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13回国会参議院1952/04/24

運輸委員会 第17号

発言数
27
登壇者
4
会派数
3
開催日
1952/04/24

会議録

山縣勝見自由党

○委員長(山縣勝見君) それではこれから委員会を開会いたします。  先ず気象業務法案を議題といたします。前回に引続き御質疑を願います。御質疑ございませんか。

小野哲緑風会

○小野哲君 先だつての委員会でちよつと伺おうと思つておつたのですが、その機会を逸しましたので、今日伺つておきたいと思います。気象業務法案を見ますと、運輸大臣の任務ということについての規定があるわけなのです。それらの規定を設けることによりまして、又この本法全体としてのいわば気象業務の基本的な原則を定めるという建設的な意図があるようでありますが、そういたしますと、運輸省設置法との関係がどうなるか。運輸省設置法にも気象の関係において運輸省の権限が定められておるわけでありますし、又中央気象台に関する規定もあるわけでありますが、この法律の施行と相待つて、運輸省設置法の改正の必要があると考えるわけでありますが、この際これは同時に考えておらるるか、まだ運輸省設置法の改正法律案は出ておりませんが、どういうお考えを持つておられるか、この点を伺つておきたいと思います。

北村純一中央気象台総務部長

○政府委員(北村純一君) 今お話の通りに、運輸省設置法の中に若干の改正を加えたほうが非常に明確になると思うのでございますが、現行の運輸省設置法をそのまま解釈によりまして、この法律を運用する余地もあるかに考えまして、この法律におきましては、直接運輸省設置法を変える手続をとりませんでした。ただ当時から運輸省設置法を改正する機会があるということは想像されておりましたし、近く国会にも提案されます運輸省設置法の中にはこの業務法の規定を反映いたしますように、それぞれ所要の改正を加えてございますので、それで御了承願いたいと思います。

小野哲緑風会

○小野哲君 そういたしますと、政府の行政機構の改革に伴う運輸省設置法の改正法律案の中に、適当な規定を挿入する、この本法の基本制度の趣旨と表裏一体の関係における運輸の権限を明らかにする、こういうふうに解釈してよろしうございますか。

北村純一中央気象台総務部長

○政府委員(北村純一君) 今お話の通りに御解釈願つて差支えないと思います。大体運輸省設置法の改正規定の施行期日は四月一日と予想されておりますし、この法律が実施されますのは、この法律が発布されてから六カ月後ということになつておりますので、この気象業務のほうの施行よりも先に運輸省設置法が施行されるということになりまして、都合がいいのではないかと思つております。

小野哲緑風会

○小野哲君 或いは他の委員から御質問があつたのではないかと思うのでありますが、気象業務の基本制度を確立するというこの法律案の考え方からいたしまして、相当気象業務の運用に当つて、或いは人員の問題であるとか、或いは予算の問題であるとか、そういうものが起つて来るのではないかと思うのでありますが、二十七年度の予算を見ますと、この基本的な制度の確立に伴う予算の計上は私としては見当らなかつたように思うのですが、これはどういうふうに考えていいでしようか。

北村純一中央気象台総務部長

○政府委員(北村純一君) 二十七年度の予算を編成いたしました際には、この気象業務法はまだ立案されておりませんでしたので、直接それに該当するような事項は盛られておらないのでございますけれども、この気象業務法に書きました精神は、二十七年度予算を編成する当時から我々が包懐しておりましたところなので、事情の許す限りにおきましては、その経費の中に盛り込んで参つたつもりであります。この気象業務法が成立いたしましてから後の予算の編成その他につきましては、この法律の趣旨を生かすために一層努力いたしたいと存じます。

小野哲緑風会

○小野哲君 次に伺つておきたいのは、中央気象台の性格の問題でありますが、運輸省設置法から申しまして、一つの附属機関というふうになつておるようでありますけれども、こういうふうに気象業務の基本制度を確立するための法律が制定されようとしておりますのと相待つて、中央気象台そのものを、何と申しますか、外局的な機関にするというふうな点について政府で御研究になつたことがございますか。

北村純一中央気象台総務部長

○政府委員(北村純一君) この気象業務法ができますれば、行政事務が中央気象台の中に若干強化されるような向きもございますので、お話の通り官庁の性格といたしましては、外局とするのが適当ではないかと私どもも考えております。併しながら現在の設置法に規定されておるところの趣旨を見ますと、附属機関は必ずしも行政事務を全然やらせないというふうな趣旨でもないように存じますので、差当り行政機関でやることも業務法の施行の妨げにはならないというふうに考えております。

小野哲緑風会

○小野哲君 行政機構を簡素化して行くという建前から申しまして、外局を設置するということについては種々論議が行われるであろうと思いますが、中央気象台と申しますか、気象に関する行政というものが強化されるということになりますと、現在の組織ではやや不十分な点があるのではないかと、かように私は想像するわけであります。併し決して是非外局にされることが必要だということを申上げるわけではありませんけれども、こういう基本法が定められるについて、政府としては行政組織の見地からどんな考えを持つておられるかということを一応伺つておいたわけであります。私は一応この程度にして又……。

山縣勝見自由党

○委員長(山縣勝見君) 他に御質問ございませんか。

片岡文重日本社会党(第二控室・右)

○片岡文重君 ちよつと速記を止めて下さい。

山縣勝見自由党

○委員長(山縣勝見君) 速記を止めて……。    〔速記中止〕

山縣勝見自由党

○委員長(山縣勝見君) 速記開始。他に御質疑ございませんか。    〔「ありません」と呼ぶ者あり〕

山縣勝見自由党

○委員長(山縣勝見君) 別に御質疑もないようでありますから、これから本案の討論に入ります。入ることに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

山縣勝見自由党

○委員長(山縣勝見君) 別に御異議もないようでありますから——。

片岡文重日本社会党(第二控室・右)

○片岡文重君 これは今日上げるわけですね、それでしたら一応賛成をするものでありますけれども、先ほどちよつと申上げました通り、こういう表面に現われないで……。

山縣勝見自由党

○委員長(山縣勝見君) ちよつと待つて下さい。討論じやないのですね、今のお話は……。ちよつと速記をとめて……。    〔速記中止〕

山縣勝見自由党

○委員長(山縣勝見君) 速記開始。じや、討論に入つておりますから……。

片岡文重日本社会党(第二控室・右)

○片岡文重君 法案に賛成をするものでありますが、更にこういう仕事に携わつているかたたちの待遇と、従つて又技術の向上、そういう点を考えますと、今まで余りに恵まれなかつたと思われまするので、将来においてはもつとこういう面の、而もこれがあらゆる自然現象を対象とする、産業その他に重大な影響を与えるものであるし、特に暴風雨、地震等の被害を考えますと、もつと的確に、而ももつと早期に予報をされなければならないという点も考えられる。そういう仕事の重要性から言つても、もつと機構が拡充され、そうしてこれらに対する予算なぞには余り拘束をしないで、十分に技術者が、少くとも要求される程度のものは私は政府として考慮すべきものではなかろうかというふうに考えられまするので、この法案が通りますということを賛成すると同時に、更に気象台としても、要求がおとなし過ぎたと言つては語弊があるかも知れませんけれども、謙虚に過ぎておつたのではなかろうか、もつと積極的に要求すべきは要求して、日本の気象技術の向上に貢献して頂きたいということを希望意見として述べておきたい、こういうことであります。

山縣勝見自由党

○委員長(山縣勝見君) 他に御発言はございませんか……。別に御発言もないようでありまするから、討論は終局したものと認め、これから採決に入りまするが、採決に入ることに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

山縣勝見自由党

○委員長(山縣勝見君) 御異議ないと認めます。それでは本案の採決に入ります。  本案を原案通り可決することに賛成のかたの御挙手を願います。    〔賛成者挙手〕

山縣勝見自由党

○委員長(山縣勝見君) 全会一致であります。よつて本案は可決と決定いたしました。  なお委員長の口頭報告の内容その他事後の手続等につきましては、慣例によりまして委員長に御一任願うことに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

山縣勝見自由党

○委員長(山縣勝見君) 御異議ないと認めます。  なお例によりまして、本案を可とされたかたの御署名をお願いいたします。   多数意見者署名     小泉 秀吉  植竹 春彦     一松 政二  高木 正夫     小野  哲  片岡 文重    前之園喜一郎 深川榮左エ門   —————————————

山縣勝見自由党

○委員長(山縣勝見君) ちよつと速記を止めて……。    午後二時四十分速記中止    —————・—————    午後三時十七分速記開始

山縣勝見自由党

○委員長(山縣勝見君) 速記を始めて……。この際お諮りをいたしたいと思いますが、道路法案及び道路法施行法案について当委員会と建設委員会と連合委員会を持ちますることについてお諮りをいたしたいと思いますが、如何でございましようか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

山縣勝見自由党

○委員長(山縣勝見君) 持ちますことに御賛成のようでありまするから、それでは道路法案及び道路法施行法案について建設委員会と連合委員会を持ちますることを申入れいたすことにいたします。  それでは本日の委員会はこれを以て散会いたします。    午後三時十八分散会

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