人事委員会 第22号
- 発言数
- 33 件
- 登壇者
- 8 名
- 会派数
- 4
- 開催日
- 1952/06/28
会議録
○田中委員長 これより人事委員会を開会いたします。 まず理事の補欠選任についてお諮りいたします。去る五月七日に理事であられた淵上房太郎君が、一旦委員を辞任せられたことがありますので、この際その補欠選任を行いたいのでありますが、これは先例によりまし、選挙の手続を省略し、委員長において御指名いたすに御異議はありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○田中委員長 御異議なしと認めます。それでは淵上房太郎君を再び理事に指名いたします。ただいまより請願の審査に入ります。今国会におきまして当委員会に付託となりました請願は、本日の請願日程にあります通り全部で三百四十八件であります。その内訳は地域給に関するもの三百十一件、寒冷地手当に関するもの三十七件。その他五件であります。この際これら各請願を一括して議題といたします。審査の方法につきましては、まず紹介議員の方より説明を聴取いたし、次に政府側の意見を聴取し、その可否の決定は後刻一括して行います。なお日程の順序は、委員長において適宜変更いたすことがありますので御了承願つておきます。それではまず日程第一二〇、第一二一、第一八七、第二二三の各請願について紹介議員中原健次君より説明を願います。また第二一五についても同一趣旨でありますので、一緒に御説明を願います。
○中原健次君 私は日程一二〇岡山県成羽町、一二一岡山県八浜町、一八七岡山県鴨方町、二二三岡山県金光町の四件につきまし、請願の趣旨を御説明申し上げます。並びに日程二一五岡山県金光町の他の議員によつて紹介になつております件を、あわせて御説明を申し上げさせていただきたいと思います。 まず最初に、成羽町についてでありまするが、これは成羽町の地点をつなぎまする周囲に、現在すでに級地の設定を見ております高梁町、新見町、総社町並びに玉島市をもつていたしているわけであります。これらの一市三町はすでに二級地ないし三級地の指定を見ることが適切であるような状況下に置かれている都市でありまするが、その都市に囲繞されております成羽町におきましては、当然しかるべき級地設定を願わなければならないような経済的條件に置かれているわけでございます。今日までこれが級地設定を見ることのできなかつたことは、同町におきましてはなはだ遺憾に存じている次第なのでありまし、この場合これらの諸事情を御配慮願いまし、しかるべき結論をお出し願いたいと思うのであります。請願は二級地設定を要望いたしているわけであります。続いて八浜町に関して申し上げますが、八浜町は有名な児島湾の中心に位置しているわけでありまし、この八浜町は地理的にはほとんど岡山市に接続いたしておりまして、もはやすでにその隣接まで岡山市の市制の領域が延びて来ているわけでありまして、いわば岡山市と港を隔てましてほとんど同一の地域内に位しているということが一つの特徴であります。さらにそれを南に延ばしますと玉野市、さらに西に延ばしますと倉敷市を持つているわけでありまして、これらの地域はすでに御存じのように岡山三級、玉野市二級、倉敷二級の地域に囲繞されているわけであります。従つて経済的な諸影響はおのずから八浜町に現われて参るわけでありまして、しかもこの地域は地勢の関係から消費地的な條件に置かれております関係から、なおさら級地設定の問題に関しましては格別の御配慮をいただかなければならぬような條件になつております。従いまして同町の請願は二級地設定の要旨になつておりまして、この点に関しましても、これらの諸條件を御配慮いただきまして、この場合何とぞ適当な結論をお出し願いたいと思います。 さらに鴨方町に関してでありますが、これはあわせて金光町の説明を相ともにいたしたいと思います。と申しますのは、金光町、鴨方町というのはほとんど同一の区域に位しておりまして、いわば両町が一つになることもまた可能であるし、あるいは地形的に見ますと、当然と言われているような関係に置かれているからでありまして、そういう関係からこの両者は一括して申し上げたいと思います。この地域は鴨方町に関します場合は、果樹の輸送の中心地でありまして、そのような関係から農産物とそれから商取引との諸関係が非常な錯綜をきわめておりまして、そのような関係から他地域からの出入りが非常に頻繁でありまして、そのことがおのずから隣接地区並びに他地方の経済的影響を多分に受けなければならぬような條件に置かれております。しかもその隣接する金光町は有名な観光地帯でありまして、このことは、いわゆる金光教本部の所在地である関係から、全国的な各地域からの観光団が頻繁に出入りをいたしまして、その祭日等におきまする場合には、特別列車を仕立てまして、金光町に全国の観光者が相寄り相集まるというような條件に置かれております。このことは金光町の物価を必然的に高めさせるような事情がそこにあるわけでありまして、金光町に関する場合も、鴨方町に関する場合と相関連しまして、当然これはすでに給地設定のことを見なければならなかつたはずであります。しかしこれらの関係町は、今まで給地設定のことに関しまして、実は控え気味でおつたのでございますが、最近の物価の動向並びに勤労者の生活の諸事情から考えまして、もはやいたたまらずなりまして、ここに請願をいたしておりますような次第であります。しかも、その隣接には御存じのように玉島市があり、笠岡市があり、さらに岡山市にきわめて短時間の間に交通連絡する山陽鉄道の沿線になつておるわけでありまして、そういう関係からおのずから物価は他都市に劣らず非常な高騰を示す條件がそこにあるわけであります。そういう諸関連の問題を御配慮いただきりまして、この場合それぞれ給地設定の御配慮を煩わしたいと考えます。 最後の日程第二一五につきましては、金光町の請願でありますから、これはただいまの説明の中に同様包含いたしまして、以上の四町における給地設定の問題について、何とぞ早急の御処置を御配慮いただきますように、このことを切にお願い申し上げましきわめて簡単でありますが、請願紹介者としての説明を終ります。 —————————————
○田中委員長 次に日程第三二四の請願について紹介議員玉置信一君より説明を願います。
○玉置信一君 私は、北海道上川郡東旭川村を北海道旭川市と同率の地域給に御指定いただくよう請願を申し上げる次第でありまして、紹介議員として、以下簡単に請願の理由の要旨を御説明申し上げます お手元に差上げてあります請願書についておりまする略図をごらんいただけばおわかりになりますように、本村は旭川市の母村でありまして、歴史的に見て、現在の環境より見て、同一生活地域にあるのであります。しかも旭川市の都市計画に一部は編入されております。なお、将来の都市計画に包含される気運も実はあるのでありまして、しかりも来る八月ごろには町制を施行しようという実情でございます。ところで、委員各位御承知のように、先般の参議院の地域給修正の件において、永山村が取上げられておるのであります。ところが、この東旭川村は、前段に申し上げましたように、旭川市に一部は加えられており、将来包含されようという地続きでありまして、その周囲には神楽村、神居村、鷹栖村、東鷹栖村という農村がことごとく地域給指定を受けているわけであります。この中にありまして、盆地のような形である東旭川村が、実は今回の指定から不幸にして落ちておつたわけであります。しかもこの旭川村は、生活必需物資——具体的に申しますと、衣料品であるとか、あるいは蔬菜の面におきりましても、だいこん、白菜、玉ねぎ、あるいはごぼう、ほうれん草というような副食物に至るまでも、ことごとく旭川市からの供給を仰いでおるわけであります。また旭川に通勤する人たちの数も毎日一千名以上はおるわけであります。交通の面におきましても、電車が三十分おきに旭川、東旭川を通つております。こういうような交通の事情、環境等から考えまし、旭川と何ら異なるところがない生活環境に置かれておるわけであります。総じて、衣食住のすべては集散地旭川市に依存し、購入はすべて市価に交通費を加算した一割高、二割高の消費生活をする結果となり、旭川市物価指数、生活指数と比較して、なんら遜色なきのみか、さらにそれよりも生活必需費において超過する結果となるのであります。ここに旭川市と同率の地域給の指定を請願する根本の理由が存するのであります。しかも気象関係は、大陸性気候のため夏は炎暑がきびしく、冬はマイナス三〇度の厳寒が骨を刺すほどでありまし従つて避暑防寒の施設を必要といたしまして、生計費に影響することは、とうてい中央の認識では理解できないほどであります。また、村内官公庁は実に三十二公署、二百六十四人の多数に上り、学校も実に十一校、郵便局においても、五、警察駐在所五箇所等があるのでありまして、これらの公務員はみな一様に旭川同様の地域給の支給指定を念願希求しておるのであります。詳しいことは提出してありまする請願書の内容をごらんいただけばわかりますが、この点からこれを検討いたしましても、東旭川村がこの地域給から落ちるということはどうしても妥当でないという考え方を、私どもは持つておるのであります。そういう点から見ていろいろと申し上げたいことはございまするが、すでに、委員並びに委員長その他各位にも本東旭川村の件については、とくと御了承をいただいておりますので、詳細を省略いたしまして、ぜひ旭川市と同様な地域給指定を賜わるようにここで懇請いたしまし各位の格別なる御配慮のもとに実現されんことも、重ねて要望いたしまして、請願の紹介の趣旨を申し上げた次第であります。 —————————————
○田中委員長 次に、日程第一一、第一一二、第一一八、第一二九、第一四四、第一四八、第一五五、第一六二、第二六九ないし第二七二、第二七七ないし第二七九、第二八二、第二八三第三〇九の各請願について紹介議員塩田賀四郎君より説明を願います。
○塩田委員 私は一一二号、洲本市の地域給の引上げの請願について、委員各位の御高配を願いたいと存ずる次第でございます。 洲本市は淡路島一市四十八箇町村の中心地でござりいまして、従来より勤務地手当の支給は受けておる次第であります。目下三級の地域給を頂戴しておるわけでありますが、先般来、最も関係の深い明石市あるいは和歌山市その他対岸の大阪府の西南方面各都市が、それぞれ四級あるいは五級に指定されました関係上、非常に均衡を失する、こういうけうに考えております。従来しばしば委員会各位並びに人事院に対しましては、当時の公務員代表者が上京いたしまして、るる開陳いたしておるところでございますので、その理由などにつきましては、大方御了承をいただいておると考える次第でございます。何とぞ次回の機会におきましぜひとも四級にお引上げになることをお願いいたしたいのでございます。 次に第一一八福良町並びに二七七由良町、二七八福良町、二七九岩屋町、この四箇所は、先年一級地に指定されたところでございます。このうち一一八福良町は、淡路島におきまして、南方の最も大きな町でありまし、もちろん阪神間との交通は非常に頻繁ではありまするが、特に淡路の南端でありまする関係上、阪神間以外に徳島県の小松島あるいは鳴戸市あるいは徳島市、こういうところと密接な関係がございます。ことに鳴戸市との関係は、連絡船で四十分にして行けるところでございまして、その鳴戸市がすでに前回二級地に指定されておる次第でございます。鳴戸市と福良町とを比較いたしまたならば、いろいろな面におきまして、文化的な面におきましても、一般の生活程度の面におきましても、徳島県よりは淡路島の方が、阪神間により近い関係上、その程度が上にあるということは、すでに従来から一般に認識されておるところと考える次第でございます。さような意味合いより申しましても、福良町は何とぞ次回の機会におきまして、二級に御指定方を御配慮を願いたいのでございます。 それから二七九の岩屋町でございます。これは同じく淡路島の北端に位する人口一万有余の町でございますが、先般四級に御指定を受けました明石市とは連絡船で三十分弱にして行き来ができる次第でございます。明石海峡と申しましても、距離は僅々一里にすぎないところでございまして、目と鼻の先でございます。連絡船は一日に二十数回往復いたしております。高等学校などの学区より申しましても、岩屋町は明石の方に地域が入つているような状態でございましまつたく明石と不可分同一であると申しても、さしつかえないようなところでございます。しかも土地柄が淡路の北端、非常に狭小な土地にありまする関係上いろいろな物資は、食糧品におきましても、明石を通じて入つて来る。衣料品その他はもちろんのことでございます。そういうふうな関係上、物価の高いことは申し上げるまでもない話であるのでございましいろいろな角度から申しましても、明石と同等並にお願いいたしたい、こうお願いしたい次第ではありまするが、淡路という一市四十八箇町村もある土地柄でございますので、いろいろな点を勘案いたしまして、私は公務員の代表者の方々とよくお話をいたしまして、とにかく三級四級というようなことを申しても実現の可能性がないから、とりあえず徐々に認識をしていただくように、さしあたつて二級に引上げをお願いしてはどうかというような話から、ぜひとも最悪の場合でも二級にひとつ御指定を願いたい、こういう次第でございます。 それから二七七、由良町でございますが、これは州本市の一部をなすような土地柄でございます。これは岩屋町よりも、よりひどい耕作地のない土地柄でございまして、しかも連絡船で一時間をもちまして和歌山に通じておる、あるいは大阪府の南の泉南方面に通じておつて、一日にそれぞれ数回ずつ往復いたしておる、あるいはもちろん阪神間との交通でもしかりでございますが、さような土地柄でございます。この由良町の方も、ぜひ福良町、岩屋町同様、二級に御指定あらんことをお願いする次第でございます。 それから第一二九、多田村及び東谷村の地域給引上げの請願でございますが、これは大阪がら宝塚に行つております電車——阪急電車と申しますが、その沿線の川辺郡と申します所にございます。多田村及び東谷村は、その沿線の先般四級に御指定をいただきました川西町並びに長尾村、それから五級の池田市に接近しておりまし池田市方面からは、僅々数町、並びに最も遠い東谷村にいたしましても、一里以内の距離にすぎないのでございます。この両村はほとんど大阪市に依存しているような状態の所でございまして、交通ももちろん能勢電軌という電車もございます。もちろんハスは一日に二十回近くどんどん頻繁に往来し、あるいは川西町に行つておる次第でございまして、これなどは大阪に近い、阪神間の沿線であるというような意味合いから申しましても、いろいろ他との関係上、五級の伊丹市にも近いわけでございますから、ぜひとも二級に御指定をいただきたい、こういう次第でございます。 それから一四四、多賀村並びに一六二、江井町、この両町村は、淡路島の播磨灘に面する沿岸の中心地、一級地に指定いただいております郡家町のそばでございまし、郡家町と密接不可分の地帯でございます。学校制度などにつきましても、これらは数箇町村の組合立の総合的な中学校を設けまして、その多賀村というところに置いておる次第でございます。元来淡路島というところは、ただいまも申し上げましたごとく、土地が狭いのに、一市四十八箇町村というような多くの町村がある次第でございまして、二つの町村はほとんど他の土地の一町村にもすぎないような範囲になる次第でございます。ことにこの江井町、多賀村は、郡家を中心にいたしまして、まつたく他の土地ならば一つの町村であるというような地帯でございまして、経済的にも文化的にも、あるいはその他のすべての面におきましても、何らかわりのない土地柄でございます。従つていろいろ公務員諸子の面におきまして、ことに学校の教員の問題などにおきまして、非常に困る問題ができますので、いろいろな点を御勘案いただきまして、ぜひとも一級に御指定をお願いたしたい次第でございます。それから一五五の都志町の地域給指定に関する請願でございますが、これは同じく淡路島の西方、西海岸に位する、由来その地方の古い都市でございます。明治の前からも、いろいろ日本をまたにかけまして交易をやつておりました高田屋嘉兵衛翁が生まれまして、そこに港を築いたというような土地柄でございまして、こういう面から申しましても、大体その地方の中心をなしております。人口は六七千にすぎませんが、文化の面やその他におきましても、これはぜひとも一級に御指定をいただきたいのでございます。 それから二七〇、佐野町、二七一、湊町、二八二、生穂町、この三町は西と東にわかれておりますが、それぞれ條件はひとしい。結局佐野町並びに生穂町は東側大阪、神戸に面した方にございまして、先般一級に御指定いただきました志筑町、あるいは仮屋町というところの中間にございます。何らこれらの土地とかわることなき條件の土地でございまして、これをぜひともまた一級に御指定をお願いしたい次第でございます。二七一の湊町の場合におきましても、この地方の中心でございまして、りつぱな港もございますし、いろいろ経済的な面、文化的な面、その他から申しましても、この地方の中心をなしておる次第でございましこれまた一級に御指定をお願いいたしたい次第でございます。大体淡路島は本員が考えますところによりますと、淡路島全体が少くともすべて一般に御指定をいただきたい土地柄なのでございます。早い話が、わずかに茅淳の海を隔てた大阪におきましては、ほとんど和歌山県の境までこの沿岸は四級、五級に指定されております。また阪神、神戸方面の沿岸を見ますならば、神戸市までが全部五級地でございます。明石が四級地でございます。明石からさらに淡路の北端を越えて姫路に行きます土地におきましては、相当離れた加古川までが三級地でございます。それから姫路に至るまで全部一級地に指定されておる次第でございます。こういうふうな関係で、ことに淡路島は、今を去る七、八十年前からすべてが大阪、神戸に依存いたしておるという土地柄の関係上、また交易をいたしております関係上、先ほどもちよつと申し上げた次第でありますが、その文化的な面あるいは生活程度というようなものにおきましては、およそ他の僻遠の土地とは比べものにならない、進んだ土地だと、私自体は考えておる次第でございます。従来も淡路の公務員諸子がしばしば寄りまして、ぜひとも淡路島全部を一応少くとも一級に御指定をいただきたい、要所要所が二級であり、三級であり、当然四級であるべきはすであるというような要望を、しばしば私ども承つた次第でございますけれども、この地域指定の問題につきましては、事予算に関する問題でございますから、徐々に順を追つてその実現に邁進する方がいいのではないかという本員の忠言もいれてくれまして、大体まず淡路島内の公務員諸子のだれが見ましても、一応無理からぬところである、こういうところをいつまでもほうつておくこと自体がはなはだ不自然なことである、こう思われるところをまず御指定いただこうじやないかというような相談がまとまりまして、ただいま申し上げましたような請願になつた次第でございます。よつてまことに御多用のところを恐縮ではございますが、ただいま申し上げました箇所につきましては、ぜひとも十分なる御配慮をちようだいいたしたい次第でございます。 なお一一号、良元村の地域給指定に関する請願について、発言させていただきます。良元村と申しますと、御承知のない方が多いかと存じますが、これはいわゆる宝塚のことでございます。同じ土地を宝塚と総称いたす次第でございます。これはすでに二、三年以前から四級地に指定されておるわけでございますが、今回ぜひとも五級にお願いいたしたい、実はこういう要望でございます。伊丹のそばでございます。しかし私といたしましては、良元村をお取上げいただきますならば、同時に宝塚町もお取上げいただかなければならない。あるいは川辺郡長尾村もお取上げいただかなければならない。あるいはそのそばの川西町もお取上げいただかなければ、はなはだ不均衡である、はなはだ不公平になると存ずる次第でございますので、良元村は、理事会の適当な機会におきまして、どうぞ私が申し上げましたこととともに、なるべく五級に御指定あらんことを希望いたしまして、本員の説明を終る次第でございます。 —————————————
○田中委員長 次に日程第二六三の請願につきまして、紹介議員坂口主税君より説明を願います。
○坂口主税君 私簡單に一箇所だけの請願を御説明して御採択願いたいと思います。熊本県荒尾市の地域給の現在三級でありますのを四級に引上げていただきたい、こういう趣旨であります。熊本県の荒尾市は、普通三池炭鉱、三池炭田の中に含まれておりますところの工業都市でありまして、福岡県の大牟田市と一体をなしておる土地であります。そういう三池炭田を基盤としてできた都市でございますので、すべての事情が同一であるというふうになつております。その中で普通三池炭鉱と称するもののうちで、荒尾市の管内にありますものが三川坑、あるいは四山坑、玉名坑というようなのがあります。また三池炭鉱でありません中小の炭鉱としまして、市内に三名炭鉱、三和炭鉱、有明炭鉱というような炭鉱がございまして、ほとんど炭鉱都市といつてもさしつかえありません。このほかに工場としましては、三井化学の三池染料、また元来戰時中に東東京陸軍造兵廠の荒尾工場が設けられたところでありまして、その敷地は百万坪の建物が現在も七百棟残つておるというような状態でありまして、その全部がまだ利用されておりませんけれども、そのあとに第一紡織、あるいは火薬工場荒尾産業株式会社、製菓会社、あるいは平和産業も入つておりますが、そういう産業が続々復興しようという途上にあるのでありまして、行政的の関係におきましては、地上は福岡、熊本の両県にわかれておりますけれども、地下の関係は、大牟田と一体をなしておる。つまり荒尾、大牟田の両市は不離一体である、こういうことで、以前から御了解を願つておるところであります。そういうようなかつこうでございますので、両市の間には自然的の境界というものはない。町がずつと続いて、どこが境界かわからないという状態であります。大牟田市の市電が境界まで来て、路面だけはわかつておりますけれども、それ以外のところはほとんど境界がわからないというような状態であります。従いまして大牟田市の管内の炭鉱に出るまでの炭鉱住宅が、何千戸と荒尾市内につくられておる。また大牟田の方から荒尾市の方の炭鉱に通うという者も非常におりまして、そういう意味でもほとんど一体をなしております。そういう関係でございますが、大牟田市だけが名高くて、荒尾市はあまり認識されていなかつたような実情にあつたのであります。しかしながら現在におきましては、大牟田同様に三級地として御指定を受けているわけであります。そういうようなことで、経済的にも社会的にも同一であつて、ただ名称が違うだけであります。市民生活においては同様であります。また消費方面から見ましても、荒尾、大牟田の間の物価には差がございません。それから主食を初め、その他の日常の物資につきましても、両市とも大体同一の背後地から入つて来る。その背後地が割合狭い関係で、非常に品物が高いというような関係もございます。そういうようなことで、この両市の間に懸隔をつけなくて御指定を願つておる。ただ先般参議院におきまして大牟田だけが四級に修正されたような事情を知りまして、先般もあわてて向うの市民の代表が遠方から参りまして、大牟田同様に四級引上げをお願いしたわけであります。委員長初め委員会にも陳情したわけでありますが、詳しいことはこの請願書の中に資料が全部載つておりますので、ここでは私は申し上げる必要はないと思う。そういう事情にありますので、どうか御採択を願いたいと思います。 —————————————
○田中委員長 次に日程第二六八、第二九一、第二九二、第三一三、第三三六、第三四四、第三四八の各請願について、紹介議員松澤兼人君より説明を願います。
○松澤委員 二六八は島根県の安来町の地域給指定に関する請願であります。安来町は商工業の中心であり、また工業も相当に盛んでありまして、また一面観光都市としても有名でありますが、ここにおります公務員約五百名は、そういう関係で物価高のために非常に困難をきわめて、実際上の問題といたしまして、安来町は米子、松江等一の地域給が指定されております地域に囲まれておりまして、この安来町だけが指定されておらないということは、まことに不合理でありまして、当然地域給の指定をしていただかなければならない。そういうことで一級に指定してもらいたいという趣旨の請願であります。 それから二九一は、福井県等の寒冷地手当引上げの請願でありまして、現在では福井県は寒冷地手当の支給を受けているのでありますが、これにつきまして、それぞれ実情に基きまして、現在あるものを三級地に引上げてもらいたい。それからまた二級地に引上げる等の措置を講じて、実情に即するように改正をしてもらいたいという趣旨であります。郡及び町村の名前は一々ここに申し上げませんが、請願にある通りであります。 それから二九二の請願は、家族手当の制度改善に関する請願でありまして、現在の家族手当の制度が実際において必ずしも合理的でないという前提に立ちまして、一つには六十歳未満の者であつても、病気あるいは傷害その他の事情で、働く意思を持つておつても働けないで、子供や妻に養われている人たち、こういう人たちにも扶養家族として取扱いをしてもらうことが適当であるということ、及び父母にかわつて一家の支柱となつて働く人の弟妹もまた同様に扶養家族として認めてもらいたい、こういう趣旨であります。請願の中には、たとえば十七になる娘さんが病死した父親にかわつて工場で働いて、四十五才になる病弱な母親と妹を養つておる。そういう場合に、母親は六十才にならないし、また自分が十七才であるということで、その妹を養つていても家族手当はもらえない。こういう実情や、あるいは昨年の三月まで五十才になる主人と長男が、別々の会社に働いていて、そうして相当裕福にやつていたけれども、その主人が病気になつて働くことができないようになつた現在では、長男は父親が働きに出られないで、うちで療養していても、父親が扶養家族とならないために、今ではその十八才未満の子供の収入だけで、お父さんである病気の主人と、そうしてその弟たちのめんどうを見なければならないという家庭もある。こういう実情にあるので、実情に即して、六十才というような線を引かないで、現在の法律の適用を擴張してもらいたいという請願であります。 ここにあげられてあります事例は、二つとも必ずしも国家公務員というわけではありませんので、はたしてこの問題を人事委員会で取扱うことが妥当であるかどうかという問題は別といたしまして、大いに考えるべき問題ではないか、こう考えるのであります。 それから三一三の請願は、兵庫県城崎郡港村に対して地域給の指定をしてもらいたいという請願であります。 城崎郡港村は、温泉地であります城崎町の隣村でありまして、城崎町で有名な名所といわれております日和山公園などという観光施設はこの港村の中にあり、また海水浴場などもありまして、実際は城崎町と一体をなしている関係にあるので、城崎町が地域給の指定を受けている以上は、それと同一條件にあります港村も新しく指定をしてもらいたいという趣旨の請願であります。 それから三三六の請願は、京都府下の寒冷地手当の適正化に関する請願でありますが、現在一律最低の寒冷地手当の支給を受けているのでありますが、隣接の福井県が二給地であるというような事情から、これを段階的にわけまして、最高五級地から一級地まで、それぞれの事情に即した寒冷地手当の支給をしてもらいたいという請願でございますが、その郡及び町村の名称は請願書にございますので、これを省略いたします。 それから三四四の請願は、兵庫県豊岡市の地域給の引上げに関する請願でございますが、豊岡市は、先ほど申しました城崎町に隣接する市でありまして、明治以後は豊岡県というものが設置せられまして、その豊岡県庁の所在地でもあつたということで、丹波、但馬における有数な商業あるいは工業の中心地であり、また官公衙等もずいぶんたくさんあるのでありまして、そういう官公庁は六十二箇所あるというのであります。現在は一級に指定されておりますが京都府の実情を見ますと、豊岡市よりはずつといなか的な町であります。たとえば網野町であるとか、あるいは峰山町であるとか、あるいは宮津町であるとかいうものが一級の指定を受けており、舞鶴市が三級、福知山市が三級、綾部市が二級ということになつているのであります。参議院の修正におきましては、豊岡市は依然として一級にすえ置かれて網野町が二級、峰山町が二級、宮津町が二級、舞鶴市は四級、福知山市が三級、綾部市が三級というふうに修正になつているのでありますが、これらの京都府における、新しく参議院の修正によつて上げられた箇所に比べて、豊岡市は決してその経済的な事情において劣つておらないというのが請願の趣旨でありまして、少くとも三級には指定していただかないと、その間に不均衡が生ずるということを述べておるのでありまして、この点もひとつよろしくお願いいたします。 それから最後の三四八の請願は、兵庫県神崎郡の地域給に関する請願でありまして、これは大体次の二つの請願の趣旨を持つているのであります。その一つは、今回人事院の勧告によりまして、国会において成立いたしました地域給の改正につきましては、神崎郡の福崎町だけが二級になつたのでありますが、請願者の希望は、福崎町、それから田原村、八千種村以南の地域は、姫路市に近接しており、その経済圏はまつたく姫路市と同一のものであるから、現在姫路市が三級に指定されている関係上、今申しました南部の町村については、せめて二級に指定してもらいたいということであります。第二の請願の趣旨は、神崎郡は山村を除く他の町村が、それぞれ地域給の指定地域となつており一最近そのうちの一つの福崎町が二級に指定されたということは、前に申した通りであります。しかし神崎郡の北部山村でありますが、長谷村、大山村、越知谷村、この三つだけが神崎郡の中においていまだ指定を受けておらない。南の方はそれぞれ指定を受け、そうして山一つ越えた生野町におきましても地域給の指定を受けているのであるから、神崎郡の北部山村、残つております村に対しましても、神崎郡の他の町村同様に一級に指定してもらいたい、こういう二つの請願の趣旨を持つているのでありまして、これもまことに理由があることと考えますので、神崎郡の中における地域給の問題につきましては、請願の趣旨通り御採択の上、善処していただきたいと考える次第であります。
○田中委員長 残余の請願につきましては、紹介議員はお見えになつておりませんが、その趣旨につきましては、諸君も文書表でよく御了解のことと思いますので、紹介説明は省略いたしまして、政府側より各請願についての意見を聴取いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○田中委員長 御異議なしと認めます。それでは政府側より御意見をお述べいただきます。
○瀧本政府委員 ただいま各委員より御請願の御説明があつたのでありますが、人事院といたしましては、先般両院協議会におきましていろいろ御協議になり決定されました線もあることでありますので、その線を十分尊重いたしまして、先般成立させていただきました案の修正案を、さらに作成いたすべく現在努力いたしております。いろいろと人事院取調べておることももちろんございますが、請願の御趣旨を十分尊重いたしまして、われわれの案をつくりたいというように考えております。いずれわれわれはこれを勧告として、国会並びに内閣に近く提出いたすことになる予定でございますから、それが法律案となつて出ましたあかつきにおきましては、十分御検討いただきまして、成立いたしますようにお願い申し上げます。 それから寒冷地手当の件でございますが、この寒冷地手当の支給地の問題につきましては、昨年度におきまして人事院は大体において均衡のとれた案を作成いたしました。これは内閣側だけに勧告いたしまして、そうして政令でその地域を定めるということになつているのであります。さらにその後の研究におきまして、若干地域を追加あるいは格上げをする必要があるというふうに考えまして、目下これまた成案を急いでおります。以上の請願の御趣旨を十分尊重いたしまして、案を作成いたしたいと考えております。 扶養手当の問題については、現在扶養手当の制度が非常に厳格に運営されておりますために、若干問題があるようでございます。しかしながら、この制度そのものを改変いたすということになりますと、これはいろいろ問題もあろうというふうに考えまして、目下この問題について研究を進めております。あるいは場合によりましたら、ある程度解釈によりまして、この運営をいたすというような方法も必要かと思いまして、そういうこともあわせて研究いたしております。
○田中委員長 ただいまの政府側の御意見について御発言ありませんか。
○松澤委員 この際ちよつと人事院にお伺いしたいのでありますが、寒冷地手当については、近く勧告なさるということを承つているのでありますが、北海道における石炭手当に関する勧告も、寒冷地手当と同時に行われるものであるかどうか、あるいはその炭価の計算は現在どの程度であるか、その進行状態についてもし御説明願えるならば、許される範囲内において御説明願いたいと思います。
○瀧本政府委員 石炭手当の勧告と寒冷地手当の勧告は、これは同時に出すことになるだろうというふうに考えております。目下われわれの方といたしましては、北海道の各山の石炭価格、これは市場の小売価格等につきまして、品質、あるいはカロリー、あるいは塊炭、中塊炭あるいは粉炭等につきまして、いろいろ取調べております。また北海道の組合の方々、あるいは官公署の管理側の方々から、いろいろ資料をいただいております。こういう資料は、おおむねあまり食い違いがあるというふうには考えておりません。従いまして、そういう各種の資料に基きまして、北海道で暖房用炭として使用されておりますものが、どういうものであるかということを十分研究いたし、さらにその炭価等につきまして、現在の市場価格を精細に研究いたしまして、その線で勧告をいたすということにいたしたいと思つて、目下これは研究を進めております。 それから寒冷地手当の地域の区分等につきましては、これはすでに御存じのことであろうと思うのでありますが、寒冷地対策協議会というものがございまして、その協議会におきましても、いろいろと真剣な検討をされております。従いまして、われわれといたしましては、事務的に、寒冷地対策協議会でいろいろおつくりにつております案、あるいはお持ちになつております資料等も十分拝見いたし、十分お話を承つて、この勧告案を作成したいということで、これも現在相当進行しておりまして、石炭手当の勧告並びに寒冷地地域区分変更の勧告も、ほどなくできるだろう、もちろんこれは法律に従いまして八月中には、どうしても第一回を支給されることになりますので、それに間に合うようにいたさなければならぬということでございます。また本年の状況から見ますならば、どうしても既定予算だけではこれはうまく行かないのではなかろうかというような点もございます。従いまして、政府側におかれまして、もし必要であれば補正予算も組んでもらわなければならぬというようなこともございますので、いずれにいたしましてもそういうふうに十分間に合うように、作業を取急いでいるような次第でございます。
○松澤委員 それで大体時期はわかりました。石炭の方は、カロリーをどれくらいに計算して、価格どれくらいということは大体おわかりじやないかと思うのですけれども、トン当り六千円とか六千五百円とかいうような大体の見当、それともう一つの問題は、石炭手当に関する税金の問題でありますが、これは何とかして税金だけはずすというようなことはできないでしようか。たとえば官庁において一括買入れそしてこれを職員に配給するというようなことによつて、税抜きにしで、できるだけ一定の金額で、たくさんの石炭が買えるというようなことを考えていただきたいと思うのでありますが、これらの点についてはいかがでございましようか。
○瀧本政府委員 石炭のカロリーの問題でございますが、昨年はわれわれ石炭の炭価を算出いたしまして、それのカロリーがどれくらいになつておるであろうかということを研究いたしてみましたところが、大体六千二百カロリくらいになつておるということでございまして、本年どの程度になりますか、これはやはり市場において暖房用炭として消費されまする一般的なものということになりまするから、昨年と同じにするということ、これは必ずしも前提ではございません。しかしながら昨年は六千二百カロリーであつた、本年におきましても、それほど事情がかわつておるというふうには考えられないと思つておりますが、まだその最終的決定はいたしておりません。それから価格等につきましても、昨年の価格に比べますと、相当の上昇はいたしておることはございます。しかしこれは塊炭なり、あるいは中塊炭なり、あるいは粉炭なり、それをどの程度に使つて行くというようなことで、相当違つて来る問題でありますから、目下そういう基礎的な材料につきまし十分検討いたしておるという段階でございます。 それから石炭手当がやはりこの給與の一部であるという関係がございまするので、石炭手当にだけそういうような特殊の税金の処置がとれるかどうかという点につきましては、多分に疑問があるのでございますけれども、御指摘のように、この石炭手当の問題、税引きの額では買えないではないかという問題がいつも出て参りまして、困難しておる問題であります。そういうことにつきましても、何か手はないものであろうかということでいろいろ検討しております。しかしこの税金の問題は、何も石炭手当のことだけではございません。これは公務員の給與を幾らにきめましようとも、それが絶えず税金の問題と非常に関係がございまして、手取りにおいては必ずしも満足行かないという面もございまするので、これは全般として税金の問題につきましては、われわれとして十分研究もし、しかるべき方面に意見も申し出たいというようなことで、研究いたしておる次第でございます。
○田中委員長 玉置君。
○玉置信一君 先ほど政府の所見として瀧本給與局長よりお話がありましたのですが、私聞き取れません点がありましたので、以下申し上げる点に触れられたかとも思いますが、重ねて給與局長の御所見をお伺いしておきたいと思います。 それは先ほど私から北海道東旭川村の地域給指定に関する請願について要旨を申し上げましたごとく、地理的に見ましても、また経済的に見ましても、その他あらゆる問題を総合してきわめて不合理であり、どうしても東旭川村のごときは、地域給地に指定していただかなければならぬとの信念を私は持つておるのであります。もちろん先ほど来各委員もそれぞれの地域、それぞれの立場において申し上げられておるのであります、こうしたこと、先ほど漠然とお聞きしたうちに、先般の参議院における修正の問題について、両院の協議会が開かれたので、この点を調整し勘案して、勧告もいたしたいというように伺つたので、従つて新たに指定いただくべき点も包含し調整し検討するというようにお話になつたんだろうと思いますが、よく聞き取れませんでした。参議院修正案の調整は調整として、それぞれ指定をし、引上げもしていたでかなければならぬものがありますが、こうした新たな請願に対しても、特に考慮を拂われまして、当委員会が採択される場合においては、国会は国会としてその行き方もありますことはもちろんでありますけれども、幸い近く行われます人事院の勧告の中において、特にこの点を考慮に入れて勧告をされるよう私は希望するのでありますが、先ほどよく聞き取れなかつたので、重ねて御意見を拝聴したいと思います。
○瀧本政府委員 参議院の修正案でございまするが、これは十分各種の事情を調査されましておつくりになつた案であろうというふうには思うのであります。しかしながら、またさらに時間をかけまして調べてみますると、あるいは若干バランスのとれないところがあるのではなかろうかということもあり得るのであろうと思うのであります。従いまして、でき得る限り参議院の案は尊重するということが、両院協議会において御決定になつておるのでございますから、われわれが案を作成いたしまする場合には、そのことには十分努めなければならぬと思うのでありまするけれども、なおかりに落ちがもしあるといたしまするならば、そういう点につきましても十分われわれの方で調査いたしまして、全体のバランスをとるということに努めたいというふうに考えておるわけであります。従いまて、本日いろいろ請願の御説明等を聞かしていただいたのでございまするが、そういう請願の御趣旨等も十分尊重いたしまして、われわれの案をつくるようにいたしたいと思います。
○田中委員長 藤枝泉介君。
○藤枝委員 先ほどの松澤委員のお尋ねに関連いたしまして寒冷地手当の支給区域の問題の方針をちよつと伺いたいのでありますが、従来割合いに広い、たとえば一県あるいは数郡というようなものを同じような寒冷地手当をつけておつたのでありますが、昨年相当科学的な資料に基いて、級を幾つかにわけて指定をされまして、相当合理的になつたと思うのであります。しかし先ほども局長からお話がありましたように、寒冷地対策協議会その他の資料によりますと、同じ郡あるいは同じ県でもわけた方がいいじやないかというような資料も出ておるのでありますが、そういう点をどうお取扱いになるか。具体的に申しますと、ある村あるいはある町が隣の村とは非常に違つて、積雪量、あるいは日照時間、風速、温度等から比べますと、隣村であつても、たとえば一方は五級地に指定されてもいいようなものがあり、しかもその隣村は二級地くらいにしか該当しないというような地点が、方々にあるようでございますが、そういう点をどうお取扱いになるか、すなわち広い意味で、郡あるいは県というようなことをあまりかえたくないというような気持か、あるいはそういう合理的な具体的な資料があれば、むしろある町ある村については、ほかから飛び離れても隣村が二級地あるいは一級地に該当するようなところでも、その村だけは五級地あるいは四級地にするという御方針であるか、その点をひとつお伺いいたしたいと思います。
○瀧本政府委員 昨年寒冷地の地域区分の大体の地ならしをいたしたわけであります。そのときには、御指摘のように相当広範囲に、県あるいは郡を一つの単位というふうにいたして出したこともございます。しかしながらその後の研究によりまして、ただいま御指摘のように、ある特定の地域につきましては、むしろわけてやつた方がよろしいというようなところも、われわれ研究いたしました結果出て参つておるのでありまして、そういう点につきましては、県を一色に塗る、あるいは郡を一色に塗るというようなことは、必ずしも固執するということはしなくてもいいのじやなかろうか、実情に即してその出ておりまする資料等を十分見まして、それに即応したようなとりきめ方をいたしたいという考えでおります。
○田中委員長 ほかに御発言はございませんか——御発言ないと認めます。 ただいまより各請願についての可否の決定を行います。本日の請願日程中、第一、第三、第五、第六、第八ないし第一三、第一五ないし第三三、第三五、第三六、第三八、第四〇、第四二ないし第五九、第六丁ないし第七七第七九、第八一ないし第一四四、第一四六ないし第二〇八、第二一〇ないし二九一、第二九三ないし第三四八の各請願の趣旨は、いずれも適切妥当なものと認められますので、政府においてはできる限りこれら請願の趣旨達成に努力すべきであるという意味合いにおきまして、これらをいずれも議院の会議に付して採択の上、内閣に参考送付するを適当と認める旨議決し、また日程第二、第四、第七、第一四、第三四、第三七、第三九、第四一、第六〇及び第七八の各請願の趣旨は、すでに達成されているものでありますから、これらはいずれも議決を要しないものと決定いたしたいと存じますが、これに御異議はありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○田中委員長 御異議なしと認めます。よつてさように決定いたしました。 なお残余の請願、すなわち日程第八 ○、第一四五、第二〇九及び第二九二の各請願につきましては、なお若干検討を要するものと認められますので、本日は可否の決定は延期いたしたいと存じます。 —————————————
○田中委員長 次に陳情書の審査に入ります。今国会におきまして本委員会に送付となりました陳情書は、本日の陳情書日程にあります通り全部で三十九件であります。この際これら各陳情書を一括して議題といたします。 お諮りいたします。これらの各陳情書の趣旨は、諸君も文書表によつてよく御了承のことと存じ、いずれも適切妥当なものと認められますので、これらはいずれも当委員会において了承いたすものと決したいと思います。これに御異議はありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○田中委員長 御異議なしと「認めます。よつてさように決定いたしました。 —————————————
○田中委員長 御異議なしと「認めます。よつてさように決定いたしました。
○田中委員長 次に閉会中審査に関する件についてお諮りいたします。委員会において閉会中審査を行う場合には、議院の会議において付託された事件についてのみ、これを行うことになつております。当委員会におきましては公務員の給與その他に関しまして、閉会中もなお審査を行いたいと思いますので、議長に対しましてこの旨申し出、審査案件を付託するよう要求いたしたいと思いますが、これに御異議はありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○田中委員長 御異議なしと認めます。よつてさように決定いたしました。 なお申出の手続については委員長に御一任願つておきます。 なお閉会中審査を行うこととなりました場合には、必要によりましては各地に委員を派遣し、実地に実情を調査しなければならないことも予想されますので、この際これらの場合における手続等は、すべて委員長に御一任願つておきたいと思いますが、これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○田中委員長 御異議なしと認めます。よつてさように決定いたしました。なお請願に関する報告書については委員長に御一任を願います。 次会は公告をもつて御通知することとし、本日はこれにて散会いたします。 午後一時四分散会