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13回国会参議院1952/07/09

議院運営委員会 第67号

発言数
76
登壇者
15
会派数
7
開催日
1952/07/09

会議録

寺尾豊自由党

○委員長(寺尾豊君) これより会議を開きます。  常任委員の辞任及び補欠選任の件をお諮りいたします。

河野義克参事(議事部長)

○参事(河野義克君) 日本社会党第二控室から、懲罰委員の村尾重雄君、決算委員の小林亦治君がそれぞれ辞任せられまして、懲罰委員に小林亦治君、決算委員に村尾重雄君を後任として指名せられたいというお申出でが出ております。日本社会党第四控室から、大蔵委員森崎隆君、人事委員野溝勝君、水産委員佐多忠隆君、内閣委員和田博雄君が、それぞれ辞任せられまして、大蔵委員に野溝勝君、人事委員に森崎隆君、水産委員に和田博雄君、内閣委員に佐多忠隆君を後任として指名せられたいという。申出であります。自由党から、内閣委員の楠瀬常猪君、建設委員の工藤鐵男君、電通委員の大島定吉君が、それぞれ辞任せられまして、内閣委員に大島定吉君、建設委員に楠瀬常猪君、電通委員に工藤鐵男君を後任として指名せられたいというお申出でございます。

寺尾豊自由党

○委員長(寺尾豊君) 部長報告の通り、決することに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

寺尾豊自由党

○委員長(寺尾豊君) さよう決定いたします。   —————————————

寺尾豊自由党

○委員長(寺尾豊君) さよう決定いたします。

寺尾豊自由党

○委員長(寺尾豊君) 次に議員派遣要求に関する件をお諮りいたします。

宮坂完孝参事(委員部長)

○参事(宮坂完孝君) 議員派遣要求が、合計四件出ております。  最初は人事委員会、派遣の目的は、国家公務員の給与問題に関する調査、特に勤務地手当の問題、寒冷地手当の問題等について、現地の実情を調査し、本委員会の審議に資する。派遣議員は第一班が木下源吾君、カニエ邦彦君、第二班が加藤武徳君、平井太郎君、野溝勝君。  派遣期間は、第一班が今期国会開会中七日間、第二班も同じ。  それから第一班は京都、鳥取、島根、山口各県、第二班徳島、香川、愛媛、高知各県、費用概算七万円、予算の範囲内。  次に外務委員長有馬英二君からの要求書。派遣の目的は、行政協定に伴う駐留地の施設等の実情及び出入国管理令による入国管理の状況調査並びに貿易問題に関する関西財界との懇談により、今後の委員会審査に資する。  第一班は徳川頼貞君、兼岩傳一君。第二班平林太一君、金子洋文君。第一班は七月十二日から三十五日までのうちに六日間。第二班が七月十二日から同二十五日までのうち七日間。  第一班は愛知、大阪、兵庫。第二班廣島、山口。費用概算五万二千円、予算の範囲内。  それから法務委員長小野義夫君からの議員派遣要求書でありますが、派遣の目的は、検察及び裁判の運営等に関する調査の一項目として、長良川堤防不正工事事件及び呉市における外国軍人の犯罪の調査。  派遣議員伊藤修君、岡部常君、左藤義詮君、内村清次君。派遣期間は今期国会開会中九日間。派遣地岐阜県、廣島県。費用概算六万六千円、これも予算の範囲内であります。  それから建設委員長廣瀬與兵衞君からの要求書でありますが、目的は、今次のダイナ台風及び豪雨による被害状況、当面の重要問題たる河川総合開発事業並びに道路、都市計画事業及び接収地事情等につき実情を調査し、建設施策の確立に資する。  第一班は松浦定義君、赤木正雄君、小川久義君。(赤木正雄君「僕は行きませんよ」と述ぶ)第二班は廣瀬與兵衞君、三木治朗君。第三班が田中一君、三輪貞治君、深水六郎君。期間は、第一班が七月十日より同三十日までのうち八日間。第三班が七月十日より同三十日までのうち九日間。第三班が七月十日より同三十日までのうち十日間。  派遣地は、第一班富山、石川、岐阜。第二班が福島、岩手、山形。第三班が福岡、熊本、長崎。費用概算十三万六千円、予算の範囲内であります。  以上四件であります。

寺尾豊自由党

○委員長(寺尾豊君) 以上四件、委員長要求の通り、承認するに……。

赤木正雄緑風会

○赤木正雄君 委員長、その中に私の名前がありましたが、私は昨日行かないと言つておりましたから、どなたか間違つて……。

加藤武徳自由党

○加藤武徳君 さつきの常任委員の辞任及び補欠の件で、当該常任委員会で、委員をお代りになつた人が、そのまま今派遣要求の中に入つておりますが、それはその会派で御連絡願つて、本会議に持込まれる前に変更等が許されるという工合な了解の下に、取計つて頂きたいと思います。

寺尾豊自由党

○委員長(寺尾豊君) では赤木委員、加藤委員のそうした申入れを勘案いたしまして、以上四委員長の要求通り、承認することに御異議ございませんか。

赤木正雄緑風会

○赤木正雄君 もう一つ。各委員長から御主張なさるのは結構ですが、それは大体会期をいつ頃……三十日までですが、その間に本会議を休む日があるかないか、大体おきめにならんと、本会議の開けんというような情勢になりはせんかと思いますが、本会議を開いたあとでもいいから、一応お諮り願いたいと思います。

兼岩傳一日本共産党

○兼岩傳一君 その問題は一事何とかという、むずかしい言葉がありますが、すでに決定いたしておりまして、十二日から二十日までの間は、本会議はやらないという方針が私は大体きまつて、大体ではない。きまつておるようですが、(「決定していない」と呼ぶ者あり)と思いますが、赤木さんのあれですが、如何でしよう。僕はそういう記憶だ。

加藤武徳自由党

○加藤武徳君 只今兼岩君の発言の点については、まだ何ら我々は相談もいたしておりませんし、相談も受けておりません。

寺尾豊自由党

○委員長(寺尾豊君) そういたしますと、この委員長要求の件はどういたしましようか。

加藤武徳自由党

○加藤武徳君 只今兼岩君の発言の自然休会をやるかどうかということは、まだ話合いになつておりませず、或いはここ一、二日のうちに、この話合いがあるのじやないか。こういう工合にも予想しております。従つて今の四委員長からの議員派遣要求は、この次の運営委員会でお決めになつても私は遅きには失しない。こういうふうに『解いたしますから、御猶予願いたいと思います。

寺尾豊自由党

○委員長(寺尾豊君) 加藤君の御発言のように……

相馬助治日本社会党(第二控室・右)

○相馬助治君 私は、実際結論を言うと、加藤さんの言うようにすることが一番穏当だと思うのです。併し又別な面から見ますと、これは先方様に通知をして、やはり調査の目的を完遂するためには準備期間が必要だと思う。私は先程加藤さんがそこでちよつとささやかれた各委員会、問題があるということですね。これは各委員長においてもつと慎重に行く人を確かに当つて、それから日にち等も腰だめでなくやつて、そうして検討されるということを前提として、やはり内諾は与えておいたらいいと思う。

菊川孝夫日本社会党(第四控室・左)

○菊川孝夫君 この前から、議員派遣につきましては僕は余り異議があつたわけでもなかつたが、第二控室の中村君から提案されまして、大体委員会の委員長の申請は、そのまま通すというようなことになつておりますので、それから今加藤君の言われました自然休会云々については、自然休会ということは大体本会議にかかるについて、或る程度の申合せができそうな気配にもなつおります。まだよりよりの、これは本当の個人的な話かも知れませんが、従つてここでは、委員長の要求は一応承認しまして、早急に今後本会議を開く日程等については、一応協議するということにいたしたいと思います。(「異議なし」と呼ぶ者あり)

寺尾豊自由党

○委員長(寺尾豊君) 先程御報告申上げました四委員長の要求を承認することに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

寺尾豊自由党

○委員長(寺尾豊君) さよう決します。   —————————————

寺尾豊自由党

○委員長(寺尾豊君) 次に漁港審議会委員任命につき本院の同意を求めるの件をお諮りいたします。

菊川孝夫日本社会党(第四控室・左)

○菊川孝夫君 我々の会派としては異議ございません。(「異議なし」と呼ぶ者あり)

寺尾豊自由党

○委員長(寺尾豊君) 漁港審議会委員に小田賢郎君を任命することに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

寺尾豊自由党

○委員長(寺尾豊君) さよう決定いたします。  暫時休憩いたします。    午前十時八分休憩    —————・—————    午後三時四十六分開会

寺尾豊自由党

○委員長(寺尾豊君) これより会議を開きます。決議案の委員会審査省略要求に関する件をお諮りいたします。

近藤英明事務総長

○事務総長(近藤英明君) 山下義信君ほか十一名から、戦没者の遺骨収容並びに送還に関する決議案が発議され、委員会の審査省略を要求されておりますので、委員会審査省略の件をお諮り願いたいと思います。

寺尾豊自由党

○委員長(寺尾豊君) 事務総長の説明通り、決することに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

寺尾豊自由党

○委員長(寺尾豊君) さよう決します。   —————————————

寺尾豊自由党

○委員長(寺尾豊君) 次に万国郵便連合大会議の実情等調査のための議員派遣に関する件、列国議会同盟会議に関する件をお諮りいたします。

近藤英明事務総長

○事務総長(近藤英明君) 本件に関しましては、この問題がこの議院運営委員会において取上げられ、それは理事会において協議すべしということになつて、理事会において協議されたわけであります。理事会におきましては、同盟会議の問題も、今少し、一つ衆議院とも話してみてくれ、なお同盟会議の議員派遣の問題も併せて一つ計画してみてくれ、こういう希望でありました。ところがその後御承知の通りの状況で、その経緯をこちらにおきましてはお話しするような機会を得ていなかつたわけでございます。  そこでその経緯を申上げますが、衆議院のほうに先ず同盟会議のほうに、一番関連が深い同盟会議のほうの派遣問題に関連を持つて来た関係から、同盟会議の問題につきまして、衆議院の事務総長と私は協議をいたしました。これに対しまして衆議院のほうでは、実は本年は、出席は自分のほうは、いろいろな事情から困難だと思つている。一応本年は出席は同盟会議にできがたいだろうという見通しを返事をいたしております。先方へ。それで但し、この同盟会議の参加の問題については、両院議員が一体となつた国内の議員団の組織が必要と思う。そこで衆議院といたしましては、当時まだ会期が延長問題にかかつております六月の二十日前だつたと思いますが、会期が延長にでもなれば、その延長した会期において、又延長にならないような場合においては、閉会直後において、参議院のほうと御相談して、この団の組織に当りたいと思う。それでこの団の組織のことは、もう全く事務的なものであつて、衆議院においてもどういうふうになるかわからないが、参議院でも一応この前の、昨年でございますか、お話のときに、共産党が参加を希望せられなかつたほか、みな参加するということになつて、その御返事も正式に向うへ出たような関係もあるので、議員有志というものを以て構成するということであるので、その構成組織等については、両院議長に御一任願うというように、一応衆議院では取運んで行きたいので、参議院でも仮りにそういうふうにして頂ければ、両院の議長において御協議願つて、その団の組織を構成したい。これだけのお話でございました。それからそういたしまして、仮に団の組織ができた場合に、参議院のほうでは参加いたしたいという御希望も非常にあるように思うので、或いは参議院としてはこれに参加することを衆議院がお出にならないでも、参議院としては行く。こういう方向へ話が進むかも知れないが、ということも一応伝えておきました。そこで郵便会議の派遣の問題と、同盟会議の派遣の問題に関連して来ます関係から、一体何人くらいどういうふうに出すかということの案を、一応事務局でも考えて見ろ、こういうお話でございましたので、派遣の案を作るためには、これは何んと申しましても経費の問題に関連して来ますので、一人当り何ぼと見るかというこの実は予算の立て方にも、いろいろ立て方があるようでございましたので、その立て方についても一応こつちの御意見を伺つて、それによつて大蔵省のほうと正式に話をいたしたい。かように考えまして、事務局のほうで数字的な基礎を、どちらのほうにして頂くかという考えを持つておりますが、一応事務次長から申させて頂いて、そしてどのくらいに経費を、基礎として何人分という建前で要求するか、その場合に郵便会議のほうを合せて何人ということで要求するか、こういう点もおきめ願おう。こういうわけでございます。なおそういうことで期間が遅れまして、郵便会議との関係において非常に時間的に遅れましたのは、右のような事情でございます。

矢嶋三義第一クラブ

○矢嶋三義君 この問題は当然理事会へ一遍持つて来て理事会で検討して、それから本議運に持つて来べき筋合のものじやありませんか。この前理事会で話をして、それ以来一回も、こういう研究の結果こうなりましたということを理事会に話すことなく、一遍にここへ持つて行くというのは、私はおかしいと思う。如何でしようか。

近藤英明事務総長

○事務総長(近藤英明君) 矢嶋さんのおつしやる通り、理事会に一遍任されて、理事会に何されました関係からは、理事会に持つて行くべきものと思いましたが、たまたま郵便会議のほうの派遣期日の関係が何と言いますか、郵便会議そのものの開催時期というものにも関連がありましたことと、それからそういう理事会の御意見を伺いますにしましても、一応皆さんに今のような数字的な点あたりを申上げまして、そうして理事会で大蔵省等と折衝しろ。こういうお話もあつたと思いますので、それにいたしましても今日ここで、若しそういう御意見が伺えるものなら、伺つたほうが便宜かと存じまして、ここへ持ち出したようなわけでございます。当方において、ここで審議なさらないで理事会でやれというのでございましたら、その点別に、何ら事務局としては何するわけではござい属せんが、ただここで申上げたほうが、一応便宜かと思つて申上げたと、こういうふうに御了解願いたいと存じます。従つて事務次長の御報告を御聴取願えるものならば、そのほうが御便宜かと思いますが、如何でしよう。

矢嶋三義第一クラブ

○矢嶋三義君 事務次長の報告を一応承わつて、再び理事会に移して頂きたい。

芥川治参事(事務次長)

○参事(芥川治君) 大体議員の派遣につきましては、一般は十五ドルでありますが、三十ドルまで一日出せる。こういう話を聞いておりますので、三十ドルとして一応計算した分を申上げます。但しこれは万国郵便会議のほうも六十日で、欧洲に行つて、帰りにアメリカを通つて六十日ということで、一応計算をして見たのであります。飛行機で一周するといたしまして、ロンドン、パリを経由して千八百ドル、スカンジナビアを経由いたしまして二千ドル、駐在費は宿泊料、雑費を合せ一日三十ドルで、六十日と計算いたしまして千八百ドル、一人にいたしまして、従いまして三千六百ドル要るわけであります。邦貨に換算して百二十九万六千円、こういう計算になります。  それから交通公社のほうに、大体どれくらいで実際行つて来れるか。欧洲のほうは割合安いので、アメリカ等も合せまして一日十五ドルあれば行けるであろう。このほうの計算によりますと、邦貨換算で九十七万二千円、こういう計算でございます。この点一応御報告申上げます。

矢嶋三義第一クラブ

○矢嶋三義君 ちよつとここで承わつておきたいのですが、万国郵便会議はいつから始まつていつ終ることになつておりますか。

近藤英明事務総長

○事務総長(近藤英明君) 始まつたのは五月二十四日で、七月十日までという一応お話があつたのでありますが、その後なお聞きますと、或いは延びて二十日ぐらいまでかかるのではないかということであります。  なお同盟会議につきましては、丁度数回ここに御報告申上げておつたわけでございますが、日本も正式に加入してもらいたい。その返事を早くもらいたいということでありまして、団を構成して早く申出てくれれば、正式のメンバーとして扱うから、早く入つてもらいたいということで、六月二十日までに正式に申入れをしてもらいたいという度々の催促があつたのでありますが、六月の二十日までに御返事ができなかつた状況でございます。併し今からでも申込めば、向うは日本の参加をあれだけ要望しておつたのでありますから、拒否される理由はございませんし、のみならず八月の二十六日から開かれるのでございますから、この会議には無論間に合うわけでございます。  ただ手続的に六月の二十日までに返事をしてくれと言われたのが遅れておりますので、正式のメンバーとしての加入手続が間に合わないようなことが起るかも知れんということは予想されます。従つて第一回の会議には、こちらが希望して出ましても、正式なメンバーとして第一回は扱われないようなことが起ることも懸念されますが、これは懸念だけでありまして、そうであるということは断定できないということを申上げておきます。

菊川孝夫日本社会党(第四控室・左)

○菊川孝夫君 これはやはりここできめるのは無理だと思いますので、明日幸いに議運を開くことになつておるから、その前に理事会を開いて、どういう方針で行くか、おきめ願つたほうがスムースに行くと思います。

寺尾豊自由党

○委員長(寺尾豊君) この問題は菊川君の御発議のように、明日議運の前に理事会を午前十時から開いて検討し、午後一時からの議運において協議することにいたします。   —————————————

寺尾豊自由党

○委員長(寺尾豊君) 次に、運輸委員会専門員の任用に関する件をお諮りいたします。これは前回保留の分であります。運輸委員会専門員の田倉八郎君任用の件でございます。

相馬助治日本社会党(第二控室・右)

○相馬助治君 運輸委員会において諮られたときの審議の状況、経過はどうですか。加藤君責任を持つて言えますか。

加藤武徳自由党

○加藤武徳君 私の言うべき筋じやありませんから……。

近藤英明事務総長

○事務総長(近藤英明君) 事務総長といたしましては、委員会がどういう状況であつたかということは申上げられないと思います。ただ委員長からは、正式に運輸委員のほうとも御相談申上げて、正式に推薦する。こういう申出があつたことは申上げられます。運輸委員会においてどういう、例えば多数決であつたか、全会一致であつたか、そういう点は実は伺つておりません。

相馬助治日本社会党(第二控室・右)

○相馬助治君 それを総長から聞けば、結構です。

寺尾豊自由党

○委員長(寺尾豊君) では、運輸委員会に田倉八郎君を任用することを御承認願うことに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

寺尾豊自由党

○委員長(寺尾豊君) さよう決します。   —————————————

寺尾豊自由党

○委員長(寺尾豊君) 次に国土総合開発審議会委員の任命に関する件をお諮りいたします。

河野義克参事(議事部長)

○参事(河野義克君) 御承知の通り、国土総合開発法によりまして、国土総合開発審議会というものがございますが、今国会において、その法律の一部の改正が行われまして、審議会の委員の構成等が大幅に変更されたわけであります。それによりますと、国土総合開発審議会の委員には、参議院議員の中から参議院が指名する者六名を出す、それは内閣総理大臣が任命するのでありますが、その参議院議員六名を出すということが改正されたわけでありまして、本法は先に施行になりましたので、この六名の議決をしなければならない。こういう恰好になつております。ところでこれは毎々申上げますように、本院において、いわゆる各種委員として扱われておるものに類するものでありまして、各種委員の各派別の構成につきましては、先に、そのときの現在の状況が、各派について妥当な割合になつているのであるというふうに認定されまして、その後北海道開発審議会委員の任期満了に伴う改正がございましたけれども、それは従来とも殆んど各派から、そのまま後任者を出したわけでありまして、その各種委員の各派別の割当は妥当であると認定された状況が、現在までにできておるわけでございます。従つて基盤が妥当でありますから、今後新たに六名出すについては、六名をどういう比例にするかということから選べばいい筋合になるわけであります。  ついでに六名は、どういうふうに按分比例されるかということまで申上げまするならば、自由党から二名、緑風会から一名、社会党第四控室から一名、社会党第二控室から一名ということになり、あとの一名は民主クラブから出すか改進党から出すか、その比率は現在全然同じである。そのいずれかから出されるべき問題である。こういうことになりますので、この国土総合開発審議会委員の指名について、各派の構想について御相談願いたいと思います。

相馬助治日本社会党(第二控室・右)

○相馬助治君 これは議事部長の報告で、人数の振合まできまつておるようですから、さよう決定することがいいと思います。この民主クラブと改進党の問題は、これは当事者の党派の関係において抽籤なり何なりできめるほかないので、これはきまつて来た人を承認することにして、この通りに決定されるように私は希望します。

寺尾豊自由党

○委員長(寺尾豊君) そういたしますと、国土総合開発審議会委員の六名は、自由党二名、緑風会一名、社会党第四控室一名、社会党第二控室一名、残り一名は民主クラブと改進党との御相談の上で決定するようにいたすことに、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

寺尾豊自由党

○委員長(寺尾豊君) さように決します。   —————————————

寺尾豊自由党

○委員長(寺尾豊君) 次に本委員会に付託されております国会職員法等の一部を改正する法律案について、人事委員長から議院運営委員長宛に申入書が来ておりますので、その取扱いについてお諮りいたします。先ず事務局から申入書を朗読をいたします。

近藤英明事務総長

○事務総長(近藤英明君) 去る六月の二十五日に人事委員長から申入書がここへ提出になりました。御承知のように二十五日は他の問題で、非常に何と申しますか、議事の繁雑なときでございましたので、委員長は、一応今ここで申されたところまでは速記をつけておつしやつたはずでございます。ところがそれはお聞き取りになれたかなれなかつたか知りませんが、そういうところまでは行つたわけでございます。従いましてその申入書は、当時はまだ朗読しておりませんので、ここで朗読いたします。     申入書  本月十八日の人事委員会において国会職員法(昭和二十二年法律第八十五号)の一部改正法律案は、人事委員会に附託審議さるべきものであるとの意見が全会一致で決定いたしました。  右お伝え致しますと同時に、貴委員会における善処方を要望いたします。    昭和二十七年六月二十五日     人事委員長 カニエ邦彦マル印   議院運営委員長 寺尾豊殿  理由というのがありまして、  本改正法律案は、単に議院の運営に関する事項として措置されるべきものではなく、公務員制度確立の一環として、左記の諸点についても、慎重に検討を加えられるべき問題であり、当然人事委員会において審議を行うべきものと考えられる。     記  (一)国会職員の給与については、議長がこれを定める(法案第二十五條)ことになつているが、このことは、特別職たると一般職たるとを問わず、国家公務員の給与は法律でこれを定めるという原則を無視するものである。  (二)職員が不利益処分又は懲戒処分を受けたときの苦情処理に関しては、議長がその方法を定める旨の規定があるのみであつて(法案第十五條の二)、苦情処理機関の構成、運営などの一切は、内部規程にゆづつている。このようなことは、他に例を見ない処であつて、これでは公平審査の制度があるとはいい得ない。  (三)国会職員には、職務による部課長等の区分の外に、参事、主事、主事補などの身分的区分を依然設けている。これは我が国の公務員の制度の一般的傾向に背くものである。  (四)職員の任用については、新規採用の場合も、係長、課長任用の場合も、能力、成績主義によるべき方針が認められない。(任用資格についての規定があるのみである) 云々のものでございます。なお本件につきましては、本件の発議いたされる前に、庶務小委員会におきまして、数次に亘りまして不審査をして、その際においては、議院運営委員会に付託して、議院運営委員会において審議すべきものであるという御決定になつたことだけ申添えておきます。

木村守江自由党

○木村守江君 庶務小委員長がおりませんので、ちよつと申上げますが、この法案の審議に当りましては、いろいろ論議がありましたが、結局議院運営委員会でこれを取扱うべきものであつて、必要があつた場合は人事委員会との合同審査をもするというふうな申合せをした次第でありまして、参考までに申添えます。

菊川孝夫日本社会党(第四控室・左)

○菊川孝夫君 確かに参議院規則の七十四條で行くと、そうなるんですな。これはどうしても各常任委員会の委員の人数及びその所管ということになると、そうなるので、そういつた手続をとつて行く以外にないんじやないかと思うんですがね。

加藤武徳自由党

○加藤武徳君 人事委員長からの申入れは申入れとして承つておきまして、今木村君の御発言のように、庶務小委員会でも度々検討を加えて、我々のこの委員会で扱うということにしておるのでありまして、菊川君の御発言もありましたように、この委員会で扱うという既定方針で行くことに願いたいと思います。  なお連合委員会等につきましては、木村君の御発言のように、人事委員会から御希望があれば適宜開くということにしたらいいと思います。

矢嶋三義第一クラブ

○矢嶋三義君 只今の加藤君の意見に賛成いたします。

寺尾豊自由党

○委員長(寺尾豊君) 加藤君の御意見のように決して、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

寺尾豊自由党

○委員長(寺尾豊君) さように決定いたします。   —————————————

寺尾豊自由党

○委員長(寺尾豊君) 只今に関連の国会職員法等の一部を改正する法律案をお諮りいたします。

近藤英明事務総長

○事務総長(近藤英明君) 国会職員法の一部改正法律案につきましては庶務小委員会におきまして、下案といたしまして、数次に亘つて御検討を経たところでございますので、同時に又これは衆議院の議院運営委員の発議になつておりますので、法律的な形式から申しますと、発議者が本院に見えて御説明に相成る筋かと存じますが、実際上におきましては、御承知の通りこれは関係の国会各事務局、両院事務局、図書館、弾劾裁判所、両院の法制局それから訴追委員会等の事務局におきまして、立法の準備にとりかかりました関係からいたしまして、この際便宜私から、この提案の理由につきまして御説明申上げたいと存じます。  国会職員が、本年一月一日から一般職から特別職となり、公務員法の適用の一般職から離れて特別職になつた。これに伴いまして国会職員はもとの特別職時代の旧国会職員法の適用を再び受ける形態と相成つたわけでございます。ところがこの従前の国会職員法は、一般公務員法の一般職の適用を受けております時期におきまして、言わば或る時期停止せられておりました関係から、これらの修正等が行われておりませんので、今日の事情から見ますと、若干不備な点等がありますので、それらの点をこの際是正いたさなければならないという趣意を以ちまして、更に一般職の職員に関する各般の法律の趣意等を取入れまして、この改正を行おうとするものでございます。  先ずその第一点といたしましては、国会職員の範囲といたしまして、従来の国会職員法におきましては、主事以上の職員が国会職員であつたのでございますが、今回は新たに主事補その他の職員も全部国会職員とすることにいたしたのでございます。  それから第二点といたしましては国家公務員法と同じ趣意に従いまして不利益処分を受けた職員の苦情処理の制度を国会職員法の中に明確に定めまして、身分保障を強くいたそうという規定を設けたのでございます。そういたしまして、更に苦情処理に関する規定を設ける。これは各院別々にその事情に応じました制度を設けるわけでありまして、本院におきましては第三者から成るところの公平委員会を設置し、第三者の審査を経て、この身分の保障を強くいたしたいという措置をとろうとするものでございます。  第三点といたしましては、病気休職等で休職期間及び休職給の取扱いについて、政府職員との均衡を図るようにいたしたものでございます。なおこの点につきましては一般職の職員の場合よりも、更に特別職である実態に副うために、休職期間の更新という制度をも取入れようという方法を考慮したものでございます。  第四点といたしましては、旧来国会職員法におきましては、組合に関する規定がなかつたのでございますが、旧国会職員法の時代におきましても、すでに国会職員の組合は存在いたしておつたのでございます。なお更に公務員法の一般職のもとにおきましては、組合がはつきり明示されておつたのでございますので、この機会にこの国会職員法におきまして、国会職員の組合又はその連合体結成の自由をここに確立したのでございます。なおこの国会職員の組合の結成につきましては、関係事務局間において協議いたしております間におきまして、他の特別職の職員の組合というような制度が他にはないが、これで国会職員にだけはその制度を設ける必要があるかどうかという問題も出まして検討を加えたのでございますが、国会職員が、すでに旧国会職員法の下においても、国会職員の組合が認められておつた以上、これをこの際はつきりと法律の上において認めるという制度を確立し、なお組合自身が求めるならば、連合体の結成をも又認めてもよかろうということをはつきりとこの法律の上に明示いたした次第でございます。  第五点といたしましては、旧国会職員法におきましては、国会職員の不偏性、不党性だけを明示いたしておりまして、政治行為の制限という点については明確なる規定を欠いておつたのでありますが、国家公務員法の下におきまして、政治行為の制限が明確にされたのでありまして、これに対処いたしまして国会職員としては、当然これと同様な制限は、殊に国会職員の本質といたしまして、政治行為の制限というものが極めて必要であるというので、国会職員の政治行為の制限を明示いたしたのであります。  第六点といたしましては、常任委員会の専門員でございますが、専門員の職務の特殊性に鑑みまして、一般の国会職員とその取扱いを異にし、分限、服務、保障等の規定の適用を除外いたしまして特別職の中の又特別な扱いをするということを明示いたしたのでございます。  その他第七点といたしましては、政府職員と同様に公務災害の補償、それから第八点といたしまして職員の能率増進計画に関する規定等を設けまして、なおこれに関連いたしまして、その他は字句の修正をいたした次第でございます。  以上を以て説明を終ります。

菊川孝夫日本社会党(第四控室・左)

○菊川孝夫君 御説明を承わりましたが、この取扱い方についてでございますが、これは庶務小委員会では一応立案の相談を受けるという形で以て不審査をいたしました。併しかなりまだこのまま議決をするか、更に修正をするかということについて、いろいろ意見もあるかと思いますので、この議院運営委員会で、こういつた法案を審査したというのは、殆んど今までこういう大きな法案を審査したということはございませんので、一つ明日の議院運営委員会で、大体今後の当院の運営について方針がきまるわけですからして、従つて今国会には、これは必ず上げるという了解、次にはどういうふうにかして……、そうしたら、各委員会で大分手のすいて来た委員会もございますし、議運も開けると思います。だからして平常の議運ではなしに、常任委員会の運営みたいな形式で、一つ委員会の部屋でも借りて、あそこで又開くことにして、一つその旨を目がきまれば、どういうふうにやるかということの日程を組みまして、更にこれを人事委員長のほうへも通知をして、審査をやる。ああいうふうな常任委員会における法案審査の一応形式をとつてやることにして、今日は御説明を承わるだけで、その審議の日程は明日組む。こういう意味でお願いいたしたいと思います。(「異議なし」「賛成」と呼ぶ者あり)

寺尾豊自由党

○委員長(寺尾豊君) 一応説明を聞く程度にして、今後の問題は、菊川君の只今の御意見のようにすることに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

寺尾豊自由党

○委員長(寺尾豊君) さように決定します。   —————————————

矢嶋三義第一クラブ

○矢嶋三義君 私はこの際に議長に要望いたしたいのでございます。本日私、は緊急質問を試みたわけでございますが、時間の制約がございましたので、相当に急がしい質問をいたしましたけれども、私は質問通告を発すると同時に、三日前から質疑要旨の詳細を書いて総理以下各関係大臣の手許まで出してあつたわけでございます。然るに本日質問いたしましたところ、自治庁長官の代理として出られた藤野政務次官は、私の質問した事項にとも角も答弁して下さいました。本日は更に吉田総理お出でになつた点は、これは非常に私感心したわけでございますが、吉田総理、池田大蔵大臣は、私が通告してありました質問事項に対して若干答弁を落した点がございますけれども、特に天野文部大臣に対しましては、私は詳細に質問要旨を書いて出し、それから私はあの演壇で陳述したわけでございますけれども、それに何らの答弁がない。従つて私は議長に答弁さして欲しいということを要望したわけでございますが、遂にその答弁はしなかつたわけでございますが、これは議員は質問するところの権利がありますし、政府委員の質問に対して答弁しなければならん義務があると思います。その答弁の内容が如何なるものであるかということはとも角といたしまして、研究不足だから、答弁できなければできない。或いは見解が違うなら違うということを、ともかく質問事項に対しては、政府委員は答弁を是非ともしなければならない。又議長はさせて頂かなければならないと思うのです。併しあとで確かめてみますと、文部大臣は他の省との関連もあるので云々というような点とか、或いは問題が少し小さい部分に互つておると思つた点もあつたからといつたことを言つておりますけれども、恐らく天野文部大臣は、二三日前に栃木に行つて、あの志願兵制度に口をすべらして、少しとつちめられておると思うのですが、それで他省との関係も遠慮して答弁しなかつたと思うのですが、ともかく答弁になつていない。ああいうことに対しましては、議長は、私は参議院の権威を保持するという立場からも、私は関係大臣に注意を促して頂きたい、で、他日質問事項に対しては、答弁を要求して頂きたいと思うのです。でないと私達重大問題があつて、これを委員会で審議しようと思いましても、吉田総理とか池田大蔵大臣、こういうかたがたにですね、文部委員会に出て頂くということは全く不可能なことなんでございます。そういう大臣に、本会議で緊急質問した際に、詳細に書いて質問要旨を通告してあるにかかわらず、それに対して何ら触れないということは、私は許すことができないと思うのでありますが、議長の御所見を承りたいと思います。

佐藤尚武緑風会議長

○議長(佐藤尚武君) 今朝の矢嶋君の質問は、今おつしやつた通り時間的に再質問はお許しすることができなかつた。矢嶋君も、再質問の形でなくて、国務大臣の答弁に落ちておるということを一々指摘されたものでありますが、それすらも厳格に言えば、持時間がなくなつたのであるから、再び発言はお許しをできなかつたと思うのでありますけれども、併し問題が重要な問題であることを考えましたので、これに対しては答弁がなかつたということを注意されるというところまでは、私はお許したわけでありますが、それに対しては国務大臣の答弁をするように議長が仕向けろという今のお話でありまするが、これは議長としてできないことじやないかと思うのです。というのは、国務大臣が答弁するときには発言を求めるわけです。発言を求めなければ、国務大臣としては答弁の意思がない。それも全然答弁しないというならばともかくだけれども、ともかく矢嶋君の質問に対しては、不十分であつたかどうか、何かしらん、総理もその他の国務大臣も答弁しておる。最後のその答弁を欠いているという点について、注意をいたしたにかかわらず、総理並びに天野文部大臣は答弁しなかつた。発言を求めなかつたという点については、私からそれを強要するというわけには参らん問題ですから。

矢嶋三義第一クラブ

○矢嶋三義君 議長が持時間がなくなつたのに発言を許して頂いたという、そういう取扱いについては私は多とするわけです。私は国務大臣の態度に対して申上げたいのですが、今のような議長の発言でありましたら、今後我々は次のような運営をやらなければならないかと思うのです。と申しますのは、各議員は質問要旨を政府委員に渡すと同時に、議長にもちやんと渡して、議長はこの質問要旨を見ておつて、この点に対して、大臣は答弁をしたかしないかということを確認して、若し答弁をしなかつた場合には、何々大臣に答弁を求めるということを議長は発言して然るべきだと思う。そのために議長はあると思うのです。議員が質問したことに対して、それに対して政府委員が答弁しなかつた場合には、私は議長は何々議員のこの質問に対して、政府委員の答弁を求めますということを、私は議長は当然発言して然るべきだと思うのです。そのために私は議長はあそこにおられると、こう解釈してよろしいと思うのですが、如何ですか。

佐藤尚武緑風会議長

○議長(佐藤尚武君) それは少しく議事の慣例に違つておるように思いますが、答弁を求めるのは議員であつて議長ではない。議長は発言及び答弁、即ち議事を司つてやつておるのであつて、こういう点に対して答弁が足りないから、若しくは答弁が少し言い足りないから、もう少し附加えてやりなさい。或いは全然この点については国務大臣は触れておらないから答弁してくれということは、議長としてはやるべき問題ではないと思うのです。それに各議員は、勿論質問の権利があるけれども、併しその質問に対しては、すべての場合に議員が満足を得るかどうかということは、これはいろいろな事情によつて私は左右されると思うのです。必ずしもしやくし定規に規則ずくめではやれない問題だと思うのです。政治上の関係があるであろうし、又国務大臣として答弁をすることの時機に達していないと思うこともあるだろうし、或いは又議員の個人に対して国務大臣がどういうふうに思つておるかというようなこともあるだろうし、それはいろいろ事情があつて、すべての場合に私は議員が満足を得るということはできないこともあり得るかと思うのです。それにあの大きな議場で以て、緊急質問つまり口頭による質問をされた場合に、一層私はその困難が増しはしないかと思う。これは何か小さなところで質問されるということになると、これは又効果的であろうと思うが、あの大きなところでは、議員が注文するように国務大臣の答弁を促すということは、なかなか困難ではないかと思います。併し文部委員会あたりでは、大臣等が出て来ないということならば、これは又別問題ですが、あの大きな本会議の席上で以て、緊急質問の形で以て満足を得られるということは、私はむしろ困難かと思うのですが。

矢嶋三義第一クラブ

○矢嶋三義君 一般論として話される点は、私は了承いたします。私が今申上げるのは、私は答弁内容に満足するとか、そういうことを申上げておるのではないのです。質問した事項に対して、全然触れないということが許されるかということなのです。従つて質問し議員がおのおのの事項について、答弁がないから、質問を要求するという声がかかつたら、議長は、政府委員に対してこの項目に対して答弁せよということは、議長は、当然発言するところの権利があると思うのです。でなかつたら、議長は何のためにおるか、私は意味をなさんと思うのです。私は答弁の内容が満足するかどうかということを言つておるのではないのです。  議長の言うように、満足する人もあるでしようし、大いに満足しないという者もあるのが当然だと思うのです。かくかくの事項を質問するから研究して答弁して頂きたいという書面まで出しておるのに、その事項に対して全然触れないということ、私は今日天野さんの一身上の問題を少し話しました。それについて説明しないならば、それについて追求しません。それ以外の大事な点について質問した点を、それは見解の相違だとか、研究して答弁するとか、ともかく触れなければならないのに、何ら触れないで、万全の対策を講ずるということで退つて行くということでは、これは議員の質問に対する答弁に、全く誠意がないという程度でなくして、これは議員の質問権というものに対して、侮蔑を与えておるものと、私は容赦できんものと考える。

佐藤尚武緑風会議長

○議長(佐藤尚武君) 今の矢嶋君のお話で、質問事項に対して答弁が欠けておるということについて、議長はその欠けたことについて国務大臣に注意を喚起しなければならない。そうでなければ議長というものは何のためにおるのかわからんと、これは、今朝ほどの実例について見れば、矢嶋君はすでに再度の発言を求めて、議席から、国務大臣に注意を喚起された。それにもかかわらず、国務大臣が答えないとすれば、これは私は議事の運営からいつても止むを得ないことである。すべての点に対して国務大臣が答える義務がないと私は思う。これを国務大臣に強要するということは、私は今の議事規則ではできない。いわんや議長が、これこれの点について大臣の答弁が欠けておると注意する。これは議長としてはやる必要もない問題である。若しそれをやられるとするならば、質問者自体がおやりにならなければならん問題だと私は心得ます。

松浦定義改進党

○委員外議員(松浦定義君) 今、矢嶋委員の質問及び議長のお答え、私は当然だと思います。併し矢嶋委員の言われておることも、これは私は重大な意義を持つておるものだと思うのです。それならばそれをどうして解決するかということは、今両者の御意見、全く両方とも、全然私は賛成でございます。両者の御意見に賛成なのでありますから、私はこういうような結果になるのではないかと思います。やはり正式な持時間がありまして、その場合落したものに対して矢嶋議員が若し答弁を要求されるならば、必ずこれは各大臣は私は答弁に立つべきものだと思う。ところが時間がないがために、やはりそういうことができなかつたということは非常に重大なことだと思う。例えば答弁する要もないと思つても、適当な時間があつて、許された場合には、いずれかの答弁をされるものだと思います。そこで私は時間の問題が大きく左右をするものだと思う。でありますから、この緊急質問の場合でも、一般質問の場合でも、特別な理由があるものに対しては、内容をこの委員会でよく調査しまして、その時間に対しましては、提案者の時間を余り削減することなく要求に応ずることが、全くこういうような問題を解決することに非常に役立つのではないか。私はそういう意味で或る程度これができないとなれば、やはりこれは議員としましては、適当に再質問の時間を残しておいてやる。そういうような結果になつてしまうということになりますと、私は非常に議事の運営上よくないことだと思います。そういうことをあらかじめお考えになるならば、今後こうした発言に対する時間について、本当に提案者の意思をよく酌んであるならば、私はこういうことはないと思う。若しそうでなしに、今のようなお話のままで行くとするならば、やはりこれは適当に提案者で持時間を抑えておきながら、各大臣の再度の答弁を要求するような方法をとるよりほかに仕方がない。そういうことを私は運営上十分今後研究する必要があるのではないかと思います。

兼岩傳一日本共産党

○兼岩傳一君 私は、今日持時間が切れておるにもかかわらず、議長が許されたことは、近来の議長の御好意として非常に敬意を表するものでありますが、もう一歩出て、勿論私は内容に至るまで議長が責任を持たれて、その大臣を督促するというほどの重荷を議長に負わせる考えはありませんけれども、併しあなたは、やはり私などの発言において不適当なところがあるということまで見破られるだけの余裕はお持ちになつておるのですから、あそこまで、今日の矢嶋君が答弁していないじやないかといつて憤慨をしておれば、少くとも大臣に対して、矢嶋議員が求めておる答弁に対して、文部大臣どうかというふうの意思表示なり、御援助を或る程度はやつて頂けると思いますが、今後ともやつて頂けないとすれば、我々がそれに対して処置を考えなければいかんと思いますが、どうでしようか。つまり内容まで責任をお持ちにならなくても、少くとも私には、議員に品位が欠けるというなら、今日の文部大臣の態度は大臣としての品位を欠いておるものと思います。ちよつとそういう点は御注意になつてはどうか。それでなお大臣は、いや答弁の必要はないと言えば、これは全くそれで十二分に議長としては職責を尽されたものと思いますが、如何ですか。その辺もう一歩なり、半歩出て、そういう点は議事の進行をお諮り願うほうが、私は議長として中正な、公平なお立場と思いますが、どうでしようか。

佐藤尚武緑風会議長

○議長(佐藤尚武君) 今朝ほどの矢嶋君の場合におきましては、矢嶋君が注意を喚起されたとき、私は少しく時間をおきました。そうして総理の顔を見、且つ又文部大臣の顔を見て、そうしていずれも何も答弁の意思のないということが看取されたので、私はああいうように議場で以てお答えしたわけであります。今までのやり方からみますれば、私としては、あれ以上には出たこともないし、又出る必要もないことだと思います。併し只今、兼岩君が言われた点につきましては、これは今までの慣習と違いますので、少しく私に……、(「研究して頂きたい」と呼ぶ者あり)考えさして頂きたい。事務局側ともよく相談しまして、(「結構でございます」と呼ぶ者あり)そうして、そういう余地があるかないか。余地があるとすれば、勿論やることになるし、少しく時間をかして頂きたい。

三輪貞治日本社会党(第四控室・左)

○三輪貞治君 この際ちよつとお聴きしたいのですけれども、実はこの前増田前自由党幹事長が、参議院の事務局職員の中に共産党員がおるということを何かの席上で言われたということについて、何か事務総長談話でしたが、新聞に載つておりましたね。それによりますと、特審局にお願いをして調べてもらつたが、そういう事実はなかつた。こういうふうに新聞では見えていたと思うのですが、これはその通りですか。

近藤英明事務総長

○事務総長(近藤英明君) その点につきましては、三輪さんがこの席においでになつたかどうか知りませんが、この委員会における私の発言を報道せられるかたが、新聞に報道せられた記事のことをおつしやつたかと思いますが、私がここで申しましたのは、詳しく繰返すのはどうかと思いますが、かようなことがありましたので、確かな調査によればとか、ちよつと今……。そういうようなことでございましたので、そういう確かな筋だとおつしやるからには、何かそういう筋から情報をおとりになつたのではないかと存じまして、そういう方面からさような情報をお出しになつておるならば、我々のほうへお知らせ願うべきだというので、そういう方面にも、私のほうから照会いたしましたところが、そのほうからも、そういうことがあるという返事は得ていないということを申上げたのです。そのことが、新聞に出ておることをおつしやつたかと思います。(「了解」と呼ぶ者あり)

寺尾豊自由党

○委員長(寺尾豊君) 本日はこれにて散会いたします。    午後四時三十八分散会

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