電気通信委員会 第49号
- 発言数
- 15 件
- 登壇者
- 3 名
- 会派数
- 2
- 開催日
- 1952/07/29
会議録
○田中委員長 これより会議を開きます。 閉会中審査の件について諮りいたします。ただいま審査中の有線電気通信法案、公衆電気通信法案及び有線電気通信法及び公衆電気通信法施行法案の三法案につきましては、なお慎重に審議をいたしたいと存じまするので、議長に閉会中審査を申し出ることとし、あわせて電気通信事業の経営に関する件及び電波管理並びに有線放送に関する件についても、閉会中審査の申出をいたしたいと存じまするが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○田中委員長 御異議なければ、さようにとりはからいたいと存じます。 さらに委員派遣に関しお諮りをいたします。閉会中審査事件が議院の議決により付託され、これに伴う実地調査をいたす必要が認められました場合は、再び委員会を開会する煩を避けまして、委員長において適宜委員派遣の承認を申請いたしたいと存じまするが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○田中委員長 御異議なければさようにとりはからいたいと存じます。 —————————————
○田中委員長 日程追加の件についてお諮りいたします。テレビジヨン放送に関する件を日程に追加し、調査を進めることに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○田中委員長 御異議なしと認めます。前会に引続きテレビジヨン放送に関して調査を進めます。質疑の通告がありまするのでこれを許します。椎熊三郎君。
○椎熊委員 前回の当委員会に出席できませんでしたので、あるいは同僚の諸君から御質問があつた点と重複する点があるかもしらぬと思いますが、私はこの問題につきましては、非常に深い関心を持つておりますために、しかも電波監理委員会は今度の行政機構の改革によつて、あるいは今までの姿とかわつた状態になるようなふうにもなつておりますので、ここ一両日を余す今国会において質問しておかなければ、再びその機会を得ないと思います。そこで何も新規な問題をお尋ねするのではないので、われわれは一日も早くこの日本にテレビジヨン放送が実現できるようにと念願いたしまして、国会においても、多数をもつて決議案等をも可決しておつたような状態であります。だんだん申請者の数もふえたり、電波監理委員会でも真剣にこれと取組んで、幾たびも聴聞会を開いたり、あるいは聴聞会に対する異議の申請等もあつたりして、かなり真剣に、しかも深刻にこの問題が論議されたのであります。そこで私どもの念願するところは、一日も早くテレビジヨンの放送を実現したいという点にあるのであります。承るところによると、三十年に近い長い間これが研究のために苦心しておられたNHK等においても、これが実施を許可してもらいたいということを願い出ておるということでありますし、その他民間側からも有力なる方々の計画によつてこの申請をしておるというようなことも漏れ聞いておるのであります。しかしながらもとよりこれの認可、許可の権限は、法規の定むるところ電波監理委員会の決定によるのでありまして、国会における当委員会などにおきましては、それらに対する権限はもちろんございません。しかしながら国民の代表の府たる国会といたしましては、やはり世論の反映するところ電波監理委員会に対しても、それぞれ意見のあるところを具申して、輿論を反映せしめたい、こういうことで努めて参つたのであります。事は非常に高度の科学的な問題でありますので、われわれしろうとどもには技術面では了解に苦しむ点が多々ございます。従つて権限もない、しかもむずかしい学理の上に立つた電波の問題に、かれこれわれわれしろうとの意見をさしはさむことは、かえつて百害あつて一利ない。ただわれわれはこの問題を国の力で取上げる以上、適正にしてかつ公平、だれが見てもこの程度よりはできないだろうと思われる、納得のできるような答案をほしい、こういうことを希望して参つたのであります。従つて当委員会といたしましては、電波監理委員会の決定そのものの内容に対しては、これまでも一指も触れておりません。将来もまたこのことに触れるべきではないと思う。これは專門外のことであります。ただわれわれは政治的にこれを見て、三十年も苦労しておるNHKの存在をも、軽々しく取扱われても困るし、新たに願い出ておる民間側の申請というものも、それを嚴密に内容を審査検討して、適当だと認められるものにおいては、もとより何ら躊躇するところあつてはならない、こう私ども思う。そこで幾たびも幾たびも同じようなことを去年以来聞いておるのですが、去年の暮れ以来、第十三回国会が開かれてからも、私も数回にわたつてこの問題に質問を繰返しております。その結果といたしまして、大体四月か五月ごろまでには仮認可と申しましようか、第一段階の決定があり得るというようなことも承つておつたのですが、その後だんだんと各般の事情によつて今日まで延びておる。そうして遂に今日の段階では、もはや電波監理委員会の存在も、ここ一両日の間になくなつてしまうのではないか、そういう事態にまで追い詰められておるのであります。そこでこういう問題の重要性、そうしてその及ぼすところの関係が非常に複雑である問題に対して、委員会といたしましても、それはもとより愼重に御検討ではございましようが、なかなか最後の決定までには、非常な御苦心があられることだろうと思いますけれども、それにいたしましても、四月か五月ごろには認可ができると当委員会でも明らかに言明せられておつた問題が、この段階に至つてもなお御決定がないのです。そして委員会はもう二、三日でなくなるかもしれぬという状態、これは一体どういうことなんでしようか。これは事が複雑であり、めんどうだから、当電波監理委員会がなくなるのだから、そういう重大問題をこの委員会で解決せずに、次の段階の何らかの機関によつて、問題を解決した方がいいという考え方の人もなきにしもあらずでございましよう。しかし私思うに、そうではない。当初からこの問題を取上げたのは、今日なお存在しておるところの電波監理委員会であつて、事は困難であり複雑であつても、監理委員会の権威とこれまでの経過から見て、この問題が困難であればあるほど、監理委員会の存在する期間内において、この重大問題を決定しておくということが、監理委員会としてもりつぱな態度ではなかろうか、私はそう思うのであります。こういうむずかしい問題を、将来電波監理委員会よりもなお権威が軽いように思わるる何かの機関等に残して立たれるということであるならば、それは電波監理委員会としては責任を全うしたものではないというそしりもなきにしもあらずでございます。私は監理委員会の存在を尊重し、これを信頼して来た一員といたしましては、どうしてもこの難問題は、いかに時日が切迫しておつても、監理委員会存続のうちに断案を下して、そしてこの委員会がなくなるならなくなつたにしても、一応そういう区切りをつけるところの責任はなければならぬ、そう私は考えられます。将来の長きにわたる行政官庁の行政行動においても、難問題は次のものに譲れという感覚では、ほんとうにりつぱな行政事務というものは完遂できない。どうか衝に当るそれらの人々は、常にみずからの存在に自負心を感じつつ、重大なる責任を、みずからの判断によつて適正に解決して余すところのないというような決意がなければ、ほんとうの行政の衝に当る責任者とは思われないのであります。私はまことに老婆心、あるいはいらざることを申すようではございますけれども、世上幾多のうわさが喧伝されております際でありますから、電波監理委員会のこれまでの経過と権威の上から見て、ぜひこの委員会存在のうちに御決定を願いたいということを、本問題解決の一端として私は熱願しておるのであります。もとより国会における電気通信委員会は、これら各般の問題についていろいろな論議はいたしますけれども、先刻冒頭に申し上げました通り、当委員会としては決定権もなければ、判断する能力もないという状態なので、あげてこれを電波監理委員会におまかせしてあるのでありますし、この電気通信委員会も、はたして将来存在するかどうかわからないのです。われわれもこの問題を解決せずして、この委員会が雲散霧消してしまうようなことがあると、非常にあと味が悪い。われわれもここ一両日ではあるが存在している。電波監理委員会も、ここ一両日かもしれないが存在している。この間においてこの重大問題を解決したということは、後世にこの問題に対する大きな足跡を残すものでなければならぬ、私はそう考えます。ですから、目下電波監理委員会のこの問題に対する考え方はどうなつているのか。先日の委員会の報告を間接に承ると、大体結論に近づきつつあつて、ここ二、三日中には決定を見るであろうということを洩らされたということを承ります。もしそうだとすれば、非常に仕合せなことで、どうかそれを思い切つてあすでもあさつてでも、もう国会はあすしかないのでありますから、国会がなくなつてからやつたのでは、これはどうも少し委員会としても、国会のこれまでの熱意に対して誠意が欠けるところがあるというそしりも免れまいと思う。どうか国会の存立している間に当委員会が、これほどこの問題に熱心に検討して参りました建前からいつても、ぜひ今国会中において何らかの御決定をしていただきたい、そういうことが私の本日電波監理委員長にお伺いしたいところなのでございます。 なおこれがいかように決定されましても、世間にはいろいろな批評等がありましても、当委員会としてはかくのごとく決定すべしとか、こういう決定をしては相ならぬとかいうことは、当委員会の権限外ですから、そういうことには一歩も私は踏み出しておるのではないのです。今私が申し上げていることを誤解されては非常に困る。私はそういう意味でなしに、われわれも電波監理委員会も、ここ二、三年来の重大懸案を、われわれの存続している間に解決をつけて行きたいというだけであります。解決の結果どうなるかということは、当委員会の責任ではまつたくございません。しかし批判等におきましては、もとより当委員会も自由を持つておりますけれども、さればといつて決定前に何らか委員会の考え方を束縛するがごとき行為をするという考え方は毛頭ございません。これはわれわれの権限を逸脱する行為ですから、嚴に愼まなければならぬと思います。従つて電波監理委員会が清純なる感覚を持つて、至公至平、まつたく独自の見解で決断を下してもらいたい。そのためには他のいかなる圧力も、いかなる運動も、いかなる請託も断固排撃して、ほんとうに科学の上に立つて、真正なる御判断の上に、りつぱなる解決をなされたい。しからばこの委員会が他の機関に移りかわるということがあつても、わずか二年間の委員会でありましたが、日本の電波界に残すところの足跡は実に偉大なるものがあると私は思うのであります。この意味におきまして、いろいろ長たらしく申し上げましたが、要は事前にどういう決定をするかということを承るのではない。どうか国会の開会中にあなた方の委員会の存続中に結論を出して、りつぱに解決をしてもらいたい。そのことについて電波監理委員長はいかなる御決意であられるか、承りたいのであります。
○網島政府委員 ただいま椎熊委員から電波監理委員会の進み方という問題につきまして、まことに公平な立場から、また電波監理委員会の非常にむずかしい現在の役割をお考えくださつて、いろいろ同情的な、また激励的なお言葉並びに御意見を拝聽いたしまして、まことにありがたく感謝いたします。御質問にお答えしたいと思うのですが、その前に簡單にただいままでの経過を申し上げたいと思います。 椎熊委員からは、このテレビジヨンが現在のわが国において非常に大きな要望になつているということから、電波監理委員会として、愼重の中にもできるだけ早く結論を出すようにとしばしばお話がございまして、私どもも四月末あるいは五月の初めには結論を出すつもりであるということを申し上げたのであります。その後異議の申立ての問題その他の問題も起りました。あるいはまた新しくラジオ東京の申請その他の申請を見ましていろいろ新しい事態にぶつかりましたので、今日まで延引して参つた次第であります。しかして電波監理委員会も行政機構の改革に伴いまして、七月一ぱいをもつて廃止されることに相なつたのであります。こういう段階におきまして、テレビジヨン問題をどう処理すべきであるかということにつきまして、従来再三委員が集まりまして懇談をいたしたのでありますが、大多数の委員は、ただいま椎熊委員の申されたように、このテレビジヨン問題に対しまして結論を出すことは、われわれ電波監理委員会の責任である、従つてその在職中にぜひ結論を出したいという意見が大多数ごございます。従つて目下最終的な結論を得べく準備しておるのでありますか、最近になりまして、残念なことには約十日間ばかり副委員長が持病のぜんそくで休まれまして、委員会に出席されることができなかつたのであります。私といたしましては、このテレビジヨン問題は非常に重大な問題でございまするので、全委員そろつた委員会においてその討議を行いたいという念願から、十日ばかり過ぎたのであります。幸い病気もなおりまして、先週の土曜日から出勤されておりますので、おそらく一両日中に最後的な結論を得ることに相なると存ずるのでありま5。私ども電波監理委員会の委員といたしましては、過去におきまして、当電気通信委員会において、皆様から御表明されましたところの数々の御意見深く頭に入れまして、ただいまおつしやつたように最も公平なる立場から、日本の将来のテレビジヨンのあり方というような構想も描き、あらゆる角度からそれぞれの申請を審査いたし立て、最も妥当な正しい結論を得たいというふうに考えておる次第であります。ただいま御指摘のように、私ども委員会はただいま非常にむずかしい問題に当面しておるのでありますが、椎熊委員から数々の御激励の言葉を拝聽いたしまして、私ども勇気を新たにいたしまして、最後の職責を盡すことに努力したいと考えている次第であります。
○椎熊委員 一両日中に大体の決定を見られるということをあらためて承りまして、私は非常に喜びにたえません。そこで私どもしろうとにわからぬ点で判断に苦しんでおる問題があるのです。去年ごろまでの委員会における答弁によると、全国的な放送をやるためには、五つとかしか周波数がないので、技術的に一つより許可ができないかもしれぬ、それよりしようがないという話であつた。それが委員長が外国から帰つて来られて、その後日本の情勢がかわつて、講和條約の効力が発生して、GHQ等の使用しておつた電波等がどういう関係になりましたのか、必ずしも一本でなくてもよろしい、二本建でもあるいは三本建でもできないわけはないらしいようなお話を承つた。私は一体こういう大きな事業をすべて源占事業でやるという傾向は、おもしろくないと思つております。大体多数の者が競争してやるところに進歩がある、私のしろうと考えではそう思つておつたのです。そこで技術的に現在の状態では一本より許すことがきでないのか、それとも技術の進歩あるいは電波の数等によつては、二本以上も許すことが可能であるのかどうか、その点がわれわれには一番わからぬ点で、しかも今まで悩んでおつた点なんですが、どういうことになつておりますか。
○網島政府委員 昨年の暮れまではテレビジヨンとして、当時の進駐軍と申しますか、司令部から日本が使い得る電波として認められておつたのは、一波だけであつたのであります。ところがその後ただいまお話のような情勢の変化によりまして、六メガのバンド幅を採用した今日におきまして、四つの電波を使えることは確実になつたのであります。おそらく近い将来にはこの数はもう少しふえると考えております。ところでこの四つの電波を組み合せまして、日本にどれくらいのテレビジヨン放送局を置けるかということでございますが、このテレビジヨンの置局計画につきまして、私ども電波監理委員といたしまして、いろいろな案を作成いたしまして比較検討いたしました。その結果、現在は技術的には、東京は大体三局程度、その他の都市は二局ないし一局は置ける。しかもその都市は全国三十数都市にわたりましてその程度置ける。合計いたしまして、テレビジヨン局としては六十数局のテレビジヨン局が置ける予定でございます。従いまして、さしむきはこの四つの電波をもつて、全国的に日本のテレビジヨンを普及させるという日本放送協会の使命並びにその他の民営放送の実施の希望には沿い得るものと考えている次第であります。なお将来、技術の進歩によりまして——私は三年ないし五年の間にはその時期が来ると思うのでありますが技術の進歩によつて四メガサイクル以上のさらに波長の短かい電波がテレビジヨンに利用されるようになりますと、約五、六十に近いテレビジヨンの波が使えるということになります。おそらくこのようにたくさんのテレビジヨンの電波は、日本にはいらないということになると思います。従いましてテレビジヨンの置局に対しまして電波が不足するということは、今のところ考える必要はないというふうに思います。
○椎熊委員 ただいまのお話を初めて聞いて、私は非常に喜びにたえない。日本にたつた一つより許されないのかということになると非常に大きな問題です。たくさんの数をもつてやることができる、これは非常にけつこうなことでございます。ただしかし電波の使用はたくさんの局をつくつてやることができるといたしましても、われわれしろうとの考え方からすると、テレビジヨン放送というものはそう簡単にできるものではなくして厖大な資金等をも要することでありますし、それは日本の当面の経済問題等も勘案されなければならぬ。願い出たものは何でも許可していいという性質のものではない。事業計画が適正であると同時に、資金面その他将来の発展性等もとより、私ども申し上げるまでもなく委員会においてはつぶさに御検討相なつたことと存じます。無限に許していいというものではないが、さりとて一、二にとどめてそれ以上拡大してならぬというものでもない。そういう点は非常に私はめんどうな点があると思います。私が非常に喜びにたえないのは、たつた一つの局ではなくて、とりあえず東京だけでも三局くらいはやれるというようなことになれば、問題の解決はおのずから、非常に楽になつて来るのではないか。そうなると今民間から希望しておられる申請者に対しても、事業計画あるいは経済面その他の点を勘案して、適正であればそれは許すべし。長年にわたつてこの問題に犠牲を佛つておつたNHKの三十年にわたる研究というものを、そう軽々に無視されてはならぬことでありますから、これらについても適当に考えてやることもできないわけではないということになると、おのずからこの問題の解決は非常に去年とは違つて楽になつて来ていると思われます。従つて監理委員会最後の決定におきましては、だれが見てもこれは適正だと言える結論が当然出て来やすくなつて来ていると思うのでありまして、電波監理委員会のためにも、日本電波界のためにも、私は慶賀にたえないところであります。そこで私は最後にお伺いいたしますか、ここ一両日中に御決定に相なるということになると、その発表はどういう形でなさはるのでありましようか。たとえば官報によつて知らせるとか、あるいはどういう方法がありましようか。ただ私はその際、当委員会が長年にわたつてこの問題を心配して来たのですから、まず国民代表の府たる国会の構成員たるわれわれが、世間が許可があつたことを知つても、なお知らなかつたというようなことであつては、われわれが国民に対する責任を全うすることもできない。私は国家最高の機関たる国会が、国民を代表して一番先にその決定をお伺いしておくことが一番妥当だ、こういう考え方だ。それにはいろいろの考え方もありましよう。そこで御決定になつた場合の発表方法はどうなさるのか、その発表と当委員会の関係はどうなるかという点を伺つておきたい。
○網島政府委員 このテレビジヨンの申請の免許、不免許に対する電波監理委員会の決定は、委員会において決定いたしましてその決定を各申請者に通知すれば、それをもつて効力を発生することになるわけでありますが、しかしながらただ單にそれぞれの申請者に申請についての許可、不許可を決定下るというばかりでなしに、電波監理委員会として日本のテレビジヨンのあり方につきましてどういう考え方を持つているのか、あるいはその考え方に基いてどういうことの決定をしたかということを、詳細に世間に知つていただくことが必要だと考えております。比いまして電波監理委員会としましては最後の決定をいたしましたならば、その内容を電波監理委員会の決定書といたしまして、それを国会にもお届けし、また適当な報道機関をもつて国民にお知らせするという手段をとりたいと考えております。
○椎熊委員 ここ二、三日より国会はなし、電波監理委員会の存在もここ二、三日だ、そのうちに私が決定しておけと言うのは、ただ無意味に言つているのではなくして、幸いにして国会の開会中に決定できるという状態であるならば、とりあえず決定して申請者に通告すること、それは法的にはそれだけでいいのでございましようが、当委員会と電波監理委員会との関係、それからこの問題に対する両委員会の今までの関連等から見て、政治的にはやはり当委員会を無視するようなことがあつてはよろしくないのじやなかろうか。やはりまつ先に国民に知らせるという意味において当委員会の招集を願つて、そうして当委員会に来てこれこれの決定をしたということで、決定書の内容を説明せられるくらいの御親切があつてほしい。その方が終りを全うするゆえんではないだろうか。ここ二、三日で十三国会はなくなる。あなた方の委員会も二、三日でなくなる。長年の間のおつき合いでもありますし、お互いに心配したことでもありますから、この問題の解決の有終の美をもたらすということを私は願いたいのであります。しかしこれは法律上の根拠も何もないので、政治的の感覚としてはそうした方がしかるものではなかろうかという私の希望等も申し上げまして、どうかそれを参考にして、当委員会を全然無視なさらぬ方がよろしいのではなかろうかと私は思うのであります。一言自分の私見も述べて……。
○網島政府委員 ただいまの御意見を他の委員にも伝えまして、十分考慮するようにいたしたいと思いますが、今のところ最後的決定がいつになるかはつきりいたしません。議論が非常に多くなりますと、明日の午後あるいは晩ということもあり得るだろうと思います。その決定ができましたあかつきにおいて、ただちにはたして電気通信委員会の御招集を願えるかどうかという事務的な問題もございます。いろいろな問題もございまするので、御趣旨の通りになるかどうかはわかりませんが、ただいまの御趣旨の点は深く心にとどめておきたいと思います。
○椎熊委員 これはいらぬことのようですが、国会は今のところあすをもつて閉会されると思いますが、当委員会は継続審議されるのでありまして、閉会中といえども審議ができるような状態になつておりますので、閉会中でも招集があれば私どもはせ参じますから、なるべく当委員会を無視なさらずに、適当な方法でお知らせ願いたい、そう思います。どうぞよろしく願います。
○田中委員長 それではこれにて暫時休憩をいたします。 なお申し添えておきますが、三時半から御案内の公社法等につきまして両院協議会が開かれますが、その結果におきましてまたお集まりを願うかもしれません。それをお含み願います。 さらに一言申し上げておきますが、明日は午前十時から本委員会を開会いたします。 これにて休憩をいたします。 午後二時四十一分休憩 —————————————— 〔休憩後は開会に至らなかつた〕