議院運営委員会 第36号
- 発言数
- 117 件
- 登壇者
- 18 名
- 会派数
- 8
- 開催日
- 1952/04/16
会議録
○委員長(川村松助君) 会議を開きます。 議院運営小委員の補欠選任に関する件と庶務関係小委員の選定に関する件をお諮りいたします。
○参事(宮坂完孝君) 第一クラブの矢嶋三義君が本委員会に復帰なさいましたので、再び議院運営小委員と庶務関係小委員に推薦されております。
○委員長(川村松助君) 只今委員部長から御報告のありました通り、御承認願うことに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(川村松助君) 御異議がなければさよう決定いたします。 —————————————
○委員長(川村松助君) 緊急質問に関する件をお諮りいたします。
○事務総長(近藤英明君) 緊急質問の通告が出ております。社会党第四控室の木下源吾君からの御要求で、公務員の給与改訂及び人事院の機構改革に関する緊急質問、所要時間十五分で、総理大臣と大蔵大臣、人事院総裁、行政管理庁長官を御要求になつております。
○加藤武徳君 一昨日の議運でも緊急質問の問題が相当論議されたのでありますが、今の件名の公務員の給与の改訂、これは勿論重大な物価の変動等があれば当然改訂されるべきでしようが、今そういう客観的な事実もないし、人事院の機構改革も随分前から論議されている問題で、私は機構改革も給与改訂もいずれも緊急性に関しで疑義がありますので、どうも我々としては割切れない感じを持つております。
○小笠原二三男君 緊急質問をやるやらないで荒立つて話をするつもりはないのですが、加藤君も人事委員会のエキスパートであるのだから、今緊急性云々ということですが、公務員の給与ベースの改訂云々の問題ですけれども、給与準則の問題なり、或いは寒冷地給の問題なり、今公務員の問題として作業が進められているのでありますから、又機構改革についてはこれは新聞紙等において発表になつて、人事院を解消するということは決定になつているように伺つている。これらの諸点について本会議において真相を明らかにするという緊急性がないということは言えない。そういう議論を繰返して申上げたくありませんから、この程度の異論があつたということにして多数の緊急質問があるわけでもなし、本会議も迫つておりますからこれは是非お認め願いたい。
○加藤武徳君 小笠原君は緊急性がないのだということを十分承知の上で非常に苦しい発言をなさつているのですが、客観的に見て緊急性があるとは判断できないのですな。ですから今日国務大臣の出席が十分でないようですから、今日一緒に御質問なされないならあさつての本会議まで御考慮願つて人事委員会も頻繁に開いているのでありますから、人事委員会で取上げて御検討なさる、こういうような方向でお願いしたい。
○小笠原二三男君 総理大臣や大蔵大臣の出席を要求しておることは、本会議で明らかにする点があるから出席を要求しておるのでして、委員会で質問するということは何を指しておるのか、私はとんとわからん。その質問したいということをあれこれと忖度して言い合いをしたところで、それは納まりはつかんと思う。我が会派三十一名を以て緊急性ありと確認してこの緊急質問の要求をしておるのですから、この点も含んでお考え願いたい。私は何ら苦しい答弁をしておるということはないのです。穏当に申上げておるつもりであります。
○加藤武徳君 四角張つた議論はしたくないのですが、どうですか、一つ考えてもらいたいのです。我が会派は三十一名というなら、我々も我が会派は八十一名と言いたくなるのです。この論議は趣旨というものは大体わかつておるのであるから、この次の、あさつての本会議まで考えて下さい。
○小笠原二三男君 そういうことは絶対できません。いつやるかということは別問題であつてこの緊急質問を許す許さんという議運の決定は本日ここにおいて決定せられることを求めます。
○加藤武徳君 これは緊急性の有無等に関して各会派の意見が一致しない場合は、各党に持ち帰つてもう一遍検討するというこの議院運営委員会の決定でもございますし、小笠原君は短兵急にここで決定しろという御意見ですが、我々としては曾つて議運で取極めた方式によつてもう一遍検討を加えて頂きたい。又小笠原君のほうにおいてもそのようにお考え頂きたいと思います。
○小笠原二三男君 仮にあんたたちが野党になつた場合に、与党であるものが私のほうだとした場合に、緊急質問は常に異議があつた場合には、会派に持ち帰つて検討をするということであるならば、ことごとに異議の申立をして、ことごとにそのときそのときの状況によつて、決定をするということを不可能ならしめることになる。こういう前例を、或いはそういうとりきめをどこでしたのか伺いたい。私はここにおつて、或いは欠席した場合もあるでしようから、そのとき決定になつたものなら決定になつたでようございますが、私はそういうことを承認した覚えはない。
○加藤武徳君 これはもう各会派周知のことであつて、プリントにまでされて配付されたわけで、この問題を私そう議論したくないと思うので、次の本会議までに再考願いたいと思います。
○小笠原二三男君 再三申上げます通り、これは本会議において動議を出して、そうして動議が成立できるだけの人数を押えてやれば、不可能なことでないのです。それをただ事前に議運において、スムースに議事の運営を図るために話合いをしておるのであつて、全体の他の会派が全部緊急性なしとして、この緊急質問を葬むるというならともかくも、あんたのほうだつて、多数は占めておるけれども、一会派です。あんたのほうの議論だけで、このことを次回に廻すとか何とかいうことについては、私は承服できない。委員長においてよろしく取計らつて、大体の傾向を、趨勢を見てお考え願いたい。
○木村守江君 小笠原君、今日はどうせ緊急質問をやらないというような御意向だつたわけだから、やはり私のほうでも又考えるし、あなたのほうでももう一遍考えて頂きたい、その点どうでしようか。
○小笠原二三男君 そういう人を馬鹿にしたような話をするもんじやない。少くとも会派を構成しておるものが、国会対策委員会なり、成規の機関を以て決定しておるものを、他会派から言われたから緊急性なし……、それでは引つ込めません。そういうような問題ではない。引つ込める引つ込めないということは、我々会派が自由にそれは考えることなのであつて、従来だつて、緊急質問の形式的な承認というものは与えられて、それがさまざまな議事運営の都合上から、何とかこの際本日はやめにしてくれないかとか、或いはこれだけ延びて来たのだから、撤回してくれるように一つ考慮してくれないかとか、こういうことがあつて進められたので、緊急質問そのものを緊急性なし、考慮せよ、こういうことを自由党として社会党四控室に対して言うのであるならば、受付けることはできません。
○木村守江君 小笠原君は今私が撤回しろと言つたように述べられたのですけれども、私はそういう意味じやないのです。これは申合せ、丁度小笠原君がいなくて、菊川君が第四控室から出たはずです。そのときの申合せで、大体意見の一致しない場合には、会派に持ち帰つて検討するというような申合せをしたのであります。そういうような一致しない場合は……。どうです、私のほうでも考えますよ。
○小笠原二三男君 意見が一致しないということは、あなたと私のほうで一致しないということで、それが議連全体の問題として一致しないということと即断することはできない。だから先ほど委員長にもお話しましたように、大方の趨勢がどういう方向にあるか、この点を見究めて頂いてそれによつて四控室の緊急質問は緊急性なし、再考慮せよという御意向であるならば、これは伺つておく必要があると思う。併し一会派から異議が出たからということで、何かそれが議運全体の異議であるということを以てことごとにやるならば、これは本当に党利党略、駈引だけでこういう問題を処理することが可能なんです。
○加藤武徳君 小笠原君が我々の発言をあたかも議運の結論のごとくみずから結論付けられておることは、了解に苦しむので、小笠原君の発言のように、各会派の御意見を委員長お聞き願いたいと思います。
○委員長(川村松助君) 只今懸案になつておりまする緊急質問に関する件につきまして、社会党第四控室、自由党以外のかたがたの御所見を伺いたいと思います。
○水橋藤作君 緊急性あるなしということは、これは見方によつていろいろあると思います。而も我々のほうは緊急……、私も緊急性があると認めます。そこでこの本会議において僅かの十五分間のその質問をさせない、これを断わるというような行き方は、民主政治として僕はとるべきじやないと思う。僅か十五分の質問をなぜさせないか、こう言つて争うこと自体がおかしいと思う。見方によつては緊急性ないという見方も、これはあるかも知れません。併し緊急性あるという見方も成立つのであつて、やはり希望者としてのこれは時間、二時間も三時間もかかつて、ほかに支障があるというなら別問題としまして、僅か十五分間ですから、こういう緊急性あるないという問題を論議することになりますと、今後あらゆる問題が緊急性があると言えばある、ないと言えばないということによつて、質問その他が紛糾すると思う。そういう意味におきまして、国会はやはり十五分や二十分の質問を争うそのこと自体が私はおかしいと思います。だから是非ともこういう問題は与党、野党を問わず、やはり国民が聞きたい、又質問したいということを十分に論議させることこそが、議会政治であり、殊に参議院として、国民にはつきり我々の運営方針を一〇〇%反映させるよう、お互いに理解し合つて有効に運営されるよう希望いたします。
○委員長(川村松助君) その他の会派のかたの……。
○兼岩傳一君 僕はですね、この数日来、いつか緊急質問について原則をきめたのを、加藤君は鬼の首でも取つたように大変喜んで、いろいろの意見を吐いておられるのは、私はどうも少し行き過ぎだと思うのです、あれは非常に何か党利党略、何かためにせんことで以て緊急質問という形式を濫用する場合に、大体ああいう方針の原則で話を円満にまとめて行こうというのであつて、一つ一つ出るもの出るものにけちを付けて、今、水橋君の言われたようなこの国民の聞きたいと思うところを封ずる意味じやないのですから、その点は私は中村君あたりが理事会において非常に透徹した頭脳で参与しておられるから、一体あの緊急質問は、この二、三日来加藤君が言つておられるようなああいう形できめたものかどうか、私はそういうふうに理解していないのです。だから若しこれが問題になるなら、そういうこの間の原則論をそういうふうに拡大解釈しないで、木下君のこの公務員の給与及び人事院の機構改革というものは、この間の條項に照して一委員会でできることである、併し一委員会でできることでも、大臣の出席が惡いからこういう形態をとるのか等々について、私は若干の説明を求めて、もつと内容ある議論をされたほうがいいと思います。ちよつと中村君あたりの緊急質問についての……。
○加藤武徳君 ここで意見を述べるということは、議論になりますので私は差控えたいと思います。
○中村正雄君 これは、木下君の緊急質問についての緊急性の有無ということについても議論があると思います。併し一応公務員の給与が非常に問題になつておることは事実であり、又行政機構の改革によりまして人事院が廃止の運命にある、縮小の運命にあるということについては相当皆が関心を持つているんだし、実際の問題として今兼岩君が言いましたような人事委員会で総理大臣なり、大蔵大臣、それから人事院総裁、こういうものが列んで出席するということは非常に困難な情勢にあるわけなんです。従つて私は緊急性の有無ということは別にして、やはりそういう面からでも一応本会議でやつてもらつたほうがいいのではないか、私はそういう考えがあるので、今緊急性について第四控室と自由党との間に意見が対立しておりまするが、私はそういう緊急性の問題は別にして今言つたような面からやはり相当重要な問題だからということで御了解願えれば、結論が出るのじやないかと思います。
○委員長(川村松助君) あと御発言ありませんか。
○矢嶋三義君 私は中村君の今の意見に賛成いたします。
○加藤武徳君 中村君なり矢嶋君の発言のように緊急性の有無に対しては大いに私は議論があると思いますが、併し折角の発言もありましたので、緊急性の有無に関しては一応ここでの議論は私はもうこの程度でおきたいとこういう工合に考えます。なお大蔵大臣なり、人事院総裁の人事委員会等における出席状況がどうであるかということもここで深く論議する必要は私はないのじやないか、こういう工合に考えます。一応我々も意見はございますが、他の党の諸君が、支配的にやらせようという御意見ならば、我々のほうも又考えてみたいというふうに考えます。
○委員長(川村松助君) お諮りいたします。緊急質問に関する件を承認することに取計らいたいと思いますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(川村松助君) 御異議がなければさよう決定いたします。 —————————————
○委員長(川村松助君) 法律案の委員会審査省略要求に関する件をお諮りいたします。
○事務総長(近藤英明君) 本件は先刻小委員会において一応申上げましたが、藤森眞治君ほか十名のかたから医療法の一部を改正する法律案が提案いたされて、本件が委員会審査省略を要求されておる関係にございます。委員会審査省略の件をお諮り願いとうございます。
○山下義信君 提案者もこの席に見えておりますが、これは厚生委員会の一致した提案で極めて簡單な法案でありまして、従来医者の各科目を專門にずつときめてあるのですが、耳鼻咽喉科という一つの專門の科目が、更に最近はこの食道の、喉の何というのですか、気管食道科というものを專門科目として一つ加えるというだけの極めて簡單な法案でございますから、委員会審査省略を御承認願いたいと思います。
○委員長(川村松助君) 只今事務総長から御説明いたしましたように、法律案の委員会審査省略要求に関する件につきましては、山下君からも重ねて御説明もありましたし、そういう趣旨によつて承認することに御異議ございませんか。
○小笠原二三男君 私は承認するのにやぶさかでありません。併し党内の連絡がなかつたので、ちよつと伺つておきたいのですが、こういう法律案の委員会審査省略を従前たびたびなさつておられるかどうか、先例を伺つておきたいということと、それから発議なさつたおかたにお伺いしますが、耳鼻咽喉科の下に気管食道科を加えるという文章を單に加えることは簡單なことでありますが、気管食道科という一つの科を設定するということは、内容としては何と申しますか、医者の世界で、或いは医療行政上記録にとどめておかないでも済むようなものでしようか。形式上でも……。
○山下義信君 どういうことですか。
○小笠原二三男君 いや審査の内容としてこれこれの理由を以てこういうことをする、気管食道科というのはこれこれこれこれのことを範囲とするものであるというような、国会の審議の過程として記録を必要としませんかというのです。
○山下義信君 そのお尋ねの点は厚生委員会で十分審議をいたしまして、記録に残つております。なお気管食道科を加えることの利益ということにつきましては、專門の提案者から若し必要がありますれば……。
○小笠原二三男君 いやそういうことをここで説明されて私が納得すればそれでいいということと問題は別なんです。私のお尋ねしていることは、内容は私はいいことだろうと思うから、賛成してるんですがね。
○事務総長(近藤英明君) 先例についての御質問がありましたから申上げます。或る委員会に属される各会派のかたがたが共同で提案せられた問題で、実質上再びその委員会に付託して審議するということの重複を避けられるために、かような場合に委員会の審査の省略を承認いたされた例は多々ございます。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○小笠原二三男君 じや結構です。
○委員長(川村松助君) 法律案の委員会審査省略要求に関する件を承認することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(川村松助君) 御異議なければ承認することに決定いたします。 —————————————
○委員長(川村松助君) 議案の付託に関する件をお諮りいたします。
○参事(河野義克君) 去る四月十日、国立病院特別会計所属の資産の讓渡等に関する特別措置法案というものを内閣から衆議院に提出いたし、本院に予備審査のため送付いたして参つたのでありますが、これを委員会に付託することについてお諮りを願いたいと思います。それでこういう特別会計に関する法案は大蔵委員会に付託する例でありまして、本件の今回国立病院の一部を地方公共団体に移讓するについて、国立病院特別会計所属の資産の讓渡、国有財産等の讓渡でありますが、それについて特別措置を講じようとする点を中心として立案されているものであり、大蔵省が立案したものであります。それから又衆議院は本件を大蔵委員会に付託しております、こういうことから見まして大蔵委員会に付託するということが考えられるのでありますが、厚生委員会におきましては形式的には如何様であれ、実質的にこれが医療行政の問題に非常に関係がある、單に国有財産の讓渡という面だけで考えるのは如何であろうという点から、本件を厚生委員会に付託してもらいたいということをお申合せになつておられるようでありまして、この付託については特段に議院運営委員会に諮つてもらいたいというふうなお話もございましたので、ここにお諮りを願う次第であります。
○中村正雄君 ちよつと事務局にお尋ねしますが、今の法案は大蔵委員会では形式上やると、こういうまあ法案らしいのでありますが、その法案がほかの特別会計或いは国有財産等に相当影響のあるような内容の法案ですか、單に国立病院だけであつて、ほかには影響のない法案なんですか、いずれですか。
○参事(河野義克君) 国立病院以外の国有財産について特段に影響があるとは存じておりません。
○中村正雄君 そういう状態でありますれば一応形式上大蔵委員会かもわかりませんが、内容が厚生委員会に全面的に関係があり、厚生委員の諸君から全部こちらに廻してもらいたいというような強い要望があるようでありますので、大蔵委員会はほかの法案もありますので、形式より実質をとつて厚生委員会民付託するようにおきめ願いたいと思います。
○委員長(川村松助君) 厚生委員会に付託することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(川村松助君) 御異議がなければさよう決定いたします。 —————————————
○委員長(川村松助君) 国会議員の歳費、旅費及び手当等支給規程の一部改正に関する件をお諮りいたします。
○高橋道男君 只今議題となりました国会議員の歳費、旅費及び手当等支給規程の一部改正に関する件につきまして、庶務関係小委員会において決定いたしましたところを御報告いたします。本件の内容は、お手許に配布いたしました資料にありますように、このたびの国家公務員等の旅費の定額改訂が決定したのと比較して、議員の旅費日額千七百円から二千円に引上げ、又緊急を要する議員派遣においては国内航空機を利用する場合に議院運営委員会の承認を経て航空賃を支給しようとするものであります。庶務関係小委員会としては、原案に異議がないと決定すると共に航空機の利用については自粛を旨とし、天災地変等特に緊急止むを得ない場合に限り、且つ航空賃は議員旅費の現行予算の範囲内において支給すべきものと決定いたしました。以上が国会議員の歳費、旅費及び手当等支給規程の一部改正に関する件でありまするが、これは国会議員の歳費、旅費及び手当等に関する法律第十三條によりまして、両議院の議長が協議して定めることになつておりますことを附言いたします。 以上庶務関係小委員会における決定を申上げます。
○委員長(川村松助君) 只今高橋小委員長から御報告がありましたような内容でありますが、御質問がありましたならば御発言願います。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(川村松助君) 御質問がなければ承認することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(川村松助君) 国会議員の歳費、旅費及び手当等支給規程の一部を改正に関する件は承認することに決定いたします。 休憩いたします。 午前十時二十三分休憩 —————・————— 午前十一時二十七分開会
○委員長(川村松助君) 再開いたします。中央更生保護委員会委員任命につき両議院の同意を求める件をお諮りいたします。劔木官房副長官。
○政府委員(剱木亨弘君) 中央更生保護委員会委員任命につき両議院の同意を求める件につきまして提案の理由を説明いたします。中央更生保護委員会は保護観察、仮出獄、恩赦、犯罪者の改善、更生等の事務を司る法務府の外局でありまして、法務総裁の任命する五人の委員で組織されるものでありますが、現在委員が二人欠員中でありますので、その補充として今回土田豐君を任命いたしたく犯罪者予防更生法第四條第二項の規定により両議院の同意を求めるため本件を提出いたしました。土田君は大正十一年三月大学卒業後外務省に入り、昭和二十四年三月退官に至るまで国際連盟帝国事務局事務官、大使館参事官、総領事、特命全権公使等を歴任したものでありますが、退官後は刑余者の保護事業にも関係しており、更生保護に関しては深い理解と熱意を有しているものであります。 中央更生保護委員会は平和條約発効後、戰犯者の仮出所、赦免等の事務をも担当することとなるのでありますが、これらの事務を行使するには、平和條約第十一條の規定により、関係諸外国の理解ある決定が必要とされるのでありまして、同委員会委員には是非ともこれら渉外事務に堪能な者を加える要が生じましたので、政府におきまして同委員会委員としての職務遂行に最もふさわしい教養、経験、学識及び人格を有する土田君をこのたび任命せんとするものであります。何とぞ速かに御同意下されるよう御願いいたします。
○小笠原二三男君 例によつて会派に持帰つて相談をいたしたいと思います。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(川村松助君) 只今小笠原君から御発言のように、会派に持帰りまして協議の上決定するように取計らわれたいという御意見でありますが御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(川村松助君) さよう決定いたします。 —————————————
○小笠原二三男君 ついでに副長官がお見えですから、一言だけお伺いしたいと思います。事務的な問題だろうと思いますが、新聞紙上等を賑わしている破壊活動防止法案はいつ上程になる予定になつて進められているのか、その間のはつきりした事情をお知らせ願いたいと思う。
○政府委員(剱木亨弘君) 破壊活動防止法案及び公案調査庁設置法案、公安委員会設置法案、この三件につきましては、只今印刷いたしておりまして本日中に国会に提出いたします予定であります。
○中村正雄君 副長官にお尋ねしますが、破壊活動防止法に関係します法案提出は本日というふうにお話がありましたが、その他この国会で重要法案として問題になつております労働関係法並びに行政機構の改革、そういうものに関連いたします法案は、いつ頃出る予定かお聞かせ願いたい。
○政府委員(剱木亨弘君) 労働関係法案につきましては、只今極力調査を進めておりまして作業を続けておりますが、その提出の時期につきましては、いままだはつきり明確に申上げる時期に達していないのであります。それから行政機構改革に対する各省設置法案につきましては、取急いで準備を進めておりまして、すでにできました、閣議決定になりましたものから逐次国会に提案いたしまして、全部できるだけ早く国会に提出いたしたいと準備いたしております。
○中村正雄君 提出の時期については今のところ不明のようでありますが、今国会に出すということについての御意思があるかないか、改めてお聞かせ願います。
○政府委員(剱木亨弘君) 本国会に提出する予定を以て作業を進めております。
○中村正雄君 本日出すということに決定いたしております破壊活動防止法に関連いたしまする三法案についてでありますが、大体会期はもうあと三週間あるかなしかというときにお出しになるわけですが、この国会の会期の延長につきまして政府として両院に要請する御意思があるかないか、又そういうことについて政府はどういうふうにお考えになつておるか伺いたいと思います。
○政府委員(剱木亨弘君) 只今のところ会期の延長をお願いする、要請するということは明確に閣議で決定いたしてはおりません。
○中村正雄君 国会の会期は国会が自主的にきめるのであつて、政府は法案を出しさえすればよいとお考えになるかわかりませんが、仮に破壊活動防止法に関連する三法案だけ例にとつてみましても、本日お出しになりまして会期中に国会で審議できるというお見通しがあるかないかということぐらい政府としては十分御承知だと思うし、又あとの労働関係法案、行政機構に関するものも、本国会に出すという意思の下に作業をやつておる。ところが今国会は五月七日で終るわけで、そういうことの関連なしに政府は法案さえ出せばよい、国会が勝手に会期をきめればいいのだ、こういうお考えでは国会の運営がうまく行くとは考えられない。従つて本日破壊活動防止法案が提案されるとすれば、これが三週間で両院を通過するかしないかくらいは、政府として考慮のうちに入つておると思う。従つてそういう重要法案をお出しになるときであれば、政府としても国会の会期を睨み合せて出すべきであつて、従つてその国会の会期に間に合わないということになれば、政府から進んで会期について両院に要請するという態度が今までの例から申しましても正しい、あるべき態度ではないかと思います。併し副長官でありますので恐らくそういう点について弁明できないと思いますが、この次の機会にでも内閣の代表者に来てもらいまして、今後政府が出そうとする法案と国会のあり方について政府の態度を表明してもらいたい、かように考えております。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(川村松助君) ほかに何か御発言ありませんか。
○中村正雄君 只今政府から話がありました破壊活動防止法ほか二件の三件でありますが、これの付託につきましては一応委員会関係は内閣委員会ということに考えるわけでありますが案が出ましてから又議運を開くということもどうかと思いますので、やはり破壊活動防止法自体に関連する法案でありますので、一括して法務委員会に付託するということに一応きめて頂きたいと思うことが一つと、一応重要法案でありますので、本会議で提案理由を聞くということをあらかじめきめて頂きたい。
○委員長(川村松助君) 只今の中村委員の発言に対しまして、ほかに御発言ありましたならば発言願います。
○加藤武徳君 破壊活動防止法案は法務委員会の所管でございまするし、公安調査庁設置法案、公安委員会設置法案は内閣委員会の所管であります。恐らく他の委員会に付託しても法務内閣、或いは労働、更に地方行政、こういうこの問題と関連を持つておりまする委員会の連合審査が予想されると思うのであります。で、今までの経験に徴しまして、連合審査等を行いまする場合に提案理由の説明等を繰り返した例等もございまするので、私は中村君の御発言のように、本会議で提案理由の説明を聞いて、全議員が吟味する、従つて内容を知悉するということにつきましては異論はございません。ただ併したまたまこの法律が幾つもの委員会に関連を持つており、従つて連合審査ということが予想されるために、私は今のような点を申すのでございまして、併し今までの国会法の考え方、常任委員会中心の考え方に或る程度の変更を加える結果になりはせんだろうかと、こういう工合に私は考えておるのであります。従つてあくまでも例外的な措置だということで私は了承したいと思います。
○小笠原二三男君 結論はそういう趣旨で、加藤君の言うような意味合いで賛成ですが、後段の例外的な措置だということは私たちは考えておりません。常任委員会尊重ということと、本会議で重要法案の提案趣旨の弁明を聞くということにつきましては、問題は別であつて、これは常任委員会がそのたびごとに事情によつては重要法案は本会議で以て提案理由の説明をさせるというようなことはあつてもいいことだと思います。例外措置とは考えません。重要法案なるがゆえに、そういう措置をとるということで私たちは考えております。併しこれは自由党のほうでもいろいろ論議がある点でしようし、ここで議論したつて始まらん。結論さえ一致すればいいんだから、さよう進めて頂きたいと思います。
○委員長(川村松助君) 中村君の御発言のように、この三法案が重要法案でありますから、本会議で提案理由を聞くということに取計らいまして御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(川村松助君) 御異議がなければさよう決定いたします。
○中村正雄君 そのあとで三案を一括して法務委員会に付場託するということもあらかじめきめて頂きたいと思います。
○委員長(川村松助君) 三案を一括して法務委員会に付託するということにつきまして御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(川村松助君) 同意したものと認めます。
○中村正雄君 それでこれを一応提案すると政府が言つておりますが、本会議の関係でありますが、この重要な法律案を本日付託になりまして、次の予定日は明後日になるわけでありますが、明後日までどこにも付託せずに議院が握つておるということも運営の面から見てまずいと思いますので、一応明後日の本会議を明日に繰上げまして、明日本会議を開いて提案理由の説明を聞くということに私は本会議の開催の日にちを変更されたいということを提案いたします。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○加藤武徳君 中村君の御発言は私は趣旨は一応わかりますが、今までの慣例等から定例日には必ず開くということ、それを一日繰上げるという理由は今申上げますように了承は一応いたしまするが、成るほど会期等も余り余つておりませんので、どうも私二、三まだ割り切れないものが残つておるのでして、どうも定例日のほうがいいのじやないだろうか、こういう意見を私は持つております。
○小笠原二三男君 加藤君の言うのも割り切れない程度の考え方だそうですから、それで押し切ろうとか、問題を紛糾させるということではないのでありまして、それこそは例外措置でありまして、重要法案ですから早く審査をやつて行くという意味合で明日本会議を開くということでいいのじやないかと思います。
○委員長(川村松助君) 明後日の本会議を明日に繰上げるということにつきまして、ほかに御発言ございませんか。
○事務総長(近藤英明君) ちよつと御参考までに申上げますが、明後日の定例日を明日におやりになるということをおきめ願えればそれで結構ですが、この間から実はこれが出る出ると言つて、一昨日も昨日も一日ずつずれて来ていることは御承知の通りであります。本日出ましたら明日、本日出ない場合は明後日というようになるということはこれは当然のことだとは存じますが、一応御了承願つておきたいと思います。(「了解」「その通り」と呼ぶ者あり)
○委員長(川村松助君) 只今事務総長からの御発言でございましたが、以上のようなことを考慮に入れまして明日本会議を開くことに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(川村松助君) 御異議がなければさよう決定いたします。
○中村正雄君 それで例によりまして明日本会議を開いてこの重要法案についての提案理由の説明を聞くとなりますと、細目につきまする質疑なり、その他は付託されました委員会でやるわけでありますが、相当重要な、社会にも問題の多い法案でありますので、一般事項についてやはり本会議で質問したいと思いますので、一応質問を認めるようにこの委員会でお認め願いたいと思います。
○加藤武徳君 どうも今日は初めからことごとにこれは中村君にひつかかるような結果になるのですが、どうでしようね、提案理由の説明だけにとどめまして、そして引続き委員会が開かれるわけですから、提案理由の説明を本会議で聞こうという工合に考えましたのは、私は重要法案であるが故に、全議員が法案の内容を知つておかなければならんという点で本会議で聞く、こういう結論に私は賛成したわけでありまして、質疑等は連合委員会なり或いは法務委員会等で十分に盡くされるはずなんですから、一つ質疑は本会議ではやらないという工合に、こういうふうにお願いしたい。
○中村正雄君 併しそれは自由党としては御尤もかも知れませんが、今までの例から言つて本会議で重要法案について説明があるとなつた場合は、あらかじめ重要な点についての質疑をずつとやつておりましたし、又仮に予算案にしましても予算委員会では十分な説明をされるわけでありますが、質疑があるのでありまするので一応本会議で重要な点について闡明するということになつておるわけです。勿論いろいろ時間の関係なり、その他の点は別といたしまして、やはり質問をやるということは前例もあることだし、是非お認め願いたい。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○加藤武徳君 大分賛成の会派の声もあるようですが、是非これは提案理由の説明だけ、こういう工合にして頂きたいと思うのです。成るほど中村君の発言のように新らしい国会になりまして二、三例もございます。第五国会、第七国会にも例があるようですが、最近の国会では本会議で提案理由の説明を聞いた例も実はないのでありまして、それをここでは聞こうという、こういう工合に肚をきめておるわけなんで、質疑等はこれは委員会でおやり願う、こういう工合に是非一つして頂きたい。
○小笠原二三男君 私先ほどから中村君の言うことは当り前のことを当り前のこととして言うておるので、何ら論議になるまいと思つておつたら、与党のほうからそういう話があるというのは非常に奇怪だと思う。仮に提案理由の説明をして、そうして重要点について総括的な一般質問を許し、なお政府は政府の趣旨とするところを国民に明白にならしめるような意図を持つて答弁するということは、これはもう国会で当然やつてもいいことと思う。委員会というものは何か蔭に隠れて一般に知らされない、だからそこでどんな論議があつてもかまわん、本会議では困るというような筋に聞えるようでは私は困ると思う。而も御承知のようにこれは一般国民も非常に問題としているわけなんです。中でも団体活動の制限等で労働組合等がいろいろ騒いでおるということは御承知の通りであり、国民も非常な関心を持つておる。十二日ストをし、今度は十八日にやろうとか、やるまいとかいう議が進んでおるやに聞いておる。そういう場合に本日この政府からこの案が提案になり、明日趣旨を聞き、又質問をしてこれを質すということによつて、国民が真実を聞取り、或いはこれに抗議せんとするものも、その質問の展開によつては、或いは又問題は円満解決するという方向に行くかも知れない。そういう積極的な努力を是非与党がこの世論が沸騰しておるときにやらんということはおかしいと思う。私はこういうことは国会として速かに論議をし、それが新聞その他の報道機関を以て全国民に知らして、そうして若し仮に政府側がストなんということは不祥のことなりと考えておるならば、そういう方法を積極的にでも何とかするように努力すべきだと思う。それを提案理由の説明だけで聞き放しに聞いておく、十八日のことは知つたことじやない。そういうようなことになるのではこれはおかしいと思う。大体これだけ重要な問題ですから、新聞その他において論議してプライベートに論議をし世論が沸騰しておることについて国会が中心になつてそれに対して解明を与えるという義務と使命があると思う。聞き放しということに私は反対です。
○加藤武徳君 どうも小笠原君の意見を聞いておると、まるで委員会では質問ができないような印象を受ける発言なんですが、(「そんなことは言つていない」と呼ぶ者あり)本会議で提案理由の説明を聞くと、直ちに委員会に付託して委員会で詳細な質疑応答もこれは可能なので、本会議で質疑をやらなければその時期を失するとか、或いはやれなくなるということは私どもはあり得ないと思う。こういう工合に私は考えておる。なお質疑応答はこれは国務大臣の答弁では不十分な場合もあり得るので、他の政府委員等から詳細に説明を加えなければならん場合も多々あると思います。そうすると技術的に本会議等で質疑をやるのはこれは適当じやない。又事の内容を十分解明する途としては私は場所ではない、こういう工合に考えるので、小笠原君の発言のように成るほど十八日の第二次ストが目前に控えておるということも十分承知しており、それであればこそ委員会に早く付託して十分穿つた質問を、できれば各條章等に亘つて委員会で展開してもらいたいと考える。
○小笠原二三男君 私は委員会で質疑ができなくなるなんということは言つていない。予算委員会に付託される予算案につきましても、この間の條約のことにつきましても、委員会においては十分論議をしておる。けれども、こういう重要法案を本会議でその提案理由の説明を聞こうということは、形式上からいつても各会派がこれに一般的な代表質問を加えて、そうして骨子となる点については一つのテーマを浮彫りにし、そうして細目に亘つては委員会等において十分な審査をして行くという、こういう過程をとるということは、何ら不当というようなことではないと思う。あなたのおつしやることは、それを割愛してくれという願いだと思う。常道としてはですね、本会議で提案理由の説明がある限り、それに対して質疑を展開して行くということは従来の例なんです。例によつて私は申上げておるのです。
○中村正雄君 従つて私はですね、無論本会議の質問は質問のしつ放しになる、答弁のしつ放しになるということは、それはわかります。併し少くとも内容の一カ條、一カ條に亘つての質問は、これは政府委員等から聞かなければならんし、やはり質疑応答の形式を繰返さなければ究明できないと思いますけれども、やはり国民の考えている疑問の点並びに政府の考えている主要な点、これは質問と答弁によつてあらかじめ僕は国民の前に明確にさらけ出せると思うのです。従つてそういう技術上本会議でやることがいいか惡いかという問題は別といたしまして、やはり今までの例から言つてもやるという例もありますし、やる筋があればそれに対する重要な点なんかを質問をするということも、常識的に考えて僕は大体の線じやないかと思うのです。従つてではどの程度に質問を許すとか、どうするかということにつきましては、やはりあとで協議するということにいたしましても、一応質疑をやらすということについて、我々自由党と対立しているわけですが、私たちは緑風会がどういうふうに考えておるか聞きたいと思う。
○赤木正雄君 今までの例もあることでありますから、一応質問されてもいいと思います。ただこれはあとのことになりますが、まあ概要質問といいますか、そういう程度にして余りこれがために時間を食つてはどうかと思いますので、その点を考えて質問なさるということにしてはどうかと考えております。
○矢嶋三義君 私は緑風会の赤木委員の意見に賛成ですけれども、あとのこともありますので、やはり私は少し意見を申上げたいと思います。と申しますのは、これは施政演説にしても、或いは財政演説にしましても、或いは條約にしましても、或いは最近におけるああいう報告のようなものにしましても、すべて本会議で問題になつたものに対しては、それぞれ政治的立場が違えば、それぞれの質疑をしたい、又すべき義務があると私は考える。従つてここで非常に重要法案であるという立場から、本会議において法律案の提案理由がなされる以上ですね。諸君から先ほど来繰返されているように、総括的な一般的な問題についてはそれぞれの立場において質疑をすることは私は当然だと考えます。従つてそういう線に乘つてこれから後この審議を進めて頂きたいと思います。
○加藤武徳君 私は実質を取つたほうがいいという、こういう考え方から本会議では質問をやらないのがいいじやないかという考えを持つております。というのは、先ほども申上げましたように大臣の答弁だけでは不十分な点もありますので、委員会の質疑等で十分やりますようにして、必ず政府委員がその細部を補足するという行き方で初めて十分究明できるのですね、で質問に対して、質疑に対して国務大臣が本会議場で答弁のしつ放しという形では機微に触れた答弁も求められないし、(「それはやればいいのでしよう」と呼ぶ者あり)又質問等もでき得ない、そういう心配が多分にあるのです。従つてなまはんかな質疑等を本会議でやり、更に委員会でやるというような行き方でなくて初めから十分審議を盡すという形で連合委員会等で以て、そこでやるという、こういう形にして頂きたいのです。
○矢嶋三義君 加藤君の意見に私は賛成でありまして、冒頭から十分な審議をする意味で、その点で意見は一致しておると思うのですが、私は各会派にはそれぞれ政治的立場があるのだから、本重要法案の提案の理由に対して本会議で質問するようにして頂きたい。
○安井謙君 矢嶋さんのお話ですがね、本会議で十分な審議を盡すという趣旨でこの法案を本会議にかけるというのじや、これは従来の参議院の慣習やいろいろなものから見ていささかこれは異なつて来る。それで中村さんに伺いたいのですが、これは非常に社会的にも重要問題であるから、一つ政府で全議員に徹底するような説明をしてもらうとして、これに我が党も応じたわけです。趣旨は、成るべく全議員に徹底するようなそういう説明をしてもらうということは、恐らく提案理由の趣旨であつたろうと思う。それに対して私非常に説明の不十分な点を質すという意味において、代表的な質問をやることを一つ認める、こういうこれはまあ補足的な御要求なんです。これは我が党としてはそこまで及ぶまいというのですが、これは大事な御意見で、補足的な説明を更に十分果すという意味の御質問なら、或いは皆さんの御意見に従わなければならんとこう考える。これを又改めてだんだん拡張解釈して行つて、本会議で十分な審議を盡すとか、各党を網羅した会議だというようなことでどんどんやつて来られるというと、我々の態度としては、ちよつとではなくて相当考えなければならんと考えておりますので、中村さんの御意見について御提案があつたのですから、大体そういう目安で初めから時間なんかの制限なんかは当然考えなければならないと思いますので、ちよつと時間なんかの関係もお伺いいたしたいと思います。
○委員外議員(岩間正男君) 先ほどから委員会でやればいいんじやないかというような自由党さんの御意見があるのですが、これは委員会に入つていない会派もあるのです。けれどもそういうところがこの法案に対して非常な関心を持つて聞きたいということがあるのですから、当然これは本会議において提案の理由が説明されるんでしたら、やはり各会派を網羅して、そうして本会議でこれは聞くことは必要だと思う。先ほど安井君の話によると、何か補足的な質問をそこでするのだというようなことですが、それはおかしいと思うのです。本会議ではそういう主要な点について触れるのであつて、それは細密な点は委員会にやらせなければならないと思うのですが、本会議の重要性は私は別だと思う。それで当然矢嶋君の主張のように、各会派を網羅してもらわないと、これに対して深い関心を持つていながら全然発言の機会を奪われるということになると、法案の性質上非常に汚点を残す。それでそういうように計らわれることを私は念願する。
○小笠原二三男君 安井君のおつしやつたような補足的な説明が可能なような質問をしたいという会派はそういう質問をすればいいのだ。反対のものは反対な意味をこめて質問すればいいし、これらは必ずしも拘束の要はない。それが民主政治、議会政治だと思う。ただ問題は安井君の御心配は本会議で十分な論議ということは、審議ということは、時間を徒らに取つて、そうして一日いつぱいとか、二日に亘つてやるとか、そういうことじやないか、それじや困るという意味合いだろうと思うのです。私たちの考えているのはそういう意味じやない。一般の法案に対して重要点を質疑をするのに、四十分も五十分も必要だなどということは、私は申上げておるのではないと考える。ただ第一クラブのかたも申された通り、先ほどから言うような会派の立場があるのですから、それぞれの綱領政策を持つておるのですから、それに照らして質疑が展開される。それに対する答弁は如何ような御答弁であろうとも、それはそのときの政府の考えでいいと思うのです。徒らにそういうことを拘束して、ここであれこれとおきめ願うのじやなくて、やはり提案理由の説明に一つの質問があつたら質問を許すと、こういうことにして頂いて、そうしてそれがきまつたならば、一つ限られた時間の範囲内で而も重点的に満足の行くところも行かんところもあるでしようが、折合いをつけてやつて行こうという、これは話合いになるよりほかないと思うのです。そういう程度にして進めて頂きたいと思います。
○中村正雄君 恐らく話はやらすということについては異議はないわけなんで、結局技術的にいわゆるどの程度の時間でやるか、何人やらすかというような点だと思う、実際問題として……。これは考え方として、私は質疑であるので、これは討論じやないのですから、別にこの法案が本会議に上れば各会派の討論があるが、質疑であれば各会派の質疑が展開されてそれに対する答弁があると思う、大体この問題に対してそれぞれどういう点を一応国民として聞きたいか、又どんな点に問題があるかという点については恐らくどの会派も大体重要点はわかつておると思うのです。従つて私はそれと本日出れば、明日には衆議院との関係があつてやつぱり大臣の出席の関係もあるだろうと思うのです。まる一日やるだけの時間は恐らく取れないだろうと思う。そういう面から考えて、一応十時から始めて午前中なら午前中、一時なら一時と一応の時間をきめた上で技術的に何人やらすか、じやどうするかという問題に入つたほうが近道だと思う。各派がやらすとかやらせないとかいつてみても、両方の立場があつて結局意見がまとまらない。意見をまとめるとすれば一応技術的な面から結論を出さなければいけないのじやないか、私はこういうふうに思つております。
○委員長(川村松助君) 只今中村君の御発言に対しまして若し御所見があつたら御発言願います。
○加藤武徳君 やや話のよりが又戻るようで恐縮なんですが、私は飽くまで今の国会法の建前、考え方はやはり委員会を中心に考えており、委員会中心主義であつて、本会議で提案理由の説明等は国会法の五十六條の二項によつて聞き得るが、この法案に関して本会議で相当の審議を進めるということは好ましくないのだ、こういう考えは私ちつとも変りません、併しながら他の会派のかたがたの御意見が、それでは一つ質疑も或る程度認めたらどうだろうかという御意見に傾いておるようですから、私は最初の意見を固執するつもりはございませんが、中村君の御発言の通りやはり或る程度の目安をつけて、それを基本に相談を進めて行つたらどうだろうと、こういう工合に私も考えております。
○中村正雄君 どうです、明日午前中に終るということで話を進めたらいいじやないですか。
○委員長(川村松助君) 中村君の午前中で質疑を終るということで一応決定して、そうして細部に入ることに御異議ございませんか。
○石川清一君 その場合というと、開会が定時になされればいいのですが、それが遅れた場合に午前中ということはまずいですよ。
○矢嶋三義君 それは中村君の午前中と言うのは、本会議時間二時間ということを意味しているんです。
○中村正雄君 常識が午前中ですよ。
○小笠原二三男君 だから従来午前中午前中と言つておるのが十二時半、一時頃になる場合もあるので、これは開会の時間とも関連があることなので、大体一人の質問時間というものと御答弁というものと合して考える場合に、私は提案理由の説明が何分かかるかわからんが、それらのことで延びて行つて終了はやつぱり一時頃にはなると思うのです。大体我々が割付けする質問の時間というものは、二時間というようなところで割付けをして、そうして提案理由の説明とかその答弁とかというようなのはそれ以外の、除外でもしたら最低の時間は保証されるのではないかと思うのです。先ずこれも一応の今漠然とした目安なんで、やりたいというところをずつと列べてみてその点にはまるかはまらんか見て、それから反対なら反対といろいろ論議があればいいと思うのです。
○中村正雄君 その程度にしてあと懇談会に入つて割当をやつたら如何ですか。
○委員長(川村松助君) 一応懇談会に入つて割当を協議したらという御意見ですが。 (「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(川村松助君) 懇談会に入ります。速記をとめて下さい。 午後零時五分懇談会に移る —————・————— 午後一時二十四分懇談会を終る
○委員長(川村松助君) 速記を始めて、それでは再開いたします。 お諮りいたします。明日の本会議の質問に対しましては、両社会党三十分ずつ、改進党二十分、以上の時間を割当てて質問に費したい、こういう大多数のかたの御意見であります。さよう決定して御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(川村松助君) 御異議がなければさよう決定いたします。御苦労様でした。本日はこれで散会いたします。 午後一時二十五分散会