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13回国会参議院1952/02/11

議院運営委員会 第12号

発言数
79
登壇者
11
会派数
6
開催日
1952/02/11

会議録

川村松助自由党

○委員長(川村松助君) 会議を開きます。  事務総長から発言を求められております。

近藤英明事務総長

○事務総長(近藤英明君) 去る六日英国の皇帝陛下がお亡くなりになりましたにつきまして、七日には丁度議院運営委員会のほうもございませんでした関係から、議長のところへ各派のかたにお集りを願いまして御協議を願いました結果、当日本院議長から英国の上院議長に電報を以て弔意を表されました。なお当日議長は在東京英国大使館に弔意を表されました。これに対しまして翌八日、英国上院議長から本院議長宛に謝電が参つております。これだけ御報告を申上げます。  なお本件につきましては、次の本会議の際に一応議長から議場に御報告を述べることになつておりますから、その点御了承願います。  なお当日は七日一日だけは両院で協議いたしまして、弔旗を掲げました次第であります。   —————————————

川村松助自由党

○委員長(川村松助君) 次に常任委員の辞任及び補欠に関する件をお諮りいたします。

河野義克参事(議事部長)

○参事(河野義克君) 自由党から文部委員の石坂豊一君、郵政委員の森田豊壽君、農林委員の白波瀬米吉君、予算委員の島津忠彦君がそれぞれ辞任せられて、文部委員に白波瀬米吉君、郵政委員に石坂豊一君、農林委員に森田豊壽君、予算委員に白波瀬米吉君を補欠として指名せられたいというお申出が出ております。  それから社会党第二控室、外務委員の曾祢益君、文部委員の吉川末次郎君、予算委員の曾祢益君がそれぞれ辞任せられて、外務委員に吉川末次郎君、文部委員に曾祢益君、予算委員に山田節男君を補欠に指名せられたいというお申出が出ております。

川村松助自由党

○委員長(川村松助君) 常任委員の辞任及び補欠に関する件につきまして只今議事部長から御説明いたしましたように決定して御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

川村松助自由党

○委員長(川村松助君) 御異議がなければ、さよう決定いたします。   —————————————

川村松助自由党

○委員長(川村松助君) 次に理事の補欠に関する件、議院運営小委員及び同予備員の補欠に関する件、庶務関係小委員の補欠に関する件、以上三件をお諮りいたします。

宮坂完孝参事(委員部長)

○参事(宮坂完孝君) 社会党第二控室から松浦清一君の後任として、議院運営小委員及び予備員として山下義信君を推薦せられております。又中村正雄君が再び議院運営委員に復帰されたのでありまして、その関係上、庶務関係小委員、議院運営小委員に同君を推薦されております。日本社会党参議院第四控室から小笠原二三男君が議院運営委員に復帰しましたので、理事及び議院運営の小委員に推薦されております。

川村松助自由党

○委員長(川村松助君) 只今お諮りいたしました案件につきまして、委員部長の御説明通り決定して御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

川村松助自由党

○委員長(川村松助君) 御異議がなければ、さよう決定いたします。   —————————————

川村松助自由党

○委員長(川村松助君) 次に調査承認要求に関する件、内閣委員会提出、恩給制度に関する調査、この件についてお諮りいたします。

宮坂完孝参事(委員部長)

○参事(宮坂完孝君) 内閣委員長河井彌八君から恩給制度に関する調査承認要求書が提出されております。事件の名称は恩給制度に関する調査。調査の目的は現行恩給制度中不合理な点を是正し、その調整統一化を図る。方法は関係資料を收集整備すると共に合理的な方策を立て関係諸法規の改廃について検討する。期間は今期国会開会中でありまして、費用はございません。  以上であります。

川村松助自由党

○委員長(川村松助君) 只今委員部長から御説明いたしましたように調査承認要求に関する件につきまして御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

川村松助自由党

○委員長(川村松助君) 御異議なければ、さよう決定をいたします。   —————————————

川村松助自由党

○委員長(川村松助君) 次に緊急質問に関する件、事務総長。

近藤英明事務総長

○事務総長(近藤英明君) 緊急質問は只今お手許に表にいたしまして配付いたしました通り七件の緊急質問の御要求が出ております。  相馬助治君のが地方財政窮乏打開に関する緊急質問。二番目の若木勝藏君のは地方財政窮乏打開に関する緊急質問。第三番目の小林孝平君のは匿名供米免税に関する緊急質問。第四は小酒井義男君で戦争犠牲者援護に関する緊急質問。第五番目が山花秀雄君でB二九墜落事故に関する緊急質問。第六が金子洋文君で電通省汚職に関する緊急質問。第七が波多野鼎君で行政協定に関する緊急質問。  以上七件でございます。御協議願います。

兼岩傳一日本共産党

○兼岩傳一君 僕はこれはすべて結構で異議ないと思いますが、それについて前回の緊急質問に対する政府の答弁、特に総理の答弁は極めて傲慢でありまして、国会を私は侮辱するものだと考えます。先般の緊急質問のときに、私は直ぐ本会議の席上で議事進行について発言を求めてこれを問題にしようと思いましたが、これは議院運営委員会で討議してからでも遅くはないと考えましたから、今日これを問題として提出するのでありますが、若し政府が従来のような態度で、あういう不遜な答弁にならない答弁を以て国民の代表の前に答えるという態度をこの際政府が改めること、即ちこれは今政府がおりませんが、それは私として政府に強い反省を求めるという問題を一つ提出するのでありますが もう一つ国会の運営の直接の衝に当つておられる議長が、先般のあういう議院の本会議の政府の答弁を以て十分国会の尊嚴を維持しておると考えられるかどうか。先般も私は議長と討論になつたのでありますが、私は国会は飽くまで国民のための国会である。時間は十五分ときめたから、十五分で終つたからそれで国会の権威は保たれた。それで国民に対しては堂々と参議院が運営されたなどと考えるのは、全く形式的な考え方であります。無論我々は形式を尊重します。それは大切なことでありますが、もう一つ更に大切なことは、政府が緊急質問に対して十分誠意ある答弁をするということ。議長は、單に人の名前を呼んで、時間通り終つたから、その内容はどういう答弁でもよいというのではなくて、やはり政府のそういう態度に対しては十分正しい答弁をさせるように私はして下さるのが議長の権限であると考えますが、議長はその点どう考えておられましようか。一応議長のこれに対する今後の緊急質問の運営に関連して、その根本的な態度として議長はどういうふうに考えられますか。それとも我々がそういうふうに運用するようにいたしましようか。その点一つ議長のお考えを承わりたいと思います。

佐藤尚武緑風会議長

○議長(佐藤尚武君) 先般の政府の答弁が満足であつたかなかつたかということは、これはその質問をされた会派の御判断に任せるほかはないかと思います。議長としては、私の関する限り政府に答弁を要求する、若しくは強要するという立場にはいない、そういうふうに考えます。政府があの答弁で足りるのだと思えば、それは政府の責任においてやつたことであり、議長はそれに対して何ら責任を負うわけには行かない、そういうふうに私は考えます。

兼岩傳一日本共産党

○兼岩傳一君 それでは我々が自会派から出した場合に、その答弁が問題になつたときに、そうして持時間が全部済んだときに、どういうふうに処理すればよいのですか、議長はどういうふうにお考えですか。

佐藤尚武緑風会議長

○議長(佐藤尚武君) それはこの運営委員会で以て討議をして頂きたいと思います。

兼岩傳一日本共産党

○兼岩傳一君 私はそれの場合には二つやり方があると思う。一つは、議長もちやんと聞いておられるのですから、その答弁をね、而も議長は一党派に所属するのではなくて超党派的な立場で、たとえ出身は緑風会であろうとも、議院の議長としてよくおわかりになつておられるのだから、その場合に時間がたとえなくても、余りに不誠意な答弁であるときには、特に時間を一分か二分延長して再質問を許すということが一つ。もう一つは、議事進行として本会議でこの問題を討議するということは、この場合当然参議院規則によつて議事進行について我々は発言を求めて、本会議においてこの問題を堂堂と論議する、こういうようにやつて行きたいと思います。第一を議長としては認める考えがあるがどうか。議長がそれを認めなければ、我々は第二の形で一つ本会議でそれを問題にする。それに対して議長は、恐らく参議院規則でお許しになると思いますが、念のためにそういう運営の方法をとることに対してどうお考えになるか、それを聞いておきたいと思います。

中村正雄日本社会党(第二控室・右)

○中村正雄君 兼岩君がいろいろ質問なさつておりますが、ちよつと議長に質問されるのは見当違いの点があるのじやないかと思われる節があるわけです。と申しますのは、議長としては、本会議の運営については、この委員会に質問者なり時間等を諮問されまして、この運営委員会できめた方針に従つてやられるわけで、ただ議場において政府その他が参議院を冒涜するとかいろいろな件があつた場合には別でありますけれども、大体持時間における発言の順序等についてはきめられた通りにおやりになりますし、又それによつて満足するかしないかは質問者のほうの考え方で、持時間が済んでしまつて満足できなければどうするかということになれば、次の委員会でもう一度やるとか、いろいろ手はあるわけで、本会議における質問者に対する答弁が満足するかどうかということにつきまして議長に質問するということもどうかと思いますので、従つてそういう点につきましては、運営委員会でそういう不満足な答弁があつた場合にはどうするか、再質問をするかどうかということは改めて討議したらいいので、議長に質問するのは見当が外れていると思いますので、別に議院運営委員会としてはその場合どうすればというふうに議題のうちで討議したらいいかと思います。

兼岩傳一日本共産党

○兼岩傳一君 私は抽象的な議論をしているのではなくて、緊急質問が今盛りたくさん出ている。私はこれはまあ賛成だが、前のような政府の答弁では問題にならんから、そんな抽象論でなくて、特に我が党の岩間君に対して、あの総理の答弁がなつておらんということくらい、いやしくも出席しておられたら議長を初めおわかりだろうと思う。だからその場で直ちに問題にしようと思つたけれども、議院運営委員会で問題にしたほうがいいと考えたので、最もその直後のこの委員会で私は今提起しておるので、恐らく他会派といえどもこの七つの緊急質問に対して私はそういう態度があると思うのです。だからその点に対して前回の……、中村君は前の本会議の緊急質問に出席しておるので、且つあれを以てあなたまでがあの総理の答弁で以て満足し、誠意あるものと考えられればそれで正しいと思う。それでこれをここで問題にして、その点を大体話をして、この緊急質問を話をつけて決定してほしいと思うのです。

佐藤尚武緑風会議長

○議長(佐藤尚武君) 兼岩君の質問に対しては、私はこういうようにお答えしたいのであります。協定された持時間が一ぱいになつた場合には、原則としては許されないものと今までの申合せでしてありまするので、その通りやつて行きたいと思つております。議事進行について提議があれば、議長は参議院規則によつてこれを処理するつもりでおります。又それが当然であると思つております。

中村正雄日本社会党(第二控室・右)

○中村正雄君 兼岩君の点でおかしいと思うのは、僕の言うのは、ただこの前の答弁がおかしいのであれば、議長に質問するということはやめて、ああいうことがあるのだから今後はどうしようかという点を提案されて、そこで討議したらいいと申上げておるのです。それで議長としては……一定の今まできめた持時間があつて、持時間の範囲では再質問が許されるわけですから、質問者が満足できないからといつても、本会議場では仕方ないわけですから、この前の政府の答弁が不満足である、態度が傲慢である、或いは参議院を無視しておるというのであれば、その議題をこの議院運営委員会で討議したらいいということを申上げておるので、僕は兼岩君の議長に対する質問は見当外れではないかと申上げておるのであつて、前の答弁に満足しておるというわけではありませんから、誤解のないように願いたい。改めて政府の答弁を不満足である、こうしなくてはいかんというのであれば、議題を出してもらつて討議をしたらいいと、こう申上げておるわけです。

矢嶋三義第一クラブ

○矢嶋三義君 恐らく兼岩君も、今中村君から話されたことを意味しているのだろうと思う。私は中村君が言われる通りだと思います。私もずつと本会議で緊急質問の質疑応答を承わつていますが、まあ吉田さんにしてみれば答えられんことを変な聞き方をする、こういう御意見もあるかと存じますが、一般的に言つて、最近の本会議における質疑応答は、私は議員としても国民としても不満足だと思います 一般論として我々としては政府に対して本会議の質疑応答の場合において、答弁をもう少し内容のある、真劍味を持つた内容と態度において応じられるように強く要望して然るべきじやないかと思います。又聞くほうも、共産党の質問も惡かつたとは申上げませんが、まあ聞くほうと答えるほうとは反対の立場にあつて、或る程度十分意を盡せないところがあるかも知れませんが、その点はお互いに讓り合わなくてはならんと思いますが、一般的には不満足なものだ、こう考える。大体今日もここに七件から出ておりますが、最近の本会議における質疑応答の立場から言えば、單なる議員の━━━━━に終つてしまうというような予感が私はするわけです。従つて先ほど私から申上げましたように、本委員会としては政府に対して強い反省を要望すると共に、更に七件ここに出ておりますが、この緊急質問の取扱方を本院としてはどういう角度から取扱つて行くか、そういう点について篤と話し合つてこの七件の取扱いをきめて行きたい、こう思つております。先ず兼岩君の提案のほうの解決をして次に移りたいと思いますので、諮つて頂きたい。

川村松助自由党

○委員長(川村松助君) ちよつと速記をとめて下さい。    〔速記中止〕

川村松助自由党

○委員長(川村松助君) 速記をつづけて下さい。

小笠原二三男日本社会党(第四控室・左)

○小笠原二三男君 それで、中村君のお話や矢嶋君のお話で兼岩君も御了解になつたならば、この問題を議題として討議して欲しいというふうに正規におやりになるのか、先ほどの御意見だけでとどまるものか、その点はつきりして……。

兼岩傳一日本共産党

○兼岩傳一君 私は問題を提出しているのです。だから第一には、余りに不穏当な不誠意な答弁であると思うときには、運営委員会に諮つて、続けて何回でもその問題を本会議で緊急質問という形で納得の行くようにやつて行けばいいということ。又第二に、條件によつては本会議で議事の運営という形でこれを問題にして、これに対して政府の反省を求めるというやり方。第三には今矢嶋君から、この際委員会の名において政府の反省を求めるというふうに、三つの提案が出ているわけですから、その点を一つ委員長はお諮り願つて、議長のお考えもあることだし、私の意見が議長としては賛成しかねる点もあるのだし、そういう点は一つ議題としてこの委員会で然るべく決定して頂いて、この緊急質問の決定に進んで頂きたいと思います。

中村正雄日本社会党(第二控室・右)

○中村正雄君 兼岩君がいろいろ問題を出されましたが、三つか四つ方法を提示されまして、このうちのいずれかにするように協議してもらいたい、こういうお話がありましたが、私は本会議におきまする緊急質問については小委員会でそれぞれ持時間ということをきめましてやはりやらすわけでありますし、而もその範囲内であれば再質問も許されておるわけですから、今まで通り本会議におきまする緊急質問の持時間は嚴守するという今までの方法によつて行きたいと思います。ただ今までの緊急質問の政府の答弁を聞いておりますると、兼岩君のおつしやることが、全面的とは申しませんけれども、誠意を欠く点は相当あると思います。これはまあ質問者等の関係もあるかも知れませんが、少くとも参議院におきまする政府の答弁としては時としては参議院を侮辱しておるような答弁さえもまま聞きます。従つてこれは政策等を離れまして、一応議長のほうから、政府の答弁について誠意を欠く点を運営委員会でいろいろ指摘されておるので、今後注意してもらいたいということの要望を出してもらつて、一応この問題はこの程度にしたら如何ですか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

川村松助自由党

○委員長(川村松助君) 只今兼岩君の動議に対しまして中村君からそれに対する御意見が発表になりましたが、中村君の御意見のように決定して御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

小笠原二三男日本社会党(第四控室・左)

○小笠原二三男君 一応そういう決定でいいと思うのですが、先ほど兼岩君と議長との間の質疑の応答の中に、緊急質問で不満足であると認定するものは質問者であつて、その質問者の属する会派であるというお話でしたが、私は形式上は一応そうであろうと思う。併しその会派或いは個人の議員が、答弁が満足である、不満足であるということを決定する、意思決定することで本会議の緊急質問というものが考えられるということであつては私はならないのじやないかと思います。そういうことであるならば、質問書を出すだろうと思う。個人的に言つて質すだろう。そういうことで用は済む。議運にも諮つて緊急質問を許すということは、議院全体の問題として質問を展開するのであつて、これは議事規則、議事法の上ではどうであるか知りませんけれども、常識的にはこれは全体の問題として、一人が質問しているその質問に関連して、各議員が聞いて、やはり満足である、不満足である、許されるならば、自分は質問者ではないけれども、この点を追及したい、この点を質したいという気持はどの議員にも浮ぶんじやないかと思う。私は公開の全員参加しておる本会議における質問は、それだけの責任を持つた質問であつて欲しいし、又政府においてもそういう公的なものに考えてもらいたいと思う。従つて私の申上げたいことは、今のこの問題とは外れているかも知れませんけれども、緊急質問というものの性格をもう少しはつきり考えるならば、その運営の方法はおのずから又出て来るのじやないかと思います。従つてこの問題は、中村君の言う通り只今確定になつて結構ですが、そうします場合に、十五分というものの中に再質問もあつて、十分な論議が展開できるか、こういう疑念も私としては湧くわけであります。従つてそういう場合には、緊急質問十五分というふうに画一に時間で区切つて、それで十分やつたらいいだろうということでいいのかどうかということは、相当やはり問題があろうと思います。従つて今後においてこの問題は会派でもやはり相談してみて、そうして緊急質問を権威づけ、本院の権威を保持すると、こういうようなことで根本的に御検討になるならば私はなお幸いだと思います。従つて本日の問題はこの程度で取りきめて置きまして、そうして会派において御相談になつて、又妙案があるならば、もう少し掘り下げてこの問題を考えるというふうにして頂きたいということを希望として申上げます。    〔「賛成」と呼ぶ者あり〕

川村松助自由党

○委員長(川村松助君) 只今小笠原君からの発言は、会派に持ち帰つてお互いに……。

兼岩傳一日本共産党

○兼岩傳一君 ちよつともう一度繰返して下さい。関連した点だけ……。

小笠原二三男日本社会党(第四控室・左)

○小笠原二三男君 本日の兼岩君の問題としました点についての取りきめは、中村君のお話の通りの取りきめで一応やつて行くということでいいと思いますが、本院の権威を保持し、緊急質問の目的を完全に果すという意味から言うならば、もう少し掘り下げて、どういう運営の方法がいいのか検討をするということで、各会派で御相談願つて、そうして逐次改善して行くという方法を検討して行こうということを希望として申上げておきます。

矢嶋三義第一クラブ

○矢嶋三義君 小笠原君の言われているのはどういうことを言われているのか、わかつたようで私自身わからない所があるのであります。この七件はそういう検討の枠外にして、今日はこの七件は通つて、次回から考えようと、こういうふうに私は取れたわけでありますが、私はここに七つの具体的な緊急質問の問題が出ている以上は……。

川村松助自由党

○委員長(川村松助君) 小笠原君の意見はそうじやないんです。

矢嶋三義第一クラブ

○矢嶋三義君 兼岩君から提示された問題の点ははつきりしているが、あとの問題がはつきりしない。

川村松助自由党

○委員長(川村松助君) 小笠原君の意見は、中村君の意見は同感である、賛成する。なお十二分に盡せない点も残つておるようであるから、今後のことについては各会派に持ち帰つて一層検討を加えようと、こういう希望を述べられておるわけです。

兼岩傳一日本共産党

○兼岩傳一君 ちよつとそれに関連して、それだけとすれば研究しなくても、例えば私の出した問題について言えば、中村君の御意見で御決定の趣旨に従えば、先般の岩間正男君の緊急質問に対して非常に不満足です。だから従つて同一の問題を提げてもう一遍これを本会議において堂々とこの緊急質問の形で継続して、誠意ある答弁を求めると、そういうことはしてよろしいと、こういうふうに御決定願つたわけですな。

川村松助自由党

○委員長(川村松助君) いや、それには関係していませんが……。

中村正雄日本社会党(第二控室・右)

○中村正雄君 先ほど兼岩君が出されました議題いろいろ紛糾しているわけなんですが、兼岩君の出された議題については、私が申しましたように、一つは持時間を嚴守しようというのと、政府の答弁の不誠意については注意を喚起するということでけりをつけよう。それに小笠原君が緊急質問の問題について本質的にもう一度各会派で研究しようじやないかと、新たな見地から提案されておるので、これは今後の問題ですから、そういうふうに御了解願つて、この問題はこの程度で打切りなすつたら……。

兼岩傳一日本共産党

○兼岩傳一君 その本質的なというのは、一番本質的な点は政府の答弁にあるんです。会派の問題にするというけれども、問題は全国民的な問題、国民の運命に関する問題、それに対してああいう答弁の仕振りをもつと本格的に糾彈することなくて、その点を離れて、本質的な緊急質問に対する問題というのは、小笠原君は何を本質的な問題と考えておられるのか、若し漏らされれば一つ拜聽したい。

小笠原二三男日本社会党(第四控室・左)

○小笠原二三男君 兼岩君はよく人の腹の中まで断ち割つて、自分の思う通りに行つていないと気に食わないようなあれですが、これは党の性格というわけでもないでしようけれども、これは銘々の考えでそれはお話をしておるので、私の申上げているのは、只今ここで兼岩君が希望するような結論を生み出すということは困難な事態ではないだろうかと考えましたから、従つて当面の問題として、中村君の提案されたこの二つの、一つは時間を嚴守し、一つは政府側にも強く愼重な誠意のある答弁を参議院として要望する点を議運として申入れをして、そうして一応その結果を見るという方向を先ず本日きめて、そして兼岩君の言うような点もそれは重要な問題でありましようし、緊急質問それ自体の参議院において果たす機能というものが現状のようなやり方でいいのかどうかということは、兼岩君のみならず他にも意見があるわけですから、従つて会派に持ち帰つて十分そういう点について論議し合つて、そして名案を持ち寄つて、そしてこの方向が現在よりはいいというものがあつて、多数を以てそれを決するならば、その方法を採用して、緊急質問を充実したものとして展開して行くようにしたい。こういう希望を申上げておるのです。

兼岩傳一日本共産党

○兼岩傳一君 了解しました。

川村松助自由党

○委員長(川村松助君) 緊急質問に対する先ほど朗読いたしました七人の件、これをお諮りいたします。

安井謙自由党

○安井謙君 それはまあ今いろいろ議論の出た問題とも関連するわけですが、こうして題名を見ると、皆それぞれ緊急であると思われることには間違いないかも知れませんが、いわば二つの会派でこの質疑が全部独占されておるような形になつておりますし、問題によつてはテーマが二つダブついておるというようなこともありますので、もう少し緊急質問を緊急質問らしくさせるために、多少御提案の会派で整理するようなことを考えて頂くわけに行かないかどうか、お諮りを願いたいと思います。

矢嶋三義第一クラブ

○矢嶋三義君 今安井君から各会派で御考慮願いたいというような発言がございますが、私はその前に本議運で皆さん方にお考え頂きたいし、又私教えて頂きたい点を先ず聞かして頂きたいと思うのです。まあ原則的に私は議員の発言というものは自由に許したい、そうあるべきだと、こういう原則に立つておりますが、従来どういうふうにして来られたか、又今後どういうふうにこの緊急質問を取扱つて行かれるかという立場から、この緊急質問というものは本当にいわゆる狭義、狭い意味におけるところの緊急という意味に立つて我々は運営して行こうとしているのか、或いは一つの問題があつた場合に、衆議院の関係と、更に参議院の各委員会に大臣が出席する関係から、一つの問題があるときに或る專門の委員会へどうしても関係大臣が出て頂けない、そういうものを解決する意味において本会議で緊急質問することを許す、そういうような内容も若干含ませ、或いは最近はフリー・トーキングというものはやらないが、そういうものも若干加味した意味で緊急質問というものをきめて行くか、いずれか一つに考えて行くというのか、三分の一ぐらいのウエイトでこれを考えるか、或いはいずれか一つにウエイトをかけてそうして他を若干考慮して行くか、どういうような角度から緊急質問というものを考え、取扱つて行くかという点について、従来どういうふうに取扱つて来られ、今後どういうふうに取扱つて行つたらいいかという各委員がたのお考えを私はこの際はつきりと承わつて、今後の参議院の緊急質問というものの運営というものをやつて頂きたい。これはまあ小笠原君がさつき本質的なと言われたことの一部かと思いますが、ここに具体的に七つになつておりますし、只今安井君から言われたようにテーマも同じようなものもありますので、やはり一応私はここで考えたらいいのじやないかと思いますので、お伺いするわけです。

中村正雄日本社会党(第二控室・右)

○中村正雄君 今安井君なり矢嶋君から御提案になりましたが、それは丁度先ほど御決定願いました小笠原君の提案の内容に関する問題だろうと思う。従つて従来の緊急質問の取扱い方法なりその他につきましても検討の余地が十分あると思いますので、それは一応小笠原君の提案がありましたように、この次の委員会にでも問題にして、一応今出ておるのは今までの方針に従つてこのまま承認願つて、この根本的な問題はこの次の委員会で検討するようにしたら如何です。(「異議なし」と呼ぶ者あり)

川村松助自由党

○委員長(川村松助君) 只今中村君の御発言のように、現在出ておる緊急質問の七名はこれは承認しまして、その他の分については次の会議まで検討を加えて、改めて御相談を頂こうということで御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

矢嶋三義第一クラブ

○矢嶋三義君 私はやはり議運の一人としてこの議院運営委員会の権威からも申上げておきますが、何も私は人の発言を封ずるというような考えは毛頭ありません。先ほど冒頭に申上げた通りですが、ただ私はここで議運の権威のために申上げておきたい点は、この前の防衛隊で総理に対する緊急質問、あの場合に先ず社会党の第二控室から要求がありまして、それから続いて第四控室からあつた。そのときに同じ問題だから両方許すか許さないかということで相当ここで応答があつたと思うのです。そのときに、問題は非常に重大問題だから双方やつて頂こうということで折合つたと思うのです。そうして月曜日に緊急質問をやるということであつた。ところが月曜日は総理の関係でできなくなつた。水曜になつて、今度は共産党から追加されて、それが何らの応答なくして三つに膨れて、そうしてそのときに自由党の安井君から、同一問題について緊急質問するというのは云々という相当強い発言があつたのです。そうしてここでやはり今日又同一問題が出ておりますが、これは一つも議論されずにきまつて行くというならば、これは実に安井君の発言はおかしくなりはしないか、議院運営委員会はその日の空気で右左に動くということは私は権威上考えなくちやならないのじやないかと思います。こう考えますので、そういうことを皆様がたが確認されて、今の中村君の御提案がいいというのであれば、何おか言わんやでありますが、これは私は権威上、不満足な点があります。

加藤武徳自由党

○加藤武徳君 私は矢嶋君の発言に大体同調できると思うのですが、併しながら根本的に小笠原君の発言のように緊急質問の、例えば緊急性の有無とか件名の今日来ておるものをどのように調整するか、こういう問題については中村君の御発言と同じように、私はこの次の機会までにお互い相談願つて十分検討を加えて頂きたい、このように考えておるわけです。  それから先ほど安井君から発言をいたしましたように全く同じ件名も出ておるようでありますから、できれば七つを一括議題に供して、この点で話合いがつけば引続いてやりたい、こういうように考えておるわけであります。

兼岩傳一日本共産党

○兼岩傳一君 今矢嶋君の出された問題は、この前私は安井君と口論した記憶を持つておるのです。安井君だと思いますが、同じ議題が二つ出ちやおかしいのじやないかというような趣旨に対して、私は二つでも三つでも七つでもそれぞれの会派の立場から同一問題を緊急質問するということが何でおかしいのか、何のために会派があるのか、何のために政党政治があるのか、私は国会の運営から考えて、同じ題目で二つはおろか、七つあつても何ら差支えない、こういう見解をこの前申上げて、むしろ私はその点は承認されたと私は記憶しておるのですが、今矢嶋君のお話によると、そうでないように聞えるのですが、委員長は御記憶ございませんですか。委員長はどちらに御決定願いましたか。併し問題は延してもいいのです。将来次の機会に……。

川村松助自由党

○委員長(川村松助君) 今日のところは中村君の御発言に対しまして大多数の御賛成もここにありまするから、これを一応決定しまして、その他のかたの御意見については、各会派にお持帰り願いまして改めて御協議しよう、こういうことにするのが一番いいのじやないかと思います。

安井謙自由党

○安井謙君 関連して、この件名の扱いも含めてこの次までに持越す、これはこのままでですか。

川村松助自由党

○委員長(川村松助君) ええ。

安井謙自由党

○安井謙君 そうすると原則的に中村さんの御提案に賛成しますが、先ずさつき申しましたように七つあつて、まあ同一件名もあることですし、或いはものの見方によつては直ぐここで政府に答弁を求めても無理だと時期的に考えられるようなものもあるのではないかと思うのですが、その点でも社会党、五つですか、出ております点で多少整理して頂くというようなことはどうですか。

小笠原二三男日本社会党(第四控室・左)

○小笠原二三男君 整理するなどということは毛頭考えておりません。最も重要なこととして緊急質問を党議決定で出しておるものであります。ただ第六番目の金子洋文君の、これは十三日の本会議における緊急質問を保留いたします。その他の重複しているというような部分につきましては、会派に帰つて御相談して態度を決定いたしますが、一応それは安井君の言われる通り会派の問題に御委任願つて、七つの案件というものはここでは御承認を願つておきたいと考えます。

安井謙自由党

○安井謙君 結構です。

川村松助自由党

○委員長(川村松助君) それでいいじやないですか。会派ごとにお帰りになりまして、整理するものは整理する、同じことをやらないで……。それでは只今の七名の緊急質問に対しては取りあえず承認することに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

川村松助自由党

○委員長(川村松助君) 御異議なければ、さよう決定いたします。

中村正雄日本社会党(第二控室・右)

○中村正雄君 従つて緊急質問の一般の問題は次回に十分に各会派の意見をまとめて討議することになつているわけですが、それまでに各会派もそれぞれ研究はいたしますが、事務局において、衆議院におきまする緊急質問者の決定についていろいろ参議院とは今まで変つた実際上の取扱をやつているわけなんですから、そういう点も十分御研究おき願いたいと思うのです。   —————————————

川村松助自由党

○委員長(川村松助君) 次にお諮りいたします。今国会における内閣の法案提出の予定状況につきまして事務総長から御報告いたします。

近藤英明事務総長

○事務総長(近藤英明君) 内閣のほうから十三国会提出予定法律案の状況の資料が提出されましたので、印刷いたしましてお手許にお配りいたしました。なお本件につきましての御説明は本日まだその準備ができてないので御説明申上げかねますと、こういうことでございまして、この資料だけを取りあえず、こういう資料でございますがお手許へお配り願いたい、こういう希望に基きましてお配りいたしました次第でございます。

川村松助自由党

○委員長(川村松助君) 次に特別委員会の設置につきまして矢嶋君から発言を求められております。

矢嶋三義第一クラブ

○矢嶋三義君 この前の議運の懇談会で私は、本国会においては引揚特別委員会は設置しないと一応決定しているけれども、その後の国連の引揚委員会の状況とか或いはこの遺家族の補償の問題、或いは公館買上金の問題、こういう引揚問題に関連した問題の諸般の情勢を考えるときに、又国民の大多数の意向あたりも総合的に判断したときに、この際一応決定したことながら引揚特別委員会を再検討して見ては如何であろうか、各会派の御意向も承わつて御協議願いたい、こういうように各会派の御意向を打診して来て頂きたいという意味のことをこの前の懇談会で申上げたのでございますが、その後各会勢いろいろと御協議なさつたかと思いますが、今日更にこれを懇談会に移して、在外同胞引揚特別委員会について御懇談を願いたいと思う次第でございます。

加藤武徳自由党

○加藤武徳君 我々の会派も全く賛成でございます。ただ、今引揚委員会を中心に御発言があつたようでございますが、我々の会派では引揚委員会のみならず、前国会で設置をいたしておりました、例えば電力とか或いは選挙等に関してもこれを置きたいという希望等もございますので、主として前国会に置かれておつた特別委員会を中心に懇談会をお開き願いたい。

小笠原二三男日本社会党(第四控室・左)

○小笠原二三男君 その内容は私として討議する十分な理由があると思いますが、ただ矢嶋君はどういう手続で議運にこれを諮り、どういう手続で議運の懇談会で特別委員会の問題を討議するか、この点についてお伺いしておいて、それから話合いが可能であるならば話合いをしてもよし、この席においては手紙上話合いができないということであるならば、別途のやり方を以てこの問題について結論を得るようにしたい。矢嶋君は議運の権威とか何とか盛んに形式上、手続上のことをやかましく言つておりますけれども、私はこれは一事不再理の原則によつて議題とすべき筋合のものではないと考えます。(「異議なし」と呼ぶ者あり)この点について委員長から御答弁願います。

川村松助自由党

○委員長(川村松助君) 小笠原君の御意見もありますので、一応懇談会に入つて協議をしたいという御意見もありますので、懇談会に入つてこれ以上のことを御相談したらどうか、こう考えます。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

小笠原二三男日本社会党(第四控室・左)

○小笠原二三男君 懇談会に入る前に、何で議運の問題にするのか、速記に載つたのに……。

兼岩傳一日本共産党

○兼岩傳一君  少くとも理事会で懇談するということならまだわかりますが、この委員会で一旦決定したことをそういう形で蒸し返すことは私は適当じやないと考えます。若しもこれを蒸し返すとして、非常に讓歩しても、それは理事会で懇談するという性質のものであつて、この委員会で決定したことを又この委員会の懇談会でそれをこわそうじやないか、そういう懇談をすることに対しては反対であります。

川村松助自由党

○委員長(川村松助君) これはこわそうとする懇談会ではないのです。いわゆる懇談会ですから懇談しようということです。

加藤武徳自由党

○加藤武徳君 これは暮の議運の理事会で話が出まして、一応今国会は置くまいじやないか、こういう結論が出ておりますが、年の暮から正月にかけてお互いの会派でもいろいろ検討いたしました結果、やはり異論があつたわけですから、お互い忌憚のない意見を交換して見ようじやないかということであつて、小笠原君の一事不再理というようなかたくななあれではなくて、ざつくばらんに相談してみよう、こういうことに矢嶋君のお考えを了解したわけですが、私は引揚だけでなく、他の特別委員会を含めて懇談の材料にして頂きたい。こういう発言をしたのであつて、是非そういう工合にお運びを願いたい。

中村正雄日本社会党(第二控室・右)

○中村正雄君 小笠原君の言つておるのは議院運営としては正しいと思う。一旦国会の初めに決定しているのだから、従つて各会派でこの前は決定しているけれども、こうしなければならないという実質的の要望があれば、規則に抵触しない範囲内で又やる方法があると思う。そういうものは懇談会でありますけれども、この懇談会でやるよりも、各会派の理事会で一応懇談したほうがいいのじやないか。従つて矢嶋君の提案なり加藤君の賛成につきましては、一応この委員会では理事会で協議を願うということに結末をつけて理事会でお話し願いたい。

加藤武徳自由党

○加藤武徳君 中村君に賛成で、お互い各会派の者が寄り集つてということで、この懇談会とか理事会というわけではありません。

小笠原二三男日本社会党(第四控室・左)

○小笠原二三男君 私の申上げているのもそういうことなので、非常にかたくなのようでありますが、理事会と申しましても、理事会ではなくて、結果として会派を代表してこういうことをやるものが理事ですから、理事の何がしが集つたところで相談をすると、こういうことにして頂きたいし、先ほどのようにはつきりと速記にも載り、提案され、又それにも賛成するというような形で、この議運が懇談会としてこの問題を問題にすることについて私は不本意だから先ほどああいうことを申上げたので、この程度にしてこの問題は私は正式には取上げないということで打切つてもらう、そうして実質的には相談に入るというようにして頂きたいと思う。(「了解」と呼ぶ者あり)

川村松助自由党

○委員長(川村松助君) 只今の小笠原君の御意見に御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

川村松助自由党

○委員長(川村松助君) 小笠原君の御意見に基きまして、一応打切りまして、理事会で懇談することにいたします。  あとどなたか御発言がなければ、本日はこれを以て散会いたしたいと思います。    午前十一時一分散会

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