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13回国会衆議院1952/07/30

図書館運営委員会 第4号

発言数
18
登壇者
3
会派数
1
開催日
1952/07/30

会議録

菊池義郎自由党

○菊池委員長 それではこれから会議を開きます。  国会図書館から、国立国会図書館職員苦情処理規程案が本委員会に提出されましたので、これについて審議を進めます。本規程案につきましては、前会におきまして図書館長からあらかじめ一応の御説明を承つたのでありますが、なおこの際、さらに重ねて御説明を願いたいと存じます。簡単でけつこうでございます。中根管理部長。

中根秀雄国立国会図書館参事(副館長事務代理)

○中根国会図書館参事 それでは御説明申し上げます。  国立国会図書館職員苦情処理規程案は、今度御制定になりました国会職員法第十五條の二の規定に基くものでございまして、国会職員がその意に反しまして降任され、休職され、免職され、その他著しい不利益の処分もしくは取扱いを受けました場合に、その点につきまして苦情のある者が、その利益の保護を受けるために処理を申請する規程でございます。この苦情処理につきましては、衆議院、参議院、それから国立国会図書館と、それぞれ別の規程をつくることに法律で定められまして、国立国会図書館の職員たる国会職員につきましては、両院の図書館運営委員会の御承認を受けてその規程を館長が制定する、その規程の案でございます。その構成は大体二審になつておりまして、第一審は、館長に対しまして、利益の処分を受けた者から審査請求書をもつて審査の請求をするというここであります。その審査請求がございますと、館長は、その書類を受理した品から十五日以内にそれぞれの事案を審査決定いたしまして、決定書を請求者に交付するということになります。その決定に対しまして不服がある場合に、第二審といたしまして、公平委員云に提訴することができるようになつしおります。この公平委員会の組織につきましては、先ほど申し上げました衆議院の場合、あるいは参議院の場合、それぞれ相異なつておりますが、の国立国会図書館の職員に対する公平委員会につきましては、この規程案の第五條にございますように、一つは最高裁判所長官の任命する最高裁判所裁判官たる国立国会図書館連絡調整委員と、それから衆議院の図書館運営委員長、参議院の図書館運営委員長、またはそれぞれの委員長が指名する図書館運営委員の方でありまして、主としてこの三人の方が、最も第三者的公平な立場の委員として置かれております。そのほかに国立国会図書館職員組合の推薦いたします職員側の者が二名、それから国立国会図書館の、いわゆる当局側とも申すべき者が二名、こういう七名の構成になつております。それらの委員の中におきまして、館側の職員と、組合側の推薦いたしました職員につきましては、それぞれ任期が一年でありますが、むろん重任できるようなことになつております。それからまた、この公平委員会の委員長は、先ほど申し上げました委員のうち、最高裁判所長官の任命する最高裁判所裁判官たる国立国会図書館連絡調整委員である方がこれに当られることに相なつております。この委員会におきまして、館長が第一審で決定しましたものに対して審査をして、その審査の決定に基きまして館長は必要な措置をとる、これが大体この規程案の中心の考え方であります。  なおもし、逐條にわたりまして御審議いただきまして、御不審がございましたならば御説明いたしたいと思います。

水谷昇自由党

○水谷(昇)委員 この国立国会図書館減員苦情処理規程というのですが、この苦情処理という名前がどうもおもしろくないと思うのです。どういう意味でこの苦情処理という名前をおつけになつたのか。その意味あるいは経過、事情をひとつ御説明願いたい。

中根秀雄国立国会図書館参事(副館長事務代理)

○中根国会図書館参事 苦情処理の苦情という言葉は、人事院が設置されまして国家公務員法が制定されまして以来、職員の身分保障の一つの方法といたしまして、その処分もしくは取扱い守に対する苦情を処理して、その身分を保障するというためにできた言葉でのりまして、おそらく英語のグリーヴアンスという言葉をそのまま直訳されたのだと思います。国家公務員法もしくは人事院の諸制度におきまして、すべてこの文言を使つております。なお出会職員法第十五條の二の規定におきふしても「苦情の処理」という言葉を使つております。

菊池義郎自由党

○菊池委員長 別に御発言もないようありますから採決いたします。本規程案を承認いたすに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

菊池義郎自由党

○菊池委員長 御異議なしと認めます。よつて本規程案は承認いたすことに決定いたしました。     —————————————

菊池義郎自由党

○菊池委員長 なお前会承認いたしました国立国会図書館組織規程の一部を改正する規程案については、その第一條中、支部国家人事委員会図書館につきまして、及び附則中、本條の施行日に関しましては、館長において適当に規託し、次の委員会において事後承認するようにいたしたいと存じますから、御了承願いたいと存じます。     —————————————

菊池義郎自由党

○菊池委員長 なおほかに何か御発言がございましたら……。

水谷昇自由党

○水谷(昇)委員 国会図書館の先般御計画になつた新しい図書館のその後の経過等を、ひとつ御報告願いたいと思います。

中根秀雄国立国会図書館参事(副館長事務代理)

○中根国会図書館参事 国会図書館の本建築の問題でありますが、その後いついろの方法で各方面に御相談をいたしておりますけれども、まだ具体的に、これといつて結論を得ておりません。大体の方針といたしましては、われわれ当然に昭和二十八年度の予算の編成期にあたりまして、館としての事務的の案を逐次策定しつつございます。その案におきましては、大体一万五千坪くらいのものを一応予算の基礎にいたしまして、本建築の設計を立て予算を要求するということになつております。これは直接建築と関係はございませんが、現在の赤坂離宮の庁舎にんきましては、本来それは図書館の建築でございませんので、事務的にも非常に能率が悪うございますのみならず、あれだけのスペースでございまして、書庫といつてもほんとうの書庫ではございませんが、書庫に充てております部分も、もうすでに非常に狭隘を告げまして、今日ではすべて満腹なのでありまして、はち切れてしまうくらいになつております。その関係で、一部分は御承知のように三宅坂の方に逐次仮建築もできておるわけでございます。これはそういう意味におきましては一つには国会に対していろいろ奉仕をいたします上にも、場所が離れておりまして、非常に不便であります上に——これはかなり大事なことと思うのでありますが、職員の国会職員としての意識を統一いたします上におきましても、場所がわかれておるということは、非常な目に見えない悪影響を及ぼしておることもありますし、それからまた、そこにかりに書庫ができまして、書庫に納めておりましても、いずれ本建築をする際相当日子がたつた場合には、事実問題として図書を動かすことすらも、非常に莫大な経費と、一ペン整理した本の非常な混乱を生ずるわけでありまして、なるべく早く本建築の計画が具体的に立ちますことが非常に望ましいのでございます。そういう意味におきまして、私どもいろいろと関係の方面にお話を進めております。これは果たしてここでお話申し上げていいかどうか疑問だと思いますが、大蔵省の事務当局にも、外少本建築の方には意向が動いておるように思われるのであります。ただこれは財政当局として当然でありましようが、われわれの希望するような大きさのものにまで、その事務的な同意が行き得るかどうかには、相当疑問があると思います。ただせつかく本建築としてつくる場合に、必ずしも輪奐の美は求める必要はないといたしましても、一応しばらくの間図書館としての運営に耐える程度のものでなければいかぬと思いまして、これらの点につきましては、いろいろの方面に御援助、御支援を得まして、その目標に達したいというふうに努力中でございます。

水谷昇自由党

○水谷(昇)委員 一万五千坪というのは、延坪一万五千坪ですか。

中根秀雄国立国会図書館参事(副館長事務代理)

○中根国会図書館参事 延坪としてでございます。

水谷昇自由党

○水谷(昇)委員 敷地の方の予定地の方はどういうことになつておりますか。

中根秀雄国立国会図書館参事(副館長事務代理)

○中根国会図書館参事 敷地の方は御承知のように昭和二十七年度の予算におきまして、二千万円計上いたされております。その経費によりまして、敷地の購入を逐次進めていきたいと存じます。第一に、図書館の様式の計画から行きましても、むろん現在のドイツ大使館の跡のみでは不足でございます。しかし、一応さしあたりの本建築を計画するについては、もちろん十分ではありませんけれども、必ずしもその地籍で足りないということはないのであります。そういう状況でございます。

水谷昇自由党

○水谷(昇)委員 元のドイツ大使館のところは買収がすんだのですか、どうなんですか。

中根秀雄国立国会図書館参事(副館長事務代理)

○中根国会図書館参事 元のドイツ大使館の跡は国有財産でございまして、移管の問題はまだ残つておりますけれども、あらためて買収を必要としないのでございまして、今年度計上されました二千万円の買収費の対象も、それ以外の民有地を対象としております。

水谷昇自由党

○水谷(昇)委員 私は御当局の御計画はまことにけつこうだと思う。これを早く推進するように、そうして実現のできるようにひとつわれわれも協力したいと思いますが、ぜひ強力に推進していただくように希望いたします。

菊池義郎自由党

○菊池委員長 ほかに御質疑はございませんか……。  それでは本日はこれをもつて散会することにいたします。御苦労様でした。     午後零時二十九分散会

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