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13回国会参議院1952/04/21

経済安定・建設連合委員会 第2号

発言数
18
登壇者
5
会派数
4
開催日
1952/04/21

会議録

佐々木良作第一クラブ

○委員長(佐々木良作君) それでは第二回経済安定と建設の連合委員会を開会いたします。  議題は御承知の通り国土総合開発法の一部を改正する法律案でありまして、前回十人日に第一回を開きまして、提案理由の説明、それから資料説明その他の内容説明を提案者である政府から伺いまして、質疑に入つておるわけであります。特に質疑に際しまして、行政機構改革との関連を中心としまして、石川委員から質問があり、関係の閣僚の出席を求められたわけでありまして、本日は関係の閣僚中、建設大臣兼行政管理庁長官の野田卯一君に出席を願つておるわけであります。もうこちらに来ておるはずだというわけでありますけれども、まだ出席がないのでありますが、もう見えるだろうと思いますから、他の質問もありますから、開会をいたしたいと思います。なお或いはお手許にこういう資料をお配りしているかも知れませんが、国土総合開発法の一部を改正する法律案について、この資料は、実は経済安定委員会におきまして、かかる法案ごとに專門委員室、つまり事務局を中心にしまして研究会をやりまして、その法案の要点になりそうなところ、問題になりそうなところを列挙しておるようなものでありまして、他の委員会のかたに出すのは少し気の引けるようなものでありますけれども、御参考になりましたら、適当にお使いを願いたいと思います。  それでは質疑を続行いたします。

石川榮一自由党

○石川榮一君 この国土総合開発法の一部改正法案の主眼とするところは、提案理由の説明でよくわかりました。そうしてこの国土総合開発の計画並びに実施をいたします上におきましては、行政官庁としては、広汎な計画だけに各省に亘るような仕事を調整、集約してやらなければならん性質のものであります。この目的から考えますると、建設、農林、運輸、電気通信、厚生、文部、安本、公益事業委員会、約八つの行政官庁に所属するものを調整統合いたしまして、重点的な総合開発計画を進めて行くという狙いのように思うのでありますが、その見地に立ちまして、いずれ行政管理庁長官としての野田建設大臣に伺いたいのですが、事務当局に一応伺いたい点もあります。それは国土総合開発審議会の第六條の三にありますが、審議会の事務をつかさどる機関並びに審議会の議事、運営に関する事項は政令できめる、こう書いてございますが、この政令できめることの内容を或る程度伺つておきたい。審議会のこの広汎なる計画並びに実施をするのに、第一の役割を果します国土総合開発審議会の事務処と現在なつておりますが、その事務を司る機関、それは今現存するところの事務程度のものでよろしいか、或いはもつと大きな規模を必要とするものであるか、それは一体どこに所属するつもりであるか等を伺つて見たい。

今井田研二郎経済安定本部建設交通局次長

○政府委員(今井田研二郎君) お答え申上げます。只今のお尋ねの将来総合開発計画を進めて参ります上におきまして、現在の安本にありますところの総合開発事務処では十分かどうかというお尋ねに対しましては、決して現在の組織、人員のみでは十分でないというふうに申上げられると思います。我々といたしましては、機会あるごとに事務処の定員を殖やしてもらいたい、或いは増員或いは他から借りて来るというふうなことで殖やしてもらいたいというふうな要求をしておるのでございまするが、なかなか思うように行かないのが現状であります。只今お尋ねの後段の、将来はどうするかという問題は、実は現在機構改革に関連いたしまして研究中でございまして、私どもといたしましての希望はございますけれども、ちよつと申上げかねると思いますので、一応御了承を願いたいと思います。

石川榮一自由党

○石川榮一君 経済安定本部の立場からお考えを伺いたいんですが、これもいずれ大臣が来てから伺いたいと思つておりますが、経済安定本部としての考えも聞きたい。この改正法の全文を見ますると、経済安定本部長官としての行政事務が各省にその役割を演じなければならないようになつております。その数は約十カ所にもなるようになつております。而も相当重要な役割を演ずるような状況でございますが、この状況下にこういう法案を作りまして、若し経済安定本部というものがなくなり、而も今噂されておるような審議会、いわゆる総合審議会というものだけで、この改正法の狙うところの計画並びにこれに強力な実施が期待し得るかどうか、これは安定本部としての考え方を差支えない限り伺つておきたい。

今井田研二郎経済安定本部建設交通局次長

○政府委員(今井田研二郎君) 只今お話のように、総合開発計画を進めて参ります上におきましては、行政事務が多々あるのであります。従いまして行政事務を所掌し得るような組織、機構を作るにあらざれば、この計画の完全なる運営は不可能かと我々考えておるのであります。従いまして我々の事務的な案といたしましては、現在の機構改革におきましては、いずれの部局、いずれの場所におきましても結構でありますけれども、どうしても行政事務を所掌し得るような機構、組織を、この総合開発計画に関しましては残してもらいたい、或いは設置してもらいたいというふうな希望を機会あるごとに表明しておるのであります。それをどどこに置くかということにつきましては、何分政府のほうで目下検討中の問題でございますので、私どものほうからはつきり申上げかねることは先ほど申上げた通りであります。

石川榮一自由党

○石川榮一君 ではこれらの問題につきましては、いずれ大臣がお見えになつたら伺うことにいたしますが、現在国土総合開発の特定地域として指定されておりますが、それは十九カ所と発表になつておりますが、その十九カ所の総合開発計画の基本計画と言いますか、全貌はもう大体において計画が進んでおりますか、どうか、現在の状況を伺いたい。

今井田研二郎経済安定本部建設交通局次長

○政府委員(今井田研二郎君) 十九カ所の指定を行います際におきましては、あらかじめ関係の都府県から候補地につきましての計画の調書を取つております。従いまして大体当該地域におきますところの総合開発計画のアウト・ラインはわかつております。又それに対しまして、どのように修正し、或いは変更すべきであるかというふうな計画も大体できておるのでありますが、正式には無論まだ発表しておらないのであります。

石川榮一自由党

○石川榮一君 只今外貌だけは大体わかりました。その程度であろうと思いますが、この国土総合開発法の狙いとするところは、提案理由にもありますように、我が国の経済自立の基盤を育成培養するのだ、そうして産業の振興に寄與するのだという大きな目標があるのであります。誠に適切な私どもは計画であり、著想であると思うので賛成するのでありますが、そのたくさんの総合開発の面から何を重点にしておるか、例えば電源開発、或いは食糧増産、或いは未開墾地の開発、或いは地下資源の開発、或いは災害の防除、今窮迫したところの国土総合開発としてなすべき大きな目標が数多くあるのであります。私どもは勿論電源開発も食糧増産も、或いは未開発地の利用、開発も必要でありますが、年々歳々災害に悩まされておる国土の狹小なこの国が殆んど災害に毎年を暮しておる、災害対策で追廻されまして、その根本的な総合開発の狙いとする部面にまで予算を使い得ないというような状況でありますが、そういう点から考えまして、我々は重要河川の災害防除というものが先ず第一でなくちやならん、それを中心として電源開発も食糧増産もそれに並行してやるべきものであつて、一応現在国土が災害にさらされておるけれども、これに対して災害防除の徹底的な策を立てるべきだという考えを持つておるのですが、経済安定本部並びに各省の意見等は、それらについて御研究になつたことがあるとすれば伺つて見たいのです。どういう点から手を付けるか、一緒に手を付けるのか等を、今お考えになつておる点がありましたならば伺つておきたいと思います。

今井田研二郎経済安定本部建設交通局次長

○政府委員(今井田研二郎君) 御承知のように今回指定いたしました十九の特定地域は殆んど全部重要な河川を含む地域であります。極めて少数のものが河川を対象としておらない地域でありまして、特定地域の指定を行いますに当りましても、河川地域の総合開発、即ち災害防除を目的の一つといたしますところの河川地域の総合開発ということを特に重視しておるわけであります。従いまして只今お話がございましたように、河川の災害防除を目的とするのが総合開発の一つの大きな狙いであるという点は、今回の指定に当りましても十分考慮したつもりでございます。ただ十九地域のうちのいずれを先に開発するかということでありますが、これは計画の能力におきましても、或いは国の財政の能力からいたしましても、おのずから全部の地域につきまして、一斉に開発を進めるということはなかなか困難であろうと思つております。その場合にいずれを先にするかという問題でありますが、これは現在研究中でございますが、先ず考えられますことは、これらのうちでも特に重要と認められます河川を含む地域、その地域におきましては、当然電源開発の問題も伴つて参りますし、或いは又農地改良の問題も伴つて参りますので、それらの地域が先ず優先的に取上げられることになるのではなかろうかというふうに考えております。

石川榮一自由党

○石川榮一君 私の質問はこれで打切ります。

佐々木良作第一クラブ

○委員長(佐々木良作君) ほかに御質問ありませんか。

田中一日本社会党(第二控室・右)

○田中一君 ありますが、政府委員が来ないから、この辺で一応打切ります。

赤木正雄緑風会

○赤木正雄君 私も大臣が来ませんから、よろしうございます。

佐々木良作第一クラブ

○委員長(佐々木良作君) 速記をちよつととめて下さい。    〔速記中止〕

佐々木良作第一クラブ

○委員長(佐々木良作君) 速記を始めて下さい。  只今御懇談申上げましたように、おのおの質問はまだおありになるそうでありますけれども、閣僚の出席を求めておりまして、まだ見えないので、ともかく今日はこれで打切つて、次回に是非出席を願つて質疑を行いたいという話でありますので、特にほかに問題がなければ、もう今日の質疑はこれで打切りたいと思いますが、よろしうございますか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

佐々木良作第一クラブ

○委員長(佐々木良作君) 御異議ないと認めます。あとの日程につきましては、建設委員長と御相談いたしまして、御通知いたしたいと思います。

田中一日本社会党(第二控室・右)

○田中一君 連合審査を開くということを一つ御協議願いたいのです。

佐々木良作第一クラブ

○委員長(佐々木良作君) それは先ほど申上げましたように、連合委員会での質疑が残つておりますから、連合委員会を開いて審議することを前提といたしまして、その連合委員会開催の日程を建設委員長と御相談して決定したい、こういうふうに考えます。  では特別に御発言もなければ、これで散会いたします。    午後二時四十五分散会

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