水産委員会 第26号
- 発言数
- 6 件
- 登壇者
- 2 名
- 会派数
- 1
- 開催日
- 1952/04/01
会議録
○川村委員長 これより水産委員会を開きます。 昨日松田鐵藏君外十一名提出の十勝沖地震による漁業災害の復旧資金の融通に関する特別措置法案が本委員会に付託になりました。これより本案を議題とし審査に入ります。 まず提案者より提案理由の御説明を願います。松田鐵藏君。
○松田委員 ただいま議題となりました十勝沖地震による漁業災害の復旧資金の融通に関する特別措置法案につきまして、提案者を代表いたしましてその提案理由を御説明いたします。 去る三月四日、北海道及び東北地方を襲つた十勝沖地震は、その震源地が北海道の襟裳岬東方七十キロの海底であつた関係から、北海道としてはかつてない大地震であり、またこの地震は津波を惹起し、北海道釧路地方及び東北地方の沿岸各地においては、波の高さ三メートルにも及ぶ津波が数度にわたつて来襲したのであります。 なおこの津波は、北海道においては時期的に流氷が来ているときでありましたので、これを伴つて来襲いたしたるため、その威力を倍加し、これが被害はまことに甚大なものがあつたのであります。これが実情については去る三月十八日の本委員会におきまして実地調査に参りました鈴木委員及び私から御報告申上げた通りであります。 特に水産関係におきましては漁船、漁具、養殖施設その他漁業施設のこうむつた損害は特に甚大なるものがあり、しかも雪解けとともに本格的なる漁期を控えて出漁準備を整えていたその直前において、この災害に見舞われたのでありますから、これが復旧対策については真に緊急を要する次第であります。 そこで、はからずもこの地震が発生いたしましたその当日、衆議院の本会議を通過いたしました昨年十月の台風による災害の復旧に対する法律と同様の措置を、このたびの地震による災害に対してもとり、漁民の受けた損害の復旧を容易にするため、政府が、金融機関がした融資について損失の補償及び利子の補給をして漁民生活の安定と国民食糧確保に資したいと存ずる次第であります。 なおさきのルース台風による特別措置法審議の結果に基き、このたびは政令で定める漁業共同利用施設に対する融資についても、損失の補償及び利子補給の対象にいたし、これが復旧の円滑化をもはかつたことであります。その他復旧資金の総額を六億円としたほか、その内容については前の法律と同様であります。 以上簡単でありますが御説明を申し上げます。何とぞ愼重御審議の上、すみやかに御賛成あらんことをお願いいたします。
○川村委員長 これより本案に対する質疑に入ります。御質疑があればこれを許します。—御質疑もないようでありますので、これにて質疑を終了いたします。 次に本案を討論に付する段階でありますが、別に討論の通告もありませんので、これを省略し、ただちに採決いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○川村委員長 御異議なしと認め、これより採決いたします。本案に賛成の諸君の御起立を願います。 〔総員起立〕
○川村委員長 起立総員。よつて本案は原案の通り可決いたしました。 なお本案に対する委員会報告書の作成につきましては、委員長に御一任願いたいと思いますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○川村委員長 御異議なしと認めさようとりはからいます。 本日はこの程度にとどめ、次会は明後日午前十時から開会いたします。 これにて散会いたします。 午前十時三十九分散会