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13回国会参議院1952/06/04

議院運営委員会 第55号

発言数
75
登壇者
14
会派数
6
開催日
1952/06/04

会議録

川村松助自由党

○委員長(川村松助君) 会議を開きます。  常任委員の辞任及び補欠に関する件をお諮りいたします。

河野義克参事(議事部長)

○参事(河野義克君) 日本社会党第二控室から、議院運営委員の中村正雄君が辞任されて後任に大野幸一君を指名せられたいとのお申出が出ております。

川村松助自由党

○委員長(川村松助君) 只今議事部長から御報告いたしましたように常任委員の辞任及び補欠に関する件を承認することに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

川村松助自由党

○委員長(川村松助君) 御異議ないようでありますから決定いたします。   —————————————

川村松助自由党

○委員長(川村松助君) 次に緊急質問問に関する件をお諮りいたします。

近藤英明事務総長

○事務総長(近藤英明君) 社会党第四控室の栗山良夫君から、緊急質問の御要求が出ております。件名は、北京で調印された中日貿易協定に関する緊急質問でございます。所要時間、十五分、要求大臣は、総理大臣、通商産業大臣、外務大臣の三大臣を要求され、六月四日、本日を希望されての緊急質問でございます。

加藤武徳自由党

○加藤武徳君 先ほど小委員会で安井君が発言いたしましたように、先般モデル・ケースとして扱おうと申合せいたしました早大事件に関しても、結果は必ずしも好ましくない。かように思います。なおその前のメーデー事件についての緊急質問にしても、同じような感じを持つておりますので、緊急質問に対しては安井君の発言のように、根本的にもう一遍検討いたしたらどうだろう。こういう私は感じを持つております。  それで只今議題になりました北京で調印された中日貿易の緊急質問に関しましては、我々の知り得ておる範囲では、全く個人的な行動に関するものであつて、国会でこれを今取上げて緊急質問を行うべき案件ではない。このように私は了解いたしておりますので、この緊急質問には賛成しかねます。

菊川孝夫日本社会党(第四控室・左)

○菊川孝夫君 緊急質問を根本的に検討しようという御意見につきましては、我々も決して反対するものではございません。併し、只今加藤君から言  われましたが、北京における調印ですが、栗山君といたしましては、これは一つの現われた事実を捉えているだけでありますが、我々としては特にこの際に、こういうこともあるのであるが、アジア貿易、なかんずく中国を含むアジア貿易について、何と言つても当面これは日本として解決しなければならん問題になつておると思う。従いまして、今日の岡崎国務大臣の談話では、むしろ中国貿易についてはこれからもつと厳しく取締るのだというような談話を新聞に発表いたしております。さて日本の経済界の今の行き方からしましても、どうしても解決しなければならん問題を含んでおりますの、で、それらの問題も併せてこれを契機にお尋ねしたい。こういう趣旨でありますので、是非これは一つ御承認願いたい。

加藤武徳自由党

○加藤武徳君 仮に菊川君の御発言のように、貿易の問題等にも関連した質疑を行いたい。こういうことなら、これはおのおの所管の常任委員会で質問等を行い、これで不十分な、不満足な場合には緊急質問等を行う。こういう申合せもあるのであります。実は昨日も、通商産業委員会が開かれておつたのでありますし、この委員会で一応取上げて、御要求の栗山君は通産委員会の委員でもあられるのですから、やはり通産委員会等で御質問になられて十分な答弁が得られない。或いは政府委員の出席が悪い。こういうときに初めて緊急質問の対象として浮び上つて来るのであつて、現在の段階では承認しかねます。

菊川孝夫日本社会党(第四控室・左)

○菊川孝夫君 只今のお話では、通商産業委員会においてやるべきだ。勿論栗山君の所属は通商産業委員会でございますので、常にこの問題は何回となし、発言されているはずであります。これは機会を見てやつているはずでありますが、只今要求しておりまする総理大臣、外務大臣等の出席は、なかなか得られないのが事実であります。これは要求しましても、総理は常任委員会に出席については、どの委員会でも問題になつているが、恐らく出ていない。止むを得ずこれは緊急質問としてここで持ち出すのでありまして、北京において調印された云々といつておりますけれども、やはりこの中国貿易について何回も発言しておりまするけれども、総理大臣、外務大臣等の出席が得られない。これに対して、この際本会議でこれをからみ合せまして本会議において中国貿易全般についてお伺いしたい。とういうわけでありますから、この聞きめました緊急質問の取扱い方の原則にも、私は合致しておると思いますので、是非お取り上げ願いたいと思うのですが、これに附け加えて私、附言したいと思うのですが先ほど安井君から、議員の出席率云々についてお話がございました。併し、一旦きめました、やはり緊急質問にしろ何にしろ、きまつた以上は、定足数を常に保ちつつやつて行くのが本当じやないかと思うのであります。特に今のような会期のしまいになりまして、最初にそれでは、重要議案でなく緊急質問のときには、多少それでは入りが悪いということなら、連絡をとつて皆出席するようにすればいいのじやないかと思うのですが、一昨日の本会議等を見ましても、殆んど議案になりますとおらない。なお我々認められた緊急質問をするに当りましても、与党の議院運営委員の諸君のほうから、盛んに彌次を飛ばしてやつておられる。別に挑発するような我々発言をしておる覚えはないのでありますが、このようなことからしましても、相当、与党諸君が野党に対して、挑発的に出ておられるのだと了解せざるを得ない。よつて我々野党といたしましてははつきり申上げて、この際、而も会期は終末に来ておりますので、定足数は厳重にこれを励行して、そうして我々も定足数が欠ける場合には、一つ議長に申し出ることにして、定足数を満たすように努力して、会議を運営して頂くように、我我はこれからやりたいと思いますから、その点一つ議運で、委員長におきましてもよろしくお取り計らいを願いたいと思います。(「異議なし」と呼ぶ者あり)

矢嶋三義第一クラブ

○矢嶋三義君 緊急質問と議案の上程の順序をあとにして、ともかく只今社会党第四控室の栗山君から要望されました緊急質問、これを自由党さんも一つ譲つて、ここで緊急質問を許すように決定したいと思います。と申しますのは、先ほど第四控室からも御発言がございましたが、現在中共を含むアジア貿易に対する政府はどういう見解を持つているかということは、我々議員自身も、本会議場で政府から聞きたい気持で一ぱいですし、ましてや国民も、そういうのは非常に期待しておると思うのです。従つて栗山君の緊急質問は、先般緊急質問に対する打合せもありましたけれども、その原則から考えましても、私は緊急質問に値いする問題だと思いますので、是非緊急質問をここで承認して頂いて、本会議でやるようにしたいと、こう考えます。    〔「異議なし」「賛成」と呼ぶ者あり〕

加藤武徳自由党

○加藤武徳君 先ほど菊川君の御発言、どうも私は全く意外な感じを持つのであつて、我々が本会議場で菊川君の言われる意味の、野党のかたがたに対して挑発するなんということは、毛頭あり得ない。むしろ彌次の点では、我々のほうよりも諸君のほうが極めて活発だということを申上げておきます。それから今、折角矢嶋君からああいう御意見がありましたが、どうも私どもは、これは十分割切れない気持を持つております。仮にですよ。仮にアジア貿易等に関して広い意味の緊急質問というようなことなら、一応私は了解できるのです。その緊急質問の契機が、今回の北京の云々ということであれば、了解ができるのですが、これは厳格な意味の調印ではないのに調印ということが出ておるので、この点どうですか。例えばアジア貿易促進というようなことでの緊急質問ではいけないでしようか。

菊川孝夫日本社会党(第四控室・左)

○菊川孝夫君 これは、別に題名にこだわる問題ではなくて、やはり中国貿易全般についてお考え頂かなければならん。たまたまこういう事態があつたが、こういうのを契機として、どういうふうに政府は考えて行くかということをお聞きしたいのであつて、今、帆足君が向うで調印した。それをどう扱うのかというような仕方をするよりも、むしろこういうように、だんだんと民間有志の間に中国貿易を何とかしたい。それから向うの人たちも何とか日本との貿易をしたいというふうな気運があるわけでありますが、これを逃がすべきじやないと我々は考える。ところが岡崎さんの今日の話では、どんどん禁止して行くのだというような話ですけれども、アメリカのバトル法との関係につきましても、政府はどういうふうにアメリカに対して折衝しているか。折衝の段階はどういうふうになつておるのかということもお聞きしたいというのが趣旨でありますからら、余り刺激するよううでありますから、与党側で特に題名が、これではちつよつと困るという話でございますから、多少題名を変更することにはやぶさかではございません。

安井謙自由党

○安井謙君 私は今の栗山君の緊急質問そのものをどうだこうだと言つておるのとは違うので、これは今菊川君の言われるように、与党の加藤君の提案なり何なりに、或る程度応じられるというお話なら、別に異議はありませんが、私が考えているのは、緊急質問は当日すぐやれ、而も関係大臣を直ちに招集しろと言われましても、実際問題について困る場合が非常に多いので、その扱いについてお考えを願いたいというのが一つ。それから緊急質問のときに或いはそういう大臣を集めたりなんかするために、非常に時間的に手間取る。その結果緊急質問が非常に長くなるために、いろいろ予定を持つておられる人が議席を去られて、そこで肝腎の法案の審議の際に人が少くなるという傾向が非常に強いから、この点に対する善処をお願いしたい。これは私は当然だと思うので、このことについては、一つ議運の皆さんも十分お考えを願いたいのであります。

菊川孝夫日本社会党(第四控室・左)

○菊川孝夫君 安井君のお話、よくわかりますが、緊急質問につきましては、どうしたつて突発的な事件等についての、いろいろチヤンス等がございまして、提出するのでありますが、これも今朝になつてからら提出したものではないので、昨日提出してあると思うので、今も総長から、総理は所用だというふうにちやんと向うの御意向も聞かれてあるわけでありますから、我々のほうで、総理がどうしても出なければやらんとかいうようなことを言つていないのでありまして従いまして総理に対する答弁は後日に留保せられるという措置も、議長のお計らいも我々は考慮して御質問したい。こういう点も了解しておるのでありますから……。

安井謙自由党

○安井謙君 それは今日のやつはよくわかるのですが、三人も五人も、一ぺんに閣僚を集めるというような話が、ときどき急に出て来て、それも会議のトツプにやるということになると、どうしても無理が行く場合がある。そういう場合には緊急質問であつても議案のあとにするとか、そういう措置を、まあ今後一般の問題として考慮すべきであつて、それから質問だけにおられて、あとさつといなくなるというようなことは成るべくないように、議案の審議が、本来の本会議の一つの重要な使命であるから、これに対しては十分な御留意を願いたい。又できるだけそういうふうにありたい。こういうことを私は希望いたします。

加藤武徳自由党

○加藤武徳君 安井君の今の御発言はその通りに一つお願いしたいと思います。ところで具体的の今の問題ですが、どうでしようか。アジア貿易の促進に関しては我々も政府の意向を聞きたいというところでありますので、アジア貿易の促進についての緊急質問は許すと、こういうことにお願いしたいと思います。

川村松助自由党

○委員長(川村松助君) 緊急質問に関する件につきまして、北京で調印された中日易という文字を、アジア貿易という、中共貿易を含めての緊急質問ということにしまして認めることに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

川村松助自由党

○委員長(川村松助君) 承認することに決定いたします。  本日は一応これで休憩いたします。    午前十時十三分休憩    —————・—————    午後三時二十三分開会

川村松助自由党

○委員長(川村松助君) 午前に引続きまして再開いたします。常任委員の辞任及び補欠に関する件をお諮りいたします。

河野義克参事(議事部長)

○参事(河野義克君) 日本社会党第二控室から議院運営委員山下義信君、予算委員松浦清一君が、それぞれ辞任せられて、議院運営委員に松浦清一君、予算委員に山下義信君を後任として指名せられたいとの申出であります。

川村松助自由党

○委員長(川村松助君) 只今議事部長から御報告いたしましたように、常任委員の辞任及び補欠に関する件を承認することに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

川村松助自由党

○委員長(川村松助君) 御異議がなければ、承認することに決定いたします。   —————————————

川村松助自由党

○委員長(川村松助君) それでは午前中に加藤君から発言がありましたが、会期延長についての件を御協議願います。

加藤武徳自由党

○加藤武徳君 先般議長が常任委員長会議をお持ちになりました際に、我我も傍聴をさして頂いたのでありますが、そのあとで議運で会期延長の発言等もありましたし、又私は明後日が会期の最終日でございますから、今日の午前中の議運で会期延長についてのお取極めを願いたいと、こういう発言をしたわけであります。我々も会問でいろいろ意見の交換をいたしましたり、又各常任委員会の法案審議状況等を検討いたしたりしたのでありますが、今日ここで若しできますれば、参議院側の希望として会期延長を行い、その延長いたしまする日数もどの程度かというような結論を出して頂けばと、こういう工合に考えておるわけでございます。

相馬助治日本社会党(第二控室・右)

○相馬助治君 この会期延長のことを議する場合に、前提になる二つの大きな方向があろうかと思うのであります。というのは、当委員会では会期延長の事態が生ずることが困るという建前からたびたび官房長官を本席に呼んで、政府提案の重要議案の予定を聞き、これをまあ督促していたわけです。然るに閣内の意思が統一しなかつたり或いはそ他いろいろな事情があつたと思うのですけれども、予定された重要法案が、当然会期中にはあがらないような形で出されて来て、一にかかつて会期延長をせざるを得ないように本院を追込んだのは、これは政府の責任であろうと思うのです。このことは明確だと思うのです。  それから第二には、この前に一カ月の延長が行われたときに、両院の議運の連絡の打合せが行われたどきに、参議院のほうから第一クラブの矢嶋君から、一ヵ月の延長には賛成するが、再延長はもう絶対に困る。再延長しないということを前提として一つ我々は賛成したいという発言があつて、全部これに賛成したと思うのです。そこでですね。そういうふうな二つの事情から考え合せてみますと、会期延長は、本当はすべきではないと私は思うのです、原則的には……。併し私は、重要法案が今日両院において審議されているいろいろな状況等から見て、ここで会期延長しないということが、現実の問題としては困難であろうし、又現実にそぐわない状態であろうと思うので、私は止むを得ず今度だけは会期延長をして、そして予定された議案を議了するように持つて行く責任は本院としてあろうと思うので、会期延長をどこまでも反対だというわけではないのですが、先に私が申上げました二つの理由から、私は今度の延長だけで一つ、もう再再延長をしないということを固く考えて、掛値なしの日にちを決定して、そして行くべきが筋だと、こう思うので、その場合には政府として十日くらいを一つお延し願えれば何とがなるのじやないかというような希望が述べられておるので、日どりの目安が立つと思うのですが、加藤君の只今の提案は、私はそういう条件をつけて賛成するならしたいと、こう思つております。

矢嶋三義第一クラブ

○矢嶋三義君 これは私は、相当真剣に考えなくちやならんと思つておるのですが、是非とも申上げたい点は、只今相馬君は二点について話されましたが、その一点とも関連するかと思いますが、法律案が審議途中において、政府並びに与党のスムースな運営が進まなかつたために、法律案り提出が遅れたということは一つの理由と私も考えて参りましたが、いろいろ出された法律案を審議する過程において、政府並びに与党の調整がうまく行かなかつたが故に、この法案の審議が非常に遅延している。それによつて国会の会期を延長して行くということは、これは政府並びに与党から何らかの責任ある発言がなければ、私は不問にして会期延長をして行くことはできないと思うのです。

加藤武徳自由党

○加藤武徳君 今相馬君、矢嶋君両委員からお叱りを頂戴いたしましたが、私は会期の再延長を行わざるを得ない事態に立ち至つた原因が必ずしも政府にあり、従つて政府が責任を負わなくちやいかん筋合いではないのじやなかろうか。こういう工合に実は考えるのです。と申しますのが、三十日の会期延長を行いまする際に、ここに官房長官や副長官を呼びまして、政府の法案の提出見込みにつきまして、十分意見を聞いたわけです。で、その際政府が約束をいたしましたことと大体違いなく予定通りに法案は出て来ているんです。具体的に期日等を申上げますと、あのときに、五月十日ぐらいまでに重要法案は提出する。こういうような約束をしているのでして、大体一、二日はずれましたが、それまでには法案を提出いたしております。従つて政府に再延長せざるを得なかつた原因があるとは私は考えておらないのですが、併しこの問題はここでこれ以上深く論議し上うとは勿論思いませず、御両氏のお叱りはお叱りとして頂戴をいたしまして、先ほど相馬君の御発言の会期の延長は行うべし、こういう御意見には、勿論我々も賛成いたしまするし、一つ具体的な日数等ににつきましてのお取極めを願うような運びをおとり願いたい。こういうふうに考えております。で、前の議運で官房長官が十日程度の会期延長を政府としては希望しているんだ。こういう発言がございましたが、私たちは政府のこの希望通りにきめようとも実は考えておらないのでございまして、我々が法案の審議状況を眺めて、どの程度の延長が必要であるかということを我々自体としてまとめて行きたい。こういう工合に考えているのであります。

矢嶋三義第一クラブ

○矢嶋三義君 私はこの会期延長に当つては、政府並びに与党からはつきりした確約がなければ、私は延長することに反対なんです。と申しますのは、私どもこの席上で官房長官からも承わつているんでございますが、政府提案として法律案を出す場合には、まあ次官会議、それから閣議を経て提案されるわけですけれども、その前に与党である自由党さんの政調会にもお諮りして、そして次官会議、閣議を通して、そして政府提案として法律案を出す。そういう点を承わつたことがあるのです。この席上で……。ところが最近の動きを見ますと、政府提案にかかわる法律案に与党が反対して、審議を遅延させたり、或いは与党である自由党さんの議員立法に対して、政府のほうから横槍が出ているというような、こういう与党並びに政府のありかたでは、弁議院の私ども一会派としても、又特に野党としても、そういう実情の下に、何らの政府並びに与党からのはつきあした今後に対する確約もなくて、会期を延ばして行くということは、現在は二週間延ばせばいいだろうという考えの下に二週間延長しよう。次の段階には更に六日間。更に三日間というような会期の延長ということが、私は現実的に現われて来るのじやないか。而も現在ですら議員の出席状況が悪くて国会の審議に支障を来たしているのに、そういう事態になつた場合には、私は国会の権威を墜隣すほかの何ものでもない。そういう事態が私は心配されるので、今直ちに会期の延長は賛成だという前提の下に考えて行くということは、私は賛成いたしかねます。

相馬助治日本社会党(第二控室・右)

○相馬助治君 加藤委員は、私が申した後段のほうに力を入れて、相馬君が会期延長に賛成されたが、具体的なことに入りたいというお話ですが、これは非常に私は迷惑なんで、表現の方法が違つておりまするが、矢嶋委員と私との意見は同一なんです。即ちですすね。政府の責任ということが私は議案提出の時期その他が適当を欠いていかということは、前提としてこれは事実だということを私が言つているわけなんです。加藤さんがおつしやるには、必ずしも政府の責任でないという理由として、五月十日までに重要法案を出したじやないかと言いますが、五月十日に重要法案を出し終つたということ自体が、もうすでに会期というものは最初からきまつていたので、一月という延長された部分は見ないはずなんですから、もうこれは政府の責任で、これは蔽いがたい事実だと思う。それから私がその政府の責任という言葉で追及したのは、言葉を換えて言えば、私は実は衆議院の責任も追及したいのはやまやまなんです。併し御承知のように参議院、衆議院というものは、おのおの審議権が独立しておりますから、この議運において衆議院がどうである、こうであるということは言うべき筋合いでないと思いますので、私はそういうことをあえて言うつもりはありませんが、今矢嶋委員が言いましたように、すでに政府提案を以て本参議院が満場一致で通過したものが、衆議院において誠に不可解な理由を以て審議の段階に至らず、本日になつて、やつと何か提案理由の説明が行われたというようなことも承つておりまするし、それから実に重要な、もう日本の現在の教育の基本的な問題を規制するところの、財政の問題を取扱うところの例の教育費の問題についても、新聞その他によつて報ぜられるところを見れば、これはもう審議未了になることも止むを得ないではないかということを一部政府筋の人が是認しているとか、こういうことに一々我々は聞き耳を立てて問題にするのでは絶対ありませんし、衆議院について私はとやかく言うのでないということは、先ほど来申している通りですが、問題は、私は今のような政党政治であり、そうして政府が自由党の内閣である限りにおいては、やはり矢嶋君が言いましたように、現在問題になつている法案について、政府自体が又自由党自体が、もつとやはり責任を持つてもらわなければならん面が多々あると思うのであります。そういうことを私は引つくるめて政府の責任だと申しているので、私としても、加藤さんのこれは政府の責任じやないという御弁解は、あなたの立場から言えば、そういうことをおつしやることはよくわかります。わかりますけれども、まあ受取るわけには参らかい。それらの点がはつきりしなければ、参議院が進んでいつ幾日会議を開こうじやないかと言つてみたところで、日にちの具体的な問題の手掛りというものは、官房長官が十日ぐらい延ばして頂いたらよろしいんじやないかと言つた、あれ一つしかない。従つて私は、その前提をはつきりさせる意味で、まあ与党のほうから、もう少し親切に、責任の所在を明らかにしてくれというのじやないですが、もつと肚を割つたお話があつて然るべきじやないか。こう思うのです。

加藤武徳自由党

○加藤武徳君 官房長官は十日程度という工合に申しましたが、私はさつき申しましたように、端的に申上げて十日では不十分だ。こういう工合に実は考えています。まあ具体的に考えを述べたらどうかという御発言がございましたので、私、はつきり申上げますと、やはり二週間程度は会期延長が必要ではないだろうか。これは去る金曜日に議長が常任委員長会議をお持ちになりましたその際の各常任委員長の議案の審議状況の御発言等を承わつておりまして、やはり二週間程度は必要だ。こういう感じを受けて参つております。で、ざつくばらんに言うことでありまするから、二週間ほど会期延長をしたいというのが、私たちの意見であるということをお話申上げたいと思います。

三輪貞治日本社会党(第四控室・左)

○三輪貞治君 私もさつき矢嶋委員から発言のあつたように、この際官房長官が出て、一応の発言があつて然るべきだと思うのです。我々のほうには会期延長について何らの考えはありません。むしろ非常に我々は困つておる。撤回してもらいたいというような法律が残つておる。明後日までで会期はなくなつて、そのまま上つたほうがいいわけです。別に何日がいいということは考えておりません。併しどうしても、これだけのものは通して頂きたいので、一つ延長をしてほしいというようなことは、これはむしろ委員のほうから要求はなくても、官房長官が出てお願いすべきだと思うのです。尤も国会内の問題ですから、議運で勿論やるのですけれども、大体会期延長ということについて、余りに簡単に考えられておるのです。十日か二週間ということでございますけれども、果して二週間でございますならば、これはいつ上げる、これだけはいつ上つてこれだけは上らんという、はつきりした見通しで二週間ということを言つておられるかという疑問を持つ。というのは、衆議院の国会対策委員会のほうでは、明日か明後日、一つの重要法案を出すとか出さないとかいうことをば明後日きめるといろ問題もあるというし、これは具体的に言うと復元法案なんですが、まあ電力開発促進法と睨み合せた上で、あれがうまく行つたら出そうか出すまいかということで議員提出の問題ですけれども、大体出すことにして、その時期をば狙つておるという問題が現実にある。そういうことを考えると、あなたが十日とか二週間ということを言われることも、それでやつて見て、そしていかんのだつた又延ばすというのだつたら権威がなさ過ぎるきまつたら上げるように、若し野党な了解が得られないものがあるとするならば、全力を挙げてその説明に当るとか、きめられた期間内で上げるというような熱意を示さないことには、やつてみて延ばそうということでは、余り権威がないと思うのです。だからはつきり官房長官が来て……、それは何と言われても政府の責任です。或いは与党の責任です。きめられた期間内に上げられなかつたということな……。上げたいというのは別だから、その点をはつきりと御意見を述べられるということのほうが、却つて私は、今からのいろいろな相談をするのにいいのではないかと思います。

加藤武徳自由党

○加藤武徳君 官房長官は、前の議運に呼びまして意見を聞きまして、あのときに重要な法案等に若干触れて、今のように十日間という意見を出したわけです。これは政府としては、そういう希望であつたでしよう。ところが、我々としては十日では不十分だ。常任委員長りかたがたの御意見を伺つても、例えば内閣委員会、地方行政委員会等には重要法案がかかつておりまするし、到底十日ではこの際困難じやないかということで二週間、こういう工含に肚をきめておるわけなんでして、政府としては、もうすでに提出する予定法案を今回終りまして、今おつしやいました復元の問題も勿論重要だと思います。又例えば選挙法の改正法案等も議員立法として考えておるのだらうと思いますが、これは自由党だけの提案ではなくて、御賛同願つている各会派のかたがたも発議者に加わつておられるようですし、これは議員の発議権を制限するというわけにも参りませんし、或いは会期をどの程度延長するかというような二とも睨み合せておられるかも知れませんが、ここで取りきめることは、今提出されている法律案を基礎にして結論を出したい。こういう工合に私は考えております。それで会期延長が仮に二週間ときまりますれば、そうするとあと十五、六日あるわけでありますから、議了しおおぜるというふうに御判断なさる場合は、議員の発議権に基いて発議なさることもあり得ると思いますので、この問題は別個に扱われて、今出されておる法案について二週間という工合に申上げておるのです。

大野幸一日本社会党(第二控室・右)

○大野幸一君 今聞いてみると、政府のほうは十日、与党のほうは二週間、こういうお話ですが、そうするとやはり提案に対しては、おのずから責任を感じていられるのだろうと思いますが、それだけで、先ほど相馬委員が発言していたように、これ以上の会期征長は運営委員会としてはしないという前提に立つて取りきめたらいい。これはもうただあとから法案が出て来る。現在の法案のみならずあとから法案が出て来るということは別である。そういうだらしない取りきめはしないほうがいい。

加藤武徳自由党

○加藤武徳君 私が申上げましたように、今後議員提案がございましても、そのたび毎に会期を延長されるということは我々としても困るし、迷惑だ。こういう工合に考えます。それから二週間という会期延長を決定いたしましたら、できるだけ第三、第四の延長をやりたくない。こういう工合に考えております。

安井謙自由党

○安井謙君 いろいろ野党のかたがたからのお話があつて、御尤もだと思います。又法案に対する認識についても、野党といろいろ考え方も違うと思いますが、これはもうすでに今度の会期は、政府の法案提出の問題と異なりまして、議院の運営も問題となつて来ておりますので、殊に参議院の衆議院に対する言い分は、これはないこともないと思いますが、併し先ほど発言しましたように二週間というような計算をいたしておりますのは、今後御面倒かけないというようなつもりでやりたい。こう思つておりすので、今ここで官房長官を呼ぶのは気の毒じやないかと思いますので、そこいらで御了承願えるかと思うのですが、そのほかに緑風会さんその他の会派の御意見も伺つて頂きたいと思います。

赤木正雄緑風会

○赤木正雄君 会期延長の問題は、この事態としては延長いたしたくない。これはわかつております。この際特に私が要望いたしますのは、結局会期をいつまでにきめても、運営如何、政府当局の努力の如何によつて非常に違いがある。例えて申しますと、内閣委員長は私のほうから出ておりますから、よく情勢を知つております。内閣委員会では、各省の設置法案が大臣が来ないと、できるはずはないのです。それが大臣が出席しない。ころいうことでは、幾ら日にちを十日にしても一月にしても、できつこありません。でありますから、先ず私は会期をきめる前提として、これは与党さんに特にお願いいたしますが、そういう場合には必ず所管大臣は出るべきものである。それをせずしておつて、決して会期の問題はどうすることもできん。これを先ず申上げます。殊に国会議員である我我も、委員会には当然出るべき責任がある。これはお互いに先ず協力して早く済ませる。そういう気持で持つて行かなければ会議はできません。それから内閣委員のほうのことを申しましても、地方行政のことも、私のほうから委員長が出ておりますが、大体、少くとも今申すような条件で、大臣も必ず出て来ると、そういうふうにすれば、とにかく仮に二週間なら二週間として議運でおきめになれば、何とかまとめてみたい。そういうふうな努力する考は持つております。  それから私は、私のほうからして委員長も出ておりますから皆さんに御報告じておきますが、そういう観点で政府においても又与党においても、一旦きめた以上は、再び延ばさぬという確信の下に運営をする。これがない以上、幾らきめてもできない。こういうふうなことを先ず申上げます。そういうようなことであなたがたが……あなたがたといつてはなんですが、政府ももつと協力されるならば、そう長く延びるとは限りません。成るべく短いほうがいいのですから、或いは二週間がどうかと私は思うのですがね。

加藤武徳自由党

○加藤武徳君 赤木委員の御発言の、政府に対する御鞭撻は、自由党としても大変有難いのでございます。我々のほうからも、是非政府のほうに今の赤木委員の御発言を伝えたいという工合に考えます。

矢嶋三義第一クラブ

○矢嶋三義君 国会の会期に関しては、衆参を比べると、衆議院のほうに多く権限があるようですが、衆議院のほうはどういうふうに話を進めておりますか。

川村松助自由党

○委員長(川村松助君) まだ衆議院にも具体的なことは相談いたしておりません。連絡をとつておりません。

矢嶋三義第一クラブ

○矢嶋三義君 それから衆議院の態度は、相当やはり大きく我々の会期延長についても、大きな私は影響をして、重大資料になると思うのですがね。衆議院は与党が二百八十余名持つておるという立場から、私が先ほど申上げましたように、最近の法律案についての政府と与党との意識の統一ができんような状態では、これは幾ら会期を延長しても同じだと思う。ここで政府並びに与党の代表者から、決して与党と政府は法律案についての意見の統一を欠いて、そういうことについて、国会の迷惑をかけないというような確言がなければ、私はおいそれと会期延長に賛成することはできんと思うんですがね。

加藤武徳自由党

○加藤武徳君 矢嶋さん、ざつくばらんのところは、三百五十件近くも法律案が出ておりますので、中には与党内で未解決の問題として提出したものもございますし、政府と与党の間で完全な了解をつけず提出して、審議をしておる段階で手直しをして行こうというものも、若干あつたわけでして、只今御発言のような観察がなされたかも知れませんが、これは党議としては決定しておらず、その決定する段階で目に映じたのではないかと考えております。そういう工合にお考えを願います。

矢嶋三義第一クラブ

○矢嶋三義君 まあ一部は話がわかるようで、話がわからないんですがね。そういうような法律案の提出の仕方というものは、曾つての国会においては自由党さん、吉田内閣殆んどなさらなかつたと思うのですがね。今国会にその傾向は顕著になつておる。而も噂されるように衆議院の解散の時期が近まれば近まるほど、その色はますます濃厚になつて行くように見受けられるわけです。  そこでこの会期を更に延長して、その傾向がますます顕著になつ来た場合には、全くこの国会は龍頭蛇尾になるのではないか。そういう傾向を、ここで政府、与党は意識を統一して、しつかり抑えて行き得るという自信があれば、私は会期の延長はいいでしようが、それがなくて、その傾向が顕著になるならば。会期を延長しないで、次の国会ということもあるのだから、ここで打切るほうが、国会の権威の上からもいいのではないかと考えるが故に、あえて政府並びに与党の見通しと決意を承わつておるわけです。

木村守江自由党

○木村守江君 矢嶋さんのお話もよくわかりますが、私はたくさん法律案があるうち、少しは先ほど加藤君が言つた通り、支障があることはあると思うのです。矢嶋君は今後の問題を大変心配されておりますが、今後は、恐らくそういう問題はないと思うのです。(「木村政府委員の言うことは信用できない」と呼ぶ者あり)衆議院の話合いはどうだ。衆議院はどうかという話ですが、これは衆議院全体ではありませんが、政府と衆議院の自由党としては参議院の自由党として話合いをして、衆議院と参議院と政府と協力して、二週間程度あつたならばよいだろうという線に落着いて提案したような次第でありまして、その点御了承願います。

三輪貞治日本社会党(第四控室・左)

○三輪貞治君 これは野党の議員の諸君は、皆誰か来ることを要求しておる。いろいろ理窟をつけてそれを拒む理由はないと思うのでね。むしろ与党がそれを引つ張つてるということはおかしいな。矢嶋君から先ほどお話もあつたけれども、政府与党のしかるべき代表者が来て事情を説明して、そういう皆の心配が決してないということをば言つて、そして若し諸君が何日間延したいと言うなら、それがうまく行くようにすることがむしろ僕はいいんだと思う。大体、こういうことを言つちや失礼だけどれも、あなたがたはきめられた会期の中で上げようという努力を殆どされてないと思うのです。止むを得ないということの釈明はされるかも知れませんが、我々のところから見れば、そういう努力をされてないというのは、むしろ簡単に、できなかつたらやり直すのだという頭があるから、やるのではないかと思う。先ほど私が言つたように、まあ重要な法律で、上げるか上げないかを明日きめるというのがあるのですけれども、あなたのほうの衆議院のほうの国会の委員会でそういう状態では、諸君が十日とか二週間と言つてみたつて、確信のある御発言かどうかもまだ疑わしいと思う。だから矢嶋君が言うように、政府与党の然るべき代表者が来て発言されたほうが、僕ははつきりしていいのではないかと思う。こういうことを長く話しているよりも。……(「異議なしだ」と呼ぶ者あり)

木村守江自由党

○木村守江君 今三輪君の話ですけれどもね、これは今話したように、この法案の審議は、ただ政府だけで以て上げるのじやないと思うのです。これはやはり両院がそういうつふうにやつてはじめて成立するので、そういう点から、只今ざつくばらんに申上げましたように、私どもは党内の衆議院、参議院の議員が集まつて、而もその中には政府の関係者もおります。そうして話合つて、大体その点なら行けるというふうに考えて、これ以上は皆さんの迷惑をかけたくないというような話合いできまつたのですから、私は今、官房長官を呼ぶとかどうとか言いますがなぜ呼ばなければならないかと不思議な感じを持つているんです。そう言いますと理くつのように聞えるかも知れませんが、どうですか。

矢嶋三義第一クラブ

○矢嶋三義君 従来、会期を延長するに当つては、衆議院の動向を打診して我々はきめておつたと思うのです。で、本日承りますというと、まだ衆議院の様子は一切わかつていない。こういうことです。たとい我々がここできめましても、国会法によつて衆議院の決定が優先するようになつてくるわけですから……。更に問題は、さつき私がちよつと触れましたが、先般の議運では、保利官房長官自身十日と話をされたわけです。その後、私はさして重要な法案が国会に提案されてるとも思いません。ところが本日は与党側を代表いたしまして加藤君のほうから、二週間と、ここにも、政府与党の見解の相違があるのです。従つて本日はこのくらいにして、委員長のほうで衆議院のほうに一応打診して頂くし、それから次回に保利官房長官においで願つて、政府与党の或る程度の意見の統一したところでなければ、私たちは簡単に応じられない。本日はこの程度で打切つて持ち越して頂きたい。

安井謙自由党

○安井謙君 いろいろ御尤もな話ですが、政府と与党との連絡が不十分じやないかという点につきましては、政府と与党とも十分打合せを我々としてはやつて、提案しているわけです。これは衆議院の自由党とも十分に打合せをしておりますし、又政府とも十分に打合せをしておりますので、いろいろ法案の上で、来なければ責任を持てんとかいうお叱りはありますが、その点は、今の会期の問題は何と言つても参議院が中心で、衆議院じや殆んど重要なものが上つて来ている。参議院が意思表示することによつて衆議院の同意を求めるというのが現状ではないかと思いますので、一つこの点は、今更政府を呼んで来ても、食違いがないことははつきり責任を持つて断言しますので、そこらで一つ御審議を願いたいと思うのです。それからさつき三輪さんが復元の重要法案と言われております。御尤もな話なんだが、これもかかる委員会の性格から言いまして、それが一両日中に方針がきまつたならば、そのために会期を左右することはよくない。こういう見通しを持つておりますので、それも御了承願いたいと思うのですが、どうでしようか。

三輪貞治日本社会党(第四控室・左)

○三輪貞治君 先ほどちよつと具体的に言いましたが、これはむしろ尋ねるのですがね、復元法案は出すことになつたのですか。どうなんですか。これが出れば復元法案は、電源開発促進法に絡みますからね。必ずしもそれが出る出ないに拘らず、或る期間で上げられるということは言えないと思うのです。それは明日でなければわからないというようなことを聞くのですがね。これがわからずに、よく二週間なんということをはつきり言えたものだと思うのですがね。どうですか。どういうふうになつているのですか。

加藤武徳自由党

○加藤武徳君 大変よく知つておられるように、明日あたりは提案できるととになろうと思います。併しこれは政府提案でなくて議員提案であります。それから自由党だけでなく、共産党を除いた他の会派には話をいたしているということもございましようと思うのです。で御意見の復元法案のほかに、衆議院の選挙法改正法案が出ますが、これが延びているのは、各会派の御意見をまとめて上程する。こういう基本的な態度のために実は延びているのです。安井君の発言しましたように、この議員提案のために、更に会期の延長等が必要であるという工合には、私は考えておらんと思うのでありますが、その点御了解願いたいと思うのです。

三輪貞治日本社会党(第四控室・左)

○三輪貞治君 それではなんですね、二つの法案が仮に出るものとしても、それで上る、ということなんですね。

赤木正雄緑風会

○赤木正雄君 政府の提案の法案は、大体すんだようですが、議員提案としてお出しになる。而も仮に会期を延長されるならば、その間に審議ができるとかどうとかいうふうなお考えだとおつしやいますが、私はこれはいろいろ考えたし、仮にまあ十日か、二週間か或いは一月か知りませんが、仮に二週間延びたとして、その間に法案を審議するが、延びたから、その間に法案を又出す。それは私はよくないと思う。殊に議員提案はよくない。こういうことなんですが、一つの法案を一応上げてしまうというところに、それは全力をかけるというふうにするのが本当です。期日が延びたからその間に、特に議員提案で出すというのは、それは余りにまじめさを欠いておるというような気がしますから、これは特に考えて欲しいと思います。

大野幸一日本社会党(第二控室・右)

○大野幸一君 成るほど国会法では衆議院の議決が、会期延長については優先権があるかも知れないが、併し現段階においては、むしろ参議院のほうが法案が残つておるから、参議院のほうの審議状況を見て衆議院のほうで同調するということも、一理あると思う。私もそうありたいと思つて、参議院の会期延長は、衆議院のほうも尊重されたいと思つております。そこで万一今度会期延長をいたしまして、今度ああいうふうな、仮に約束に基いて会期再延長をしないということに、こういうときに衆議院のほうで、国会法の優先権を主張されることはないということを、この委員会の、いわゆる与党の人たちは保証されますか。

加藤武徳自由党

○加藤武徳君 只今大野委員の御発言になられた問題で、御承知のように前前国会の運営委員会で、我々の決定と衆議院の決定のその間に食い違いができまして、そうして与党の我々も苦境に立つたわけです。で、今後はこういう問題等に関しては、よく相談して見ようじやないかというので、相談をして参つておるのでありまして、今回の会期延長は、参議院に重要法案が回付されて、それが会期延長の重大なる原因になつておるんですから、衆議院が一方的に会期延長の結論を出される、国会法の規定通りに我々に押付けるというはずはないと思います。これはないと思うんです。そういうふうに私たちは考えます。  それで先ほど矢嶋君からお話がありまして、今日はこの程度にという御意見も出たようですが、ここで結論を出しましても、正式に本会議で報告いたしますのは、明後日でございますし、まあ最後の本会議になりますので、今日この運営委員会で結論をお出し願つたら、参議院ははつきりこうだということを衆議院に意思表示をして、我々の決定通りに向うをきめさせるということをお願いしたいと思います。

三輪貞治日本社会党(第四控室・左)

○三輪貞治君 先ほど加藤委員と安井委員から、今公職選挙法と復元法がまだ残つておる。明日か明後日には出せる。それで行けると、こういうお話でありましたが、そうなりますと、この二週間というのは、随分あいまいなきめ方だと思うのです。この二つの重要な、今までいろいろ問題になつた公職選挙法と復元法というのが、出されても出されなくとも二週間だと言えば、随分これはおかしな話で、これがなければ、本当は二週間も要らない。若しそれが出ても通るという……。随分掛値があつたと思うのです。これはおかしい。むしろこれがきまつたら、これをはつきりしたほうがいいのじやないか。

安井謙自由党

○安井謙君 復元法は、御承知の通り通産の委員会にかけるはずのものだし、これは並行して行けると思うのです。選挙法は、今も言われるように出ることは確定しております。とにかく委員長も、その会期なら一つ何とか都合をつけるようにやろう。こうおつしやつて貰つておるんですから、これは通産委員会は、そう重大な法案がほかに来ておりませんので、これだけの会期があれば、若したとえ明日なり明後日なり出るといたしましても、相当な期間があると思われるのでありますので、これはここらで御了承を願います。

三輪貞治日本社会党(第四控室・左)

○三輪貞治君 それは単純な考え方だと思うのです。というのは、通産委員会は大した法案もないから、これは並行して、一方は安本だから、電源促進法は簡単に上るというのは、これは非常に単純だと思うのです。これは丁度、電源開発促進法の出るときに当つて非常に問題になつているものですから、恐らく連合委員会なり或いは又事によつたら公聴会をやらなければならん問題になると思うのです。だから、通産委員会なら通産委員会だけで並行して同じ期間で上げられるということは、これはちよつと余り簡単じやないかと思います。

安井謙自由党

○安井謙君 例えば二週間あれば、いろいろ努力したいと思います。

加藤武徳自由党

○加藤武徳君 電力問題は、三輪君のおつしやるように復元法に十分な関心を持つということは、よくわかるわけなんで、私たちのほうは、自由党オンリーではない。他の会派とよく相談してやりたいと思うが、どうですか、この問題を納めて、一つこの程度で……。

矢嶋三義第一クラブ

○矢嶋三義君 まあ承わつていますとね、今日自由党の議運のかたは、非常に幅広い発言をされていると思うのですが。或る場合には官房長官の代弁をやつているし、或る場合には自由党の政調会長の代理をやる。更に衆議院の態度まで代弁されている。極めて幅広い発言をなさつているので、それを承わつた範囲内においては何も心配が要らんようなんですが、ただ一点申上げますとね、まあ、さつき安井委員のほうから、これは政府与党とも十分協議した上であると、そういうふうな御発言もあつたのです。ところがさつき委員長からは、衆議院の真意がわからないという御発言があつたのですが、若し政府と協議されたとすれば、政府のスポークス・マンである保利官房長官であると思うのですが、ニ、三日前、十日と言われたのです。それが十四日になつたと言われたのですから、その説明も聞かないで行くわけに行かないのですよ。それからさつき赤木委員からも指摘されたのですがね、会期延長して、延長した間に又新らしい法案が出て来るようであつてはいけない。これは全く同感であります。ところが衆議院の様子を見ていると、選挙近しの声の掛つた影響もあるかも知らないが、吉田総理の抑えのきかない程度に次々に出て来ておるのです。これを衆議院のほうで、はつきり委員長との間で話合つて、了解はつけておかなければ、二週間延はしたら、又どんなものが出て来るかわからない。而もその中に、各派議員の共同提案にしておけば、会期を更に延長する場合に非常に都合がいいわけですからな。そういう法案が出て来ないとも限らないと思う。そうしてこの参議院のほうで、一応目安を立ててやつたことが、衆議院との連絡が不十分であつたために目安が崩れて、先ほど相馬君から提案された、再び延長しない、というようなことを認めたような立場で、皆さん議論を進められているけれども、おかしなことになつて来ると思うのです。従つて私は、やはり頑固なようですが、一点は、やはり官房長官からその経緯を承ることと、二点は、やはり委員長と衆議院のほうで或る程度話合いをし、更に新らしい法案は出さないというような目安を立てて、そして二週間なら二週間、こういうふうに私はきめたほうがいいじやないか。何も今日直ぐきめなくてもいいのじやないか。

川村松助自由党

○委員長(川村松助君) 矢嶋君のさつきの御質問は、私の了解するところでは、参議院の議運の委員長が衆議院の議運の委員長に交渉したか、こういう質問に私は解釈した。私は今日の御相談を基礎にして衆議院のほうの議運の委員長に会つてきめたい。こう思つております。というのは、終始衆議院のほうに盲目的に応じなくてはならないのは不愉快だということは前々からの声でありましたから、大体こちらのほうでまとまつたものを基礎にして、衆議院のほうに折衝したい。こういうふうに私、解釈しているわけです。考えているわけです。

矢嶋三義第一クラブ

○矢嶋三義君 政府与党は、あまりごちやごちや、インチキな手をやらないでしような。そのために会期延長ということはかなわんな。

石川榮一自由党

○石川榮一君 いろいろ討議があつたのでありまして、大体野党のかたがたもよく御事態を御認識なさつていらつしやるようで、又我々与党に対する厳しい批判も伺つております。努めて皆さんの御発言を尊重することでありまして、是非本日会期延長の御決定を願いたいと思います。尊重には、飽くまで私どもは責任を持つてやりますから。

川村松助自由党

○委員長(川村松助君) 大体そういう何を以て、折衝したいと思つているのです。ただ仮定でも何でも、やはり二週間なら二週間、二十日なら二十日ということを……。

矢嶋三義第一クラブ

○矢嶋三義君 それでは委員長の御発言では、先ほど議論された経過とか空気を以て、衆議院のほうと交渉云々と言われますが、今まで出た話を、委員長のほうで要約してそしてお諮り願いたいと思います。

川村松助自由党

○委員長(川村松助君) 期限は大体二十日なら二十日、二週間なら二週間として差支えありませんか。つまり二十日というのは二週間延びることになる。二十日間ではなく、二週間にし二十日の日になるわけです。

矢嶋三義第一クラブ

○矢嶋三義君 要点を挙げて下さい。

川村松助自由党

○委員長(川村松助君) 二週間延期ということに決定しまして折衝してみたいと思います。

矢嶋三義第一クラブ

○矢嶋三義君 再延長しないということですね。

川村松助自由党

○委員長(川村松助君) そうです。

赤木正雄緑風会

○赤木正雄君 行政府の関係ですね、内閣委員から、大臣が出席しない以上は、今、二週間に約束できません。これは内閣委員がそう言つておりますから、大臣は必らず出席する。これは条件とします。

川村松助自由党

○委員長(川村松助君) 大臣を出席させるように努力いたします。

岩間正男日本共産党

○委員外議員(岩間正男君) 念のためにお伺いしますが、それは内一定ですか、内定で、今の条件を挙げて……。

川村松助自由党

○委員長(川村松助君) 勿論決定ではありません。これが両院ですつかり打合せてから、決定したいと思いますから。今日のところでは参議院の議運の内定であります。(「議運の決定でいい」と呼ぶ者あり)それでは参議院の議運の決定として、衆議院のほうに折衝いたします。御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

川村松助自由党

○委員長(川村松助君) 御異議がなければ、散会いたします。    午後四時十四分散会

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