郵政委員会 第20号
- 発言数
- 8 件
- 登壇者
- 4 名
- 会派数
- 1
- 開催日
- 1952/06/17
会議録
○尾関委員長 これより郵政委員会を開会いたします。 日程審議に先だち一言御報告を申し上げ、かつ御了解を得たいと存じます。その事項は、ブラツセルにおける万国郵便会議及び欧米諸国の郵政事情調査のため、本委員会より委員飯塚定輔君、山本久雄君及び園田直君の三君が派遣せられることに相なりました。右の諸君は、来る二十日御出発の予定でありまするが、このことについてその事情を御報告し、御了解を得たいのでございます。なお三君の派遣につきましては、諸種の事情上、ことにわが国郵政発達のために御尽力願わなくてはならないのでありまするが、御出張中の諸事は、便宜上飯塚定輔理事が主として団長と申しますか、その任にお当りくださることを委員長としても要望してやみません。何とぞこの点あわせて御了承を得たいと存じます。
○飯塚委員 ただいま委員長からの御報告と、われわれに対する御要望がございましたが、われわれはあくまで郵政委員として派遣せられる御趣旨に従い、万全を期して帰りたいと思います。この点は、いずれ山本委員からも御発言があることと思いますが、委員長から特にお言葉を頂戴した私として、この点をお誓い申し上げたいと思います。
○山本(久)委員 私ははからずも今回郵政委員として、ただいま委員長がお述べになりましたブラツセルにおける万国郵便会議の席に列するの光栄を得ましたことを、まことに感謝感激しております。なおあちらへ参りました際に、その会議の終了とともに、欧州各国並びにアメリカ等の郵政事業につきまして、できる限りの調査研究を遂げまして、わが日本の郵政事業の今後の改良、改善、発展を期するために、万全の努力を捧げようと思います。二箇月ほどの留守をいたしますので、委員長初め各委員の方々によろしくお願いをいたしたいと思います。一言ごあいさつを申し上げます。 —————————————
○尾関委員長 次に本委員会に付託になつております請願の四百六十四件の審査を行います。日程は紹介議員の御出席の御都合もあり、委員長において適宜変更いたしますから御了承願います。また紹介議員のお見えになりません請願につきましては、その内容は文書表によつて御了承願うこととし、ただちに政府の意見を求めたいと思いますが、この取扱いに御異議はありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○尾関委員長 御異議なければさよう決します。 それでは日程第一ないし第四・二六及び第四三九を一括議題といたします。これらの各請願につきましては、過日の本委員会における簡易生命保険及び郵便年金の積立金の運用に関する法律案及び簡易生命保険法の一部を改正する法律案の審議の際、政府との質疑応答があり、その趣旨は十分御承知のことと思いますので、紹介議員の説明及び政府側の意見聴取は省略いたします。 —————————————
○尾関委員長 日程第四二七ないし第四二九、第四三一ないし第四三八、第四四〇ないし第四六一、第四六三及び第四六四を一括議題として、政府の意見を求めます。
○寺本政府委員 日程四二七、請願第一八五号ですが、江與味簡易郵便局を特定局に昇格させることは、現在の定員事情及び同局における取扱い事務量から見て、さしむき実現困難と思われます。 次の日程第四二八、陸中中野局に集配事務を開始することは、受持区域狭小で、施設標準に達しませんが、郵便物速達上、多少効果があるので、他との権衡を見て、将来適当な機会に考慮いたします。 次は日程第四二九、美濃町に無集配特定局を設置するとすれば、その予定地を新美濃町駅前とすることとなりますが、ここでは美濃局への距離も近く、利用予定人口もさほど多くなく、設置標準に達しませんから、早急実現は困難と思われます。 次は日程第四三一、和田局に集配事務を開始すれば、郵便物の速達並びに厚床局の集配難救済上多少効果がありますが、このため郵便区は行政区をさらに分割して構成することとなるため、郵便物区分上の不便が生ずるほか、他との権衡もあり、急速実施は困難であります。なお将来計画上の参考といたします。 次は日程第四三二、田河津簡易郵便局を無集配特定局または集配特定局に昇格させることは、現在の定員事情並びに同局における取扱い事務量等から見て、さしむき実現困難と思われます。 日程第四三三、長野市古牧地区に無集配特定局を設置することは、設置標準に達しており、その必要性は認められるが、現下の定員事情にかんがみ、早急実現は困難であるから、将来他との均衡を見て設置方考慮することといたしたい。 次は日程第四三四、一方井局に集配事務開始しても、郵便物速達上の効果は、さして期待されない上、相当経費の増額を要するので、さしむき実施困難である。しかしながら沼宮内局の集配難を救済する上には、相当効果があると思われるので、将来計画上の参考といたしたいと思います。 次は日程第四三五、御明神局に集配事務開始することは、施設標準に達しないばかりではなく郵便物速達上の効果はさして期待されない上、定員の増員並びに経費の増額を要するので、さしむき実施困難でございます。 四三六、渋民局に集配事務開始すれば、現集配受持局である好摩局の集配難を救済する上には効果があるが、郵便物速達上の効果はさして期待し得ない上、定員二名の増員を要するので、さしむき実施困難である。なお将来計画上の参考といたしたいと思います。 次は四三七、郵便料金大口使用者の特別優遇に関する請願でございますが、過般の郵便料金引上げは、郵便事業運営上真に必要やむを得ず行われたものであり、これにより郵便の利用者に対し、ある程度の負担をかけるに至つたことに恐縮に存ずる次第であります。郵便料金は、郵便が一般国民に日常利用されるものであるため、なるべく簡易な体形であることが望ましいものであつて、特に料金が低減されるのは、国民文化の普及向上または産業経済の発達のため特に必要ある場合と、市内特別郵便のようにその取扱い経費が著しく少くて済むため、全国均一料金とすることが不適当な場合とに限られているのであります。ところが郵便物が一時に多数差出されたからといつて、その取扱い経費が少くて済むというものではないので、この郵便物の料金を特に低減することは適当でないと認められます。 次に四三八、檜枝岐局に集配事務開始しても郵便物速達上の効果は期待し得ない上、外勤定員二名の増員を要し、かつこのため会津大川局の郵便区は著しく狭少となつて配置標準に達しなくなるので、さしむき実現困難であります。もし檜枝岐局に集配事務を開始するとすれば、その場合の運送施設は、郵便物に即応する運送機関を選択することになろう。現在大津又部落に対しては、五月より十一月末までの間、月五回の集配を施行し、また只見川流域開拓地四部落に対しては郵便物の集配を施行していないが、いずれも集配局より遠距離にあつて、特に冬季間は深雪のため、周年毎日集配することは困難であるが、将来可能な限度において集配施設の改善方考慮したいと思います。 以上であります。
○尾関委員長 残余の請願は延期いたし、本日はこの程度にとどめまして、次会は公報をもつてお知らせいたします。 本日はこれにて散会いたします。 午後三時一分散会