内閣委員会 第35号
- 発言数
- 30 件
- 登壇者
- 6 名
- 会派数
- 2
- 開催日
- 1952/06/19
会議録
○八木委員長 これより内閣委員会を開会いたします。 本日は閉会中審査に関する件及び請願及び陳情書日程について議事を進めます。 まず閉会中審査に関する件につきましては、国家行政運営法案、八木一郎君外十三名提出、衆法第五〇号を閉会中もなお審査いたしたいと存じますが、これについて議長に申出るに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○八木委員長 御異議なければさよう決定いたし、なお閉会中における審査のための委員派遣の件につきましては、閉会中の審査が付託されました場合には、委員長においてしかるべくとりはからいをいたしたいと存じます。 なお派遣地、委員、期間等に関しましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
○井之口委員 今までいろいろな委員会において、共産党の委員が行きますと、調査が非常に徹底するのでありまして、それを毛ぎらいするような傾向がある委員会においては、共産党の委員を委員長において除外するような習慣が行われておる。これはきわめて不当なことであると思いますので、今度の内閣委員会の方の調査においては、共産党の委員が参加するようにひとつ委員長においてとりはからわれるように希望しておきます。
○八木委員長 よろしく善処いたします。 御異議がなければ、さようとりはからいます。 次に請願日程について議事を進めます。請願は、本日の公報をもつてお知らせいたしておきましたこの順序に従つて審査を進めたいと存じます。紹介議員の見えておらないものは、文書表の朗読は省略いたしたいと存じます。 —————————————
○八木委員長 まず日程第一、厚生省廃止反対に関する請願(紹介議員岡良一君)を議題といたします。 本請願の要旨は文書表に譲ります。 —————————————
○八木委員長 次に日程第二ないし第四を議題といたし、政府より意見を求めます。須江説明員。
○須江説明員 警察予備隊員の健康管理改善等に関する請願、これは御説の通りに善処いたしたいと存じます。
○八木委員長 第四まで、後藤田説明員。
○後藤田説明員 立野ケ原の件につきましては、十分研究をいたしたいと存じます。 第四の、篠山部隊につきましては、配置をする予定は、目下のところございません。 —————————————
○八木委員長 次に、日程第五ないし第三四、公務員の新恩給制度確立等に関する請願について政府の意見を求めます。坂中説明員。
○坂中説明員 新恩給制度につきましては、目下鋭意研究中でございますので、近くその結論も得られることと思つてわります。従つて結論を得次第、できるだけ早く、その成果を内閣に対して提出したいと思います。 —————————————
○八木委員長 次に日程第三五、元文官普通恩給受給者に普通恩給権復活の請願及び日程第三六ないし第五五について政府の所見を求めます。
○三橋政府委員 日程第三五につきまして、また日程第三六ないし五五につきましては、近く総理府に設置されることに相なつておりまする恩給法特例制度審議会の結論に基きまして、政府といたしましては善処して行きたいと考えている次第であります。 —————————————
○八木委員長 次に日程第五六ないし第六二及び第六四ないし第三四九を一括議題とし、政府の説明を求めます。
○三橋政府委員 先日当委員会におきまして修正議決せられまして衆議院の本会議を通過いたしましたいわゆる恩給調整に関しまする法律が実施せられることになりますれば、ここに請願されておりまする事柄も相当部分解決せられて行くことと相なると思いまするが、政府におきましても将来変更の必要がある場合におきましてはできる限り善処いたしまして、その請願の趣旨に沿うようにいたしたいと思つております。 —————————————
○八木委員長 次に日程第三五一ないし四九九を一括して議題といたします。政府の所見を求めます。
○三橋政府委員 この請願は軍人恩給のいわゆる復活に関する請願でございますので、近く総理府に設置されることになつております恩給法特例制度審議会の審議の結果に基きまして、政府といたしましては善処して行きたいと考えております。
○八木委員長 次に日程第五〇〇ないし五〇五を一括して議題とします。政府の所見を求めます。
○三橋政府委員 この請願も軍人恩給の復活に関する請願でございまして、近く総理府に設置されまする恩給法特例制度審議会の審議の結果に基きまして善処して行きたい、こういうふうに考えております。 —————————————
○八木委員長 次に日程第三五〇及び日程第五〇六ないし第六〇九を一括議題といたします。戰傷病者に関する件その他であります。政府の所見を求めます。
○三橋政府委員 これらは戰傷病者に対しまする恩給の増額に関する請願でございますが、この請願につきましては、総理府に設置されることに相なつておりまする恩給法特例制度審議会におきましての審議の結果に基きまして、政府といたしまして善処して行きたいと、かように考えております。 —————————————
○八木委員長 次に日程第五一〇ないし五一五を一括議題といたします。政府の所見を求めます。
○三橋政府委員 この請願は、現在の恩給法上の公務員としての取扱いを受けておりまする者につきまして、その恩給法上の公務員となる前の、あるいは学校の看護婦として嘱託あるいは雇員として勤務した在職年を恩給法上の在職年として認めてもらいたいという請願でございますが、これにつきましては相当愼重に検討しなければならない点があると思われるのでございまして、請願の通りにただちに恩給法の取扱いをするということにつきましてはまだ結論を得ていないのでございます。 —————————————
○八木委員長 次に日程第六三及び日程第五一六ないし五三九を一括議題として政府の所見を求めます。
○三橋政府委員 日程の六三は私立学校の先生として勤務されました在職年等を恩給法の在職年として通算してもらいたいとの請願でございますが、これにつきましては政府といたしましてはただちに同意いたしかねるとのことでございます。この請願の通りにとりはからうことは困難であると考えております。 それから日程の五一六から五一九、それから日程の五二一以下につきましては、これは軍人恩給の復活に関する請願でございますが、これについては総理府に設置されます恩給法特例制度審議会におきましての審議の結論に基きまして、政府といたしましては善処して行きたいと考えております。 日程五二〇は、懲戒処分によりまして職を免ぜられた人につきましては、現行の恩給法におきましては恩給権が剥奪されているのでございますが、かかる懲戒処分によりまして恩給権を剥奪された人に対しまして、恩赦、特赦等の場合におきまして恩給権を回復してもらいたい、こういうような趣旨の請願でございます。この請願につきましては、恩赦、特赦等の場合におきましては、従来からの取扱いにいたしましてもその効果を及ぼさないというような取扱いに相なつているのであります。従来の取扱いからいたしましても、この請願の趣旨の通り取扱いをするということは困難ではないかと思います。のみならず恩給を給しますということは忠実誠実に国家に勤務したということが第一の前提になることと思います。従いまして懲戒処分に処せられるというような人に対して恩給を給するというようなことは、はたしていいものかどうかにつきまして相当検討を要することがあるのではないかと思つているのでございまして、実際上の問題といたしましてもこの請願のような取扱いをするととにつきましては相当に検討を要することと考えております。
○八木委員長 なお政府の当局の見えてない案件等につきましては政府の所見は他日聞くこととして、ここでは省略いたします。 —————————————
○八木委員長 次に陳情書の審査を行います。請願と趣旨を同じくするものもありますので、文書表の朗読は省略し審査を行いますが、日程第一三及び日程第一五〇ないし第一六四を除く各陳情について何か御質疑はありませんか——御質疑がなければ、これにて以上の陳情の審査は終ります。 本委員会の請願に対する態度は、軍人恩給関係請願は具体的な事項を含んでおりまして、これらはすべて恩給法特例審議会の審議にまつこととし、これらの請願は軍人恩給の復活をすみやかに考慮するを適当と認める趣旨において採択し、内閣に送付すべきものと決定することにいたしたいと思います。(「異議あり」と呼ぶ者あり) 日程第一ないし第六二及び第六四ないし第五一五は採択の上内閣に送付すべきものといたしたいと存じます。御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○八木委員長 御異議なければさよう決します。
○井之口委員 先ほどから発言を求めておりましたが、大体全般にわたる方針を述べておきたいと思います。 軍人恩給並びに官公吏の恩給に対しましては、われわれは各委員会においても主張しております通り、これは社会保障制度を徹底させることによつてこうしたものは全部解決せられるのでありますから、むしろこれをもつと拡張して、そういう不公平のないように、官公吏、軍人だけを特別に処遇して、昔の官僚政治、軍国主義の政治が起らないようにというのが大体の根本方針であります。不均衡を一部是正する部分につきましても、単なる一部の是正だけにとどまらず、さらに日本の勤労者全般にこれを及ぼすという意味において、拡大した法案を制定せられることに政府において努力されんことを希望いたします。 それからこの中に、たとえば警察予備隊によつて演習地としてとられるようなところをとつてもらいたくないという請願が出ておりますが、こういうものに対しましては、われわれはきわめて大賛成なのでありまして、警察予備隊それ自体がもうすでに憲法に違反しておる再軍備でありますから、それにとられるということにはわれわれは反対いたす次第であります。 なお積極的意味を持つ利根川の利水工事について、利根川開発法制定に関する請願というものが出ております。内容の点を詳しく検討しておりませんが、共産党としては利根川開発という遠大なる理想を持つておるのでありまして、この請願に対しましては、そういうものが参酌され、取入れられ、付近の農民その他住民の生活が安定するようにやつてもらいたいものであります。 それからこの中に過剰人口の収容施設の実施促進に関する請願というのがありますが、根本的には過剰人口は資本主義の今の制度をもつてすれば、当然起つて来ることであります。かつ日ソ、日中等の貿易を制限しておる以上は、厖大なる失業群ができて来るのは理の当然であります。こうした問題は社会的にまた政治的に根本的に今の吉田内閣の方針を改めることによつてのみ解決せられると思いますので、そういう方向に向つてこの請願がいれられるようにやつてもらいたいと思う次第であります。すべて大衆の生活を安定し、平和を確立し、独立を確保するという点においては、わが党は徹底的な政策を有するのでありますから、そういう方をよく参酌して、その方針を取入れて、これらの請願、陳情が処置せられんことを希望して私の意見といたします。
○八木委員長 なお陳情書日程中第一ないし第一二及び第一四ないし第一四九については、これをもつて審査を終了いたし、これらは委員会において了承いたします。 本日議決いたしました請願の委員会報告書の作成については、委員長に御一任願います。 なおこの際お諮りいたします。理事でありました江花靜君は委員を辞任し、再び委員に選任せられましたので、理事に御指名いたしたいと存じます。 本日はこれをもつて散会いたします。 午後零時十七分散会