議院運営委員会 第41号
- 発言数
- 127 件
- 登壇者
- 14 名
- 会派数
- 7
- 開催日
- 1952/04/28
会議録
○委員長(川村松助君) 会議を開きます。常任委員の辞任及び補欠に関する件をお諮りいたします。
○参事(河野義克君) 自由党から、法務委員の鈴木安孝君、文部委員の草葉隆圓君、同じく楠瀬常猪君、同じく左藤義詮君、厚生委員の加納金助君、建設委員の黒川武雄君、決算委員の玉柳實君、議院運営委員の溝淵春次君、同じく石川榮一君がそれぞれ辞任せられて、法務委員に左藤義詮君、文部委員に加納金助君、同じく黒川武雄君、同じく鈴木安孝君、厚生委員に草葉隆圓君、建設委員に楠瀬常猪君、決算委員に溝淵春次君、議院運営委員に玉柳實君、同じく石村幸作君をそれぞれ後任として指名せられたいというお申出が出ております。それから第一クラブから、厚生委員の松原一彦君、内閣委員の西園寺公一君がそれぞれ辞任せられて、厚生委員に西園寺公一君、内閣委員に松原一彦君を後任として指名されたいというお申出が出ております。
○委員長(川村松助君) 只今議事部長から御報告いたしましたように常任委員の辞任及び補欠に関する件を承認することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(川村松助君) 御異議がなければ、さよう決定いたします。 —————————————
○委員長(川村松助君) 決議案の委員会審査省略要求に関する件をお諮りいたします。
○事務総長(近藤英明君) 平和條約発効に伴う決議案、大屋晋三君外九十五名から本日発議せられて、本件については委員会の審査省略の要求が出ております。委員会審査省略の件をお諮り願いたいと存じます。
○委員長(川村松助君) 只今事務総長から御報告ありましたように、委員会審査省略に関する件を承認することに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(川村松助君) 御異議なけれ ば、さよう決定いたします。 —————————————
○委員長(川村松助君) 議員派遣変更要求に関する件をお諮りいたします。
○参事(宮坂完孝君) 厚生委員長梅津錦一君から議員派遣要求書が提出せられておりますが、それの期間の変更でありまして、昭和二十七年四月十五日より四月末日の七日間とあるのを、昭和二十七年四月十五日より今期国会開会中七日間とし、派遣議員の第三班に河崎ナツ君を追加して、その結果費用概算が九万五千二百円から十万七千百円に変更されております。
○委員長(川村松助君) 只今委員部長から御報告いたしましたように議員派遣変更要求に関する件を承認することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(川村松助君) 御異議がなければ、承認することに決定いたします。 —————————————
○事務総長(近藤英明君) 只今お手許に平和條約発効記念、憲法施行五周年記念式典の参議院議長の式辞の案をお配りいたしましたわけでございます。前例によりまして、議長があそこでお読みになるわけでございますが、議院運営委員会に一応お目にかけて御意見等がございます場合にこれをお聞きになりたいためにお配りしたものでございます。 ちよつと案文を朗読いたします。 本日ここに、天皇皇后両陛下をお 迎え致しまして、皆様とともに、平和條約発効記念ならびに憲法施行五周年記念式典を、嚴粛にあげることができましたのは、まことに慶賀の至りであります。 かえりみますれば終戰いらい七ヶ年、その間、さまざまの変転を経て参りましたが、わが日本国民は、よく忍耐努力して、降伏の義務を忠実かつ完全に果たし、今や、正式に平和が回復せられ、自由世界の一員に復帰しましたことは、国民の待望久しきにわたりましただけに、一しお、歓喜の情を深くする次第であります。 ただ現下の国際情勢は依然として機微であり、全国民の熱望するいわゆる全面講和は、なお気運の熟しない憾みがありますが、私どもは、この上ともすべての力と手段を平和的進歩にささげ、新憲法理念の健全さを実証することによつて、わが民族の頭上を覆う国際緊迫感を、寸時も早く緩和いたしたいと、旦夕、切願してやまないものであります。 世界にさきがけて平和主義と民主主義の理想に徹する日本国民の大決心を中外に宣明した日本国憲法は、その原則の五ヶ年にわたる実施によりまして、国の内外に輝かしい結果を反映し、民主日本の再建へ強い歩みを示しつつありますことは、世界各国の認めて疑わない現実であります。しかしながら、この国家基本法の目ざす崇高なる国際道義的理想の達成はもとより、各條章規定の真精神の徹底化は、あげて今後に属する全国民のたゆみなき忍苦努力に得たねばなりません。 本日は、独立日本国の発足を祝福する式典として、皆様とともに心から喜悦の念にたえませんが、他面、世界の大きな波動に左右されるわが国の将来に深く思いを致し、日本民族の必然荷うべき重責にかんがみまして、五年前施行当時の国民的決意を、さらに深く新たにすることを誓うものであります。 同時に私どもは、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼する念は、ますます強く、正義と秩序を基調とする国際平和を希求する熱意は、また断じて不変でありますことを、ここに重ねて宣明して、式辞と致します。というのでございます。
○相馬助治君 私は、まあよくわからないのですが、文章の体裁から行くと、一頁から二頁の間、「私どもは、この上ともすべての力と手段を平和的進歩にささげ、」とありますが、「平和的進歩にささげ、」これは何やらおかしく感ずるのだが、これは私だけでしようか、どうするかということがありませんので、この「平和的進歩にささげ」ということだけで……。
○菊川孝夫君 いいじやないか、だんだんと平和を拡大して行くというので……。
○相馬助治君 文章ですよ、意味はいいんです。「平和的進歩」という言葉自体が、これは大分新らしい言葉ですね。(笑声、「これは新造語だな」と呼ぶ者あり)
○委員長(川村松助君) 意味がわかればいいじやないですか。
○相馬助治君 私は、参議院の式辞というのは新聞に出るでしよう。それで学校の先生がたのほうで取上げるのですよ、私、自分の経験から言つて、こういうものは子供の教材にするようなものなんで、これは議運としては責任があると思うのです。まあ私は意味はこれで結構だと思います。ちよつと文章が変だと思つただけで、皆さんがよければいいですよ。
○事務総長(近藤英明君) 敷衍して、広い意味で申しておるわけであります。
○矢嶋三義君 念のためにお伺いしますが、先般この式典について議運に諮られたときには、私は次のように了承しておつたのですが、と申しますのは、憲法施行五周年記念式典に平和條約発効記念を附加してやると、こういうように政府側から諮られて私は了承したと思うのですが、今日のこれを見ますと、平和條約が先になつて、憲法施行記念があとになつて、案文を見ますというと、殆んど平和條約発効に重点を置かれているように存じますが、念のためにお伺いしますが、この点どうでしよう。
○事務総長(近藤英明君) 名称は、平和條約発効と、憲法施行と二つであるということ申上げたと記憶しておりますが、それから、一番初めに、庶務小委員会で申しましたときには、本年は憲法施行五周年になりますので、それと、平和條約がそのときに多分発効いたすことと思いますので、ついては、これは平和條約と併せて……その後に数回に亘つて諮つて、こういう名称で向うから求めて参りました、並びに五周年というふうに申上げておいたと記憶しております。 それからこの式辞の骨子は、今平和條約発効という点だけを中心にお考えになると、実はそのほうでは日本の平和主義の憲法というもの、民主主義の憲法という理想のほうを相当強く、これを実は強く言い張るように或いはそういう意味でそれを私は言い過ぎておるというふうにおつしやられはしないかという心配をしながら、実はその点を強く使つてあるとまあ考えておりますのでございます。
○矢嶋三義君 その苦衷の点も確かに私認めるにやぶさかでありませんが、存じておりますが、まあ皆さんが御同意ならあえて反対するものではありませんが、ただ私の気持としては、今の我が国の置かれておる情勢からして、憲法護持の決意をもう少し明確に直接 的に打出して欲しかつたという希望があります。併しまあ私一人反対しても何ですから、皆さん何でしたら私も同意するものですが、そういう希望を持つておるということだけを申上げておきます。
○菊川孝夫君 今日、この案ですが、これは議長が参議院議長という資格においてやるのですか、参議院の代表という意味でおやりになるのですか。
○事務総長(近藤英明君) これは国会と裁判所とまあ内閣が四者主催になつて主催者の代表は議長であり、総理大臣であり、最高裁判所長官である。式辞はその中に何と申しますか、各代表者が式辞を述べられるわけでありますが、その一番初めのかたは……参議院のほうは実は議運のほうに諮つて一応議運のほうの御意見等があれば十分それをお取入れ願えば……、但し議長が述べられるのだから、議長の気に入らんものを読んでもらうわけにも行かないのでございますが、自然議長の気持というものが現われなければならないわけでありますが、なお議院運営委員 会の御意向を伺つて、余りに皆さんのお気持と離れたものを作つちやいかんということでお諮りを申上げておるのであります。従いまして、或る意味では皆様がたの最大公約数的な面が出ますが、同時に議長のにおいがそこに出て来るということになるかと心得ております。
○菊川孝夫君 次に、私えらいどうも、余り質疑があつて申訳ないのですが、今事務総長が言われました国会と政府と最高裁判所の主催者ということにつきましては、この議運できまつたのですか。
○事務総長(近藤英明君) きまつたのです。
○委員長(川村松助君) ほかに御発言ありませんか。事務総長が朗読いたしました平和條約発効記念並びに憲法施行五周年記念式典に対する式辞は、案文通り御承認なさることに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(川村松助君) 御異議がなければ、承認することに決定いたします。 —————————————
○委員長(川村松助君) 只今常任委員の辞任及び補欠に関する件の追加を求められて参つたのでお諮りいたします。
○参事(河野義克君) 只今緑風会から、法務委員の川上嘉市君、建設委員の赤木正雄君がそれぞれ辞任せられて、法務委員に赤木正雄君、建設委員に川上嘉市君を後任として指名せられ たいというお申出が出て参りましたので、お諮り願います。
○委員長(川村松助君) 只今議事部長から御報告ありましたように辞任及び補欠に関する件を承認することに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(川村松助君) 御異議がなければ、承認することに決定いたします。一応これで休憩……。
○事務総長(近藤英明君) ちよつと、只今本院渉外課のほうへ司令部のほうから御連絡がございまして、今晩の十時五十分ですか、から講和條約が発効して、政府が司令部のアプルーヴアルは要らんことになるわけでありますが、実際上、本日只今からこの法案の修正等につきましてのアプルーヴアルの手続は要らないと、こういう、まあ今からもうよろしうございます、十時までお待ち要らないと、こういう御連絡でございます。(笑声)但し現在向うに出ております修正案については、これは法務委員会の関係だと思いますが、日本国とアメリカ合衆国との間の安全保障條約第三條に基く行政協定に伴う刑事特別法案の一部修正案、これは現在アプルーヴアルを求めておるわけでありますが、このことは要らなくなつたから突つ返すと、こういう意味ではないと、併し今後他のいろいろの修正等があつても、本日もう只今からその手続は無用といたしますと、こういう通告に接しましたことだけを御報告申上げておきます。
○委員長(川村松助君) 別に御発言もなければ、一応休憩いたしまして、本会議と並行して再開したいと思います。(「異議なし」と呼ぶ者あり)休憩いたします。 午前十時八分休憩 —————・————— 午後二時二十二分開会
○委員長(川村松助君) 再会いたします。 本日衆議院のほうから交渉がありまして、衆議院では一昨日各派代表の会議の結果、会期を一カ月程度延期をしようではないか、勿論これは参議院のほうとすつかり協議の上でなければ決定する筋のものではないが、大体の各派の代表者の意向ではそういう状態であつた、で重ねて本日その意向に基いて常任委員長会議を開きましたところ、常任委員長会議においても大体同一のような意向でありまして、更に衆議院はそういう情勢に基いて本日午後一時から改めて政府から今後の予想等を聞きまして、参議院と密接な連絡をとつてこの問題を解決したい、こういう申入れであつたのであります。で、その上正式に決定するのは両院議長において取りきめるというような順序を経てこの問題を解決したいというお話であつたのであります。こちらのほうからは、やはり各派の代表、合同理事会という名目の下に参加いたしまして、二、三のかたがたから御質問がありまして、了承の上帰つて来て、今日二時からこの問題を皆さんと協議しようという申合せから、只今御参集願つたわけであります。どうぞ御意見を御発表願います。
○菊川孝夫君 今委員長よりお諮り願つた問題は、重要だと思いますので、相当これについては意見が出ると思いますが、併し事実はこの会議を、今すぐ議運を開いてきめなければならんことはない。それよりも先に一つ片付けたいのは、というのは、委員長もお聞きになつたように、改進党からの申入れの件もありますから、先にそれをきめて、本会議も休憩中でございますので、これをどう処理するか、これを一つきめて頂きたいと思います。
○委員長(川村松助君) 只今菊川委員から御発言がありましたように、法務委員会の事情もありますので、常任委員の辞任及び補欠に関する件をお諮りいたしたいと思います。
○参事(河野義克君) 改進党から、法務委員の鬼丸義齊君、労働委員の堀木鎌三君がそれぞれ辞任せられ、法務委員に堀木鎌三君、労働委員に鬼丸義齊君を指名せられたいという申出がありました。それから社会党第二控室から、法務委員の齋武雄君、通産委員の小松正雄君がそれぞれ辞任せられ、法務委員に小松正雄君、通産委員に齋武雄君を指名せられたいという申出が出ております。それから日本社会党第四控室より、議院運営委員の小笠原二三男君、同じく椿繁夫君、決算委員の成瀬幡治君、小酒井義男君がそれぞれ辞任せられ、議院運営委員に成瀬幡治君、同じく小酒井義男君、決算委員に小笠原二三男君、同じく椿繁夫君を後任として指名せられたいという申出が出ております。
○委員長(川村松助君) 只今議事部長から御報告いたしましたように常任委員の辞任及び補欠に関する件を承認することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(川村松助君) 御異議がなければ、さよう決定いたします。 —————————————
○菊川孝夫君 本会議は休憩中でございまして、我が党でも控室で議員が待機しておるわけでありますが、委員会があるものはそれぞれ出ておるわけですが、何時まで待つて、それまでに上つたやつは本会議でやるということをおきめだけを願つて、そうしませんと、あるのやら、ないのやらわからんというので、どうだどうだと我々催促を受けておりますので、一つ今まで委員会の上つておる法案があつたらそれと、今後何時間くらいで上る見込がある、それを御報告を願つて、何時まで待つなら待つということにして、お片付けを願う、これをやつて頂きたいと思います。今待機さしておりますので……。
○委員長(川村松助君) 只今の菊川君の御意見御尤もだと思いますが、現在の状況を事務総長からお願いいたします。
○事務総長(近藤英明君) 現在委員会を上つて来ておりますのは、外務委員会の関係が三件、厚生委員会から一件、法務委員会から一件だけ上つております。
○兼岩傳一君 法務委員会は何ですか。
○事務総長(近藤英明君) 法務委員会はポツダム宣言の受諾に伴い発する命令に関する件に基く法務府関係諸命令の措置に関する法律案、それからもう一つの修正案でかかつたのはまだなんであります。
○委員長(川村松助君) そういう状態であります。
○加藤武徳君 重ねてお伺いしまするが、只今の数件の法案の討論は出ておりましようか。時間等を換算いたしまして……。
○事務総長(近藤英明君) ポツダム宣言の受諾に伴い発する命令に関する件に基く外務省関係諸命令の措置に関する法律案と外国人登録法案と、この両案に対しまして討論の通告が五人出ております。岡田宗司君、曾祢益君、堀眞琴君、大山郁夫君、兼岩傳一君、この五人から討論通告が出ております。
○加藤武徳君 今日当然本会議に上程したいという希望を持つておりまする法案で、只今法務委員会で審議を継続しておりますやつがあるのでありまして、菊川君の先ほどの御発言もございましたが、その法案が委員会で結論を見出すこの状況と睨み合せて、なお只今伺いますると、討論も相当あるようでありますから、余り遅くならない程度の時間で本会議を行なつたらどうかと思います。
○矢嶋三義君 議員も待つているのですから、早速再開いたしまして、現在まで上つておる法案をきめて、それが終るまでにもう法案が上らなかつたならば直ちに散会、そういうように……、それでないとけじめがつかない。
○加藤武徳君 若干違いますが、私はさつき申しましたように、余り遅くなつちや工合が悪いのじやないか、こういう工合には考えるわけであります。それで数名の討論がありますると、討論でも恐らく一時間近くかかりましよう。なお委員長報告等に若干時間を費しますので、遅くとも六時くらいには議了できる、本会議がこの程度を目標に、まあまあ四時くらいまでには本会議が開けるという工合ならば私のほうはいいのじやないか、こういう工合に考えます。と言いますのは、実は法案の修正の関係があるんですよ、法務委員会は令すぐでも採決できる態勢にはなつておるのですが、併し関係筋に修正案等を持込んでおる都合で、暫らく待つてくれというので、或る会派等の御意見もありましたので採決を延ばしておる、この結論さえ出れば直ちに採決できます。四時ということに拘泥するわけでなく、今でも結論が出れば三時からでも、今すぐでもいいのじやないかと思いますが、大体の目標は四時頃に本会議を開くということでどうでしようか。
○菊川孝夫君 法案は、どういう関係で本会議を今日上げなければならんのか。会期延長の問題も出ておりますし、又水曜日もありますし、これは最終日じやないのに六時まで云々というのは、ちよつとどうかと思いますので、直ちにと言つてもちよつと無理かと思いますが、できたらもう三時頃から本会議を開会して一応上つたものを終つて、残つたものは翌日に延ばすというふうにお運び願いたいと思います。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○加藤武徳君 この問題で異議を申す必要は勿論ないのだが、野党の諸君の御希望として、法務委員会の採決を延ばしてくれ、こういうので私どものほうは待つているのです。私どものほうはいつ採決してもかまわない態勢にあるのです。可決されるか否決されるか別個の問題として……。だから今直ちにでも法務委員会の結論を出して来て、若し本会議を開くということなら私は異論はありません。
○菊川孝夫君 これは今朝も向うから 言つて来たアプルーヴアル、OKの点について、今日済んでしまえば今の問題はうるさく言うことは要らんのだから、今問題で委員会で引かかつているということはおかしいのであつて、うるさいようであつたら明後日やるというふうにしたほうがむしろいいと思う。今日の日になつてからもうあと三時間か五時間かというときに、今問題でとやかく言つているのはおかしいと思う。法務委員会がそのために遅れるのは止むを得ない。三時に開いて話がついて間に合うならいいけれども、そうしてそれまでどんどん進めておれば、それまでに上つて来ればよし、そうでない場合には延ばしておいて明後日になつたらするということにしたらいいと思います。
○事務総長(近藤英明君) ちよつと只今のお話に関連があるのです。法務委員会の関係には実はアプルーヴアル、あれだけは別だと御報告いだしたわけであります。その後あの問題は一体OKが要るかどうかという問題を催促しておりましたけれども、その過程といたしまして、そのときにはどうも今日いい悪いの返事はできんと言つておつたのです、お晝頃……。今ここへ連絡があつたところによると、もうあれはOKは要らないのだというお話です、御自由に……。アプルーヴアルの問題はないのだ、こういう状況に現在進展いたしましたことを御報告いたします。
○兼岩傳一君 法務委員会の関係ですか。
○加藤武徳君 恐らくそれなら或る党のほうが委員の差替えを非常に希望しておられて、これも実現できたわけですから、私は恐らく法務委員会のいい結論が出るのじやないかと予想します。従つて四時に本会議を開くということは強くは主張せず、例えば三時半でも、或いはその前でも。
○兼岩傳一君 三時半とはつきりきめておこうじやないか、直ちに開きますよう。
○水橋藤作君 どういうわけです。二 時半にこうやつているのに三時半にしなければならない理由はどこにあるのですか。
○安井謙君 それは十分か二十分何かの関係で遅れる……。
○水橋藤作君 一時間以上あるのだからいいと思うのですがね。
○兼岩傳一君 出入国管理令の反対討論だけで一時間半はかかります、委員長報告もまぜて。だからやらして頂きたいと思います。(「そんな法案は上つていない、外国人登録法だよ」と呼ぶ者あり)速かに再開して、今の矢嶋君なり菊川君の言われた方法で……。
○加藤武徳君 君の言うのは上つていないよ。
○兼岩傳一君 外務省関係の外国人登録に関する討論だけで一時間半かかります。
○菊川孝夫君 今日しまいになる日なら、三時とか四時とかでもいい。
○木村守江君 法務委員会がやつておる恰好、様子を見て三時になつても、三時半になつても大して違いはないと思うのです。それを見て再開することにしましよう。時間をきめないで……。(「直ちに再開」と呼ぶ者あり)
○委員長(川村松助君) 法務委員会の様子を見て……。
○水橋藤作君 法務委員会の前に上つておる法案を審議するのがなぜいけないのか。おかしいじやないか。
○矢嶋三義君 事務当局にお導ねしますが、今上つているのはさつき言われたそれだけを、委員長報告と討論と入れたらどのくらいかかりますか、二時間ぐらいかかるでしよう。
○事務総長(近藤英明君) 報告の時間はちよつとわかりませんが、討論の通告は先ほど五人あることを申上げたわけであります。討論通告の時間は岡田君、曾祢君、大山君、兼岩君は十五分ずつのお申出、堀君だけは二十分のお申出であります。そうしますと、これをお申出通りといたしますと一時間二十分ということになるわけであります。委員長報告の時間は何分かちよつとわかりません。
○委員長(川村松助君) 三時から再開することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(川村松助君) 三時から再開と決定いたします。 —————————————
○委員長(川村松助君) あとは会期延長の件でありますが、ちよつと速記をとめて懇談しましようか……。速記をとめて下さい。 〔速記中止〕
○委員長(川村松助君) 速記を始めて。剱木官房副長官が見えておりますので、剱木副長官から先ず実情を聞きたいと思いますが御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○政府委員(剱木亨弘君) 只今国会に提案いたします予定の法律案件が大体全部で四十一件ございます。その中で二、三提出しますかどうか未定のものがございまするけれども、大体の予定は全部で四十一件ございます。その準備の状況を申上げますと、本日まで閣議決定をいたしまして国会に提案する準備をいたしておりますのは十八件ございます。その内容は、行政協定に基きますものが一件と、設置法の改正が十二件とその他の法律案が五件でございます。これはすでに準備をいたしております。なおそのほかに行政協定に基きますものが、あと閣議決定をいたしておりませんのが三件ございますけれども、これはこの防衛支出金の特別勘定の経理に関する件等でございまするが、その時期につきましては相当先になるのでございまして、成立の時期は必ずしもこの国会中でなくてもいいかと考えております。それから設置法関係が閣議決定をいたしておりませんのが九件ございますが、併しこれは只今取急ぎ準備をいたしておりまして、遠からず準備ができることと考えております。その設置法及び行政協定に基くもの以外のその他の法律案で予定いたしておりますのがなお十一件ございますが、このうちで着々と準備いたしておりますので、極めて近い時期には国会に提案できると考えております。以上大体四十一件でございますが、その準備の状況は以上の通りであります。
○委員長(川村松助君) 副長官に何か御質問がありましたら。
○相馬助治君 只今の御説明とほぼ同じような説明が先ほど衆議院の議長サロンで開かれた理事会で話になりましたが、その際明らかになつたことは、他の十一件の中には、伝えられている労働三法関係の改正の法律案を用意している。但しこれは出すか出さないか最終的な態度は未だ未定である、こういう報告があつたわけです。従つてこの態度未定であると言つても、これが一体いつまで態度未定なのか。かかつてこの日にちが決定しないことには、それらの案件を全部上げるためにどれくらい延ばしたらいいのかという時間的な見通しが本院として立たないわけなんです。従つてそれを出すか出さんかが問題ですが、その見通しはいつ頃までにはつきりするのかということをこの際伺つておきたいことが第一点、それから第二点としては、常識的に考えて、両院を通過するためには、政府としてもどのくらいの審議時間を必要とするかということはおわかりであろうと思う。従つて会期は我々は自主的にきめることではあるけれども、それらを見通して、大体それらの法案はいつ頃に、一番遅いのでもいつ頃までには必ず国会に上程しますということがはつきりすると、我々は会期をきめる場合に非常に便宜なわけです。それから先ほどちよつと懇談会の折に申しましたが、衆議院の議長サロンにおいて相談会があつたときに、同僚の矢嶋委員から、小出しに何回も会期を延長することは困る、こういう意見が述べられて、満場一致でそういう態度が確認されているわけでして、それらを一つ含んで、この際政府側がどのくらいの会期延長を必要とするか、勿論あなたがおつしやる通りにこちらできめる筋のものではあるけれども、提出法案の予定その他を睨み合せて、率直なる希望條件があればこの際吐露しておいたほうがいいと思うので、併せて質問しておきます。
○政府委員(剱木亨弘君) 只今お話ございましたように、労働三法関係の法案は一応予定件数の中に入れておりますが、現在のところ提出いたしますかどうかを明確にいたしていないのでございます。これも今お説の点尤もだと思いますので、できるだけ早く提案するかどうかを決定するようにいたしたいと思います。 なお提出いたします法案の中で大部分を占めておりますのは、各省の行政機構改革に基きます設置法の改正でございまして、これが二十一件でございます。まあその御審議を頂きます期間等についてはどのくらいという見通しをつけるわけには参りませんが、今申しました労働三法及び重要な法案として考えられますのは、保安庁に関係いたしますのと、それから労働関係の法律と、それから電信電話等の公社法に関係いたしますのと、それから航空法関係、これくらいな点であろうかと思います。
○水橋藤作君 只今の説明では会期を延長する場合、一番問題になるのは労働法案と地方公務員法、これが決定しなければ会期を幾ら延長するかということは、これはきめにくいと思う。政府で出すか出さないかわからないで、会期を幾ら延長するかということをきめるということがおかしいと思うのです。それから仮に参議院で会期を一カ月間遅らかすとしても、その一カ月間の間に法案を次から次へと出したのでは、この会期をきめるのにも非常にむずかしいということ、それから又今ここで我々が会期の延長をきめて、衆議院のほうできめた日程と違つた場合、衆議院のほうに我々が同調しなければならんというようなことが又起きないとも限らない。それらの労働法案或いは地方公務員法案の決定によつて我々の解釈は随分違つて来ると思うのですがね。これは政府が両法案をいつ頃出すということをはつきりしてくれなければ、我々はこの会期の延長を決定するのがむずかしいと思うので、その点をはつきり線を出して頂くか、でなければ我々は会期の延長をその線が出るまで保留するかにして頂かないと、先へ行つて又、矢嶋君の言われるように、何回も延長するというような形が残るのじやないか、かように考えるのです。
○矢嶋三義君 従来国会の運営にOKをもらわなければならなかつた関係で、非常に制約を受けておつたと思うのです。従つて法案の国会の提出がとつぴなときに出て来たり、そのために会期の延長を余儀なくされるということもあつたわけですけれども、本日からお互いの国会を全く自主的に運営できることになつたわけですから、即ち OK関係が全くなくなつたのですから、政府としては法案提出の意思があつたならば、一刻も早く出す、又国会としてもあとで協議されるでしようが、何日頃までに法案が出なかつたならば、それは次期国会に廻すというような自主的決定もできると思いますので、それで先ほどから皆さんから聞いていることは、私は同じことを聞いていると思うのですが、官房副長官は極めて近い時期に、こういうふうに御発言になつていらつしやいますが、副長官の言われる極めて近い時期というのはいつか、要するに今国会に政府から法律案を提出する最後の時期というものをいつ頃と見られておるか、それを承わらないと、会期延長を何日までというのは決定線が出ないと思いますので、お伺いしたいと思います。
○政府委員(剱木亨弘君) 只今この席で何日ということを私から明確にお答えするわけに参りませんが、ただできるだけ早く決定したいということだけしか申上げられません。
○加藤武徳君 私は劔木副長官にお伺いしますが、先ほどの衆議院との合同理事会で剱木副長官が五月に入つて一週間乃至十日で提出が終るものと考えている、こういうことの御発言があつたんですが、恐らく政府の態度が、前の理事会で或る具体的な今のよう日にちが示された、こういう見解を持つておられるという工合に考えてよろしうございますか。
○政府委員(剱木亨弘君) 只今申上げましたのは、労働三法だけにつきましては提出するかどうかということはまだはつきり確定しておりませんが、その他の法案につきましては、全部お答えいたした通りであります。
○水橋藤作君 そうしますと労働三法或いは地方公務員法が提出されても一カ月の延長内でできるという見解にお立ちになつているかどうか、その点を一つお伺いして置きたいと思います。
○政府委員(剱木亨弘君) その点は日にちが幾らあれば法案を提出し、審議できるというふうには私のほうから今申上げるわけには参らないと思います。
○水橋藤作君 只今の説明の通り、この労働三法と地方公務員法が出ますというと、どのくらいの間にできるかということは政府当局が見通しが付かないとおつしやるのですから、先ほど合同委員会で決定しましたように、刻んで会期を延長するということは望ましくないということは、両方一致した意見なんですから、或いは一カ月が一カ月半になるかもわからないが、それが労働三法と地方公務員法を必ず今国会の間に出すんだということを決定しなければこれはきめられないと思うんです。これははつきりした態度をきめて頂かなければ我々は会期の延長は決定が不可能だと思うんですがね、でたらめにきめられないと思うんです。
○木村守江君 水橋さんの今のような話なんですが、結局労働三法と地方公務員法の問題ですが、これは出すか出さないかわからないのですよ。出すか出さないかわからないで、而も七日で会期が切れるというのですね。それでそのほかの法案が三十九件出されるが、その三十九件を勘案した場合に大体一カ月くらいでいいんじやないかというような話なんで、そういう点から、出すか出さないかわからないんです。出さなくちやならんと言つたのでは会期が切れてしまう、そうい点からその問題を別にして、やはり先ほどの衆議院との懇談会でも、衆議院の各派でもそういうような政府の説明の下に大体一カ月ぐらいでいいんじやないか、又労働三法が出されても一カ月くらいでいいんじやないかというような話じやないかと思うですよ。そういう点から勘案して六日にはそのくらいの線で以てきめて置いたほうがいいんじやないかというのが私たちの考えですが、どうぞ。
○水橋藤作君 木村さんのおつしやることは、会期を延長しなければならんということはわかる。併し木村さんが何を根拠に一カ月ということを限定されるのか私にはわからん。ですから政府としても大よその見通しを付けて、先ほども言われたようにOKをもらわなくてもいいんですから、労働法規の問題を出す肚であるかないかということがわからないうちに、何を基準としておきめになられるか、我々にはこれでは賛成も反対もできないんです。会期を延長しなければならんということはわかります。併し日にちをきめることは何を根拠にしておきめになるか、その点なんです。
○木村守江君 何を根拠にして一カ月ときめるかという問題ですが、労働三法と地方公務員法の問題を拔かしても三十九件あるんですよ。三十九件のことを考えて、その間に例えば労働三法を出されても一カ月あれば大体において審議ができるんじやないか。審議権は政府の問題でなくて我々国会議員の問題ですよ。だから一カ月で以てやろうという我々に考えがあるならばできると思います。それは政府で一カ月でできるとかできないということはちよつと見当違いだと思います。
○水橋藤作君 これが問題なんです。労働法規の改正、これは我々から言うならば改悪ですが、地方公務員法の二件が、これはあなたがたの考えておられるように二日や三日で簡單に通る法案じやない。これはいつ出すかわからない。間際に持つて来て会期が切れるからと言つて無理やりに衆議院から出して来てやるような結果が起きるような気がするんです。
○矢嶋三義君 お尋ねしますが、今委員同志の会議の時間でございますか、官房副長官に対する質問でございますか。質問の時間でしよう。
○委員長(川村松助君) 官房副長官に対する質問の時間です。
○矢嶋三義君 大体官房副長官に対する質問も終つたようでありますから、私は希望を申上げて置きます。それはあとで我々は協議してきめると思いますが、これからの国会というものは、私は勿論法案の審議は愼重でなければならないけれども、能率ということは忘れてはならないと思います。国会法で百五十日の国会の期間をきめてある。これを延長するということは、これは異例の措置であつて、その期間内に審議が終るように国会も努力しなければならんし、法案を提出するところの政府は当然百五十日間に審議ができるように提案しなければならん。今度、本日から独立するわけですが、会期延長が何日間かなされた場合には、その国会で会期延長がなされた範囲内において必ず審議ができるように法案を出さなくちやならん、それを出す場合には。再び会期の延長には応ずることができない。今まではOK関係なり何なりがあつて、やや国会の運営は私はぼけておつたと思います。占領ぼけだつたと思いますが、本日からそういう弊は断固改めなくちやならんと思いますので、いずれ会期の延長については国会のほうできめますから、法案を提出される政府としてはそれを十分念頭にとどめて置いて頂きたい、これだけ要望いたして置きます。
○委員長(川村松助君) ほかに剱木副長官に対する御質問のかたはありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(川村松助君) なければ、帰つてもらつて御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○相馬助治君 この期に及んで政府の答弁がはつきりしないということは誠に残念でありますが、私は会期の問題は現実の問題とすると、やはり衆議院で日にちをどういうふうにするかということがきめられることになり、両方で開いた理事会においても官房長官の出席を求めて理由を聞いたときに、やはりあれと同じことを言つておつた。それで一応質問がそれで打切られた。そうするとこの段階ではこちらにかまわずに衆議院のほうで日取りがきまつて来ると思います。それからこちらの態度としても、政府の態度はけしからんというのは、全く同僚各委員が言つた通りこれは責任を追及し、ああいうはつきりしないことでは困るけれども、逆に我々は今度大体の見通しをきめて、その期間に出すものは出す、而も当然議了できるように常識的な時間を考えて出すものは出すということを要求して、ここで大体の日取りというものを決定するわけには参らんでしようか、私は参ると思います。(「賛成」「その通り」と呼ぶ者あり)
○加藤武徳君 只今相馬君からああいう御意見もございましたし、成るほど若干不確定の要素はございますが、一応そこで相馬君の意見のようにおきめ願いたい、かように考えております。
○矢嶋三義君 今の意見で結構ですが、私は更に附加いたしたい。それは今日両院の打合会で菅野副長官は一週間か、五月七日か十日頃云々と、あとでおいでになつた官房長官はここ四、五日中に全部出る予定だとこういうふうに同じ席上で長官と副長官の発言は違つているんですよ、それだけ政府は自信がないわけなんですが、我々としては先ほどの発言に附加いたしたい点は、原則として政府、更に議員立法ですね、政府並びに議員の法案提出を何日までの国会に出すという点を押えておかなければ、私は非常にこの会期の延長は次々と延長されるようになことなつて問題が起つて来ると思う、その点を今後の自主国会においてはきめてかかるべきだと私は思う。そうでなければ国会の審議というものは能率が上らないと思うのです。今までは、繰返して申上げますが、OK関係があつたからいたし方ないけれども、片山内閣当時も随分だらだらやつたかと記憶しておりますが、それでは行政府も立法府におる人もどちらも参つてしまう。ですから今後は是非そうしたい。これは一つのモデル・ケースとして今後会期を延長するときは、法案は原則として何日までに提案することということを政府に私は要望いたしたい、こういうように考えます。
○加藤武徳君 矢嶋君の御発言の趣旨はよくわかりますが、ただ画一的に線を引くということは私は非常に困難ではなかろうか、こういう感じがします。というのは、法案によりまして、例えば一日で上つてしまう法案も大分あつたわけですが、或る法案のごときは相当期日を要するのであつて、大体の考え方としては線を引くということには異論はございませんが、画一的に線を引いてしまうということは私はややむずかしいのではないだろうかと考えますが、考え方としましては、方向としては異論はございません。
○水橋藤作君 先ほど相馬君の言われる通り、この四十一件を今国会で上げたいと、で、一カ月間の延長が必要だという原則は、私も先ほどの理事会で承認したわけなんですが、それがここで我々が考えさせられるのは、労働三法と地方公務員法は相当日限がかかると思うのですよ。それで間際になつてそれを出せば又延長しなければならん結果になる。先ほどの申合せはだらだら延長することをやめようということを言つておるんですから、政府としても今OKをもらわなくていいんですから、だからもつと早く一カ月間延長の中にこれをはつきり両法案を出すのか出さないのか、態度だけははつきりきめて頂きたい。でなければこれは我々は会期延長は認めるが、一カ月ということをきめて若しそれが又延長することになると、先ほどの申合せがずれて来まして、又だらしなく会期を延長しなければならない結果になることを恐れるので、政府が誠意を以てこの一カ月間の間にこの労働法規或いは地方公務員法を上げる誠意を以て、早く出すなら出すという態勢をとつて頂くようまあ要望するわけなんです。
○矢嶋三義君 私のさつきの発言に対して加藤委員のほうから若干異議が出たようですけれども、私は今後の国会の運営の原則というものはどうしても打立てておかなくちやならんと考えております。その理由は、そういう原則がない場合には政府は好都合です。更に絶対多数の党としては私は好都合だろうと思うのです。ところがそういう原則がないというと、これからOKがなかつたならば、議員立法なんかいろいろ出て来るだろうと思う。そうして会期末になつて出て来る。少数党から出したところの議員立法の場合には会期が来たから審議未了で流すことができる。ところが絶対多数党から出た議員立法の場合には、多数によつて国会を延期してやることが一つの例なんです。そうすれば政府としても、絶対多数の與党なんかは好都合でございますけれども、併し国会の審議というものは非常に能率が低下して、そうして異例であるべき会期の延長というものが私はもう通常のようになつて来ると思うのです。従つて私は先ほど申上げましたように、原則というものはどうしても今後自主的に運営する場合に打立てるべきだと思います。例えば請願、陳情についても、今国会においては何日までに届け出たものは受付ける、それ以後は次期国会に延ばすということで請願、陳情なんかはやつて来ておるのと全く同様だと考えます。
○加藤武徳君 矢嶋君の先般の意見に対して、方向としては賛成だ、こういうふうに申上げましたが、只今まだ官房副長官もおられるようですから、更に具体的にお話を伺えばあなたの御意見のような原則的な線が引けるのじやないか、こういうような工合に考えますが、官房副長官の出席を要求して重ねてこの点に対してもつと嚴格に伺つたらどうでしようか。
○委員長(川村松助君) 加藤君の発言のように副長官からもう一度聞きますか……。
○政府委員(剱木亨弘君) 只今労働関係法案以外につきましては、大体十日前までに提出の運びに至るように準備をいたしております。労働関係法案につきましても、十日を政府といたしましては目途として準備をいたしておりまして、十日を過ぎますと場合によりましては本国会に提出を見合せるという意図を持つてやつております。ただ十日と申上げましたが、政府といたしましてはそれを目途といたしておりますので、多少の時間的な差はお許し願いたいと思いますが、大体十日頃の予定になつております。
○委員長(川村松助君) 五月の十日ですね。
○政府委員(剱木亨弘君) 五月の十日です。
○水橋藤作君 只今の説明で納得いたしました。時間の一時間二時間、或いは一日二日は我々は止むを得ない場合があると思います。出せるか出せないかということがはつきりしないので私が申上げたのであつて、只今の説明でしたならば、その説明に準じて、そうして一カ月か或いは二十日間で延期するかという基本的な問題が討議されて然るべきだと、かように考えます。
○相馬助治君 私は先ほどの矢嶋君の御意見は御尤もだと思います。私は話の順序として、副長官の御答弁で事情がはつきりしたようですから、会期延長の日にちを具体的にきまるならきめて、そうして矢嶋君の御意見のようにでき得べくんばいつ何日までに、法案は議員提出の法案もやるようにという申合せ的なものはその後の議運においてこれはやつて、それから又その会期中に上らないような法案を出して来るならば、一にかかつて迷惑するのは我々でなくて政府であると思うのです。我々はこれを流すこともできるし、それから又その他の方法も立法府にあるものとしてできるのです。従つて矢嶋君の意見に私は賛成です。併し具体的な取りきめは、この会期延長をきめる前に議論をするのではなくて、先ず会期の延長の件はきめて、そうして然るべき適当の折に矢嶋君の原則を生かすような取りきめをきめる、こういうふうにしたら如何かと思います。
○矢嶋三義君 私は今の相馬君とはちよつと逆の考え方を持つているのです。今回の国会は最初占領下にあつて、いろいろ政府のほうも法案の提出の点について御苦労の点があつただろうと思うのです。只今の官房副長官のお話によつて、政府の考えている法案の提出の時期の見通しがきまつたのだから、それを基盤にして、それから何日くらいで大体法案審議が終るかという見通しを立てて、会期延長の日数は今回だけはそれできめたら如何ですか、こういうふうに考えます。
○石川清一君 先ほどの官房長官の提出する日数は非常に用心深く十日ということを言つておると思うのです。併し今日十日をこのまま呑むというよりも、一応七日までの会期の間に出してもらうときめたほうが将来非常にいいのじやないかと思うのです。衆議院との合同委員会では、四、五日で出すというのと一週間くらいとありまして、特に十日というようなことはなかつたと思うのです。政府は努力をすれば今国会の七日までにはもう出せると思うのです。そうして特に労働関係の法案だけ七日までに、会期の終るまでに、二日延びるか三日延びるかということを一応きめてもらう。こういうふうにしておけば、これからの会期の延長が将来起きても、そういうふうな会期の延長をする前に、一応法案に対して見通しを立てて、その上で会期を延長すると、こういうようにきめておくほうがいいのじやないか。ただ漠然と十日ということにしまして、四十一件の大かたのが七日以後に出るというのであれば、将来会期延長の場合に問題になると思うので、この際政府を鞭撻して、七日という会期の切れるまでにとここでおきめ願うほうが非常にいい、のじやないかと思います。
○委員長(川村松助君) 速記ちよつとやめて。 〔速記中止〕
○委員長(川村松助君) 速記をつけて下さい。会期の延長につきまして、三十日間を延期しまして、六日の本会議にこれを決定するということに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(川村松助君) 御異議がなければさよう決定いたします。
○水橋藤作君 その際一応速記に残しておいて頂きたいことは、十日までに法案を出す、それ以後の場合はこれは会期の延長を決定した以外のものとして取扱うようお願いしたい。
○委員長(川村松助君) 水橋君の御要望でしよう。
○木村守江君 水橋君、今の話は、十日以後に法案を提出した場合に審議未了に終ることがあり得るというようなほうがいいのじやないですか。審議未了についてもあり得る……。
○委員長(川村松助君) 只今の木村君が要望いたしましたように、そういうあり得るというように再確認したい、こういうことに御異議ございませんか。別に御発言ありませんか。
○矢嶋三義君 もう一つ記録に残しておきたい点は、三十日会期延長をしたら、今国会では天変地異に会わなければ会期は再び延長しない。その線に沿つてお互いは国会審議に精を出してやるということを確認しておきたい。
○相馬助治君 私は今日の会期延長のいろいろの建前からして、矢嶋君の意見は正当であろうと思いますが、そういうことを速記に残して確認しておくということは、みずからの権限を束縛して自繩自縛になる危険性があるので、これは良識の問題として申合せ、話合いということにしておくことで、この議運の決議とすることには私はにわかに賛成することはできません。
○委員長(川村松助君) 只今相馬君の御発言のようにしておいて如何ですか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(川村松助君) 只今の相馬君の御発言のように、決定でもないかも知れませんが、了承することにいたします。 —————————————
○委員長(川村松助君) 次回の本会議はいつにいたしましよう。
○加藤武徳君 さつき委員長がお諮りになりましたように、六日には本会議を開いて会期延長をきめる、こういうことでありまするから、六日に本会議を開かれるように要望いたしますが、その間二回ばかり定例がございますが、最初に申上げましたように、恐らく法案等も上つて来ないのじやないかということも考えられますので、それまでは本会議を休むということに……。
○委員長(川村松助君) 本会議は六日といたしまして、同様に議運のほうも来月の六日に開会することに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(川村松助君) さよう決定いたします。 —————————————
○事務総長(近藤英明君) ちよつと御報告申上げておきます。事務局の分課規程のことにつきまして庶務小委員会に御報告申上げましたので、この機会に議運委員会に御報告することを一つお許し願いたいと思います。 分課規程は事務総長が定めることになつております。従つて当委員会に御報告を申上げる次第でございますが、御承知の通り占領が本日を以て終了いたします関係から渉外課並びに翻訳課を廃止いたすことに相成るわけでございます。それで分課規程には渉外課、翻訳課ということが明記いたされておりますので、これを削りまして、渉外、翻訳という課の名称が廃止になります。ただ同時に、渉外、翻訳課は現在司令部に対してレポートを出す、或いは速記の翻訳を送る、かような仕事は全然消滅することは明らかでございます。併し外国から来た文書を日本語にしたり、日本語の手紙を外国に出すときに英文に作つたり、外国のお客さんの通訳をしたりするような仕事が残ることは明らかでございますので、かような仕事は庶務課の仕事といたしまして、庶務課においてさような外事的な事務を取扱うという措置をいたしたいと存じます。 それからなおこの機会に、平素ずつと研究いたしておりまして、結論を得ましたために同時に行いたいと存じておりますのは、速記に関係してでございますが、速記は第一回国会以来の方針に従いまして、漸次速記者の充実拡充を図つて、速記者の人員が殖えて来ております。それから新らしい国会になりましてから速記の事務を横割りにいたしまして、編集課という仕事と、それから速記課という仕事に二つに分けて、仕事の内容的な面から二つに横割りの制度をとつて今日まで経験をして来ましたのですが、実際に運営して参りまして、更に今日速記が充実され、速記の人員が増加して参りますと、この横割りの制度が必ずしも適切でないということが明らかになつて参りました。それは速記の一貫作業、つまり速記者の人が速記をします。できて来たものを、それを淨書しますが、上つて来てそれが校閲される。校閲の場合にそれが正当に訳文され、聞き間違いはないか、或いは訳間違いがないかというような検討をいたしますのが、別の課である編集課でいたすほうが合理的であるという考え方でいろいろ進めて参りましたが、これが必ずしも適切でない。むしろ速記の経験を積んだ校閲者の手許において一貫作業で校閲することが適当である、かような考え方からこれを縦割りにするということにいたしまして、今度は速記一課、速記二課、速記三課というふうな一貫作業で行くというふうな制度に取替えたい、こういうふうに考えているわけでございます。このほうは多年過去におきまして五十年間に亘る経験を持つております。このほうが遥かに確実であるというので、こういう方法に変えたいと存じます。 それからなお、これは秘書室のことでございますが、秘書室の長というものが現在ございますが、分課規程に載せておりませんでしたので、この機会に正式に分課規程に載せて置く。この三点だけ分課規程の改正をいたしたい。なおこの分課規程の改正の実施は、翻訳、渉外の事務はなくなりますが、残務整理等がございますので、実際上は来月の上旬に実行いたしたい。かような気持でおりますことだけ御報告いたしておきます。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(川村松助君) 御発言もなければ散会いたします。 午後三時二十二分散会