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13回国会衆議院1951/12/15

農林委員会 第2号

発言数
10
登壇者
4
会派数
1
開催日
1951/12/15

会議録

松浦東介自由党

○松浦委員長 これより農林委員会を開会いたします。  この際委員長就任にあたりまして、一言ごあいさつ申し上げます。(拍手)  千賀前委員長のあとを継ぎまして、不肖私が今回はからずも農林委員長の重責をになうことと相なりましたが、御承知のように浅学にして鈍才、はたして有終の美を収め得るやいなや、あまり自信がないのでございますが、幸いにして各党各派の精鋭をすぐつた農政のエキスパートであらせられる委員各位の絶大なる御支援を賜わり、心をむなしゆうして全力を傾注し、もつてこの重任に当りたいと存じまするので、前委員長に対しますると同様、何分よろしくお引きまわしを願う次第であります。  申すまでもなく変転きわまりない国際政局の動きに伴いまして、内政上の複雑と困難性は一段と加わつて来たように思われます。なかんずくわれわれの専門分野にありますところの農政上の懸案の解決に関しましては、財政経済政策一般の帰趨ともからみ合いまして、前途必ずしも楽観を許さぬものがあるように感ぜられるのであります。かようなときにあたりまして、わが農林委員会は、全国六百万農家の負託にこたえ、行政府を督励して食糧の増産、国民食糧の確保、農民の地位の向上等のために全知全能を傾け、もつて国の政治における農政のウエートを飛躍的に強化いたさなければならないと存ずるものであります。かかる意味合いからいたしましても、今後における農林委員会の運営は、小異にこだわつて大局を失することのないように、なごやかなうちにも時間励行、能率本位に事に当つて参りたい。案件の軽重勘案に応じまして、打合せ会等で処理できますことはどしどし片づけまして、委員会におきましては高度重点主義をとつて議事を進めて参りたいと存ずるのであります。委員各位特に野党の諸君におかれましては、私の意の存するところをおくみとりくださいまして、格段の御協力を願いましてごあいさつにかえる次第であります。(拍手)  なおこの際千賀前委員長よりごあいさつがいたしたいとの申出がありますからこれを許します。千賀委員。

千賀康治自由党

○千賀委員 今般農林委員長の更迭にあたりまして、一言ごあいさつを申し上げたいと思います。  顧みますれば、私が農林委員長の重責を帯びましたのは、昨年昭和二十五年五月二日でございまして、爾来一年有半、三十五件に達する法律案並びに承認事項を審査いたし、また食糧、応共事業、畜産、林野、肥料等の重要な農林問題に関しまして、あるいは小委員会を設置して詳細な調査を行い、または東北、北海道から九州のはてに及ぶ全国各地に委員各位の御出張を煩わせまして、つぶさに耕作農家の実情をうかがい、あるいは現地指導者側の建設的意見を徴する等、各位の御活躍によりまして無事大任を果し、祖国再建の一端をになうことのできましたことは、ひとえに委員各位の絶大な御支援と御協力のいたすところでございまして、身に余る光栄と存じまして、深く感謝いたすところでございます。  今さら申し上げるまでもなく、わが国農業は、品種の改良、施肥その他栽培技術等については世界水準を抜くほどの発達を示し、しかも国民人口の半ばがこれに従事しながらも、経営規模の零細、資本構成の脆弱等のために、国民必要食糧の八〇%を辛うじて満たすにすぎず、かつ農業経営もまた著しく安定を欠く状態であります。従いまして食糧自給度の向上と農業経営の健全なる発達とは、今後わが国農林業に課せられました重要課題であります。かような農林部門の現況を直視し、かつこれが抜本的解決を目途といたしまする農林委員会が、各常任委員会の中でも最も重要な位置を占めていることはもとより当然のことでありますが、しかも講和條約の発効を目前に控えました今日、祖国の自主独立性の確立、確保のために、本委員会の使命はさらに加重せられ、委員各位の職責もまたいよいよ重大となるものと信ずるのでございます。幸い私の後任には、有能達識な松浦新委員長が選任せられましたので、委員各位の御活躍と相まつて、この農林委員会の使命と職責とを遺憾なく発揮せらるることと存じます。長い間私に寄せられました御支援を心から感謝いたしますとともに、今後とも本農林委員会のため、かつまた祖国独立のために一段と御奮闘くださるようお願い申しまして、私のごあいさつにいたします。(拍手)

松浦東介自由党

○松浦委員長 なおこの際、新任の野原農林政務次官よりごあいさつをいたしたいとの申出がございます。これを許します。野原農林政務次官。

野原正勝自由党農林政務次官

○野原政府委員 このたびはからずも農林政務次官に選任せられまして、はなはだ身に余る光栄と存じます。もとより浅学非才その任ではございませんが、一生懸命にやりたいと思つております。申すまでもなく今日農政の問題はきわめて重大でありまして、政府におきましても様々な策を講じまして、日本農政の進歩と発展のために努力をしなければならぬと考えているのでありますが、それにはどうしても農林委員会の強力なる支援また鞭撻がなければならぬと考えております。従いましてどうぞ委員会といたしましても十二分に議論を尽されまして、政府を御鞭撻くだされ、また予算獲得の上におきましても、委員会の御活躍によりまして農政の十分なる運営ができますような予算を獲得できますよう御協力をいただきたいと思います。よろしくお願いいたします。(拍手)

松浦東介自由党

○松浦委員長 次に御報告があります。第一に、本委員会より要求になつておりました国政調査承認の件につきましては、去る十二日議長の承認がございました。  次に昨十四日八百板正君ほか五名提出の農民の土地確保に関する決議案が本委員会に付託になりました。右御承知おきを願います。  次にこの際理事補欠選任についてお諮りいたします。委員の異動に伴いまして現在理事が三名欠員になつておりますので、その補欠を委員長において御指導申し上げたいと存じますが、御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

松浦東介自由党

○松浦委員長 御異議なしと認めまして指名いたします。遠藤三郎君、平野三郎君、井上良二君、以上主君を理事に御指名いたします。  次に小委員会設置の件についてお諮りいたします。今会期におきましても、従来より調査を継続いたしておりましたところの肥料に関する事項、畜産に関する事項、農林公共事業に関する事項につきまして、それぞれ小委員会を設けることにいたしたいと思いますが、御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

松浦東介自由党

○松浦委員長 御異議なしと認めます。なお小委員の員数及び小委員及び小委員長の選任につきましては委員長に御一任願いたいと思いますが、御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

松浦東介自由党

○松浦委員長 御異議なしと認めまして、さようとりはからうことにいたします。

小淵光平自由党

○小淵委員 この際提案いたしたいと思いますが、蚕糸に関する小委員会設置の問題であります。言うまでもなく戦後の蚕糸業が戦前の蚕糸業に比して非常な萎微沈滞、縮小の一途をたどつて参つたことは申すまでもないのであります。しかしながら最近国際収支の解決の上にも、農村所得の向上の上にも、蚕糸業の重大であることは論をまたないことでありまして、これに対するところの政府並びに国民の声の高くなつて参つたことは、すでに御承知の通りであります。  過般繭糸価安定法がすでに制定を見まして、近く実施の運びになると私ども推察いたしておるわけであります。従いまして、これに関する種々なる問題が当然生まれて参ります。もちろん繭糸価安定法の中には、審議会制度がありまして、蚕糸業に関する諸般の事項の審議することになつておりますけれども、この審議会なるものの性格は、ごく小範囲に制限されておりまして、繭糸価格の中心値段を主題とする問題を中心として審議せられるものが、この中心となしておるのでありまして、蚕糸業全般にはきわめて二義的に扱わるべきところの審議会でありますので、この際蚕糸業全体の興隆の上からも、ぜひとも小委員会を設置いたしまして、蚕糸業のますます発展するよういたしたいと考えておりますので、蚕糸小委員会の設置に関する提案をいたしたいと存じます。

松浦東介自由党

○松浦委員長 小淵君の御発言はただいまお聞き及びの通りでありますが、次会までに慎重に研究いたしたいと思います。  本日はこれにて散会いたします。     午前十一時十二分散会

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