議院運営委員会 第38号
- 発言数
- 91 件
- 登壇者
- 12 名
- 会派数
- 7
- 開催日
- 1952/04/21
会議録
○委員長(川村松助君) それでは会議を開きます。 常任委員の辞任及び補欠に関する件をお諮りいたします。
○参事(河野義克君) 日本社会党第四控室から、決算委員の小酒井義男君、議院運営委員の椿繁夫君がそれぞれ辞任せられて、決算委員に椿繁夫君議院運営委員に小酒井義男君を後任として指名せられたいとの申出が出ております。 それから改進党から、通産委員の堀木鎌三君、労働委員の櫻内辰郎君、地方行政委員の石川清一君がそれぞれ辞任せられて、通産委員に石川清一君、労働委員に堀木鎌三君、地方行政委員に櫻内辰郎君を後任として指名せられたいという申出が出ております。 それから日本社会党第二控室から、外務委員の吉川末次郎君、地方行政委員の曾祢益君がそれぞれ辞任せられて、外務委員に曾祢益君、地方行政委員に吉川末次郎君を後任として指名せられたいとの申出が出ております。 それから緑風会から、通商産業委員の山川良一君、経済安定委員の佐藤尚武君がそれぞれ辞任せられて、通商産業委員に佐藤尚武君、経済安定委員に山川良一君を後任として指名せられたいという申出が出ております。
○委員長(川村松助君) 只今議事部長から御報告いたしましたように、常任委員の辞任及び補欠に関する件を承認することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(川村松助君) 御異議ないようでありますので、さよう決定いたします。 —————————————
○委員長(川村松助君) 次に、中央更生保護委員会委員任命につき本院の同意を求めるの件であります。先般の保留になつてお持帰りになつておる件であります。
○矢嶋三義君 その議題をやる前にお伺いいたしたいのですが、まあ通例、本会議をやらないときは議運をやらないことになつておると思うのです。従つて私は今日議運があるというようなことは知らなかつたので、只今の議題についても、水曜日にかかるものと思つて実は私の会派ではまだ諮らないでおるわけなんですから、従つてその議題を次回まで延して頂きたいと同時に、今日こういう議運を開くに至つた経過並びに理由、それを一応承わりたいと思います。
○事務総長(近藤英明君) 本日議運を開くに至りました経緯ということでございますが、実は本会議のない日というのは、本会議の定例日は月、水、金になつており、月、水、金には大体本会議を開く。日程がなければ本会議も開かない。その場合に議運も数回ずつと休んでおりました。ところがこの前小笠原さんだつたと思いますが、定例日には議運を、仮に本会議がないからといつても、議運を招集しておいたほうがいいんじやないか。何もなくても開いておけば、やめても……、強いて開かなければならんとは言わないが、急に用があつたときには、急にやはり本会議の定例日には、議運は何かありそうなら開いたほうがよいのじやないかというようなお話がこの席であつたと思います。それから今日開きますのにつきましては、実は本会議の日程はございませんので、どうするかということから、議運はどうしようかというので、いろいろ御相談申上げたわけでありますが、相馬さんから官房長官の出席を求め発言するという御希望もございましたので、官房長官の御出席が得られないようなら、これは開かなくてもよいのじやないか、おいでができるなら開くほうがよかろうと、こういうわけで進んだわけであります。ところが今日は官房長官の御出席ができるというので、相馬さんの御要望等もありました関係から、今日開いた、これだけの経緯であります。
○相馬助治君 今の総長の話を聞いて私も確めておかなければならないが、それはどこでどういうふうにきめたかといううことの前に、私の要求は次の議運の際という要求でありまして、その辺だけは明確にしておきます。本会議がないのにもかかわらず、特別に議運を開いてやらなければならないような拘束的な意味の発言は私はしておりません。
○事務総長(近藤英明君) 私の言葉が足りないのじやないかと思いますが、相馬さんのは確かにおつしやるように、本日でなければならないという御要求ではなかつたのであります。ただ話の筋から定例日であるならばできるだけ早くお聞きになるほうが都合がよかろうと推察申上げて、或いは推察過ぎたのかもわかりませんが、そういうふうに考慮いたしたというふうに御了解願いたいと存じます。
○矢嶋三義君 この前小笠原君の発言は、やはりどうもそういう必要が起る可能性がある、ああいう特殊な事態にああいう発言をしたと私は解しているのですがね。本会議がない場合は、特別緊急な議題でもない限りは私は議運は開かないようにしておいたほうがいいと思うのですがね、そういう点を私は希望しておきます。
○委員長(川村松助君) では今後はそういうことに取計らいましよう。
○赤木正雄君 私一つお願いがあるのですが、この間の本会議で、各派の緊急質問に対して時間をきめたんです。そのときに羽仁委員の質問時間が初めの協定時間より大分超過していたように私は思うのです。これは折角議運できめたのですから、やはりきめた以上は守つてほしい。これは議運の今まで取りきめを守るという趣旨から希望を申上げておきます。
○矢嶋三義君 その点については誠に申訳なかつたと思います。私自身第一クラブの代表ですが、個人的にもやはりルールを守るという意味から、時間は嚴守するということを常々会派で言つているし、本議運でも発言したことがあるわけです。当日も私議席から再三本人に対して結論を促したのですが、八分ほど出まして、その点誠に申訳なく思つております。終了後も本人から私に対しましても、相済まなかつた、今後注意するという発言があつたわけですが、第一クラブを代表しまして、今後ああいうことのないように十分注意いたしますので、御了承願いたいと思います。
○委員長(川村松助君) 審議を進めて御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(川村松助君) 御異議なしと認めます。それでは第一クラブのほうで、土田君の任命について本院の同意を求める件をもう一回保留ということに御要望がありますので、そういうことに決定して御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(川村松助君) 御異議ないと認めます。そういうことに取計らいます。 —————————————
○委員長(川村松助君) 今期国会における内閣の法律案提出予定、並びに会期延長に関する内閣の見解を求める件であります。
○相馬助治君 その問題について官房長官が出て来ておられるようでありますから、私は前に委員長を通じて要求しておきました点について一点政府に質したい点がありますので、官房長官に質問を一ついたしたいと思います。
○委員長(川村松助君) どうぞ。
○相馬助治君 この際官房長官に一点お尋ねして、その上でいささか見解を披瀝したいと、こういうふうに存じております。先ずお伺いしたい点は次のことであります。十六日に本院では議運を開きまして、官房長官の出席を求めた。このときの説明によると、即ち破防法は十六日中に提出する、こういう答弁に立脚いたしまして、その翌日の十七日には定例日ではなかつたにもかかわりませず、議運は満場一致を以て十七日に本会議を開くことを決定したわけでございます。そうして十七日の本会議におきましては、破防法についての政府の提案理由の説明をお聞きいたしまして、若干これに対して質問を試みることにいたしまして、各会派の緊急質問の時間等もこれ又満場一致決定して、十七日の本会議が招集されたわけでございます。そういたしまして、十七日の議運において、出席された副長官は、前日の答弁の意をひるがえしまして、即ち破防法は事情によつて未だ提出できない。大体十時何分でしたが、未だ提出できない。従つて十一時頃までには出し得る見込であるというようなことで、この破防法の提案理由の説明を聞くために、本会議を招集した参議院としては甚だ迷惑したわけです。従つてこの問題に関して、何が故に最初の予定の十六日提出がズレて十七日となつたのであるかということを、一つ仔細に具体的に御説明を賜わりたいと存じます。そうして十七日に延期されることになつたことについて、政府自身としては、当院でそのための本会議が開かれるということを了解していたと存じますので、それらについて何らかの折衝を議長なり、或いは議運の委員長なりに交渉されたのであるが、この二点について質問いたします。
○政府委員(保利茂君) 副長官からは御説明しておるわけですから、副長官にお質し頂いたほうが事理が明白になるかと思いますが、私の承知しているところを申上げます。 破壊防止法は、御承知のように政府におきましても、更に修正をすることが適当であるという考えを以ちまして、それで四月十五日の閣議でそういう方針をきめたのであります。そうして十五日に修正個所の決定をしまして、関係方面等の手続も済んだ、そういうふうな次第でございます。十六日に承認を得、手続も済みましたが、そこで提出は成るべく早くいたしたいという考えで、当初は修正個所をビラでも貼つて、そうして仮提案をしておいて、本印刷をした後にお取替え願いたいということで当初考えておつた。それが恐らく十六日中には出るのじやないかというような見込を立てたことだと思います。けれども非常に印刷に時間がかかるようであれば別だけれども、そうでないならば、まあ体裁を整えて、すつかり印刷をし直して提出したほうが両院の審議の上から言つても適当であろうと考えまして、どのくらいの時間がかかるものか、そう大した時間はかからんで済むのじやないかということであつたのですから、それでは一つ本印刷にして提出をしてもらいたい、何も半時間、一時間争つて出すことでもないからということを副長官に話をしておつた。それが十七日の午前に本印刷が間に合いまして、そうして十七日に提出をいたしたような次第でございます。恐らくは副長官も断定的に十六日に提出をいたしますということは申上げていないと思います。準備が整いましたらば、十六日にも出したい、これは私もそういうふうに考えておつたわけです。事情は全くこの印刷製本の時間的な、期間的な問題でございまして、何ら政府のほうでは他意はございませんけれども、併しながら政府側の説明によつて参議院の御審議上御迷惑をかけたということに対しましては、これは、私から遺憾の意を表します。事情はそういうことでございますから、御了解願いたいと思います。
○相馬助治君 今の官房長官の答えられたことの最後のほうの、参議院に迷惑をかけて済まなかつたということを中心にして考えて見れば、私としても今答弁されたことは全部了解できるのですが、併し今のお話を聞いて、どうも私腑に落ちない点がございます。それは副長官が答えたことであるから、副長官に聞いたほうがわかるのであるという先ず一番先のお話ですが、そういうことを、これは話の行きがかり上おつしやつたというなら問題は又別ですが、長官自身がそういうふうに考えておられるとするならば、私どもは法案審議の状況その他についても、副長官が出て説明されたときに、これは長官の意を体し、而も副長官の答弁は挙げて長官も又責任を持たれるという私たちは一つの前提に立つて……。
○政府委員(保利茂君) 無論そうです。
○相馬助治君 副長官の言葉といえども我々は聞いて協力していたわけですね。併し今のお話ですと、恐らくこうであろうとか、それから断定的には言わなかつたであろうとか言いますが、副長官の言葉が断定的であつたかないかということよりも、副長官の言葉を信じて、定例日でない日に本会議を開くことを議運は決定しておるわけなんです。これは長官も御承知だろうと思います。そのために本会議を開くということを我々は決定したわけなんです。従つて私どもといたしましては、その翌日来ての説明は、全く印刷が遅れているので他意はないと言つておりますけれども、真実聞きたいと思うことは、十七日の日に衆議院でやはり我我と同じ議事手続で本会議でこの提案理由の説明を聞き、質問をされておる。これは我々が聞くところによると、参議院の決定より時間的に、ほど経てあとにこれを決定されて、而も政府に対して衆議院がそういうふうに取扱うのであるから、便宜を與えるように希望されたやにも聞いておる。私はこういうのを、ただ想定に基いて発言しておる表現をとつておりまするが、私自身としてもその辺の事情については調べて、或る一つの確信的な材料を以てかかることをお聞きするのですが、私は事を好むものでないから、具体的にこうだ、ああだということを言つておるわけではないのですが、私はこの際やはり官房長官にお聞きしたいと思うことは、うるさいようにお考えかどうか知りませんが、その衆議院との関係がどうであつたのかということをやはり聞いておきたい。それから十六日に関係方面との了解云々と申しましたが、正確には何時頃であつたか、即ち私の言わんとするところは、努力すれば十六日の日に、大した部厚な印刷でもないのでありまするから、一体印刷ができなかつたものであるかどうか。これは時間的に間に合わなかつたという御説明ですけれども、仮に時間的に間に合わなかつたとしたならば、政府自体のこれは一種の怠慢ではないか、こういうふうにも考えるので、私はもう一度その衆議院と政府との話合、関連、それから第二点は、十六日には何時頃に向うと了解が付いて、直ちに印刷に着手できるとしたならば、何時頃になつたら印刷ができたのであるか、こういうことをお聞きしたいと思う。それから念のために申し上げますが、私がこういうことを聞いておりますることは、私個人の意思というよりは、十七日の議運において、ここで問題になりましたことは、どうしても衆議院の前に提案理由の説明を聞くべきであるという強硬な論があつたのです。併し時間的な問題として、我々は議長に協力する意味において、参議院自体の問題として議長に協力する意味において、自由党側の発言の通りに、そのあとにこれを譲つたわけですが、その場合に、こういう悶着を起した政府の責任というものは、やはり質すべきものは質して、今後十分御注意願わなくちやならんということは、恐らこれは自由党を含めて本院の皆の考えであつたと思うわけです。従いまして、私は個人的な見解を言うておるのではなくて、議運の一員として、質すべきことは質さなければならないという建前に立つて以上のことを聞いておるわけであります。念のためにもう一度その辺の二点について御答弁を煩わしたいと思います。
○政府委員(保利茂君) この際改めて私は申上げておきますけれども、副長官が御説明いたしております、又申上げておりますことは、これはもう私の責任でございますから、その点は一つ明確にいたしておきたいと思います。政府のほうとして、この法案の提出に何ら意を用いておりません。それから衆議院のほうと云々というお話でありましたが、衆議院のほうのことも何らこの問題については考えておりませんでした。要しまするに、最終の決定を閣議でいたしました以上は、できるだけ速かに提出するという方針を以て努力をいたしました結果が、併しながら相馬さんの言われるように、参議院の御審議に迷惑をかけたということでありますれば、これは誠に申訳のないことであります。併しながら、それについて政府が努力を怠つたということは、これは事実の点においてはございません。前後のいきさつからいたしまして、そういうお見通しを付けさせるような説明をいたしておつたということについては、それは誠に遺憾に思う次第でございます。なお、時間的にいつOKが来たかといろお尋ねでございますが、要するにそういうものは外務省のほうに連絡が来ることになつておるものでありますから、直接私の手許に何時何分と言うことはできません。併し要しまするのに、この法案の提出について何らか政府が妙な意図を持つていたのではないかというような御疑念のようでございますけれども、これは全くそうではございません。その点は一つ御了解頂くようにお願いいたします。
○相馬助治君 今の前段にお話しになつたことで私は了解するわけです。即ち、政府側を代表する者の答弁が、十七日に本会議をやるような確信をこちらに持たしめたというその発言をしたことは何とも恐縮であつたと、この今の長官のお話で私は了解するのです。そうすれば、私としては何時にOKが来たというようなことは問題でないのであつて、一つ念のために申しておきたいことは、十七日のあの朝の重大なる議運においては、みずから官房長官が来られて、その趣旨を御説明になれば問題は氷解したと思うのですが、副長官の立場からいたしますれば、やはり余り取り込んだ、突つ込んだ答弁もできないというようなところで、何かそこに他意があるのではないかという心理的印象を雰囲気の中から感ぜしめるのであつて、私は質すべきことを質すという意味で聞いたので、一応了解をいたします。
○矢嶋三義君 次の議題に入る前に一点お聞きしたい。官房長官にお伺いいたしたいのですが、官房副長官が十六日中に提案される見込みだというここで発言をされて、参議院が翌日午前十時から本会議を開いてその説明を聽取しようというように参議院の議院運営委員会で決定されたということを御承知であつたかどうか。それと同時に、十七日の午前十時から参議院で本会を開かれるならば、それに説明ができるように努力される意思がそのときにあつたかどうかという二点を伺いたいと思います。
○政府委員(保利茂君) それはもう御質問の通りでございます。よく承知いたして努力をいたしておつたのであります。
○矢嶋三義君 それでは十六日中のお考えのように、仮印刷のままであつたなら十七日の午前十時から開かれた参議院本会議で説明をやる意思があつたし、又できた、こういう御見解でございますね。
○政府委員(保利茂君) そうではないのでございます。その仮印刷をしかけて見たのですけれども、余りあつちこつちで体裁が惡いから、そこで、体裁が惡いというと、ちよつとおかしいのですけれども、大した時間がかからなければ、本印刷ですつきりして出したい、こういうことで本印刷をしてお出しするようにしたわけであります。そこで時間が少しかかりました。
○矢嶋三義君 もう一点。私がお伺いいたしたいのは、與党の、自由党のかたがたが十七日になつて、この法案は衆議院が先議だから、だから衆議院に先に本会議で説明させ、参議院のほうはあとが適当じやないか、こういうように十七日になつて與党の、自由党ささんが見解を異にする立場に立たれましたので、政府側としては、そういうような先議云々というようなことをお考えになつたのかどうかということを私は確めたいつもりで質問申上げたのですが與党としては十六日と十七日で見解を異にしたようでございますが、只今の官房長官の御説明では、政府側においてそういう見解は当時持たなかつた、現在でも持つていない、こういうように私は了承してよろしいと思いますが、相違ないんですね。
○政府委員(保利茂君) それは国会のほうのことで、私のほうは、実はそれは考えていないんです。その点は一つそういうふうに申上げておきます。
○水橋藤作君 参議院の定例日でないのに質問するということは御存じのはずだつたというお話ですが、印刷の手続上の都合で一日提案が遅れたということにつきまして、参議院議長及び議院運営委員会のほうへ何らかの連絡をなされたかどうか、これが一つ。もう一つは、衆議院が本会議で説明され、それに質問されるということを政府が御承知になつたのはいつか、その二点をお伺いしたい。
○政府委員(保利茂君) そういうように言われてもちよつと困るのですが、破壊活動防止法案が出たらば、やはり重大な法案としての扱いをして、本会議で提案の趣旨を聞くということは、これは衆議院のほうの與党のほうからは早くからあつたことは承知しておりました。それから十六日に提出を予定して十七日に至つたことについて参議院側にどういう処置をとつたか、予定はその十六日どころじやなしに、もつと早く出したいという予定でおつたわけなんですけれども、そういうふうに……尤も副長官から御説明しておる次第もあるわけでありますから、仔細に準備の経過を申上げるのが筋合であつたかと今日はそう思います。恐らく私自身が参議院側に、十六日中に提出することが不可能であるということを申上げておりませんから、副長官からもそういう説明をしてないのじやないか、省みまして、その点は遺憾に思います。
○水橋藤作君 あとのことでありますから、あえてこれからも例もありますから、法案の提出が一日狂うたということ、それと又参議院は定例日でないのに質問するということは、相当大きく議事運営上今後も大きな問題として残るのでありますが、政府側としても、こういう事情で一日遅れたということをやはり正式に議長なり議運の委員長に申出があつて然るべきだと、かように思うことと、我々はつきりしないから、ちよつとお聞きするのですが、想像いたしますと、参議院のほうで本会議で質問するということが決定した後に、衆議院のほうで又同じように本会議で説明又質問するということを決定したために、参議院のほうのつまり説明及び質問があと廻しになつたというように我々感じられるのであります。そこで当日の参議院の議運では非常にもみまして、結局は時間的にどうしても譲らなければならん結果になつたわけなんであります。これはやはりもう少し連絡を密にして頂くとか、或いは誠意があれば、あのときはあの状態でなくても解決付いたかと、こう思うのであります。併しもうできたことですから、止むを得ませんが、今後そういうことのないように一つ御留意願いたいと思うわけであります。
○政府委員(保利茂君) 承知いたしました。
○委員長(川村松助君) ほかに御質疑がなければ、官房長官から法案の提出時期その他について御説明願いたいと思いますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(川村松助君) 御異議ないと認めます。
○相馬助治君 官房長官の御説明を聞くときに次の一点を是非加えておいて頂きたいと思います。即ち重要法案の提案が会期末に入つて輻湊いたしまして、こういうふうに重要法案が出たのであるから、当然として参議院も会期延長に同調するのが当然であろうというふうに普通の場合相成ることが多いので、勿論会期延長は衆議院並びに参議院は自主的な立場で決定する問題でありますけれども、この重大な時期において、我々も如何にこの現在の立法府の立場から、現在提出を予定されていると伝えられている重要法案について考えて行く立場から、政府自身が会期延長の点をどういうふうに考えられ、どういうふうに希望せんとしているのであるか、態度がきまつておりましたなら、この際一つ今から説明されることに附加して、是非ともこの問題にも触れて御説明を願いたいと思います。
○政府委員(保利茂君) 相当この新憲法下の国会の法律というものはたくさん出ているのでございますが、重要法案の説明が済んでおれば……、その会期内に一応終了される案が出してあるわけですから、私としましても(「もつと大きい声でして下さい、聞えません」と呼ぶ者あり)できるだけ会期中にすべての御審議をお願いいたしたいというつもりで、先般来の当委員会でもしばしばお話が出ましたように努力を払つておりますが、なかなかどうも意外に議案が輻湊しておりまして、まだ全部……そのうち今日まで提出いたしておりますのが百七十二件に上つておりますが、まだ相当の議案提出を見込まざるを得ないという状態にございます。併しできるだけ……まあできるだけ、できるだけと言つて自分の氣休めみたいなことを言つて甚だ恐縮でございますけれども、苦心はしております。まあこれは併しどうも政府のほうといたしましては、ありていのところ、両院の御奮発を以てできるだけ会期中に片付くようにお願いをしたいわけです。併しまだ全部でこれだけでございますから、もうこれ一つ会期中にと、今日只今の現状では申上げ得ない、まだ未提出のものがあるのでございますから、できるだけこれを見込みました上で、すべて今国会中に御審議を願いたいというものを全部出しましたときに、両院におかれましても一つお考えを頂きたい。私のほうとしては、政府側の希望をお願い申上げるということに一つ御理解を頂きたい。従いましてまだ政府のほうといたしましては、今国会の会期を如何ように両院にお願いするかということについては何ら相談をいたしておらないわけでございます。
○小酒井義男君 今の官房長官の説明によりますと、会期中にできればお願いしたいとおつしやつている。併しまだ相当数これから追加する法案があるというお話なんですが、政府として提案される法案の、最終に出される大体の目度と申しますか、今国会に出される法案の最後に出されるのは大体どのくらいだという何か予定がなければいけないと思うのです。そういう点について何かあつたら……。
○相馬助治君 私がさつき言うたのも、委員長が言つた次第について御説明をされた後に私が言つたことも附加して説明して下さいと言つたのですが、今官房長官は私の質問に対してお答え下さつたようですが、私は今小酒井さんも言つたように、一通り重要法案について、例えば伝えられる労働法改正だとか、何とか、そういう重要法案についてはここに挙げられて、そうしていつ頃までにどういうふうにするのだという概略を聞いておかなければならん、こう思うのです。是非そういう意味で答弁して下さい。
○政府委員(保利茂君) いや、そのつもりで申上げたわけですがね。そうしてこれは前の議運のときも申上げて、甚だどうもそれの申訳になると思うのですが、私どものほうとしては議案提出を促進します。何としましても、少くとも三月末、四月の十日以後に亘らざるようにということで督励をして今日まで来ておりますが、正直に申しまして、なかなかそうなつておらない。これはもうどうも何とも……。特定の労働法関係のものにつきましても、まだ実は提出をいたすや否や、ともあれ主管省においてはいろいろ研究を積まれておると思いますけれども、まだ内閣のほうに対しては何らの発議もございませんので、これも今日のところはそういう状態であります。 まあ一つこれはもう少し勉強をしてもらうことにして、今日は私無理でございますから……。
○矢嶋三義君 いつ頃までに出すのかな、小酒井君の質問に答弁して下さい。最終をいつ頃出されるか。
○政府委員(保利茂君) できるだけ早くということで、ここ数日一つ時間をかしてもらわないと、ここで何とかぐるんぐるん言つて逃げるほかはないわけです、(笑声)正直なところは……。(笑声)
○矢嶋三義君 一応官房長官、次のことは忘れないようにして頂きたいのですね。と申しますのは、曽つての議運で、三月中旬頃までにはつきりしないものについては参議院として責任は持てないということは議運で一応話がまとまつていますのでね。
○政府委員(保利茂君) そう一つおつしやらんで……。大体事情は御承知の通りですから、もう暫く一つ時間をかして頂きたい。
○委員長(川村松助君) ほかに官房長官に御質問なければ……。
○兼岩傳一君 余り漠然としておりますがね、どういうような問題で一番若しんでおられるんですか。多少そういうことを聞いておかんと、待たれる身よりも待つ身が辛いですからね。(笑声)
○政府委員(保利茂君) 別に苦しみはしませんけれども、まだ行政機構の問題も全部提出……、ぼちぼち提出いたしております。そうあなたが想像されておるようなことでは実は苦しんではおりません。(笑声)
○兼岩傳一君 苦しんでおらなければ誠に結構ですが、やはり題目くらいは明らかにされないと、参議院としては……、他の委員に対しても礼を失しておると思うのですが。政府としても、ただこの前三月中旬までに提出しないような法律案については責任を持つて頂かなくてもいいと言つておいて、今になると大分風向きが変つて来ているのです。只今行政機構を言われましたね。どういうような問題で待機の姿勢を持たれているのですか。せめて題目くらい言われることは必要だと思いますがね。
○政府委員(保利茂君) どうも、責任を持つて頂かんでもいいというようなことは私は申上げた覚えはございませんが、どうぞそれはお聞き違いということで一つ……。要しますに、議案提出につきましては、先ほどから申上げておりますように御了解頂きたいと思いますが、できるだけ速かに一つ推し進める……。
○兼岩傳一君 了解のしようがないですね。予定法案の名前、仮称でもよろしい、予定内容についての概略だけは言われなければ、官房長官の職責が国会に対して勤まらんじやありませんか、どうですか。どういうものを出される予定でございますか。我々受入態勢の関係もございますので……。
○政府委員(保利茂君) まあ自治法の関係であるとか、或いは行政機構の問題でありますとか、或いは事業者団体法でありますとか、まあそういう関係のものになつております。
○兼岩傳一君 労働法はどうですか。
○政府委員(保利茂君) 何ですか。
○兼岩傳一君 労働法……。
○政府委員(保利茂君) 先ほど申上げた通り。
○兼岩傳一君 もう一遍繰り返して下さい。(笑声)
○政府委員(保利茂君) まだ……。
○兼岩傳一君 あなたの声が余りに小さいので聞こえないのです。
○政府委員(保利茂君) 相当大きい声で言うておりますがね。
○兼岩傳一君 大きい声で……。
○政府委員(保利茂君) 労働法につきましては、主管省においては相当研究が進んでおると思いますけれども、まだ閣議のほうに上つて参る段階に至つておりませんから、何とも申上げられません。
○加藤武徳君 官房長官も相手に腹を割つてざつくばらんに言つておるわけです。もう数日待つてくれと、こういうことでございますからして、まあ一つあと数日そこまで待つたらいいと思います。どうです、この程度で……。
○兼岩傳一君 数日待てばはつきりされますか、政府は……。
○政府委員(保利茂君) もう会期があなたそこに来ておるのだから……。
○兼岩傳一君 されますか。
○政府委員(保利茂君) しなければいかんと思います。
○加藤武徳君 数日待とうじやないですか。
○矢嶋三義君 数日待つたところで……。はつきりするということを條件に待ちましよう。
○委員長(川村松助君) 官房長官帰つて御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(川村松助君) どうも御苦労様でした。 —————————————
○委員長(川村松助君) 緊急質問に関する件をお諮りいたします。
○事務総長(近藤英明君) 社会党第四控室の門田定藏君から鳥取市の災害復旧に関する緊急質問、所要時間十五分で建設大臣と大蔵大臣の両大臣を要求されて、緊急質問を二十三日以後ということです。
○加藤武徳君 鳥取の火災については、これは政府も何か準備しておるようでしたがね。できるだけ早い機会に本会議で発言を求めたいと、こういう意向も持つておつたようですが、どうでしような、本会議が二十三日でないとないので、質問者もそういうつもりで要求されておるようであります。そうしますと、一週間以上経過しますし、緊急質問の形でなく、政府が進んで発言を求めて参りました場合に聞くと、そういうことで如何でしようか。
○小酒井義男君 大体参議院として本会議を次に開くのはどのくらいになると思いますか。
○委員長(川村松助君) 水曜日、金曜日ですね。
○加藤武徳君 一週間以上経過しておりますし、緊急質問の形でなく、政府が進んで発言を求めるのですから、それを聞くという形のほうが私は形式としてもいいのじやないかと、こういうように思うのですが。
○小酒井義男君 まあ私のほうとしては、今そういうことが通告されておるのでございますし、ですから緊急質問……、政府にそういう準備があれば、そのときに私は答弁して頂いたら結構だと思います。是非一つ緊急質問をやるようにして頂きたいと思います。
○安井謙君 小酒井さん、この前のあれは何だつたか、やはりそういう緊急質問が、そのときに政府から話すなら聞いて、その上御質疑があればやろうということに社会党のほうでは大体……(「あれはもく星号だよ」と呼ぶ者あり)もく屋号のときでしたね。その形式のほうがいいのじやないですか。いいだろうと思うのですが、どうでしよう。まあ政府からの発言がないというようなことならそれは緊急質問をやるということにもなると思いますが、あれば、そいつを聞いて行くというのがいいのじやないかと思うのですが、この前はそれで行つたのです。
○加藤武徳君 ただこの前、あの事故は十七日だつたのですから、二十三日というと一週間経過しているのですね。直後の本会議なら、例えば今日なら今日ですとまだ恰好が付くのですが、一週間経過しますと、緊急質問と銘を打つに値いするかどうかという点も疑わしい、ちよつとその点が心配なんです。
○兼岩傳一君 例によつて加藤君は非常に御心配、緊急質問について御心配、お察しするに余りあるのですが、併し緊急質問にしても、一週間ぐらいの調査時間がなければ政府は答弁できますまい。ですから緊急性とおつしやつても、緊急性は答弁に関係して来ますから、私はこの緊急質問はやはり十分質すべき価値のあることであるし、この間のもく屋号と同じで、若し政府が大体の調査ができ、あさつて報告ができるなら、それを報告に対する質疑という形に切替えるという形で私は承認すべきものだと思います。
○加藤武徳君 兼岩君の発言のように、この前のもく星号と同じような扱いなら私どものほうは異存ありません。併し政府の報告に対する門田定藏君の質疑があれば、これは認めるのだ、こういうことになります。
○兼岩傳一君 私の提案は、緊急質問にしておいて、今でさえも遅れておるのだと言つて加藤君心配しておられるくらいですから、やはり速かにあさつて緊急質問をやられて、若し政府が大体調査がまとまつて報告の機会があさつてあれば、そこで緊急質問でなくて質疑の形に切替えて行くというふうに決定願つたほうがいいと思います。
○加藤武徳君 質疑があれば質疑は求める、只今兼岩君から発言のありましたように次の本会議で政府が発言を求めて参りますならば、緊急質問を、質疑があれば質疑に切替えて門田君に御質疑を願うという、こういうことで異議ないと思います。
○委員長(川村松助君) そういうことにきめて御異議ございませんか。
○相馬助治君 そういうことという仮定に基いておるので……、兼岩君の話は、政府が発言した場合のことはそれでいい、発言しない場合のことがあろうから、兼岩君の説明は発言しない場合のことがあろうから、緊急質問ということを決定しておいて、もく星号と同じ事態が来たらそれを切替えろと言つておるのです。賛成反対は別として……。
○加藤武徳君 体裁上、相当心配はあるのですが、併し同時に何する御意見でもありますし、緊急質問は一応やるという工合に決定願つて、政府の発言のあつた場合には、私の発言したような措置にお願いしたいと思います。(「了解」と呼ぶ者あり)
○委員長(川村松助君) 只今兼岩君、加藤君の御発言のように取計らつて御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(川村松助君) さように決定いたします。別に御発言もなければ、本日はこれを以て散会いたします。 午前十一時二十八分散会