省のほうにも何とかお力を願いたい。何でもやるというのですな。それから帰還軍人の外国部長を呼んでくれまして、その人が外国関係を扱つておるんだそうです。まあその人が今長官からの話によつてよくわかりました。それでどうすればいいかというやはり同じ質問がありましたから、私どもは忌憚ない意見を述べましたところが、それは勧告でも何でもする。それに丁度二十七年度にこの問題についての法律の動きが出て来ると思うが、法律を作るとすれば、こちらから人を出してもいいというわけです。それでどんな援助でもするから、是非ともその問題を有利に解決して、そうして米国と手をにぎつて世界平和のために協力してもらいたいというような話がありまして、堀川君から厚生大臣のほうにその仔細なる報告を私と二人の名前でしておつたと思います。そういうことにしてありまするから……。それでただ注意するのは、アメリカでもこの問題については、まだまだ研究しなければいけない点であるが、カナダの法律が一番いいと思うし、どつちにしてもこれから再軍備なされるにしても、その問題を解決せんければ軍人になる人が、なかなか希望者も少いと思うのです。是非ともその問題を解決するように努力するからというような言明を、ゼネラル・グレー並びにその外国部長とも確約して帰つたわけであります。いずれ又堀川君と特に話をしまして、改めてこの問題を一つ御報告する機会があると思いますので、簡單にそれを申上げまして今後皆様の御協力をお願いしたいと思います。  で、ほかの視察や何かは私どもにできるだけの便宜を與えてくれまして、ここに写真がありますが、オスカー・ウイングからの指令が各視察先に参つておりまして、その役員が停車場に来てくれまして、遺憾なく視察を先ずして来たわけであります。私ども英語がちつともわからないので、私ども各位に御心配になつて頂いたのでありますが、ちつとも英語ができないということを大変向うでもこれを了解してくれまして、通訳を向うでつけてくれましたから、その点は幸いに唖の一行だけはしなくてもよく、まあ帰つて来たわけであります。いずれ又今後いろいろな問題で私どももお役に立つことは皆さんと御協力をしまして、この厚生問題についてできるだけの……、私も皆さんのためにお蔭で参つたのでございますから、一つ役に立つ旅行にいたしたいという考えでございます。  甚だ簡單でございますが一言御挨拶を申上げまして、又国に帰りまして、いずれ今後のことにおきまして、皆さんがたと御協力、御懇談をいたしたいと思います。御了承願いたいと思います。

井上なつゑ緑風会

○井上なつゑ君 小杉委員にちよつとお伺いしたいことがございますが、よろしうございますか。

梅津錦一日本社会党(第四控室・左)

○委員長(梅津錦一君) よろしうございます。

井上なつゑ緑風会

○井上なつゑ君 只今小杉委員から、アメリカで御立派な御視察になりました御報告を頂きまして大変有難く拜聽いたしたのでありますが、ちよつとお伺いしたいのでございますが、これはほかでもございませんが、過日アメリカから手紙が参りまして、先の国会で私どもがあなたがたのお力を拜借いたしまして、保健婦、助産婦、看護婦法等の一部の改正を願つて大変有難く存じておりましたのでございますが、たまたまどういういきさつでございましたか、行き違いができましたので……、日本には六・三・三のいわゆる高等学校を卒業して看護婦になるものが非常に少いので、こうした法律改正をする……、私どもこの前の国会で改正いたしました法律は、既得権の保護ということでございました。あれは既得権者の保護の目的を以てやつて頂きましたので、六・三・三を済んだ卒業生が少くて、現在は地位の高い高等学校に入る生徒がないからあのように法律を改正したのではございませんが、そういうように日本の国会からお出でになつたおかたが、アメリカの社会保障庁でお話になつたというような手紙が参りましたが、きつと先生はそうした細かいことにはお当りにならなかつたと思いますが、国会議員のかたが随分たくさんお出でになりましたので……、厚生委員会からお出でになつたかたではない、私この方面のことに余り詳しくないかたがそうしたことをおつしやつたのじやないかと思いますが、看護婦学校は現在は余るほどたくさんありまして、皆な入学試験に大童になつております状態でございますが、日本に来ておられますアメリカの看護婦のかたたちも実際の日本を見て帰つて来たのでありまして、国会議員のかたがこういうようにお話になつたということは、いろいろな点で行き違いになつておるがという手紙を頂きました。それで私どもも非常にその点残念に思いました。私どもはそうした日本の婦人の、新らしい看護婦学校に進む人が少くて改正して頂いたのではなくて、私どもは既得権の保護の目的で改正して頂いた法律であつたのでございますが、たまたま先生がお出でになつたときに、そうした看護婦の教育の問題と養成施設の問題につきましての何と申しますか、御検討なり、それからいろいろ御討論なり、或いは御視察なりがございましたかどうか、ちよつと承わりたいと思います。

小杉繁安自由党

○小杉繁安君 私どもは看護婦の問題なんかは見て来ましたけれども、こちらの意見はちつとも言つて来なかつたと思います。とにかく私どもも余り看護婦のことはよくわからないので、うつかりしたことは言えないので、たしか看護婦の養成所や看護婦のあれは見て来ました。成るほど向うの看護婦は本当に八千ドルも坂つておる看護婦があるということを聞いて、なかなかお医者さんよりも收入があると驚いて来たようなわけで、こちらのほうのデイスカツシヨンはして参りません。ただ見たり聞いたりして、実情を視察したに過ぎないのであります。   —————————————

梅津錦一日本社会党(第四控室・左)

○委員長(梅津錦一君) 次に只今の理事が欠員になつておりましたので、この際理事の補欠を互選したいと思いますが、如何いたしましようか。

谷口弥三郎国民民主党

○谷口弥三郎君 前理事の有馬英二君がやめられまして、その補欠選挙があることと存じますが、これは成規の手続を省略いたしまして、委員長の指名によられるほうがよくはなかろうかと思いますので、動議を提出いたします。

梅津錦一日本社会党(第四控室・左)

○委員長(梅津錦一君) 只今谷口君から動議がございましたが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

梅津錦一日本社会党(第四控室・左)

○委員長(梅津錦一君) それでは御異議ないものと認めます。つきましては理事に深川タマヱ君を指名いたします。   —————————————

梅津錦一日本社会党(第四控室・左)

○委員長(梅津錦一君) 次に河崎ナツさんが遺族援護に関する小委員でございましたが、現在当委員会の委員でございませんので、従つて欠員が一名ございますので、如何いたしましようか。

長島銀藏自由党

○長島銀藏君 石原さんが当委員に復帰されましたので、かねてから遺族問題につきましても非常に御熱心に、又精通してもおられますので、石原さんをお願いいたしたいと思う次第でございます。

梅津錦一日本社会党(第四控室・左)

○委員長(梅津錦一君) 石原さんを指名するという動議がございますが御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

梅津錦一日本社会党(第四控室・左)

○委員長(梅津錦一君) それでは石原幹市郎さんにお願いいたします。  以上で大体本日の案件は終りました。これにて当委員会を散会いたします。    午後二時十三分散会

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