議院運営委員会 第65号
- 発言数
- 89 件
- 登壇者
- 14 名
- 会派数
- 6
- 開催日
- 1952/07/05
会議録
○委員長(寺尾豊君) 開会いたします。 常任委員の辞任及び補欠に関する件をお諮りいたします。
○参事(河野義克君) 緑風会から、懲罰委員の柏木庫治君、木下辰雄君、予算委員の小野哲君、同じく杉山昌作君がそれぞれ辞任せられて、懲罰委員に小野哲君同じく杉山昌作君、予算委員に柏木庫治君、同じく木下辰雄君をそれぞれ後任として指名せられたいというお申出が出ております。それから日本社会党第二控室から、運輸委員の齋武雄君、法務委員の片岡文重君がそれぞれ辞任せられて、運輸委員に片岡文重君、法務委員に齋武雄君を指名せられたいというお申出が出ております。
○委員長(寺尾豊君) 議事部長の報告通り決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(寺尾豊君) さよう決します。 —————————————
○相馬助治君 私は今日直ちにこれを要求するのではないのですが、先般の毎日新聞を見ますと、増田幹事長談として、この院内の職員の中に共産党と連関を持つ政治的グループがあつて云云という記事が現われていたようでございます。共産党員が職員の中にあることは勿論自由ですし、それはそのこと自身は合法的だと思うのです。ただ問題、特に超党派的な立場に立たなければならない職員の中に、事実そのようなことありとするならば、これはなかなか問題は別な意味で問題であろうと思います。これは本来ならば事務総長にここで尋ねるべきであろうかとも思いますが、私は今日はそういう質問はいたしません。増田幹事長に、適当な折に、議運にお出かけを願つてそうして新聞に話された話の真実性というものがどんなものなのかという御説明をお聞きしたいと思つております。これについては出席を要求して云々という形では今考えているのではないのでございますけれども、近い将来においてこの件については私は増田幹事長をお呼びして聞くつもりでおりますが、特に事務総長においては、あの新聞記事に、連関いたしましてさようなることは未だ調査してないので存じませんという答弁がないように格段の御配慮を願つておきたいと思います。
○事務総長(近藤英明君) この機会にここで、そのお話が出ましたから、私は事務総長として発言をお許し願いたいと存じます。 新聞は確かに私ども見ました。新聞の内容といたしまして、第一点は停電の問題、第二点はそこのごみ捨て場の問題、第三点は「信ずべき筋によると、現在事務局内に秘密党員が三十名もおる」云々という、この三点に帰するかと存じます。 第一点の停電の問題につきましては、停電が数回あつたことは事実でござま。この停電がたびたび先般来あつた状況につきましては、直ちに調査をいたしましたが、院内の電気施設の故障による停電でないことが明確になつております。それは御承知の通り、外部から高圧線を以て送電線が二筋入つております。その一つが、送電線が止りますと、自働的に院内の蓄電池に切り替えられまして、これがぱつと切れたようになつて又すぐ点いております。そうしてその場合にはすぐ又別の送電線のほうに切り替えます。その間、数分、一、二分間に切り替えられております。これらの措置は完全にこれが行われております。ただ外部からの送電線、高圧線が、ここに来ております二本の線がときどきいずれの場合においても故障が生じておるという事実のあつたことは事実でございます。これは院内に関係のない問題でございまして、たびたび東京電力等には照会いたしておりますが、いずれの原因でこうだということの御回答には接することができないという状況でございます。 それから第二点のごみ捨て場の問題につきましては、あのごみ捨て場は以前は現在の面会所の所にあつたのでございますが面会所設置の際に、あそこでは邪魔になるというので、本館からやや離そうというので、向うの正面に設計をいたしまして設置したものでございます。通常あそこにあつて何ら支障がなかつたので、当日はたまたま東京都の清掃課からトラックを以てごみを取りに来た、その際に空気が灘つておつて、風が低いために、この当時丁度本会議開会中に空気取入口のほうへその臭気が流れ込んだという事実でございまして本院において何らの作為のなかつたということは明瞭だと存じます。 それから第三点の「信ずべき筋によると、現在事務局内に秘密党員が二十名云々」ということでございます。この中には守衛も入つておるという云々という点でございますが、私どもの調査いたしましたところにおいては、本院にかような職員があることは私どもは存じません。のみならず、国会職員の点につきまして先刻相馬さんから、党員であることは差支ないじやないかという御意見もございましたが、私は国会職員の不偏性という立場からいたしまして、共産党に限らず何党の党員であることも不適当と私は存じております。従つて職員は何党に属することも私は阻止いたしております。現在何党に属しておる職員も国会職員中にはおりません。但しこれも御承知の通り国会職員法による国会職員でなくても、国会の職員というものは、議員秘書は国会の職員ではございますが、事務局職員ではございません。議員の秘書であられる国会職員の中にばこれは党員があられることは当然だと思います。共産党議員の秘書は共産党員であられる、又自由党議員の秘書は自由党員であられるかも知れませんけれども、それは事務局職員ではございませんので、これは国会職員法の制限に服さない問題であると思つております。それらを除きますならば国会職員の中に現在何党の党員であろうとも党員はないものと私は存じております。なお、この記事の「信ずべき筋」ということでありますが、私はこれは報道の責任はどこにあるか存じませんが、信ずべき筋ということは、特審局なり、警察というものがございますので、それらのほうにつきましては一応の調査を直ちに依頼いたしまして照会をいたしましたところ、現在それらの方面においては国会事務局内においてさような職員があるという資料は得ていないという御回答に接しております。なお、さようなことの事実があるならばお知らせ願いたいということは申出ておりますということを申上げておきます。
○相馬助治君 今のお話で、党員であることは差支えないといつたのは、御承知のように、国家公務員法によつても、地方公務員法によつても、政党の主要なる役員となることはできないが、党員たることは法律の上では許されておると思うのです。だからそういうこともあり得るという意味で私は申したので、積極的に党員であることを、何か積極的に承認するような形で申したのではありません。国会職員というものの特異性というものについては後段の点に触れたそのほうが私の考え方です。 それから、そういう記事が出たということについては、私は総長においては勿論如才なくその程度の調査をされておる。且つ又御返答はそのような御返答が出るところの状況であろうと、称も総長の今言つたことについては信頼をしております。問題は一政党の與党の幹事長が、而も大新聞と言われる新聞にそのことを語り、その新聞によつて報道せられたというこの事実が私は可なり問題であろうと、こういうふうに考えておるのでございまして、その説明は説明としてお聞きいたしておきますが、私がこれを議運においてあとで取上げんとする趣旨は、総長が如何にこれを御説明なさろうとも問題は別個なのであつてその御説明は説明としてお聞きし、その調査の労を多としておるのであります。
○矢嶋三義君 只今相馬君から問題を提起されたようでございますが、私もこれに重大な関心を持つ次第でありまして、あの新聞記事を見ましたところの国民としては、今度国会で闘つた野党の諸君は、国会職員の中にあるであろうところの共産党フラクと相呼応して参議院の運営を混乱せしめた、或いは野党の諸君は共産党の一部に扇動されて、それに利用されて、そうして国会運営を混乱せしめた、こういう印象をあの新聞記事を見たところの国民は受けるであろう。そういう立場から、我々はこれは重大な問題だ、こういうふうに私は考えておるわけなんです。只今事務総長の言葉から察しますると、まあ事務総長は別に増田幹事長に対しても新聞社に対しても何らの意思表示をしていないようであります。で、私は先ほど相馬君の発言では、或いは他日増田幹事長等にお出でを願うかも知れないという御発言がございましたが、若し相馬君の御同意を得れば、我々はここに提案をいたしたいと思います。と申しますのは、私は参議院の名誉のためにこの参議院議長名を以て、先ず増田幹事長に対して、あの新聞記事の内容を話したか話さないか、増田幹事長が話したことと相違しないかということを確かめるということが第一点と、若し相違しておるというならば取消しを増田幹事長は新聞社に対して要求してほしいというところの、この一点に関する私の先ず書面による回答を要求して、その結果によつて増田幹事長をこの議院運営委員会に公述人としてお出でを願う、こういうふうにしたならばどうかと、こういうふうに提案するわけであります。相馬君の同意を得んばそういうふうにいたしたいと思います。
○相馬助治君 矢嶋君の今の提案には全面的に同意いたします。私が後日云云と申しましたことは、やはり問題は愼重を期すべきであろうと存じますし、且つ又我々は政党員として、特に與党の幹事長の立場というものも一応考慮してみなくちやならん。そこで私は、この会がはねてから議長に何分の、この間に立つて議長のお取計らいをお願いしようという考えを持つておつたのですが、今矢嶋君の提案を聞いてみますと、矢嶋君提案の通りにこの問題を進めて行くことのほうが、むしろはつきりするようにも思うので、一つ私としては勿論同意し、むしろ積極的に賛成いたします。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(寺尾豊君) 矢嶋君お示しのように……。 他に御意見ございませんか。
○事務総長(近藤英明君) 職員の監督権といいますか、職員に対する人事権者は事務総長で、議長という点はちよつとどうかと存じます。議長は監督権はございますが、事務総長が飽くまでも人事権者であり責任者であるという立場でございますから、議長を煩わすということは如何かと存じますので……。
○相馬助治君 ちよつと速記をやめて下さい。
○委員長(寺尾豊君) 速記をやめて。 〔速記中止〕
○委員長(寺尾豊君) 速記を始めて下さい。 では増田幹事長が過日新聞紙上に談話として発表した問題については、矢嶋君その他の御意見のように、議長、事務総長、私、この三人において方法を研究いたしまして、そうして極めて近い機会に皆さんにお諮りするとかように取計らうことにいたします。 〔「賛成」「異議なし」と呼ぶ者あり〕 —————————————
○菊川孝夫君 昨日の小委員会で決定いたしました通りに今日は三條約がかかるわけでありますが、昨日は総理大臣が出席されないということで今日になつたために、出席をされないのもやむを得ないであろうというところで我我もこの点については了承いたしております。そこで、その理由として、総理大臣が出席されない理由としては、昨日は議長からどうもはつきりどこへ行かれるということがわからなかつたのです。昨日のお約束だとか何とかというところで、はつきりしなかつたのですが、仮にこういう大事な條約で、昨日はインドの大使も来るというようなこともあつて、今日はインドの国民もこの條約の承認については関心を示していると思う。ところが総理大臣が出席しない、出席しないのもやむを得ない用事のために出席されない場合ならば、我々もやむを得なかろうというところで、昨日は了承したのでありますが、往々にして事実こちらにいろいろ用事があるからと言つて出席されない、翌日の新聞記事を見ますると、例えば箱根におきまして増田幹事長以下を招致していろいろ党務について話をしておるとか、或いは銀行の大会に出席したというような記事が飛びまして、そういう今出席されないことと本日の総理の予定との比重をとつて見て、成るほど外国の人々と会うと言つて国際的な関係上これは国会はやむを得ないだろう、従つて外務大臣を出して来るのもやむを得ないだろうと了承できるような事故のために御出席されないのであつたらば、私は昨日の了解通りに進みたいと思うのでありますが、ところが先ほど申上げましたように、翌日の新聞記事が、がらつと変つたような記事が出るというようなことになりますると、国際的に與える影響又参議院の権威から言つても私は重大だと思います。従いまして本日総理が出席されない理由を明らかに一つ政府当局から、官房長官なり副長官なりが出て、こういう関係で出られないということを明確にして頂きたいということを、一つ委員長でお計らい願いたいと思います。
○議長(佐藤尚武君) 今菊川君の御提案になつた問題に関連して一応私から、いま一度昨日の模様を御説明申上げたほうがいいかと思いますから、御説明を申上げる次第でございます。と申しますのは、昨日小委員会においてこの問題について私から小委員会の委員諸君に御説明を申上げたのでありまするが、或いは今の菊川君のお話だと徹底していなかつたかのように見受けられますので、簡単に昨日の模様をお話申上げます。 小委員会がこの條約を上程する問題について討議をしておりました際に、丁度岡崎外務大臣が任意にこの委員会に出られたのであります。そうして、私に、総理の出席問題は今日はどうなるだろうといつて、岡崎大臣から昨日お話があつたのであります。その言によりますというと、総理が実は、今日から見れば昨日ですが、昨日の本会議に條約が出されるということであつたので、午前十時から登院して待機しておつた。ところが、十時から十二時ちよつと過ぎまで、十二時十五分まで、並びに午後は二時から四時半頃までは本会議に出席して、條約の討議を待機しておつたということだつたそうであります。然るに昨日小委員会において、その條約の審議が本日に持ち越される、持ち越されることになりましたので、岡崎大臣が大変困りまして、実は昨日の午後の出席も、いろいろな先約があつたにかかわらず、それを延ばして、ずつと午後の遅くまでそれを延ばして、午後四時半頃まで総理にいてもらおうと思つておつたが、さあ、それが土曜日に持ち越されるということになると、総理の都合上、土曜日に出られるかどうか、今確答ができないというお話であります。そこで私は、この條約の審議が土曜日になるかどうか、今日まではまだきまつておらなかつたのでありますけれども、土曜日に持ち越された場合、総理が果して出られるか出られないのか、確答を求めてもらいたいということで、岡崎大臣がわざわざそのために総理と相談に行かれたのであります。そうして、その結果によりますと、万一土曜日に持ち越されるならば、総理が遺憾ながら出席できない。というのは、昨日條約審議のための本会議に列する予定になつたので、その昨日の午前から午後にかけてのいろいろな約束を土曜日に延ばしてしまつたのであります。(矢嶋三義君「昨日のことはわかつておりますので、今日のことを一つ言つて下さい」と述ぶ)昨日も延ばし、又今日も、土曜日も、又延ばすということでは大変困る。であるからして、土曜日の総理大臣の出席は、遺憾ながらできないという御返事であつたのであります。それで私は小委員会に御披露申上げて、皆様方お聞きになつたと思いますが、菊川君はよく御了解にならなかつたかも知れない。それで小委員会においては、若し條約の審議が土曜日になるならば、総理の出席ができないということになる。それはいたし方がなかろうということになつて、初めて土曜日の審議になつた。こういうわけであります。
○菊川孝夫君 その点は私もよくわかつておるのでありますが、私が申上げるのは、昨日の約束が今日に持ち越される、だから止むを得ないということで、事実そうであつたのならばいいが、存外そういうことを言つておきながら、翌日の新聞を見てみると、総理は参議院の審議をよそに、例えば箱根に行つて休んでおられるというような記事が往々載るのであります。そうすると、折角我々は昨日の外交的な、殊に国際的に欠くことのできない儀礼を盡すために、本日は出席されないということで了解しておつて、そうして今日議員総会にもその旨を報告して、一応了承して、本会議に入つても、なぜ総理が出て来ないかというような野次を飛ばさないようにして、スムースに進めたいと思つておつたところが、翌日になつてみると新聞にそういう記事が出てしまつておつたのでは、一体何のことかわからない。議長が責任をお持ちになつても、これは議長の責任ではないと思う。やはり政府当局は、今日はこういうふうだ、昨日の通りに間違いないのだというふうに私は言明をされるということは必要だと思うのです。はつきりしておかなければならない。今の議長のお話では、昨日の約束は今日にずれてしまつたので、もうずらすわけにいかない。こういうようなことを言われた。議長に対してあなたの言うたことは間違いないかと言つてみたところで、議長に何ら我々として責任を負わしたり、或いは追究することはできません。これは政府当局から言明をされたのであつたならば、一体この新聞記事は何だ、如何にも参議院軽視も甚だしいじやないかということを言い得るので、そのことを簡単に官房長官でも副長官でもおいで願つて言明すべきで、この点は議長の責任にすべきではない。私はそのことを一つ申上げます。(「政府を呼んですべきだと呼ぶ者あり)問題が問題だけに、単なる法律案のときなら私はそんなことは言いません。併し今日はインドの大使が来るということまで言つておる。そういうときに我々は総理なしに開会することを了承した。了承したならば、了承しただけのことはしておかなければならない。
○木村守江君 菊川君の言うことは御尤もですが、昨日小委員会でそれは承認した問題だと思います。だから今又改めて……昨日もう済んだ問題で、又蒸し返しているのじやないというが、実際問題としては蒸し返しと思う。昨日話が済んだのだから、承知したのだから、そのまま進んでもらいたいと思います。
○矢嶋三義君 これも明白な事柄で、昨日議長さんが、今ながながと御報告下さいましたが、あの通りでございます。我々はそれは十分記憶もしております通りで、確認いたします。ただ菊川君の言つていることは、昨日議長の言葉で、昨日條約がかかる予定で仕事を繰延べてある。従つて土曜日は本会議に出られないがどうだろうかということを諮つて、それでよろしいという了承を與えたのであるが、今までの総理の行動からして心配であるし、菊川君は、社会党第四控室の諸君を納得させるのに困るから、この際はつきり政府責任者から、こうこうこういうわけでおいでになれないのだという、その理由を明白にしておいてもらいたいというのだから、これは極めて明白なことと思います。だから與党のかたとか、或いは議長さんはもう御発言にならないで、官房長官なり、副長官なりにすぐおいで願つて、かくかくの予定があるのだということをはつきり記録に残して頂けばいいのだ。(「異議なし」と呼ぶ者あり)むずかしいことじやないじやないですか。何を躊躇するの。困つた問題じやないのです。きまつたことではないですか。当然ではないですか。
○委員長(寺尾豊君) 與党の各位もさようなことを了承したようにも見えますから、早速さように取り計らいます。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○矢嶋三義君 その問題が終りましたら、官房長官が来るまで、私ちよつと議長に要望申上げておきたいと思うのですが……、と申しますのは、あの先般の混乱中における新聞記事の問題が出ましたが、それと関連するのでございます。即ちあの破防法審議中における傍聽券の発行の問題です。これは破防法の審議が始まると同時に、私は警務部長のところに行つて確かめました。そうして警務部長は、議長職権に関する業務で議長からかくかくの許可を得て、かくかくにやつておるという数的な基礎も私は十分承わつたのでございますが、余りにも私はあの破防法審議中におけるところの傍聽券の発行については、私は嚴重すぎたと思うのです。あの破防法審議は、国民は非常に関心を持つて、はるばる泊りがけで会議の状況を傍聽しようとでかけて来た人がたくさんあつたのです。ところが何と言おうか、あの傍聽席に実際入つた人数を見れば、私ははつきりすると思う。最後の七月三日だけはやや緩めまして、最後のときには七、八分入つておりましたけれども、最初質疑がある段階においては普通の二分か三分ぐらいしか入つていない。従つてああいう場合は、議長は、議場が満員になる程度までは私は入れるべきだと思う。若し傍聽券を余計出しておつて満員になつたならば、それは衛視のほうで、満員になつたからお断りするといつて断われるようになつておる。そのために衛視もおるのですから……。又警務部長の言葉によりますと、危険だとか何とか言いますけれども、あの入口では婦人警官もおられまして婦人までも身体検査をしておりますし、火焔びんあたり持つて入れるものじやないのです。十分整備は行き届いておるわけですから、そういう火焔びんを投げるような人が国会に来るか来ないか知りませんが、そういう者があるという仮想の下に、善良な国民が真劍に傍聽しようという者までも傍聽することができずに、あの傍聽席ががら空きになつておるということは、これは私は民主国会としては大いに反省しなければならんと思う。この傍聽席に如何ほどの傍聽人を収容できるかどうかということは、一にかかつて議長の腕次第なんでございまするが、少くとも私は今度の破防法審議期間中におけるところのあの一般傍聽券は、僅か三十枚に抑制して、ああいうふうに傍聽席をがら空きにしておつたということについては、参議院に議席を占める一人として非常に遺憾に思つておるのでございますが、議長はどういう御所見でございますか。更に又今後かかる重要法案がかかつて来たときに、どういう御処置をされるつもりでございますか。この際、承わつておきたいと思います。
○議長(佐藤尚武君) 傍聽席の問題に関しましては、本会議ですでに質問を受けて本会議においてお答え申上げた通りであります。私自身もあの傍聽席が丁度一杯になるくらいに入れたらよかろうというふうに考えておつたのでありますが、そのためには議員のほうに優先的に百枚、普段より余計に廻したということであつたので、そうして又議員方のほうの傍聽券もかなり必要だつた模様でありますので、それがいい措置であつたと心得ておりました。ところが二日やつて見るというと、案外議員方の紹介による傍聽者が少かつた。それならばやはり一部の議員方から注意をされたように、もつと一般民衆が入るように考えなければなるまいというので、一昨日の午後何時頃からでありましたか、二十枚に制限した、こういうふうに只今言われましたその三十枚に五十八枚、五十八枚をその上に追加することにして、あれだけの人数が入つたのであります。そういうような事実であります。私は今申上げました通りに、重要法案がかかる場合に、強いてこれを制限するということは考えておりません。あの傍聽席が一ぱいになり非常に混雑するときは非常に困りますが、一ぱいになるくらいのことは考えねばなるまいと思つております。
○矢嶋三義君 議長にしても或いは警務部長にしても、議員数に応じて出して議場に入れて、衆議院に十枚出したとか説明して、数学的には数字はちやんと請求を越えるようになつておるのでありますが、併しながらこれは実際調べて見ればわかりますが、自由党や緑風会の皆さん方は過半数を占めておられるのでございますが、こういう方々の傍聽券は割合に使われていないのでございます。従つて議長は傍聽席の状況を見て、収容できるだけの傍聽人を入れるということについては私はもう少し努力あつて然るべきじやないか。ただ四百七十なら四百七十出したから、それで満員になるのだ、それでいいという立場では、外では傍聽したくて朝からずつと立つておる国民がおるのに、そうう人は入れないで、傍聽席は二分か三分しか入つていないということでは、これは私は臨機応変の措置として非常に不十分だと考えておるのであります。更に私はもう一件あるのでございますが、それはあの破防法審議中に、あの三階の警察予備隊の政府委員の控室、それから文部省の政府委員の控室、それから請願課でしたか、この三つの部屋があるのでございますが、あの部屋の両側を戸を閉めてしまいまして、政府職員すら出入りができないようになつて、文部の政府委員とか、警察予備隊の政府委員並びに職員は一遍一遍傍聽者のお歩きになる道を通つて地下至に行つて、地下室から上つて来る、こういうことを警務部長は議長の命令によつてなさつておられる。私は警務部長に対して、両側の扉を閉めて、そうして廊下と遮断した理由をいろいろ聞きましたが、私は十分納得できなかつた。仮にそれを認めるにしても、警察予備隊なり或いは文部省、請願課、そういうところに勤めているところの職員というものは、ちやんと記章もありますし、名前もわかつておるのだから、少くとも衛視がおつたら、あの扉のところに立つて頂いて、そういう方々だけはあの扉を通過できるようにすべきじやないかということを私は強硬に要求したのでございますが、議長の命令でそうしておると言つて、あの破防法の審議される約十日間というものを、文部とか警察予備隊の政府委員並びに職員の皆さん方は一遍一遍あの傍聽者のお通りになるところの階段を上つたり下つたりした。これなんか私は滑稽の極まりだと思うのです。何が故にそれほど厳重にしなければならない理由があるか。私は非常に納得できません。更に警務部長は議長の命令ですべてなされておるのでございますけれども、併し私は目撃したのでございますが、あの二十八日の混乱の最中、ちよつと混乱が起つたその瞬間に、警務部長はみずから雛壇の扉を閉められました。これは議長の命令でもないと思うのです。それから記名採決をやる場合でも、これは議場の閉鎖を命ぜられた場合でも、雛壇の扉を閉めないことになつておる。閉めることはないわけです。ところがあの瞬間に閉められたのはどういうわけで閉められたのか、理解に苦しむのでございますが、そういう点なんかこれは警務部長はすべて議長の指揮下に置かれるわけなんでございますけれども、私はもう少し議長は心して頂きたい。そうして直属部下であるところの警務部長を然るべく指導して頂きたいということを私は強く要望するのでございますが、あの扉を閉めたことなんかについては、議長は勿論御存じだと思うのでございますが、如何でございますか。文部とか警察予備隊のあの部屋に詰められておる方々に対してお気の毒だ、余りに適当な処置でなかつたというようなお感じは持つていらつしやいませんか。
○議長(佐藤尚武君) 扉は閉めるということは、私はそういうふうにするからという報告は聞いておりますが、実際どれだけの不便があつたかということは、私はよく存じませんでした。よくその辺取調べます。それから雛壇の扉を閉めたということ、これは私は存じません。それは警務部長のほうで何か必要があつて閉じたことだろうと思います。もう一つ、傍聽席をもつと開放するということの一般的の方針、それは今矢嶋さんの御意見、十分尊重して考えたいと思います。
○矢嶋三義君 二点だけお願いいたしておきたいと思います。今まで申上げたことに盡きるのでございますが、一点は、私は平素この衛視の傍聽者の身体検査というものが少し度が過ぎるのじやないかぐらい私は感じるのです。衆議院よりも参議院が厳重なんでございます。ノート、万年筆まで全部預かりまして、少し度が過ぎるのじやないかと思つておりまして、万一のことがあつたらと思つて見送つている話でございます。そう嚴重な身体検査をしておるにかかわらず、重要法案を審議するときに必要以上に抑制されるということについては私ども納得できない点がございますので、今後はともかく国民の方々が傍聽したいという御要望があるときには、ともかくもあの傍聽席が満員になるように御善処願いたい点が一点と、それから先ほど申上げました扉の問題でございますが、これは十分警務部長からも聞いて頂きたいし、それから警察予備隊とか、或いは文部省関係のあの部屋に詰められておつた皆さんがどのくらい不自由されたか、その点も私は事務総長を通じても十分ああいうこともお聞き下さつて今後に善処して頂きたい、この二点だけを強くお願いいたしておきます。
○事務総長(近藤英明君) 承知いたしました。
○委員長(寺尾豊君) 速記をとめて。 〔速記中止〕
○委員長(寺尾豊君) 速記を始めて。
○菊川孝夫君 これは一つ事務総長にお伺いしたいのでございますが、二十八日の事件で、混乱のあとで自由党の議員の諸君が警務部の幹部職員を十三号委員室へ集めてそして、誰がどうした、これがこうしたというような取調べをやつたというのですがね。それは実際そういうことはいいんですか。我々も今後警務部の職員一人ずつ、何か調査をしようというときには出てもらつて差支えないかどうか。やり得るかどうか。これは公式に懲罰委員会等でおやりになるならばわかるんだけれども、我々のほうでそういうことをやつてもいいか。それからそういうことは警務部の職員なんかそういうときに出ることを許しているのかどうか。その点も法規上からも事務総長古い経験に基いて御説明願いたい。将来私たちもこんな問題があつた場合に警務部の職員にそういうふうに出席を求めた場合、来てもらえるか。社会党だけで……。
○事務総長(近藤英明君) 十三号委員室の話、私全然存じませんので、的確な御返事はちよつとできかねるのでございますが、懲罰事犯があつて、懲罰委員会に証人として呼ぶことはできますが、それから各党派でも個々の職員に用があつて呼ぶこともあると思いますが、如何なる用件によつて、如何なる事情があつて呼び出したか存じませんので、ちよつとお答えしかねると思います。
○菊川孝夫君 それでは、そういう事実があつたかどうか、お調べ願つて御回答願うわけに行きませんか。
○事務総長(近藤英明君) 聞いてみます。
○菊川孝夫君 それについて、一つは、僕は昨日本会議でこの事件について一身上の弁明の際にちよつと触れましたところ、自由党の諸君から、当り前だ、当然のことだというような野次さえも飛んでおつたので、当然おやりになつたことだと思うのでございますが、その点から考えまして、よくお調べの上、ああいう緊迫したというか、野党と與党と対立しておるときには、特にあなたが先ほど言われたように事務局の不偏不党性というものを堅持されまして、誤解を受けるような行為はやられないのがいいのじやないか、かように僕は考えるのでありますが、この点、申添えまして御調査の上で御回答を願いたいと思います。
○大野幸一君 それは僕はこの点については意見が違うのですが、この前第五国会のときに各党から懲罰動議が出た、そのために懲罰動議を出すためには愼重に調査をしなければならない、こういうわけで、守衛の人たちに来てもらつて聞いたことがある。これに威嚇を用いたり、或いは脅迫を用いたり、威力を以てしてはいかんので、任意に当時の状況を聞いて、そうして議長のほうに懲罰動議を提出したということがあつた。これは與野党ともあつた。私は昨日むしろその調査が責任者、例えば自由党なりにおいても調査委員会が設けられてこの責任の下にこの動議を出したかと私は昨日質問したが……。私は守衛、或いは関係者を調査することは構わないが、若しこの調査が各党がやつた場合に、私はそんな所へは出て行かないということになると、却つて国会職員と政党との間に面白くないことがある。問題は威嚇があつたか、或いは不正事実を殊更に陳述させたか、誇大に陳述せしめたか、こういうところにあるということを私どもは御参考までに申上げておきたいと思、う、
○委員長(寺尾豊君) 申上げます。もう少しで副長官がこちらへ参るというような連絡がありましたから、今少しどうぞ……。
○相馬助治君 さつき保留と申上げましたアジア諸国との友好促進に関する決議案が緑風会から提案されたようですから、是非本日の会議に加えるように委員会の御承認を願いたいと思います。
○委員丑(寺尾豊君) ちよつと速記をとめて下さい。 〔速記中止〕
○委員長(寺尾豊君) 速記を始めて下さい。 保利官房長官がお見えになりましたので、早速総理の出席不能に対しましての御説明を願います。
○菊川孝夫君 その前に一点。実は今日は官房長官御承知の通りに、当院におきましては、重要なインドとの平和條約並びに中華民国との平和條約の承認の案件がかかつております。で、昨日も、この両條約審議に当つては、インド大使がわざわざ傍聽に来るというような通告まであつて、アジアの各地でも非常に注目していることは事実だと思います。従つてこの審議にいろいろ賛否両論がございましようが、その際には、特に総理大臣が出席されるのは、当然な、儀礼的な措置でもあるし、当然なさなければならない重要な国務の一つだと思います。ところが、昨日だつたら都合がよいが、本日は出席ができないと言うが、止むを得ない国務のために出席ができないのであつたならば、これは止むを得ないでしよう、ということで了承したのでありますが、往々にいたしまして、参議院の会議や委員会の出席をお断わりになつた総理が、翌日の新聞記事を見ますと、或いは箱根の別荊で党の幹部をお呼びになつて、党務の協議をしておられたというような記事が出たり、或いは全国の銀行家の大会に出席されて演説されたというような記事が出まして参議院の本会議とそういうこととをどちらを先にするか。そういうことをおやりになつてはいけないというのではなしに、先に参議院の本会議に出席して、その後にそういうことをおやりになるのは当然だと思います。従つて今日おいでにならんのはどういう理由で御出席ができないのか、その理由をはつきりして頂いておきたい。そうしないと、昨日了承したことが、折角各会派がそれぞれ諮つて、こういう状態で総理は本会議に出席ができないのだということを、我々は了承いたしておきながら、翌日の新聞に変つたことが出てしまつたのでは、我々としては困る。この点について、政府から責任を以て一つはつきりして頂きたい。その上で本会議を開いて……。そのような状態で出られないということがはつきりすれば、本会議へなぜ出ぬかというようなことで議場が混乱することもなく、スムースに行けるだろう、かように考えるので、その点の御説明を願いたいと思つて御出席を願つたわけです。
○政府委員(保利茂君) 御尤もなことでございまして、実は総理大臣も條約案の場合には是非出席いたしたい。昨日、午前中に條約案が上程せられるであろうということでございまして、実は昨日、今来朝せられておる外国の枢要なかたと昨日お約束をされておる。昨日は條約が午前中に上程をせられるという趣きでございましたので、十時から登院されてお待ちを願つておつたのであります。そこで昨日、約束せられておつたそういう用務を今日に延ばして頂いたために、今日は出席が不本意でありますができかねますから御了承を願いたいということであります。菊川さんの只今のお話は、これは十分わかります。併しそういう事情でございますから、一つ御了承を仰ぎたいと存じます。
○菊川孝夫君 それで止むを得ないと思うのでありますが、きのうも了承したのですから……。外国の重要なかたというのは、御説明をここではつきり名前を言えなければ止むを得ません。これは外交上のことですから、我々はむずかしいことはわかりませんから、言えなければそれでいいと思うのですが、若し名前を言つて差支えないもの であつたら、イギリスのどういうかた或いはアメリカのどういう人、インドのどういう人であるかということを簡單に御説明願えませんか。言えなければ止むを得ません。
○政府委員(保利茂君) 私も実はこの べんお叱りを受けているのですが、外交関係一々のことにつきましては、一人一人について伺つておりませんものですから……。併し総理はそういうふうに私にお話になつておりますからして、間違いないことでありますから、御信用願いたいと存じます。
○大野幸一君 総理は、外国の、そういう外交その他重要な人に会うときには、官房長官にも知らせないのが常でありますか。
○政府委員(保利茂君) 一々私は承知いたしておりません。
○大野幸一君 我々は、だから吉田内閣は秘密外交だということを攻撃すると、そうでないとおつしやるが、我々はそういうふうに理解せざるを得ないということをここに附加えておきます。
○鈴木清一君 今官房長官が御存じないということを言われたのでありますけれども、過去において、やはり外交関係のためにということで、一度議運で了承したことがあつたのであります。そうしたところが、その翌日確かに外交関係ではあつたでしようが、或る要路の人にプレゼントをするために銀座へ品物を買いに行つたというようなことがあつたのでありまするので、従つて外交関係のことについて言われる点については、了解がつきますけれども、そういう過去があつたということを考えますると、一応外交関係ということにつきましても、知る範囲は官房長官からはつきりさして頂かないと、ちよつと我々としても納得することができなくなつて来るのであります。従つて今日はそのようなことはないとは存じまするけれども、たまたま週末旅行云々ということも総理の常套手段になつておりますので、どうかそうした点を、もそつとはつきりして頂きたい。 それから今一つ私が要望したいのは、議長にであります。こうしたことの例はないでありましようけれども、少くとも各派の人たちが了解したと言われましても、若しこのような重要法案がかかるときに、少くとも国際関係の問題がかかるときでありますれば、議長が一言本会議の席上で、会議に入る前に、本日の吉田総理の出席不可能なることの理由、このことを私ははつきりやはり議事録に載せて行くべきであると思うのであります。その点を議長に要望を私は重ねてするわけであります。慣行ということはなかつたのでありますけれども、この重要な法案の審議に先立つて、今官房長官が言われたことをはつきり議長が本会議で一つ宣告しておいて頂いて、それから会議に入りたいとお願いするわけであります。
○議長(佐藤尚武君) 今鈴木君のお話でありまするけれども、従来の会議において、私はそういうことを申したことは一度もございません。それから本日は総理大臣が出席はできませんけれども、当の責任者である岡崎外務大臣は出席されるのでありますからして、それで私はいいのだと心得ております。各会派にお持ち帰りになつて御了解を頂きましたならば、私は本会議で以てわざわざ私から御披露するということは要らないことであろうと思います。
○菊川孝夫君 私この問題を提起したのですが、これも時間が来ましたから、はつきりしたいと思いますが、官房長官が、ここで外国の重要な人と会見の約束があるという明言をされました。従つて明日若しそれと違つた記事が出ましたら、官房長官にもう一遍出て頂きまして、この責任を追及することにいたします。(「そんななま易しいことは駄目だ」と呼ぶ者あり)
○安井謙君 僕は皆さんに諮りますが、もう十一時になつております。(「それは時計が廻つておるから仕方ない」と呼ぶ者あり)昨日きまつて政府の責任者に念を押すということだけで、ともかく今日出られないということは、これは昨日了承が済んだはずです。併しその内容については菊川君の(「内容を何も聞いてない」と呼ぶ者あり)政府の責任者が来て出られない理由をお話になつたとか、これが政府のそういう真意だということを、そこまで突き詰めた議論は出てなくて了承したんだ。そういうような約束、結果になつておるんだということでやつたんだ。それ以上議論しないで早くやろうよ。
○矢嶋三義君 私は今の菊川君から提議された問題は、それで了承しました。(「しないよ、僕は」と呼ぶ者あり)私は官房長官がおいでになつたので、一言聞いておきたいことは、参議院はここ十日間ばかり御承知のような議院運営をやつたわけです。先般の二十九日の日曜の国会討論会で、官房長官は参議院を誹謗するようなことを言つた。一言聞きたい点は、(「謹聽々々」と呼ぶ者あり)二十四日の夜ですね、自由党の大屋君と草葉君が代表で出席された各派代表者会議が、議長室で持たれた。その席上における話し合いを官房長官は次のごどく放送討論されて、参議院の野党というものを痛烈に批判された。というのは、こういうことを言われた。 「大屋会長は衆議院の意向を参議院で抑えることができんから、だから衆議院については責任を持てない。国会法の十三條については責任を持てないと、こういうふうに大屋会長は明言されておられたにかかわらず、野党諸君は大屋会長に対して衆議院までもなぜ責任を持てぬかといつて因縁を付けて来て、ああいう事態になつたんだ」と、こういう討論をなされたけれども、これは如何なる事実に基いてなされたのか、それはいやしくも政府の代表者である官房長官の資格においてマイクの前に立たれて、そういう虚構の事実を以て討論されるということは、私は我々参議院野党としても容赦できないと思うのでございますが、如何なる事実に基いてされたのか伺いたい。(「議事進行について」と呼ぶ者あり)
○木村守江君 これは本日の議運の議題とは関係ないのでありまして一応休憩して、本会議を開かれんことの動議を提出いたします。
○矢嶋三義君 只今のことを一言官房長官に答弁して頂きたい。
○委員長(寺尾豊君) 矢嶋君どうですか。これはもう時間も大変過ぎましたから。
○矢嶋三義君 又来て頂くのは気の毒だから。今いるのだから……。
○委員長(寺尾豊君) 御了承下さい。 一応休憩いたします。 午前十一時四分休憩 —————・————— 午後三時十四分開会
○委員長(寺尾豊君) これより会議を開きます決議案の委員会審査省略要求に関する件をお諮りいたします。
○参事(芥川治君) 伊達源一郎君ほか二十六名から発議されましてアジア諸国との友好促進に関する決議案が出ております。この決議案に関しまして委員会審査省略の御要求が出ております。その点をお諮り願います。
○委員長(寺尾豊君) 只今事務次長から御説明を申上げました本決議案に対して委員会審査省略要求が出ておりますが、これを認めることに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(寺尾豊君) さよう決定いたします。
○参事(芥川治君) なおこれは小委員会の問題でありますが、本日の議事のどこにこれを入れるかということをこの機会に一つお決めおきを願います。
○大野幸一君 インドの後。
○委員長(寺尾豊君) インド條約の後に差入れることに決定いたします。 —————————————
○委員長(寺尾豊君) 次に緊急質問に関する件をお諮りいたします。
○参事(芥川治君) 第一クラブの矢嶋三義君から教育委員会制度にからむ教育政策に関する緊急質問、所要時間二十分、要求大臣は総理大臣、文部大臣、大蔵大臣、地方自治庁長官、なお御希望は七月七日の月曜日を希望されております。
○委員長(寺尾豊君) 事務次長説明の緊急質問を認めることに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(寺尾豊君) これを決定いたします。 —————————————
○委員長(寺尾豊君) 次に裁判官弾劾裁判員旅費及び職務雑費支給規程の改正に関する件をお諮りいたします。
○参事(芥川治君) 今お配りいたしておりますが、裁判官弾劾裁判所裁判員旅費及び職務雑費支給規程でありますが、これは前以て庶務小委員会に一応お諮りをして御了承を頂いております。内容は至つて簡単でありまして従来は国会議員の旅費雑費等が上りました場合には裁判官弾劾裁判所裁判員の旅費職務雑費もこの支給規程を改正して上げておつたわけでありますが、今度全面的に改正いたしまして、議員の旅費が上つた場合並びに議員の雑費が上つた場合には、それに附帶して自動的に上るようにこの支給規程を改正するという案でございます。
○菊川孝夫君 これは法律じやないから、ただ……。
○参事(芥川治君) 報告だけです。
○菊川孝夫君 報告だけですね。そうする適用の日附ですね、二十七年四月一日とありますが、これはどういうのですか。
○参事(芥川治君) これは四月一日に遡らないと、議員のほうとの振り合いがありますので、遡つてやることになるわけです。
○菊川孝夫君 追加するのですか。
○参事(芥川治君) そういうわけであります。
○委員長(寺尾豊君) 事務次長説明通り決することに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(寺尾豊君) さよう決定します。 —————————————
○委員長(寺尾豊君) 次に常任委員会専門員の辞任及び補欠に関する件をお諮りいたします。
○参事(芥川治君) 先般運輸委員会の専門員の岡本忠雄君が辞任せられましたのでありますが、この点はあらかじめ御了承を得たいと思うのであります。というのは、御本人の希望によりまして六月の三十日附で辞任したいという辞職願が出て参つたのでありまするが、当時議院運営委員会は御承知のような状況でありましたので、本人の意向もございましたので、事務総長限りで議院運営委員長、庶務小委員長、議長の御判な頂きまして諸般の手続をいたして辞任のお取計いをいたしましたことを、先ず以て御了承願いたいと思います。(「異議なし」と呼ぶ者あり) なお引続き運輸委員長から、お配りいたしました後任としての田倉八郎君を推薦して参つております。これは事務局法によりまして議院運営委員会の承認を得て任命することになりますので、本日お諮りをいたすわけであります。 〔「保留」と呼ぶ者あり)
○菊川孝夫君 これはやはり前例はどうですかな。
○参事(芥川治君) 前例は一応お持ち帰り願いまして各会派から御意見をお出しになる、こういうことでございます。
○委員長(寺尾豊君) 専門員の補欠は次回まで保留ということにいたします。 —————————————
○委員長(寺尾豊君) 次に法制局職員の任用に関する件をお諮りいたします。
○法制局長(奧野健一君) かねて欠員でありました法制局第三部長の後任に、現に通産省の中小企業庁の振興部長をやつております松尾金蔵君を採用いたしたいと思いますので、御承認願います。 〔「これも保留」と呼ぶ者あり〕
○委員長(寺尾豊君) ではこれもお持ち帰り願つて、次回にこれを決定することにいたします。 —————————————
○参事(芥川治君) 先ほど菊川委員からだつたと思いましたが、自由党のほうから、第十三委員室に衛視を呼んで、それについて総長のほうとして名前を調べて後刻御報告申上げますと、こういうことになつておつたのですが、(「結果を」と呼ぶ者あり)それについてお答え申上げます。衛視長の細野君、伴君、佐々木君、小野君、それから衛視副長の中村君、衛視班長の赤沼 君、山盛君、小林君、これだけが自由党からお話がありまして、十三号委員室のほうに行つておるということを御報告申上げておきます。
○菊川孝夫君 従いまして、これはそういうことはやり得るということで、我々のほうからも若しもこれに対してその当時の状況を聞きたいというときには当然来てもらえるものと了解してよろしうございますね。
○参事(芥川治君) さよう心得ます。
○委員長(寺尾豊君) 御異議がなければこれにて散会いたしたいと思いますが……。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(寺尾豊君) 散会いたします。 午後三時二十五分散会